JPH086059Y2 - 織機の緯糸ガイド装置 - Google Patents

織機の緯糸ガイド装置

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JPH086059Y2
JPH086059Y2 JP4965489U JP4965489U JPH086059Y2 JP H086059 Y2 JPH086059 Y2 JP H086059Y2 JP 4965489 U JP4965489 U JP 4965489U JP 4965489 U JP4965489 U JP 4965489U JP H086059 Y2 JPH086059 Y2 JP H086059Y2
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JP
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weft
guide
yarn
loom
guide hole
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JP4965489U
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JPH02142482U (ja
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和也 清水
正巳 黒田
春雄 島崎
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日産テクシス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、織機の緯糸ガイド装置に関する。
〈従来の技術〉 織機において、第4図に示すように、緯糸貯留ドラム
8に貯留された緯糸Yを引出して、緯糸把持器15の一対
のディスク15a,15b間に引通す場合、ドラム8と緯糸把
持器15との間に、導糸孔30aを有するガイド30を配置し
ている(特公昭57−44570号公報参照)。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、ドラム8から緯糸Yを解舒する際のバ
ルーニングにより、緯糸Yはガイド30の導糸孔30a内で
上下動(実際には円運動)し、緯糸把持器15のディスク
に擦りつつ通過することになるので、緯糸Yが綿糸の場
合には風綿、化学繊維の場合にはモノマーと呼ばれる粉
(以下モノマー等と総称する)が発生する。
すると、モノマー等がディスク間に堆積し、把持不良
を生じたり、これがため頻繁な清掃作業を余儀無くされ
るという問題点があった。
これは、緯糸把持器15のディスク開放時の間隙に較
べ、ガイド30の導糸孔30aの孔径が大きいことに起因す
るものであるが、前記間隙(ディスク15b移動量)は、
織機の高速化に対応可能とするため小さくする傾向にあ
る一方(0.7〜1.0mm)、ガイド30の導糸孔30aについて
は、孔径を小さくすると、緯糸Yの引通し作業が困難と
なるため、限界がある(1.6〜3.0mm)。
本考案は、このような従来の問題点に鑑み、ガイドの
導糸孔の孔径を小さくすることなく、ガイド機能を向上
させて、モノマー等の発生を防止できるようにすること
を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 このため、本考案は、緯糸貯留ドラムから引出した緯
糸を、導糸孔を有するガイドにより案内して、緯糸把持
器の一対のディスク間に引通すようにした織機の緯糸ガ
イド装置において、前記ガイドを、その導糸孔の軸線
が、前記一対のディスク間の緯糸挟持部を含む平面に対
し、交差するように配設する構成としたものである。
〈作用〉 上記の構成においては、ガイドを傾けて、一対のディ
スク間の緯糸挟持部を含む平面に対し、導糸孔の軸線が
交差するように配設することにより、ガイドの導糸孔の
入口部と出口部とにより形成される実質的なガイド部の
大きさをディスク開放時の間隙と同じかそれより小にす
ることができる。これにより、緯糸がたとえ導糸孔内で
上下動しても、ディスクに擦ることがなくなる。
〈実施例〉 以下に本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
第3図を参照し、給糸体1からの緯糸Yは、ガイド2
を経て、測長装置3に導かれる。
測長装置3は、織機主軸と連動して回転する測長ロー
ラ4と、これに圧接される押させローラ5とを有し、こ
れらの間で緯糸Yを測長しつつ送出して、貯留装置6に
至らしめる。
貯留装置6は、織機主軸と連動して回転する回転軸7
の先端に相対回転自在に支持されて図示しない磁石によ
り静止状態に保持された緯糸貯留ドラム8を備える。こ
のドラム8には、後端側の予備巻部8aと先端側の貯留部
8bとが形成されており、また、貯留部8bの先端側周面を
囲んで環状空間9aを形成する断面コ字型の環状のカバー
9が設けられている。そして、カバー9には1箇所に図
示しない送風機からの吹込み口が形成され、環状空間9a
に後述する巻付けガイド12,13の回転方向と反対方向の
空気流が生起されるようになっている。また、カバー9
には全周にわたって毛羽状の係止体10が設けられてい
る。一方、回転軸7には、その軸芯に設けた導糸孔11に
連なる巻付けガイド12と、さらに別の巻付けガイド13と
が固定されている。
この貯留装置6において、緯糸Yは、回転軸7の導糸
孔11から巻付けガイド12に導かれ、予備巻部8a,巻付け
ガイド13,貯留部8bを経た後、環状空間9aを横切って導
出される。
そして、緯糸Yは、ドラム8の軸線の延長上に配置し
たガイド14の導糸孔14aに案内されて、緯糸把持器15の
一対のディスク15a,15b間に引通されている。
緯糸把持器15は、第1図に示すように下側のディスク
15aが固定され、その中心部を上下方向に貫通する往復
動桿16の上端部に上側のディスク15bが固定されてお
り、カム17により駆動されるレバー18により往復動桿16
が上下に駆動されることにより、緯糸Yを開放し、また
把持する。
緯糸把持器15からの緯糸Yは緯入れノズル19に引通さ
れている。
このものにあっては、緯糸Yは、環状空間9a内におけ
るブラシ状の係止体10(巻付けガイド12と逆方向に環状
空間9a内を旋回する空気流でもよい。)により、ドラム
8の貯留部8bの先端側周面に実質的に係止される。従っ
て、測長装置3によって測長されつつ送出される緯糸Y
は、巻付けガイド12の回転により予備巻部8aに予備巻さ
れ、また別の巻付けガイド13により予備巻部8aから繰出
されつつ貯留部8bに巻付けられて貯留される。
緯入れ時期になると、緯糸把持器15が開放され、これ
以前より開始されている緯入れノズル19の空気噴射によ
り、ガイド14側から緯糸Yが引かれるので、ドラム8上
の緯糸Yが前記係止体10による保持力にさからってドラ
ム8回りを巻戻されつつ引出され、緯入れされる。
ここで、本考案に係る構成としては、第1図に示すよ
うに、前記ガイド14を、その導糸孔14aの軸線lが、緯
糸把持器15における一対のディスク15a,15b間の緯糸挟
持部を含む平面Pに対し、交差するように配設してあ
る。
こうして、第2図に示すように、ガイド14の導糸孔14
aの入口部と出口部とにより形成される実質的なガイド
部の大きさgをディスク15a,15b開放時の間隙Gと同じ
かそれより小にしてある。
このようにすれば、緯入れ時に、ドラム8から緯糸Y
を解舒する際のバルーニングにより、緯糸Yがガイド14
の導糸孔14a内で上下動しても、その上下の振幅はgと
なり、一対のディスク15a,15b間の間隙Gよりも小さい
ので、緯糸Yがこれらディスク15a,15bに擦ることなく
通過しうるので、モノマー等の発生・堆積を防止するこ
とができる。
尚、導糸孔14aは平面P内に位置する長孔状であって
もよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、ガイドの導糸孔
の孔径を緯糸の引通し作業を考慮して大き目としても、
導糸孔の入口部と出口部とにより形成される実質的なガ
イド部の大きさをディスク開放時の間隙と同じかそれよ
り小にすることができ、これにより、緯糸が導糸孔内で
上下動しても、ディスクに擦ることがなくなって、モノ
マー等の発生・堆積を防止でき、把持不良等の発生を防
止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す緯糸ガイド装置の正面
図、第2図は第1図の要部拡大図、第3図は全体図、第
4図は従来例を示す緯糸ガイド装置の正面図である。 1……給糸体、3……測長装置、6……貯留装置、8…
…ドラム、14……ガイド、14a……導糸孔、15……緯糸
把持器、15a,15b……ディスク、19……緯入れノズル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸貯留ドラム(8)から引出した緯糸
    を、導糸孔(14a)を有するガイド(14)により案内し
    て、緯糸把持器(15)の一対のディスク(15a,15b)間
    に引通すようにした織機の緯糸ガイド装置において、前
    記ガイド(14)を、その導糸孔(14a)の軸線が、前記
    一対のディスク(15a,15b)間の緯糸挟持部を含む平面
    に対し、交差するように配設したことを特徴とする織機
    の緯糸ガイド装置。
JP4965489U 1989-04-28 1989-04-28 織機の緯糸ガイド装置 Expired - Lifetime JPH086059Y2 (ja)

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JP4965489U JPH086059Y2 (ja) 1989-04-28 1989-04-28 織機の緯糸ガイド装置

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JPH02142482U JPH02142482U (ja) 1990-12-03
JPH086059Y2 true JPH086059Y2 (ja) 1996-02-21

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