JP3295135B2 - ロータ式オープンエンド精紡装置 - Google Patents

ロータ式オープンエンド精紡装置

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JP3295135B2
JP3295135B2 JP20758092A JP20758092A JP3295135B2 JP 3295135 B2 JP3295135 B2 JP 3295135B2 JP 20758092 A JP20758092 A JP 20758092A JP 20758092 A JP20758092 A JP 20758092A JP 3295135 B2 JP3295135 B2 JP 3295135B2
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    • D01H4/04Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by contact of fibres with a running surface
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    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/18Propelling the vehicle
    • B60W30/18009Propelling the vehicle related to particular drive situations
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明はロータ式オープンエンド精紡装置
であって、繊維集合溝とこの溝に対して円錐状に拡大す
る滑り面とを有する精紡ロータを具備し、前記滑り面に
対して開繊ローラに隣接して始まる繊維搬送方向に細く
なる繊維供給管路の出口が向けられており、さらに精紡
ロータを収納するハウジングを具備し、このハウジング
は負圧源に接続され、また精紡ロータの開放端へ搬送空
気のための溢流隙間を残して突き出る突出部を持つカバ
ーを具備し、この突出部は繊維供給管路の出口を含み、
繊維供給管路は開繊ローラに隣接して該ローラの作業幅
に合致する幅を以て始まり、その出口はその軸方向にお
けるよりも精紡ロータの外周方向における方が大きいロ
ータ式オープンエンド精紡装置に関する。
【0002】この形式の装置は、DE 37 04 4
60 A1により公知である。公知の装置の構成におい
て、繊維供給管路の出口は最小断面を示すが、それは特
別な構成により十分な搬送空気流が繊維供給管路を貫流
できるだけの大きさを有する。すなわち搬送空気量は、
開繊ローラの範囲において繊維屑が防止されねばならな
いことにより決定される。供給された繊維を精紡ロータ
の滑り面に送ることは、一方では繊維集合溝から十分に
離れて、他方では精紡ロータの開放端から確実に離れて
行われるべきである。したがって繊維供給管路の高さは
公知の装置では、精紡ロータの軸方向にできるかぎり小
さく保たれなければならない。しかも繊維供給管路の出
口から十分な空気量が供給できるように、精紡ロータの
外周方向での出口は通常はより広く形成される。精紡ロ
ータの軸方向出口の高さに関する問題は、殊に部分的に
直径が30mm以下の特に小さな精紡ロータを使用する
高回転のロータ式オープンエンド精紡装置において生じ
る。公知の装置は適正な方向への措置を示してはいる
が、まだ不十分である。
【0003】例えばDE 37 19 959 A1に
記載されたようないわゆる繊維案内仕切りを備えたロー
タ式オープンエンド精紡装置が公知である。そのような
繊維案内仕切りはそれ自体、滑り面に供給されるべき繊
維を精紡ロータの繊維集合溝から引き出されるべき糸か
ら分離する目的を有する。そのような繊維案内仕切りは
比較的短い繊維供給管路の場合でも、繊維を繊維集合溝
から確実に離して滑り面へ導くことができる。しかし、
実用機において使用される繊維案内仕切りは、その前に
配置される繊維供給管路が短いために供給された繊維が
十分に延伸および平行化されないという欠点を有する。
【0004】本発明の目的は、冒頭に述べた形式の装置
を小さな精紡ロータにより紡績が可能であり、しかも供
給された繊維が精紡ロータの滑り面において適切に引き
渡され、また繊維供給管路を通る空気量が開繊ローラの
清浄性維持の観点から十分であるように構成することに
ある。
【0005】この目的は、繊維供給管路の最小断面が出
口から離れていること、またこの出口は精紡ロータの軸
方向のその高さが最小断面の理想的直径よりも本質的に
小さいスリットとして形成され、しかもこの理想的直径
は最小断面に相当する円形平面の直径として定義される
ことにより達成される。
【0006】したがって、そこまで細くなる繊維供給管
路の最小断面は十分な空気流量に対する断面の大きさを
占めることが構造的に困難を惹起しない区域まで戻され
る。スリットとしての仕様により精紡ロータの軸方向で
の繊維供給管路の出口の高さは十分小さく保つことがで
きるため、滑り面に送られるほとんどの繊維が繊維集合
溝までの十分に長い滑動距離を有する。しかも出口での
搬出断面積は十分に大きいサイズとされ得る、というの
は精紡ロータの外周方向では繊維供給のそれ程厳しい精
度は要求されないからである。外周のどのような角度に
おいて繊維が滑り面に当たるかは重要でない。繊維集合
溝からの距離および精紡ロータの開放端からの距離に関
してのみ、厳しい精度が要求されるのである。
【0007】本発明の有利な構成において、繊維供給管
路の長さは紡糸されるべき繊維材料の平均ステープル長
さの少なくとも2倍に相当する。十分に長い繊維供給管
路は、そこにおいて繊維のある程度の延伸が行われると
いう長所を有する。繊維供給管路は繊維の整合作用を有
するが、それは空気が繊維の搬送方向へ加速されること
によっても生じる。空気効率を低減させることなく、良
好な繊維延伸と滑り面への極めて正確な供給を組み合わ
せることが可能である。
【0008】有利なのは、スリットが繊維集合溝に面し
た側で滑り面に密接した繊維案内面により制限されるこ
とである。それにより、繊維は特に合理的に精紡ロータ
の滑り面に送られる。
【0009】有利には、繊維供給管路の最小断面は円形
平面を有する。丸い繊維供給管路は、繊維配向性に関し
て特に有利であることが判明している。しかし、繊維が
いったん束ねられたならば、繊維供給管路の断面が出口
付近で変えられてももはや不利ではない。そのため本発
明の構成において、スリットの断面は矩形である。それ
から一方では最小断面の場合を下回らない十分な空気流
量が、他方では繊維を滑り面に送る際の正確な目標方向
が得られる。
【0010】スリットの長さが精紡ロータのほぼ半径に
等しいことが有利である。それにより、繊維は繊維案内
面上で十分な長さにわたって案内される。
【0011】この繊維案内面は精紡ロータの軸に対して
垂直である必要はなく、該軸に対して斜めに形成するこ
とができる。それにより、繊維案内面は繊維の自然な運
動方向に適合できる。
【0012】本発明の特に有利な構成において、出口は
繊維供給管路の端部材を含む別個の部材に設けられる。
それにより出口の製作に関しては完全に自由である、と
いうのは出口は繊維供給管路とは別に製造でき、またそ
の成形に関して実際上全く制約がないからである。すな
わち開繊ローラの作業幅からはじまる一体構造の繊維供
給管路に後から丸い断面を具備させ、出口では再び矩形
に仕上げることはむずかしい。しかし、別個の部材では
そのような成形が可能である。
【0013】有利なのは、この別個の部材が種々の繊維
材料および、または精紡条件への適合のために交換可能
なことである。そのため繊維供給管路全体を保持しつ
つ、特に小さな直径の精紡ロータの使用時に出口の微妙
な部分を各条件に適合させることができる。
【0014】合理的には、繊維供給管路の出口部分の溢
流隙間が縮小される。それにより、特に微妙な部分にお
いて空気が前側のロータ縁から流れ出て、供給された繊
維が繊維集合溝に送られずに望ましくないやり方で排出
されることが防止される。
【0015】合理的には、精紡ロータの開放端に入って
いる突出部は繊維供給管路に対向して設けられた円板状
の別個の部材を含み、繊維案内面は前記の別個の部材の
前記繊維供給管路に対向した側の面にそのの一部とし
て形成される。それにより、供給された繊維はほぼ接線
方向で滑り面に送られ得る。
【0016】好ましくは、スリットの高さは繊維供給管
路の最小断面の理想的直径の半分よりも小さい。それに
より、一方では高い空気効率が達成され、他方では繊維
を滑り面に対して正確に供給することができる。
【0017】本発明のその他の特徴および長所は、従請
求の範囲ならびにいくつかの実施態様に関する以下の説
明から明らかとなる。
【0018】図1には、本発明の理解に必要とされるロ
ータ式オープンエンド精紡装置の部材だけが示されてい
る。図示されていないその他の部材は、ロータ式オープ
ンエンド精紡装置の今日の通常の構造に合致するとみな
され得る。
【0019】図1に基づく装置は開繊ローラ1を含む
が、このローラはその外周に針または鋸歯からなる取付
け物2を具備する。開繊ローラ1はハウジング3の中で
支持され、また図示されていないやり方でハウジング3
の外側で駆動される。操作側では、開繊ローラ1はカバ
ー4により閉じられている。
【0020】開繊ローラ1には図示されていない供給装
置により繊維束が供給され、繊維束は開繊ローラ1によ
りコーミングされて個別繊維に細分される。開繊ローラ
1によりばらばらにされた繊維には、繊維供給管路5を
経て精紡ロータ6に供給される。繊維供給管路5は、ハ
ウジング3内の開繊ローラ1に対してほぼ接線方向の第
一の区間7を以てはじまる。繊維供給管路5の区間7
は、カバー9の構成部分である区間8により直線状に継
続される。カバー9は、その分離運動により精紡ロータ
6がその前側で露出できるように、図示されていないや
り方でロータ式オープンエンド精紡装置において可動的
に取り付けられる。繊維供給管路5の区間7と8との間
にはパッキンを備えた滑り継目10があるため、外部空
気が繊維供給管路5に侵入することはない。
【0021】精紡ロータ6は負圧室12を形成するハウ
ジング11内に配置され、この負圧室は負圧配管13に
接続されている。精紡ロータ6はシャフト14を具備す
るが、このシャフトはハウジング11の後壁を貫通して
おり、ハウジング11の外側で図示されてはいないやり
方で支持および駆動される。
【0022】カバー9は、精紡ロータ6を含むハウジン
グ11を精紡ロータ6の開放端15の側で閉じる。ハウ
ジング11とカバー9との間には、周回する密封リング
16が取り付けられる。カバー9は、精紡ロータ6内に
突き出る突出体17を具備する。この突出体17は、以
下に詳述される繊維供給管路5の出口18を含む。
【0023】突出体17には精紡ロータ6と同心的に糸
引出しノズル19が設置されており、このノズル内で糸
引出し管路20がはじまる。
【0024】精紡ロータ6は滑り面21を有し、それは
精紡ロータ6の開放端15から円錐状に繊維集合溝22
まで拡大している。精紡の際には、繊維は開繊ローラ1
から空気流により繊維供給管路5を経て滑り面21まで
搬送される。精紡ロータ6内で、空気流は繊維から分離
される。空気流は環状隙間23から外へ排出されるが、
この隙間は精紡ロータ6の開放端15と突出体17およ
びカバー9の内面との間に形成されている。
【0025】繊維はそれらに作用する高い遠心力のため
に滑り面21上を滑って繊維集合溝22に入り込み、そ
こで集合して糸に束ねられるが、それは糸引出しノズル
19および糸引出し管路20により引き出される。
【0026】精紡の際には、繊維は繊維集合溝22から
十分に離れて滑り面21に当たり、それらが延伸および
平行化作用を受けるように滑動できることが確保されな
ければならない。さらに、ほとんどの繊維は精紡ロータ
6の開放端15から環状隙間23を通って吸い出されな
いことが確保されなければならない。それが特に問題と
なるのは、殊に精紡ロータ6の高速回転の際に例えば繊
維集合溝22の直径がおよそ30mmという極めて小さ
な精紡ロータ6が使用される場合である。繊維供給管路
5の出口18は同じ寸法で縮小することはできない、と
いうのはその場合にはもはや所要の空気量が繊維供給管
路5内を流れないからである。さらに空気量が過少なら
ば、開繊ローラ1において繊維屑が生成されるであろ
う。
【0027】本発明にしたがって繊維供給管路5の最小
断面24は出口18から離れて位置するが、この出口は
以下に説明されるようにスリットとして形成される。最
小断面24は有利には円形面とされるが、楕円形または
その他の形状とすることもできる。この最小断面24に
基づいて、その直径が理想的直径とされ、また出口18
を形成するスリットの精紡ロータ6の軸方向の高さhよ
りも明らかに大きい同等の円断面が算定できる。
【0028】図1に基づく実施態様では、出口18は有
利に別個の部材25にある。この別個の部材25はカバ
ー9の構成部材ではあるが、出口18を別にすれば繊維
供給管路5の区間8を含む部材とはもはや一体構造では
ない。それにより、出口18のためのスリットは本発明
に基づくやり方で容易に形成され得る。糸引出しノズル
19と本来の繊維供給管路5との間に出口18を含む中
間部材が挿入されるが、それが別個の部材25を形成す
る。この別個の部材25は、繊維案内面26を持つ空所
を含む厚い下層円板とみなすことができる。
【0029】繊維案内面26の構造および出口18のス
リット形状は、実験により算定できる。両者は、繊維供
給管路5を通り抜けた繊維が繊維集合溝22に近すぎる
滑り面21に当たることが防止されるように形成され
る。スリットの高さhは繊維が十分に束ねられて滑り面
21に当たるように、最小断面24の理想的直径のおよ
そ半分とされるべきである。図2および図5について以
下に説明されるように、スリットは精紡ロータ6の外周
方向においてより広くされている。つまり、出口18は
横向きの銃眼のように形成される。
【0030】本発明に基づく装置は、繊維集合溝22に
直接的に進入して懸念される「ベール繊維」( Schleie
rfasern )を生成する繊維が実際上皆無であるという長
所を有する。特に極めて長いベール繊維は、極めて剛い
「腹帯」を生成する。滑り面21と十分な予備接触をす
ることなく直接的に繊維集合溝22に進入する繊維はそ
れらの全長において巻き付けられるため、糸品質を劣化
させる。もちろん、このベール繊維を殊に小さなロータ
6の場合に防止することは、ほとんど不可能である。し
かし、まず極端に長いベール繊維を防止することが肝要
である。
【0031】図2では、スリット状の出口218および
繊維案内面226を備えた別個の部材225が認められ
る。この別個の部材225に当たる繊維供給管路5の最
小断面24も図示されている。出口218のスリットは
最小断面24よりも前ではじまり、また回転方向Aにそ
の後方へも続くため、精紡ロータ6と共に回る空気環が
繊維運動を助長する。つまり、出口218から現れる繊
維は「追い風」を受けることになる。
【0032】部材325の輪郭が図3にしたがって形成
されるならば、繊維案内面326は壁328を持つ最小
断面24の範囲ではじまる。この適切な構造により、
「追い風」は防止される。
【0033】図4に基づく実施態様でも「追い風」は防
止されるが、壁428の構造のために図3に基づく実施
態様の場合ほど効果的ではない。
【0034】図5に基づくスリット状出口518および
繊維案内面526は図2に基づく実施態様にほぼ合致し
ているが、繊維に対してそれらが精紡ロータ6の滑り面
21にできるかぎり接線的に当たる方向を与える中空仕
切り527が繊維案内面526に設置されている。
【0035】図2〜図5からみてとれるように、繊維案
内面226,326,426,526は円板状の別個の
部材(225,325,425,525)の前記繊維供
給管路(5)に対向した側の面にそのの一部として形
成される。繊維供給管路5の最小断面24は、繊維搬送
方向からみて、それぞれ繊維案内面226,326,4
26,526の前に位置している。ここから、繊維は滑
り面21に対して吐出される。
【0036】別個の部材225,325,425,52
5は、製作上の困難を伴わずに、あらゆる成形方法を可
能にする。精紡条件に応じて、出口18の部分を非常に
自在に形成することができる。その際に有利なのは、長
い繊維供給管路5の公知の長所がスリット状出口18に
も拘らず失われないことである。
【0037】前記の繊維案内面226,326,42
6,526に対して、回避すべき摩耗を考慮し、また繊
維を滑り易くさせるという目的を以て必要に応じて種々
の表面構造を持たせることができる。特に、滑らかで汚
れを排除する表面が追求されるべきである。
【0038】図6および図7に基づく実施態様では、同
一の部材は既述の実施態様と同じ参照数字が付けられて
いる。したがって、再度の説明は省略される。
【0039】図6に基づく実施態様では、別個の部材2
5を担持するカバー9の部分が出口18の繊維案内面2
6に向けられた隆起部29を具備することにより、繊維
供給管路5のスリット状出口18はその高さがさらに縮
小されている。この構成により、スリットはさらに小さ
くなる。しかし、出口18は精紡ロータ6の外周方向に
十分広いため、空気流量は十分である。
【0040】図7に基づく実施態様では、環状隙間23
は出口18の区域で縮小されている。この場合には、出
口18の区域でのみ延びるラビリンス・パッキン30が
取り付けられる。それにより、出口18の区域での繊維
が精紡ロータ6の前端15から排出されることが阻止さ
れる。
【0041】図7ではさらに、繊維案内面26はできる
かぎり滑り面21に近付けられることが提供される。そ
のためカバー9が精紡ロータ6から離れる際には、その
運動は繊維案内面26が滑り面21に接触することを阻
止する方向で行われなければならない。滑り面21が繊
維案内面26により損傷されないように、適切な強制案
内が提供されなければならない。
【0042】本発明により、十分な空気流量にも拘ら
ず、延伸されて束ねられた形状の繊維を繊維集合溝22
から十分に離れて滑り面21に対して正確に吐出するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はロータ式オープンエンド精紡装置の概略
断面図である。
【図2】図2は図1の矢印IIの方向からみた繊維供給管
路の出口部分の部分断面図である。
【図3】図3は図1の矢印IIの方向からみた繊維供給管
路の出口部分の部分断面図である。
【図4】図4は図1の矢印IIの方向からみた繊維供給管
路の出口部分の部分断面図である。
【図5】図5は図1の矢印IIの方向からみた繊維供給管
路の出口部分の部分断面図である。
【図6】図6は繊維供給管路の出口部分における図1に
類似した部分断面図である。
【図7】図7は繊維供給管路の出口部分における図1に
類似した部分断面図である。
【符号の説明】
1 開繊ローラ 3 ハウジング 5 繊維供給管路 6 精紡ロータ 11 ハウジング 15 開放端 18 出口 21 滑り面 22 繊維集合溝 23 環状隙間 24 最小断面 26 繊維案内面 h 高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フリッツ・シュターレッカー ドイツ連邦共和国7347 バト、ウーベル キンゲン、ヨゼフ−ナイトハルト−シュ トラーセ 18 (56)参考文献 特開 昭63−203827(JP,A) 特許2647168(JP,B2) 特公 昭45−38740(JP,B1) 特公 昭59−20766(JP,B2) 実公 昭47−20265(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01H 4/08 D01H 4/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ式オープンエンド精紡装置であっ
    て、繊維集合溝とこの溝に対して円錐状に拡大する滑り
    面とを有する精紡ロータを具備し、前記滑り面に対して
    開繊ローラに隣接して始まる繊維搬送方向に細くなる繊
    維供給管路の出口が向けられており、さらに精紡ロータ
    を収納するハウジングを具備し、このハウジングは負圧
    源に接続され、また精紡ロータの開放端へ搬送空気のた
    めの溢流隙間を残して突き出る突出部を持つカバーを具
    備し、この突出部は繊維供給管路の出口を含み、繊維供
    給管路は開繊ローラに隣接して該ローラの作業幅に合致
    する幅を以て始まり、その出口はその軸方向におけるよ
    りも精紡ロータの外周方向における方が大きいロータ式
    オープンエンド精紡装置において、繊維供給管路(5)
    の最小断面(24)が出口(18)から離れているこ
    と、またこの出口(18)は精紡ロータ(6)の軸方向
    のその高さ(h)が最小断面(24)の理想的直径より
    も本質的に小さいスリットとして形成され、しかもこの
    理想的直径は最小断面(24)に相当する円形平面の直
    径として定義されることを特徴とするロータ式オープン
    エンド精紡装置。
  2. 【請求項2】 繊維供給管路(5)の長さは紡糸すべき
    繊維材料の平均ステープル長さの少なくとも2倍に等し
    いことを特徴とする請求項1記載のロータ式オープンエ
    ンド精紡装置。
  3. 【請求項3】 スリットは繊維集合溝(22)に面した
    側において滑り面(21)に密接する繊維案内面(2
    6,226,326,426,526)により制限され
    ることを特徴とする請求項1または2記載のロータ式オ
    ープンエンド精紡装置。
  4. 【請求項4】 繊維供給管路(5)の最小断面(24)
    は円形平面であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  5. 【請求項5】 スリットは矩形断面を有することを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載のロータ式オープ
    ンエンド精紡装置。
  6. 【請求項6】 スリットの長さは精紡ロータ(6)のお
    よそ半径に等しいことを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  7. 【請求項7】 繊維案内面(26)は精紡ロータ(6)
    の軸に対して斜めであることを特徴とする請求項3〜6
    のいずれかに記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  8. 【請求項8】 出口(18)は繊維供給管路(5)の端
    部材を含む別個の部材(25)に設けられることを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載のロータ式オープ
    ンエンド精紡装置。
  9. 【請求項9】 部材(25,225,325,425,
    525)は種々の繊維材料および、または精紡条件への
    適合のために交換できることを特徴とする請求項8記載
    のロータ式オープンエンド精紡装置。
  10. 【請求項10】 溢流隙間(23)は出口(18)範囲
    において縮小されることを特徴とする請求項1〜9のい
    ずれかに記載のロータ式オープンエンド精紡装置。
  11. 【請求項11】 前記突出部(17)は繊維供給管路
    (5)に対向して設けられた円板状の別個の部材を含
    み、前記繊維案内面(26,226,326,426,
    526)は前記の別個の部材(25)の前記繊維供給管
    路(5)に対向した側の面にそのの一部として形成さ
    ていることを特徴とする請求項に記載のロータ式オ
    ープンエンド精紡装置。
  12. 【請求項12】 スリットの高さ(h)は繊維供給管路
    (5)の最小断面(24)の理想的直径の半分よりも小
    さいことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載
    のロータ式オープンエンド精紡装置。
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