JPH0864509A - レジスト分解方法及び分解装置 - Google Patents

レジスト分解方法及び分解装置

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JPH0864509A
JPH0864509A JP21522494A JP21522494A JPH0864509A JP H0864509 A JPH0864509 A JP H0864509A JP 21522494 A JP21522494 A JP 21522494A JP 21522494 A JP21522494 A JP 21522494A JP H0864509 A JPH0864509 A JP H0864509A
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ashing
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thin film
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Yoshinori Tomita
佳紀 富田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2201/00Electrodes common to discharge tubes
    • H01J2201/30Cold cathodes
    • H01J2201/316Cold cathodes having an electric field parallel to the surface thereof, e.g. thin film cathodes
    • H01J2201/3165Surface conduction emission type cathodes

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  • Cold Cathode And The Manufacture (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜パターン形成工程において、ドライエッ
チングでマスクとして用いたレジストを、パターニング
した薄膜に影響を及ぼすことなくUV/O3 アッシング
により除去する。 【構成】 紫外線を吸収して蛍光を発するマーカーを、
予めレジストに混合するか、もしくはレジストの形成に
先だって薄膜上に該マーカー層を形成し、マーカーから
の蛍光強度を観察しながらUV/O3 アッシングを行な
い、レジストに混合した場合には蛍光の消失をもって、
マーカー層を形成した場合にはレジストの分解に伴う蛍
光強度の急激な増加と減少をもってアッシングの終点と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体プロセス、電子
放出素子等の製造に伴う薄膜パターン形成工程において
用いられるレジストの除去方法、及び該方法に用いられ
る装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体プロセスにおいて薄膜パタ
ーンを形成する方法の一つとして、レジストマスクを用
いて所望の領域を覆い(マスキング)、不要な領域をエ
ッチング等で除去した後、上記レジストを剥離する手段
が、工程数が少ないことから広く用いられている。この
レジスト剥離手段としては、溶剤によるウェット法と、
UV/O3 により分解(アッシング)するドライ法とに
分けられ、レジストや基板上の素材の種類により選択さ
れる。例えば、ゴム系レジストなど硬化後は溶剤に溶解
しにくいものやドライエッチ後のレジストなどの場合に
はドライ法を用いる場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】レジスト剥離手段で
は、最終的にはレジストが除去された後の基板表面が該
レジスト剥離手段により影響されないことが要求され
る。上記したドライ法については、従来の半導体プロセ
スでは、過剰なアッシング(オーバーアッシング)を行
なっても上記基板表面が分解しない素材で構成されてい
るか、或いは分解しても特性には影響しない素子である
場合が多く、特に問題はなかった。
【0004】しかしながら、こうした薄膜パターン形成
方法が他の分野にも利用されるに当たり、上記ドライ法
によって影響を受ける場合も生じてきた。
【0005】例えば、表面伝導型電子放出素子は、絶縁
性の基板上に形成された導電性薄膜に、膜面に平行に電
流を流すことにより電子放出が生ずる現象を利用するも
のである。その一例を図1に示す。図中1は絶縁性基
板、2は電子放出部、3は導電性薄膜、4,5は素子電
極である。導電性薄膜3は通常上記薄膜パターン形成方
法によって形成されるが、その素材としては金属もしく
は金属酸化物、中でも耐電圧、耐熱性、電子放出効率な
どを考慮してパラジウムや白金などを用いることが多い
が、これらはUV/O3 により特性変化を起こし易い。
【0006】本発明の目的は上記問題点を解決し、ドラ
イ法によるレジスト分解工程において、レジスト下の層
への影響を防止することにある。また、これにより表面
伝導型電子放出素子だけでなく、半導体分野においても
従来のドライ法では影響を受けた素材の応用を可能にす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】請求項1及び2
の発明は、ドライ法によるレジスト分解方法であり、請
求項1の発明はレジストとその下側の層との界面に紫外
線により蛍光を発する層を設け、基板からの蛍光強度を
検出しながらUV/O3 アッシングを行なうことを特徴
とし、請求項2の発明はレジストに紫外線により蛍光を
発する物質を混合し、基板からの蛍光強度を検出しなが
らUV/O3 アッシングを行なうことを特徴とするもの
である。
【0008】また請求項3の発明は、上記レジスト分解
方法に用いるアッシング装置であり、蛍光強度検出手段
を有することを特徴とする。
【0009】先ず請求項1の発明から説明する。図2は
本発明の一実施態様で、図1に示した表面伝導型電子放
出素子の導電性薄膜をパターニングする工程を例に挙げ
て説明する。図1中、1は基板、3は導電性薄膜、4,
5は素子電極、6はマーカー層、7はレジストである。
【0010】本発明の特徴は、レジスト形成に先だっ
て、紫外線により蛍光を発する層を基板上に設けること
にある。
【0011】一般に、UV/O3 によるレジスト分解装
置には波長197nmと254nmにピークを持つ低圧
水源ランプが用いられるので、この波長の紫外線によっ
て蛍光を発する物質(以下「マーカー」と記す)を用い
て上記蛍光層を形成すれば良い。中でも、この波長の吸
光係数εが大きく、系間交差φisc が小さく、量子効率
φf が比較的大きな物質が高感度で好ましく、例えばナ
フタレン、アントラセン、ピレン、キノリン、アクリジ
ン、クマリン、サリチル酸、o−アミノ安息香酸、7−
ニトロベンズ−2−オキサ−1,3−ジアゾール、スチ
ルベン、レゾルフィン、シアニン、ビフェニル、フルオ
レン、ローダミン、エオシン、エリスロシン及びこれら
の誘導体などが挙げられる。芳香族環や複素員環を含む
物質は蛍光強度が大きいことは一般に知られている。
【0012】これらのマーカーを適当な溶媒に溶解もし
くは均一に分散させてスピンナーなどを用いて基板全面
に成膜した導電性薄膜3(図2(a))の表面に全面塗
布してアッシング停止用マーカー層6とする(図2
(b))。更に、密着強度を高めるためにプリベークし
ても良く、また、次の工程で用いるレジスト及びその溶
媒に溶解する場合などには、マーカー層6の表面に保護
層を積層することも有効である。
【0013】マーカー層6の上にレジスト7を塗布す
る。表面伝導型電子放出素子の導電性薄膜3をパターニ
ングする場合には、該導電性薄膜3が金属もしくは金属
酸化物であるため、基板1との密着も比較的良好であ
り、このパターニングには長時間のエッチングを要す
る。よって、レジストもゴム系のような耐エッチング性
の高いものが用いられる。その具体例としてOMR83
を挙げて説明する。
【0014】30cpのOMR83を先ず1回目は50
0rpm、2回目は2500rpmでスピンナー塗布す
る。これを80℃で20分間プリベークした後、マスク
パターンを密着させて10秒間紫外線露光する。OMR
G−type現像液で60秒間攪拌し、OMRリンス
で15秒間洗浄し、窒素ブローで乾燥する。120℃3
0分間ポストベークして硬化させOMRパターン(レジ
スト7)を得る(図2(c))。
【0015】OMRパターンをマスクにしてアネルバ製
ドライエッチ装置により導電性薄膜3及びマーカー層6
をエッチングする(図2(d))。尚、マスクされてい
ない領域のマーカー層6はOMR現像液により既に多少
パターニングされている。
【0016】パターニング終了後は、不要となったOM
Rレジスト7を剥離除去しなければならないが、ポスト
ベークで硬化させた上、ドライエッチで変性しているた
め、適当な現像液がなく、UV/O3 により分解する必
要がある。
【0017】通常UV/O3 アッシングは、レジストの
除去を完全に行なうため過剰(オーバーアッシング)に
行なわれるが、本発明においては、蛍光強度検出手段を
設けた装置を用い、マーカー層6から発生される蛍光を
観察しながらジャストアッシングする。
【0018】より具体的に説明すると、OMRなどのレ
ジストは紫外線露光で重合、分解することからわかるよ
うに、紫外線波長の光を吸収する。よってOMRレジス
ト7が残存している間はその下層にあるマーカー層6は
紫外線を吸収することがない。OMRレジスト7のアッ
シングが進み、マーカー層6に紫外線が吸収されると蛍
光が発せられ、OMRレジストの膜厚が薄くなると急激
に蛍光強度が増す。OMRレジスト7が完全にアッシン
グされるとマーカー層6がアッシングにより分解するた
め蛍光強度が弱くなる。この時、マーカーとして先に挙
げた量子効率の高い物質を用いていれば、一般的なレジ
ストよりも薄くしていても十分な検出感度が得られる。
また、薄い上にレジストよりもUV/O3 により分解し
易いため、マーカー層6は蛍光を発すると同時に分解し
て消失する。これを終点としてアッシングを終了する
(図2(e))。
【0019】次に、請求項2の発明について説明する。
本発明の基本原理は請求項1と同じで、前記したマーカ
ーを利用し、蛍光を検出することでレジストのジャスト
アッシングを行なう方法である。本発明の特徴は、その
マーカーをレジストに混合したことにある。
【0020】本発明の一実施態様を図3に示す。図中、
図2と同じ部材には同じ符号を付した。本発明について
もOMRレジストを例に挙げて説明する。
【0021】OMR 30cpに数重量%の濃度で前記
マーカーの中から選択した物質を混合する。例えばレジ
ストが蛍光失活作用のある(クエンチング)物質である
場合にはマーカーとしてレジスト及びレジスト溶媒に不
溶で分散するもの、一般的には水溶性のものが好まし
い。レジストに蛍光失活作用がない場合にはレジスト或
いはレジスト溶媒と相溶性のあるものを用いても構わな
い。
【0022】この混合液を1回目500rpm、2回目
2500rpmでスピンナー塗布する。これを80℃2
0分プリベークした後、マスクパターンを密着させて1
0秒間紫外線露光する。OMR G−type現像液で
60秒間攪拌し、OMRリンスで15秒間洗浄し窒素ブ
ローで乾燥する。120℃で30分ポストベークして硬
化させマーカー入りOMRパターン(レジスト7)を得
る(図3(a))。
【0023】OMRパターンをマスクにしてアネルバ製
ドライエッチ装置により導電性薄膜3をパターニングす
る(図3(b))。
【0024】前記請求項1の発明と同様にしてレジスト
7を剥離する。ここで、本発明ではマーカーがレジスト
7に混合されている。従って、OMRレジストが残存し
ている間はその中にあるマーカーは紫外線を吸収し、蛍
光が発せられる。蛍光強度は初期は一定であるが、OM
Rレジストの膜厚が薄くなると急激に蛍光強度が減少
し、OMRレジストが完全にアッシングされるとマーカ
ーもなくなるため蛍光は消失する。ここで、前記した量
子効率の高いマーカーを用いれば微量混入しても十分な
検出感度が得られる。またレジストよりもUV/O3
よって分解し易い化学構造であるためマーカーは蛍光を
発しながらレジストと同時に分解して消失する。従って
該蛍光の消失をもってアッシングの終点とすることがで
きる(図3(c))。
【0025】次に、本発明のレジスト分解装置について
説明する。本発明のレジスト分解装置は、マーカーから
の蛍光強度を検出する手段を有することを特徴とする
他、UV/O3 アッシングを行なう装置が通常具備して
いる、紫外線発生手段及びオゾン或いは酸素供給手段、
回転手段、試料温度調節手段を備えている。
【0026】本発明の装置において紫外線の波長として
は、前述したように低圧水銀ランプが一般に用いられる
ので波長197nmと254nmにピークを有する。
【0027】蛍光強度検出手段としては、回折格子若し
くはプリズムからなる回折系、フォトダイオードアレイ
又は可動スリット付フォトマルからなる検出系、及び電
気信号を増幅する増幅系から構成される。
【0028】また本発明の装置においては、励起光の紫
外線を遮断できるフィルターを具備していることが望ま
しい。
【0029】この装置を用い、前述したようにマーカー
から発せられる蛍光を検出しながらアッシングを行な
い、前記終点が確認された時点で紫外線ランプを消灯す
るか、或いは紫外線ランプの電源を遮断もしくは紫外線
ランプを遮光板で覆う等の紫外線遮断手段を作動させて
装置を停止する。
【0030】
【実施例】
[実施例1]本発明第1の実施例として、図1に示す表
面伝導型電子放出素子を、図2に示す工程に従って作製
した。
【0031】工程−a 絶縁性基板1として石英基板を用い、これを有機溶剤に
より十分に洗浄後、該基板1面上に、Niからなる素子
電極を形成した。この時、素子電極間隙L=3μm、幅
W=500μm、厚さd=1000Åであった。
【0032】0.1mol(22.49g)の酢酸Pd
と0.2mol(20.24g)のジ−n−プロピルア
ミンの混合物の酢酸ブチル溶液を基板1上にスピンナー
で塗布後、300℃に加熱焼成してPdO微粒子(平均
粒径=70Å)からなる微粒子膜を形成し、導電性薄膜
3とした(図4(a))。この導電性薄膜3の膜厚は1
00Å、シート抵抗値は5×104 Ω/□であった。
【0033】工程−b マーカーとして、1−アニリノナフタレン−8−スルホ
ン酸(通称ANS:吸収極大350nm、蛍光469n
m、φ=0.37)1gを水100mlに溶解し、スピ
ンナー2000rpmで30秒間、基板1上に全面塗布
し、マーカー層6とした(図4(b)。このマーカーは
水溶性のため、次の工程で用いるOMRレジスト及びそ
の溶媒には不溶不変である。
【0034】工程−c 30cpのOMR83を先ず1回目は500rpm、2
回目は2500rpmでスピンナー塗布する。これを8
0℃で20分間プリベークした後、マスクパターンを密
着させて10秒間紫外線露光する。OMR G−typ
e現像液で60秒間攪拌し、OMRリンスで15秒間洗
浄し、窒素ブローで乾燥する。120℃30分間ポスト
ベークして硬化させOMRパターン(レジスト7)を得
る(図2(c))。
【0035】工程−d OMRパターンをマスクにしてアネルバ製ドライエッチ
装置により導電性薄膜3及びマーカー層6をエッチング
する(図2(d))。
【0036】工程−e 基板をアッシング装置の試料回転手段に設置し、試料温
度を100℃に設定焼成して低圧水銀ランプにより波長
197nmと254nmの紫外線を発生させながら酸素
供給手段より酸素を0.5リットル/minで装置内に
送り、オゾンを発生させた。
【0037】蛍光強度検出手段(回折格子及びフォトダ
イオードアレイ)の全面に紫外線フィルターを設け30
0nm以下の波長の光を遮断し、基板からの468nm
の蛍光強度を観察しながらUV/O3 によるレジストの
アッシングを行なった。蛍光強度が急激に増した後、弱
くなった時点で紫外線遮断装置により低圧水銀ランプの
電源を切り、アッシングを停止した(図2(e))。
【0038】XPSなどの分析からアッシング停止用マ
ーカー層は蛍光を発するとほぼ同時に分解して消失して
いることを確認した。
【0039】上記の工程で形成した導電性薄膜に通常の
通電処理を施して電子放出部を形成し、電子放出特性を
測定したところ、良好な電子放出特性が認められ、良好
な状態の導電性薄膜に電子放出部が形成されたことが確
認された。
【0040】また、表面伝導型電子放出素子の電子放出
効率Ie/If(電極間電流Ifと放出電流Ieとの比)を
測定したところ、0.06%であった。
【0041】[実施例2]本発明第2に実施例として、
図1に示した表面伝導型電子放出素子を図3の工程に従
って作製した。
【0042】工程−a 実施例1の工程−aと同様にして絶縁性基板1上に素子
電極4,5と導電性薄膜3を形成した。次に、マーカー
としてジフェニルヘキサトリエン(通称DPH:吸収極
大355nm、蛍光430nm、ε355 =8×104
-1cm-1、φ=0.8)1gをAZ1370レジスト1
00mlに溶解し、アッシング停止用マーカー入りレジ
ストとした。これを1日目500rpmで5秒間、2回
目は2500rpmで30秒間導電性薄膜3上にスピン
ナー塗布した。これを90℃で30分プリベークした
後、マスクパターンを密着させて10秒間紫外線露光し
た。MIF312現像液を同量の水で希釈した現像液で
45秒間攪拌し、流水で60秒間洗浄し、窒素ブローで
乾燥した。更に、120℃で30分ポストベークして硬
化させレジストパターンを得た(図3(a))。
【0043】工程−b レジストパターンをマスクとしてアネルバ製ドライエッ
チ装置により導電性薄膜3をパターニングした(図3
(b))。
【0044】工程−c 実施例の工程−eと同様にしてレジスト7をアッシング
した(図3(c))。前述した通り、アッシング開始と
同時にレジストから発せられた蛍光が観察され、該蛍光
が消失した時点をもってアッシングの終点とした。
【0045】パターニングした導電性薄膜に通電処理を
施して電子放出部を形成し、電子放出特性を評価したと
ころ、実施例1と同様に良好な特性が確認された。
【0046】[実施例3]実施例2の工程−bを以下の
ように変更した以外は、実施例2と同様にして表面伝導
型電子放出素子を作製した。
【0047】DPH1gをOMR83 30cpレジス
ト100mlに溶解し、マーカー入りレジストとした。
これを1回目500rpmで5秒間、2回目2500r
pmで30秒間導電性薄膜上にスピンナー塗布した。こ
れを80℃20分プリベークした後、マスクパターンを
密着させて10秒間紫外線露光した。OMR T−ty
pe現像液で60秒間攪拌し、OMRリンスで15秒間
洗浄し窒素ブローで乾燥した。更に120℃で30分ポ
ストベークして硬化させレジストパターンを得た。
【0048】本実施例の表面伝導型電子放出素子も実施
例1、2同様に良好な電子放出特性を示し、電子放出部
形成時に良好な状態で導電性薄膜が提供されていたこと
が確認された。
【0049】[実施例4]実施例2でマーカーとして用
いたDPHを実施例1で用いたANSに変更した以外は
実施例2と同様にして表面伝導型電子放出素子を作製し
た。
【0050】その結果、実施例1〜3と同様に良好な電
子放出特性が確認された。
【0051】[比較例]実施例1と同様の表面伝導型電
子放出素子をマーカーを用いない従来の方法で作製し、
e/Ifを測定したところ、0.04%程度であり、本
発明の実施例の0.06%との差は、レジスト除去時の
導電性薄膜のダメージによるものと考えられる。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、薄
膜パターン形成工程において、特に繁雑な工程や設計変
更を加えることなくジャストアッシングが実現し、オー
バーアッシングにより影響を受けていた表面伝導型電子
放出素子の導電性薄膜を良好にパターニングすることが
できる。また、表面伝導型電子放出素子に限らず薄膜パ
ターン形成工程を用いる半導体プロセス等において、従
来はオーバーアッシングのために用いることのできなか
った素材の利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を利用する表面伝導型電子放出素子を示
す図である。
【図2】本発明の一実施態様を示す図である。
【図3】本発明の他の実施態様を示す図である。
【符号の説明】
1 基板 2 電子放出部 3 導電性薄膜 4,5 素子電極 6 マーカー層 7 レジスト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の所望の領域をレジストで覆い、
    不要な領域をエッチング除去した後、上記レジストをU
    V/O3 アッシングにより除去する薄膜パターン形成工
    程において、レジストとその下側の層との界面に紫外線
    により蛍光を発する層を設け、基板からの蛍光強度を検
    出しながらUV/O3 アッシングを行なうことを特徴と
    するレジスト分解方法。
  2. 【請求項2】 基板上の所望の領域をレジストで覆い、
    不要な領域をエッチング除去した後、上記レジストをU
    V/O3 アッシングにより除去する薄膜パターン形成工
    程において、紫外線により蛍光を発する物質をレジスト
    に混合し、基板からの蛍光強度を検出しながらUV/O
    3 アッシングを行なうことを特徴とするレジスト分解方
    法。
  3. 【請求項3】 薄膜パターン形成工程において基板上の
    レジストをUV/O3 アッシングにより分解するレジス
    ト分解装置であって、基板からの蛍光強度を検出する手
    段を有することを特徴とするレジスト分解装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005203477A (ja) * 2004-01-14 2005-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電素子の製造方法
WO2011027882A1 (ja) * 2009-09-07 2011-03-10 東洋合成工業株式会社 パターン形成用光硬化性組成物及びこれを用いた膜厚測定方法

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