JPH0861268A - スクロール型圧縮機 - Google Patents
スクロール型圧縮機Info
- Publication number
- JPH0861268A JPH0861268A JP6200592A JP20059294A JPH0861268A JP H0861268 A JPH0861268 A JP H0861268A JP 6200592 A JP6200592 A JP 6200592A JP 20059294 A JP20059294 A JP 20059294A JP H0861268 A JPH0861268 A JP H0861268A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scroll
- rigidity
- point
- revolving
- fixed scroll
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C18/00—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C18/02—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
- F04C18/0207—Rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents both members having co-operating elements in spiral form
- F04C18/0246—Details concerning the involute wraps or their base, e.g. geometry
- F04C18/0269—Details concerning the involute wraps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 端板に渦巻状のラップを有する固定スクロー
ルと旋回スクロールとをラップを向かい合わせて互いに
噛み合わせ、旋回スクロールを自転しないようにして旋
回運動させてガスの圧縮を行うスクロール型圧縮機にお
いて、騒音・振動を低減させる。 【構成】 固定スクロールと旋回スクロールの実効接触
巻数を整数倍にする。
ルと旋回スクロールとをラップを向かい合わせて互いに
噛み合わせ、旋回スクロールを自転しないようにして旋
回運動させてガスの圧縮を行うスクロール型圧縮機にお
いて、騒音・振動を低減させる。 【構成】 固定スクロールと旋回スクロールの実効接触
巻数を整数倍にする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の固定スクロール１の斜視図
である。端板１１に高さ及び厚みを一定にしたインボリ
ュート曲線で形成された渦巻状の固定ラップ１２を一体
にして直立させている。図５は従来の旋回スクロール２
の斜視図である。円盤形をした端板２１に高さ及び厚み
を一定にしたインボリュート曲線で形成された渦巻状の
旋回ラップ２２を一体にして直立させている。両スクロ
ールは、ラップを向い合せにして噛み合わせる。
である。端板１１に高さ及び厚みを一定にしたインボリ
ュート曲線で形成された渦巻状の固定ラップ１２を一体
にして直立させている。図５は従来の旋回スクロール２
の斜視図である。円盤形をした端板２１に高さ及び厚み
を一定にしたインボリュート曲線で形成された渦巻状の
旋回ラップ２２を一体にして直立させている。両スクロ
ールは、ラップを向い合せにして噛み合わせる。
【０００３】図６は固定スクロール１及び旋回スクロー
ル２の旋回スクロール側からみた断面を示したもので、
スクロール型圧縮機の圧縮作用の説明図である。図にお
いて、旋回スクロール２を固定スクロール１に対して回
転しないように旋回運動させると、旋回ラップ２２は固
定ラップ１２に対して、（ａ）→（ｂ）→（ｃ）→
（ｄ）→（ａ）の順に、時計回りに旋回運動する。
（ａ）に示す密閉空間７ａ，８ａは（ｂ）で７ｂ，８ｂ
（ｃ）で７ｃ，８ｃ，（ｄ）で７ｄ，８ｄとなるにつれ
て、除々にその体積を小さくしながら中心に移動し、最
後に固定スクロール１の端板１１に設けられた吐出口６
と連通する。従って、（ａ）で密閉空間７ａ，８ａにと
り込まれた冷媒ガスは、しだいに圧縮され吐出口６より
吐出される。
ル２の旋回スクロール側からみた断面を示したもので、
スクロール型圧縮機の圧縮作用の説明図である。図にお
いて、旋回スクロール２を固定スクロール１に対して回
転しないように旋回運動させると、旋回ラップ２２は固
定ラップ１２に対して、（ａ）→（ｂ）→（ｃ）→
（ｄ）→（ａ）の順に、時計回りに旋回運動する。
（ａ）に示す密閉空間７ａ，８ａは（ｂ）で７ｂ，８ｂ
（ｃ）で７ｃ，８ｃ，（ｄ）で７ｄ，８ｄとなるにつれ
て、除々にその体積を小さくしながら中心に移動し、最
後に固定スクロール１の端板１１に設けられた吐出口６
と連通する。従って、（ａ）で密閉空間７ａ，８ａにと
り込まれた冷媒ガスは、しだいに圧縮され吐出口６より
吐出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】図７は従来の固定スク
ロールと旋回スクロールの接触による単体ラップ剛性と
総合ラップ剛性の時間に対する関係を示した図である。
単体ラップ剛性は旋回スクロールのラップと固定スクロ
ールのラップの接触点における歯丈に直角な断面内での
曲線に沿う単位長当りの弧状断面の半径方向の断面２次
モーメントである。また総合ラップ剛性は渦巻体のかみ
合い点での上記単体剛性の和である。
ロールと旋回スクロールの接触による単体ラップ剛性と
総合ラップ剛性の時間に対する関係を示した図である。
単体ラップ剛性は旋回スクロールのラップと固定スクロ
ールのラップの接触点における歯丈に直角な断面内での
曲線に沿う単位長当りの弧状断面の半径方向の断面２次
モーメントである。また総合ラップ剛性は渦巻体のかみ
合い点での上記単体剛性の和である。
【０００５】図７において、斜線で示した１組のラップ
剛性は噛み合い始めＡで急激に剛性が上昇し、噛み合い
と共に徐々に中心側へ移動し、剛性も同様な傾向を示
す。又、噛み合い終りＢでは、急激な剛性低下を示す。
これら噛み合いは１回転毎にくり返され、これらの総合
剛性は図７の上側図で示す様な不連続波形となり、この
衝撃がスクロール全体を加振し騒音・振動が大きくなる
という問題がある。本発明は上記従来技術の欠点を解消
し、ラップ総合剛性の時間に対する不連続波形を改め、
従来発生していた衝撃による騒音・振動を低減しようと
するものである。
剛性は噛み合い始めＡで急激に剛性が上昇し、噛み合い
と共に徐々に中心側へ移動し、剛性も同様な傾向を示
す。又、噛み合い終りＢでは、急激な剛性低下を示す。
これら噛み合いは１回転毎にくり返され、これらの総合
剛性は図７の上側図で示す様な不連続波形となり、この
衝撃がスクロール全体を加振し騒音・振動が大きくなる
という問題がある。本発明は上記従来技術の欠点を解消
し、ラップ総合剛性の時間に対する不連続波形を改め、
従来発生していた衝撃による騒音・振動を低減しようと
するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
したものであって、端板に渦巻状のラップを有する固定
スクロールと旋回スクロールとをラップを向かい合わせ
て互いに噛み合わせ、旋回スクロールを自転しないよう
にして旋回運動させてガスの圧縮を行うスクロール型圧
縮機において、次の特徴を有するスクロール型圧縮機に
関するものである。 （１）固定スクロールと旋回スクロールの実効接触巻数
を整数倍にした。 （２）前記（１）項に記載のスクロール型圧縮機におい
て、ラップの内端部又は外端部に部分的な切欠きを設け
た。
したものであって、端板に渦巻状のラップを有する固定
スクロールと旋回スクロールとをラップを向かい合わせ
て互いに噛み合わせ、旋回スクロールを自転しないよう
にして旋回運動させてガスの圧縮を行うスクロール型圧
縮機において、次の特徴を有するスクロール型圧縮機に
関するものである。 （１）固定スクロールと旋回スクロールの実効接触巻数
を整数倍にした。 （２）前記（１）項に記載のスクロール型圧縮機におい
て、ラップの内端部又は外端部に部分的な切欠きを設け
た。
【０００７】
【作用】上記（１）項の発明においては、吸入締切点の
急激に剛性上昇する点と吐出締切点の急激に剛性低下す
る点が一致する。これによって、総合的な剛性変化の谷
間を無くし、吸入締切点と吐出締切点の剛性変化を相殺
させ、２回発生する急激な剛性変化を１回にできかつ、
その変化量も両者剛性差まで低減できる。その結果、騒
音・振動が低減する。
急激に剛性上昇する点と吐出締切点の急激に剛性低下す
る点が一致する。これによって、総合的な剛性変化の谷
間を無くし、吸入締切点と吐出締切点の剛性変化を相殺
させ、２回発生する急激な剛性変化を１回にできかつ、
その変化量も両者剛性差まで低減できる。その結果、騒
音・振動が低減する。
【０００８】上記（２）項の発明においては、既存のス
クロール型圧縮機等のラップの内端部または外端部に部
分的切欠きを設けることによって、上記（１）項に記載
のように実効接触巻数を整数倍にすることができ、上記
と同様な作用が生じる。
クロール型圧縮機等のラップの内端部または外端部に部
分的切欠きを設けることによって、上記（１）項に記載
のように実効接触巻数を整数倍にすることができ、上記
と同様な作用が生じる。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例に係るスクロール型
圧縮機の固定スクロールと旋回スクロールの噛み合い状
態における断面図である。図において、１は固定スクロ
ール、２は旋回スクロール、４および４’は吸入締切
点、５および５’は吐出締切点、６は吐出口である。本
例は接触巻数が２巻の例であり、吸入締切点４及び４’
が接触するタイミングと、吐出ポート６に近い吐出締切
点５及び５’が離れようとするタイミングを一致させて
ある。つまり接触巻数を整数倍、本例では２倍、にした
実施例である。
圧縮機の固定スクロールと旋回スクロールの噛み合い状
態における断面図である。図において、１は固定スクロ
ール、２は旋回スクロール、４および４’は吸入締切
点、５および５’は吐出締切点、６は吐出口である。本
例は接触巻数が２巻の例であり、吸入締切点４及び４’
が接触するタイミングと、吐出ポート６に近い吐出締切
点５及び５’が離れようとするタイミングを一致させて
ある。つまり接触巻数を整数倍、本例では２倍、にした
実施例である。
【００１０】図２は上記構成のスクロールにおけるラッ
プ剛性の時間に対する関係を示す図であり、（ａ）は巻
数２の例、（ｂ）は巻数３の例である。従来技術におい
ては図７に示したように、固定スクロールと旋回スクロ
ールの噛み合いが、吸入締切点Ａおよび吐出締切点Ｂに
おいて不連続となっていたが、本例は図２に示すよう
に、これを調整し、吸入締切点Ａの急激に剛性上昇する
点と吐出締切点Ｂの急激に剛性低下する点を一致させる
ことによって、２回発生する急激な変化を１回にでき、
かつその変化量も両者の剛性差まで低減させることが可
能である。
プ剛性の時間に対する関係を示す図であり、（ａ）は巻
数２の例、（ｂ）は巻数３の例である。従来技術におい
ては図７に示したように、固定スクロールと旋回スクロ
ールの噛み合いが、吸入締切点Ａおよび吐出締切点Ｂに
おいて不連続となっていたが、本例は図２に示すよう
に、これを調整し、吸入締切点Ａの急激に剛性上昇する
点と吐出締切点Ｂの急激に剛性低下する点を一致させる
ことによって、２回発生する急激な変化を１回にでき、
かつその変化量も両者の剛性差まで低減させることが可
能である。
【００１１】図３は既存スクロールの接触巻数調整手段
として、吸入締切側に実施した部分的切欠き加工の例を
示す斜視図である。同様な切欠き加工は吐出締切側（図
示せず）でも実施可能である。これらの加工によって吸
入締切点あるいは吐出締切点を若干移動させることがで
きる。
として、吸入締切側に実施した部分的切欠き加工の例を
示す斜視図である。同様な切欠き加工は吐出締切側（図
示せず）でも実施可能である。これらの加工によって吸
入締切点あるいは吐出締切点を若干移動させることがで
きる。
【００１２】以上実施例によって詳述したように、本発
明は吸入締切点の剛性が上昇するタイミングと吐出締切
点の剛性が下降するタイミングを一致させることによっ
て、剛性変化の回数を減らしている。これによって、剛
性変化分も上昇と下降との差分まで低減させる事がで
き、これに伴なう騒音及び振動を低減させる事ができ
る。なお整数倍であれば何巻でも同様の効果が得られ
る。
明は吸入締切点の剛性が上昇するタイミングと吐出締切
点の剛性が下降するタイミングを一致させることによっ
て、剛性変化の回数を減らしている。これによって、剛
性変化分も上昇と下降との差分まで低減させる事がで
き、これに伴なう騒音及び振動を低減させる事ができ
る。なお整数倍であれば何巻でも同様の効果が得られ
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明のスクロール型圧縮機において
は、固定スクロールと旋回スクロールの実効接触巻数を
整数倍にし、あるいはこれを実現する手段とし、ラップ
の内端部又は外端部に部分的な切欠きを設けるので、騒
音・振動を低減することができる。
は、固定スクロールと旋回スクロールの実効接触巻数を
整数倍にし、あるいはこれを実現する手段とし、ラップ
の内端部又は外端部に部分的な切欠きを設けるので、騒
音・振動を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係るスクロール型圧縮機の
固定スクロールと旋回スクロールの噛み合い状態におけ
る断面図。
固定スクロールと旋回スクロールの噛み合い状態におけ
る断面図。
【図２】上記実施例のスクロールにおけるラップ剛性の
時間に対する関係を示す図。
時間に対する関係を示す図。
【図３】既存スクロールの接触巻数調整手段として、吸
入締切側に実施した部分的切欠き加工の例を示す斜視
図。
入締切側に実施した部分的切欠き加工の例を示す斜視
図。
【図４】従来の固定スクロールの斜視図。
【図５】従来の旋回スクロールの斜視図。
【図６】スクロール型圧縮機の圧縮作用の説明図。
【図７】従来の固定スクロールと旋回スクロールの接触
による単体ラップ剛性と総合ラップ剛性の時間に対する
関係を示す図。
による単体ラップ剛性と総合ラップ剛性の時間に対する
関係を示す図。
１ 固定スクロール ２ 旋回スクロール ４，４’ 吸入締切点 ５，５’ 吐出締切点 ６ 吐出口 ７ 密閉空間 ８ 密閉空間 １１ 固定スクロール端板 １２ 固定ラップ ２１ 旋回スクロール端板 ２２ 旋回ラップ
Claims (2)
- 【請求項１】 端板に渦巻状のラップを有する固定スク
ロールと旋回スクロールとをラップを向かい合わせて互
いに噛み合わせ、旋回スクロールを自転しないようにし
て旋回運動させてガスの圧縮を行うスクロール型圧縮機
において、上記固定スクロールと旋回スクロールの実効
接触巻数を整数倍にしたことを特徴とするスクロール型
圧縮機。 - 【請求項２】 ラップの内端部又は外端部に部分的な切
欠きを設けたことを特徴とする請求項１に記載のスクロ
ール型圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200592A JPH0861268A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | スクロール型圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200592A JPH0861268A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | スクロール型圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861268A true JPH0861268A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16426920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6200592A Withdrawn JPH0861268A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | スクロール型圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1262665A1 (en) * | 2001-05-31 | 2002-12-04 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Scroll compressor |
| EP3018348A4 (en) * | 2013-05-28 | 2017-04-12 | Valeo Japan Co., Ltd. | Scroll compressor |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6200592A patent/JPH0861268A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1262665A1 (en) * | 2001-05-31 | 2002-12-04 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Scroll compressor |
| US6758658B2 (en) | 2001-05-31 | 2004-07-06 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Scroll compressor |
| EP3018348A4 (en) * | 2013-05-28 | 2017-04-12 | Valeo Japan Co., Ltd. | Scroll compressor |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |