JPH086234B2 - 作業用手袋の連続製造方法 - Google Patents

作業用手袋の連続製造方法

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Publication number
JPH086234B2
JPH086234B2 JP11931891A JP11931891A JPH086234B2 JP H086234 B2 JPH086234 B2 JP H086234B2 JP 11931891 A JP11931891 A JP 11931891A JP 11931891 A JP11931891 A JP 11931891A JP H086234 B2 JPH086234 B2 JP H086234B2
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JP
Japan
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yarn
wound
package
gloves
core
Prior art date
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Application number
JP11931891A
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JPH04327245A (ja
Inventor
小市 小久保
Original Assignee
株式会社丸保繊維
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業用手袋の連続製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の作業手袋用糸としては、中空スピ
ンドルに嵌挿したボビンから巻き付け糸を引き出し、前
記中空スピンドル内を通過して引き出された直後の芯糸
に前記巻き付け糸を巻き付けて得られる糸を、一旦パッ
ケージに巻き取った後、編機に装架し、手袋に編成して
いた。この際、使用される巻き付け糸としては、リング
紡績法等によって得られる通常の加撚糸が、芯糸として
加撚糸又は無撚糸が用いられていた。
【0003】然しながらこのような作業手袋用の糸は、
芯糸としての加撚糸又は無撚糸表面に、巻き付け糸と
しての加撚糸が巻き付いた構成からなるものであるた
め、糸の光沢,風合が失われ、柔らか味を失い、この糸
を使って編成した作業手袋は編目が粗となり、編目を通
して塵埃や油等が手に付着し易く手の汚れを防止し難い
などの欠点が認められた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、光沢,風
合のすぐれた手袋編成用の糸を得、これを直接編機に供
給することにより、工程を簡略化すると共に柔軟性に富
み、ふっくらとした厚味のある作業手袋を得ることを目
的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】無撚糸からなる巻き付け
糸のパッケージを可変速回転する中空スピンドルに嵌挿
し、加撚糸からなる芯糸を編機の編成速度に従ってパッ
ケージから引き出し、前記加撚糸からなる芯糸を中空ス
ピンドル内を通過せしめ、通過した直後に前記巻き付け
糸のパッケージから引き出された無撚りの巻き付け糸
を、2.5cm当り数回の割合で巻き付け、得られた糸
を直接編機に供給して手袋を編成する。
【0006】
【作用】芯糸としての加撚糸上に、巻き付け糸としての
無撚糸を巻き付け、得られた糸を直接編機に供給,編成
することにより、柔軟性に富み、編目の密なフェルト状
の手袋を得る。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本発明の実施例を説明す
る。
【0008】巻き付け糸1のパッケージ2を、可変速モ
ータ3によりベルト4を介して回転する中空スピンドル
5に嵌挿し、芯糸6のパッケージ7から引き出され、ガ
イド8を経て前記中空スピンドル5内を通過した芯糸6
は、中空スピンドル5を通過した直後に前記巻き付け糸
1を巻き付けられ、ガイド9を経て直接編機10に給糸
され作業手袋に編成される。
【0009】前記芯糸6は編機10の給糸装置の移動に
従って引き出され、編機10が編成を停止したときは芯
糸6の引き出しも停止する。又、巻き付け糸1のパッケ
ージ2は、芯糸6の引き出し速度に対応してその回転が
制御され、芯糸6上に2.5cm当り2〜3回の割合で
巻き付けられる。ニードルベット両端のキャリッジの反
転動時における給糸量の変化程度では回転は変化させな
い。中空スピンドル5の回転は、前記した可変速モータ
3による外、モータと中空スピンドル5の間に無段変速
装置等を介置し、編機10の編成速度に対応して制御さ
れる。
【0010】使用される巻き付け糸1としては、無撚
糸、例えばポリエステル短繊維65%,反毛35%を混
綿し、紡毛カード等によりウエブ状とし、得られたウエ
ブを幅5mm程度の紐状にカッティングし、これをトラ
バースしながらボビン上に巻き取った8番手程度の無撚
糸が、芯糸6としては、リング紡績等によって得られる
加撚糸、例えばポリエステル短繊維45%,綿55%の
20〜40番手の混紡加撚糸が用いられる。そして巻き
付け糸1は芯糸6上に2.5cm当り数回、好ましくは
2〜3回の割合で巻き付けると、得られた糸による手袋
の編成はスムーズに行われ、極めて柔軟性に富み、編目
の密な長期の使用に耐えるフェルト状の手袋を得ること
ができるけれども、若し巻き付け糸の巻き付け回数がこ
れより多くなると、柔軟性が減少して固い糸となり、得
られる手袋は粗剛感を有するものとなる。又、逆に巻き
付け糸の巻き付け回数が少いと、腰の弱い糸となるばか
りか巻き付け糸が芯糸に充分巻付かず、編成時巻き付け
糸が分離飛散して編成が困難となり、手袋を得ることが
出来たとしても使用時の摩擦等により巻き付け糸が抜け
落ちて、短期間のうちに使用に耐えなくなるなどの問題
を生ずる。
【0011】
【発明の効果】以上詳細に述べた通り、本発明は、無撚
糸からなる巻き付け糸のパッケージを可変速回転する中
空スピンドルに嵌挿し、加撚糸からなる芯糸を編機の編
成速度に従ってパッケージから引き出し、前記加撚糸か
らなる芯糸を中空スピンドル内を通過せしめ、通過した
直後に前記巻き付け糸のパッケージから引き出された無
撚りの巻き付け糸を、2.5cm当り数回の割合で巻き
付け、得られた糸を直接編機に供給して手袋を編成する
ものであるから、芯糸を無撚糸、巻き付け糸を加撚糸と
した従来の糸に比べ、糸自体極めて光沢,風合にすぐ
れ、然も編機の編成速度に従って芯糸を芯糸のパッケー
ジから引き出し、巻き付け糸の巻き付けを行い、得られ
た糸を直接編機に供給し、手袋を編成するものであるか
ら、芯糸に対する巻き付け糸の巻き付けが完了した糸を
一旦パッケージに巻き取り、別途編機に装架して手袋を
編成する従来の方法に比し、工程の省略が行われ、その
結果、糸に余分な摩擦力や張力などが加わることなく、
極めて柔軟性に富み、長期の使用に耐える編目の密なフ
ェルト状の作業用手袋を安価に得ることができ、手袋を
通して塵埃や油等が手に付着するようなことも完全に防
止された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する装置の概要を示す略線図
である。
【符号の説明】
1 巻き付け糸 3 可変速モータ 5 中空スピンドル 6 芯糸 10 編機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無撚糸からなる巻き付け糸のパッケージ
    を可変速回転する中空スピンドルに嵌挿し、加撚糸から
    なる芯糸を編機の編成速度に従ってパッケージから引き
    出し、前記加撚糸からなる芯糸を中空スピンドル内を通
    過せしめ、通過した直後に前記巻き付け糸のパッケージ
    から引き出された無撚りの巻き付け糸を、2.5cm当
    り数回の割合で巻き付け、得られた糸を直接編機に供給
    して手袋を編成する作業用手袋の連続製造方法。
JP11931891A 1991-04-23 1991-04-23 作業用手袋の連続製造方法 Expired - Lifetime JPH086234B2 (ja)

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JPH04327245A JPH04327245A (ja) 1992-11-16
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101352033B1 (ko) * 2012-06-26 2014-01-16 유철 환편기용 고속 연사장치 및 그 방법

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