JPH03291575A - 電力ケーブルの絶縁劣化診断方法 - Google Patents

電力ケーブルの絶縁劣化診断方法

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JPH03291575A
JPH03291575A JP9441790A JP9441790A JPH03291575A JP H03291575 A JPH03291575 A JP H03291575A JP 9441790 A JP9441790 A JP 9441790A JP 9441790 A JP9441790 A JP 9441790A JP H03291575 A JPH03291575 A JP H03291575A
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JP
Japan
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component
current
frequency
insulation deterioration
water tree
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Pending
Application number
JP9441790A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takechi
武智 啓
Atsushi Iga
淳 伊賀
Yasutaka Fujiwara
藤原 靖隆
Jiro Kawai
二郎 川井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shikoku Research Institute Inc
SWCC Corp
Original Assignee
Shikoku Research Institute Inc
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電力ケーブルの絶縁劣化状態を診断する電力
ケーブルの絶縁劣化診断方法に関する。
(従来の技術) 電力ケーブルのうち、特にC■ケーブルには、架橋ポリ
エチレン絶縁体が使用されている。架橋ポリエチレン絶
縁体は、水との共存下で課電されると、種々の要因によ
り、いわゆる水トリーが発生して絶縁劣化が生じること
が知られている。
従って、電力ケーブルの絶縁劣化状態を診断する上で、
この水トリーの発生を検出することが極めて重要な課題
とされている。
第6図に、従来の絶縁劣化診断方法の一例を示す。
図において、被測定ケーブル1の導体2には、電源5が
接続されている。
一方、ケーブル1の絶縁体3外周に設けられた遮蔽層4
は、接地線4aを介して接地されている。また、三相送
電線路を構成する他の2本のケーブル1′、1″の遮蔽
層4も接地線4aを介して接地されている。測定部6は
、三相−括した接地線4aに流れる充電電流の直流成分
を検出するための検出抵抗7と、その出力を受入れるロ
ーパスフィルタ8と、直流成分検出部9とから構成され
る。
ここで、例えば、ケーブルl内に水トリー11が発生し
ているとする。この場合、水トリー11の部分で、いわ
ゆる水トリー電流が発生する。その極性を、例えば第6
図に示すように、ケーブル導体2側が“−”、遮蔽層4
側が“+”であるとする。このような水トリー電流が発
生すると、これが検出抵抗7により検出される。即ち、
検出抵抗7は、三相を一括して接地する接地線4aに流
れる合成電流を検出しているため、三相の充電電流が平
衡している場合には、三相の充電電流のベクトル和が略
零となって水トリー電流の検出が容易となる。
ローパスフィルタ8は、検出抵抗7により検出された電
流から、高周波成分を除去し、直流成分検出部9は直流
成分を取出し、水トリー電流を解析し、その表示等を行
なう。
(発明が解決しようとする課題) ところが、第6図のような三相−捨型の絶縁劣化診断方
法にあっては、次のような問題点がある。即ち、例えば
、ケーブル1及び1′において、共に水トリーが発生し
、その極性が逆であったような場合、換言すれば、ケー
ブル1′において、水トリー11の極性が遮蔽層4側が
“で、導体2側が“+”であったような場合、検出抵抗
7においては、2つのケーブルの水トリー電流が打消し
合うため、これら何れも検出することができなくなる。
また、水トリーが発生した相を特定することもできない
このため、三相送電線路を構成するケーブルの各相毎に
水トリー電流を検出する試みがなされているが、接地線
に流れる充電電流は、一般にミリアンペア(mA)オー
ダーであるのに比べ、水トリー電流はナノアンペア(n
A)オーダーであるため、充電電流中から直流成分であ
る水トリー電流を検出することが難しいといった問題点
があった。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、接地線に
流れる電流中の交流成分を除去し、水トリー電流をより
正確に抽出することのできる電力ケーブルの絶縁劣化診
断方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の電力ケーブルの絶縁劣化診断方法は、電力ケー
ブルの遮蔽層を大地に接地する接地線に、電源周波数成
分を選択的に通過させるバンドパスフィルタを挿入し、
このバンドパスフィルタに並列に接続した検出抵抗で前
記接地線に流れる電流中の直流成分を検出し、この直流
成分から前記電力ケーブルの絶縁劣化状態を診断するこ
とを特徴とするものである。
(作用) 以上の方法によれば、接地線中に流れる充電電流の電源
周波数成分をバンドパスフィルタにより除去し、検出抵
抗でその直流成分のみを検出する。従って、水トリー電
流の検出を妨げる交流成分を大幅に除去し、水トリー電
流の正確な抽出ができる。
(実施例) 以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の方法を実施した測定用回路の結線図
である。
図において、ケーブルlには、その両端にケーブルヘッ
ド10が装着され、電源5により所定の周波数(例えば
50Hz)の電源電圧が印加されている。このケーブル
1の遮蔽層4には、これを大地に接地する接地線4aが
接続されている。本発明においては、この接地線4aに
バンドパスフィルタ20を接続し、その出力を測定部6
で監視するよう構成している。
バンドパスフィルタ20は、例えばコイル21及びコン
デンサ22から成る。このコイル21とコンデンサ22
は、直列共振回路を構成しており、その共振周波数は電
源5の周波数と同一(例えば50Hz)に選定する。
また、測定部6は、検出抵抗7とその出力を受入れるロ
ーパスフィルタ8と直流成分検出部9とから構成される
。この構成は、先に説明した第6図の従来技術と同様で
ある。
即ち、検出抵抗7は、バンドパスフィルタ20と並列に
接続され、バンドパスフィルタ2oを流れる充電電流以
外の電流を通過させる。この検出抵抗7の両端に生じる
信号電圧がローパスフィルタ8に入力し、更にローパス
フィルタ8を経て直流成分検出部9に入力するよう結線
されている。
ローパスフィルタ8は、検出対象となる水トリー電流よ
りも周波数の高い高周波成分を除去する積分回路等から
成る。また、直流成分検出部9は、整流回路等を用いて
、その直流成分を定量的に検出する回路等から成り、必
要に応じてデイスプレィやプリンタを含めてもよい。
上記回路の動作を説明する前に、先ず、接地線4aに流
れるケーブルの充電電流の内容を説明する。
第2図は、ケーブルの接地線に流れる電流等の波形説明
図である。
先ず、ケーブル1には、第2図(a)に示すような電源
電圧が加わっている。ここで、ケーブル1は、あたかも
コンデンサと同様に作用するため、第2図(b)に示す
ように、接地線4aには電源電圧より約90度位相の進
んだ充電電流が流れる。更に、先に第6図を用いて説明
した水トリー電流が、この充電電流に重畳されている。
即ち、水トリー電流は、同図(c)に示すような、極性
によって不平衡な電流である。これが、上記充電電流に
重畳されると、第2図(d)に示すようになる。尚、こ
の場合、接地線4aに流れる迷走電流によって、図中破
線に示すような一定の直流ドリフトが生じている。
接地線4aには、以上のような電流が合成されて出力さ
れるが、本発明の方法では、その中から電源周波数成分
を除去し、直流成分(厳密には、極性によって異なる不
平衡電流と迷走電流)を抽出する。
第3図に、第1図に示したバンドパスフィルタ20の動
作説明図を示す。図のグラフは、横軸に周波数をとり、
縦軸に分流比をとったものである。
尚、この分流比というのは、接地線4aに並列接続され
たバンドパスフィルタ2oと検出抵抗7に対し流れる電
流の比率を示すもので、バンドパスフィルタ20側に流
れる電流をII%検出抵抗7側に流れる電流を工2とし
た場合に、分流比はI2/ (I++Ia)として表わ
される。ここには、検出抵抗7の値をそれぞれ50にΩ
、  200にΩ。
300にΩに設定した場合の電流特性を図示している。
ここで、接地線4aに流れる電流の周波数が、電源周波
数と同一の例えば50Hz近傍では、図のように、分流
比は最小値をとる。即ち、接地線4aに流れる電流のう
ち、電源周波数成分は、大部分バンドパスフィルタ20
側を流れる。一方、その他の周波数成分は、検出抵抗7
側を流れる。
その後段の測定部6の動作は、第6図の従来技術と同様
である。
上記回路動作を実証するために、第1図のバンドパスフ
ィルタ20に第4図に示すような信号を入力した。この
信号は、実際の接地線の充電電流を模擬したもので、5
0Hzの電源電圧に10K)lzで変動する模擬水トリ
ー電流を重畳したものである。
第4図に示すような信号を接地線4aに加えると、直流
成分検出部9においてその入力電流を検出すると、第5
図に示すようになる。即ち、第4図に示す信号から電源
周波数成分が除去されて水トリー電流が得られる。
尚、実際には、直流成分検出部9に迷走電流分を減算す
る減算回路等を設けて、真の水トリーによる電流を取出
すようにする。
以上の結果、本発明の方法によれば、接地線4aに流れ
る電流中の直流成分を検出抵抗7を用いて有効に抽出し
、その分析等を行なうことができる。
本発明は以上の実施例に限定されない。
バンドパスフィルタ20は、必ずしもコイルとコンデン
サの直列共振回路でなく、既知のコイルやコンデンサあ
るいは同等のバンドパス特性を示す回路に置き換えて差
し支えない。また、測定部の構成は、上記実施例の他、
同様の機能を有する種々の回路に置き換えて差し支えな
い。
(発明の効果) 以上説明した本発明の電力ケーブルの絶縁劣化診断方法
は、ケーブル遮蔽層を接地する接地線に流れる電源周波
数成分をバンドパスフィルタを用いて除去し、検出抵抗
の両端からその直流成分を得るようにしたので、各相毎
に水トリー電流を検出する場合でも、直流成分の抽出を
極めて良好に行なうことができる。その結果、電力ケー
ブルの絶縁劣化診断の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施した測定用回路の結線図、
第2図は接地線に流れる電流等の波形説明図、第3図は
本発明の方法に使用するバンドパスフィルタの動作を説
明する説明図、第4図は本発明の効果を実証するための
バンドパスフィルタ入力信号波形図、第5図は直流成分
検出部入力信号波形図、第6図は従来の絶縁特性測定装
置の一例を示すブロック図である。 1−−−−一−−−−−−ケーブル、 4−−−−−−一−−−−ケーブル遮蔽層、4 a −
−−−−−−−m−接地線、5−−−−一一−−−−−
電源、 6−−−−−−−−−−−測定部、 7−−−−−−−−−−−検出抵抗、 −一一一一−−−−−−ローパスフィルタ、−−−一−
−−−−−−直流成分検出部、0−−−一−−−−−−
バンドパスフィルタ、1−−−一−−−−−−コイル、 2−−−−−−−−−−コンデンサ。 (イ@1名) 第  l  図 第 図 4−−−−−−−ケーフ゛ル遮蔽層 4a −−−−−一接地線 5−−−−−−一電源 6−−−−−−一渕定部 ?−−−−−−−横出抵抗 B−−−−−−一ローベスフィルタ 9−−−−−−−直疏成分検出部 20−−一一−−バントパスフィルタ 21−−−−−−コイル 22−−−−−−コンデンサ 第 3 図 0 0 00 (IIZ) 周波数 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電力ケーブルの遮蔽層を大地に接地する接地線に、電源
    周波数成分を選択的に通過させるバンドパスフィルタを
    挿入し、このバンドパスフィルタに並列に接続した検出
    抵抗で前記接地線に流れる電流中の直流成分を検出し、
    この直流成分から前記電力ケーブルの絶縁劣化状態を診
    断することを特徴とする電力ケーブルの絶縁劣化診断方
    法。
JP9441790A 1990-04-10 1990-04-10 電力ケーブルの絶縁劣化診断方法 Pending JPH03291575A (ja)

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JP9441790A JPH03291575A (ja) 1990-04-10 1990-04-10 電力ケーブルの絶縁劣化診断方法

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JPH03291575A true JPH03291575A (ja) 1991-12-20

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JP (1) JPH03291575A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5104798A (en) * 1990-02-13 1992-04-14 Lonza Ltd. Microbiological oxidation of methyl groups in heterocycles
CN107144770A (zh) * 2017-05-17 2017-09-08 国网浙江省电力公司宁波供电公司 一种固体高分子绝缘材料水树老化实验装置

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US5104798A (en) * 1990-02-13 1992-04-14 Lonza Ltd. Microbiological oxidation of methyl groups in heterocycles
CN107144770A (zh) * 2017-05-17 2017-09-08 国网浙江省电力公司宁波供电公司 一种固体高分子绝缘材料水树老化实验装置

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