JPS6239100Y2 - - Google Patents

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JPS6239100Y2
JPS6239100Y2 JP12740883U JP12740883U JPS6239100Y2 JP S6239100 Y2 JPS6239100 Y2 JP S6239100Y2 JP 12740883 U JP12740883 U JP 12740883U JP 12740883 U JP12740883 U JP 12740883U JP S6239100 Y2 JPS6239100 Y2 JP S6239100Y2
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JP12740883U
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案はロータ式オープンエンド精紡機のフイ
ードローラ部風綿堆積防止装置に関する。より詳
しくは、本考案は、フイードローラ、コーミング
ローラ、トラツシユボツクス、該コーミングロー
ラとトラツシユボツクスとを連通する除塵開口か
らなるロータ式オープンエンド精紡機のフイード
ローラ部に風綿が堆積することを防止するように
したフイードローラ部風綿堆積防止装置に関す
る。
従来技術 従来のコーミングローラ分繊の自己排気型ロー
タ式オープンエンド精紡機においては、スライバ
は、フイードローラおよび該フイードローラに押
圧されたプレツサによりコーミングローラへ送ら
れ、該コーミングローラにより開繊され、開繊さ
れた繊維はチヤンネルを通りスピニングロータへ
送られ、そこで集束加撚される。
一方、コーミングローラからトラツシユボツク
スへ排出されたトラツシユはトラツシユ搬送空気
に乗り、トラツシユパイプを経て集綿室へ運ばれ
る。
このようなコーミングローラ分繊の自己排気型
ロータ式オープンエンド精紡機においては、フイ
ードローラ部に風綿が堆積し、この風綿がコーミ
ングローラを経てスピニングロータに移動すると
スピニングロータ内のトラツシユ堆積の核となつ
たり、スラブ、糸切れ等のトラブルが発生する。
このようなトラブルの発生を防止するために、フ
イードローラ部に風綿が堆積することを防止する
必要がある。
フイードローラ部に風綿が堆積することを防止
する方法として、従来トラツシユボツクスの排気
圧、ロータの排気圧によりフイードローラ部の風
綿を吸引除去することが試みられている。しか
し、トラツシユボツクスの排気圧(負圧)、ロー
タ排気圧が充分でないとフイードローラ部の風綿
を除去できない。トラツシユボツクスに連なるブ
ロアの吸引力を高めたり、チヤンネル内の吸引空
気流を絞りロータ排気圧の影響を強くフイードロ
ーラ部へ及ぼすと、風綿堆積は防止できるが、コ
ーミングローラからの繊維の剥離に悪影響が生じ
る。
考案の目的 本考案者は、このような点に鑑み、トラツシユ
の排気圧を過度に高めることなく、トラツシユボ
ツクス内の静圧を所望の圧力(負圧)とし、この
静圧を有効に利用してフイードローラ部とトラツ
シユボツクス間に圧力差を形成して、この圧力差
によりフイードローラ部の風綿を除去することと
した。
本考案は、スピニングロータ分繊の自己排気型
ロータ式オープンエンド精紡機のフイードローラ
部に風綿が堆積することをなくし、円滑なオープ
ンエンド糸の紡出を可能とし、且つ、品質の良好
な糸を得ることを可能にするロータ式オープンエ
ンド精紡機のフイードローラ部風綿堆積防止装置
を提供することを目的とする。
考案の構成 本考案は、フイードローラ、コーミングロー
ラ、トラツシユボツクス、該コーミングローラと
トラツシユボツクスとを連通する除塵開口からな
るロータ式オープンエンド精紡機において、前記
コーミングローラの回転方向後側に位置する除塵
開口後壁が滑かな凸曲面によりトラツシユボツク
スの空気入口部に接続しており、該トラツシユボ
ツクスの空気入口部の面積Fがトラツシユボツク
スの横断面積より絞られているオープンエンド精
紡機のフイードローラ部風綿堆積防止装置により
上述した目的を達成する。
本考案のトラツシユボツクスの空気入口部の面
積Fと空気出口部の面積とが F0<F<2.5F0 を満足していることが好ましい。
本考案は、特に、コーミングローラの周面から
トラツシユボツクスの端面までの距離Lが、コー
ミングローラの直径Dに対して、 D≦L≦2D を満足しているロータ式オープンエンド精紡機の
フイードローラ部風綿堆積防止装置として適す
る。
実施例の説明 以下、本考案の実施例を図示した添付図面を参
照して、本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案に係るコーミングローラ分繊
の自己排気型ロータ式オープンエンド精紡機の実
施例の平面図、第2図は第1図の側面図である。
本考案のオープンエンド精紡機は、フイードロ
ーラ2と、プレツサ3と、コーミングローラ4
と、コーミングローラ4の周辺からスピニングロ
ータ6に延びるチヤンネル5と、スピニングロー
タ6と、トラツシユボツクス7からなつている。
該コーミングローラ4とトラツシユボツクス7と
を除塵開口8により連通している。なお、除塵開
口8はコーミングローラ4に近接配置されその回
転方向に前後に位置する一対の前後壁8a,8b
により形成されている。
第1図および第2図において、スライバ1は、
フイードローラ2および該フイードローラ2に押
圧されたプレツサ3によりコーミングローラ4へ
送られる。コーミングローラ4の回転につれて、
スライバ1は、該コーミングローラ4により開繊
され、開繊された繊維はチヤンネル5を通りスピ
ニングロータ6へ送られ、該スピニングロータ6
により集束加撚されてオープンエンド紡積糸にな
る。
一方、コーミングローラ4の高速回転につれ
て、コーミングローラ4から遠心力により、トラ
ツシユ(ダクト)12が除塵開口8を経てトラツ
シユボツクス7へ排出される。
それとともにフイードローラ2部に風綿が発生
するが、この風綿がフイードローラ2部に堆積
し、コーミングローラ4等によりスピニングロー
タ6に移動した場合には、糸切れ、スラブ、ネツ
プ、すみ糸等を発生する。
そこで、常時フイードローラ2部に空気流をつ
くり、この風綿がフイードローラ2部に堆積しな
いようにする必要がある。
しかしながら、従来装置では、トラツシユボツ
クス7の排気静圧は小さく、しかもトラツシユ搬
送空気9の入口面積は大きいので、除塵開口8で
の静圧は大気圧とほとんど変らず、従つて、フイ
ードローラ2部の静圧と差がない。このように、
フイードローラ2部と除塵開口8間の圧力差がな
い状態では、フイードローラ2部に発生した風綿
を除塵開口8へ移送し除去することは困難であ
る。
本考案では、トラツシユボツクスの空気入口部
7aの面積Fを充分に絞つている。しかも、トラ
ツシユボツクスの空気入口部7aの面積Fと空気
出口部7bの面積とが F0<F<2.5F0 を満足するようにしている。
加えて、コーミングローラ4の回転方向後側に
位置する除塵開口8の後壁8bを、滑かな凸曲面
11により、トラツシユボツクス7の空気入口部
7aに接続している。
このように、トラツシユボツクス7の空気入口
部7aの面積Fを空気出口部7bの面積F0に対
して絞る(減少する)ことにより、トラツシユボ
ツクス7の内部の圧力は大気圧以下に低下する
(すなわち、負圧となる)。その結果、フイードロ
ーラ2部とトラツシユボツクス7間に圧力差が生
じ、この圧力差を利用してフイードローラ2部に
発生した風綿を除塵開口8へ移送し除去するがで
きる。
また、除塵開口8の後壁8bを、滑かな凸曲面
11により、トラツシユボツクス7の空気入口部
7aに接続しているので、トラツシユボツクスの
空気入口部7aから流入したトラツシユ搬送空気
流が除塵開口8の後壁8bおよび凸曲面11間に
よどみを生じず、コーミングローラ4からトラツ
シユボツクス7へ放出されたトラツシユ、短繊維
が該よどみに滞留したり、スピニングロータ6内
に再吸引されることもない。
本考案者は、コーミングローラ4の周面からト
ラツシユボツクス7の端面7cまでの距離Lがコ
ーミングローラ4の直径Dに対して、 D≦L≦2D として、コーミングローラ4から放出されたトラ
ツシユ10がトラツシユボツクス7の端面7cに
当たり、コーミングローラ4の近傍へに跳ね反つ
ても再吸引されないようにしたオープンエンド精
紡機を先に提案した。
このオープンエンド精紡機においては、トラツ
シユボツクス7、空気入口および空気出口の断面
積が大きく、このため、トラツシユボツクス内部
の静圧が小さく、フイードローラ2部との圧力差
が生じ難い。しかし、このオープンエンド精紡機
に本考案を実施することにより、容易にトラツシ
ユボツクス7の内部の圧力は大気圧以下に低下し
(すなわち、負圧となる)、フイードローラ2部と
トラツシユボツクス7間に圧力差が生じ、この圧
力差を利用してフイードローラ2部に発生した風
綿を除塵開口8へ移送し除去するができる。
なお、フイードローラ2部は実質的に密閉され
ているので、その近傍には本来積極的な空気の流
れは存在せず、フイードローラ2の回りの空気流
量はたとえあつたとしても極めて微量である。従
つて、本考案により小さい圧力差、少ない空気流
量を保証することにより、フイードローラ2の回
りに常時空気の流れを形成することができ、フイ
ードローラ2部に風綿が堆積することを防止でき
る。
次に、本考案の実施例を説明する。
ロータ式オープンエンド精紡機のトラツシユボ
ツクスの空気入口部の面積Fと空気出口部の面積
F0を次のように変更して、紡出試験を行つた。
なお、コーミングローラ4の周面からトラツシユ
ボツクス7の端面までの距離Lは、コーミングロ
ーラ4の直径Dに対して1.3倍(すなわち、L=
1.3D)にとつた。
平均繊維長18.8mm、繊度4.3μg/inch、13mm
以下の短繊維含有率29.4%、強力(平行な繊維束
の状態にした原綿繊維を、ゼロmmのクランプ間隔
でプレスレーテスターにより繊維束強力を測定)
67700psi、ノンリトン含有率2.8%、スライバゲ
レン420gr/6YDのスライバをスピニングロータ
の回転数60000rpm、コーミングローラの回転数
8000rpmで、所定時間紡出して、紡出番手Ne7s
で、撚係数が4.8のオープンエンド紡積糸を得
た。
フイードローラ2部の風綿堆積状況は、次の通
りであつた。
トラツシユボツクス入口部開放(すなわち、
F=3.6F0)の場合 ※ 紡出3時間でフイードローラに風綿が堆
積した。
トラツシユボツクス入口部を1/4閉じた(す
なわち、F=2.7F0)の場合 ※ 紡出8時間でフイードローラに風綿堆積
した。
※ トラツシユボツクス入口部に繊維が堆積
し、糸切れがし易くなつた。
トラツシユボツクス入口部を1/2閉じた(す
なわち、F=1.8F0)場合 ※ フイードローラ部の風綿堆積はない。
※ トラツシユボツクス入口部に繊維が堆積
し、糸切れが多発した。
トラツシユボツクス入口部を1/2閉じ(すな
わち、F=1.8F0)且つ除塵開口後壁とトラツシ
ユボツクスの入口部の間を第1図に示すように
凸曲面により接続した場合 ※ フイードローラ部の風綿堆積およびトラ
ツシユボツクス入口部の繊維堆積がなく、糸切
れもなかつた。
トラツシユボツクス入口部を3/4閉じた(す
なわち、F=0.9F0)の場合 ※ 良質繊維のコーミングローラからの飛び
出しが増加した。
考案の効果 本考案によれば、フイードローラ部とトラツシ
ユボツクス間の圧力差によりフイードローラ部の
回りに微小空気流を形成でき、フイードローラに
風綿が堆積することを防止できる。従つて、フイ
ードローラ部に堆積した風綿がコーミングローラ
等により集団的にスピニングロータ内に移動する
ことがなく、フイードローラ回りに堆積した風綿
に起因するスラブ、糸切れ、ネツプ、すみ糸が減
少する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の平面図、第2図は第
1図の側面図である。 1……スライバ、2……フイードローラ、3…
…プレツサ、4……コーミングローラ、5……チ
ヤンネル、6……スピニングロータ、7……トラ
ツシユボツクス、7a……空気入口部、7b……
空気出口部の面積、8……除塵開口、8b……除
塵開口後壁、9……トラツシユ搬送流れ、10…
…トラツシユ、11……凸曲面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 フイードローラ、コーミングローラ、トラツ
    シユボツクス、該コーミングローラとトラツシ
    ユボツクスとを連通する除塵開口からなるロー
    タ式オープンエンド精紡機において、前記コー
    ミングローラの回転方向後側に位置する除塵開
    口後壁が滑かな凸曲面によりトラツシユボツク
    スの空気入口部に接続しており、該トラツシユ
    ボツクスの空気入口部の面積Fがトラツシユボ
    ツクスの横断面積より絞られていることを特徴
    とするロータ式オープンエンド精紡機のフイー
    ドローラ部風綿堆積防止装置。 2 前記トラツシユボツクスの空気入口部の面積
    Fと空気出口部の面積とが F0<F<2.5F0 を満足している実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のロータ式オープンエンド精紡機のフイー
    ドローラ部風綿堆積防止装置。 3 前記コーミングローラの周面からトラツシユ
    ボツクスの端面までの距離Lが、コーミングロ
    ーラの直径Dに対して、 D≦L≦2D を満足している実用新案登録請求の範囲第1項
    または第2項記載のロータ式オープンエンド精
    紡機のフイードローラ部風綿堆積防止装置。
JP12740883U 1983-08-18 1983-08-18 オ−プンエンド精紡機のフィ−ドロ−ラ部風綿堆積防止装置 Granted JPS6037079U (ja)

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JP12740883U JPS6037079U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 オ−プンエンド精紡機のフィ−ドロ−ラ部風綿堆積防止装置

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Publication Number Publication Date
JPS6037079U JPS6037079U (ja) 1985-03-14
JPS6239100Y2 true JPS6239100Y2 (ja) 1987-10-05

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JP12740883U Granted JPS6037079U (ja) 1983-08-18 1983-08-18 オ−プンエンド精紡機のフィ−ドロ−ラ部風綿堆積防止装置

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