JPH0862681A - 閃光発光装置 - Google Patents

閃光発光装置

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JPH0862681A
JPH0862681A JP20223194A JP20223194A JPH0862681A JP H0862681 A JPH0862681 A JP H0862681A JP 20223194 A JP20223194 A JP 20223194A JP 20223194 A JP20223194 A JP 20223194A JP H0862681 A JPH0862681 A JP H0862681A
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JP
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light emission
voltage
signal
circuit
capacitor
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JP20223194A
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Satoshi Kawakami
智 川上
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】パワースイッチオフ後の不意の外来ノイズ等に
よる誤発光からくるIGBT破壊の危険性を極力小さく
する。 【構成】CPU1からの発光停止信号の経路中に一定時
間信号の伝達を遅延させるための制御信号遅延回路14
を設けている。このような構成にてパワースイッチオフ
確認後は充電動作を停止し、レンズを沈胴させ、LCD
を消灯する。その後、信号遅延用のタイマを開始させ、
規定時間経過する迄この状態を維持する。この時発光停
止信号は出力したまま、つまりIGBTゲート端は接地
されたままの状態であるが、カメラとして低消費電力モ
ード、停止状態になっている。タイマが規定時間経過し
た後、信号STOFFは停止して停止クラブをセット
し、CPU1は本当の低消費電力モードに入り、次のパ
ワースイッチの変化を待つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光量を制御可能なスト
ロボの発光制御素子の誤作動による破壊を防止する閃光
発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、絶縁ゲート型バイポーラトラ
ンジスタを用いて発光量制御を行うストロボ回路が種々
のタイプで実用化されている。そして、最近では、特開
平4−39640号公報に開示されているように、発光
前にIGBT(Insulated GateBipolar Transistor) を
動作状態にするための電源を直前にメインコンデンサと
並列に接続した小容量のコンデンサを充電動作によって
充電する事で起こす技術も提案されている。また、外乱
ノイズ等による誤作動による素子破壊への対策として、
IGBTのゲート端は発光態勢以外においては、常にC
PUによって接地されている他、メインスイッチオフ後
のCPU停止時にゲート部に残留電圧がある場合も出来
る限り早く放電するようにゲート端を高抵抗を介して接
地している例もある。
【0003】ここで、上記特開平4−39640号公報
等に示されるIGBTを用いたストロボ回路の構成を図
2に示す。同図(a)に示されるように、このストロボ
回路は、電池電源21のエネルギを増幅するためのメイ
ントランス25と、昇圧したエネルギを蓄えるメインコ
ンデンサ28と、図示しないCPUからの信号cを受け
てトリガ出力を発生するXe管30と、このXe管30
を流れる電流を遮断する事で発光を停止させるためのI
GBT31とを基本構成としている。
【0004】このような構成のストロボ回路において、
動作に伴って発生する各部電圧の波形を図3に示す。充
電信号aによって図2の充電回路は昇圧動作を開始す
る。トランス25の2次出力によってメインコンデンサ
28の電圧VMCは上昇し、同時にコンデンサ38も電圧
MCとほぼ同じレベルで充電される。分圧抵抗32,3
3によって作られた電圧dは不図示のCPUによってモ
ニタされ、停止電圧迄達したところで信号aは反転し動
作を停止する。コンデンサ38はIGBT31のゲート
電圧源の役目もあり、充電動作停止後はコンデンサ38
の放電により定電圧ダイオード39によってIGBT3
1のゲート電圧に必要な電圧を発生する。
【0005】但し、第2レリーズスイッチオンによる発
光待機状態以外では不意の外来ノイズによる誤動作によ
るIGBT31の破壊を防ぐために発光停止信号cを常
に出力し、トランジスタ34によってIGBT31のゲ
ート端を接地している。コンデンサ38は充電動作停止
後、定電圧ダイオード39、分圧抵抗32,33を介し
て放電される。カメラの第2レリーズ動作に伴って出力
される充電信号aにより充電動作を開始コンデンサ38
を充電する。コンデンサ38はメインコンデンサ28に
比べごく小さい容量なので数ms内にメインコンデンサ
28と同電位まで達する。かかる電位を不図示のCPU
によってモニタし、任意の電圧以上になったら信号aを
解除して充電を停止する。同時に、信号cの出力を停止
しトランジスタ34をオフする事でコンデンサ38から
の放電電流によって定電圧ダイオード39により規定電
圧を発生IGBT31はオン状態となり発光態勢を整え
る。IGBT31のゲート端には数千pFの容量がある
ので、実際には定電圧ダイオード39の規定電圧に達す
るには十数ms必要となる。カメラの測光回路によりス
トロボ発光が必要と判断された時は信号c停止後、所定
時間経過した後、発光開始信号b出力により放電管30
にトリガを与え発光を開始する。必要な発光量だけ発光
したところで発光停止信号cを出力し、IGBT31の
ゲートをトランジスタ34によって接地し、IGBT3
1をオフ状態にする事で放電管30を流れる電流を遮断
する。
【0006】以下、図4のフローチャートを参照してこ
のようなストロボ回路を採用したカメラの通常動作を簡
単に説明する。電池が装填されるとパワースイッチのオ
ン/オフが判断され、当該スイッチがオフの時は図5の
パワースイッチオフルーチン(ステップS81以降)へ
移行する。当該スイッチがオンの時は前回のパワースイ
ッチオフ前に変更されたモード設定を戻し、IGBT3
1のゲートを接地すべく信号STOFFを出力し、バッ
テリチェックを行う。その後、アトブタの開閉を判断
し、該アトブタが閉じていれば前回パワースイッチオフ
前にE2 PROMに記録したフィルムの状態に応じてオ
ートロード、リワインド、1駒巻上げ等の動作に入る。
各動作の後、表示点灯しレンズを初期位置にセットする
(ステップS1〜S14)。
【0007】再びパワースイッチの状態を判断した後,
ストロボ回路を動作して充電を開始する(ステップS1
5〜S19)。充電完了後、アトブタの変化を確認して
レリーズ信号の入力待ちとなる(ステップS20〜S2
2)。レリーズ信号の入力を受けるとバッテリチェック
を行い測光・測距の後IGBT31を発光準備にすべく
先に説明した小充電動作を行う。前述の測光動作の結
果、ストロボ発光が必要と判断されている時は撮影レン
ズ駆動して合焦後シャッタ制御の動作に合わせて図3の
信号タイミングでストロボ発光を行う(ステップS23
〜S28)。その後、アトブタの開閉状態を判断して撮
影駒を巻き上げフィルム終端に行きついた場合はリワイ
ンドを行う。その他の場合は、再びE2 PROMの状態
確認へ戻る(ステップS29〜S32)。
【0008】続いて、図5のフローチャートによりスト
ロボ充電動作を説明する。充電動作に伴ってCPU,C
PU周辺回路への供給電圧が低下するのを補うために昇
圧回路を動作させる(ステップS51〜S53)。次に
充電動作中に作動するタイマを初期値にリセットする。
これは、ストロボが何らかの不具合を発生して昇圧動作
をしても充電できない場合等に発熱や発煙を起こさない
様に規定時間以内に所定電圧迄上昇しない場合は充電を
停止するためのダメージをチェックするタイマと、電池
容量低下時に規定電圧に達しないのにいつまでも充電を
継続してレリーズを受けつけないといった不都合が起き
ない様に一定時間で強制停止するためのタイマを示すも
のである(ステップS54,S55)。
【0009】タイマリセット後、充電開始と同時にタイ
マスタートする。動作開始後は充電電圧をモニタし、先
述のダメージチェックを行い、充電電圧が発光許可レベ
ルに達したかどうかを判定する。充電電圧が規定時間以
内に上記レベルに達しない時はダメージフラグをたてて
充電を停止する(ステップS56〜S64)。
【0010】発光許可レベルをクリアできた時はタイマ
をリセットして充電停止電圧の判定を行う。この間、再
びタイマによって発光許可電圧以後停止電圧迄の時間が
規定以上になる様であれば充電停止してダメージフラグ
をたてる。停止電圧に達した場合は充電完了フラグをた
てる等して充電動作を停止する。充電フロー中にもパワ
ースイッチの状態変化がないかどうかを判断しスイッチ
オフされた場合は充電動作を停止し、撮影レンズを沈胴
しLCD表示を停止し、CPU周辺電源用の昇圧回路を
停止し、入出ポートを初期状態に設定し、CPUを低消
費電力モードにする(ステップS65〜S78)。
【0011】尚、先に図2に示したように、発光停止信
号cを出力してIGBT31のゲート端を接地状態にし
ている時は、トランジスタ34,37は動作状態で電力
を消費しているので、通常上記の低消費電力モードに入
る場合は発光停止信号cの出力も停止しIGBT31の
ゲート端は不定状態になっている。充電途中のパワース
イッチオフに対して半充電状態のコンデンサ38により
定電圧ダイオード39に電圧が発生するので、早期に、
このコンデンサを放電すべく図2(b)に示される様に
抵抗40によりIGBT31のゲートを接地している場
合もある。但し、赤目軽減用の連続小発光を繰り返す場
合第2レリーズオン後の1度の小充電動作のみで0.7
〜1秒の間電圧を維持するために抵抗40はかなりの高
抵抗の必要がありコンデンサ38を即座に放電する効果
は低いものになってしまう。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電動
作途中又は充電動作直後等のタイミングでパワースイッ
チをオフした場合、IGBT駆動系の電源となるコンデ
ンサの残留電荷によって発生するゲート電圧がゲート接
地用の信号が出力されないがために直接ゲートに印加さ
れ、上記コンデンサの電圧降下に伴って同様にゲート電
圧も徐々に降下するという現象が現れる。この時、何ら
かの外来ノイズにより放電管が発光状態になった場合、
IGBT31を流れる電流とゲート電圧とが合わないた
めにIGBT31が破壊する場合がある。また、この危
険な時間領域を短くするために図2(b)に示されるよ
うにゲート・カソード間に抵抗を接続して放電経路を増
しても前述の理由により低抵抗が使えないのであまり効
果は見込めない事になる。
【0013】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、パワースイッチオフ後の
不意の外来ノイズ等による誤発光からくるIGBT破壊
の危険性を極力小さくすることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様による閃光発光装置は、電源を
含む昇圧回路と、この昇圧回路によって充電されるメイ
ンコンデンサと、このメインコンデンサの放電経路中に
直列に接続された放電管と、発光開始信号に応答して上
記放電管のトリガ電極に起動電圧を印加して放電管を導
通状態に励起するトリガ手段と、上記メインコンデンサ
の放電経路中に直列に接続されたゲート制御型の第1の
スイッチング素子と、この第1のスイッチング素子のゲ
ート電極に電圧を印加し、第1のスイッチング素子を導
通状態に転じると共に発光停止信号に応答して該ゲート
電極への電圧印加を停止し上記第1のスイッチング素子
を非導通状態に復帰させる第2のスイッチング素子を含
むゲート電極制御手段と、このゲート電極制御手段を、
電源スイッチのオフ後も所定期間動作状態にする遅延手
段とを具備することを特徴とする。
【0015】そして、第2の態様による閃光発光装置
は、上記ゲート電極制御手段の、上記第1のスイッチン
グ素子におけるゲート電極への電圧印加を、上記昇圧回
路によって充電される他のコンデンサと、該他のコンデ
ンサの放電経路中に直列に接続された非線形素子とによ
って得る事を特徴とする。
【0016】
【作用】即ち、本発明の第1の態様による閃光発光装置
では、昇圧回路には電源が含まれており、メインコンデ
ンサは該昇圧回路によって充電され、放電管は該メイン
コンデンサの放電経路中に直列に接続され、トリガ手段
は発光開始信号に応答して上記放電管のトリガ電極に起
動電圧を印加して放電管を導通状態に励起する。そし
て、ゲート制御型の第1のスイッチング素子は上記メイ
ンコンデンサの放電経路中に直列に接続され、ゲート電
極制御手段は該第1のスイッチング素子のゲート電極に
電圧を印加し、第1のスイッチング素子を導通状態に転
じると共に発光停止信号に応答して該ゲート電極への電
圧印加を停止し上記第1のスイッチング素子を非導通状
態に復帰させる第2のスイッチング素子を含む。さら
に、遅延手段は該ゲート電極制御手段を、電源スイッチ
のオフ後も所定期間動作状態にする。
【0017】そして、第2の態様による閃光発光装置で
は、上記昇圧回路によって充電される他のコンデンサと
該他のコンデンサの放電経路中に直列に接続された非線
形素子とによって、上記第1のスイッチング素子におけ
るゲート電極への電圧印加を得る。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例につ
いて説明する。先ず図1には本発明の閃光発光装置の概
略的な構成を示し説明する。同図に示されるように、全
体の制御を司るCPU1には測光回路2と測距回路3、
フィルム給送回路4、モードスイッチ入力回路9、DX
コード入力回路10、1stレリーズスイッチ5、2n
dレリーズスイッチ6がそれぞれ電気的に接続されてい
る。さらに、CPU1にはレンズ駆動回路7を介してレ
ンズモータ8が、セクタシャッタ駆動回路11を介して
セクタシャッタ12がそれぞれ接続されている。この
他、CPU11には、充電回路13a、充電検知回路1
3cにも接続されており、制御信号遅延回路14を介し
て発光制御回路13bにも接続されている。尚、これら
充電回路13a、充電検知回路13c、発光制御回路1
3bが一体となってストロボ回路13を構成している。
【0019】このような構成において、測光回路2、測
距回路3の情報や、DXコード入力回路10によるフィ
ルムのDX情報に関する情報に基づいてカメラに内蔵さ
れたCPU1によって演算した結果により撮影レンズの
駆動量を決めてレンズ駆動回路7によりレンズモータ8
を駆動してレンズを動かす。また、前記情報によりシャ
ッタ開口時間を決めてシャッタ駆動回路11によりセク
タシャッタ12を動かす。フィルム給送回路4は上記C
PU1の命令により巻き上げ、巻き戻しを行うモータを
駆動するためのものである。さらに、充電回路13a、
発光制御回路13b、充電検知回路13cから成るスト
ロボ回路13は、充電検知回路13cからの情報に基づ
いてCPU1により直接駆動される。そして、この発光
制御回路13bへの信号は通常発光開始信号と発光停止
信号とから成る。本発明においては、CPU1からの発
光停止信号の経路中に一定時間信号の伝達を遅延させる
ための制御信号遅延回路14を設けている。さらに、レ
リーズスイッチは通常2段レリーズになっており、1s
tレリーズにより測光、測距回路を駆動、2ndレリー
ズでレンズ駆動、ストロボ回路駆動を行う。
【0020】次に図6は上記制御信号遅延回路14の機
能をCPU1が有する第1の実施例のシーケンスを示す
フローチャートである。これは、前述した図5のストロ
ボ充電のフローに続くもので、ステップS1,S15,
S59,S66にてパワースイッチオフを判断した場合
にこのシーケンスに移行する。
【0021】即ち、先に示した図4のメインフローでス
トロボ充電に入るとストロボダメージフラグを確認した
上でCPU周辺回路のための電源昇圧回路を作動させ
る。そして、ストロボダメージ確認のためのタイマをリ
セットした後、発光停止信号(図2における信号c、信
号STOFF)を出力し、図2におけるIGBT31の
ゲート端を接地した上で充電開始タイマ作動させる。こ
の充電開始後、パワースイッチ判断後、充電電圧をモニ
タし、ダメージ確認して発光許可電圧に達したかどうか
を判断する。さらに、規定時間内に発光許可電圧に達し
た時は再びパワースイッチ確認後タイマを一度リセット
して充電停止電圧に到達したかどうかを判断する。そし
て、上記のパワースイッチの判断においてスイッチがオ
フされたと判断された時は図6のパワースイッチオフの
フローへ移行する。
【0022】上記パワースイッチオフ確認後は、充電動
作を停止し、レンズを沈胴させ、LCDを消灯する。そ
の後、信号遅延用のタイマをスタートさせ、規定時間経
過する迄この状態を維持する。この時発光停止信号は出
力したまま、つまりIGBTゲート端は接地されたまま
の状態であるが、カメラとして外観上は低消費電力モー
ド、停止状態になっている。尚、タイマの設定値は図2
におけるコンデンサ38の電荷がトランジスタ34を介
して放電される必要な時間でコンデンサの容量によって
左右されるが、通常10〜数10秒といったところであ
る。こうして、タイマが規定時間経過した後、上記信号
STOFFの出力を停止して停止フラグをセットし、C
PU1は本当の低消費電力モードに入り、次のパワース
イッチの変化を待つことになる(ステップS101〜S
111)。
【0023】次に図7には各回路の各部波形を示し説明
する。充電動作中は図2のメインコンデンサ28の電圧
上昇に伴ってモニタするための抵抗32,33による分
割電圧dも同様の上昇カーブを描く。この間、信号c
(STOFF)は出力されているので定電圧ダイオード
39のカソード端は接地されており電圧は発生しない。
この充電動作の途中でパワースイッチをオフした場合、
充電信号aは停止するが信号STOFFはそのままでコ
ンデンサ28の電荷はトランジスタ34を通じて抵抗3
2,33を通じ放電される場合より早く放電できる。図
に示す破線は従来例の場合で充電信号オフとほぼ同時に
信号STOFFも解除されるのでコンデンサ34はメイ
ンコンデンサ28とほぼ同じ電圧を保持しているために
すぐに定電圧ダイオード39に電圧が発生しIGBT3
1はオン状態になる。抵抗40によって定電圧ダイオー
ド39を流れる電流はかなり絞られておりコンデンサ3
8にある程度の電圧がある間にも定電圧ダイオード39
による電圧VZ は徐々に低下する。IGBT31ゲート
端電圧がメインコンデンサ28に残留している電圧によ
るアノード電流を流すに充分でなくなったところで外来
ノイズ等により充電管30が発光してアノード電流が流
れた場合IGBT31の破壊につながる時がある。
【0024】次に図8には図7により説明した状況がよ
り明確に現れる回路例を示す。ここでは、図2に対して
異なる部分についてのみ説明する。充電信号aによって
昇圧トランス25の2次側に発生した出力がメインコン
デンサ28を充電できるように整流ダイオード26,2
7を介して接続されており、同時にその電圧をCPUで
モニタできる様に抵抗32,33で分圧している。ダイ
オード27はメインコンデンサ28からの放電を防ぐた
めで同時にコンデンサ38を充電し分圧用の抵抗を介し
て放電しない方向に接続されたダイオード41を介して
コンデンサ38は接続されている。充電動作停止後、コ
ンデンサ38は抵抗40を介して放電する事で定電圧ダ
イオード39によってIGBT31をオンするに足る電
圧を発生する。この例によると、図2の場合に比べコン
デンサ38が分圧抵抗を介して放電される事がないため
に1度のIGBT起動動作(具体的には短時間の充電動
作)で長い時間ゲート電圧を維持できる事になる。
【0025】かかる回路の発光のシーケンスは先に示し
た図2のほぼ同じで図9に示す通りである。異るのはコ
ンデンサ38がダイオード41で区切られているのでモ
ニタ出力dが充電動作中以外ではほとんど出力がなくな
るという点ぐらいである。
【0026】次に図10には図1の概念図の制御信号遅
延回路14を電気回路によって実施した第2の実施例を
示し説明する。充電回路、発光回路部はパワースイッチ
41の物理的なスイッチにより電源の断続が行なわれ
る。このスイッチ41は同時にCPUやその周辺の電源
経路も断続をする。発光・充電回路については先に図8
の例で説明したものと同一であるが、CPUからの発光
信号b、発光停止信号cを受ける初段のPNPトランジ
スタ42,43はスイッチ41によって断続されない電
源端に直接接続されている。コンデンサ45は充電回路
の動作時にトランス25の一次側巻線に発生する逆起電
圧等によるCPU電源ラインにのるノイズを抑えるため
のもので、通常のカメラ回路には第6図の場合等も含め
大抵入れられている。発光停止信号cによって動作する
トランジスタ43のベース端は、一般にワンショットマ
ルチバイブレータと呼ばれる単安定回路で、入力の立下
がりを受けて任意の期間出力を反転させる事のできるも
のである。尚、本実施例の場合、その入力はリセットI
Cの出力からとっている。そして、リセットICはCP
Uが電源電圧低下時に誤動作を起こさない様にCPUの
動作電圧範囲内にCPUの動作を停止させるための信号
を出力する比較器の一種である。また、ワンショットマ
ルチバイブレータの電源はパワースイッチ41の動作に
左右される事がない様に直接システム全体の電源からと
っている。
【0027】次に図11は図10の第2の実施例の充電
動作中のパワースイッチオフ時の動作を表すタイムチャ
ートである。パワースイッチによりスイッチ41後の電
源電圧VCC2 はコンデンサ45の放電により徐々に低下
する。電圧VCC2 がCPUの動作電圧範囲を下回る直前
にリセットICは出力を反転してCPUは各出力ポート
を初期設定に戻して動作を停止する。そして、パワース
イッチをオフした時充電動作途中であった場合充電信号
a、発光停止信号cとも初期設定に戻るのでHレベルに
なる。さらに、リセットICの出力を受けてワンショッ
トマルチバイブレータの出力eは反転してLとなりトラ
ンジスタ43は引き続き動作状態にありトランジスタ3
4を駆動、IGBT31のゲート端を接地し続ける。ワ
ンショットマルチバイブレータは予め設定された期間L
を出力しその間コンデンサ38はトランジスタ34によ
って放電され設定時間経過後出力は安定状態に戻る。
【0028】以上詳述したように、本発明の閃光発光装
置によれば、発光制御素子にIGBTを用いたストロボ
回路でIGBT駆動電源の保持能力の高い回路を用いた
場合でもパワースイッチオフによるカメラ動作停止後の
誤発光等によるIGBTの不飽和領域での作動によって
発生する素子の破壊を防ぐ事ができる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、パワースイッチオフ後
の不意の外来ノイズ等による誤発光からくるIGBT破
壊の危険性を極力小さくした閃光発光装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閃光発光装置の概略的な構成を示す図
である。
【図2】従来例に係るIGBTを用いたストロボ回路の
構成を示す図である。
【図3】図2のストロボ回路において、動作に伴って発
生する各部電圧の波形を示すタイムチャートである。
【図4】図2のストロボ回路を採用したカメラの通常動
作を説明するためのフローチャートである。
【図5】図2のストロボ回路を採用したカメラのストロ
ボ充電動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】制御信号遅延回路14の機能をCPU1が有す
る第1の実施例のシーケンスを示すフローチャートであ
る。
【図7】図1の各回路の各部波形を示すタイムチャート
である。
【図8】図7により説明した状況がより明確に現れる回
路例を示す図である。
【図9】図8に示す回路の発光のタイミングを示すタイ
ムチャートである。
【図10】図1の概念図の制御信号遅延回路14を電気
回路によって実施した第2の実施例に係る閃光発光装置
の構成を示す図である。
【図11】図10の第2の実施例の充電動作中のパワー
スイッチオフ時の動作を表すタイムチャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…測光回路、3…測距回路、4…フィル
ム給送回路、5…1stレリーズスイッチ、6…2nd
レリーズスイッチ、7…レンズ駆動回路、8…レンズモ
ータ、9…モードスイッチ入力回路、10…DXコード
入力回路、11…セクタシャッタ駆動回路、12…セク
タシャッタ、13…ストロボ回路、13a…充電回路、
13b…発光制御回路、13c…充電検知回路、14…
制御信号遅延回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源を含む昇圧回路と、 この昇圧回路によって充電されるメインコンデンサと、 このメインコンデンサの放電経路中に直列に接続された
    放電管と、 発光開始信号に応答して上記放電管のトリガ電極に起動
    電圧を印加して放電管を導通状態に励起するトリガ手段
    と、 上記メインコンデンサの放電経路中に直列に接続された
    ゲート制御型の第1のスイッチング素子と、 この第1のスイッチング素子のゲート電極に電圧を印加
    し、第1のスイッチング素子を導通状態に転じると共に
    発光停止信号に応答して該ゲート電極への電圧印加を停
    止し上記第1のスイッチング素子を非導通状態に復帰さ
    せる第2のスイッチング素子を含むゲート電極制御手段
    と、 このゲート電極制御手段を、電源スイッチのオフ後も所
    定期間動作状態にする遅延手段と、を具備することを特
    徴とする閃光発光装置。
  2. 【請求項2】 上記ゲート電極制御手段の、上記第1の
    スイッチング素子におけるゲート電極への電圧印加を、
    上記昇圧回路によって充電される他のコンデンサと、該
    他のコンデンサの放電経路中に直列に接続された非線形
    素子とによって得る事を特徴とする請求項1に記載の閃
    光発光装置。
JP20223194A 1994-08-26 1994-08-26 閃光発光装置 Withdrawn JPH0862681A (ja)

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