JP3027820B2 - 無線機 - Google Patents

無線機

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JP3027820B2
JP3027820B2 JP6048007A JP4800794A JP3027820B2 JP 3027820 B2 JP3027820 B2 JP 3027820B2 JP 6048007 A JP6048007 A JP 6048007A JP 4800794 A JP4800794 A JP 4800794A JP 3027820 B2 JP3027820 B2 JP 3027820B2
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和男 鈴鹿
光男 白石
壯 大衡
富士雄 角
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送受同一の周波数を使
用して同時送受話を行う無線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、無線によって同時送受話を実現す
るには2周波が必要であるが、周波数の有効利用を図る
には1周波によって実現可能なものであれば、その方が
望ましいことは言うまでもない。
【0003】利用分野によっては音質は必ずしも重要で
ない場合があり、このような場合は従来、次のような手
法によって1周波で同時送受話を行っていた。
【0004】発呼側の装置は同期信号発生部から送信と
受信の切換えタイミングを通話相手に知らせる同期信号
を発生し、着呼側の装置は受信信号の中から同期信号検
出部によってその同期信号を検出する。
【0005】そして、着呼側の装置は自ら発生するタイ
ミングもしくは受信した同期信号に同期して送信と受信
を切り換える送受切換部を持つことにより通話相手と同
期をとって受信と送信を交互に行う。即ち発呼側では、
送信音声を一定の時間間隔でA/D変換して記憶し、記
憶したデータを半分の時間間隔で読み出し、このデータ
をD/A変換して、送信期間中に変調部へ供給すること
により半分の時間に圧縮した音声を送信する。着呼側で
は、半分に時間圧縮された受信音声を一定の時間間隔で
A/D変換して記憶し、記憶したデータを2倍の時間間
隔で読み出しD/A変換してもとの長さの音声に伸長す
ることにより、送受同一の周波数を使用した同時送受話
を行えるようにする。
【0006】具体的には図5に示すような装置が用いら
れていた。この装置は、プレストーク方式の無線機と一
周波同時送受話方式の無線機とを組合せた無線機で本出
願人が出願済(特願平4−269132号)のものであ
る。図5において、1はマイクロフォンなど送信音声の
入力部、2は送信音声をデジタルデータに変換するA/
D変換部、3はデジタルデータを記憶する記憶装置、4
は記憶装置3から読み出したデジタルデータをアナログ
信号に変換するD/A変換部である。7は圧縮/伸長制
御部で、A/D変換部2から記憶装置3に記憶されたデ
ジタルデータをD/A変換部4に読み出す際に、データ
を例えば1/2に圧縮して読出す。
【0007】5は受信音声をデジタルデータに変換する
A/D変換部、6は記憶装置3から読み出したデジタル
データをアナログ信号に変換するD/A変換部である。
なお、このとき圧縮/伸長制御部7は、A/D変換部5
から記憶装置3へ書込まれた圧縮データを、D/A変換
器6に読出すとき、データを例えば2倍に伸長して読出
す。これによって、もとの音声に再生される。
【0008】8は受信信号の中からあらかじめ定めた同
期信号を検出する同期信号検出部、9は無線機の動作を
送信期間と受信期間に切り換える送・受切換部、10は
送受切換に同期した同期信号を発生し、変調部に出力す
る同期信号発生部、11は送信信号の変調部、12は受
信信号の復調部、13は送・受信部、14はスピーカな
ど受信音声の出力部である。
【0009】15は本無線機をプレストーク方式の無線
機として動作させる場合に送信と受信に切り換えるプレ
ススイッチ、16は一周波同時送受話方式の無線機とし
て動作する場合に、自ら発生する同期信号に同期して同
時送受話を開始するための発呼スイッチ、17はプレス
トーク方式の無線機として動作する場合には入力を通常
の送信音声とし、一周波同時送受話方式の無線機として
動作する場合には時間圧縮した送信音声とする切り換え
を行うスイッチ、18はスピーカー14への入力を通常
の受信音声とするか時間伸長したものとするかのいずれ
かに切り換えるスイッチである。19はマイクロコンピ
ュータ等で構成する制御部であって、スイッチ15又は
スイッチ16の切換えによって、プレストーク方式か、
一周波同時送受話方式かを制御するためのものであり、
スイッチ17および18、圧縮/伸長制御部7、送・受
切換部9、送・受信部13等を制御する。29は検出し
た同期信号に同期した同時送受話を開始するための着呼
スイッチである。同期信号を検出した状態で、着呼スイ
ッチ29が押されていない時は、連続受信状態となり、
圧縮された受信音声を伸長して出力するが、圧縮音声の
送信は行われない。着呼スイッチ29が押されると、同
時送受話を開始する。
【0010】次に本装置の動作を説明する。同期信号を
検出しておらず発呼スイッチ16も着呼スイッチ29も
押されていない状態での動作は、通常の単信の無線機、
すなわち、プレストーク方式の無線機と同様である。制
御部19がスイッチ18をa側に制御することによっ
て、復調部12の出力が直接スピーカ14から出力され
る。プレススイッチ15を押すと制御部19は送・受信
部13を送信状態にする。同時に制御部19がスイッチ
17をa側に制御し、マイク1からの送信音声が直接変
調部11に入力され、送・受信部13から送出される。
【0011】図6は同期信号を検出した場合の動作を示
すものである(以後、この動作を着呼モードと呼ぶ)。
図6において、23は復調部12の出力、24は同期検
出部8からの同期検出信号、25は送受切換部9からの
送受切換え信号、26はD/A変換部6の出力、27は
マイクロフォン1からの音声入力、28はD/A変換部
4の出力である。また、30は着呼スイッチ29の状態
を示すものであり、押されている間がLレベルになって
いる。プレストーク方式以外では、制御部19はスイッ
チ18をb側に制御するので、送信側から送られてくる
A1、A2、A3の記号を付した復調出力23(これは
送信側から半分の時間に圧縮されて送られてくる)は、
A/D変換部5、記憶装置3、D/A変換部6、圧縮/
伸長制御部7によりもとの長さに伸長されスピーカ14
から出力される。また、着呼スイッチ29が押されるま
では、送受切換信号25のレベルはLであり、受信状態
である。
【0012】着呼スイッチ29が押されると、制御部1
9は送・受切換部9を制御して検出した同期信号に同期
した送受切換信号25を出力し、送・受信部13を送信
と受信に交互に切り換える。図6(d)においてHレベ
ルの間が送信期間で、Lレベルの間が受信期間である。
【0013】また、制御部19はスイッチ17をb側に
制御し、音声信号(図6(f))がA/D変換部2、記
憶装置3、D/A変換部4、圧縮/伸長制御部7を経由
することにより半分の時間に圧縮した送信音声(B1、
B2、B3)(図6(g)に示す)を変調部11に入力
し、送信期間中に送信器13から送信される。但し、音
声B1は、着呼スイッチ29が押されていないと、送信
されない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術では、
3局以上の無線局間で通信を行う一周波同時送受話方式
の無線通信システムにおいて、2局間で一周波同時送受
話方式で通信を行っている内容を当該無線通信システム
内の第三局で聞いた場合、聞こえるのは、同期信号を発
生している無線機からの音声(A1、A2、A3)のみ
であり、同期信号を検出している無線機からの音声は聞
こえない。このため無線通信システム内の第三局では、
同一システム内の通話内容が十分に把握できないという
問題がある。
【0015】本発明の第1の目的は、3局以上の無線局
間で通信を行う一周波同時送受話方式の無線通信システ
ムにおいて、2局間で一周波同時送受話方式で通信を行
っている内容を当該無線通信システム内の第三局で、部
分的ではなく全て受信再生す ることができる無線機を提
し、もって通信効率を高め、ユーザの利便性を飛躍的
に向上させることにある。本発明の第2の目的は、上記
無線通信システムにおいて、一周波同時送受話方式で通
信する無線機と、この通信内容を全て受信再生可能な
線機とを切換えることのできる無線機を提供することで
ある。本発明の第3の目的は、上記無線通信システムに
おいて、一周波同時送受話方式で通話している無線機の
いずれか一方のみを選択して受信再生可能な無線機を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するため、本発明の無線機は、同時送受話を行うか、
全て受信再生するかを切り換える制御部をもち、全て受
信再生するときには、受信された2種類の無線機の音声
信号のうち、第1の無線機からの受信圧縮信号を1つの
D/A変換部から伸長して出力し、第2の無線機からの
受信圧縮信号を他のD/A変換部から伸長して出力し、
これらの両信号を加算して出力するようにしたものであ
る。
【0017】
【作用】その結果、前記制御部により全て受信再生する
動作モードを選択すると、同時送受話を行っている発呼
側の無線機から送られてくる信号と、同じ同期信号を検
出して同時送受話を行っている着呼側の送信している信
号の両方を通信システム内の第三局の無線機で全て受信
再生することができる。
【0018】
【実施例】以下この発明の実施例を図1を用いて説明す
る。なお、図1の装置(無線機)を説明する前に、図1
の装置の機能について、図7を用いて説明する。図7は
発呼側の装置Aと着呼側の装置Bが、一周波同時送受話
を行っている場合に、通信システム内の第三局である装
置Cが装置Aと装置B間の会話を全て受信再生する場合
を示している。図1に示す装置は、図7に示す装置Cに
相当するものである。なお、装置Cのもつ機能と同じ機
能を装置A、Bを持つことができることはいうまでもな
い。
【0019】さて、図1において、先に説明した図5と
同じものについては、同じ符号を付してあるので、ここ
では、説明を省略する。40は装置の制御部であって、
図5に示す制御部19の機能、すなわちプレストーク方
式の送受話受信機および一周波同時送受話受信機のいず
れかでこの装置を動作させるかを制御する機能を持つこ
とは勿論のこと、本発明の全て受信再生する機能をも持
たせる制御も行うものである。41はD/A変換器であ
って、A/D変換器5から記憶装置3に記憶されたデジ
タルデータを圧縮/伸長制御部7を介して伸長し、もと
の音声信号に変換する。42は加算器であって、D/A
変換器6からの音声信号とD/A変換器41からの音声
信号とを加算するものである。
【0020】次に図1に示す装置、即ち図7で示す装置
Cが装置AおよびBの会話を全て受信再生する場合の動
作を図2に示す信号波形図を基に説明する。なお、この
ときプレススイッチ15、発呼スイッチ16および着呼
スイッチ29は、押されていない状態であり、送・受切
換部9からの送受切換信号25(図2(C)で示す)は
Lレベルとなり、送・受信部13受信モードになって
いる。
【0021】さて、図7において、装置AおよびBが一
周波同時送受話を行っているとすると、装置Cすなわ
ち、図1の装置の送・受信部13にはアンテナを介して
装置AおよびBの圧縮された信号が入力され、この信号
は復調部12で復調され、図2(a)で示される復調信
号23が得られる。ここで、A1、A2・・・A4は、
装置Aからの例えば1/2圧縮信号、B1、B2、・・
・B4は装置Bからの例えば1/2圧縮信号、S1、S
2、・・・S4は同期信号を示す。この復調信号23が
同期検出部8に印加されると、同期検出部8で図2
(b)に示す同期信号24が検出され、制御部40に入
力される。なお、同期信号24の検出は、誤動作防止の
ため、例えば2回以上検出された場合に制御部40が働
くようにすることもできる。同期信号24が制御部40
に入力されると、制御部40はスイッチ18をb側に制
御すると共に、圧縮/伸長制御部7を次のように制御す
るよう動作する。なお、制御部40および圧縮/伸長制
御部7は、例えばマイクロコンピュータのような周知の
もので実現できることはいうまでもない。
【0022】まず、制御部40の制御により、復調信号
23(図2(a)で示す)が、A/D変換部5、圧縮/
伸長制御部7を介して記憶装置3に記憶される。次に、
この記憶された復調信号23は、制御部40の作用によ
り記憶装置3から読出されると共に一定の割合、例えば
ほぼ2倍に伸長され、装置Aからの信号は、D/A変換
器6に印加され、図2(d)に示す信号、例えば音声出
力(心電図等の医療情報でもよい)として加算器42に
印加される。一方、装置Bからの信号はD/A変換器4
1に印加され、図2(e)に示す信号出力として加算器
42に印加される。その結果、加算器42の出力は、ス
ピーカ14から出力され、装置Aおよび装置Bの信号
音、例えば音声を聞くことが可能になる。なお、このと
き、装置Cは送信を行わないので、スイッチ17は開放
に制御されている。
【0023】同期信号24の検出が断になると、制御部
40はスイッチ18をa側に制御し、復調部12の出力
が直接スピーカ14から出力される。同時に制御部40
はスイッチ17もa側に制御し、マイク1からの送信音
声が直接変調部11に入力される。送信と受信の切換え
は、プレススイッチ15によって行われる。これにより
単信モードに戻る。
【0024】次に、同期信号24を検出中で、スイッチ
29が押されている時の動作を図3において説明する。
この場合の動作は、従来技術における着呼モードと同様
である。すなわち、制御部40の制御のもとに、送・受
切換部9は図3(C)に示す送受切換信号25を送出
し、送・受信部13を制御する。ここで、Hレベルは送
信期間、Lレベルは受信期間を示す。23は復調部12
の出力、24は同期検出信号、26はD/A変換部6の
出力、27はマイク1からの信号、例えば音声入力、2
8はD/A変換部4の出力である。
【0025】制御部40が送・受切換部9の動作をオン
にすると、送・受切換部9は検出した同期信号に同期し
て送受切換信号25を出力し、送・受信部13を交互に
送信と受信に切り換える。この動作中、圧縮/伸長制御
部7は、制御部40からの動作切換により、以下の動作
を行う。なお、この場合の動作は、装置Aと装置Cが一
周波同時送受話をする場合を示している。
【0026】(1)受信期間中にA/D変換部5に入力
する圧縮された受信音声(図3における記号23のA
1、A2、・・・A5)を伸長してD/A変換部6から
出力(図3における記号26)し、これによりスピーカ
14から装置Aの信号、例えば音声が聞かれる。 (2)マイク1からA/D変換部2に入力する送信信
号、例えば音声(図3における記号27)を圧縮して送
信期間中にD/A変換部4から出力する(図3における
記号28)。制御部40はスイッチ17をb側に制御
し、D/A変換部4の出力は変調部11に出力され、送
受信部13から、圧縮信号が送出される。
【0027】これにより通話相手からの同期信号24に
同期した同時送受話動作を行う。通話相手からの同期信
号24の検出が断すると、制御部40は送受切換部9の
動作をオフし、以後送信と受信の切り換えは、プレスス
イッチ15にしたがうようにする。また、制御部40は
スイッチ18をa側に制御し、復調部12の出力が直接
スピーカ14から出力される。制御部40はスイッチ1
7もa側に制御し、マイク1からの送信信号、例えば音
声が直接変調部11に入力される。これにより単信モー
ドに戻る。
【0028】図4は、本発明の他の実施例を示すもので
ある。図1においては、装置AおよびBからの圧縮信号
を記憶装置3に記憶した後、上記記憶装置3からの圧縮
信号を圧縮/伸長制御部7で伸長して読出す際に、装置
Aからの信号はD/A変換器6に、装置Bからの信号は
D/A変換器41にそれぞれ分配してアナログ信号に変
換している。したがって、この場合、高価なD/A変換
器を余分に設ける必要があり、また、装置の小型化にも
問題がある。図4に示す実施例では、これを改善したも
のである。即ち、装置Cが装置AおよびBの音声を全て
受信再生する場合は、装置Cは送信動作をする必要がな
いので、図1に示す実施例においては、送信音声のD/
A変換器4は使用されていない。このため、全て受信再
生するモードでは、このD/A変換器4を利用するよう
にしたものである。すなわち、図4においてD/A変換
器4とスイッチ17との間にスイッチ44を設けると共
に、制御部40は以下の動作をするように改良したもの
である。
【0029】図4において、全て受信再生するモードに
おいては、スイッチ44はb側に制御されている。送・
信切換部9からの送受切換信号25は図2(c)に示す
ようにLレベルにあり、したがって、送・受信部13に
受信され、復調部12から出力される出力信号は、図2
(a)に示す信号となる。この信号23はA/D変換部
5、圧縮/伸長制御部7を介して記憶装置3に記憶され
る。この記憶された信号は、圧縮/伸長制御部7の働き
によって、伸長して読出されるが、この読出しのとき、
制御部40の制御により、装置Aからの信号はD/A変
換器6に印加され、ここで、もとの信号、例えば音声信
号、すなわち、図2(d)に示す信号に変換され、加算
器42に印加される。一方、装置Bからの信号はD/A
変換器4に印加され、ここでもとの信号、例えば音声信
号、即ち、図2(e)に示す信号と類似の信号(図示せ
ず)に変換され、スイッチ44を介して加算器42に印
加される。従って、加算器42の出力として、装置Aお
よび装置Bの両方の信号が、スピーカ14から出力され
る。これによって、高価なD/A変換器を少なくし、か
つ図1と同様の機能を持つ装置を実施できる。なお、図
4において、説明しなかった他の機能は、図1の実施例
と同様である。
【0030】図8は図4の実施例において、スイッチ4
0と加算器42との間にスイッチ45および、全て受信
再生する動作モード中にスイッチ45をオンするかオフ
するかの指定をするスイッチ44を追加したものであ
る。
【0031】全て受信再生する動作モード中にスイッチ
44が押された場合、制御部40はスイッチ45をオン
にする。これにより図4の実施例と同様にD/A変換部
4の出力とD/A変換部6の出力が加算部42により加
算され、スピーカ14から信号が出力される。
【0032】連続受信中にスイッチ44が押されていな
い場合、制御部40はスイッチ45をオフにする。これ
によりD/A変換部4の出力は加算器42に入力されな
い。従って、D/A変換器6の出力のみが、スピーカ1
4から出力される。
【0033】このように構成することによって、装置C
では、全て受信再生する動作モード中にスイッチ44を
オン/オフすることにより、同期信号を発生している無
線機(装置A)からの音声と、その同期信号に同期して
同時送受話を行っている装置Bからの音声の両方、もし
くは同期信号を発生している無線機からの信号だけを選
択して聞くことができる。装置Bからの音声だけを選択
して聞くこともできるのは言うまでもない。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、同一の通話範囲内で3
台以上の無線機が使用されている場合に、同期信号を発
生している無線機(発呼局)からの送信音声の他に、そ
の同期信号に同期して同時送受話を行っている無線機
(着呼)が送信している音声も全て受信再生して聞く
ことができる。また、無線機は、通常の一周波同時送受
話無線機として使用するか、全て受信再生できる無線機
として使用するかを選択できるので、任意に何れかの機
能を選べるという効果がある。また、同期信号を発生し
ている無線機からの送信音声およびそれを受信している
無線機からの送信音声のいずれか一方だけを聞くことも
でき、このため実用性の高い一周波同時送受話無線機が
実現できるという効果を有する。また、本発明の無線機
において、全て受信再生する時は送信動作は必要ないの
で、送信音声用のD/A変換器を、受信している無線機
(装置B)からの送信音声の変換に使用することによ
り、高価なD/A変換器を少なくでき、コストを押さえ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】図1で通信を全て受信再生するときの動作を説
明するタイムチャートである。
【図3】図1で着呼モードのときの動作を説明するタイ
ムチャートである。
【図4】本発明の他の実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】従来技術の全体構成を示すブロック図である。
【図6】図5のの動作を説明するタイムチャートであ
る。
【図7】本発明の理解を容易にするための説明図であ
る。
【図8】本発明の更に他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】 1 入力部 2 A/D変換部 3 記憶装置 4 D/A変換部 5 A/D変換部 6 D/A変換部 7 圧縮/伸長制御部 8 同期信号検出部 9 送・受切換部 10 同期信号発生部 11 変調部 12 復調部 13 送・受信部 14 出力部 15 プレススイッチ 16 発呼スイッチ 17、18 スイッチ 29 着呼スイッチ 40 制御部 41 D/A変換器 42 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 光男 東京都小平市御幸町32番地 日立電子株 式会社小金井工場内 (72)発明者 大衡 壯 宮城県仙台市青葉区中山七丁目2番1号 東北電力株式会社応用技術研究所内 (72)発明者 角 富士雄 東京都大田区東雪谷1−35−9 富士テ ック株式会社内 (72)発明者 鈴木 憲一 東京都大田区東雪谷1−35−9 富士テ ック株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/38 - 1/58 H04B 1/62 - 1/68 H04L 5/14 - 5/18

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3局以上の無線機間で通信を行う無線通
    信システム内に設けられ、一定の送信期間と受信期間と
    を交互に有し、送信期間には送信信号を一定の割合で時
    間圧縮して送信し、受信期間には他の第1の無線機から
    一定の割合で圧縮された信号を受信し、その圧縮された
    受信信号をもとの信号に再現する無線機において、 上記送信期間に他の第2の無線機からの圧縮信号を受信
    する手段と、 上記受信した圧縮信号をもとの信号に再現する手段と、 上記第1無線機から受信しもとの信号に再現した信号お
    よび上記第2の無線機から受信しもとの信号に再現した
    信号を加算する手段と、 上記加算する手段で加算された信号を出力する手段とを
    有することを特徴とする無線機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の無線機において、 更に制御部を有し、上記制御部は、上記送信期間に、上
    記送信信号を送出するか、あるいは、上記他の第2の無
    線機からの圧縮信号を受信するかのいずれかを選択し得
    る手段を有することを特徴とする無線機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の無線機において、 上記制御部は更に、上記送信期間に信号をそのまま変調
    部を介して送出し、上記受信期間には、上記第1の無線
    機からの信号をそのまま復調部を介して出力する手段を
    有することを特徴とする無線機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の無線機にお
    いて、 上記信号を一定の割合で時間圧縮をして送信する手段
    は、2倍以上の時間圧縮をして送信することを特徴とす
    る無線機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の無線機において、 上記第1および第2の無線機からの信号のうち、いずれ
    か一方の信号のみを選択し得る手段を有することを特徴
    とする無線機。
  6. 【請求項6】 3局以上の無線機間で通信を行う無線通
    信システム内に設け られ、送信と受信の切り換えタイミ
    ングを通話相手に知らせる同期信号を発生する同期信号
    発生部と、受信信号の中から相手側の同期信号を検出す
    る同期信号検出部と、自ら発生するタイミング信号もし
    くは受信した同期信号に同期して送信と受信を切り換え
    る送受切換部と、送信信号を一定の時間間隔で第1のA
    /D変換器を介して記憶し、記憶したデータをほぼ半分
    の時間間隔で読みだし第1のD/A変換器を介して出力
    する圧縮手段と、この圧縮された信号を変調部で変調し
    て送信期間に送信するとともに、他の第1の無線機から
    ほぼ半分に時間圧縮された受信信号を受信して復調する
    手段と、上記時間圧縮された受信信号を一定の時間間隔
    で第2のA/D変換器を介して記憶し、記憶したデータ
    をほぼ2倍の時間間隔で読みだし第2のD/A変換器を
    介してもとの長さに伸長する第1の伸長手段とを有し、
    送受同一の周波数を使用した同時送受話を行なう無線機
    において、 上記送信期間に、他の第2の無線機からほぼ半分に時間
    圧縮された信号を受信して復調する手段と、 上記同期信号の検出中に、上記第1の無線機からの受信
    した同期信号に同期して同時送受話を行なうか、上記送
    信期間中に上記第2の無線機の信号を受信するかを選択
    する制御部と、 上記時間圧縮された第2の無線機からの受信信号を一定
    の時間間隔で第2のA/D変換器を介して記憶し、記憶
    したデータをほぼ2倍の時間間隔で読みだし第3のD/
    A変換器を介してもとの長さに伸長する第2の伸長手段
    と、 上記第2のD/A変換器から出力されるもとの長さに伸
    長された第1の無線機からの信号と上記第3のD/A変
    換器から出力されるもとの長さに伸長された第2の無線
    機からの信号とを加算する加算器とを有し、 上記制御部で上記送信期間に第2の無線機からの信号を
    受信するように選択された場合、上記第1および第2の
    無線機からの圧縮された信号を上記第1および第2の伸
    長手段で伸長し、そのもとの長さに伸長された両信号を
    上記加算器で加算し、この加算器に接続された信号出力
    端子から出力することを特徴とする無線機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の無線機において、上記第
    1のD/A変換器に上記第3のD/A変換器の機能を持
    たせるとともに、上記第1のD/A変換器の出力を上記
    変調部に加えるか、上記加算器に加えるかを制御する制
    御手段を有し、上記第2の無線機からの信号は上記第2
    のA/D変換器を介して記憶し、記憶したデータをほぼ
    2倍の時間間隔で読み出し、上記第1のD/A変換器を
    介して上記加算器に印加されるようにしたことを特徴と
    する無線機。
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