JPH085932A - プレパラートホルダ - Google Patents

プレパラートホルダ

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JPH085932A
JPH085932A JP15638194A JP15638194A JPH085932A JP H085932 A JPH085932 A JP H085932A JP 15638194 A JP15638194 A JP 15638194A JP 15638194 A JP15638194 A JP 15638194A JP H085932 A JPH085932 A JP H085932A
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JP
Japan
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leg
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Withdrawn
Application number
JP15638194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Hasegawa
和宏 長谷川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH085932A publication Critical patent/JPH085932A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレパラート支持部の摩耗を低減し、且つプ
レパラートの装着及び取り外し操作を簡易化すると共
に、プレパラート導入予備スペースを低減化できるよう
にしたプレパラートホルダを提供する。 【構成】 コ字状に形成された基部2と第1の脚部3と
第2の脚部4とを備え、基部2と第2の脚部4の内側に
は、保持基準面2a,2b及び4aを互いに直交するよ
うに形成し、第1の脚部3の内側には案内面3aを保持
基準面2a,2bと直交するように形成し、更に第1の
脚部3には、ばね5で押圧される押圧部材6を、プレパ
ラートホルダに装着した状態のプレパラート8の角部8
aに当接する位置に設けると共に、第2の脚部4の長さ
を、第1の脚部3の押圧部材6の配置位置までの長さよ
り短くしてプレパラートホルダ1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、顕微鏡観察で用いる
プレパラートを顕微鏡のステージに保持するためのプレ
パラートホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】プレパラートホルダは、主として医療分
野で細胞の顕微鏡観察時に、顕微鏡のステージにプレパ
ラートを保持する部品として利用されている。医療分野
の臨床検査では大量の検鏡が行われるため、プレパラー
トホルダには、プレパラートを片手で容易に交換できる
ような構成が要請されている。
【0003】従来、片手でプレパラートを交換できるよ
うにしたプレパラートホルダとしては、例えば特開昭5
8−68011号公報に開示されたものがある。図4
は、上記公報開示のプレパラートホルダで、ベースプレ
ート11を有し、該ベースプレート11に2つの互いに向か
い合って位置する脚部16,17が固着されており、その両
端部にはプレパラート15の端面支持用の当接支持点12,
13, 14が形成されており、脚部16,17で囲まれた面はプ
レパラート15の導入方向で先細に狭くなっている。そし
て、脚部16内に形成した中空室18内には円板20が設けら
れており、この円板20は定心ピン22を有し、この定心ピ
ン22は脚部16の長孔案内22内に案内されていて、ばね19
により円板20を脚部17側へ押圧するようになっている。
【0004】プレパラート15を導入する場合は、脚部17
に沿ってスライドさせ、当接支持点13に突き当たった後
は、当接支持点13を中心にして、各当接支持点12,13,
14でプレパラート15が停止するまで回転させる。円板20
はプレパラート15の回転の際、始めには抵抗力を示す
が、プレパラート15が各当接支持点12,13, 14に当接し
て停止した状態では、プレパラート15を各当接支持点1
2,13, 14に押し付ける押圧力が発生する。すなわち停
止位置では円板20の押圧力でプレパラート15は停止位置
に保持される。プレパラート15をプレパラートホルダよ
り取り外す際は、逆の手順により容易に取り外すことが
できるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報開示のプレパラートホルダにおいては、プレパラート
の保持位置では、3個所の当接支持点による線接触と円
板との線接触によって、プレパラートは保持されてい
る。したがって、プレパラートの交換操作時に、プレパ
ラートホルダの当接支持点の摩耗が大きく、使用回数の
増加によって保持位置の移動が生じる。またプレパラー
トの交換操作は、一方の脚部に沿った直線運動と、一つ
の当接支持点を中心とした回転運動を必要とするため、
操作が煩雑であり、更には、プレパラートをホルダへ導
入させるための予備スペースが大きくなるため、ステー
ジの前側のスペースを多く必要となってしまうなどの問
題点がある。
【0006】本発明は、従来のプレパラートホルダの上
記問題点を解消するためになされたもので、プレパラー
トホルダの支持部の摩耗を低減し、且つプレパラートへ
の装着並びに取り外し操作を簡易化すると共に、ステー
ジの前側スペースを多く必要としないようにしたプレパ
ラートホルダを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記問題点を解
決するために、本発明は、顕微鏡観察で用いるプレパラ
ートを顕微鏡のステージに保持するためのプレパラート
ホルダにおいて、隣接する面がそれぞれ直角をなすよう
に配設された3面を内側に形成した両脚部を有するコ字
型部材からなり、前記3面のうち隣接した2面はプレパ
ラートの端面に対する保持基準面とし、残りの1面はプ
レパラート交換時のプレパラート端面の案内面とし、案
内面を形成した一方の脚部には、プレパラート装着時に
プレパラートの端面を各保持基準面に押圧する押圧部材
を設けると共に、保持基準面を形成した他方の脚部は、
前記一方の脚部の押圧部材の配置位置までの長さより短
く形成するものである。
【0008】このように構成したプレパラートホルダに
おいて、プレパラートの装着時には、一方の脚部の案内
面に押圧部材に抗してプレパラートの一端面を当接さ
せ、該案内面に沿ってスライドさせ、プレパラートの他
の端面が一方の保持基準面に当接した時点でプレパラー
トへの指による操作力を開放する。これによりプレパラ
ートは押圧部材で押圧されプレパラートの隣接する2つ
の端面は、プレパラートホルダの隣接した2つの保持基
準面に当接した状態で保持される。
【0009】このように、プレパラートホルダに形成し
た3面に、プレパラートの保持機能と案内機能を重複す
ることなく分担させ、また互いに直角をなすように形成
しているので、プレパラートの端面と保持基準面とを面
接触状態にして、保持基準面の摩耗を低減し、またプレ
パラートの交換操作も直線運動のみの単純なものとする
ことができ、更にプレパラートをプレパラートホルダへ
導入させるための予備スペースも低減させることができ
る。
【0010】
【実施例】次に実施例について説明する。図1は、本発
明に係るプレパラートホルダの第1実施例を、プレパラ
ートを装着保持した状態で示す図である。図1におい
て、1はプレパラートホルダで、基部2と該基部2の両
端に形成された第1の脚部3と第2の脚部4とを備えコ
字状に形成されており、基部2と第2の脚部4の内側に
は、それぞれ保持基準面2a,2b及び4aが、保持基
準面2a,2bが保持基準面4aと互いに直交するよう
に形成されており、一方第1の脚部3の内側には案内面
3aが、前記基部2に形成した保持基準面2a,2bと
互いに直交するように形成されている。そして、案内面
3aと保持基準面4aとの間隔は、保持ずべきプレパラ
ート10の長さ寸法より若干大きく形成されている。
【0011】また、第1の脚部3の内部には、ばね5で
押圧される押圧部材6が、プレパラートホルダ1に装着
した状態のプレパラート8の角部8aに当接する位置に
設けられ、長孔に嵌合したピンで案内されて、ばね5で
斜め内側方向に押圧されるようになっている。そして、
第2の脚部4の長さは、第1の脚部3の押圧部材6が案
内面3aより突出する位置までの長さより短く形成され
ている。なお、7はプレパラートホルダ1の基部2に設
けられた取付穴で、プレパラートホルダ1を顕微鏡のス
テージに取り付けるためのものである。
【0012】次に、このように構成されたプレパラート
ホルダ1に対して、プレパラート10を装着保持する場合
の動作を、図2に基づいて説明する。まず、図2の
(A)に示すように、顕微鏡のステージに取り付けたプ
レパラートホルダ1の第2の脚部4の先端面に沿って、
プレパラート8を第1の脚部3に向けて矢印a方向に指
で動かし、図2の(B)に示すように、押圧部材6をば
ね力に抗して押し込みながら、プレパラート8の先端面
を案内面3aに当接させる。
【0013】次に、プレパラート8を案内面3aに押し
付けながら、基部2に形成した保持基準面2a,2bに
向けて、矢印b方向に案内面3a上をスライドさせ、図
2の(C)に示すように、プレパラート8の側端面を保
持基準面2a,2bに当接させる。このようにプレパラ
ート8の側端面を保持基準面2a,2bに当接させたの
ち、指による押圧力を解除すると、プレパラート8は押
圧部材6を介してばね5の押圧力により矢印c方向に移
動し、図2の(D)に示すように、プレパラート10の側
端面が保持基準面2a,2bに後端面が保持基準面4a
に押圧され、面接触した状態で保持される。プレパラー
ト8をプレパラートホルダ1より取り外す際は、逆の手
順により容易に取り外すことができる。
【0014】以上のように、装着時にプレパラート8を
スライドして案内するのに用いるプレパラートホルダの
面は、案内面3aだけであり、保持基準面2a,2b及
び4aに沿ってスライドされることはないので、これら
の保持基準面が摩耗して保持位置がずれることはない。
そしてプレパラート10の交換操作は矢印a,bの各方向
への直線運動のみで行えるので、交換操作が極めて容易
である。更に、第1の脚部3の押圧部材の配置位置まで
の長さより短く形成されている第2の脚部4の先端面に
沿って、プレパラート8を導入できるので、プレパラー
ト8をプレパラートホルダ1に導入するための予備スペ
ースを小さくすることができる。
【0015】次に、第2実施例について説明する。図3
は、第2実施例を同じくプレパラートを装着保持した状
態で示す図で、図1に示した第1実施例と同一の部材に
は同一の符号を付して示し、その説明を省略する。この
実施例は、第1実施例において第1の脚部に設けている
ばね5で押圧されている押圧部材6の代わりに、単一の
ばね部材9を用いたものである。ばね部材9の一端9a
はプレパラートホルダ1の第1の脚部3に固定されてお
り、その湾曲部9bを第1の脚部3の案内面3aより突
出させ、プレパラート8をプレパラートホルダ1に装着
した状態では、その角部8aに当接し、プレパラート8
を保持基準面2a,2b及び4aに押圧するように構成
されている。このようにばねと押圧部材の代わりにばね
部材9のみを用いた場合も、その交換操作は同様であ
り、同様な効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】以上実施例に基づいて説明したように、
本発明によれば、プレパラートホルダの内側に形成した
3面にプレパラート保持機能と案内機能とを重複するこ
となく分離して分担させているので、保持基準面の摩耗
を低減することができ、また3面を互いに直角をなすよ
うに形成しているので、プレパラートの交換動作を直線
運動のみの簡単な操作で容易に行うことができる。更に
一方の脚部を短く形成して、直線運動の操作のみで交換
作業を行えるようにしているので、プレパラートをプレ
パラートホルダへ導入するための予備スペースを低減で
きる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプレパラートホルダの第1実施例
を示す図である。
【図2】図1に示した第1実施例におけるプレパラート
装着操作態様を示す図である。
【図3】第2実施例を示す図である。
【図4】従来のプレパラートホルダの構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 プレパラートホルダ 2 基部 2a,2b 保持基準面 3 第1の脚部 3a 案内面 4a 保持基準面 4 第2の脚部 5 ばね 6 押圧部材 7 取付穴 8 プレパラート 9 ばね部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡観察で用いるプレパラートを顕微
    鏡のステージに保持するためのプレパラートホルダにお
    いて、隣接する面がそれぞれ直角をなすように配設され
    た3面を内側に形成した両脚部を有するコ字型部材から
    なり、前記3面のうち隣接した2面はプレパラートの端
    面に対する保持基準面とし、残りの1面はプレパラート
    交換時のプレパラート端面の案内面とし、案内面を形成
    した一方の脚部には、プレパラート装着時にプレパラー
    トの端面を各保持基準面に押圧する押圧部材を設けると
    共に、保持基準面を形成した他方の脚部は、前記一方の
    脚部の押圧部材の配置位置までの長さより短く形成され
    ていることを特徴とするプレパラートホルダ。
JP15638194A 1994-06-16 1994-06-16 プレパラートホルダ Withdrawn JPH085932A (ja)

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JP15638194A JPH085932A (ja) 1994-06-16 1994-06-16 プレパラートホルダ

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ID=15626515

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000162216A (ja) * 1998-11-30 2000-06-16 Aloka Co Ltd ラックトレイ
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Effective date: 20010904