JPS6020207Y2 - テープカートリッジ - Google Patents

テープカートリッジ

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Publication number
JPS6020207Y2
JPS6020207Y2 JP57-138065U JP13806582U JPS6020207Y2 JP S6020207 Y2 JPS6020207 Y2 JP S6020207Y2 JP 13806582 U JP13806582 U JP 13806582U JP S6020207 Y2 JPS6020207 Y2 JP S6020207Y2
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JP
Japan
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case
tape
hole
reel
leaf spring
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Application number
JP57-138065U
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JPS5942586U (ja
Inventor
後藤晋一
Original Assignee
日立マクセル株式会社
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Publication date
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Priority to JP57-138065U priority Critical patent/JPS6020207Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はリール押え板ばねの止着手段に特徴を有する
テープカートリッジに関する。
たとえば、ビデオテープカートリッジにおいては本体ケ
ースの内部左右にテープリールを可回転に装置し、ケー
ス内天面に固定のリール押え板ばねで各テープリールを
下向きに押圧付勢するものとなっている。
このリール押え板ばねを平面視において略■字形状にし
て、ケース上面に設けたテープ巻き量視認用の透明窓に
できるだけ干渉しないようにしたものが提案されている
が、この種形状の板ばねをケース内天面に固定するにつ
いて、従来ではケース内天面に突起を突設し、板ばね中
央部に透設した孔を該突起に抜は止め嵌合することによ
って、この1点でのみ板ばねを固定していたため、組付
時に板ばねが左右に位置振れし、正しく位置決めするこ
とが至極困難であった。
この解決策として、板ばねをケース内天面に2点で支持
することが考えられるが、この場合の問題としては、テ
ープカートリッジの小型化に伴ない、板ばね支持用ボス
を更に1箇所増設することはスペース上の制約から実現
が困難な点にある。
この考案は係る事実に着目して、既存の上下ケース締結
用ボスを利用し、このボスとこれの近傍に設けた抜は止
め用突起とに板ばね中央部の2箇所に透設した孔を嵌合
して板ばねを2点で支持したうえケース内天面に抜は止
め固定するようにして組付作業性の向上を期すとともに
、板ばねの組付構造の簡略化を図ることを目的とする。
以下、その詳細を図面に示す小型のビデオ用テープカー
トリッジに基づいて説明する。
第1図ないし第3図において1は本体ケースである。
本体ケース1はプラスチック製の上下ケース1a、1b
を蓋合わせ状にねじ結合してなり、内部左右にテープ2
が巻かれるテープリール3゜3を有する。
テープリール3,3は本体ケース1の底壁4に透設した
左右の各駆動軸挿入孔5,5上にあって、上ケース1の
上壁6の内面に固定したリール押え板ばね7で回転中心
が押下げ付勢されており、本体ケース1を磁気記録装置
に装填したとき磁気記録装置の駆動軸が各挿入孔5を介
して各リール3のバブ六8に嵌係合する。
本体ケース1の前方左右にテープガイド部材9,9を有
し、これらガイド部材9,9を介してテープ2が一方の
り−ル3からケース前面に導出されて他方のリール3に
巻取られる。
テープガイド部材9は半円柱状に形成され、これの円弧
状外周面にテープ2が接当案内されて走行する。
上ケース1aの上壁6には左右横長の透明窓10が設け
られ、この透明窓10を介して各テープリール3へのテ
ープ巻量が外部から視認できる。
第2図において、上下ケースla、lbは前方の左右2
箇所P1.P2と後方の左右2箇所p3. p4および
後述する中央の1箇所P5の合計5箇所においてねじ締
結されている。
このうち前方の各ねじ締結箇所P1.P2には真円形と
長円形の基準孔11.12をケース底壁4の下面に凹設
するとともに、後方の各ねじ締結箇所P3. P、にお
いて同じく真円形と長円形の基準孔13.14をそれぞ
れ凹設形成しである。
第4図において、前方の各ねじ締結箇所P□、P2には
、ケース上壁6の内面からねじ下穴15を有する円筒状
のボス16を分割ラインlより下方まで垂設し、ケース
底壁4からボス17を分割ラインlに達する高さで立設
し、このボス17内に基準孔12(または11)と連通
するねじ挿通孔18をねじ下穴15と対向状に透設し、
基準孔12(または11)からタッピングねじ19を該
挿通孔18に挿通してねじ下穴15にそれぞれねじ込ん
である。
また、後方の左右の各ねじ締結箇所P3.P、において
は、第10図に示すように、上ケース1aからねじ下穴
20を有するボス21を垂設し、下ケース1bに基準孔
13(または14)と連通するねじ挿通孔22を透設し
、基準孔13(または14)からタッピングねじ19を
該挿通孔22に挿通してねじ下穴20にそれぞれねじ込
んである。
本体ケース1にはこれらの前面を閉合するテープ保護用
の前蓋23が開閉操作可能に枢着されている。
第1図および第2図において、この前蓋23は本体ケー
ス1の前面を左右間に亘って閉合する前面板24と、前
面板24の左右両端から後方に連出した連結片25.2
5と、連結片25,25の内面に対向状に突設した枢軸
26.26とを有するプラスチック成形品であって、左
右連結片25.25が本体ケース1の左右側壁27.2
7の前端凹設部29,30に外嵌して枢軸26,26が
ケース側壁がわの枢支孔31,31にそれぞれ嵌合枢支
され(第5図参照)、この枢軸26まわりに本体ケース
1の前面を閉じる姿勢と上開きの姿勢とに回動自在であ
り、図上右側の枢軸26に装着した捩りばね32で閉じ
姿勢に回動付勢されている。
テープカートリッジの不使用時に前蓋23は閉じられて
いて、テープ2の前面外側をカバーして保護し、テープ
カートリッジを磁気記録装置に装填すると、前蓋23が
開いて本体ケース1の前面に形成したポケット28に磁
気記録装置側のテープローディングピンが突入してテー
プ2をケース前方に引き出す。
本体ケース1の右側壁27の前端凹設部30と前蓋23
の右側の連結片25との間隙33に前述の捩りばね32
とテープカートリッジの不使用時に前蓋23を閉じ姿勢
に閉蓋ロックする手段とが組付けられている。
第6図において、捩りばね32は中間コイル部32aが
前記枢軸26に嵌装され、一端32bがケース右側壁2
7の前端凹設部30の外表面に設けた縦方向の溝34に
係入支持され、他端32cが前蓋23の右側連結片25
の内面に設けたばね受36に受止め支持されている。
第5図および第6図は前蓋23の閉蓋ロック手段を例示
しており、前記間隙33は平面視において前端凹設部3
0の段付傾斜面30aを境にそれより前方側が後方側よ
り広幅に形成されており、この間隙33にロック具35
が組込まれる。
ロック具35は頭部37の左右側面から横軸36.36
を連出し、該頭部37から下方に前後の脚部38,39
と板ばね片40とを一体に連出したプラスチック成形品
であり、前側の脚部38の下端部に係合面41が形成さ
れ、後側の脚部39の下端部の前面が後述するロック解
除部材の受は面42に形成されている。
ロック具35は下ケース1bに上ケース1aを被は付け
るに先だって下ケース1bに組付けられる。
すなわち、ケース右側壁27の前方延長部分27aと前
端凹設部30との下ケース側上端に対向状に形成された
軸受部43.43に横軸36゜36が上方から落とし込
まれて、前後方向に揺動自在に吊り掛は支持され、板ば
ね片40で前方に押圧付勢されている。
この板ばね片40は間隙33の奥端に位置するばね受は
壁44に遊端が接当作用してロック具これ全体を前方に
押圧付勢している。
前蓋23の右側連結片25の内面に被係合面45とアー
ル状の案内面46とを有する被係合突起47が突設され
ており、この被係合突起47が前蓋23の回動枢軸26
よりも後方側に位置してロック具35を前方に揺動付勢
した状態において前側の脚部38の下端係合面41が閉
じ姿勢にあるときの前蓋23の被係合突起47の被係合
面45に下方から回り込んで接当係合する配置関係にあ
る。
つまり、テープカートリッジの不使用時には閉じ姿勢に
ある前M2S側の被係合面45に板ばね片40で前方に
押圧付勢されたロック具35の係合面41が下方から回
り込んで弾性接当している。
しかるに、ロック具35の係合面41は前蓋23を開き
回動したときの被係合面45の回動軌跡Pにほぼ直交す
る状態で該被係合面45に面接当するよう設定されてい
るので、不使用時に前蓋23が枢軸26まわりに上開き
回動するのを確実にロックする。
テープカートリッジを磁気記録装置の昇降台に差し込み
装填すると、該昇降台に固定のロック解除部材48が前
方から相対的に案内されて前蓋23の前面板24の下端
に形成された切欠き部49を介して間隙33内に入り、
ロック具35の後側の脚部39の下端受は面42を押す
これでロック具35が第6図において1点鎖線で示すよ
うに板ばね片40に抗して後方に揺動し、ロック具35
の前記係合面41が前蓋23側の被係合面45の回動軌
跡Pよりも下方に外れ、前蓋23の閉蓋ロックが解除さ
れる。
次に磁気記録装置側の昇降台を押下げて行くと、磁気記
録装置側の固定レバー(図示せず)が前M23の前記切
欠き部49に接当して前蓋23が上開き回動する。
この閉蓋ロックの解除はロック解除部材4δを前方から
挿入するに代えて、上端面が傾斜面に形成されたロック
解除部材48を間隙33の開口下面側から挿入して、そ
の上端面をロック具35の後側の脚部39の受は面42
の下角部に当てる・ことによりロック具35を後方に揺
動さすようにしてもよい。
また、横外側方からロック解除部材48を案内してロッ
ク具35をロック解除位置に後退揺動させるようにして
もよい。
次に、磁気記録装置内での作動が終了すると、ロック解
除部材48と前記固定レバーが不使用時の位置に退出し
、ロック具35が板ばね片40のばね圧によって前方へ
押し出し揺動され、捩りばね32によって閉蓋位置に復
帰しつつある前蓋23側のアール状案内面46にロック
具35の係合面41が接当案内され、閉蓋完了と同時に
前記係合面41が被係合突起47の被係合面45に係合
し、前蓋23をロックする。
このとき、板ばね片40のばね圧が強過ぎるとロック具
35が高速でロック位置を通り越して移動し、被係合突
起47のアール状案内面46に接当せず、ロックが不可
能になるが、図示例のロック具35の場合は板ばね片4
0が弾性力が緩いプラスチック材からなり、かつ作用点
が支点の近傍に設定しであるので、適正ばね圧を得るの
に好適なものとなっている。
図のロック解除部材48は誤装填防止用を兼ねており、
テープカートリッジを正規の姿勢で磁気記録装置に装填
したときは前記切欠き部49を介して間隙33に支障な
く入って行くが、テープカートリッジを前後逆向き、又
は上下逆向きの誤った姿勢で磁気記録装置に装填しよう
とすると、ロック解除部材4Bがテープカートリッジの
他の部位に接当干渉してテープカートリッジの誤装填を
防止する。
テープローディングピンの入る前記ポケット28が図示
例のように左右一連の広幅でかつ大きく入り込み状に凹
設されていると、左右のテープガイド部材9,9間に張
られたテープ2は不使用時に前面外側か前蓋23でカバ
ーされているもののポケット28の開口下面および開口
上面から侵入する塵埃に汚染されるので、これを防止し
なければならない。
そこで第2図および第4図に示すように、ポケット28
の存在箇所において前蓋23の内側にダストカバー50
を揺動自在に枢支し、このダストカバー50で不使用時
にテープ2の下側を含む内側およびポケット28の開口
上面を密閉して、テープ2に塵埃が付着するのを防止し
ている。
このダストカバー50はポケット28の左右側面に設け
たカム溝51.51に連結してあり、前蓋23の開放に
ともなってダストカバー50もテープ2に一切干渉する
ことなく前蓋23と共に上方に移動する。
第7図および第8図において、本体ケース1内の後方の
左右中央部位にはリールブレーキ手段53が組込まれて
いる。
すなわち、該当部においてケース底壁4の内面上にプラ
スチック製のリールストッパー54をケース底壁4から
立設の左右のガイド55で案内して前後方向に進退摺動
自在に装着する。
リールストッパー54はブロック状の摺動部56と、摺
動部56の前端左右から片持ち連出されたブレーキ片5
7.57とを有し、摺動部56の後端に設けたばね受部
58とケース後側壁59との間に介装した圧縮ばね60
で前方に進出付勢されており、ケース底壁4の内面から
立設したテープリール3,3の遊動規制壁61,61で
前方への摺動限界が接当規制され、ケース上壁6の内面
から垂設した押えリブ62で浮き上がりが接当規制され
ている。
摺動部56の中央に受孔63が上下貫通状に形成され、
これに対応してケース底壁4に前後に長い操作孔64が
透設されており、受孔63はリールストッパー54の前
後摺動範囲において操作孔64に常に臨む。
次に、リールブレーキ手段53の作動を説明すると、テ
ープカートリッジの不使用時にはリールストッパー54
がばね60で前方に進出付勢されており、左右のブレー
キ片57.57の先端57a、57aがこれ自体の弾性
で左右のテープリール3,3側に回動付勢されている。
各テープリール3は下フランジ3aの外周に鋸歯状の係
合歯65が連続形成されたものとなっており、各ブレー
キ片57の先端57aが各テープリール3の遊動に追随
してその係合歯65に常に係合し、各テープリール3が
テープ操出し方向Xに回転するのを阻止する。
そして、ばね60によるリールストッパー54の前方へ
の進出付勢力で各ブレーキ片57が各テープリール3を
常にテープ巻取り方向yに回転させるように作用し、こ
れでテープ弛みを防止している。
テープカートリッジを磁気記録装置に装填すると、磁気
記録装置側のブレーキ解除部材でリールストッパー54
がばね60に抗して後方のブレーキ解除位置に後退摺動
する。
これにはふたつの方式がある。
ひとつは第8図において磁気記録装置側に、先端に傾斜
面66を有するプレート状のブレーキ解除部材67を固
定しておき、テープカートリッジを磁気記録装置の装着
台に挿入して装着台を押し下げると、該解除部材67が
操作孔64を介して相対的にリールストッパー54の受
孔63に係入し、先端傾斜面66が受孔63の下端孔周
縁に接当作用してリールストッパー54を後退摺動させ
る方式である。
これによるときは、磁気記録装置側のテープローディン
グピンが前記ポケット28に挿入される前段階で既に各
テープリール3が自由回転状態になっているので、テー
プ引出し作業にテープ弛みを招くおそれがある。
そこで、もうひとつの方式は同じ第8図に示す如く、)
磁気記録装置側に丸ピン状のブレーキ解除部材68を前
後移動自在に設け、磁気記録装置にテープカートリッジ
を完全に装填した状態においては該解除部材68が操作
孔64を介してリールストッパー54の受孔63に係入
しており、テープローディングピンでテープ引出し作業
をするに連動して、該解除部材68を後方に動かしてリ
ールストッパー54を後退摺動させる方式である。
これによるときは、テープ引出し作業の直前までリール
ブレーキが利いているのでテープ弛みを防止するに有効
であり、かかる方式にも適用できるように操作孔64を
前後に長く形成しである。
第2図および第11図において、ケース底壁4と上壁6
の後方には、左隅部に上下対向状に2個ずつ、右隅部に
同じく3個ずつ合計5対のテープ種類検出孔70がそれ
ぞれ透設してあり、各検出孔70はリング状薄肉部71
を介して円形の蓋72によって閉じである。
これらの蓋72を選択的に手指や治具でケース内方に押
込み、リング状薄肉部71を破り抜いて必要な検出孔7
0を開放することにより、磁気記録装置にテープカート
リッジを装填したとき、内蔵のテープ種類が各検出孔7
0に対応する磁気記録装置側の検出子で光学的にまたは
機械的な接当により自動的に検出されるものとなってお
り、例えば、第1の検出孔70ではメタルテープか蒸着
テープかといったテープの性状を、第2ないし第4の検
出孔70ではテープ長さを、第5の検出孔70ではテー
プ厚さをそれぞれ検出するのに供される。
各テープ種類検出孔70はそれぞれ該孔70を通過する
検出光がケース内の他部や隣接する検出孔70へ及ぼす
光学的影響を遮断するため、各検出孔70ごとにテープ
内に立設された隔壁73によって区画室74が形成され
ている。
本体ケース1の後方の左隅部には誤消去防止手段76が
組付けられている。
第9図ないし第13図において、ケース底壁4の後端部
にケース後側壁59に沿う左右の長い横長矩形状の開口
部77を透設し、ケース後側壁59の前記開口部77の
右側辺より右側寄り位置に矩形状の窓ロア8を透設する
この窓ロア8の前方に開口部77の前側辺に沿ってこれ
と平行にガイド壁79を立設する。
ガイド壁79はその上端面を窓ロア8の下側辺より低く
設定し、左右2箇所にケース後側壁59に臨むV字状の
縦溝80,80を刻設しである。
ケース底壁4とケース上壁6との左端部に円形孔81.
81を上下対向状に透設する。
ケース後側壁59とガイド壁79との間に形成されたガ
イド溝82内にスライドピース83を組付ける。
スライドピース83は中央に矩形窓84を有する垂直板
部85の左側下端部に水平板部86が前方に片持ち連出
され、垂直板部85の下端面から操作ノブ87が突出形
成され、垂直板部85の前面右下側位置に半球状の係止
突起89が突出形成されたプラスチック成形品であり、
このスライドピース83は上ケース1aを被せ付ける前
に下ケース1b側に組込まれる。
すなわち、スライドピース83を前記溝82内に上方か
ら押し込み嵌合すると、係止突起89がガイド壁79の
左側のW:溝(係止溝)80に接当係合し、これでスラ
イドピース83の左右への遊動が阻止される。
この状態で、上ケース1aを被せ付けて締結固定すると
、上ケース1aの後側壁から垂設した左右の押えリブ9
G、90のうち左側のリブ90によって上方への抜は止
めが図られ、さらに左右のリブ90゜90の中間部に同
じく上ケース側から垂設された横断面丁字形のリブ91
によって前方へのぐらつきが阻止され、これによってス
ライドピース83はケース後側壁59とガイド壁79と
に案内挟持されて左右方向にスライド可能に支持される
そして、係止突起89と係止溝80,80との接当およ
び乗り越え保合によってスライドピース83は開口部7
7の左右2位置に安定的に切換え保持される。
スライドピース83の操作ノブ87が開口部77の左方
に位置するとき、下側円形孔81は水平板部86で閉じ
られており、ケース後側壁59がわの窓ロア8は開放状
態になっている。
操作ノブ87が開口部77の右方に位置するとき、円形
孔81は水平板部86の移動によって開放状態に切換わ
り、窓ロア8は垂直板部85によって閉じられる。
この切換状態下においても、スライドピース83は右側
の押えリブ90によって上方への抜は止めが図られてい
る。
操作ノブ87は開口部17の下側から、該ノブ87の下
面に手指を当てて開口部77の2位置にスライド操作さ
れることになろう。
スライドピース83が開口部77の左方に位置するとき
は一般に消去可能状態に設定される。
したがって、スライドピース83が開口部77の右方に
位置するときは消去不能状態ということになる。
スライドピース83を本体ケース1と異なった色彩たと
えば赤色系の色彩を施しておけば、ケース外側方から窓
ロア8を目視すれば消去の可否が一目で判別することが
できる。
テープカートリッジを磁気記録装置に装填したとき、磁
気記録装置側の検出子は上下の円形孔81.81’の一
方、通常は下方のそれに対応し、消去可能状態のときは
検出子がスライドピース83の下面に接当干渉して内蔵
のテープ2が消去可能であることを検出する。
消去不能状態のときは検出子がスライドピース83の下
面に接当干渉することなくケース底壁側の円形孔81か
らケース内に挿入され、これで内蔵のテープ2が消去不
能に設定されていることを自動的に検出する。
消去可能状態か消去不能状態かは光学的に検出してもよ
く、その場合は上下の円形孔81.81’のいづれ側を
利用してもよい。
第2図においてケース後側壁59の外表面は左右間にわ
たって上下一定幅で凹設され、この凹設部92に使用者
による書込み欄を有するインデックスラベル93が貼着
される。
したがって、前記窓ロア8は該凹設部92の左方に隣り
合って形成されており、使用者はインデックスラベル9
3を見ながら、対象のテープカートリッジがいま消去可
能状態にあるか、消去不能状態にあるかを該窓ロア8に
スライドピース83の後端面が認められるか否かによっ
て後側方から判別できることになる。
なお、第1図および第14図において本体ケース1の上
面にもラベル貼着部94が凹設されているが、この貼着
部94には商標名、商品名、テープ性能等が表示された
ラベル95が貼着される。
第2図および第14図において、磁気記録装置にテープ
カートリッジを装填したとき、テープ2の始端と終端と
を光学的に検出するために、ケース底壁4の前方中央部
にテープ端検出用の透孔96を設け、左右のケース側壁
27,27の前端凹設部29,30に通孔97,97を
内外貫通状に明けである。
前記透孔96の周囲にはこれを囲繞する後半部98aが
半円筒状で前半部98bが角筒状の筒壁98を下ケース
1b側から立設する。
この筒壁98は後半円筒部98aがケース底面からケー
ス内天面6aにほぼ達する高さ寸法に設定され、該角筒
部98bの左右に矩形状の切欠きを設けてあり、前半角
筒部98bの上側に該角筒部98bと合致するガイド壁
99,99をケース1内天面6aの左右から垂設し、上
下ケース1a。
1bの締結時に該ガイド壁99,99の下面が前記切欠
きの上面にかぶさり、矩形窓100,100を形成する
テープカートリッジの不使用時に前蓋23が閉じられて
いる状態では前記連結片25,25で通孔97,97の
外側を塞いで塵埃が内部に侵入するのを防止し、磁気記
録装置に装填して前M23が開くと連結片25.25に
設けた切欠きを介して通孔97,97の外側が開き、磁
気記録装置側のランプ101が透孔96から筒壁98内
に挿入されて該ランプ101からの光が矩形窓100゜
100を通過してテープ2の両端に接続した透明リーダ
ーテープ部分を透過し、左右の各通孔97.97を介し
て磁気記録装置側のセンサーに受光される。
このとき、ランプ101から発した光は筒壁98および
ガイド壁99によって矩形窓100.100を通過する
分を除いて遮蔽されるから、ケース内の他の部分とくに
透明窓10を透過して磁気記録装置側に散乱光が及んで
誤作動をひき起こすのをよく防止する。
このテープ端検出に。ついては、磁気記録装置側からの
検出光を本体ケース1の左右外側から通孔97,97を
介して本体ケース内に投射し、透孔96から筒壁98内
に挿入された磁気記録装置側のセンサーで投射検出光を
受けるようにしてもよい。
前述したケース左右中央のねじ締結箇所P5は前記筒壁
98の後部に隣接して設定される。
第14図および第15図において、中央のねじ締結箇所
P5においては、ケース内天面6aからねじ下穴103
を有する円筒形のボス104を分割ラインlに達するま
で垂設し、ケース底壁4からボス105を分割ラインl
に達する高さで立設し、このボス105の土壁にボス穴
106と連通するねじ挿通孔107をねじ下穴103と
対向状に透設してあり、ボス穴106からタッピングね
じ19が該挿通孔107に挿通されてねじ下穴103に
ねじ込まれる。
上ケースla側の締結用ボス104は筒壁98の後半円
筒部98aの後端壁外面に接当し、下ケース1b側の締
結用ボス105の前壁が前記円筒部98aの後端壁にな
っている。
さて、ケース内天面6aにはリール押え板ばね7が固定
されるが、本考案はこの板ばね7をケース内天面6aに
止着固定する手段に特徴を有する。
第14図ないし第16図において、リール押え板ばね7
は、銅板の打抜き成形品であって、平面視において略■
字形状をなしており、その中央基端部7aがケース内天
面6aの前端寄りの左右中央部位に止着固定され、両自
由端部7b、7bが各リール3,3の回転中心の上面に
植設せる突部109.109にそれぞれ上方から接当作
用して各リール3を常に押し上げ付勢する。
板ばね7の基端部7aは両自由端部7b、7bの分岐基
部7cの前方に突出形威されて矩形状をなしており、そ
の前端左右に三角形状のガイド突起110,110を突
出形威し、中央に連結孔111を穿設し、該連結孔11
1の後方に位置する分岐基部7cの中央部位に嵌合孔1
12を穿設しである。
すなわち、板ばね7の中央部に前後−列状に連結孔11
1と嵌合孔112を配設する。
ケース内天面6aには筒壁98の円筒部98aの曲率中
心と同心位置に前記連結孔111に嵌合する抜は止め用
突起113が突設してあり、該突起113に連結孔11
1を嵌合したのち、突起113の頭部を超音波などで溶
かして板ばね7をケース内天面6aにかしめ止めする。
この板ばね7は上下ケースla、lbを締結するに先立
ってケース内天面6aに組付は固定する。
この組付に際して板ばね7が左右にずれた角度で組付け
られると、両自由端部7b、7bが各リール3の突部1
09上に正しく接当作用せず、あるいは突部109から
外れて用をなさなくなる。
そこで、この位置合わせが容易確実に行なえるように、
本案ではケース左右中央のねじ締結箇所P5における上
ケース1a側の締結用ボス104を利用し、板ばね7の
組付時に抜は止め用突起113に連結孔111を嵌合す
ると同時に、該ボス104に嵌合孔112を嵌合し、こ
の2点で嵌合支持することにより板ばね7の位置振れを
なくす。
すなわち、板ばね7の組付に際しては上ケース1aをケ
ース内天面6aが上向きの姿勢に置き、板ばね7を上方
からケース内天面6aに案内するが、その際に板ばね分
岐基部7Cの嵌合孔112を上ケース1a側の締結ボス
104に遊嵌し、板ばね基端部7aの左右のガイド突起
110,110を対向するガイド壁99,99の各内面
に接当させた状態で落し込んで行けば、連結孔111が
抜は止め突起113にスムーズに嵌入し、これで板ばね
7の前後・左右方向の組付位置が自動的に決るようにし
たものである。
次に、抜は止め用突起113で板ばね7を前述の如く超
音波溶着によってかしめ止めしたのち、上ケース1aを
正立させて下ケース1bと締結すると、板ばね7の分岐
基部7Cが筒壁半円筒部98aの上端面に受は止め支持
され、板ばね7はその基端部7aと分岐基部7Cの全面
がケース内天面6aに下方に浮き離れることなく密接し
、両自由端部7b、7bにおいて所期のばね圧を付与す
ることになる。
この組付を手作業で行なうときは板ばね7の左右いずれ
かの自由端部7bを持って、嵌合孔112を締結ボス1
04に嵌め込み、ガイド突起110.110をガイド壁
99,99に案内接当させて下降するだけでよく便利で
あるが、とくに板ばね7を組付用治具で保持して自動組
付する際に一層便利である。
すなわち、板ばね7をケース内天面6aの組付位置の直
上に設定しておき、基端部7aの左右辺114,114
を該治具で挟持してそのまま直下に降ろして行けば、該
左右辺114.114と左右のガイド壁99,99との
間の隙間gy gが治具の挿入空間として利用できるこ
とになり、かつ板ばね7は2点で回り止め支持されて組
付位置が自動的に規制できるからである。
なお、前記実施例にいて上ケース1a側から垂設したガ
イド壁99,99をなくし、替りに下ケース1b側から
立設した筒壁98の前半角筒部98bをケース内天面6
aに達する高さ寸法に設定し、板ばね7を組付ける際に
、まず嵌合孔112を締結用ボス104に遊嵌して下降
させて行き、途中から連結孔111を抜は止め用突起1
13に嵌合するものとしてもよい。
その他、板ばね7はプラスチック製のものであってもよ
い。
また、上ケース1a側のボス104がねじ挿通孔107
を有するボスであって、下ケース1b側のボス105が
ねじ下穴103を有するボスであってもよいこと、いう
までもない。
更に、板ばね7の連結孔111の周縁に切込みを入れる
などして、この連結孔111を抜は止め用突起113に
押込み嵌合するだけで抜止めを図ってもよい。
以上説明したように、この考案によれば、本体ケース1
の内天面6aから下方に突設した上下ケース締結用ボス
104の近傍に抜は止め用突起113を突設し、リール
押え板ばね7の中央部に抜は止め用突起113に抜は止
め嵌合する連結孔111と上下ケース締結用ボス104
に嵌合する嵌合孔112とを透設し、板ばね7の組付時
に前記番孔111,112を各々に対応するボス104
および突起113に嵌合してケース内天面6a側に案内
嵌入して行けば、板ばね7を前記2箇所で位置振れなく
止着できるものとしたので、組付時における板ばね7の
位置決めが簡単確実に行なえ、常に板ばね7の両自由端
部7b、7bが正しくリール回転中心に接当作用させる
ことができ、組付作業性の向上を期すことができる。
また、板ばね7を2点で位置決め支持するについて、そ
の一方を既存の上下ケース締結用ボス104を利用する
ものとしたので、構造の簡略化を図ることができ、小型
のテープカートリッジにおいてとくに有利である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るテープカートリッジを例示してお
り、第1図は全体の斜視図、第2図は内部構造を示す平
面図、第3図は第2図における■−m線断面図、第4図
は第2図におけるTV−IV線断面図である。 第5図および第6図は前蓋の閉蓋ロック手段を示してお
り、第5図は平面図、第6図は第5図におけるVI−V
I線断面図である。 第7図および第8図はリールブレーキ手段を例示してお
り、第7図は平面図、第8図は第7図における■−■線
断面図である。 第9図ないし第13図は誤消去防止手段を例示しており
、第9図は平面図、第10図は第9図におけるX−X線
断面図、第11図は第9図におけるM−M線断面図、第
12図は第9図における■−刈縁線断面図第13図は斜
視図である。 第14図ないし第16図はリール押え板ばねの組付構造
を示しており、第14図は第2図におけるXIV−XI
V線断面図、第15図は第14図におけるxv−xv線
断面図、第16図は斜視図である。 1・・・・・・本体ケース、1a・・・・・・上ケース
、1b・・・・・・下ケース、2・・・・・・テープ、
3・・・・・・テープリール、6・・・・・・ケース上
壁、6a・・・・・・ケース内天面、7・・・・・・リ
ール押え板ばね、7a・・・・・・リール押え板ばねの
基端部、7b・・・・・・リール押え板ばねの自由端部
、7c・・・・・・リール押え板ばねの分岐基部、10
4・・・・・・上下ケース締結用ボス、113・・・・
・・抜は止め用突起、111・・・・・・連結孔、11
2・・・・・・嵌合孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下ケースla、lbを蓋合わせ状に締結してなる本体
    ケース1の内部左右にテープ2が巻かれるテープリール
    3,3を装置し、上ケース1aの内天面6aに平面視に
    おいて略■字形状のリール押え板ばね7の中央部を固定
    し、該板ばね7の両自由端部7b、7bで左右の各テー
    プリール3を押し下げ付勢してなるテープカートリッジ
    において、ケース内天面6aから下方に突設した上下ケ
    ース締結用ボス104の近傍に抜は止め用突起113を
    突設し、リール押え板ばね7の中央部に抜は止め用突起
    113に抜は止め嵌合する連結孔111と上下ケース締
    結用ボス104に嵌合する嵌合孔112とを透設したこ
    とを特徴とするテープカートリッジ。
JP57-138065U 1982-09-10 テープカートリッジ Expired JPS6020207Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57-138065U JPS6020207Y2 (ja) 1982-09-10 テープカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57-138065U JPS6020207Y2 (ja) 1982-09-10 テープカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5942586U JPS5942586U (ja) 1984-03-19
JPS6020207Y2 true JPS6020207Y2 (ja) 1985-06-17

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