JPH043013Y2 - - Google Patents

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JPH043013Y2
JPH043013Y2 JP12244786U JP12244786U JPH043013Y2 JP H043013 Y2 JPH043013 Y2 JP H043013Y2 JP 12244786 U JP12244786 U JP 12244786U JP 12244786 U JP12244786 U JP 12244786U JP H043013 Y2 JPH043013 Y2 JP H043013Y2
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yarn
rotor
thread
tube
fibers
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JP12244786U
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  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案はロータ内から引出される糸をスピニ
ングボデイの外部へ導くオープンエンド精紡機の
糸引出し管に関するものである。
(従来の技術) 一般に、オープンエンド精紡機においては第3
図に示すように、スライバ供給口(図示せず)か
ら供給されたスライバがコーミングローラ31に
より開繊され、開繊された繊維が高速回転するロ
ータ32内の負圧に基づいて輸送チヤンネル33
内に生じる空気流によりロータ32内に送り込ま
れ、送り込まれた繊維は高速回転するロータ32
の作用により生じる旋回気流に乗つてロータ32
の内壁面に付着した後、最大内径部に形成された
繊維集束部32aでリボン状に集束され、ロータ
32の回転によつて加撚されながらネーブル34
の糸引出し孔35及び糸引出し管36を経て引出
しローラ(図示せず)によつて引出され、図示し
ない巻取り装置によりパツケージに巻取られるよ
うになつている。
近年オープンエンド精紡機においてはより高速
化が指向され、ロータ回転数も8万〜10万rpmと
超高速回転となり、それに伴い糸引出し速度もよ
り高速となつている。そして、糸引出し速度の増
大に伴い糸と糸引出し管36との摩擦により糸引
出し管36が摩耗するのを防止するため、糸引出
し管の材料として耐摩耗性に優れたセラミツクス
が使用されるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、セラミツクス製の糸引出し管は放電
性が悪いため、引出される糸との摩擦により発生
した静電気が糸引出し管に帯電した状態となり、
空気中に浮遊している風綿あるいは糸と糸引出し
管との摩擦により発生した浮遊繊維が糸引出し管
に吸着される。糸引出し管36にはロータ32内
の負圧に基づきロータ32へ向かう空気流が存在
するため、糸引出し管36の出口部36aには浮
遊繊維が集中的に堆積する。そして、この堆積し
た繊維Fが塊りとなつて引出される糸に付着した
場合にはあたかもスラブのような糸欠点となり、
堆積繊維が塊りとなつてロータ32内に吸引され
た場合にはスラブあるいは糸切れ発生の原因とな
る。又、堆積繊維により糸継時の糸挿入が円滑に
行われず糸継成功率の低下を招いたり、堆積した
繊維が塊りとなつて糸引出し管内に詰まつて紡出
不能となり、生産性の低下を招くという不都合が
ある。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 前記の問題点を解決するためこの考案において
は、ロータ内から引出される糸をスピニングボデ
イの外部へ導く糸引出し管をセラミツクスで形成
するとともにその表面に導電性皮膜を形成し、該
導電性皮膜で被覆された部分をスピニングボデイ
等導電体で形成された部材に接触する状態に配設
した。
(作用) この考案の装置においては引出される糸との摩
擦により発生した静電気が糸引出し管の表面に形
成された導電性皮膜、スピニングボデイ等の導電
体を通つて外部へ逃げ、糸引出し管に静電気が帯
電するのが防止される。
(実施例) 以下この考案を具体化した一実施例を第1図に
従つて説明する。この実施例のオープンエンド精
紡機においても従来装置と同様にコーミングロー
ラ1により開繊され、ロータ2の高速回転に伴い
ロータ2内の負圧に基づき繊維輸送チヤンネル3
内に生じる空気流によりロータ2内に送り込まれ
た繊維は、ロータ2の最大内径部に形成された集
束部2aにリボン状に集束され、ネーブル4の糸
引出し孔5及び糸引出し管6を経て外部に引出さ
れるようになつている。
糸引出し管6は金属製の取付ブラケツト7を介
して金属製のスピニングボデイ8に取付けられて
いる。糸引出し管6の突出部及び取付ブラケツト
7の端面には導電性塗料を塗布することにより導
電性皮膜9が形成されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明
する。さて、ロータ2内に送り込まれた繊維はロ
ータ2の集束部2aに集束され、ロータ2の回転
により加撚されて糸Yとなり、ネーブル4の糸引
出し孔5及び糸引出し管6を経て引出されてパツ
ケージに巻取られる。糸Yは糸引出し管6と摩擦
する状態で引出されるため、摩擦により静電気が
発生し、特にロータ2が高速回転し引出し速度が
増大する場合には静電気の発生が多くなる。摩擦
により発生した静電気は導電性皮膜9及び取付ブ
ラケツト7を経てスピニングボデイ8へと移動
し、糸引出し管6に静電気が帯電するのが防止さ
れる。従つて、従来装置と異なり糸引出し管6の
出口部6a等に浮遊繊維が多量に堆積することが
確実に防止される。そして、堆積繊維に起因する
スラブあるいはスラブ類似の糸欠点の発生が減少
するとともに、糸切れ発生、紡出不能あるいは糸
継時の糸挿入の成功率の低下という不都合が解消
される。
なお、この考案は前記実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、第2図に示すように糸引出し
管6の先端側を金属(鉄板)製のスピニングボデ
イカバー10に金属製のブラケツト11を介して
取付けたり、糸引出し管6の導電性皮膜9が形成
された部分に導線の一端を巻装し他端を接地して
もよい。さらには、メツキあるいは真空蒸発によ
り導電性被膜9を形成してもよい。
考案の効果 以上詳述したように、この考案によれば糸引出
し管が耐摩耗性に優れたセラミツクスにより形成
されているため、機台の高速運転時にも糸との摩
擦による摩耗が進行せず、しかも糸引出し管と糸
との摩擦により発生した静電気が直ちに導電性皮
膜を通してスピニングボデイ等導電体で形成され
た部材に移動するため、静電気が糸引出し管6に
帯電するのが防止され、従来装置と異なり糸引出
し管の先端部に多量の浮遊繊維が堆積し、堆積し
た繊維に起因するスラブあるいはスラブ類似の糸
欠点の発生が減少するとともに、堆積繊維による
糸引出し管の詰まりあるいは糸継時の糸挿入不良
による糸継成功率の低下等が減少し、生産性を向
上することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した一実施例を示す
オープンエンド精紡機の要部断面図、第2図は変
更例を示す要部断面図、第3図は従来装置を示す
要部断面図である。 ロータ……2、糸引出し管……6、スピニング
ボデイ……8、導電性皮膜……9、糸……Y。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータ内から引出される糸をスピニングボデイ
    の外部へ導く糸引出し管をセラミツクスで形成す
    るとともにその表面に導電性皮膜を形成し、該導
    電性皮膜で被覆された部分をスピニングボデイ等
    導電体で形成された部材に接触する状態に配設し
    たオープンエンド精紡機の糸引出し管。
JP12244786U 1986-08-08 1986-08-08 Expired JPH043013Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12244786U JPH043013Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12244786U JPH043013Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6330359U JPS6330359U (ja) 1988-02-27
JPH043013Y2 true JPH043013Y2 (ja) 1992-01-31

Family

ID=31012642

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JP12244786U Expired JPH043013Y2 (ja) 1986-08-08 1986-08-08

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JPS6330359U (ja) 1988-02-27

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