JPH0865198A - 時分割送受信装置 - Google Patents
時分割送受信装置Info
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- JPH0865198A JPH0865198A JP6199161A JP19916194A JPH0865198A JP H0865198 A JPH0865198 A JP H0865198A JP 6199161 A JP6199161 A JP 6199161A JP 19916194 A JP19916194 A JP 19916194A JP H0865198 A JPH0865198 A JP H0865198A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 時分割多重通信の送信/受信の非同時特性を
考慮し、送信と受信の回路を共通化して回路の小型化、
低価格化および低消費電力化を実現する時分割送受信装
置を提供する。 【構成】 時分割送受信装置が用いられ、受信信号レベ
ルと送信信号電力の差が比較的小さいディジタルコード
レス電話機であって、送信機能としての送話部、A/D
変換部、符号化部および圧縮部と、送信および受信機能
を共通に備える送受信部と、受信機能としての伸長部、
復号化部、D/A変換部および受話部とから構成され、
送受信部5は、FETなどによる1個の素子で送信側と
受信側の送受信増幅器10が共用され、この送受信増幅
器10の送信時と受信時における切り換えはCPUなど
からの論理出力信号を用い、送受信の時分割多重通信の
切り換えタイミングに同期する送受信切り換えスイッチ
11により行われる。
考慮し、送信と受信の回路を共通化して回路の小型化、
低価格化および低消費電力化を実現する時分割送受信装
置を提供する。 【構成】 時分割送受信装置が用いられ、受信信号レベ
ルと送信信号電力の差が比較的小さいディジタルコード
レス電話機であって、送信機能としての送話部、A/D
変換部、符号化部および圧縮部と、送信および受信機能
を共通に備える送受信部と、受信機能としての伸長部、
復号化部、D/A変換部および受話部とから構成され、
送受信部5は、FETなどによる1個の素子で送信側と
受信側の送受信増幅器10が共用され、この送受信増幅
器10の送信時と受信時における切り換えはCPUなど
からの論理出力信号を用い、送受信の時分割多重通信の
切り換えタイミングに同期する送受信切り換えスイッチ
11により行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割通信技術に関
し、特にディジタルコードレス電話機、ディジタル自動
車電話機などのディジタル移動体通信機に用い、送信/
受信の非同時特性を考慮した回路の小型化、低価格化お
よび低消費電力化が実現できる時分割送受信装置に適用
して有効な技術に関する。
し、特にディジタルコードレス電話機、ディジタル自動
車電話機などのディジタル移動体通信機に用い、送信/
受信の非同時特性を考慮した回路の小型化、低価格化お
よび低消費電力化が実現できる時分割送受信装置に適用
して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、無線または有線による通信技術
においては、予め約束された符号に変換して伝送路中を
伝送させるディジタル通信が、中継数の多い長距離の伝
送にも雑音の妨害が少なく、品質の良い安定な通信を行
うことができることからアナログ通信に比べて良好に用
いられている。
においては、予め約束された符号に変換して伝送路中を
伝送させるディジタル通信が、中継数の多い長距離の伝
送にも雑音の妨害が少なく、品質の良い安定な通信を行
うことができることからアナログ通信に比べて良好に用
いられている。
【0003】たとえば、通信装置は図6に示すように、
送信側から送信する場合には、音声などのアナログ波形
を符号化部によりディジタル符号に変換し、変調部を介
して伝送路に送り出し、受信側において受信する場合に
は、それを復調部を介して受信した後に復号化部により
再びアナログ波形に変換することにより、送信側と受信
側の相互間における送受信が可能となっている。
送信側から送信する場合には、音声などのアナログ波形
を符号化部によりディジタル符号に変換し、変調部を介
して伝送路に送り出し、受信側において受信する場合に
は、それを復調部を介して受信した後に復号化部により
再びアナログ波形に変換することにより、送信側と受信
側の相互間における送受信が可能となっている。
【0004】さらに、これらの通信装置においては、多
重通信を可能とするために時分割多重通信方式などが用
いられ、この時分割多重通信方式は周期的に繰り返す複
数の時間領域に分割され、それぞれの領域に送信および
受信のチャネルが割り当てられて、送信と受信が多重化
されたタイムスロット上で交互に行われている。
重通信を可能とするために時分割多重通信方式などが用
いられ、この時分割多重通信方式は周期的に繰り返す複
数の時間領域に分割され、それぞれの領域に送信および
受信のチャネルが割り当てられて、送信と受信が多重化
されたタイムスロット上で交互に行われている。
【0005】なお、このような通信装置に関する技術と
しては、たとえば平成5年7月10日、株式会社オーム
社発行の「電子工学ポケットブック−第3版−」P10
−1〜P10−83などの文献に記載されている。
しては、たとえば平成5年7月10日、株式会社オーム
社発行の「電子工学ポケットブック−第3版−」P10
−1〜P10−83などの文献に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な時分割多重通信技術においては、送信側の送信回路と
受信側の受信回路が交互に動作すればよく、従って分割
多重通信の機器においては送信回路と受信回路がそれぞ
れ独立に存在しており、回路上、ある瞬間においては半
分が無駄になっている。
な時分割多重通信技術においては、送信側の送信回路と
受信側の受信回路が交互に動作すればよく、従って分割
多重通信の機器においては送信回路と受信回路がそれぞ
れ独立に存在しており、回路上、ある瞬間においては半
分が無駄になっている。
【0007】すなわち、時分割多重通信において、送信
と受信の回路がそれぞれ独立に存在していることによ
り、まず回路の小型化が困難になってきており、このた
めに装置の低価格化にも支障をきたし、さらに送信回路
および受信回路の電力消費にも無駄が多く、従って装置
が電池駆動による場合などは動作時間の延長が困難にな
っている。
と受信の回路がそれぞれ独立に存在していることによ
り、まず回路の小型化が困難になってきており、このた
めに装置の低価格化にも支障をきたし、さらに送信回路
および受信回路の電力消費にも無駄が多く、従って装置
が電池駆動による場合などは動作時間の延長が困難にな
っている。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記のような問
題点を解決し、時分割多重通信の送信/受信の非同時特
性を考慮し、送信と受信の回路を共通化して回路の小型
化、低価格化および低消費電力化を実現することができ
る時分割送受信装置を提供することにある。
題点を解決し、時分割多重通信の送信/受信の非同時特
性を考慮し、送信と受信の回路を共通化して回路の小型
化、低価格化および低消費電力化を実現することができ
る時分割送受信装置を提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】すなわち、本発明の時分割送受信装置は、
時分割された複数の時間領域のそれぞれに送信および受
信のチャネルを割り当てる時分割送受信方式による通信
装置に適用されるものであり、この時分割多重通信の送
信/受信の非同時特性を考慮し、この送信側の送信部と
受信側の受信部とを共通化するものである。
時分割された複数の時間領域のそれぞれに送信および受
信のチャネルを割り当てる時分割送受信方式による通信
装置に適用されるものであり、この時分割多重通信の送
信/受信の非同時特性を考慮し、この送信側の送信部と
受信側の受信部とを共通化するものである。
【0012】この送信部と受信部とを共通化する場合
に、送信部の送信増幅段と受信部の受信増幅段とを共通
の素子または集積回路で構成したり、また送信増幅段お
よび受信増幅段のうち、少なくとも一方は複数の増幅器
が連結されて構成される場合には、送信増幅段の最終段
の増幅器と受信増幅段の最初段の増幅器とを共通の素子
または集積回路で構成するようにしたものである。
に、送信部の送信増幅段と受信部の受信増幅段とを共通
の素子または集積回路で構成したり、また送信増幅段お
よび受信増幅段のうち、少なくとも一方は複数の増幅器
が連結されて構成される場合には、送信増幅段の最終段
の増幅器と受信増幅段の最初段の増幅器とを共通の素子
または集積回路で構成するようにしたものである。
【0013】さらに、送信側の送信部と受信側の受信部
とを共通化する場合に、送信側の送信部の駆動電源と、
受信側の受信部の駆動電源とを共通にするようにしたも
のである。
とを共通化する場合に、送信側の送信部の駆動電源と、
受信側の受信部の駆動電源とを共通にするようにしたも
のである。
【0014】特に、この送受信部が共通化された時分割
送受信装置を、ディジタル信号で送受信するディジタル
通信に用いたり、さらにはディジタル移動体通信機に用
いるようにしたものである。
送受信装置を、ディジタル信号で送受信するディジタル
通信に用いたり、さらにはディジタル移動体通信機に用
いるようにしたものである。
【0015】
【作用】前記した時分割送受信装置によれば、送信側の
送信部と受信側の受信部、たとえば送信部の送信増幅段
と受信部の受信増幅段とが共通の素子または集積回路で
構成されることにより、従来のように送信部と受信部の
回路がそれぞれ独立に存在している場合に比べて、送受
信部の回路を小型にし、かつ送信と受信の切り換え制御
を簡単にし、さらには送受信装置を小型にすることがで
きる。
送信部と受信側の受信部、たとえば送信部の送信増幅段
と受信部の受信増幅段とが共通の素子または集積回路で
構成されることにより、従来のように送信部と受信部の
回路がそれぞれ独立に存在している場合に比べて、送受
信部の回路を小型にし、かつ送信と受信の切り換え制御
を簡単にし、さらには送受信装置を小型にすることがで
きる。
【0016】また、この回路の小型化に伴い、部品点数
を減らして部品コストを低減させ、送受信装置の価格を
低下させることができる。
を減らして部品コストを低減させ、送受信装置の価格を
低下させることができる。
【0017】さらに、送信側の送信部および受信側の受
信部の共通化に伴い、電力の無駄をなくして送受信装置
の消費電力を低減させることができる。
信部の共通化に伴い、電力の無駄をなくして送受信装置
の消費電力を低減させることができる。
【0018】また、送信増幅段および受信増幅段のう
ち、少なくとも一方は複数の増幅器が連結される場合に
も、送信増幅段の最終段の増幅器と受信増幅段の最初段
の増幅器とを共通の素子または集積回路で構成すること
により、前記と同様に回路規模、部品価格、消費電力を
低減させることができる。
ち、少なくとも一方は複数の増幅器が連結される場合に
も、送信増幅段の最終段の増幅器と受信増幅段の最初段
の増幅器とを共通の素子または集積回路で構成すること
により、前記と同様に回路規模、部品価格、消費電力を
低減させることができる。
【0019】さらに、送信側の送信部の駆動電源と、受
信側の受信部の駆動電源とを共通にする場合には、送信
時と受信時で駆動電源を切り換えて供給することによっ
て消費電力の低減を可能とすることができる。
信側の受信部の駆動電源とを共通にする場合には、送信
時と受信時で駆動電源を切り換えて供給することによっ
て消費電力の低減を可能とすることができる。
【0020】これにより、送信側および受信側の送受信
部の回路規模、部品価格、消費電力を低減し、かつ送受
信制御を容易にして、時分割送受信装置の小型化、低価
格化、低消費電力化を図ることができ、特にディジタル
通信、さらにディジタルコードレス電話機、ディジタル
自動車電話機などのディジタル移動体通信機に良好に適
用することができる。
部の回路規模、部品価格、消費電力を低減し、かつ送受
信制御を容易にして、時分割送受信装置の小型化、低価
格化、低消費電力化を図ることができ、特にディジタル
通信、さらにディジタルコードレス電話機、ディジタル
自動車電話機などのディジタル移動体通信機に良好に適
用することができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0022】なお、以下の例において変調および復調に
ついての説明は省略してある。
ついての説明は省略してある。
【0023】(実施例1)図1は本発明の一実施例であ
る時分割送受信装置を用いたディジタル移動体通信機を
示す機能ブロック図、図2は本実施例のディジタル移動
体通信機の送受信部を示す構成図、図3は各部における
信号波形の一例を示す波形図である。
る時分割送受信装置を用いたディジタル移動体通信機を
示す機能ブロック図、図2は本実施例のディジタル移動
体通信機の送受信部を示す構成図、図3は各部における
信号波形の一例を示す波形図である。
【0024】まず、図1により本実施例のディジタル移
動体通信機の構成を説明する。
動体通信機の構成を説明する。
【0025】本実施例のディジタル移動体通信機は、た
とえば周期的に繰り返す複数の時間領域に分割し、それ
ぞれの領域に送信および受信のチャネルを割り当てる時
分割送受信装置が用いられ、受信信号レベルと送信信号
電力の差が比較的小さいディジタルコードレス電話機と
され、送信機能としての送話部1、A/D変換部2、符
号化部3および圧縮部4と、送信および受信機能を共通
に備える送受信部5と、受信機能としての伸長部6、復
号化部7、D/A変換部8および受話部9とから構成さ
れている。
とえば周期的に繰り返す複数の時間領域に分割し、それ
ぞれの領域に送信および受信のチャネルを割り当てる時
分割送受信装置が用いられ、受信信号レベルと送信信号
電力の差が比較的小さいディジタルコードレス電話機と
され、送信機能としての送話部1、A/D変換部2、符
号化部3および圧縮部4と、送信および受信機能を共通
に備える送受信部5と、受信機能としての伸長部6、復
号化部7、D/A変換部8および受話部9とから構成さ
れている。
【0026】送話部1は、音声を入力する部分であり、
たとえばマイクロホンなどを備え、このマイクロホンを
通じて送信者が発した音声が入力され、この音声はアナ
ログ信号としてA/D変換部2に送られる。
たとえばマイクロホンなどを備え、このマイクロホンを
通じて送信者が発した音声が入力され、この音声はアナ
ログ信号としてA/D変換部2に送られる。
【0027】A/D変換部2は、アナログ信号をディジ
タル信号に変換する部分であり、送話部1から送られて
きた音声のアナログ信号がA/D変換部2によりディジ
タル信号に変換され、この変換されたディジタル信号は
符号化部3に送られる。
タル信号に変換する部分であり、送話部1から送られて
きた音声のアナログ信号がA/D変換部2によりディジ
タル信号に変換され、この変換されたディジタル信号は
符号化部3に送られる。
【0028】符号化部3は、信号を符号化する部分であ
り、A/D変換部2から送られてきたディジタル信号が
符号化部3により音声の特徴を残して符号化され、この
符号化信号は圧縮部4に送られる。
り、A/D変換部2から送られてきたディジタル信号が
符号化部3により音声の特徴を残して符号化され、この
符号化信号は圧縮部4に送られる。
【0029】圧縮部4は、信号を圧縮する部分であり、
符号化部から送られてきた符号化信号が圧縮部により、
たとえば送受信のための時間を考慮して単位時間当りの
半分の時間に間引きして圧縮され、この圧縮信号は送受
信部5に送られる。
符号化部から送られてきた符号化信号が圧縮部により、
たとえば送受信のための時間を考慮して単位時間当りの
半分の時間に間引きして圧縮され、この圧縮信号は送受
信部5に送られる。
【0030】送受信部5は、信号を送信するとともに、
送信されてきた信号を受信する部分であり、たとえば送
受信用のアンテナなどを備え、送信側においては、圧縮
部4から送られてきた圧縮信号は送受信部5によりアン
テナを通じて受信側の送受信部5に送信される。一方、
受信側においては、送信側の送受信部5から送信されて
きた信号がアンテナを通じて送受信部5により受信さ
れ、この受信されたディジタル信号は伸長部6に送られ
る。
送信されてきた信号を受信する部分であり、たとえば送
受信用のアンテナなどを備え、送信側においては、圧縮
部4から送られてきた圧縮信号は送受信部5によりアン
テナを通じて受信側の送受信部5に送信される。一方、
受信側においては、送信側の送受信部5から送信されて
きた信号がアンテナを通じて送受信部5により受信さ
れ、この受信されたディジタル信号は伸長部6に送られ
る。
【0031】また、この送受信部5は、送信側の送信増
幅段と受信側の受信増幅段とが共通の素子から構成され
ている。たとえば、図2に示すように、FETなどによ
る1個の素子で送信側と受信側の送受信増幅器10が共
用され、この送受信増幅器10の送信時と受信時におけ
る切り換えは図示しないCPUなどからの論理出力信号
を用い、送受信の時分割多重通信の切り換えタイミング
に同期する送受信切り換えスイッチ11により行われ
る。
幅段と受信側の受信増幅段とが共通の素子から構成され
ている。たとえば、図2に示すように、FETなどによ
る1個の素子で送信側と受信側の送受信増幅器10が共
用され、この送受信増幅器10の送信時と受信時におけ
る切り換えは図示しないCPUなどからの論理出力信号
を用い、送受信の時分割多重通信の切り換えタイミング
に同期する送受信切り換えスイッチ11により行われ
る。
【0032】たとえば、送信時には、送信信号線12か
らの信号が一方の送受信切り換えスイッチ11、送受信
増幅器10、他方の送受信切り換えスイッチ11を通じ
てアンテナに接続される伝送信号線13に送られ、一方
受信時には、伝送信号線13からの信号が一方の送受信
切り換えスイッチ11、送受信増幅器10、他方の送受
信切り換えスイッチ11を通じて受信信号線14に送ら
れる。
らの信号が一方の送受信切り換えスイッチ11、送受信
増幅器10、他方の送受信切り換えスイッチ11を通じ
てアンテナに接続される伝送信号線13に送られ、一方
受信時には、伝送信号線13からの信号が一方の送受信
切り換えスイッチ11、送受信増幅器10、他方の送受
信切り換えスイッチ11を通じて受信信号線14に送ら
れる。
【0033】伸長部6は、圧縮された信号を伸長する部
分であり、送受信部5から送られてきた信号が伸長部6
により、たとえば送受信のための時間を考慮して圧縮さ
れた信号が単位時間当りに伸長され、この伸長信号は復
号化部7に送られる。
分であり、送受信部5から送られてきた信号が伸長部6
により、たとえば送受信のための時間を考慮して圧縮さ
れた信号が単位時間当りに伸長され、この伸長信号は復
号化部7に送られる。
【0034】復号化部7は、信号を復号化する部分であ
り、伸長部6から送られてきた伸長信号が復号化部7に
より元の音声に復元させるために復号化され、この復号
化信号はD/A変換部8に送られる。
り、伸長部6から送られてきた伸長信号が復号化部7に
より元の音声に復元させるために復号化され、この復号
化信号はD/A変換部8に送られる。
【0035】D/A変換部8は、ディジタル信号をアナ
ログ信号に変換する部分であり、復号化部7から送られ
てきたディジタル信号がD/A変換部8によりアナログ
信号に変換され、この変換されたアナログ信号は受話部
9に送られる。
ログ信号に変換する部分であり、復号化部7から送られ
てきたディジタル信号がD/A変換部8によりアナログ
信号に変換され、この変換されたアナログ信号は受話部
9に送られる。
【0036】受話部9は、音声として出力する部分であ
り、たとえばスピーカなどを備え、D/A変換部8から
送られてきたアナログ信号がこのスピーカを通じて音声
として受信者に対して出力される。
り、たとえばスピーカなどを備え、D/A変換部8から
送られてきたアナログ信号がこのスピーカを通じて音声
として受信者に対して出力される。
【0037】以上のように構成されるディジタルコード
レス電話機は、受信信号レベルと送信信号電力の差が比
較的小さいので、構成される要素部分、特に送受信部5
は低雑音で線形性の優れたFET素子などを用いて構成
され、ガリウムヒ素などによる整合回路が内蔵されるM
M(Monolithic Microwave)ICとして形成されるよう
になっている。
レス電話機は、受信信号レベルと送信信号電力の差が比
較的小さいので、構成される要素部分、特に送受信部5
は低雑音で線形性の優れたFET素子などを用いて構成
され、ガリウムヒ素などによる整合回路が内蔵されるM
M(Monolithic Microwave)ICとして形成されるよう
になっている。
【0038】次に、本実施例の作用について、実際に送
信側から受信側に送信する場合を図3の各部波形図に基
づいて説明する。
信側から受信側に送信する場合を図3の各部波形図に基
づいて説明する。
【0039】まず、送信側において、送信者は送話部1
のマイクロホンを通じて音声を入力し、この音声をアナ
ログ信号aとしてA/D変換部2に送る。そして、A/
D変換部2では、音声のアナログ信号aをディジタル信
号bに変換して符号化部3に送る。
のマイクロホンを通じて音声を入力し、この音声をアナ
ログ信号aとしてA/D変換部2に送る。そして、A/
D変換部2では、音声のアナログ信号aをディジタル信
号bに変換して符号化部3に送る。
【0040】さらに、符号化部3において、A/D変換
部2から送られてきたディジタル信号bを音声の特徴を
残して符号化し、この符号化信号cを圧縮部4に送る。
そして、圧縮部4では、符号化部3から送られてきた符
号化信号cを単位時間当りの半分の時間に間引きして圧
縮し、この圧縮信号dを送受信部5に送る。
部2から送られてきたディジタル信号bを音声の特徴を
残して符号化し、この符号化信号cを圧縮部4に送る。
そして、圧縮部4では、符号化部3から送られてきた符
号化信号cを単位時間当りの半分の時間に間引きして圧
縮し、この圧縮信号dを送受信部5に送る。
【0041】その後、送信側の送受信部5においては、
圧縮部4から送られてきた圧縮信号dをアンテナを通じ
て受信側に送信する。この場合に、送受信切り換えスイ
ッチ11は、時分割多重通信の切り換えタイミングに同
期して送信側、すなわち図2において実線側に切り換え
られている。
圧縮部4から送られてきた圧縮信号dをアンテナを通じ
て受信側に送信する。この場合に、送受信切り換えスイ
ッチ11は、時分割多重通信の切り換えタイミングに同
期して送信側、すなわち図2において実線側に切り換え
られている。
【0042】これによって、送信側の送受信部5におい
て、送信信号線12からの信号が一方の送受信切り換え
スイッチ11、送受信増幅器10、他方の送受信切り換
えスイッチ11を通じてアンテナに接続される伝送信号
線13に送られ、これで送信側からの送信動作は終了す
ることになる。
て、送信信号線12からの信号が一方の送受信切り換え
スイッチ11、送受信増幅器10、他方の送受信切り換
えスイッチ11を通じてアンテナに接続される伝送信号
線13に送られ、これで送信側からの送信動作は終了す
ることになる。
【0043】一方、受信側においては、送受信部5のア
ンテナを通じて送信側から送信されてきた信号を受信す
る。この場合に、送信動作と同様に、送受信切り換えス
イッチ11は、時分割多重通信の切り換えタイミングに
同期して、図2において点線側に切り換えられている。
ンテナを通じて送信側から送信されてきた信号を受信す
る。この場合に、送信動作と同様に、送受信切り換えス
イッチ11は、時分割多重通信の切り換えタイミングに
同期して、図2において点線側に切り換えられている。
【0044】これにより、受信側の送受信部5におい
て、アンテナに接続される伝送信号線13からの信号が
一方の送受信切り換えスイッチ11、送受信増幅器1
0、他方の送受信切り換えスイッチ11を通じて受信信
号線14に送られ、この送受信部5で受信された圧縮信
号eを伸長部6に送る。
て、アンテナに接続される伝送信号線13からの信号が
一方の送受信切り換えスイッチ11、送受信増幅器1
0、他方の送受信切り換えスイッチ11を通じて受信信
号線14に送られ、この送受信部5で受信された圧縮信
号eを伸長部6に送る。
【0045】さらに、伸長部6において、送受信部5か
ら送られてきた圧縮信号eを単位時間当りに伸長して復
号化部7に送る。そして、復号化部7では、伸長部6か
ら送られてきた伸長信号fを元の音声に復元させるため
に復号化し、この復号化信号gをD/A変換部8に送
る。
ら送られてきた圧縮信号eを単位時間当りに伸長して復
号化部7に送る。そして、復号化部7では、伸長部6か
ら送られてきた伸長信号fを元の音声に復元させるため
に復号化し、この復号化信号gをD/A変換部8に送
る。
【0046】その後、D/A変換部8においては、復号
化部7から送られてきたディジタル信号gを元の音声に
復元させるためにアナログ信号hに変換して受話部9に
送る。そして、受話部9では、スピーカを通じてD/A
変換部8から送られてきたアナログ信号hを音声として
受信者に対して出力する。これで、受信側の受信動作は
終了する。
化部7から送られてきたディジタル信号gを元の音声に
復元させるためにアナログ信号hに変換して受話部9に
送る。そして、受話部9では、スピーカを通じてD/A
変換部8から送られてきたアナログ信号hを音声として
受信者に対して出力する。これで、受信側の受信動作は
終了する。
【0047】これにより、送信側から送信した信号を受
信側で受信する場合に、時分割多重通信の切り換えタイ
ミングに同期する送受信切り換えスイッチ11を切り換
えることによって送受信部5の送受信増幅器10を共用
することができる。
信側で受信する場合に、時分割多重通信の切り換えタイ
ミングに同期する送受信切り換えスイッチ11を切り換
えることによって送受信部5の送受信増幅器10を共用
することができる。
【0048】従って、本実施例のディジタル移動体通信
機であるディジタルコードレス電話機によれば、送信側
と受信側との送受信部5の送受信増幅器10が共通の素
子により共用されることにより、送受信部5の回路を小
型にし、送信と受信の切り換え制御をタイミング信号の
1本で可能とし、さらにこの回路の小型化に伴って部品
点数を減らして部品コストを低減させることができる。
機であるディジタルコードレス電話機によれば、送信側
と受信側との送受信部5の送受信増幅器10が共通の素
子により共用されることにより、送受信部5の回路を小
型にし、送信と受信の切り換え制御をタイミング信号の
1本で可能とし、さらにこの回路の小型化に伴って部品
点数を減らして部品コストを低減させることができる。
【0049】また、送信側と受信側とで送受信部5が共
用されることにより、送信時または受信時における回路
上の無駄がなくなるので、消費電力を低減させることが
でき、特にディジタルコードレス電話機のような電池駆
動による場合などの動作時間の延長が可能となる。これ
は、単位時間当りでは、従来の送信、受信回路の独立の
場合の約1/2の消費電力を達成することができる。
用されることにより、送信時または受信時における回路
上の無駄がなくなるので、消費電力を低減させることが
でき、特にディジタルコードレス電話機のような電池駆
動による場合などの動作時間の延長が可能となる。これ
は、単位時間当りでは、従来の送信、受信回路の独立の
場合の約1/2の消費電力を達成することができる。
【0050】さらに、送受信部5などを低雑音で線形性
の優れたFET素子などを用いて構成することにより、
雑音による妨害が少なくなり、品質の良い安定な通信を
行うことができる。
の優れたFET素子などを用いて構成することにより、
雑音による妨害が少なくなり、品質の良い安定な通信を
行うことができる。
【0051】(実施例2)図4は本発明の他の実施例で
ある時分割送受信装置を用いたディジタル移動体通信機
の送受信部を示す構成図である。
ある時分割送受信装置を用いたディジタル移動体通信機
の送受信部を示す構成図である。
【0052】本実施例のディジタル移動体通信機は、実
施例1と同様に周期的に繰り返す複数の時間領域に分割
し、それぞれの領域に送信および受信のチャネルを割り
当てる時分割送受信装置が用いられ、実施例1との相違
点は、受信信号レベルと送信信号電力の差が大きいディ
ジタル自動車電話機に適用される点である。
施例1と同様に周期的に繰り返す複数の時間領域に分割
し、それぞれの領域に送信および受信のチャネルを割り
当てる時分割送受信装置が用いられ、実施例1との相違
点は、受信信号レベルと送信信号電力の差が大きいディ
ジタル自動車電話機に適用される点である。
【0053】すなわち、本実施例のディジタル自動車電
話機については、受信信号レベルと送信信号電力の差が
大きいために、送信増幅段および受信増幅段が複数の増
幅器が連結されて構成され、送信増幅段の最終段の増幅
器と、受信増幅段の最初段の増幅器とが共通の素子によ
り構成されている。
話機については、受信信号レベルと送信信号電力の差が
大きいために、送信増幅段および受信増幅段が複数の増
幅器が連結されて構成され、送信増幅段の最終段の増幅
器と、受信増幅段の最初段の増幅器とが共通の素子によ
り構成されている。
【0054】たとえば、送受信部5aは図4に示すよう
に、送信側の最終段と受信側の最初段の送受信増幅器1
0が、たとえばFETなどによる1個の素子で共用さ
れ、この送受信増幅器10の送信時と受信時における切
り換えは、実施例1と同様にCPUなどからの論理出力
信号を用い、送受信の時分割多重通信の切り換えタイミ
ングに同期する送受信切り換えスイッチ11により行わ
れる。
に、送信側の最終段と受信側の最初段の送受信増幅器1
0が、たとえばFETなどによる1個の素子で共用さ
れ、この送受信増幅器10の送信時と受信時における切
り換えは、実施例1と同様にCPUなどからの論理出力
信号を用い、送受信の時分割多重通信の切り換えタイミ
ングに同期する送受信切り換えスイッチ11により行わ
れる。
【0055】これにより、送信時には、送信信号線12
からの信号を送信増幅器15、一方の送受信切り換えス
イッチ11、送受信増幅器10、他方の送受信切り換え
スイッチ11を通じてアンテナに接続される伝送信号線
13に送り、一方受信時には、伝送信号線13からの信
号を一方の送受信切り換えスイッチ11、送受信増幅器
10、他方の送受信切り換えスイッチ11、受信増幅器
16を通じて受信信号線14に送ることができる。
からの信号を送信増幅器15、一方の送受信切り換えス
イッチ11、送受信増幅器10、他方の送受信切り換え
スイッチ11を通じてアンテナに接続される伝送信号線
13に送り、一方受信時には、伝送信号線13からの信
号を一方の送受信切り換えスイッチ11、送受信増幅器
10、他方の送受信切り換えスイッチ11、受信増幅器
16を通じて受信信号線14に送ることができる。
【0056】従って、本実施例のディジタル移動体通信
機であるディジタル自動車電話機によれば、送信側の最
終段と受信側の最初段の送受信増幅器10が共通の素子
により共用されることにより、特に受信信号レベルと送
信信号電力の差が大きく、受信時の感度を確保するため
の増幅機能を持つディジタル自動車電話機などの場合
に、送受信増幅器の総段数を約1/2にすることができ
る上に、実施例1と同様に送受信部5aにおける回路の
小型化、部品点数の減少による部品コストの低減、さら
に消費電力を低減させることができる。
機であるディジタル自動車電話機によれば、送信側の最
終段と受信側の最初段の送受信増幅器10が共通の素子
により共用されることにより、特に受信信号レベルと送
信信号電力の差が大きく、受信時の感度を確保するため
の増幅機能を持つディジタル自動車電話機などの場合
に、送受信増幅器の総段数を約1/2にすることができ
る上に、実施例1と同様に送受信部5aにおける回路の
小型化、部品点数の減少による部品コストの低減、さら
に消費電力を低減させることができる。
【0057】(実施例3)図5は本発明のさらに他の実
施例である時分割送受信装置を用いたディジタル移動体
通信機の送受信部を示す構成図である。
施例である時分割送受信装置を用いたディジタル移動体
通信機の送受信部を示す構成図である。
【0058】本実施例のディジタル移動体通信機は、実
施例1および2と同様に周期的に繰り返す複数の時間領
域に分割し、それぞれの領域に送信および受信のチャネ
ルを割り当てる時分割送受信装置が用いられ、実施例1
および2との相違点は、送信側の送信部と受信側の受信
部とで駆動電源が共通とされる点である。
施例1および2と同様に周期的に繰り返す複数の時間領
域に分割し、それぞれの領域に送信および受信のチャネ
ルを割り当てる時分割送受信装置が用いられ、実施例1
および2との相違点は、送信側の送信部と受信側の受信
部とで駆動電源が共通とされる点である。
【0059】すなわち、本実施例のディジタル移動体通
信機については、特に消費電力の低減を主目的とするも
のであり、送受信部5bは図5に示すように、送信時に
駆動させる送信増幅器15を動作させるための電源と、
受信時に駆動させる受信増幅器16を動作させるための
電源とが共通とされ、この切り換えは実施例1および2
と同様にCPUなどからの論理出力信号を用い、送受信
の時分割多重通信の切り換えタイミングに同期する送受
信切り換えスイッチ11により行われる。
信機については、特に消費電力の低減を主目的とするも
のであり、送受信部5bは図5に示すように、送信時に
駆動させる送信増幅器15を動作させるための電源と、
受信時に駆動させる受信増幅器16を動作させるための
電源とが共通とされ、この切り換えは実施例1および2
と同様にCPUなどからの論理出力信号を用い、送受信
の時分割多重通信の切り換えタイミングに同期する送受
信切り換えスイッチ11により行われる。
【0060】これにより、送信時には、一方の送受信切
り換えスイッチ11を送信側に切り換え、送信信号線1
2からの信号を送信増幅器15、他方の送受信切り換え
スイッチ11を通じてアンテナに接続される伝送信号線
13に送り、一方受信時には、一方の送受信切り換えス
イッチ11を受信側に切り換え、伝送信号線13からの
信号を他方の送受信切り換えスイッチ11、受信増幅器
16を通じて受信信号線14に送ることができる。
り換えスイッチ11を送信側に切り換え、送信信号線1
2からの信号を送信増幅器15、他方の送受信切り換え
スイッチ11を通じてアンテナに接続される伝送信号線
13に送り、一方受信時には、一方の送受信切り換えス
イッチ11を受信側に切り換え、伝送信号線13からの
信号を他方の送受信切り換えスイッチ11、受信増幅器
16を通じて受信信号線14に送ることができる。
【0061】従って、本実施例のディジタル移動体通信
機によれば、送信時に駆動させる送信増幅器15の電源
と、受信時に駆動させる受信増幅器16の電源とが共用
されることにより、特に駆動電源の切り換えによって消
費電力を低減させることができる。
機によれば、送信時に駆動させる送信増幅器15の電源
と、受信時に駆動させる受信増幅器16の電源とが共用
されることにより、特に駆動電源の切り換えによって消
費電力を低減させることができる。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例1〜3に基づき具体的に説明したが、本発明は前記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
施例1〜3に基づき具体的に説明したが、本発明は前記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0063】たとえば、前記実施例1および2について
は、送信側と受信側の送受信増幅器10がFETなどに
よる1個の素子で共用されて構成される場合について説
明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、共通の素子のみではなく、共通の集積回路で構成す
る場合などについても広く適用可能である。
は、送信側と受信側の送受信増幅器10がFETなどに
よる1個の素子で共用されて構成される場合について説
明したが、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、共通の素子のみではなく、共通の集積回路で構成す
る場合などについても広く適用可能である。
【0064】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその利用分野であるディジタル移動体
通信機に用いられる時分割送受信装置に適用した場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、マ
イクロセル携帯電話機などの他のディジタル移動体通信
機や、無線通信装置のみならず、有線電話機、ファクシ
ミリ装置などの有線通信装置などへの適用、さらにアナ
ログ通信装置などの通信装置全般についても広く適用可
能である。
てなされた発明をその利用分野であるディジタル移動体
通信機に用いられる時分割送受信装置に適用した場合に
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、マ
イクロセル携帯電話機などの他のディジタル移動体通信
機や、無線通信装置のみならず、有線電話機、ファクシ
ミリ装置などの有線通信装置などへの適用、さらにアナ
ログ通信装置などの通信装置全般についても広く適用可
能である。
【0065】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0066】(1).送信側の送信部と受信側の受信部とを
共通化する場合に、送信側の送信部の送信増幅段と、受
信側の受信部の受信増幅段とを共通の素子または集積回
路で構成することにより、送受信部の回路を簡単かつ小
型にすることができ、送受信装置の小型化が可能とな
る。
共通化する場合に、送信側の送信部の送信増幅段と、受
信側の受信部の受信増幅段とを共通の素子または集積回
路で構成することにより、送受信部の回路を簡単かつ小
型にすることができ、送受信装置の小型化が可能とな
る。
【0067】(2).前記(1) により、送受信部の回路を簡
単かつ小型にすることができるので、部品点数を減らし
て部品コストを低減し、送受信装置の低価格化が可能と
なる。
単かつ小型にすることができるので、部品点数を減らし
て部品コストを低減し、送受信装置の低価格化が可能と
なる。
【0068】(3).前記(1) により、送信側の送信部と受
信側の受信部を共通化することができるので、電力の無
駄をなくして送受信装置の低消費電力化が可能となる。
信側の受信部を共通化することができるので、電力の無
駄をなくして送受信装置の低消費電力化が可能となる。
【0069】(4).前記(1) により、送信側の送信部と受
信側の受信部を共通化することができるので、送信と受
信の切り換え制御をタイミング信号の1本で可能にし、
送受信制御の容易性が可能となる。
信側の受信部を共通化することができるので、送信と受
信の切り換え制御をタイミング信号の1本で可能にし、
送受信制御の容易性が可能となる。
【0070】(5).送信増幅段および受信増幅段が、複数
の増幅器が連結されて構成される場合に、送信増幅段の
最終段の増幅器と、受信増幅段の最初段の増幅器とを共
通の素子または集積回路で構成することにより、受信時
の感度を確保するための増幅機能を持つ場合でも、送受
信増幅段の共通化による段数低減が可能になるととも
に、前記(1) 〜(4) と同様に回路規模、部品価格および
消費電力の低減と送受信制御の容易性が可能となる。
の増幅器が連結されて構成される場合に、送信増幅段の
最終段の増幅器と、受信増幅段の最初段の増幅器とを共
通の素子または集積回路で構成することにより、受信時
の感度を確保するための増幅機能を持つ場合でも、送受
信増幅段の共通化による段数低減が可能になるととも
に、前記(1) 〜(4) と同様に回路規模、部品価格および
消費電力の低減と送受信制御の容易性が可能となる。
【0071】(6).送信側の送信部の駆動電源と、受信側
の受信部の駆動電源とを共通にすることにより、送信時
と受信時で駆動電源を切り換えて供給することができる
ので、さらに消費電力の低減が可能となる。
の受信部の駆動電源とを共通にすることにより、送信時
と受信時で駆動電源を切り換えて供給することができる
ので、さらに消費電力の低減が可能となる。
【0072】(7).前記(1) 〜(6) により、送信側および
受信側の送受信部の回路規模、部品価格、消費電力を低
減し、かつ送受信制御を容易にして、時分割送受信装置
の小型化、低価格化、低消費電力化、制御容易性を図る
ことができ、特にディジタル通信、さらにディジタルコ
ードレス電話機、ディジタル自動車電話機などのディジ
タル移動体通信機に良好に適用することができる。
受信側の送受信部の回路規模、部品価格、消費電力を低
減し、かつ送受信制御を容易にして、時分割送受信装置
の小型化、低価格化、低消費電力化、制御容易性を図る
ことができ、特にディジタル通信、さらにディジタルコ
ードレス電話機、ディジタル自動車電話機などのディジ
タル移動体通信機に良好に適用することができる。
【図1】本発明の実施例1である時分割送受信装置を用
いたディジタル移動体通信機を示す機能ブロック図であ
る。
いたディジタル移動体通信機を示す機能ブロック図であ
る。
【図2】実施例1のディジタル移動体通信機の送受信部
を示す構成図である。
を示す構成図である。
【図3】実施例1において、各部における信号波形の一
例を示す波形図である。
例を示す波形図である。
【図4】本発明の実施例2である時分割送受信装置を用
いたディジタル移動体通信機の送受信部を示す構成図で
ある。
いたディジタル移動体通信機の送受信部を示す構成図で
ある。
【図5】本発明の実施例3である時分割送受信装置を用
いたディジタル移動体通信機の送受信部を示す構成図で
ある。
いたディジタル移動体通信機の送受信部を示す構成図で
ある。
【図6】従来技術の一例である時分割送受信装置を用い
たディジタル通信の概略を示す機能ブロック図である。
たディジタル通信の概略を示す機能ブロック図である。
1 送話部 2 A/D変換部 3 符号化部 4 圧縮部 5,5a,5b 送受信部 6 伸長部 7 復号化部 8 D/A変換部 9 受話部 10 送受信増幅器 11 送受信切り換えスイッチ 12 送信信号線 13 伝送信号線 14 受信信号線 15 送信増幅器 16 受信増幅器
Claims (6)
- 【請求項1】 周期的に繰り返す複数の時間領域に分割
し、それぞれの領域に送信および受信のチャネルを割り
当てる時分割送受信装置であって、前記送信側の送信部
と前記受信側の受信部とを共通化することを特徴とする
時分割送受信装置。 - 【請求項2】 前記送信側の送信部と前記受信側の受信
部とを共通化する場合に、前記送信側の送信部の送信増
幅段と、前記受信側の受信部の受信増幅段とを共通の素
子または集積回路で構成することを特徴とする請求項1
記載の時分割送受信装置。 - 【請求項3】 前記送信増幅段および前記受信増幅段の
うちの少なくとも一方が、複数の増幅器が連結されて構
成される場合に、前記送信増幅段の最終段の増幅器と、
前記受信増幅段の最初段の増幅器とを共通の素子または
集積回路で構成することを特徴とする請求項2記載の時
分割送受信装置。 - 【請求項4】 前記送信側の送信部と前記受信側の受信
部とを共通化する場合に、前記送信側の送信部の駆動電
源と、前記受信側の受信部の駆動電源とを共通にするこ
とを特徴とする請求項1記載の時分割送受信装置。 - 【請求項5】 前記時分割送受信装置を、前記送信側と
前記受信側との間をディジタル信号で送受信するディジ
タル通信に用いることを特徴とする請求項1、2、3ま
たは4記載の時分割送受信装置。 - 【請求項6】 前記時分割送受信装置を、ディジタル移
動体通信機に用いることを特徴とする請求項5記載の時
分割送受信装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6199161A JPH0865198A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 時分割送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6199161A JPH0865198A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 時分割送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0865198A true JPH0865198A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16403180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6199161A Pending JPH0865198A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 時分割送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0865198A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228110B2 (en) | 2002-10-04 | 2007-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Low cost high frequency device having compact mounting area, high frequency amplification method, wireless communication device and mobile telephone including low cost and high frequency circuit having compact mounting area |
KR101045185B1 (ko) * | 2008-12-31 | 2011-06-28 | 엘에스산전 주식회사 | 전력선 통신회로 |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP6199161A patent/JPH0865198A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7228110B2 (en) | 2002-10-04 | 2007-06-05 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Low cost high frequency device having compact mounting area, high frequency amplification method, wireless communication device and mobile telephone including low cost and high frequency circuit having compact mounting area |
KR101045185B1 (ko) * | 2008-12-31 | 2011-06-28 | 엘에스산전 주식회사 | 전력선 통신회로 |
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