JPH0859519A - 鎖状α−オレフィンの製造方法 - Google Patents

鎖状α−オレフィンの製造方法

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JPH0859519A
JPH0859519A JP6198240A JP19824094A JPH0859519A JP H0859519 A JPH0859519 A JP H0859519A JP 6198240 A JP6198240 A JP 6198240A JP 19824094 A JP19824094 A JP 19824094A JP H0859519 A JPH0859519 A JP H0859519A
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catalyst
compound
olefin
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chain
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JP6198240A
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Hideyuki Mimura
英之 三村
Takamitsu Aoyama
隆充 青山
Motohiro Oguri
元宏 小栗
Yasuyuki Koie
泰行 鯉江
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Tosoh Corp
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  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】触媒活性が高く、かつ炭素数4〜30の鎖状α
−オレフィンを高選択的に生成する方法を提供する。 【構成】エチレンをオリゴマー化し、炭素数4〜30の
鎖状α−オレフィンを製造する方法において、 Zr(Cl)4・[Al(C252Cl]m (式中、mは0.1〜1000を表す)で示される化合
物が不活性溶媒に溶解した溶液を触媒として用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素数4〜30の鎖状
α−オレフィンを製造する方法に関する。本発明で得ら
れる炭素数4〜30の鎖状α−オレフィンは、高密度ポ
リエチレン(HDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)の改質用コモノマーとして利用された
り、可塑剤、ポリα−オレフィン、界面活性剤および高
級アルコールの原料として極めて有用な化合物である。
【0002】
【従来の技術】エチレンをオリゴマー化する反応におい
て、チーグラー触媒系を用い鎖状α−オレフィンを製造
することは公知である。この技術は、例えば、特開昭5
8−109428号公報、特開昭62−430号公報お
よびChemical Reviews、91、613
(1991)等に開示されている。これらのうち、Ch
emical Reviewsには、エチレンのオリゴ
マー化反応において、チーグラー触媒のジルコニウム化
合物とアルキルアルミニウム化合物の比や、反応圧力、
反応温度の影響が開示されている。即ち、ジルコニウム
化合物に対するアルキルアルミニウム化合物の比が高い
ほど、また、エチレン圧力や反応温度が高いほど触媒活
性が増大する。しかし、引例の触媒活性はまだ十分高い
とは言えず、また、炭素数4〜30の鎖状α−オレフィ
ンの他に固形ポリマーが多量に生成するという欠点があ
るほか、触媒系は懸濁系である。
【0003】一般にチーグラー触媒系において、触媒活
性を高めると、固形ポリマー生成量も増加する傾向があ
り、それ故、エチレンのオリゴマー化反応において、触
媒活性を高め、かつ固形ポリマー生成量を抑制しようと
するいくつかの試みがなされている。例えば、特開昭6
2−243605号公報では、ジルコニウム化合物と2
種以上のアルキルアルミニウム化合物の混合物を触媒と
して用いる方法が開示されている。しかし、この方法で
も固形ポリマー生成量は十分抑制されておらず、また、
触媒が溶媒に懸濁しているため、取扱いがめんどうであ
ったり、触媒活性の再現性が乏しい、触媒の連続供給時
に反応器等の閉塞を招く等の問題を生ずる。
【0004】この問題を解決するため、特開昭64−6
3532号公報には、ジルコニウム化合物と有機化合物
とのアダクトとアルキルアルミニウム化合物からなる、
溶媒に可溶な触媒系が開示されている。しかし、当該方
法も触媒活性が十分高いとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、エチレンをオ
リゴマー化する反応において、触媒活性が高く、炭素数
4〜30の鎖状α−オレフィンを高選択的に生成し、か
つ固形ポリマーの副生が少なく、均一な触媒系、即ち、
取扱いが容易で、触媒活性に再現性があり、溶媒に均一
に溶解した触媒系の開発が期待されていた。即ち、本発
明の課題は、高活性かつ高選択的な炭素数4〜30の鎖
状α−オレフィンの製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような現状に鑑み、
本発明者らは、エチレンのオリゴマー化反応について鋭
意検討した。その結果、エチレンをオリゴマー化する反
応において、ハロゲン化ジルコニウムとアルキルアルミ
ニウム化合物からなる化合物が不活性溶媒に溶解した溶
液を触媒として用い反応させると、固形ポリマーの副生
が少なく、炭素数4〜30の鎖状α−オレフィンを高活
性かつ高選択的に得ることができることを見い出し、本
発明を完成するに至った。
【0007】即ち本発明は、エチレンをオリゴマー化
し、鎖状α−オレフィンを製造する方法において、下記
一般式(1) Zr(X14・[AlRn(X23-nm (1) (式中、mは0.1〜1000、nは1、1.5、2ま
たは3であり、Rは炭素数1〜20のアルキル基、X1
およびX2はハロゲン原子であってそれぞれ同一または
異種ハロゲン原子を表す)で示される化合物が、不活性
溶媒に溶解した溶液を触媒として用いることを特徴とす
る、炭素数4〜30の鎖状α−オレフィンの製造方法で
ある。以下、本発明について更に詳しく説明する。
【0008】本発明によれば、エチレンをオリゴマー化
する反応において、ハロゲン化ジルコニウムとアルキル
アルミニウム化合物からなる、一般式(1)で示される
化合物が用いられる。本発明において使用されるハロゲ
ン化ジルコニウムは、Zr(X14であり、X1はハロ
ゲン原子を表す。ハロゲン原子としては、塩素、臭素、
フッ素、またはヨウ素であり、4個のX1はそれぞれ同
一または異種ハロゲン原子でもよい。これらは例えばZ
rF4、ZrCl4、ZrBr4、ZrI4、ZrBrCl
3、ZrBr2Cl2、ZrBr3Clであり、これらのう
ちZrCl4が好ましく用いられる。また、前記ハロゲ
ン化ジルコニウムはそれぞれ単独のみならず、二種以上
を混合して用いることも可能である。
【0009】本発明において使用されるアルキルアルミ
ニウム化合物は、AlRn(X23-nである。ここで、
nは1、1.5、2または3であり、Rは炭素数1〜2
0のアルキル基、X2はハロゲン原子を表す。ハロゲン
原子としては、塩素、臭素、フッ素、またはヨウ素であ
り、(3−n)個のX2はそれぞれ同一または異種ハロ
ゲンでもよい。なお、このAlRn(X23-nにおい
て、nが1.5のときAlR1.5(X21.5となる。こ
のような化合物は、理論的には存在しないが、通常、慣
用的にAl23(X23のセスキ体として表現されてお
り、これらの化合物も本発明に含まれる。
【0010】これらのアルキルアルミニウム化合物とし
ては、例えばAl(CH33、Al(C253、Al
(n−C373、Al(iso−C373、Al(n
−C493、Al(iso−C493、Al(C5
113、Al(C8173、Al(CH32Cl、Al
(C252Cl、Al(C252Br、Al(C
252I、Al(C252F、Al(n−C372
Cl、Al(iso−C372Cl、Al(n−C4
92Cl、Al(iso−C492Cl、Al(C5
112Cl、Al (C8172Clなどがあげられ
る。
【0011】さらに、Al(CH3)Cl2、Al(C2
5)Cl2、Al(C25)Br2、Al(C25
2、Al(C25)F2、Al(n−C37)Cl2
Al(iso−C37)Cl2、Al(n−C49)C
2、Al(iso−C49)Cl2、Al(C511
Cl2、Al(C817)Cl2、Al2(CH33
3、Al2(C253Cl3、Al2(n−C373
3、Al2(iso−C373Cl3、Al2(n−C4
93Cl3、Al2(iso−C493Cl3、Al2
(C5113Cl3、Al2(C8173Cl3等が挙げ
られる。
【0012】これらの中でAl(C252Clまたは
Al2(C253Cl3が好ましく用いられる。これら
のアルキルアルミニウム化合物は単独で使用し得るのみ
ならず、二種以上を混合して用いることも可能である。
【0013】本発明において用いられる、一般式(1)
で示される化合物は、前記のハロゲン化ジルコニウムと
アルキルアルミニウム化合物を原料として、不活性溶媒
中で接触させることにより調製できる。接触方法は特に
制限されないが、通常ハロゲン化ジルコニウムを不活性
溶媒中に投入して撹拌下にハロゲン化ジルコニウム懸濁
液を調製し、次いでこの懸濁液にアルキルアルミニウム
化合物を投入し撹拌することにより一般式(1)の化合
物を調製することができる。
【0014】このとき、ハロゲン化ジルコニウムの濃度
は、不活性溶媒1リットルあたり、好ましくは10〜2
00ミリモル、さらに好ましくは20〜150ミリモル
の濃度で使用される。ハロゲン化ジルコニウムの濃度が
10ミリモル/リットル以上であれば一般式(1)の化
合物の生成速度が十分に速く、オリゴマー化活性が十分
に得られるため好ましい。また200ミリモル/リット
ル以下で経済的で十分な触媒活性を得ることができる。
またアルキルアルミニウム化合物の使用量は、ハロゲン
化ジルコニウム1モルに対して好ましくは0.1〜10
00当量であり、さらに好ましくは0.5〜500当
量、より好ましくは1.0〜100当量である。
【0015】本発明において使用できる不活性溶媒とし
ては、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベ
ンゼン、クロロベンゼン、クロロトルエン等の芳香族炭
化水素またはそのハロゲン置換体、ペンタン、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカン、シクロヘキ
サン、シクロオクタン、デカリン等の脂肪族炭化水素、
ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素およびこれらの
混合物が用いられる。
【0016】ハロゲン化ジルコニウム懸濁液とアルキル
アルミニウム化合物を接触させ一般式(1)の化合物を
調製する際の温度は好ましくは10〜100℃、さらに
好ましくは30〜80℃であり、これらを接触させる時
間は好ましくは5分〜5時間、さらに好ましくは10分
〜2時間である。本発明において使用する触媒調製原
料、溶媒はあらかじめ十分に乾燥しておくことが好まし
く、前記の触媒調製のすべての操作は酸素と水分を避け
て行なうことが必要である。
【0017】本発明によれば、かくして調製された前記
一般式(1)で示される化合物は、不活性溶媒による懸
濁液の溶液部分に存在する。よってこの懸濁液を適当な
公知の方法、例えば濾過または遠心分離等の方法によ
り、不活性溶媒に不溶の成分を除去分離して所望の触媒
溶液を調製する。
【0018】このようにして調製された触媒溶液を用い
て、エチレンのオリゴマー化反応を行なう。触媒の使用
量は特に制限されないが、通常、前記不活性溶媒で希釈
し、オリゴマー化反応液1リットルあたり、一般式
(1)で示される化合物が好ましくは0.0001〜1
00ミリモル、さらに好ましくは0.001〜10ミリ
モルの濃度で使用される。オリゴマー化反応液1リット
ルあたり、0.0001ミリモル以上用いれば十分なオ
リゴマー化活性が得られ、また100ミリモル以下の量
で経済的で十分な触媒活性を得ることができる。
【0019】本発明におけるエチレンのオリゴマー化の
反応温度は、好ましくは10〜180℃であるが、さら
に好ましくは30〜150℃である。反応圧力は、絶対
圧で好ましくは0〜200kg/cm2であり、さらに
好ましくは10〜150kg/cm2である。また、反
応時間は温度や圧力に左右され、一概に決めることはで
きないが、通常、10分〜6時間である。また、エチレ
ンは、前記の圧力を保つように連続的に供給してもよい
し、反応開始時に前記圧力で封入して反応させてもよ
い。原料ガスであるエチレンには、反応に不活性なガ
ス、例えば窒素、アルゴン、ヘリウム等が含まれても何
ら差し支えない。なお、エチレンは十分に乾燥しておく
ことが好ましく、オリゴマー化反応のすべての操作は、
酸素と水分を避けて行うことが必要である。
【0020】本反応は、回分式、半連続式、連続式のい
ずれでも実施できる。オリゴマー化反応終了後、反応液
に例えば、水、アルコール、水酸化ナトリウム水溶液等
の重合失活剤を添加して反応を停止させ、次いで未反応
エチレンが分離される。副生する固形ポリマーや失活し
た触媒を除去した後、生成した炭素数4〜30の鎖状α
−オレフィンは、公知の抽出法や蒸留法により反応液よ
り分離される。
【0021】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いて更に詳細に
説明するが、これらの実施例は本発明の概要を示すもの
で、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0022】実施例1 内容積100mlのシュレンク管に、無水四塩化ジルコ
ニウム1.17g(5.0mmol)と乾燥したトルエ
ン50mlを加え、10分間撹拌した。この懸濁液に
1.0mol/lのジエチルアルミニウムクロライド/
n−ヘキサン溶液12.5mlを滴下したのち、70℃
で30分間撹拌すると、濃茶色懸濁液となった。室温ま
で放冷後、この懸濁液をガラスフィルターを取り付けた
100mlのシュレンク管中に濾過し、濃茶色の均一溶
液を得た。この溶液について誘導結合型プラズマ発光分
析により、ジルコニウム濃度およびアルミニウム濃度を
測定したところ、それぞれ856ppm、6472pp
mであった。
【0023】200mlのシュレンク管に、トルエン1
00mlおよび内部標準用のウンデカン1.5mlを入
れ、前記の均一溶液を1.25ml(即ち、無水四塩化
ジルコニウム換算で2.3mg(0.010mmol)
相当、及びジエチルアルミニウムクロライド換算で31
mg(0.26mmol)相当を含有する)を分取して
加え触媒液を調製した。なお、触媒液調製のすべての操
作は窒素雰囲気下で行った。
【0024】温度計および撹拌装置を備えた内容積30
0mlのステンレス製耐圧反応容器を窒素ガスで充分置
換した後、70℃で保持した。この容器に前記触媒液を
窒素で圧送した。撹拌速度を1000rpmに調整後、
反応容器内の絶対圧力を35kg/cm2となるように
エチレンガスを吹き込み、温度100℃に昇温した。エ
チレンは前記圧力を維持するように導入し続け、これら
の反応条件を保った状態で1時間反応を行なった。反応
終了後、反応容器中に水酸化ナトリウム水溶液を窒素で
圧入することによって触媒を失活させた。
【0025】反応器を室温まで冷却し、次いで脱圧し
た。反応液および回収した気体中に含まれる生成物をガ
スクロマトグラフィーにより分析した。また、反応液に
含まれる固形ポリマーを濾紙を用いて濾別し、これを風
乾後、減圧下で乾燥(1mmHg、100℃)してその
重量を測定した。
【0026】結果を表1に示す。
【0027】実施例2 溶媒として、トルエンの代わりにn−ヘプタンを用いた
こと以外実施例1と同様にして均一溶液を調製したとこ
ろ、ジルコニウム濃度及びアルミニウム濃度は、それぞ
れ141ppm、8775ppmであった。この均一溶
液を用いて実施例1と同様にして触媒液を調製し、反応
を行なった。結果を表1に示す。
【0028】実施例3 溶媒として、トルエンの代わりにクロロベンゼンを用い
たこと以外実施例1と同様にして均一溶液を調製したと
ころ、ジルコニウム濃度及びアルミニウム濃度は、それ
ぞれ993ppm、5242ppmであった。この均一
溶液を用いて実施例1と同様にして触媒液を調製し、反
応を行なった。結果を表1に示す。
【0029】比較例1 実施例1において、無水四塩化ジルコニウム懸濁液とジ
エチルアルミニウムクロライドから生じた懸濁液を濾過
せずに触媒液の調製に用いたこと以外は、実施例1と同
様にして反応を行なった。結果を表1に示す。
【0030】比較例2 実施例1において、溶媒としてトルエンの代わりにn−
ヘプタンを用い、さらに無水四塩化ジルコニウムとジエ
チルアルニミウムクロライドから生じた懸濁液を濾過せ
ずに触媒液の調製に用いたこと以外は、実施例1と同様
にして反応を行なった。結果を表1に示す。
【0031】実施例4 アルキルアルミニウム化合物として、1.0mol/l
エチルアルミニウムセスキクロライド/n−ヘキサン溶
液6.3mlを用いたこと以外、実施例1と同様にして
均一溶液を調製したところ、ジルコニウム濃度及びアル
ミニウム濃度はそれぞれ797ppm、6815ppm
であった。この均一溶液を用いて実施例1と同様にして
触媒液を調製し、反応を行なった。結果を表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】なお表中の略語は、以下の通りである。
【0034】DEAC;ジエチルアルミニウムクロライ
ド、EASC;エチルアルミニウムセスキクロライド、
4;ブテン、C6;ヘキセン、C8;オクテン、C10
デセン、C12;ドデセン、C14;テトラデセン、C16
ヘキサデセン、C18;オクタデセン、C20;エイコセ
ン、C22-30;炭素数22〜30のオレフィン、固形ポ
リマー収率;固形ポリマー/(炭素数4〜30のオレフ
ィン)。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、エチレンのオリゴマー
化反応において、高活性かつ高選択的に炭素数4〜30
の鎖状α−オレフィンを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C07B 61/00 300

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンをオリゴマー化し、鎖状α−オレ
    フィンを製造する方法において、下記一般式(1) Zr(X14・[AlRn(X23-nm (1) (式中、mは0.1〜1000、nは1、1.5、2ま
    たは3であり、Rは炭素数1〜20のアルキル基、X1
    およびX2はハロゲン原子であってそれぞれ同一または
    異種ハロゲン原子を表す)で示される化合物が、不活性
    溶媒に溶解した溶液を触媒として用いることを特徴とす
    る、炭素数4〜30の鎖状α−オレフィンの製造方法。
JP6198240A 1994-08-23 1994-08-23 鎖状α−オレフィンの製造方法 Pending JPH0859519A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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