JPS6349909Y2 - - Google Patents

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JPS6349909Y2
JPS6349909Y2 JP1982045357U JP4535782U JPS6349909Y2 JP S6349909 Y2 JPS6349909 Y2 JP S6349909Y2 JP 1982045357 U JP1982045357 U JP 1982045357U JP 4535782 U JP4535782 U JP 4535782U JP S6349909 Y2 JPS6349909 Y2 JP S6349909Y2
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tape
body case
case
locking tool
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【考案の詳細な説明】 この考案は本体ケースにこれの前面を開閉自在
に閉合するテープ保護用の前蓋を枢着した構造の
テープカートリツジにおいて、不使用時にこの前
蓋を開かないように閉蓋姿勢に保持する前蓋の閉
蓋ロツク手段に改良を加えたものであり、ばね部
材を省略して組付部品点数を最小限にし、構造の
簡略化と組付作業性の向上を図ることを主眼とす
る。
以下、その詳細を図面に示す小型のビデオ用テ
ープカートリツジに基づいて説明する。
第1図ないし第3図において1は本体ケースで
ある。本体ケース1はプラスチツク製の上下ケー
ス1a,1bを蓋合わせ状にねじ結合してなり、
内部左右にテープ2が巻かれるテープリール3,
3を有する。テープリール3,3は本体ケース1
の底壁4に透設した左右の各駆動軸挿入孔5,5
上にあつて、本体ケース1の上壁6の内面に固定
した板ばね7で回転中心が押下げ付勢されてお
り、本体ケース1を磁気記録装置に装填したとき
磁気記録装置の駆動軸が各挿入孔5を介して各リ
ール3のハブ穴8に嵌係合する。本体ケース1の
前方左右にテープガイド部材9,9を有し、これ
らガイド部材9,9を介してテープ2が一方のリ
ール3からケース前面に導出されて他方のリール
3に巻取られる。上ケース1aの上壁6に透明窓
10,10が左右に分割配置され、これら各透明
窓10を介して各テープリール3へのテープ巻量
が外部から視認される。
第3図において、上下ケース1a,1bは前方
の左右2箇所P1,P2でテープガイド部材9,9
を利用してねじ締結され、また後方の左右2箇所
P3,P4においてもねじ締結されている。すなわ
ち、第7図に示すように、前方の各ねじ締結箇所
P1,P2においてはケース底壁4の内面からねじ
下穴11を有する円筒状のテープガイド部材9を
ケース上壁6の内面に達する高さで立設し、ケー
ス上壁6にねじ挿通孔12をねじ下穴11と対向
状に透設し、上ケース1a側からタツビンねじ1
3を該挿通孔12に挿通してねじ下穴11にそれ
ぞれねじ込んである。テープ2はテープガイド部
材9の円形外周面に接して走行する。
また、後方の左右の各ねじ締結箇所P3,P4
おいては、第8図に示すように、ケース底壁4の
内面からねじ下穴14を有する円形のボス15を
立設し、ケース上壁6の内面からねじ挿通孔16
を有するボス17を垂設し、上ケース1a側から
タツビンねじ13をねじ挿通孔16に挿通してね
じ下穴14にそれぞれねじ込んだものとなつてい
る。
本体ケース1の前方の左右にはケース底壁4に
第3図に示す如く真円形と長円形の基準孔19,
20を透設するとともに、後方左右のねじ締結箇
所P3,P4において第8図および第15図に示す
如く前記ボス15,15の下面に同じく真円形と
長円形の基準孔21,22をそれぞれ凹設形成し
てある。
本体ケース1にはこれの前面を閉合するテープ
保護用の前蓋23が開閉操作可能に枢着されてい
る。
この前蓋23は、本体ケース1の前面を左右間
に亘つて閉合する前面板24と、前面板24の左
右両端から後方に連出した連結片25,25と、
連結片25,25の内面に対向状に突設した枢軸
26,26とを有するプラスチツク成形品であつ
て、左右連結片25,25が本体ケース1の左右
側壁27,27の前端凹設部29,30に外嵌し
て枢軸26,26がケース側壁がわの枢支孔3
1,31にそれぞれ嵌合枢支され(第9図参照)、
この枢軸26まわりに本体ケース1の前面を閉じ
る姿勢と上開きの姿勢とに回動自在であり、図上
右側の枢軸26に枢着した捩りばね32で閉じ姿
勢に回動付勢されている。テープカートリツジの
不使用時に前蓋23は閉じられていて、テープ2
の前面外側をカバーして保護し、テープカートリ
ツジを磁気記録装置に装填すると、前蓋23が開
いて本体ケース1の前面に形成したポケツト28
に磁気記録装置側のテープローデイングピンが突
入してテープ2をケース前方に引き出す。
本体ケース1の右側壁27の前端凹設部29と
前蓋23の右側の連結片25との間隙33に前述
の捩りばね32とテープカートリツジの不使用時
に前蓋23を閉じ姿勢に閉蓋ロツクする手段とが
組付けられている。第10図において、捩りばね
32は中間コイル部32aが前記枢軸26に嵌装
され、一端32bがケース右側壁27の前端凹設
部29の外表面に設けた縦方向の溝34に係入支
持され、他端32cが前蓋23の右側連結片25
の内面に設けたばね受34に受止め支持されてい
る。
第9図および第10図は前蓋23の閉蓋ロツク
手段を例示しており、前記凹設部29は平面視に
おいて前方に行くにしたがつてケース中央側に傾
斜していて前記間隙33が先拡がり状に形成され
ており、この間隙33にロツク具35が配置され
ている。
ロツク具35は薄肉の平板部36と、平板部3
6の基端から下向きに一体連出され、外表面に縦
溝37を有する基端部38と、平板部36の先端
下面に突設された係合爪39と、平板部36の前
後中間部の下面に突出形成された被押圧部40と
を有する弾性変形可能なプラスチツク成形品であ
る。
ケース右側壁27とこれの前端凹設部29とを
繋ぐ間隙33の内奥壁は下ケース側の壁部材41
と上ケース側の壁部材42とからなり、両壁部材
41,42間に挿通口43が形成され、ケース右
側壁27の前記壁部材41に近い内面側の下端に
縦リブ44が突設されている。
ロツク具35は下ケース1bに上ケース1aを
被せ付けるに先だつて下ケース1bに組付けられ
る。すなわち、ロツク具35の基端部38を下ケ
ース1bの壁部材41の内側に上方から差し込ん
で前記縦溝37と縦リブ44とを滑り嵌合させ、
下ケース1bに上ケース1aを被せつけてねじ止
めした状態では上ケース側の壁部材42でロツク
具35の平板部36の基端が浮き上がるのを接当
規制し、これでロツク具35の基端部38を本体
ケース1側に片持ち状に支持固定し、平板部36
が挿通口43を介して前記間隙33内にほぼ水平
姿勢で延出された状態とする。この組付状態にお
いて、ロツク具35の平板部36は前記枢軸26
の下方に位置して係合爪39が該枢軸26よりも
前方に位置し、かつ平板部36の弾性で係合爪3
9が閉じ姿勢にある前蓋23の右側連結片25の
内面に突設せる被係合部45に上方から接当係合
する配置関係に設定してある。
しかるときは、テープカートリツジの不使用時
には閉じ姿勢にある前蓋23の被係合部45にロ
ツク具35の先端係合爪39が常に上方に接当係
合して前蓋23が枢軸26まわりに上開き回動す
るのを確実にロツクする。テープカートリツジを
磁気記録装置に装填すると、磁気記録装置側に固
定のロツク解除部材46が前方から相対的に案内
されて前蓋23の前面板24の下端に形成された
切欠き部47を介して前記間隙33内に入り、ロ
ツク具35の被押圧部40の前面下端部に形成し
た傾斜面を押す。これでロツク具35の平板部3
6が基端側から上向きに弾性変形して係合爪39
が前蓋側の被係合部45から外れ、前蓋23の閉
蓋ロツクが解除される。前記間隙33は前端側が
広く、後方に行くにしたがつて狭くなつているの
で、テープカートリツジが磁気記録装置に左右位
置ずれした状態で装填されてもロツク解除部材4
6は該間隙33に円滑に案内されてロツク具35
の被押圧部40に常に正しく接当作用する。な
お、閉蓋ロツク手段の解除はロツク解除部材46
をテープカートリツジの前後方向からの挿入に限
らず、テープカートリツジの上下方向あるいは左
右方向からの挿入によつても適宜なしえる。
図のロツク解除部材46は誤装填防止用を兼ね
ており、テープカートリツジを正規の姿勢で磁気
記録装置に装填したときは前記切欠き部47を介
して間隙33に支障なく入つて行くが、テープカ
ートリツジを前後逆向き、又は上下逆向きの誤つ
た姿勢で磁気記録装置に装填しようとすると、ロ
ツク解除部材46がテープカートリツジの他の部
位に接当干渉してテープカートリツジの誤装填を
防止する。
ケース右側壁27の前端凹設部29は平面視に
おいて前方に行くに従つてケース中央側に傾斜す
るものとしたから、右側のテープガイド部材9の
内側でテープ弛みが生じてもテープ2が該凹設部
29の垂直内面29a側へ積極的に引き込み、テ
ープ2がケース前方側に弛み出るのを防止する。
テープカートリツジを磁気記録装置に押込み装
填したとき、磁気記録装置の部材がテープカート
リツジの一部に接当してテープカートリツジの押
し込み深さを接当規制する。そのために、前蓋2
3の前面板24には第6図および第7図に示す如
く、左右両端寄り部位の下端に切欠き部51,5
1が設けられ、ケース底壁4の前端縁に突片5
2,52が各切欠き部51,51に臨むよう突出
形成されている。この各突片52の突出量は第7
図に示す如く、その先端突き当て面53が前面板
24の肉厚のほぼ中央にあるように設定してあ
る。しかるときは、各突片52の突き当て面53
が使用するうちに磁気記録装置側の部材との接当
で傷ついても、前面板24の外表面より内側にあ
るので外部から認められず、体裁が良いととも
に、前面板24よりも前方に突出していないので
他物との接触で折損するといつたことがない。ま
た、各突片52の突き当て面53が前面板24の
内表面よりも内側にあると、突片52と切欠き部
51との間に生じた間隙を介して不使用時に塵埃
が内部に侵入しやすいが、かかる不具合も防止で
きるものとなつている。
なお、テープローデイングピンの入る前記ポケ
ツト28が図示例のように左右一連の広幅でかつ
大きく入り込み状に凹設されていると、左右のテ
ープガイド部材9,9間に張られたテープ2は不
使用時に前面外側が前蓋23でカバーされている
ものの、ポケツト28の開口下面および開口上面
から侵入する塵埃に染れるので、これを防止しな
ければならない。そこで第2図に示すように、ポ
ケツト28の存在箇所において前蓋23の内側に
ダストカバー55を軸56を介して揺動自在に枢
支し、このダストカバー55で不使用時にテープ
2の下側を含む内側およびポケツト28の開口上
面を密閉して、テープ2に塵埃が付着するのを防
止している。このダストカバー55はポケツト2
8の左右側面に設けたカム溝57,57に連結し
て前蓋23の開放後にダストカバー55がテープ
2に一切干渉することなく前蓋23とともに上方
に移動するようになつている。この場合、ダスト
カバー55の先端aを図示例のように屈曲形成す
ると、該先端aがテープエツジに接触することな
く、かつ前蓋23の内面と該先端aとが当接して
完全密閉構造のダストカバー55の設計に余裕度
が広がり、この設計を容易に行うことができる。
第3図において、磁気記録装置にテープカート
リツジを装填したとき、テープ2の始端と終端と
を光学的に検出するために、ケース底壁4の前方
中央部にテープ端検出用の透孔58を明け、左右
のケース側壁27,27の前端凹設部29,30
に通孔59,59を内外貫通状に明けてあり、不
使用時に前蓋23が閉じられている状態では第4
図に示すように、前記連結片25,25で通孔5
9,59の外側を塞いで塵埃が内部に侵入するの
を防止し、磁気記録装置に装填して前蓋23が開
くと、第5図に示すように連結片25,25に設
けた切欠き60,60を介して通孔59,59の
外側が開き、磁気記録装置側のランプが透孔58
に挿入されて該ランプからの光がテープ2の両端
に接続した透明リーダーテープ部分を透過して左
右の各通孔59,59を介して磁気記録装置側の
センサーに受光されるものとなつている。もつと
も、磁気記録装置側からの検出光を本体ケース1
の左右外側から通孔59,59を介して本体ケー
ス内に投射し、透孔58に挿入された磁気記録装
置側のセンサーで投射検出光を受けるようにして
もよい。
第11図および第12図において、本体ケース
1内の後方の左右中央部位にはリールブレーキ手
段61が組込まれている。すなわち、該当部にお
いてケース底壁4の内面上にプラスチツク製のリ
ールストツパー62がケース底壁4から立設の左
右のガイド63で案内されて前後方向に進退摺動
自在に装着されている。リールストツパー62は
ブロツク状の摺動部65と、摺動部65の前端左
右から片持ち連出されたブレーキ片66,66と
を有し、摺動部65の後端に設けたばね受部67
とケース後側壁69との間に介装した圧縮ばね7
0で前方に進出付勢されており、ケース底壁4の
内面から立設したテープリール3,3の遊動規制
壁71,71で前方への摺動限界が接当規制さ
れ、ケース上壁6の内面から垂設した押えリブ7
2で浮き上がりが接当規制されている。摺動部6
5の中央に円形孔73が上下貫通状に形成され、
これに対応してケース底壁4に前後に長い操作孔
75が透設されており、円形孔63はリールスト
ツパー62の前後摺動範囲において操作孔75に
常に臨んでいる。
次に、リールブレーキ手段61の作動を説明す
ると、テープカートリツジの不使用時にはリール
ストツパー62がばね70で前方に進出付勢され
ており、左右のブレーキ片66,66の先端66
a,66aがこれ自体の弾性で左右のテープリー
ル3,3側に回動付勢されている。各テープリー
ル3は下フランジ3aの外周に鋸歯状の係合歯7
6が連続形成されたものとなつており、各ブレー
キ片66の先端66aが各テープリール3の遊動
に追随してその係合歯76に常に係合し、各テー
プリール3がテープ繰出し方向xに回転するのを
阻止している。そして、ばね70によるリールス
トツパー62の前方への進出付勢力で各ブレーキ
片66が各テープリール3を常にテープ巻取り方
向yに回転させるよう作用し、これでテープ弛み
を防止している。
テープカートリツジを磁気記録装置に装填する
と、磁気記録装置側のブレーキ解除部材でリール
ストツパー62がばね70に抗して後方のブレー
キ解除位置に後退摺動する。これにはふたつの方
式がある。ひとつは第12図において磁気記録装
置側に、先端に傾斜面77を有するプレート状の
ブレーキ解除部材78を固定しておき、テープカ
ートリツジを磁気記録装置の装着台に挿入して装
着台を押し下げると、前記解除部材78が操作孔
75を介して相対的にリールストツパー62の円
形孔73に係入し、先端傾斜面77が円形孔73
の下端孔周縁に接当作用してリールストツパー6
2を後退摺動させる方式である。これによるとき
は、磁気記録装置側のテープローデイングピンが
前記ポケツト28に挿入される前段階で既に各テ
ープリール3が自由回転状態になつているので、
テープ引出し作業前にテープ弛みを招くおそれが
ある。そこで、もうひとつの方式は同じ第12図
に示す如く、磁気記録装置側に丸ピン状のブレー
キ解除部材79を前後移動自在に設け、磁気記録
装置にテープカートリツジを完全に装填した状態
においては該解除部材79が操作孔75を介して
リールストツパー62の円形孔73に係入してお
り、テープローデイングピンでテープ引出し作業
をするに連動して、該解除部材79を後方に動か
してリールストツパー62を後退摺動させる方式
である。これによるときは、テープ引出し作業の
直前までリールブレーキが利いているのでテープ
弛みを防止するに有効であり、かかる方式にも適
用できるように操作孔75を前後に長く形成して
ある。
第3図において、ケース底壁4の後方には中央
部左右と図上右隅部とに2個づつ合計4個のテー
プ種類検出孔80をそれぞれ透設し、これらの検
出孔80を第8図に示す如くプレート81で選択
的に塞ぐことにより、磁気記録装置にテープカー
トリツジを装填したとき、内蔵のテープ種類が各
検出孔80に対応する磁気記録装置側の検出子で
光学的に又は機械的に接当により自動的に検出さ
れるものとなつている。例えば、第1の検出孔8
0ではメタルテープか蒸着テープかといつたテー
プの性状を、第2・第3の検出孔80ではテープ
長さを、第4の検出孔80ではテープ厚さをそれ
ぞれ検出するのに供される。
本体ケース1の後方の左隅部には誤消去防止手
段82が組付けられている。第13図ないし第1
6図において、ケース底壁4に前後に長い開口部
83を透設し、ケース後側壁69の下端寄りに該
開口部83に連続する窓口部84を透設する。開
口部83の下面左右に段付面85,85を形成
し、ケース底壁4の下面には段付面85,85を
開口部83の前方に延長形成して開口部83の前
方に逃げ溝部86を凹設形成する。開口部83の
左右の上端内面87,87はケース底壁4の内面
よりも高く立上げ形成されており、上端内面8
7,87の前後中央部位に突部89,89が形成
されている。
この開口部83にスライドピース90が組付け
られる。スライドピース90は下端の左右に鍔部
91,91が突出形成され、上面の左右に左右方
向に弾性変形可能な係止部92,92が立上げ形
成され、下端から前方に水平板部93が片持ち連
出されたプラスチツク成形品であり、開口部83
に下方から押込み嵌合すると、係止部92,92
が弾性変形して開口部83の上端内面に乗り越え
係止し、鍔部91,91が段付面85,85に接
当する。これでスライドピース90は開口部83
に上下方向への抜止めが図られて前後方向にスラ
イド自在に支持され、水平板部93の先端が逃げ
溝部86の左右段付面85,85に常に受止め支
持されて開口部83の開口下面を閉じる。そし
て、係止部92,92と突部89,89との接当
および乗り越え係合によつてスライドピース90
は開口部83の前後2位置に安定的に切換え保持
される。
スライドピース90が開口部83の後方に位置
するとき、開口部83は後半部分がスライドピー
ス90の下面で、前半分が水平板部93でそれぞ
れ全面的に閉塞されており、スライドピース90
の後端面94がケース後側壁69がわの窓口部8
4にケース後側方から目視可能な状態で臨んでい
る。また、スライドピース90が開口部83の前
方に位置するとき、開口部83の後半部分が開放
状態に切換わり、ケース外側方から窓口部84を
介してスライドピース90の後端面94を目視す
ることができなくなる。スライドピース90はそ
の下面又は後端面に指を当てて開口部83の前後
2位置にスライド操作されることになろう。スラ
イドピース90が開口部83の後方に位置すると
きは一般に消去可能状態に設定される。したがつ
てスライドピース90が開口部83の前方に位置
するときは消去不能状態ということになる。テー
プカートリツジを磁気記録装置に装填したとき、
磁気記録装置側の検出子は開口部83の後半部分
に対応し、消去可能状態のときは検出子がスライ
ドピース90の下面に接当干渉して内蔵のテープ
2が消去可能であることを検出する。そして、消
去不能状態のときは検出子がスライドピース90
の下面に接当干渉することなく開口部83の後半
部分に挿入され、これで内蔵のテープ2が消去不
能に設定されていることを自動的に検出する。
ケース後側壁69の外表面は左右間にわたつて
上下一定幅で凹設され、この凹設部95に使用者
による書込み欄を有するインデツクスラベル96
が貼着される。したがつて、前記窓口部84は該
凹設部95の下方に形成されており、使用者はイ
ンデツクスラベル96を見ながら、対象のテープ
カートリツジがいま消去可能状態にあるか、消去
不能状態にあるかを該窓口部84にスライドピー
ス90の後端面94が認められるか否かによつて
後側方から判別できることになる。
以上が図示例の全容であるが、本考案はこれに
限られにくものではない。例えば、前蓋23の閉
蓋ロツク手段を限つてみても、第17図に示すよ
うに、前蓋23の連結片25の内面に被係合部4
5を前記枢軸26よりも後方側に設け、ロツク具
35の基端部38を下ケース1bの前記壁部材4
1に上方から差込み係止し、ロツク具35の平板
部36の前後中間部位に上向きに突設した係合爪
39が下方から被係合部45の前端縁に接当係合
して前蓋23が閉蓋ロツクされ、平板部36の前
端部に設けた被押圧部40を磁気記録装置側のロ
ツク解除部材46で押圧すると、係合爪39が被
係合部45から下向きに外れて前蓋23の閉蓋ロ
ツクが解除されるようにしてもよい。
また、ロツク具35はその前端側が例えばケー
ス側壁27の前端凹設部29又は30に片持ち状
に支持固定され、後端側に係合爪39と被押圧部
40とが形成されたものであつてもよい。
更に、ロツク具35は上下方向に弾性変形する
ものに代えて、左右方向に弾性変形するものとし
てもよい。また、ロツク具35これ自体の材質は
弾性プラスチツク材に代えて鋼板製の帯板ばねと
してもよいし、本体ケース1に固定される基端部
がプラスチツク製で先端側が弾性プラスチツク製
であつてもよい。
以上説明したように本考案では、本体ケース1
の左右一側壁27の前端凹設部29とこれに対向
する前蓋23側の連結片25との間に形成された
間隙33内に、弾性変形可能なロツク具35を配
設した。この間隙33はテープ2の走行経路から
外れているので、ロツク具35がテープ2に接当
干渉するおそれは皆無である。
とくに、ロツク具35はその基端側を前記間隙
33内において、本体ケース1を構成する上下ケ
ース1a,1b間で片持ち状に支持固定した。従
つて、前蓋23の閉蓋ロツク手段を構成する組付
部材としては、ばね部材を要さず、まさにロツク
具35これ単独であり、かつロツク具35の基端
側を片持ち支持するにも格別の取付け部材を要し
ないから、構造が簡単で場所を採らずに容易に組
付けることができ、特にテープカートリツジの小
型化を図る場合に有利である。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係るテープカートリツジを例
示しており、第1図は全体の斜視図、第2図は一
部切欠き縦断側面図、第3図は内部構造を示す平
面図、第4図は前蓋を閉じた状態での右側面図、
第5図は前蓋を開けた状態での右側面図、第6図
は前蓋の正面図、第7図は第3図におけるA−A
線断面図、第8図は第3図におけるB−B線断面
図である。第9図および第10図は前蓋の枢支構
造および前蓋の閉蓋ロツク手段を示しており、第
9図は要部の拡大平面図、第10図は第9図にお
けるC−C線断面図である。第11図および第1
2図はリールブレーキ手段を例示しており、第1
1図は平面図、第12図は第11図におけるD−
D線断面図である。第13図ないし第16図は誤
消去防止手段を例示しており、第13図は平面
図、第14図は第13図におけるE−E線断面
図、第15図は第13図におけるF−F線断面
図、第16図は斜視図である。第17図は本考案
に係る前蓋の閉蓋ロツク手段の別実施例を示す要
部の縦断側面図である。 1……本体ケース、4……本体ケースの底壁、
6……本体ケースの上壁、23……前蓋、24…
…前面板、25……連結片、26……枢軸、27
……本体ケースの左右の側壁、29,30……前
端凹設部、32……ばね、33……間隙、35…
…ロツク具、36……ロツク具の平板部、38…
…ロツク具の基端部、39……ロツク具の係合
爪、40……ロツク具の被押圧部、41,42…
…壁部材、43……挿通口、44……縦リブ、4
5……前蓋側の被係合部、46……ロツク解除部
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体ケース1にこれの前面を開閉自在に閉合す
    る前蓋23を備えており、 この前蓋23は、本体ケース1の前面を左右間
    にわたつて閉合する前面板24と、該前面板24
    の左右端から後方に連出した連結片25,25と
    を有し、左右の連結片25,25が本体ケース1
    の左右側壁27,27の前端凹設部29,29に
    外嵌して枢軸26,26まわりに開閉回動自在に
    枢着されており、 本体ケース1の左右の一側壁27の前端凹設部
    29とこれに対向する前蓋23側の連結片25と
    の間に形成された間隙33内において、本体ケー
    ス1を構成する上下ケース1a,1b間で弾性変
    形可能なロツク具35の基端側を片持ち状に支持
    固定し、 ロツク具25の先端側に係合爪39と被押圧部
    40を設け、 前蓋23の連結片25に、前蓋23が閉蓋姿勢
    にあるときロツク具35これ自体の弾性で係合爪
    39が接当係合する被係合部45を有し、 本体ケース1を磁気記録装置に装填したとき磁
    気記録装置側のロツク解除部材46がロツク具3
    5の被押圧部40に接当して係合爪39が被係合
    部45から外れるようにしたことを特徴とするテ
    ープカートリツジ。
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Citations (2)

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JPS5441700U (ja) * 1977-08-29 1979-03-20
JPS5715262A (en) * 1980-06-27 1982-01-26 Fuji Photo Film Co Ltd Video tape cassette

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