JPH0862264A - 電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置 - Google Patents
電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置Info
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- JPH0862264A JPH0862264A JP20095094A JP20095094A JPH0862264A JP H0862264 A JPH0862264 A JP H0862264A JP 20095094 A JP20095094 A JP 20095094A JP 20095094 A JP20095094 A JP 20095094A JP H0862264 A JPH0862264 A JP H0862264A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送電中の電力ケーブルの絶縁抵抗をより簡単
に測定する。 【構成】 零相変流器10の窓内で、電力ケーブル10
0の電力供給方向と、測定用交流電源11の交流供給方
向が逆になるように、零相変流器10を用いて電力ケー
ブル100とリード線13をクランプさせる。零相変流
器10の2次側出力から、測定用交流電源11の信号電
流のみを信号変換器18により分離する。電圧変換器1
7により測定用交流電源11の電圧を検出する。信号変
換器18により分離された信号電流の電流値と、電圧変
換器17により検出された電圧値とから、演算器19に
より抵抗値を演算し演算結果を表示装置20に表示す
る。
に測定する。 【構成】 零相変流器10の窓内で、電力ケーブル10
0の電力供給方向と、測定用交流電源11の交流供給方
向が逆になるように、零相変流器10を用いて電力ケー
ブル100とリード線13をクランプさせる。零相変流
器10の2次側出力から、測定用交流電源11の信号電
流のみを信号変換器18により分離する。電圧変換器1
7により測定用交流電源11の電圧を検出する。信号変
換器18により分離された信号電流の電流値と、電圧変
換器17により検出された電圧値とから、演算器19に
より抵抗値を演算し演算結果を表示装置20に表示す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、送電中の電力ケーブル
の絶縁抵抗を測定する電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置
に関する。
の絶縁抵抗を測定する電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルは、一般的に、図7に示す
ように、導体72上に絶縁体73と遮蔽層74を設け、
シース75で被覆してある。
ように、導体72上に絶縁体73と遮蔽層74を設け、
シース75で被覆してある。
【0003】電力ケーブルのシース75は薬液等に侵さ
れたり、損傷することがある。電力ケーブルのシース7
5が薬液等に侵されると、侵された箇所から薬液等が侵
入し、また、損傷を受けると、損傷を受けた箇所から水
等が侵入し、遮蔽層74や絶縁体73が劣化し、ついに
は、電力ケーブルの導体72が直接大気に曝され、送電
時に電力ケーブルの絶縁破壊事故が生じることがあっ
た。
れたり、損傷することがある。電力ケーブルのシース7
5が薬液等に侵されると、侵された箇所から薬液等が侵
入し、また、損傷を受けると、損傷を受けた箇所から水
等が侵入し、遮蔽層74や絶縁体73が劣化し、ついに
は、電力ケーブルの導体72が直接大気に曝され、送電
時に電力ケーブルの絶縁破壊事故が生じることがあっ
た。
【0004】このような事故を防止するため、定期的に
送電を停止して、人海戦術により絶縁状態をチェックす
ることが行われていたが、近年、送電下における電力ケ
ーブルでもその絶縁状態をチェックできる活線測定技
術、例えば、交流重畳法が開発された。交流重畳法は例
えば特公昭59-34977号公報に開示されている。
送電を停止して、人海戦術により絶縁状態をチェックす
ることが行われていたが、近年、送電下における電力ケ
ーブルでもその絶縁状態をチェックできる活線測定技
術、例えば、交流重畳法が開発された。交流重畳法は例
えば特公昭59-34977号公報に開示されている。
【0005】次に、交流重畳法を図8を参照して説明す
る。
る。
【0006】高圧幹線813に接続してある接地用変圧
器831の1次側の中性点と大地の間に蓄電器832が
挿入してあり、蓄電器832に並列に接地スイッチ83
3が接続してある。さらに、接地用変圧器831の1次
側の中性点には、保護抵抗834を介して直流電源83
5が接続してある。
器831の1次側の中性点と大地の間に蓄電器832が
挿入してあり、蓄電器832に並列に接地スイッチ83
3が接続してある。さらに、接地用変圧器831の1次
側の中性点には、保護抵抗834を介して直流電源83
5が接続してある。
【0007】絶縁抵抗測定対象の電力ケーブルの遮蔽層
は接地スイッチ819を介して接地されている。接地ス
イッチ819は測定時以外は常時閉にしてあり、電力ケ
ーブルの遮蔽層は接地されている。また、電力ケーブル
の遮蔽層は、チョークコイル821および蓄電器822
を介して接地されている。チョークコイル821と蓄電
器822の節点と大地の間には、選択スイッチ823を
介して、シース絶縁抵抗測定回路が接続されるととも
に、選択スイッチ823を介して、絶縁本体絶縁抵抗測
定回路が接続されている。
は接地スイッチ819を介して接地されている。接地ス
イッチ819は測定時以外は常時閉にしてあり、電力ケ
ーブルの遮蔽層は接地されている。また、電力ケーブル
の遮蔽層は、チョークコイル821および蓄電器822
を介して接地されている。チョークコイル821と蓄電
器822の節点と大地の間には、選択スイッチ823を
介して、シース絶縁抵抗測定回路が接続されるととも
に、選択スイッチ823を介して、絶縁本体絶縁抵抗測
定回路が接続されている。
【0008】シース絶縁抵抗測定回路は、直流電源82
5と、直流電源825に直列接続した電流計824とを
有する。絶縁本体絶縁抵抗測定回路は、抵抗829と蓄
電器830により構成された濾波回路と、蓄電器830
に並列接続された電流計828を有する。
5と、直流電源825に直列接続した電流計824とを
有する。絶縁本体絶縁抵抗測定回路は、抵抗829と蓄
電器830により構成された濾波回路と、蓄電器830
に並列接続された電流計828を有する。
【0009】まず、シース絶縁抵抗測定法を説明する。
測定に際して、接地スイッチ819を開にし、選択スイ
ッチ823をシース絶縁抵抗測定回路側に切り換える。
すると、シース絶縁不良がある場合は、直流電源825
からの電流は、電流計824、選択スイッチ823、お
よびチョークコイル821を通って、電力ケーブルの遮
蔽層に流れ、ついで、シース絶縁不良箇所を通って(図
8に示すシース絶縁抵抗875を介して)大地に流れ、
直流電源825に戻る。よって、電流計824の指示か
らシース絶縁抵抗が分かる。
測定に際して、接地スイッチ819を開にし、選択スイ
ッチ823をシース絶縁抵抗測定回路側に切り換える。
すると、シース絶縁不良がある場合は、直流電源825
からの電流は、電流計824、選択スイッチ823、お
よびチョークコイル821を通って、電力ケーブルの遮
蔽層に流れ、ついで、シース絶縁不良箇所を通って(図
8に示すシース絶縁抵抗875を介して)大地に流れ、
直流電源825に戻る。よって、電流計824の指示か
らシース絶縁抵抗が分かる。
【0010】ついで、絶縁本体の絶縁抵抗測定法を説明
する。接地スイッチ833を開にすると、直流電源83
5の電圧が保護抵抗834および接地用変圧器831を
通って高圧幹線813に印加され、高圧幹線813に送
電中の交流に重畳される。ついで、直流電圧の印加によ
る電流が安定したとき、選択スイッチ823を絶縁本体
絶縁抵抗測定回路側に切り換えると、高圧幹線813か
らの電流は、電力ケーブルの導体872を通り、つい
で、絶縁本体の絶縁不良箇所を通って(図8に示す絶縁
本体の絶縁抵抗873を介して)、電力ケーブルの遮蔽
層874に至り、ついで、チョークコイル821、選択
スイッチ823、および電流計828を介して大地に流
れ、直流電源835に戻る。電流計828の指示値を、
前に測定したシース絶縁抵抗値により補正して、絶縁本
体の絶縁抵抗を得る。
する。接地スイッチ833を開にすると、直流電源83
5の電圧が保護抵抗834および接地用変圧器831を
通って高圧幹線813に印加され、高圧幹線813に送
電中の交流に重畳される。ついで、直流電圧の印加によ
る電流が安定したとき、選択スイッチ823を絶縁本体
絶縁抵抗測定回路側に切り換えると、高圧幹線813か
らの電流は、電力ケーブルの導体872を通り、つい
で、絶縁本体の絶縁不良箇所を通って(図8に示す絶縁
本体の絶縁抵抗873を介して)、電力ケーブルの遮蔽
層874に至り、ついで、チョークコイル821、選択
スイッチ823、および電流計828を介して大地に流
れ、直流電源835に戻る。電流計828の指示値を、
前に測定したシース絶縁抵抗値により補正して、絶縁本
体の絶縁抵抗を得る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、絶縁本体
の絶縁抵抗値を知るには、絶縁本体の絶縁抵抗測定時に
得られた電流計の指示を、シースの絶縁抵抗値を用いて
補正しなければならず、絶縁抵抗値を求めるのが非常に
煩わしかった。
の絶縁抵抗値を知るには、絶縁本体の絶縁抵抗測定時に
得られた電流計の指示を、シースの絶縁抵抗値を用いて
補正しなければならず、絶縁抵抗値を求めるのが非常に
煩わしかった。
【0012】本発明の目的は、送電中の電力ケーブルの
絶縁抵抗をより簡単に測定することができる電力ケーブ
ルの絶縁抵抗測定装置を提供することにある。
絶縁抵抗をより簡単に測定することができる電力ケーブ
ルの絶縁抵抗測定装置を提供することにある。
【0013】
1) 本発明は、電力ケーブルの高圧幹線側の遮蔽層を
接地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、商
用交流電源の周波数と異なる周波数を有する交流を前記
遮蔽層に供給する第1交流電源と、該第1交流電源の電
圧を検出する交流電源電圧検出手段と、窓内で、前記電
力ケーブルの電力供給方向と前記第1交流電源の交流供
給方向が逆になるように、前記電力ケーブルと前記リー
ド線をクランプさせた第1零相変流器と、該第1零相変
流器の2次側出力から前記第1交流電源の信号電流のみ
を分離する信号分離手段と、該信号分離手段により分離
された信号電流の電流値と前記交流電源電圧検出手段に
より検出された電圧値とから抵抗値を算出する第1抵抗
値算出手段とを備えたことを特徴とする。
接地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、商
用交流電源の周波数と異なる周波数を有する交流を前記
遮蔽層に供給する第1交流電源と、該第1交流電源の電
圧を検出する交流電源電圧検出手段と、窓内で、前記電
力ケーブルの電力供給方向と前記第1交流電源の交流供
給方向が逆になるように、前記電力ケーブルと前記リー
ド線をクランプさせた第1零相変流器と、該第1零相変
流器の2次側出力から前記第1交流電源の信号電流のみ
を分離する信号分離手段と、該信号分離手段により分離
された信号電流の電流値と前記交流電源電圧検出手段に
より検出された電圧値とから抵抗値を算出する第1抵抗
値算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】2) 本発明は、電力ケーブルの遮蔽層を
接地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、商
用交流電源の周波数と異なる周波数を有する交流を前記
遮蔽層に供給する第2交流電源と、該第2交流電源の電
圧を検出する交流電源電圧検出手段と、前記電力ケーブ
ルのみをクランプさせた第2零相変流器と、該第2零相
変流器の2次側出力から前記第2交流電源の信号電流の
みを分離する信号分離手段と、該信号分離手段により分
離された信号電流の電流値と前記交流電源電圧検出手段
により検出された電圧値とから抵抗値を算出する第1抵
抗値算出手段とを備えたことを特徴とする。
接地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、商
用交流電源の周波数と異なる周波数を有する交流を前記
遮蔽層に供給する第2交流電源と、該第2交流電源の電
圧を検出する交流電源電圧検出手段と、前記電力ケーブ
ルのみをクランプさせた第2零相変流器と、該第2零相
変流器の2次側出力から前記第2交流電源の信号電流の
みを分離する信号分離手段と、該信号分離手段により分
離された信号電流の電流値と前記交流電源電圧検出手段
により検出された電圧値とから抵抗値を算出する第1抵
抗値算出手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】3) 本発明は、電力ケーブルの高圧幹線
側の遮蔽層を接地するためのリード線と大地の間に挿入
してあり、前記遮蔽層に直流を供給する第1直流電源
と、該第1直流電源の電圧を検出する直流電源電圧検出
手段と、窓内で、前記電力ケーブルの電力供給方向と前
記直流電源の直流供給方向が逆になるように、前記電力
ケーブルと前記リード線をクランプさせた、一部にギャ
ップを有するクランプと、該クランプのギャップに設け
たホール素子と、該ホール素子の出力から直流のみを分
離する直流分離手段と、該直流分離手段により分離され
た直流の電圧値を電流値に換算し、換算して得られた電
流値と、前記直流電源電圧検出手段により検出された電
圧値とから抵抗値を算出する第2抵抗値算出手段とを備
えたことを特徴とする。
側の遮蔽層を接地するためのリード線と大地の間に挿入
してあり、前記遮蔽層に直流を供給する第1直流電源
と、該第1直流電源の電圧を検出する直流電源電圧検出
手段と、窓内で、前記電力ケーブルの電力供給方向と前
記直流電源の直流供給方向が逆になるように、前記電力
ケーブルと前記リード線をクランプさせた、一部にギャ
ップを有するクランプと、該クランプのギャップに設け
たホール素子と、該ホール素子の出力から直流のみを分
離する直流分離手段と、該直流分離手段により分離され
た直流の電圧値を電流値に換算し、換算して得られた電
流値と、前記直流電源電圧検出手段により検出された電
圧値とから抵抗値を算出する第2抵抗値算出手段とを備
えたことを特徴とする。
【0016】4) 本発明は、電力ケーブルの遮蔽層を
接地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、前
記遮蔽層に直流を供給する第2直流電源と、該第2直流
電源の電圧を検出する直流電源電圧検出手段と、前記電
力ケーブルのみをクランプさせた、一部にギャップを有
するクランプと、該クランプのギャップに設けたホール
素子と、該ホール素子の出力から直流のみを分離する直
流分離手段と、該直流分離手段により分離された直流の
電圧値を電流値に換算し、換算して得られた電流値と、
前記直流電源電圧検出手段により検出された電圧値とか
ら抵抗値を算出する第2抵抗値算出手段とを備えたこと
を特徴とする。
接地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、前
記遮蔽層に直流を供給する第2直流電源と、該第2直流
電源の電圧を検出する直流電源電圧検出手段と、前記電
力ケーブルのみをクランプさせた、一部にギャップを有
するクランプと、該クランプのギャップに設けたホール
素子と、該ホール素子の出力から直流のみを分離する直
流分離手段と、該直流分離手段により分離された直流の
電圧値を電流値に換算し、換算して得られた電流値と、
前記直流電源電圧検出手段により検出された電圧値とか
ら抵抗値を算出する第2抵抗値算出手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0017】
1) 本発明では、窓内で、電力ケーブルの電力供給方
向と、第1交流電源の交流供給方向が逆になるように、
電力ケーブルとリード線をクランプさせた第1零相変流
器の2次側出力から、第1交流電源の信号電流のみを信
号分離手段により分離し、分離された信号電流の電流値
と、交流電源電圧検出手段により検出された電圧値とか
ら、抵抗値を、第1抵抗値算出手段により算出する。
向と、第1交流電源の交流供給方向が逆になるように、
電力ケーブルとリード線をクランプさせた第1零相変流
器の2次側出力から、第1交流電源の信号電流のみを信
号分離手段により分離し、分離された信号電流の電流値
と、交流電源電圧検出手段により検出された電圧値とか
ら、抵抗値を、第1抵抗値算出手段により算出する。
【0018】2) 本発明では、電力ケーブルのみをク
ランプさせた第2零相変流器の2次側出力から、第2交
流電源の信号電流のみを信号分離手段により分離し、分
離された信号電流の電流値と、交流電源電圧検出手段に
より検出された電圧値とから、抵抗値を、第1抵抗値算
出手段により算出する。
ランプさせた第2零相変流器の2次側出力から、第2交
流電源の信号電流のみを信号分離手段により分離し、分
離された信号電流の電流値と、交流電源電圧検出手段に
より検出された電圧値とから、抵抗値を、第1抵抗値算
出手段により算出する。
【0019】3) 本発明では、窓内で、電力ケーブル
の電力供給方向と直流電源の直流供給方向が逆になるよ
うに、電力ケーブルとリード線をクランプさせたクラン
プのギャップに設けたホール素子の出力から、直流のみ
を、直流分離手段により分離し、分離された直流の電圧
値を電流値に第2抵抗値算出手段により換算し、換算し
て得られた電流値と、直流電源電圧検出手段により検出
された電圧値とから、第2抵抗値算出手段により抵抗値
を算出する。
の電力供給方向と直流電源の直流供給方向が逆になるよ
うに、電力ケーブルとリード線をクランプさせたクラン
プのギャップに設けたホール素子の出力から、直流のみ
を、直流分離手段により分離し、分離された直流の電圧
値を電流値に第2抵抗値算出手段により換算し、換算し
て得られた電流値と、直流電源電圧検出手段により検出
された電圧値とから、第2抵抗値算出手段により抵抗値
を算出する。
【0020】4) 本発明では、電力ケーブルのみをク
ランプさせたクランプのギャップに設けたホール素子の
出力から、直流分離手段により直流のみを分離し、分離
された直流の電圧値を電流値に第2抵抗値算出手段によ
り換算し、換算して得られた電流値と、直流電源電圧検
出手段により検出された電圧値とから第2抵抗値算出手
段により抵抗値を算出する。
ランプさせたクランプのギャップに設けたホール素子の
出力から、直流分離手段により直流のみを分離し、分離
された直流の電圧値を電流値に第2抵抗値算出手段によ
り換算し、換算して得られた電流値と、直流電源電圧検
出手段により検出された電圧値とから第2抵抗値算出手
段により抵抗値を算出する。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
【0022】<第1実施例>図1は本発明の第1実施例
を示す。図1において、38は接地用変圧器であり、高
圧幹線37と大地の間に挿入してある。
を示す。図1において、38は接地用変圧器であり、高
圧幹線37と大地の間に挿入してある。
【0023】100は電力ケーブルであり、高圧幹線3
7からの電力を電気機器12に供給するためのものであ
る。電力ケーブル100は2心または3心であり、導体
102が絶縁体103により被覆され、遮蔽層104で
覆われ、シース105により被覆されている。絶縁体1
03と遮蔽層104の間には線を安定させるためジュー
ト等の介在物106が充填してある。
7からの電力を電気機器12に供給するためのものであ
る。電力ケーブル100は2心または3心であり、導体
102が絶縁体103により被覆され、遮蔽層104で
覆われ、シース105により被覆されている。絶縁体1
03と遮蔽層104の間には線を安定させるためジュー
ト等の介在物106が充填してある。
【0024】11は測定用交流電源であり、商用電源の
周波数と異なる周波数を有し、電力ケーブル100の高
圧幹線37側の遮蔽層104に取り付けたリード線13
と大地の間に挿入してある。測定用交流電源11の周波
数は1Hzないし20Hzが好ましい。10はクランプ型の零
相変流器であり、図1に示すように、リード線13と、
電力ケーブル100のシース105を同時にクランプさ
せてあり、電力ケーブル100の絶縁体103に不良箇
所がある場合は、測定用交流電源11の信号電流と、商
用電源の零相有効電流と、絶縁体103の寄生容量に起
因する零相無効電流が零相変流器10の2次側から出力
される。16は開閉器であり、測定用交流電源11と並
列に接続してあり、遮蔽層104を接地するため常時閉
にしてある。18は信号変換器であり、公知の技術によ
り、零相変流器10の2次側出力から測定用交流電源1
1の信号電流のみを取り出すものである。17は電圧変
換器であり、測定用交流電源11の電源電圧を取り出す
ものである。19は演算器であり、信号変換器18の出
力と、電圧変換器17の出力とから、オームの法則に従
って抵抗値を演算するものである。20は表示装置であ
り、演算器19の演算結果を表示するものである。
周波数と異なる周波数を有し、電力ケーブル100の高
圧幹線37側の遮蔽層104に取り付けたリード線13
と大地の間に挿入してある。測定用交流電源11の周波
数は1Hzないし20Hzが好ましい。10はクランプ型の零
相変流器であり、図1に示すように、リード線13と、
電力ケーブル100のシース105を同時にクランプさ
せてあり、電力ケーブル100の絶縁体103に不良箇
所がある場合は、測定用交流電源11の信号電流と、商
用電源の零相有効電流と、絶縁体103の寄生容量に起
因する零相無効電流が零相変流器10の2次側から出力
される。16は開閉器であり、測定用交流電源11と並
列に接続してあり、遮蔽層104を接地するため常時閉
にしてある。18は信号変換器であり、公知の技術によ
り、零相変流器10の2次側出力から測定用交流電源1
1の信号電流のみを取り出すものである。17は電圧変
換器であり、測定用交流電源11の電源電圧を取り出す
ものである。19は演算器であり、信号変換器18の出
力と、電圧変換器17の出力とから、オームの法則に従
って抵抗値を演算するものである。20は表示装置であ
り、演算器19の演算結果を表示するものである。
【0025】次に、絶縁抵抗測定法を説明する。
【0026】まず、閉状態の開閉器16を開にし、つい
で、測定用交流電源11をONにする。電力ケーブルの
絶縁体に不良がある場合は、測定用交流電源11からの
電流が遮蔽層104からシース105に流れ大地に流れ
込むとともに、遮蔽層104から絶縁体103の不良箇
所を通って導体102に流れ込む。導体102に流れ込
んだ電流は、高圧幹線37を通り、ついで、接地用変圧
器38を通って大地に流れ、測定用交流電源11に戻
る。
で、測定用交流電源11をONにする。電力ケーブルの
絶縁体に不良がある場合は、測定用交流電源11からの
電流が遮蔽層104からシース105に流れ大地に流れ
込むとともに、遮蔽層104から絶縁体103の不良箇
所を通って導体102に流れ込む。導体102に流れ込
んだ電流は、高圧幹線37を通り、ついで、接地用変圧
器38を通って大地に流れ、測定用交流電源11に戻
る。
【0027】絶縁体103の絶縁不良箇所が、図1にお
いて、零相変流器10より下側にある場合の電流の流れ
を図2に示す。図1に示す零相変流器10は図2にBで
示す位置にあり、図2には、説明を簡単にするため、線
は1本だけ示してある。図2を参照して説明すると、測
定用交流電源11からの電流は、零相変流器10の窓を
介して、リード線13を下から上に流れ、ついで、零相
変流器10の窓を介して、遮蔽層104を上から下に流
れ、絶縁不良箇所を通った後、零相変流器10の窓を介
して、導体102を下から上に流れることになる。他
方、絶縁体103の絶縁不良箇所が零相変流器10より
上側にある場合は、測定用交流電源11からの電流は、
零相変流器10の窓を介して、リード線13を下から上
に流れ、ついで、零相変流器10の窓を介さないで、遮
蔽層104を上から下に流れ、絶縁不良箇所を通った
後、零相変流器10の窓を介さないで、導体102を下
から上に流れることになる。
いて、零相変流器10より下側にある場合の電流の流れ
を図2に示す。図1に示す零相変流器10は図2にBで
示す位置にあり、図2には、説明を簡単にするため、線
は1本だけ示してある。図2を参照して説明すると、測
定用交流電源11からの電流は、零相変流器10の窓を
介して、リード線13を下から上に流れ、ついで、零相
変流器10の窓を介して、遮蔽層104を上から下に流
れ、絶縁不良箇所を通った後、零相変流器10の窓を介
して、導体102を下から上に流れることになる。他
方、絶縁体103の絶縁不良箇所が零相変流器10より
上側にある場合は、測定用交流電源11からの電流は、
零相変流器10の窓を介して、リード線13を下から上
に流れ、ついで、零相変流器10の窓を介さないで、遮
蔽層104を上から下に流れ、絶縁不良箇所を通った
後、零相変流器10の窓を介さないで、導体102を下
から上に流れることになる。
【0028】よって、零相変流器10により、測定用交
流電源11の信号電流と、商用電源の零相有効電流と、
絶縁体103の寄生容量に起因する零相無効電流が検出
されることになる。そして、信号変換器18により、商
用電源の零相電流と、絶縁体103の寄生容量に起因す
る無効電流とがキャンセルされ、測定用交流電源11か
らの有効電流のみが分離される。信号変換器18の出力
電流と、電圧変換器17の出力電圧とから、オームの法
則に従って、演算器19により絶縁抵抗値が算出され、
算出された絶縁抵抗値が表示装置20に表示される。
流電源11の信号電流と、商用電源の零相有効電流と、
絶縁体103の寄生容量に起因する零相無効電流が検出
されることになる。そして、信号変換器18により、商
用電源の零相電流と、絶縁体103の寄生容量に起因す
る無効電流とがキャンセルされ、測定用交流電源11か
らの有効電流のみが分離される。信号変換器18の出力
電流と、電圧変換器17の出力電圧とから、オームの法
則に従って、演算器19により絶縁抵抗値が算出され、
算出された絶縁抵抗値が表示装置20に表示される。
【0029】<第2実施例>図3は本発明の第2実施例
を示す。本実施例は第1実施例との比較でいえば、リー
ド線13の遮蔽層104への取り付け位置は同一である
が、零相変流器10のクランプ位置が相違する。すなわ
ち、第1実施例では、クランプ位置はリード線13の遮
蔽層104への取り付け位置より下で、リード線13も
同時にクランプしたが、本実施例では、クランプ位置
は、リード線13の遮蔽層104への取り付け位置と、
電力ケーブル100の高圧幹線37への取り付けた位置
との中間であり、電力ケーブル100のみをクランプし
た。
を示す。本実施例は第1実施例との比較でいえば、リー
ド線13の遮蔽層104への取り付け位置は同一である
が、零相変流器10のクランプ位置が相違する。すなわ
ち、第1実施例では、クランプ位置はリード線13の遮
蔽層104への取り付け位置より下で、リード線13も
同時にクランプしたが、本実施例では、クランプ位置
は、リード線13の遮蔽層104への取り付け位置と、
電力ケーブル100の高圧幹線37への取り付けた位置
との中間であり、電力ケーブル100のみをクランプし
た。
【0030】本実施例では、零相変流器10は図2にA
で示す位置にクランプされているので、閉状態の開閉器
16を開にし、ついで、測定用交流電源11をONにす
ると、絶縁体103に絶縁不良箇所が存在する場合は、
測定用交流電源11からの電流は、零相変流器10の窓
を介さないで、リード線13内を下から上に流れ、つい
で、零相変流器10の窓を介さないで、遮蔽層104を
上から下に流れ、絶縁不良箇所を通った後、零相変流器
10の窓を介して、導体102を下から上に流れること
になる。
で示す位置にクランプされているので、閉状態の開閉器
16を開にし、ついで、測定用交流電源11をONにす
ると、絶縁体103に絶縁不良箇所が存在する場合は、
測定用交流電源11からの電流は、零相変流器10の窓
を介さないで、リード線13内を下から上に流れ、つい
で、零相変流器10の窓を介さないで、遮蔽層104を
上から下に流れ、絶縁不良箇所を通った後、零相変流器
10の窓を介して、導体102を下から上に流れること
になる。
【0031】よって、第1実施例と同様に、零相変流器
10により、測定用交流電源11の信号電流と、商用電
源の零相有効電流と、絶縁体103の寄生容量に起因す
る零相無効電流が検出されることになる。そして、信号
変換器18により、商用電源の零相電流と、絶縁体10
3の寄生容量に起因する無効電流とがキャンセルされ、
測定用交流電源11からの有効電流のみが分離される。
信号変換器18の出力電流と、電圧変換器17の出力電
圧とから、オームの法則に従って、演算器19により絶
縁抵抗値が算出され、算出された絶縁抵抗値が表示装置
20に表示される。
10により、測定用交流電源11の信号電流と、商用電
源の零相有効電流と、絶縁体103の寄生容量に起因す
る零相無効電流が検出されることになる。そして、信号
変換器18により、商用電源の零相電流と、絶縁体10
3の寄生容量に起因する無効電流とがキャンセルされ、
測定用交流電源11からの有効電流のみが分離される。
信号変換器18の出力電流と、電圧変換器17の出力電
圧とから、オームの法則に従って、演算器19により絶
縁抵抗値が算出され、算出された絶縁抵抗値が表示装置
20に表示される。
【0032】<第3実施例>図4は本発明の第3実施例
を示す。本実施例は、第2実施例との比較で言えば、リ
ード線13の遮蔽層104への取り付け位置が相違す
る。すなわち、リード線13を、第1実施例では、高圧
幹線37側の遮蔽層104に取り付けたが、本実施例で
は、電気機器12側の遮蔽層104に取り付けた。
を示す。本実施例は、第2実施例との比較で言えば、リ
ード線13の遮蔽層104への取り付け位置が相違す
る。すなわち、リード線13を、第1実施例では、高圧
幹線37側の遮蔽層104に取り付けたが、本実施例で
は、電気機器12側の遮蔽層104に取り付けた。
【0033】本実施例では、このように構成したので、
閉状態の開閉器16を開にし、ついで、測定用交流電源
11をONにすると、絶縁体103に絶縁不良箇所が存
在する場合は、測定用交流電源11からの電流は、リー
ド線13を介して遮蔽層104に流れ、絶縁不良箇所を
通った後、導体102に流れ込み、その後、導体102
を流れ、零相変流器10の窓を貫通することになる。
閉状態の開閉器16を開にし、ついで、測定用交流電源
11をONにすると、絶縁体103に絶縁不良箇所が存
在する場合は、測定用交流電源11からの電流は、リー
ド線13を介して遮蔽層104に流れ、絶縁不良箇所を
通った後、導体102に流れ込み、その後、導体102
を流れ、零相変流器10の窓を貫通することになる。
【0034】よって、第2実施例と同様に、零相変流器
10により、測定用交流電源11の信号電流と、商用電
源の零相有効電流と、絶縁体103の寄生容量に起因す
る無効電流が検出されることになる。そして、信号変換
器18により、商用電源の零相有効電流と、絶縁体10
3の寄生容量に起因する無効電流とがキャンセルされ、
測定用交流電源11からの有効電流のみが分離される。
信号変換器18の出力電流と、電圧変換器17の出力電
圧とから、オームの法則に従って、演算器19により絶
縁抵抗値が算出され、算出された絶縁抵抗値が表示装置
20に表示される。
10により、測定用交流電源11の信号電流と、商用電
源の零相有効電流と、絶縁体103の寄生容量に起因す
る無効電流が検出されることになる。そして、信号変換
器18により、商用電源の零相有効電流と、絶縁体10
3の寄生容量に起因する無効電流とがキャンセルされ、
測定用交流電源11からの有効電流のみが分離される。
信号変換器18の出力電流と、電圧変換器17の出力電
圧とから、オームの法則に従って、演算器19により絶
縁抵抗値が算出され、算出された絶縁抵抗値が表示装置
20に表示される。
【0035】なお、零相変流器10のクランプ位置を図
5に示すように、電力ケーブル100のシース105の
ある位置にしても、絶縁体103に絶縁不良箇所が存在
する場合は、測定用交流電源11からの電流は、上述し
たように流れることになり、同様にして、絶縁体103
の絶縁抵抗を求めることができ、その結果を、表示装置
20に表示することができる。
5に示すように、電力ケーブル100のシース105の
ある位置にしても、絶縁体103に絶縁不良箇所が存在
する場合は、測定用交流電源11からの電流は、上述し
たように流れることになり、同様にして、絶縁体103
の絶縁抵抗を求めることができ、その結果を、表示装置
20に表示することができる。
【0036】<第4実施例>図6は本発明の第4実施例
を示す。図6において、61は一部にギャップを有する
リング状のクランプであり、電力ケーブル100をクラ
ンプできるようになっている。リング状のクランプはケ
イ素鋼板、フェライト等が好ましい。62はホール素子
であり、リング状のクランプ61のギャップに配置して
ある。63は信号変換器であり、ホール素子62からの
交流電圧と直流電圧から、LCフィルタを用いて直流電圧
を取り出すものである。64は直流電源であり、電力ケ
ーブル100の遮蔽層104に接続されている。65は
電圧変換器であり、直流電源64の電源電圧を取り出す
ものである。66は演算器であり、信号変換部63の出
力電圧(出力電圧はホール素子62の出力であるので電
流に比例している)と、電圧変換器65からの電圧によ
り抵抗値を演算するものである。67は表示装置であ
り、演算器66の演算結果を表示するものである。
を示す。図6において、61は一部にギャップを有する
リング状のクランプであり、電力ケーブル100をクラ
ンプできるようになっている。リング状のクランプはケ
イ素鋼板、フェライト等が好ましい。62はホール素子
であり、リング状のクランプ61のギャップに配置して
ある。63は信号変換器であり、ホール素子62からの
交流電圧と直流電圧から、LCフィルタを用いて直流電圧
を取り出すものである。64は直流電源であり、電力ケ
ーブル100の遮蔽層104に接続されている。65は
電圧変換器であり、直流電源64の電源電圧を取り出す
ものである。66は演算器であり、信号変換部63の出
力電圧(出力電圧はホール素子62の出力であるので電
流に比例している)と、電圧変換器65からの電圧によ
り抵抗値を演算するものである。67は表示装置であ
り、演算器66の演算結果を表示するものである。
【0037】リング状のクランプ61の取り付け位置
は、第1ないし第3実施例の零相変流器10と同一に
し、いずれの場合も、リング状のクランプ61とホール
素子62とが協働して、直流電源64の信号電流と、商
用電源の零相電流を検出することができる。よって、信
号変換器63により直流電圧を取り出し、信号変換部6
3の直流電圧と、直流電源64の電源電圧とから、演算
器66により抵抗値を演算し、その演算結果を表示装置
67に表示する。
は、第1ないし第3実施例の零相変流器10と同一に
し、いずれの場合も、リング状のクランプ61とホール
素子62とが協働して、直流電源64の信号電流と、商
用電源の零相電流を検出することができる。よって、信
号変換器63により直流電圧を取り出し、信号変換部6
3の直流電圧と、直流電源64の電源電圧とから、演算
器66により抵抗値を演算し、その演算結果を表示装置
67に表示する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上記のように構成したので、活線下の電力ケーブルの絶
縁体の絶縁抵抗を簡単に測定することができる。
上記のように構成したので、活線下の電力ケーブルの絶
縁体の絶縁抵抗を簡単に測定することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】電力ケーブル100中の電流の流れを示す模式
図である。
図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
【図5】図4に示す零相変流器10のクランプ位置と異
なる例を示すブロック図である。
なる例を示すブロック図である。
【図6】本発明の第4実施例を示すブロック図である。
【図7】電力ケーブルの構造を示す模式図である。
【図8】交流重畳法を説明するための結線図である。
10 零相変流器 11 測定用交流電源 12 電気機器 13 リード線 16 開閉器 17 電圧変換器 18 信号変換器 19 演算器 20 表示装置 37 高圧幹線 38 接地用変圧器
Claims (4)
- 【請求項1】 電力ケーブルの高圧幹線側の遮蔽層を接
地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、商用
交流電源の周波数と異なる周波数を有する交流を前記遮
蔽層に供給する第1交流電源と、 該第1交流電源の電圧を検出する交流電源電圧検出手段
と、 窓内で、前記電力ケーブルの電力供給方向と前記第1交
流電源の交流供給方向が逆になるように、前記電力ケー
ブルと前記リード線をクランプさせた第1零相変流器
と、 該第1零相変流器の2次側出力から前記第1交流電源の
信号電流のみを分離する信号分離手段と、 該信号分離手段により分離された信号電流の電流値と前
記交流電源電圧検出手段により検出された電圧値とから
抵抗値を算出する第1抵抗値算出手段とを備えたことを
特徴とする電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置。 - 【請求項2】 電力ケーブルの遮蔽層を接地するための
リード線と大地の間に挿入してあり、商用交流電源の周
波数と異なる周波数を有する交流を前記遮蔽層に供給す
る第2交流電源と、 該第2交流電源の電圧を検出する交流電源電圧検出手段
と、 前記電力ケーブルのみをクランプさせた第2零相変流器
と、 該第2零相変流器の2次側出力から前記第2交流電源の
信号電流のみを分離する信号分離手段と、 該信号分離手段により分離された信号電流の電流値と前
記交流電源電圧検出手段により検出された電圧値とから
抵抗値を算出する第1抵抗値算出手段とを備えたことを
特徴とする電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置。 - 【請求項3】 電力ケーブルの高圧幹線側の遮蔽層を接
地するためのリード線と大地の間に挿入してあり、前記
遮蔽層に直流を供給する第1直流電源と、 該第1直流電源の電圧を検出する直流電源電圧検出手段
と、 窓内で、前記電力ケーブルの電力供給方向と前記直流電
源の直流供給方向が逆になるように、前記電力ケーブル
と前記リード線をクランプさせた、一部にギャップを有
するクランプと、 該クランプのギャップに設けたホール素子と、 該ホール素子の出力から直流のみを分離する直流分離手
段と、 該直流分離手段により分離された直流の電圧値を電流値
に換算し、換算して得られた電流値と、前記直流電源電
圧検出手段により検出された電圧値とから抵抗値を算出
する第2抵抗値算出手段とを備えたことを特徴とする電
力ケーブルの絶縁抵抗測定装置。 - 【請求項4】 電力ケーブルの遮蔽層を接地するための
リード線と大地の間に挿入してあり、前記遮蔽層に直流
を供給する第2直流電源と、 該第2直流電源の電圧を検出する直流電源電圧検出手段
と、 前記電力ケーブルのみをクランプさせた、一部にギャッ
プを有するクランプと、 該クランプのギャップに設けたホール素子と、 該ホール素子の出力から直流のみを分離する直流分離手
段と、 該直流分離手段により分離された直流の電圧値を電流値
に換算し、換算して得られた電流値と、前記直流電源電
圧検出手段により検出された電圧値とから抵抗値を算出
する第2抵抗値算出手段とを備えたことを特徴とする電
力ケーブルの絶縁抵抗測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20095094A JPH0862264A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20095094A JPH0862264A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0862264A true JPH0862264A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16433010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20095094A Pending JPH0862264A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 電力ケーブルの絶縁抵抗測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0862264A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016002849A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 東海旅客鉄道株式会社 | 鉄道車両 |
CN109873361A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-06-11 | 南京工业大学 | 基于电流互感的输电线路检修用的升降式传感器装置 |
KR20220158376A (ko) * | 2021-05-24 | 2022-12-01 | 한국수력원자력 주식회사 | 부하의 절연저항 측정방법 및 부하의 절연저항 측정장치 |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP20095094A patent/JPH0862264A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016002849A1 (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-07 | 東海旅客鉄道株式会社 | 鉄道車両 |
JP2016015806A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 東海旅客鉄道株式会社 | 鉄道車両 |
TWI637866B (zh) * | 2014-07-01 | 2018-10-11 | 日商東海旅客鐵道股份有限公司 | Railway vehicle |
US10343549B2 (en) | 2014-07-01 | 2019-07-09 | Central Japan Railway Company | Railway vehicle |
CN109873361A (zh) * | 2019-02-22 | 2019-06-11 | 南京工业大学 | 基于电流互感的输电线路检修用的升降式传感器装置 |
KR20220158376A (ko) * | 2021-05-24 | 2022-12-01 | 한국수력원자력 주식회사 | 부하의 절연저항 측정방법 및 부하의 절연저항 측정장치 |
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