JP2000024975A - 脱着機構 - Google Patents

脱着機構

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JP2000024975A
JP2000024975A JP10205871A JP20587198A JP2000024975A JP 2000024975 A JP2000024975 A JP 2000024975A JP 10205871 A JP10205871 A JP 10205871A JP 20587198 A JP20587198 A JP 20587198A JP 2000024975 A JP2000024975 A JP 2000024975A
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Fumitomo Saito
史倫 齋藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニピュレータの一部にハンドを交換の
ために着脱可能に装着する際に、人手を要することな
く、マニピュレータでハンドを操作して、きわめて簡単
に着脱可能とする。 【解決手段】 保持器1のフレーム7には案内片8が固
着されており、フレーム7に摺動自在に嵌合するハンド
2の基体部5は、装着凹部14を有するとともに、係止
片18を有し、係止片18は、ハンド2が保持器1に装
着されている状態では、装着凹部14から退避した状態
に、又ハンド2がマニピュレータの先端の装着部4に装
着された状態では、マニピュレータの係止溝内に係入す
るように、板ばね20により付勢されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ロボット
のマニピュレータにハンドを着脱可能に装着する場合の
ように、機器に、保持器により保持されている交換部材
を自動的かつ簡単に着脱可能に装着することできるよう
にするための着脱機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一台のロボットにおいて、作業の種類に
応じて、適切なハンドを選択的にロボットのマニピュレ
ータの先端に着脱交換自在に取り付けるような場合が生
じる。この場合、着脱交換作業に時間をかけることな
く、簡単に行えることが望ましい。
【0003】従来は、ロボットのマニピュレータにハン
ドを着脱自在に取り付ける場合は、手作業により、ねじ
等を利用して固定、取り外しをする構成が多かった。し
かしながら、ロボット自体が自動化されているものであ
っても、そのハンド等の着脱交換作業に時間を要してい
たのでは、ロボットの自動的、省力的な特性が発揮でき
ない。又、従来は自動的にハンドの交換、固定を行うた
めにはそのための新たな駆動源が必要となることが多か
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題を解決することを目的とするものであり、その課題
とする点は、ロボットのマニピュレータにハンドを装着
する場合のように、機器(ロボットマニピュレータ)
の一部に交換部材(ハンド)を着脱可能に装着する際
に、人手を要することなく、その機器自体で交換部材を
操作して、きわめて簡単かつ時間を要することなく、着
脱可能にする、簡単な構造の脱着機構を実現することで
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、機器の装着部に交換部材を着脱自在に取
り付けるための脱着機構であって、上記脱着機構は、上
記機器の装着部と、交換部材の基体部と、上記交換部材
を着脱可能に保持する保持器とから構成されており、上
記保持器は、上記交換部材の基体部を摺動可能に装着す
るフレームを有し、該フレームには案内片が固着されて
おり、上記基体部は、その上面には上記機器の装着部が
嵌入する装着凹部が形成されており、その側面には、保
持器のフレームの案内突条縁が嵌合する案内溝と、係止
片が回動可能に嵌装されている係止片嵌装溝が形成され
ており、上記係止片は、その基端部が枢着され、上記交
換部材が上記保持器に装着されている状態では、上記装
着凹部から退避した状態に、又上記交換部材が上記機器
の先端に装着された状態では、上記装着凹部内に嵌合さ
れた上記機器の装着部の係止溝内に係入するように、ば
ねにより付勢されていることを特徴とする脱着機構を提
供する。
【0006】上記フレームは平面コの字型であり、該コ
の字型の内側に交換部材の基体部が摺動可能に装着され
るようにしてもよい。
【0007】上記ばねは板ばねであり、上記板ばねは、
上記交換部材の基体部の基端面に固着されており、自由
端が上記係止片の基端部に当接しているような構成とし
てもよい。
【0008】上記保持器の案内片は先端部に鈎部を有
し、上記係止片は、その基端面が板ばねに当接し上記装
着凹部方向に付勢されており、上記板ばねの付勢力によ
り、上記交換部材が上記保持器に装着されている状態で
は、上記係止片は、その先端係止部が上記案内片の鈎部
と係止し、上記交換部材が上記機器の装着部に装着され
た状態では、上記係止片は上記機器の装着部の両側面に
形成された係止溝内に係入するように付勢されているよ
うな構成としてもよい。
【0009】上記保持器のフレームの先端部両側面には
ストッパが固着されており、上記係止片は、交換部材が
上記保持器に装着されている状態では、その基端外側面
が板ばねに当接して上記係止片を上記ストッパに当接す
る位置に開いた状態に付勢されており、上記交換部材が
上記機器の装着部に装着された状態では、その基端面が
上記板ばねに当接して、上記機器の装着部に形成された
係止溝内に係入するように付勢されているような構成と
してもよい。
【0010】上記保持器のフレームの先端部に規制部材
が配設されている構成としてもよい。
【0011】上記交換部材の基体部の装着凹部には貫通
孔が形成され、上記機器の装着部にも貫通孔が形成さ
れ、上記装着凹部の貫通孔及び上記装着部の貫通孔で形
成される空間内に情報信号用電線、情報信号用光ファイ
バ、電力用電線及び駆動伝達機構の中の少なくとも一つ
についての機器側と交換部材側の結合具が配設されてい
てもよい。
【0012】上記機器がロボットのマニピュレータであ
り、上記交換部材がロボットのハンドであり、上記保持
器の複数が定置されたフレームあるいはロボット本体に
固定されているロボットのハンドの脱着機構に適用して
もよい。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係る脱着機構の実施の形
態を実施例に基づいて図面を参照して説明する。図1及
び図2は、本発明に係る脱着機構をロボットに適用した
状態を説明する図である。本発明の脱着機は、保持器1
に保持されたハンド(交換部材)2をマニピュレータ3
の先端の装着部(機器の一部)4に着脱可能に取り付け
る機構であり、本発明の脱着機構は、保持器1、ハンド
の基体部5及びマニピュレータ3の装着部4とから構成
されている。
【0014】図1において、ロボット6は、三次元的に
可動なマニピュレータ3を有する。このマニピュレータ
3の近傍適所に、保持器1が複数取り付けられている。
この複数の保持器1の夫々に、作業に応じてその機能が
異なる各種のハンド2が着脱自在に装着され保持されて
いる。ロボット6の稼動に際して、マニピュレータ3の
先端の装着部を、選択したハンド2に挿入して保持器1
より引き抜くと、本発明に係る脱着機構により自動的に
ハンド2がマニピュレータ3の装着部に装着される。
【0015】図2は、移動ロボットを示しており、ロボ
ット6の機体自体の適所に複数の保持器1を取り付け、
各保持器1に各種のハンド2を装着し保持しているもの
である。
【0016】図3〜7は、本発明の第1の実施例であ
り、図3において、保持器1は、全体的に平面コの字型
をした板状のフレーム7を有し、ロボット6の機体の適
所に適宜固定手段により固着される。保持器1の上面の
基端側にはフレーム7の凹部を挟んで一対の案内片8が
取り付けられている。案内片8の先端傾斜面9はガイド
面となっており、その外側に鈎部10が形成されてい
る。又、フレーム7の先端側の両側上面には一対のベア
リング等から成る規制部材11が配設されている。
【0017】図4の(a)、(b)、(c)は、夫々ハ
ンド2の平面図、正面図、側面図を示している。ハンド
2は、作業内容に応じた機能を有する手先部12と、保
持器1に装脱可能な基体部5と、基体部5に取り付けら
れた挿入筒13とから構成されている。基体部5は、平
面矩形状に形成されており、その一面に手先部12が、
他面に挿入筒13が取り付けられている。又、基体部5
には、マニピュレータ3の先端の装着部4が嵌合でき、
しかも基体部5と装着部4とが相対的に回動してずれた
りしないような形状の装着凹部14が形成されている。
【0018】基体部5の両外側面には、一対の案内溝1
5と一対の係止片嵌装溝17が、二段に形成されてい
る。この案内溝15に保持器1のフレーム7の凹部の内
側の案内突条縁16が嵌合し、基体部5が保持器1に対
して前後方向に摺動するように構成されている。又、係
止片嵌装溝17は、装着凹部14と連通して形成され、
この中に係止片18が装着凹部14に出没するように可
動に配設されているとともに、係止片18の先端は保持
器1のガイド案内片8に当接可能に構成されている。な
お、保持器1に基体部5が摺動自在に取り付けられるの
であれば、上記構成とは逆に、フレーム7側に案内溝を
設け、これに嵌合する案内突条縁を基体部5側に設けて
もよい。
【0019】係止片18は、一対の係止片嵌装溝17の
夫々の基端側において、回動可能に装着されている。係
止片18の先端には係止爪19が形成されている。基体
部5の基端面には、板ばね20がその両端を自由端とし
て、その中央部においてビス等により固着されている。
この板ばね20の両端の自由端部に係止片18の端面2
2が当接されており、これにより、係止片18を、係止
片嵌装溝17内で装着凹部14の方向に付勢している。
【0020】図5の(a)、(b)、(c)は、夫々マ
ニピュレータ3の要部の平面図、正面図及び側面図を示
しており、マニピュレータ3の先端部は基体部5の装着
凹部14に嵌合可能な形状の装着部4を有し、この装着
部4の両側部には一対の係止溝21が形成されている。
基体部5の装着凹部14にマニピュレータ3の装着部4
が嵌合した状態で係止片18が係止溝21に係入するこ
とより、図6に示されるように、マニピュレータ3の装
着部4にハンド2が取り付けられる。
【0021】基体部5の装着凹部14には貫通孔27が
形成されている。一方、マニピュレータ3の装着部4に
も、装着凹部14の貫通孔27と一致する貫通孔28が
形成されている。
【0022】ところで、マニピュレータ3には、情報信
号用の電線又は光ファイバ、或いは電力用の電線等が伸
設されており、場合によっては駆動軸などの駆動機構も
配設されているが、これらの電線、光ファイバ或いは駆
動機構等をハンド側に結合するためのコネクタ類やカッ
プリングの等を配置する場所として、上記貫通孔で形成
される空間が利用される。このとき、脱着におけるハン
ドとマニピュレータとの相対運動は回転を伴なわない一
直線上の運動となるため、それらのコネクタ類の自由な
配置が可能となる。又、コネクタ類等をマニピュレータ
やハンドの外面に設けると見栄えが悪くなるが、本発明
のような構成にすると、このような見栄えの悪さも解消
できる。
【0023】以上のような構成の第1の実施例の脱着機
構について、その作用を説明する。ロボット6が稼動し
ていない状態では、図7(a)に示されるように、ハン
ド2は保持器1に装着されて保持されている。この状態
では、基体部5は、その案内溝15に保持器1のフレー
ム7の凹部内側の案内突条縁16が嵌合して装着されて
いる。
【0024】そして、この装着状態では、一対の係止片
18は、その基端部の端面22が板ばね20の自由端部
23に当接し、係止片嵌装溝17内で装着凹部14の方
向に付勢されている。この付勢力により、係止片18の
先端部係止爪19は、案内片8の鈎部10と係合した状
態に保持されている。この状態では、一対の係止片18
は基体部5の装着凹部14から外側に退避している状態
にある。
【0025】ここで、ロボット6の稼動に際して、その
マニピュレータ3にハンド2を装着する場合は、マニピ
ュレータ3の先端部の装着部4を基体部5の挿入筒13
から挿入し、装着凹部14に嵌合する。そして、マニピ
ュレータ3を操作し、基体部5を保持器1のフレーム7
の案内突条縁16に沿って保持器1より引き出す方向に
スライドさせる。すると、図7(b)〜(e)に示すよ
うに、板ばね20の弾性力に抗して係止片18の係止爪
19と案内片8の鈎部10との係合が解除する。
【0026】基体部5を保持器1から引き抜くようにス
ライドさせると、係止片18は、板ばね20により付勢
され、案内片8の傾斜面9に当接しながら内側に回転
し、マニピュレータ3の先端装着部4の係止溝21内に
係入する。これにより、マニピュレータ3の先端の装着
部4に基体部5が装着され固定された状態となる。これ
により、図6及び図7(f)に示すように、マニピュレ
ータ3の先端にハンド2が装着された状態となる。
【0027】なお、フレーム7の先端部に設けられた規
制部材11は、係止片18が開いた状態、即ち、係止片
18が係止溝21内に完全に係入しない状態で引き抜か
れようとする場合に、係止片18の外側縁と当接して係
止片18を係止溝21内に係入するように案内するもの
である。これにより、係止片18が係止溝21に係合し
ていない状態で引き抜かれ、ハンド2がマニピュレータ
3からはずれて抜け落ちるような事故が防止される。
【0028】次に、マニピュレータ3の先端に装着され
たハンド2を別のハンド2に変える場合、あるいは、ロ
ボット6の稼動を終了する場合に、ハンド2を保持器1
に戻す時には、マニピュレータ3を操作して、その先端
に装着されたハンド2を、その案内溝15に保持器1の
案内突条縁16を嵌合させ、保持器1のフレーム7の凹
部の奥方向に押し込む。
【0029】すると、図7の(f)から(a)のよう
に、係止片18の先端の係止爪19が案内片8の傾斜面
9に当接して案内され、係止片18が板ばね20の弾力
に抗してその枢着部を中心にして拡開していく。そし
て、係止片18の係止爪19が案内片8の鈎部10と係
合するとともに、基体部5がフレーム7の凹部の奥面に
当接して停止する。これにより、ハンド2は保持器1に
装着された状態となり、同時に係止片18が外側に開い
たことにより装着凹部14への突出がなくなり、マニピ
ュレータ3を装着凹部14から引き抜くことでハンド2
とマニピュレータ3が分離可能となる。
【0030】図8は、本発明に係る脱着機構の第2の実
施例を説明する図である。この第2の実施例は、第1の
実施例とその構造はほぼ同じであるが、ハンド2の基体
部5に枢着された係止片18に対する保持器1の係止構
造が異なる。
【0031】即ち、保持器1の一対の案内片8の先端は
傾斜面9は形成されているが、鈎部10は形成されてい
ない。又、フレーム7の両側上面にはストッパ24が固
着されている。
【0032】このような第2の実施例の脱着機構につい
て、以下、その作用を説明する。ロボット6が稼動して
いない状態では、ハンド2は保持器1に装着されて保持
されている。この状態では、ハンド2の基体部5は、そ
の案内溝15が保持器1の案内突条縁16に嵌合して、
フレーム7の凹部の最奥部に当接する位置に装着されて
いる。
【0033】一対の係止片18は、その基端部の外側面
25が板ばね20の自由端部23において弾圧されて、
また係止片18の外側面26がストッパ24に当接する
ように外側に拡開して付勢されている。この状態では、
基体部5は上記の通り板ばね20の弾性力により保持器
1内に押し込まれるようにして装着されている。又、こ
のとき係止片18は基体部5の装着凹部14から外側に
退避している状態にある。
【0034】ロボット6の稼動に際して、マニピュレー
タ3にハンドを装着する場合は、マニピュレータ3の装
着部4を基体部5の挿入筒13から挿入して装着凹部1
4に嵌合する。そして、図8に示すように、この板ばね
20の弾性力に抗してマニピュレータを操作し、基体部
5を案内突条縁16に沿って保持器1より引き出す方向
にスライドさせる。
【0035】基体部5をスライドさせると、係止片18
はストッパ24に案内されて内側に回転し、ある程度の
距離だけスライドしたところで、板ばね20の自由端部
23は、係止片18の外側面25から係止片18の端面
22にその当接面が変わり、その結果、板ばね20の付
勢力は係止片18の外側に拡開する方向から内側に閉じ
る方向作用するように瞬間的に切り換わる。
【0036】これにより最終的に、係止片18は、係止
片嵌装溝17内で装着凹部14方向に付勢され、このと
き係止片18がマニピュレータ3の装着部4の係止溝2
1内に係入することで、マニピュレータ3の先端の装着
部4に基体部5が装着され固定された状態となる。これ
により、図6あるいは図8(b)に示すように、マニピ
ュレータ3の先端にハンド2が装着された状態となる。
【0037】そして、マニピュレータ3の先端に装着さ
れたハンド2を別のハンドに変える場合、あるいは、ロ
ボット6の稼動を終了する際にハンド2を保持器1に戻
す場合には、マニピュレータ3を操作して、その先端に
装着されたハンド2の案内溝15に保持器1の案内突条
縁16を嵌合させる。そして基体部5を、板ばね20の
弾力に抗して、保持器1のフレーム7の凹部の奥方向に
スライドさせて押し込む。この時、係止片18はその先
端面が案内片8の先端の傾斜面9に当接して案内され拡
開される。
【0038】すると、基体部5を保持器1からとりはず
す場合と逆に、ある程度基体部5がフレーム7の凹部内
に押し込まれると、板ばね20の付勢力が係止片18の
端面22から外側面25に瞬間的に切り換わり、係止片
18を外側に拡開してその先端をストッパ24に当接さ
せ、これにより、板ばね20の付勢力が係止片18の外
側面26に作用して、基体部5をフレーム7内に押し込
んだ状態で保持する。
【0039】なお、上記第1の実施例及び第2の実施例
では、保持器1をコの字型フレーム7として、その凹部
内面の案内突条縁16をハンド2の基体部5の両側の案
内溝15に嵌合して両側で摺動可能に支持したが、ハン
ドの基体部を摺動可能に支持するものであれば、フレー
ムをコの字型とせずに、ハンド基体部を片側で摺動可能
に支持する構造としてもよい。又、係止片及び案内片に
ついても、夫々一対設けるものでなくても、夫々一つ設
ける構造としてもよい。
【0040】又、本発明を第1の実施例及び第2の実施
例により説明したが、本発明の技術思想の範囲内であれ
ば、これらの実施例の構成に限られることなく、いろい
ろな実施の態様があることは言うまでもない。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから、ロボッ
トのマニピュレータにハンドを装着する場合のように、
機器の一部に交換部材を着脱可能に装着する際に、人手
を要することなく、その機器自体で交換部材を操作し
て、きわめて簡単かつ時間を要することなく、着脱可能
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をロボットに適用した構成を説明する図
である。
【図2】本発明を移動ロボットに適用した構成を説明す
る図である。
【図3】本発明に係る脱着機構の第1の実施例の保持器
の平面図及び側面図である。
【図4】本発明に係る脱着機構の第1の実施例のハンド
の要部の正面図、平面図及び側面図である。
【図5】本発明に係る脱着機構の第1及び第2の実施例
のマニピュレータの要部の平面図、正面図及び側面図で
ある。
【図6】本発明の脱着機構の第1及び第2の実施例にお
いて、マニピュレータにハンドが装着されている状態を
示す図であり、図7(e)のA−A断面図である。
【図7】本発明に係る脱着機構の第1の実施例の作用を
説明する平面図である。
【図8】本発明に係る脱着機構の第2の実施例を説明す
る平面図である。
【符号の説明】
1 保持器 2 ハンド 3 マニピュレータ 4 マニピュレータの装着部 5 ハンドの基体部 6 ロボット 7 保持器のフレーム 8 案内片 9 案内片の先端傾斜面 10 案内片の鈎部 11 規制部材 12 手先部 13 挿入筒 14 装着凹部 15 案内溝 16 案内突条縁 17 係止片嵌装溝 18 係止片 19 係止爪 20 板ばね 21 係止溝 22 係止片の基端部の端面 23 板ばねの自由端部 24 ストッパ 25、26 係止片の基端部の外側面 27 ハンド側装着凹部の貫通孔 28 マニピュレータ側装着部の貫通孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月2日(1999.7.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明は、上記課題を解決するために、機
器の装着部に交換部材を着脱自在に取り付けるための脱
着機構であって、上記脱着機構は、上記機器の装着部
と、交換部材の基体部と、上記交換部材を着脱可能に保
持する保持器とから構成されており、上記保持器は、上
記交換部材の基体部を摺動可能に装着するフレームを有
し、該フレームには案内片が固着されており、上記基体
部は、その上面には上記機器の装着部が嵌入する装着凹
部が形成されており、その側面には、保持器のフレーム
の案内突条縁が嵌合する案内溝と、係止片が回動可能に
嵌装されている係止片嵌装溝が形成されており、上記係
止片は、その基端部が枢着され、上記交換部材が上記機
器の装着部に装着されている状態で上記交換部材の基体
部を上記保持器のフレームに装着する動作により、上記
案内片により上記装着凹部から退避するように案内さ
れ、又上記交換部材が上記保持器に装着されている状態
では、上記装着凹部から退避した状態にあり、又上記交
換部材が上記保持器に装着されている状態で上記装着凹
部内に上記機器の装着部を嵌合させて、上記保持器のフ
レームから引き出す動作により上記係止溝内に係入する
ように、ばねにより付勢されていることを特徴とする脱
着機構を提供する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月18日(1999.8.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】本発明は、上記課題を解決するために、機
器の装着部に交換部材を着脱自在に取り付けるための脱
着機構であって、上記脱着機構は、上記機器の装着部
と、交換部材の基体部と、上記交換部材を着脱可能に保
持する保持器とから構成されており、上記保持器は、上
記交換部材の基体部を摺動可能に装着するフレームを有
し、該フレームには案内片が固着されており、上記基体
部は、その上面には上記機器の装着部が嵌入する装着凹
部が形成されており、その側面には、保持器のフレーム
の案内突条縁が嵌合する案内溝と、係止片が回動可能に
嵌装されている係止片嵌装溝が形成されており、上記係
止片は、その基端部が枢着され、上記交換部材が上記機
器の装着部に装着されている状態で上記交換部材の基体
部を上記保持器のフレームに装着する動作により、上記
案内片により上記装着凹部から退避するように案内さ
れ、又上記交換部材が上記保持器に装着されている状態
では、上記装着凹部から退避した状態にあり、又上記交
換部材が上記保持器に装着されている状態で上記装着凹
部内に上記機器の装着部を嵌合させて、上記保持器のフ
レームから引き出す動作により上記機器の装着部に形成
された係止溝内に係入するように、ばねにより付勢され
ていることを特徴とする脱着機構を提供する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の装着部に交換部材を着脱自在に
    取り付けるための脱着機構であって、 上記脱着機構は、上記機器の装着部と、交換部材の基体
    部と、上記交換部材を着脱可能に保持する保持器とから
    構成されており、 上記保持器は、上記交換部材の基体部を摺動可能に装着
    するフレームを有し、該フレームには案内片が固着され
    ており、 上記基体部は、その上面には上記機器の装着部が嵌入す
    る装着凹部が形成されており、その側面には、保持器の
    フレームの案内突条縁が嵌合する案内溝と、係止片が回
    動可能に嵌装されている係止片嵌装溝が形成されてお
    り、 上記係止片は、その基端部が枢着され、上記交換部材が
    上記保持器に装着されている状態では、上記装着凹部か
    ら退避した状態に、又上記交換部材が上記機器の先端に
    装着された状態では、上記装着凹部内に嵌合された上記
    機器の装着部の係止溝内に係入するように、ばねにより
    付勢されていることを特徴とする脱着機構。
  2. 【請求項2】 上記フレームは平面コの字型であり、
    該コの字型の内側に交換部材の基体部が摺動可能に装着
    されることを特徴とする請求項1記載の脱着機構。
  3. 【請求項3】 上記ばねは板ばねであり、 上記板ばねは、上記交換部材の基体部の基端面に固着さ
    れており、自由端が上記係止片の基端部に当接している
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の脱着機構。
  4. 【請求項4】 上記保持器の案内片は先端部に鈎部を
    有し、 上記係止片は、その基端面が板ばねに当接し上記装着凹
    部方向に付勢されており、 上記板ばねの付勢力により、上記交換部材が上記保持器
    に装着されている状態では、上記係止片は、その先端係
    止部が上記案内片の鈎部と係止し、上記交換部材が上記
    機器の装着部に装着された状態では、上記係止片は上記
    機器の装着部の両側面に形成された係止溝内に係入する
    ように付勢されていることを特徴とする請求項1、2又
    は3記載の脱着機構。
  5. 【請求項5】 上記保持器のフレームの先端部両側面
    にはストッパが固着されており、上記係止片は、交換部
    材が上記保持器に装着されている状態では、その基端外
    側面が板ばねに当接して上記係止片を上記ストッパに当
    接する位置に開いた状態に付勢されており、上記交換部
    材が上記機器の装着部に装着された状態では、その基端
    面が上記板ばねに当接して、上記機器の装着部に形成さ
    れた係止溝内に係入するように付勢されていることを特
    徴とする請求項1、2、3又は4記載の脱着機構。
  6. 【請求項6】 上記保持器のフレームの先端部に規制
    部材が配設されていることを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか記載の脱着機構。
  7. 【請求項7】 上記交換部材の基体部の装着凹部には
    貫通孔が形成され、上記機器の装着部にも貫通孔が形成
    され、上記装着凹部の貫通孔及び上記装着部の貫通孔で
    形成される空間内に情報信号用電線、情報信号用光ファ
    イバ、電力用電線及び駆動伝達機構の中の少なくとも一
    つについての上記機器側と上記交換部材側の結合具が配
    設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    に記載の脱着機構。
  8. 【請求項8】 上記機器がロボットのマニピュレータ
    であり、上記交換部材がロボットのハンドであり、上記
    保持器の複数が定置されたフレームあるいはロボット本
    体に固定され、ロボットのハンドの脱着機構に適用され
    ていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    の脱着機構。
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