JP2802651B2 - 活線絶縁抵抗測定方法 - Google Patents

活線絶縁抵抗測定方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電力ケーブルの主絶縁などの絶縁抵抗を活
線状態で測定するための活線絶縁抵抗測定方法に関する
ものである。
[従来の技術] 高圧電力ケーブル等では、電気絶縁体の絶縁性能が経
時劣化し、ついには大きな絶縁破壊事故に継がることが
ある。このため、絶縁性能を常時正確に把握し、適宜に
ケーブルの交換を行うなどの対策が必要である。絶縁性
能を把握するための方法としては、従来から種々のもの
が提案されているが、特に常時監視が可能である活線状
態での測定方法が注目されている。このような方法の1
つとして、例えば特開昭62−299772号公報等に開示され
ているような第3図に示す直流ブリッジ法が知られてい
る。
この方法では、高電圧母線Bに接続した接地用変圧器
GPTの中性点を交流的には交流接地器1によりに接地
し、直流的には基準抵抗R1を介して接地する。一方、被
検ケーブルの主導体Lを高電圧母線Bに接続する。ここ
で、主導体Lと遮蔽導体Sとの間の主絶縁の絶縁抵抗Rx
が計測対象となる。この遮蔽導体Sは交流的には交流接
地器2により接地し、直流的には電圧計V1を介して接地
する。また、直列接続した基準抵抗R2とスライド可変抵
抗rを電圧計V1と並列的に接続する。そして、基準抵抗
R2とスライド可変抵抗rとの結節点と基準抵抗R1の非接
地端とをスイッチSWを介して直流電圧源E1に接続する。
このようにして、直流分については絶縁抵抗Rx、基準
抵抗R1、スライド可変抵抗r及び基準抵抗R2により、第
4図に示すようにブリッジ回路が構成される。ここで、
スライド可変抵抗rを調整してブリッジ回路を平衡させ
た際のスライド可変抵抗rの両端に並列接続した電圧計
V2の読みV2から、 Rx=(E1−V2)・R2/V2 …(1) の計算式により絶縁抵抗Rxを求めることができる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、実際には第3図に点線で示すように遮
蔽導体Sと大地とを絶縁するケーブルシースの劣化によ
るシース抵抗Rc、及びケーブルシースと大地との間での
局部電池Ecの発生が無視できず、これらは直流的には第
4図の点線で示すように、電圧計V1と並列的に挿入され
てブリッジ回路の平衡条件に影響を及ぼすことになる。
これを解決するために、従来方法では電圧計V1と並列的
に設けた検出用抵抗RGを用いて可変直流電圧源E2を挿入
して相殺している。
しかし、この場合には測定の際に先ずスイッチSWを開
いた状態で可変直流電圧源E2の出力電圧を調整して電圧
計V1の読みを零とし、これにより局部電池Ecの影響を相
殺した上でスイッチSWを閉じ、再度ブリッジ回路の平衡
をとる必要があり、2度の調節の手間を要する。また、
調節すべき個所が2個所あるので、測定誤差の増加も避
けられない。更には、シース抵抗Rcや局部電池Ecの値も
経時変化するので、常時監視する場合には頻繁にスイッ
チSWの開閉操作が必要である等の問題点を有している。
本発明の目的は、上述の問題点を解消し、ケーブルシ
ースに劣化や局部電池の発生がある場合でも、これらの
影響を排除して、常時正確な測定を行うことができる活
線絶縁抵抗測定方法を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明に係る活線絶縁
抵抗測定方法においては、接地用変圧器の中性点を交流
的には交流接地器により接地し、直流的には抵抗R1を介
して接地し、前記接地用変圧器に測定すべき絶縁抵抗Rx
を介して接続した遮蔽導体を交流的には交流接地器によ
りに接地し、直流的には抵抗R2と抵抗rの直列回路を介
して接地し、前記絶縁抵抗Rx、抵抗r、抵抗R1、抵抗R2
の4要素によりブリッジ回路の環路を構成し、前記抵抗
R2及び抵抗rの直列回路及び前記絶縁抵抗Rxと抵抗R1の
直列回路に対して直流電源を並列接続し、前記抵抗R1、
抵抗R2、抵抗rの少なくとも1つを調整して、前記抵抗
R2と抵抗rとの結節点と、前記抵抗Rxと抵抗R1との結節
点間の電位差を零にするようにして前記ブリッジ回路を
平衡させることにより前記絶縁抵抗Rxを測定することを
特徴とするものである。
[作用] 上記の構成を有する活線絶縁抵抗測定方法は、シース
抵抗Rcと局部電池Ecが直流等価的にブリッジ回路の直流
電源と並列に回路に付加されるので、ブリッジの平衡条
件に影響を及ぼすことがない。
[実施例] 本発明を第1図、第2図に図示の実施例に基づいて詳
細に説明する。なお、第3図、第4図と同一の符号は同
一の部材を表すものとする。
第1図は本発明の方法を実施するための回路図であ
り、高電圧母線Bに接続した接地用変圧器GPTの中性点
を交流的には交流接地器1により接地し、直流的には基
準抵抗R1を介して接地し、被検電力ケーブルの主導体L
を高電圧母線Bに接続する。なお、第1図では送電線路
を1本の実線で示したが、例えば3芯一括の三相送電線
路の場合には、測定すべき絶縁抵抗Rxは各相の線路の主
導体と遮蔽導体Sの絶縁抵抗の合成値となる。この遮蔽
導体Sは交流接地器2により交流的には接地し、直流的
には直流電流源Pを介して接地する。また、基準抵抗R2
に対し抵抗値の読み取りが可能なスライド可変抵抗rを
直列接続し、これらを直流電流源Pと並列的に接続す
る。更に、基準抵抗R2とスライド可変抵抗rとの結節点
と、絶縁抵抗Rxと基準抵抗R1との結節点を検流計Iを介
して接続する。
このように回路を接続した場合に、交流的には通常の
場合と全く変わりなく交流活線とすることができ、直流
的には第2図に示すようなブリッジ回路と等価となる。
従って、検流計Iの振れを観察しながらスライド可変抵
抗rを調整し、ブリッジ回路の平衡をとれば、スライド
可変抵抗rの抵抗値rにより、 Rx=(R1/r)・R2 …(2) の計算式から絶縁抵抗Rxを求めることができる。
ところで、本実施例においてもケーブルシースに無視
できないシース抵抗Rcと局部電池Ecが存在する場合に
は、第1図に示すように遮蔽導体Sからシース抵抗Rc、
局部電池Ecを介して接地する回路をも考えなければなら
ない。しかし、この場合でも直流分による等価ブリッジ
回路では、第2図に示すようにシース抵抗Rcと局部電池
Ecは直流電流源Pに並列的に付加されるに過ぎない。即
ち、見掛け上は直流電流源Pの変動と同等で、ブリッジ
回路の性質上、平衡に何らの影響も及ぼさない。従っ
て、(2)式からも明らかなように絶縁抵抗Rxの測定値
にも影響はなく、シースに劣化が生じた場合でも正確な
測定を行うことができる。また、調整個所はスライド可
変抵抗rのみで、しかも1回限りで済み、常に常時監視
を行う場合でもスイッチの開閉等の操作は不要である。
なお、本実施例において高電圧母線Bに他の電力ケー
ブル、機器等が接続されている場合には基準抵抗R1を小
さく選べば、これらの影響を除去できる。また、スライ
ド可変抵抗rと基準抵抗R2の接続位置は交換してもよ
い。ただし、一般的に測定すべき絶縁抵抗Rxの値は極め
て高く、また上述のように基準抵抗R1の値は小さく選択
するので、スライド可変抵抗rが直流的に絶縁抵抗Rxと
直結される場合には、高い抵抗値で可変のものを選定す
る必要がある。また、直流電流源Pとしては電流を多く
取り出せるものが望ましいが、スライド可変抵抗rと基
準抵抗R2、特に後者の抵抗値が十分に大きい場合には通
常の電圧源でも問題ない。更に、上述の実施例ではスラ
イド可変抵抗rのみを可変としたが、抵抗値の読み取り
が可能な可変抵抗器を用いて他の基準抵抗を可変として
もよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明に係る活線絶縁抵抗測定方
法は、ケーブルシースに劣化や局部電池の発生がある場
合でも、ブリッジ回路の平衡は影響されないので、平衡
調節は1個所で1回の操作で完了でき、操作が容易であ
りしかも測定誤差が増加する虞れはない。また、常時監
視の際にもスイッチの開閉などの操作は不要であり、誤
操作の心配もなく正確な活線絶縁診断が可能である。
【図面の簡単な説明】
図面第1図、第2図は本発明に係る活線絶縁抵抗測定方
法の実施例を示し、第1図は本測定方法を実施するため
の回路図、第2図はその直流等価回路図であり、第3図
は従来の方法の回路図、第4図はその直流等価回路図で
ある。 符号Bは高電圧母線、GPTは接地用変圧器、Lは主導
体、Sは遮蔽導体、Rxは被測定絶縁抵抗、1、2は交流
接地器、R1、R2は基準抵抗、rはスライド可変抵抗、I
は検流計、Pは直流電流源、Rcはシース抵抗、Ecは局部
電池である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 27/16 G01R 31/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地用変圧器の中性点を交流的には交流接
    地器により接地し、直流的には抵抗R1を介して接地し、
    前記接地用変圧器に測定すべき絶縁抵抗Rxを介して接続
    した遮蔽導体を交流的には交流接地器により接地し、直
    流的には抵抗R2と抵抗rの直列回路を介して接地し、前
    記絶縁抵抗Rx、抵抗r、抵抗R1、抵抗R2の4要素により
    ブリッジ回路の環路を構成し、前記抵抗R2及び抵抗rの
    直列回路及び前記絶縁抵抗Rxと抵抗R1の直列回路に対し
    て直流電源を並列接続し、前記抵抗R1、抵抗R2、抵抗r
    の少なくとも1つを調整して、前記抵抗R2と抵抗rとの
    結節点と、前記抵抗Rxと抵抗R1との結節点間の電位差を
    零にするようにして前記ブリッジ回路を平衡させること
    により前記絶縁抵抗Rxを測定することを特徴とする活線
    絶縁抵抗測定方法。
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