JPH0862862A - 電子写真画像形成装置 - Google Patents
電子写真画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0862862A JPH0862862A JP6222543A JP22254394A JPH0862862A JP H0862862 A JPH0862862 A JP H0862862A JP 6222543 A JP6222543 A JP 6222543A JP 22254394 A JP22254394 A JP 22254394A JP H0862862 A JPH0862862 A JP H0862862A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charge transport
- image forming
- group
- electrophotographic
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Photoreceptors In Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速であっても小型な電子写真画像形成装置
あるいは2色カラー機を備えた小型な電子写真画像形成
装置を提供する。 【構成】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と3
×105V・cm-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・
sec-1以上の移動度を有する電荷輸送層とを設けた電
子写真感光体を内蔵する。 【効果】 本装置によると、露光開始から現像終了まで
の時間が0.1秒以内であっても、十分な光減衰が得ら
れ、良好な画像を得ることができる。
あるいは2色カラー機を備えた小型な電子写真画像形成
装置を提供する。 【構成】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層と3
×105V・cm-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・
sec-1以上の移動度を有する電荷輸送層とを設けた電
子写真感光体を内蔵する。 【効果】 本装置によると、露光開始から現像終了まで
の時間が0.1秒以内であっても、十分な光減衰が得ら
れ、良好な画像を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真画像形成装置に
関し、詳しくは露光から現像までの時間が短かい高速プ
ロセス、あるいは露光から現像までの距離をとれない2
色の画像形成部を配置した装置を用いたプロセスに必要
な高速応答性の感光体を内蔵してなる電子写真画像形成
装置に関する。
関し、詳しくは露光から現像までの時間が短かい高速プ
ロセス、あるいは露光から現像までの距離をとれない2
色の画像形成部を配置した装置を用いたプロセスに必要
な高速応答性の感光体を内蔵してなる電子写真画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真画像形成装置は、一般に
プロセス速度が速くなると、帯電器、現像器等も大きく
なるため、感光体も径の大きなものを使用するのが普通
であった。従って、画像露光から、現像までの時間は、
プロセス速度が速くなってもあまり短かくならず、0.
1秒以上かかっていた。そのため、感光体の光減衰応答
速度は遅くても(移動度で10-6cm2・V-1・sec
-1前後のもの)十分に使用できた。つまり、露光された
感光体が現像部に来た時には、感光体露光部の光減衰は
十分行なわれており、良好な画像を得ることができる。
プロセス速度が速くなると、帯電器、現像器等も大きく
なるため、感光体も径の大きなものを使用するのが普通
であった。従って、画像露光から、現像までの時間は、
プロセス速度が速くなってもあまり短かくならず、0.
1秒以上かかっていた。そのため、感光体の光減衰応答
速度は遅くても(移動度で10-6cm2・V-1・sec
-1前後のもの)十分に使用できた。つまり、露光された
感光体が現像部に来た時には、感光体露光部の光減衰は
十分行なわれており、良好な画像を得ることができる。
【0003】たゞ、2色複写機で、黒と第2色目の画像
形成部が直列に配置されるものは、露光から現像までの
距離が20mm程度あるいはそれ以下の短いものになっ
てしまう。従って、例えばプロセス速度が240mm
(40cpm相当)以上になると、露光から現像までの
時間が0.1秒以下(0.83秒以下)になってしまう
ため、光減衰応答性の高い感光体を組合せる必要があ
る。
形成部が直列に配置されるものは、露光から現像までの
距離が20mm程度あるいはそれ以下の短いものになっ
てしまう。従って、例えばプロセス速度が240mm
(40cpm相当)以上になると、露光から現像までの
時間が0.1秒以下(0.83秒以下)になってしまう
ため、光減衰応答性の高い感光体を組合せる必要があ
る。
【0004】積層型電子写真感光体の光減衰速度は電荷
移動層のキャリアの移動度に依存しており、移動度が高
ければ光減衰速度は速くなる。つまり感光体としての応
答速度が大きくなる。有機材料を用いた積層型電子写真
感光体は、アモルファスセレンを主体とした感光体と比
較して、一般に電荷輸送層の移動度は低く、10-6−1
0-7cm2・V-1・sec-1程度のものであった。しか
し、近年の電荷移動材料の開発において、10-5オーダ
ーの移動度を示す電荷輸送層を実現できる材料が見つか
ってきている。
移動層のキャリアの移動度に依存しており、移動度が高
ければ光減衰速度は速くなる。つまり感光体としての応
答速度が大きくなる。有機材料を用いた積層型電子写真
感光体は、アモルファスセレンを主体とした感光体と比
較して、一般に電荷輸送層の移動度は低く、10-6−1
0-7cm2・V-1・sec-1程度のものであった。しか
し、近年の電荷移動材料の開発において、10-5オーダ
ーの移動度を示す電荷輸送層を実現できる材料が見つか
ってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の実情に鑑みてなされたものであって、高速であっても
小型な電子写真画像形成装置、あるいは2色カラー機能
を備えた小型な電子写真画像形成装置を提供することを
その目的とする。
の実情に鑑みてなされたものであって、高速であっても
小型な電子写真画像形成装置、あるいは2色カラー機能
を備えた小型な電子写真画像形成装置を提供することを
その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、導電性
支持体上に少なくとも電荷発生層と3×105V・cm
-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・sec-1以上の
移動度を有する電荷輸送層とを設けた電子写真感光体を
内蔵してなることを特徴とする、露光開始から現像終了
までの時間が0.1秒以下の画像形成プロセスに好適に
用いられる電子写真画像形成装置が提供される。
支持体上に少なくとも電荷発生層と3×105V・cm
-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・sec-1以上の
移動度を有する電荷輸送層とを設けた電子写真感光体を
内蔵してなることを特徴とする、露光開始から現像終了
までの時間が0.1秒以下の画像形成プロセスに好適に
用いられる電子写真画像形成装置が提供される。
【0007】また、本発明によれば、好ましい態様とし
て、前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷輸送材料と
して少なくとも下記一般式(I)〜(V)で示される少
なくとも1種の化合物を含有してなることを特徴とする
電子写真画像形成装置が提供される。
て、前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷輸送材料と
して少なくとも下記一般式(I)〜(V)で示される少
なくとも1種の化合物を含有してなることを特徴とする
電子写真画像形成装置が提供される。
【化1】 〔式中、A、R1及びnはそれぞれ以下のものを示す。 A:下記一般式(XI)で示される基、9−アントリル
基、又は置換若しくは無置換のN−アルキルカルバゾリ
ル基、
基、又は置換若しくは無置換のN−アルキルカルバゾリ
ル基、
【化2】 R1:水素原子、アルキル基又はフェニル基、 R2:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子、 R3、R4:アルキル基、置換若しくは無置換のアラルキ
ル基、又は置換若しくは無置換のアリール基、但し、R
3、R4は共同して環を形成してもよい、 n:0又は1の整数。〕
ゲン原子、 R3、R4:アルキル基、置換若しくは無置換のアラルキ
ル基、又は置換若しくは無置換のアリール基、但し、R
3、R4は共同して環を形成してもよい、 n:0又は1の整数。〕
【化3】 (式中、R5はアルキル基、アリール基、又はアルコキ
シ基を示す。)
シ基を示す。)
【化4】 (式中、R6、R7はそれぞれ独立して、水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を示す。)
キル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を示す。)
【化5】 (式中、R8はアルキル基、アリール基、アルコキシ
基、又はアラルキル基を示す。)
基、又はアラルキル基を示す。)
【化6】 (式中、R9、R10、R11、R12、R13はそれぞれ独立
して、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子を示す。)
して、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子を示す。)
【0008】更に、本発明によれば、画像形成プロセス
の第一色目の画像を形成する一次帯電、露光、現像各手
段と、第二色目の画像を形成する一次帯電、露光、現像
各手段とが、前記感光体周囲に順に配置されてなること
を特徴とす電子写真画像形成装置が提供される。
の第一色目の画像を形成する一次帯電、露光、現像各手
段と、第二色目の画像を形成する一次帯電、露光、現像
各手段とが、前記感光体周囲に順に配置されてなること
を特徴とす電子写真画像形成装置が提供される。
【0009】なお、本発明で言う移動度は、過渡電流波
形を測定して、その時の印加電圧と測定サンプルの厚味
とから求めることができる。これは所謂タイムオブフラ
イト法として、当業界では良く知られた方法である。
形を測定して、その時の印加電圧と測定サンプルの厚味
とから求めることができる。これは所謂タイムオブフラ
イト法として、当業界では良く知られた方法である。
【0010】本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、電
荷輸送層の移動度が10-5cm2・V-1・sec-1以上
であれば、実際の電子写真装置において、画像露光開始
から現像終了までの時間が0.1秒以内であっても、十
分な光減衰が得られ、良質な画像が得られることを見い
出した。感光体の移動度が低く、十分な光減衰が得られ
ない場合は、一般の複写機では画像は地肌汚れとなり、
また反転現像方式のものでは画像濃度低下として現われ
る。
荷輸送層の移動度が10-5cm2・V-1・sec-1以上
であれば、実際の電子写真装置において、画像露光開始
から現像終了までの時間が0.1秒以内であっても、十
分な光減衰が得られ、良質な画像が得られることを見い
出した。感光体の移動度が低く、十分な光減衰が得られ
ない場合は、一般の複写機では画像は地肌汚れとなり、
また反転現像方式のものでは画像濃度低下として現われ
る。
【0011】本発明の電子写真画像形成装置を得るに
は、まず応答速度の高い電子写真感光体を用いなければ
ならない。このような感光体を得るには、3×105V
・cm-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・sec-1
以上の移動度を有する電荷輸送層を設けねばならず、そ
のためには使用する電荷輸送材料を選択する必要があ
る。このような条件を満足する電荷輸送材料としては、
例えば下記一般式(I)〜(V)に示す化合物が挙げら
れる。
は、まず応答速度の高い電子写真感光体を用いなければ
ならない。このような感光体を得るには、3×105V
・cm-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・sec-1
以上の移動度を有する電荷輸送層を設けねばならず、そ
のためには使用する電荷輸送材料を選択する必要があ
る。このような条件を満足する電荷輸送材料としては、
例えば下記一般式(I)〜(V)に示す化合物が挙げら
れる。
【0012】(1)一般式(I)で示される化合物
【化1】 〔式中、A、R1及びnはそれぞれ以下のものを示す。 A:下記一般式(XI)で示される基、9−アントリル
基、又は置換若しくは無置換のN−アルキルカルバゾリ
ル基、
基、又は置換若しくは無置換のN−アルキルカルバゾリ
ル基、
【化2】 R1:水素原子、アルキル基又はフェニル基、 R2:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子、 R3、R4:アルキル基、置換若しくは無置換のアラルキ
ル基、又は置換若しくは 無置換のアリール基、但
し、R3、R4は共同して環を形成してもよい、 n:0又は1の整数。〕
ゲン原子、 R3、R4:アルキル基、置換若しくは無置換のアラルキ
ル基、又は置換若しくは 無置換のアリール基、但
し、R3、R4は共同して環を形成してもよい、 n:0又は1の整数。〕
【0013】(2)一般式(II)で示される化合物
【化3】 (式中、R5はアルキル基、アリール基、又はアルコキ
シ基を示す。)
シ基を示す。)
【0014】(3)一般式(III)で示される化合物
【化4】 (式中、R6、R7はそれぞれ独立して、水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を示す。)
キル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を示す。)
【0015】(4)一般式(IV)で示される化合物
【化5】 (式中、R8はアルキル基、アリール基、アルコキシ
基、又はアラルキル基を示す。)
基、又はアラルキル基を示す。)
【0016】(5)一般式(V)で示される化合物
【化6】 (式中、R9、R10、R11、R12、R13はそれぞれ独立
して、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子を示す。)
して、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子を示す。)
【0017】以上の一般式(I)〜(V)で示される化
合物の中で、特に一般式(I)で示される化合物は、移
動度が特に優れていて、感光体の電荷輸送層を形成する
樹脂材料との配合比を低くしても、十分に高い移動度を
得ることができる。従って、最表層を形成する電荷輸送
層の摩耗を少なくすることが可能であり、更に値段の高
い電荷輸送材料の使用量を少なくすることができるた
め、製造原価も安くすることが可能である。この一般式
(I)で示される化合物の具体例としては、例えば表1
に示すものが挙げられる。
合物の中で、特に一般式(I)で示される化合物は、移
動度が特に優れていて、感光体の電荷輸送層を形成する
樹脂材料との配合比を低くしても、十分に高い移動度を
得ることができる。従って、最表層を形成する電荷輸送
層の摩耗を少なくすることが可能であり、更に値段の高
い電荷輸送材料の使用量を少なくすることができるた
め、製造原価も安くすることが可能である。この一般式
(I)で示される化合物の具体例としては、例えば表1
に示すものが挙げられる。
【0018】
【表1−(1)】
【0019】
【表1−(2)】
【0020】
【表1−(3)】
【0021】
【表1−(4)】
【0022】
【表1−(5)】
【0023】
【表1−(6)】
【0024】
【表1−(7)】
【0025】
【表1−(8)】
【0026】
【表1−(9)】
【0027】
【表1−(10)】
【0028】
【表1−(11)】
【0029】次に、具体的に高移動度を持った電子写真
感光体の作製方法について説明する。導電性基体として
は、アルミニウム、ニッケル、ステンレスなどの金属;
カーボン等の導電性顔料を分散したプラスチック;絶縁
性支持体(プラスチック又はプラスチックフィルムのご
ときもの)上に金属を蒸着した又は導電性塗料を塗工し
たもの等が例示できる。
感光体の作製方法について説明する。導電性基体として
は、アルミニウム、ニッケル、ステンレスなどの金属;
カーボン等の導電性顔料を分散したプラスチック;絶縁
性支持体(プラスチック又はプラスチックフィルムのご
ときもの)上に金属を蒸着した又は導電性塗料を塗工し
たもの等が例示できる。
【0030】帯電性、接着性、画像品質等の向上の為
に、必要に応じて中間層を設けても良い。中間層に用い
る材料としては、樹脂のみの層あるいは樹脂中に顔料を
分散した層などがある。それらの樹脂としては適宜のも
のを用いることができるが、その上に感光層を溶剤で塗
布することを考え合わせると、一般の有機溶剤に対して
耐溶剤性の高い樹脂が望ましい。このような樹脂として
はポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナ
トリウム等の水溶性樹脂;共重合ナイロン、メトキシメ
チル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂;ポリウレタ
ン、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の三次元網目構造を
形成する硬化型樹脂などが挙げられる。また、顔料とし
ては、酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン、アルミナ、シ
リカ、炭酸カルシウム、酸化スズ、酸化インジウム、酸
化ジルコニウム等がある。中間層を形成するには、以上
の材料を適宜の溶剤に溶解した樹脂溶液あるいは顔料分
散樹脂溶液を、前記導電性支持体上に塗布乾燥すれば良
い。
に、必要に応じて中間層を設けても良い。中間層に用い
る材料としては、樹脂のみの層あるいは樹脂中に顔料を
分散した層などがある。それらの樹脂としては適宜のも
のを用いることができるが、その上に感光層を溶剤で塗
布することを考え合わせると、一般の有機溶剤に対して
耐溶剤性の高い樹脂が望ましい。このような樹脂として
はポリビニルアルコール、カゼイン、ポリアクリル酸ナ
トリウム等の水溶性樹脂;共重合ナイロン、メトキシメ
チル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂;ポリウレタ
ン、メラミン樹脂、エポキシ樹脂等の三次元網目構造を
形成する硬化型樹脂などが挙げられる。また、顔料とし
ては、酸化チタン、酸化亜鉛、リトポン、アルミナ、シ
リカ、炭酸カルシウム、酸化スズ、酸化インジウム、酸
化ジルコニウム等がある。中間層を形成するには、以上
の材料を適宜の溶剤に溶解した樹脂溶液あるいは顔料分
散樹脂溶液を、前記導電性支持体上に塗布乾燥すれば良
い。
【0031】電荷発生層は、アゾ系顔料、フタロシアニ
ン系顔料、スクエアリック顔料、インジゴ系顔料、ペリ
レン系顔料、セレン粉末、セレン合金粉末、アモルファ
スシリコン粉末、酸化亜鉛粉末、硫化カドミウム粉末の
ごとき電荷発生物質をポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂などの結着樹
脂溶液中に分散し、これを導電性支持体あるいは中間層
上に塗工することにより形成される。電荷発生層の厚さ
は0.01〜2μmくらいが適当である。
ン系顔料、スクエアリック顔料、インジゴ系顔料、ペリ
レン系顔料、セレン粉末、セレン合金粉末、アモルファ
スシリコン粉末、酸化亜鉛粉末、硫化カドミウム粉末の
ごとき電荷発生物質をポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリビニルブチラール、アクリル樹脂などの結着樹
脂溶液中に分散し、これを導電性支持体あるいは中間層
上に塗工することにより形成される。電荷発生層の厚さ
は0.01〜2μmくらいが適当である。
【0032】電荷輸送層は、前記一般式(I)〜(V)
で示される電荷輸送材料を、成膜性のある樹脂、例えば
ポリエステル、ポリサルホン、ポリカーボネート、ポリ
メタクリル酸エステル類、ポリスチレンなどに溶解さ
せ、これを電荷発生層上に厚さ10〜40μm程度に塗
工すればよい。ここで成膜性樹脂が用いられるのは、電
荷輸送物質が一般に低分子量でそれ自身では成膜性に乏
しいためである。
で示される電荷輸送材料を、成膜性のある樹脂、例えば
ポリエステル、ポリサルホン、ポリカーボネート、ポリ
メタクリル酸エステル類、ポリスチレンなどに溶解さ
せ、これを電荷発生層上に厚さ10〜40μm程度に塗
工すればよい。ここで成膜性樹脂が用いられるのは、電
荷輸送物質が一般に低分子量でそれ自身では成膜性に乏
しいためである。
【0033】なお、電荷発生層と電荷輸送層の積層順を
逆にして正帯電用の感光体とすることもできる。更に、
感光体の耐摩耗性向上の為、最表層として保護層を設け
ることもできる。
逆にして正帯電用の感光体とすることもできる。更に、
感光体の耐摩耗性向上の為、最表層として保護層を設け
ることもできる。
【0034】こうして得られた電子写真感光体を、例え
ば図1あるいは図2に示したような画像形成装置に用い
れば良い。図1において、1は感光体ドラム、2は一次
帯電器、3は画像露光、4は現像器、5は転写帯電器、
6は分離帯電器、7はクリーニング装置をそれぞれ示
す。また、図2において、2’は第一色目用一次帯電
器、3’は第一色目用画像露光、4’は第一色目用現像
器、2''は第二色目用一次帯電器、3''は第二色目用画
像露光、4''は第二色目用現像器をそれぞれ示す。
ば図1あるいは図2に示したような画像形成装置に用い
れば良い。図1において、1は感光体ドラム、2は一次
帯電器、3は画像露光、4は現像器、5は転写帯電器、
6は分離帯電器、7はクリーニング装置をそれぞれ示
す。また、図2において、2’は第一色目用一次帯電
器、3’は第一色目用画像露光、4’は第一色目用現像
器、2''は第二色目用一次帯電器、3''は第二色目用画
像露光、4''は第二色目用現像器をそれぞれ示す。
【0035】図1において、感光体の直径は80mmで
あり、露光開始部から現像開始部までの距離は、感光体
表面に沿って35mmである。この場合、360mm/
秒以上の線速(60cpm機相当以上の線速)であって
も、良質な画像を得ることができる。また図2は、感光
体の直径80mmで感光体上には2色の画像を形成で
き、そのトナー像を同時に転写できる方式の画像形成装
置を示す。ここで第二色目の露光開始部から現像開始部
までの距離が短く20mmである。この場合、線速が2
00mm/秒以上のシステムであっても良質な画像が得
られる。
あり、露光開始部から現像開始部までの距離は、感光体
表面に沿って35mmである。この場合、360mm/
秒以上の線速(60cpm機相当以上の線速)であって
も、良質な画像を得ることができる。また図2は、感光
体の直径80mmで感光体上には2色の画像を形成で
き、そのトナー像を同時に転写できる方式の画像形成装
置を示す。ここで第二色目の露光開始部から現像開始部
までの距離が短く20mmである。この場合、線速が2
00mm/秒以上のシステムであっても良質な画像が得
られる。
【0036】
【実施例】以下実施例について本発明を説明するが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
発明はこれらに限定されるものではない。
【0037】実施例1 真空蒸着法により、市販のスライドガラス上にITO膜
を形成し、電荷輸送層(CTL)のモビリティ測定用基
体とした。次に下記に示されるCTL液処法で、前記基
体上に浸漬法により塗布し、110℃で15分間加熱乾
燥し、約10μmのCTL膜を形成した。次いで、真空
蒸着法により、Auを約30Å蒸着し、上部電極とし
た。 例示化合物No.39 4重量部 ポリカーボネート樹脂 6重量部 (帝人化成社製、パンライトK1300) 塩化メチレン 55重量部
を形成し、電荷輸送層(CTL)のモビリティ測定用基
体とした。次に下記に示されるCTL液処法で、前記基
体上に浸漬法により塗布し、110℃で15分間加熱乾
燥し、約10μmのCTL膜を形成した。次いで、真空
蒸着法により、Auを約30Å蒸着し、上部電極とし
た。 例示化合物No.39 4重量部 ポリカーボネート樹脂 6重量部 (帝人化成社製、パンライトK1300) 塩化メチレン 55重量部
【0038】実施例2 例示化合物No.39を例示化合物No.40に代えた
こと以外は、実施例1と同様にして試料を作成した。
こと以外は、実施例1と同様にして試料を作成した。
【0039】比較例1〜5 例示化合物No.39を下記表2に示す電荷輸送物質に
代えたこと以外は、実施例1と同様にして比較例試料を
作成した。
代えたこと以外は、実施例1と同様にして比較例試料を
作成した。
【0040】
【表2】
【0041】以上のようにして作成された試料を、光源
としてN2レーザー(3371nm)を用いたタイム−
オブ−フライト法により、電界強度が、3×105V/
cm下のCTL膜の移動度を測定した。結果を表3に示
す。
としてN2レーザー(3371nm)を用いたタイム−
オブ−フライト法により、電界強度が、3×105V/
cm下のCTL膜の移動度を測定した。結果を表3に示
す。
【0042】
【表3】
【0043】実施例3 直径80mm、全長370mm、アルミニウム製のイン
パクトドラム表面に下記に示される中間層塗工液を浸漬
塗布し、130℃20分間加熱乾燥し、厚さ1.5μm
の中間層を形成した。 〔中間層塗工液〕 オイルフリーアルキッド樹脂 30重量部 (大日本インキ化学社製、ベッコライトM6401、固形分50%) メラミン樹脂 16重量部 (大日本インキ化学社製、スーパーベッカミンL121、固形分60%) 酸化チタン 98重量部 (石原産業社製、タイペークR680) メチルエチルケトン 100重量部
パクトドラム表面に下記に示される中間層塗工液を浸漬
塗布し、130℃20分間加熱乾燥し、厚さ1.5μm
の中間層を形成した。 〔中間層塗工液〕 オイルフリーアルキッド樹脂 30重量部 (大日本インキ化学社製、ベッコライトM6401、固形分50%) メラミン樹脂 16重量部 (大日本インキ化学社製、スーパーベッカミンL121、固形分60%) 酸化チタン 98重量部 (石原産業社製、タイペークR680) メチルエチルケトン 100重量部
【0044】次に、ブチラール樹脂〔エスレックBMS
(積水化学社製)〕3重量部をシクロヘキサノン150
重量部に溶解し、これに下記構造式のビスアゾ顔料6重
量部を加え、ボールミルで48時間分散し、更に、シク
ロヘキサノン210重量部を加え、2時間分散した。
(積水化学社製)〕3重量部をシクロヘキサノン150
重量部に溶解し、これに下記構造式のビスアゾ顔料6重
量部を加え、ボールミルで48時間分散し、更に、シク
ロヘキサノン210重量部を加え、2時間分散した。
【化7】
【0045】これを、固形分が1wt%となるよう更に
シクロヘキサノンを加えた。こうして得られた電荷発生
層用塗工液を前記中間層上に塗布乾燥し、厚さ0.2μ
mの電荷発生層を形成した。
シクロヘキサノンを加えた。こうして得られた電荷発生
層用塗工液を前記中間層上に塗布乾燥し、厚さ0.2μ
mの電荷発生層を形成した。
【0046】更に、例示化合物No.39の電荷輸送物
質4重量部、ポリカーボネート樹脂〔パンライトK−1
300(帝人化成社製)〕6重量部、シリコーンオイル
〔KF−50(信越化学工業社製)〕0.0012重量
部を43重量部の塩化メチレンに溶解した。得られた電
荷輸送層用塗工液を前記電荷発生層上に浸漬塗布した
後、120℃15分間加熱乾燥し、厚さ23μmの電荷
輸送層を形成し、電子写真感光体を作製した。
質4重量部、ポリカーボネート樹脂〔パンライトK−1
300(帝人化成社製)〕6重量部、シリコーンオイル
〔KF−50(信越化学工業社製)〕0.0012重量
部を43重量部の塩化メチレンに溶解した。得られた電
荷輸送層用塗工液を前記電荷発生層上に浸漬塗布した
後、120℃15分間加熱乾燥し、厚さ23μmの電荷
輸送層を形成し、電子写真感光体を作製した。
【0047】比較例6及び7 実施例3で用いた例示化合物No.39を比較例1及び
比較例5で用いた電荷輸送物質に代えたこと以外は、実
施例3と同様にして電子写真感光体を作製した。
比較例5で用いた電荷輸送物質に代えたこと以外は、実
施例3と同様にして電子写真感光体を作製した。
【0048】実施例4 実施例3で用いた例示化合物No.39を下記式の電荷
輸送物質に代えたこと以外は、実施例3と同様にして電
子写真感光体を作製した。
輸送物質に代えたこと以外は、実施例3と同様にして電
子写真感光体を作製した。
【化8】 この時の電荷輸送層の移動度は、実施例1と同様にして
測定したところ、1.1×10-5cm2/V・secで
あった。
測定したところ、1.1×10-5cm2/V・secで
あった。
【0049】実施例5 実施例3で用いた例示化合物No.39を下記式の電荷
輸送物質に代えたこと以外は、実施例3と同様にして電
子写真感光体を作製した。
輸送物質に代えたこと以外は、実施例3と同様にして電
子写真感光体を作製した。
【化9】 この時の電荷輸送層の移動度は、実施例1と同様にして
測定したところ、1.6×10-5cm2/V・secで
あった。
測定したところ、1.6×10-5cm2/V・secで
あった。
【0050】以上得られた感光体を図1の構成で画像露
光光源の光量を可変の装置に入れ、感光体線速を変化さ
せ、地汚れが発生した場合には、露光光量を増加し、そ
の程度が変化しなくなった画像コピーの画像品質を評価
した。これを22℃55%RH、10℃15%RHの2
環境で行なった。結果を表4に示す。
光光源の光量を可変の装置に入れ、感光体線速を変化さ
せ、地汚れが発生した場合には、露光光量を増加し、そ
の程度が変化しなくなった画像コピーの画像品質を評価
した。これを22℃55%RH、10℃15%RHの2
環境で行なった。結果を表4に示す。
【0051】
【表4】
【0052】実施例6 実施例3とまったく同様の支持体と中間層を用意し、次
にブチラール樹脂〔エスレックBLS(積水化学社
製)〕5重量部をシクロヘキサノン150重量部に溶解
し、これに下記構造式のトリスアゾ顔料10重量部を加
え、ボールミルにて48時間分散した。
にブチラール樹脂〔エスレックBLS(積水化学社
製)〕5重量部をシクロヘキサノン150重量部に溶解
し、これに下記構造式のトリスアゾ顔料10重量部を加
え、ボールミルにて48時間分散した。
【化10】
【0053】更に、シクロヘキサノン210重量部を加
え、3時間分散を行なった。これを固形分が1.5wt
%になるように撹拌しながら、シクロヘキサノンで希釈
した。こうして得られた電荷発生層用塗工液を前記中間
層上に塗布乾燥し、厚さ約0.2μmの電荷発生層を形
成した。
え、3時間分散を行なった。これを固形分が1.5wt
%になるように撹拌しながら、シクロヘキサノンで希釈
した。こうして得られた電荷発生層用塗工液を前記中間
層上に塗布乾燥し、厚さ約0.2μmの電荷発生層を形
成した。
【0054】更に、例示化合物No.40を用いたこと
以外は、実施例3とまったく同様にして電荷輸送層を形
成し、電子写真感光体を作製した。
以外は、実施例3とまったく同様にして電荷輸送層を形
成し、電子写真感光体を作製した。
【0055】実施例7 実施例6の例示化合物No.40を下記式の電荷輸送物
質に代えたこと以外は、実施例6と同様にして電子写真
感光体を作製した。
質に代えたこと以外は、実施例6と同様にして電子写真
感光体を作製した。
【化11】 この時の電荷輸送層の移動度は、実施例1と同様にして
測定したところ、1.7×10-7cm2/V・secで
あった。
測定したところ、1.7×10-7cm2/V・secで
あった。
【0056】実施例8 実施例6の例示化合物No.40を下記式の電荷輸送物
質に代え、電荷輸送層用塗工液として、電荷輸送物質5
重量部、ポリカーボネート樹脂〔パレライトK−130
0(帝人化成社製)〕6重量部、シリコーンオイル〔K
F−50(信越化学工業社製)〕0.001重量部を4
3重量部の塩化メチレンに溶解したものを用いたこと以
外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を作製し
た。
質に代え、電荷輸送層用塗工液として、電荷輸送物質5
重量部、ポリカーボネート樹脂〔パレライトK−130
0(帝人化成社製)〕6重量部、シリコーンオイル〔K
F−50(信越化学工業社製)〕0.001重量部を4
3重量部の塩化メチレンに溶解したものを用いたこと以
外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を作製し
た。
【化12】 この時の電荷輸送層の移動度は、実施例1と同様にして
測定したところ、1.2×10-5cm2/V・secで
あった。
測定したところ、1.2×10-5cm2/V・secで
あった。
【0057】比較例8〜10 実施例6で用いた例示化合物No.40を比較例2、比
較例3、及び比較例4で用いた電荷輸送物質に代えたこ
と以外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を作製
した。
較例3、及び比較例4で用いた電荷輸送物質に代えたこ
と以外は、実施例6と同様にして電子写真感光体を作製
した。
【0058】以上得られた感光体を図2の構成で、第2
色目用画像露光光源の光量を可変の反転現像方式の装置
に入れ、感光体線速を変化させ、第2色目の画像濃度が
飽和するまで露光光量を増加し、得られた画像の画像濃
度を評価した。これを22℃55%RH、10℃15%
RHの2環境で行なった。結果を表5及び表6に示す。
色目用画像露光光源の光量を可変の反転現像方式の装置
に入れ、感光体線速を変化させ、第2色目の画像濃度が
飽和するまで露光光量を増加し、得られた画像の画像濃
度を評価した。これを22℃55%RH、10℃15%
RHの2環境で行なった。結果を表5及び表6に示す。
【0059】
【表5】
【0060】
【表6】
【0061】以上から明らかなように、OPC感光体の
電荷輸送層の移動度は光減衰に大きな影響を与えてお
り、特にシステム線速が大きく露光から現像までの時間
が短かくなると、移動度の小さなOPCでは、露光光量
を増加させても、現像部では十分な光減衰が行なわれて
おらず、良好な画像が得られない。従って、本発明のよ
うに移動度の大きな感光体を用いることで、露光開始か
ら現像終了までの短かい電子写真装置においても、良好
な画像を得ることができる。
電荷輸送層の移動度は光減衰に大きな影響を与えてお
り、特にシステム線速が大きく露光から現像までの時間
が短かくなると、移動度の小さなOPCでは、露光光量
を増加させても、現像部では十分な光減衰が行なわれて
おらず、良好な画像が得られない。従って、本発明のよ
うに移動度の大きな感光体を用いることで、露光開始か
ら現像終了までの短かい電子写真装置においても、良好
な画像を得ることができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1の電子写真画像形成装置は、導
電性支持体上に少なくとも電荷発生層と3×105V・
cm-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・sec-1以
上の移動度を有する電荷輸送層とを設けた電子写真感光
体を内蔵してなるものとしたことから、本装置による
と、露光開始から現像終了までの時間が0.1秒以内で
あっても,十分な光減衰が得られ、良好な画像を得るこ
とができる。
電性支持体上に少なくとも電荷発生層と3×105V・
cm-1の電界下で1×10-5cm2・V-1・sec-1以
上の移動度を有する電荷輸送層とを設けた電子写真感光
体を内蔵してなるものとしたことから、本装置による
と、露光開始から現像終了までの時間が0.1秒以内で
あっても,十分な光減衰が得られ、良好な画像を得るこ
とができる。
【0063】請求項2〜6の電子写真画像形成装置は、
電子写真感光体の電荷輸送層に、前記一般式(I)〜
(V)で示される少なくとも1種の化合物を含有してな
るものとしたことから電荷輸送層中の該化合物の配合比
を低くしても十分に高い移動度が保持できるので、電荷
輸送層の耐摩耗性の向上や製造コスト低減を可能にする
という効果が加わる。
電子写真感光体の電荷輸送層に、前記一般式(I)〜
(V)で示される少なくとも1種の化合物を含有してな
るものとしたことから電荷輸送層中の該化合物の配合比
を低くしても十分に高い移動度が保持できるので、電荷
輸送層の耐摩耗性の向上や製造コスト低減を可能にする
という効果が加わる。
【0064】請求項7の電子写真画像形成装置は、画像
形成プロセスの第一色目の画像を形成する一次帯電、露
光、現像各手段と、第二色目の画像を形成する一次帯
電、露光、現像各手段とが、前記感光体周囲に順に配置
されていても、十分な光減衰が得られ、良好な2色画像
を得ることができる。
形成プロセスの第一色目の画像を形成する一次帯電、露
光、現像各手段と、第二色目の画像を形成する一次帯
電、露光、現像各手段とが、前記感光体周囲に順に配置
されていても、十分な光減衰が得られ、良好な2色画像
を得ることができる。
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の1例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図2】2色の画像を形成させ且つトナー像を同時に転
写できるタイプの本発明に係る電子写真画像形成装置の
1例を示す説明図である。
写できるタイプの本発明に係る電子写真画像形成装置の
1例を示す説明図である。
1・・・感光体ドラム 2・・・一次帯電器 3・・・画像露光 4・・・現像器 5・・・転写帯電器 6・・・分離帯電器 7・・・クリーニング装置 2’・・・第一色目用一次帯電器 3’・・・第一色目用画像露光 4’・・・第一色目用現像器 2''・・・第二色目用一次帯電器 3''・・・第二色目用画像露光 4''・・・第二色目用現像器
Claims (7)
- 【請求項1】 導電性支持体上に少なくとも電荷発生層
と3×105V・cm-1の電界下で1×10-5cm2・V
-1・sec-1以上の移動度を有する電荷輸送層とを設け
た電子写真感光体を内蔵してなることを特徴とする、露
光開始から現像終了までの時間が0.1秒以下の画像形
成プロセスに好適に用いられる電子写真画像形成装置。 - 【請求項2】 前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷
輸送材料として少なくとも下記一般式(I)で示される
化合物を含有してなることを特徴とする請求項1記載の
電子写真画像形成装置。 【化1】 〔式中、A、R1及びnはそれぞれ以下のものを示す。 A:下記一般式(XI)で示される基、9−アントリル
基、又は置換若しくは無置換のN−アルキルカルバゾリ
ル基、 【化2】 R1:水素原子、アルキル基又はフェニル基、 R2:水素原子、アルキル基、アルコキシ基、又はハロ
ゲン原子、 R3、R4:アルキル基、置換若しくは無置換のアラルキ
ル基、又は置換若しくは無置換のアリール基、但し、R
3、R4は共同して環を形成してもよい、 n:0又は1の整数。〕 - 【請求項3】 前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷
輸送材料として少なくとも下記一般式(II)で示される
化合物を含有してなることを特徴とする請求項1記載の
電子写真画像形成装置。 【化3】 (式中、R5はアルキル基、アリール基又はアルコキシ
基を示す。) - 【請求項4】 前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷
輸送材料として少なくとも下記一般式(III)で示され
る化合物を含有してなることを特徴とする請求項1記載
の電子写真画像形成装置。 【化4】 (式中、R6、R7はそれぞれ独立して、水素原子、アル
キル基、アルコキシ基、又はハロゲン原子を示す。) - 【請求項5】 前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷
輸送材料として少なくとも下記一般式(IV)で示される
化合物を含有してなることを特徴とする請求項1記載の
電子写真画像形成装置。 【化5】 (式中、R8はアルキル基、アリール基、アルコキシ基
又はアラルキル基を示す。) - 【請求項6】 前記電子写真感光体の電荷輸送層が電荷
輸送材料として少なくとも下記一般式(V)で示される
化合物を含有してなることを特徴とする請求項1記載の
電子写真画像形成装置。 【化6】 (式中、R9、R10、R11、R12、R13はそれぞれ独立
して、水素原子、アルキル基、アルコキシ基又はハロゲ
ン原子を示す。) - 【請求項7】 画像形成プロセスの第一色目の画像を形
成する一次帯電、露光、現像各手段、第二色目の画像を
形成する一次帯電、露光、現像各手段とが、前記感光体
周囲に順に配置されてなることを特徴とする請求項1記
載の電子写真画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6222543A JPH0862862A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 電子写真画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6222543A JPH0862862A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 電子写真画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862862A true JPH0862862A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16784097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6222543A Pending JPH0862862A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 電子写真画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0862862A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09304954A (ja) * | 1996-05-17 | 1997-11-28 | Ricoh Co Ltd | 電子写真画像形成装置 |
JP2000305289A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-11-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用感光体と、それを用いた画像形成方法及び装置 |
JP2003167363A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-13 | Sharp Corp | 電子写真用感光体及びその製造方法 |
JP2003195535A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US6800410B2 (en) | 2001-10-02 | 2004-10-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
JP2007310040A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2008096963A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2008096964A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP6222543A patent/JPH0862862A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09304954A (ja) * | 1996-05-17 | 1997-11-28 | Ricoh Co Ltd | 電子写真画像形成装置 |
JP2000305289A (ja) * | 1999-02-16 | 2000-11-02 | Ricoh Co Ltd | 電子写真用感光体と、それを用いた画像形成方法及び装置 |
US6800410B2 (en) | 2001-10-02 | 2004-10-05 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus |
JP2003167363A (ja) * | 2001-12-04 | 2003-06-13 | Sharp Corp | 電子写真用感光体及びその製造方法 |
JP2003195535A (ja) * | 2001-12-27 | 2003-07-09 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2007310040A (ja) * | 2006-05-17 | 2007-11-29 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2008096963A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置及び画像形成方法 |
JP2008096964A (ja) * | 2006-09-15 | 2008-04-24 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および画像形成方法 |
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