JPH0140129B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0140129B2 JPH0140129B2 JP57189093A JP18909382A JPH0140129B2 JP H0140129 B2 JPH0140129 B2 JP H0140129B2 JP 57189093 A JP57189093 A JP 57189093A JP 18909382 A JP18909382 A JP 18909382A JP H0140129 B2 JPH0140129 B2 JP H0140129B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- tension
- short fiber
- fiber fleece
- spun yarn
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
Description
本発明は紡績糸様風合とフイラメントの優れた
機能性の両方を合わせもつ複合紡績糸を高能に製
造する方法に関する。 従来、短繊維と長繊維フイラメントの複合紡績
糸としては、紡績工程の精紡機を利用して、ドラ
フトした粗糸にフイラメント糸を供給して複合さ
せリング・トラベラーで実撚を加えながら巻取る
いわゆるコアスパルの技術が知られている。然し
ながら、この方法は実撚を使用する関係で、紡出
速度がせいぜい10〜20ｍ／分の低速度に制約さ
れ、コストがかなり高くなる欠点があつた。 最近、従来の紡績方法とは、その製造原理が根
本的に異なつた無撚紡績方法あるいは結束紡績方
法なるものが開発研究され、非常に高能率に紡績
糸が出来るようになりつつある。すなわち第１図
はその一例を示す工程図であつて、１は連続繊維
からなるトウであり、これを送り出しローラー５
と該送り出しローラー５より高速度で回転する牽
切ローラー９の間で延伸・牽切して短繊維フリー
スとし、引続いて、牽切ローラー９から吸引作用
を有する空気ノズル１０によつて搬出される該短
繊維フリースに旋回作用を有する空気ノズル１１
により抱合を付与し、ワインダー１４で巻取ると
いうものである。 本発明の目的は、従来の紡績方法による低能率
の複合紡績糸の製造方法を改良するため、前記の
流体利用による紡績方法を利用して、非常な高速
度で生産可能な複合紡績糸の製造方法を提案する
ことにある。 即ち、本発明は、送り出しローラーと、該送り
出しローラーの周速度より速い周速度で回転する
一対の牽引ローラーとの間で、連続長繊維からな
るトウを牽切して短繊維フリースとなし、引続き
該短繊維フリースに流体処理を施こして高能率に
紡績糸を製造する方法において、該牽切ローラー
に別の糸条を高張力で供給して前記短繊維フリー
スと複合せしめ、且つ、該複合糸条の緊張状態を
維持しつつ流体処理を施こすことを特徴とする複
合紡績糸の製造方法にある。 以下、本発明を図により詳細に説明する。 第２図は、本発明方法を実施する工程の例を示
す工程図であつて、１はポリエステル長繊維から
なる全デニール1100de、単糸デニール0.5deの延
伸トウであり、これを張力整調装置３を経て送り
出しローラー５と、該送り出しローラーの表面速
度の17倍の高速度で回転する牽切ローラー９の間
で延伸・牽切して80番手（綿番手）相当の短繊維
フリースとする。一方、牽切ローラーに供給され
る別の糸条として全デニール50de、単糸デニー
ル2.1deの三角断面を有するポリエステルマルチ
フイラメント糸２を張力調整装置４を経て牽切部
側より牽切ローラー９に供給し、前記80番手相当
の短繊維フリースと共に該牽切ローラー９から吸
引作用と旋回作用の両作用を有する空気ノズル１
０によつて引き出し、続いて該空気ノズル１０と
反対方向の強い旋回作用を有するもう一つの空気
ノズル１１に通して、前記フイラメント糸２に短
繊維フリースを捲回させ複合紡績糸１２としてワ
インダー１４によりチーズ１５に巻き取る。 ここで、一般には引取ローラー１３の速度を牽
切ローラーの速度より遅くして流体処理により抱
合を付与する糸形成部の糸張力を低目にし、空気
ノズル１０および１１による加撚効果を高めるの
が普通であるが、このような条件のもとで単にフ
イラメントを牽切ローラー９に供給すると、出来
た複合紡績糸のフイラメント糸側がたるんで糸の
外側に出て来たり短繊維との捲回、からみが弱く
なるなどして製織や製編が困難となり使用に耐え
ないという問題がある。 すなわち、第１表は前記糸形成部のオーバーフ
イード率（OF）とフイラメント２を牽切ローラ
ー９に供給するときの糸張力等を種々変化させた
際の得られた複合紡績糸の品質評価を示したもの
である。
機能性の両方を合わせもつ複合紡績糸を高能に製
造する方法に関する。 従来、短繊維と長繊維フイラメントの複合紡績
糸としては、紡績工程の精紡機を利用して、ドラ
フトした粗糸にフイラメント糸を供給して複合さ
せリング・トラベラーで実撚を加えながら巻取る
いわゆるコアスパルの技術が知られている。然し
ながら、この方法は実撚を使用する関係で、紡出
速度がせいぜい10〜20ｍ／分の低速度に制約さ
れ、コストがかなり高くなる欠点があつた。 最近、従来の紡績方法とは、その製造原理が根
本的に異なつた無撚紡績方法あるいは結束紡績方
法なるものが開発研究され、非常に高能率に紡績
糸が出来るようになりつつある。すなわち第１図
はその一例を示す工程図であつて、１は連続繊維
からなるトウであり、これを送り出しローラー５
と該送り出しローラー５より高速度で回転する牽
切ローラー９の間で延伸・牽切して短繊維フリー
スとし、引続いて、牽切ローラー９から吸引作用
を有する空気ノズル１０によつて搬出される該短
繊維フリースに旋回作用を有する空気ノズル１１
により抱合を付与し、ワインダー１４で巻取ると
いうものである。 本発明の目的は、従来の紡績方法による低能率
の複合紡績糸の製造方法を改良するため、前記の
流体利用による紡績方法を利用して、非常な高速
度で生産可能な複合紡績糸の製造方法を提案する
ことにある。 即ち、本発明は、送り出しローラーと、該送り
出しローラーの周速度より速い周速度で回転する
一対の牽引ローラーとの間で、連続長繊維からな
るトウを牽切して短繊維フリースとなし、引続き
該短繊維フリースに流体処理を施こして高能率に
紡績糸を製造する方法において、該牽切ローラー
に別の糸条を高張力で供給して前記短繊維フリー
スと複合せしめ、且つ、該複合糸条の緊張状態を
維持しつつ流体処理を施こすことを特徴とする複
合紡績糸の製造方法にある。 以下、本発明を図により詳細に説明する。 第２図は、本発明方法を実施する工程の例を示
す工程図であつて、１はポリエステル長繊維から
なる全デニール1100de、単糸デニール0.5deの延
伸トウであり、これを張力整調装置３を経て送り
出しローラー５と、該送り出しローラーの表面速
度の17倍の高速度で回転する牽切ローラー９の間
で延伸・牽切して80番手（綿番手）相当の短繊維
フリースとする。一方、牽切ローラーに供給され
る別の糸条として全デニール50de、単糸デニー
ル2.1deの三角断面を有するポリエステルマルチ
フイラメント糸２を張力調整装置４を経て牽切部
側より牽切ローラー９に供給し、前記80番手相当
の短繊維フリースと共に該牽切ローラー９から吸
引作用と旋回作用の両作用を有する空気ノズル１
０によつて引き出し、続いて該空気ノズル１０と
反対方向の強い旋回作用を有するもう一つの空気
ノズル１１に通して、前記フイラメント糸２に短
繊維フリースを捲回させ複合紡績糸１２としてワ
インダー１４によりチーズ１５に巻き取る。 ここで、一般には引取ローラー１３の速度を牽
切ローラーの速度より遅くして流体処理により抱
合を付与する糸形成部の糸張力を低目にし、空気
ノズル１０および１１による加撚効果を高めるの
が普通であるが、このような条件のもとで単にフ
イラメントを牽切ローラー９に供給すると、出来
た複合紡績糸のフイラメント糸側がたるんで糸の
外側に出て来たり短繊維との捲回、からみが弱く
なるなどして製織や製編が困難となり使用に耐え
ないという問題がある。 すなわち、第１表は前記糸形成部のオーバーフ
イード率（OF）とフイラメント２を牽切ローラ
ー９に供給するときの糸張力等を種々変化させた
際の得られた複合紡績糸の品質評価を示したもの
である。
【表】
牽切ローラー表面速度−引
取ローラー表面速度
＊ 抱合OF＝
取ローラー表面速度
＊ 抱合OF＝
Claims (1)
- １ 送り出しローラーと、該送り出しローラーの
周速度より速い周速度で回転する一対の牽切ロー
ラーとの間で連続長繊維からなるトウを牽切して
短繊維フリースとなし、続いて該短繊維フリース
に流体処理を施して高能率に紡績糸を製造する方
法において、該牽切ローラーに、別の糸条を0.7
ｇ／de〜1.5ｇ／deの範囲の張力で供給して前記
短繊維フリースと複合せしめ、且つ、該複合糸条
のオーバーフイードが−３〜０％の範囲となるよ
うにして緊張状態を維持しつつ流体処理を施すこ
とを特徴とする複合紡績糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18909382A JPS5982424A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 複合紡績糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18909382A JPS5982424A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 複合紡績糸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5982424A JPS5982424A (ja) | 1984-05-12 |
| JPH0140129B2 true JPH0140129B2 (ja) | 1989-08-25 |
Family
ID=16235214
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18909382A Granted JPS5982424A (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 複合紡績糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5982424A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5497608A (en) * | 1991-02-22 | 1996-03-12 | Teijin Limited | Short fiber and continuous filament containing spun yarn-like composite yarn |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5512820A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-29 | Toyobo Co Ltd | Production of core yarn |
| JPS5598929A (en) * | 1979-01-13 | 1980-07-28 | Toyo Boseki | Production of high bulk spun yarn |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP18909382A patent/JPS5982424A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5512820A (en) * | 1978-07-04 | 1980-01-29 | Toyobo Co Ltd | Production of core yarn |
| JPS5598929A (en) * | 1979-01-13 | 1980-07-28 | Toyo Boseki | Production of high bulk spun yarn |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5982424A (ja) | 1984-05-12 |
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