JP2002023012A - 光コネクタ着脱工具 - Google Patents

光コネクタ着脱工具

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JP2002023012A
JP2002023012A JP2000210291A JP2000210291A JP2002023012A JP 2002023012 A JP2002023012 A JP 2002023012A JP 2000210291 A JP2000210291 A JP 2000210291A JP 2000210291 A JP2000210291 A JP 2000210291A JP 2002023012 A JP2002023012 A JP 2002023012A
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JP2000210291A
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Hiroshi Furukawa
洋 古川
Mikimasa Shindou
幹正 進藤
Yoshikazu Nomura
義和 野村
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、SC2形光コネクタ等の光コネクタ
の抜き去り作業に用いられる工具は、従来、引き抜き作
業専用であったため、接続作業についても適用できる技
術の開発が求められていた。 【解決手段】 雌形光コネクタに差し込まれた光コネク
タ10の両側に挿入される一対の差込片24が、工具本
体22に対して移動自在に設けられ、工具本体先端部2
3からの突出量が可変になっているため、差込片24の
突出状態では、雌形光コネクタ側の係合爪の光コネクタ
10に対する係合解除を行え、逆に差込片24を引き込
むことで、雌形光コネクタ側の係合爪の光コネクタ10
に対する係合の障害にならない光コネクタ着脱工具20
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタアダプ
タ等の雌形光コネクタに対する光コネクタの接続、抜き
去り等の作業に用いられる光コネクタ着脱工具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、いわゆるSC2形光コネクタ等
の光コネクタにあっては、光コネクタアダプタからの抜
き去り作業に専用の工具を使用するようになっている。
図5(a)、(b)、図6は、SC2形光コネクタ用の
抜き去り用工具(以下「光コネクタ用工具」)の一例を
示す。図5(a)において、符号1は光コネクタ用工
具、2はグリップ、3は工具本体、4は係合可動片であ
る。工具本体3からは、一対の支持部5が突出され、さ
らに、これら支持部5の先端から、それぞれ差込片6が
突出されている。両支持部5に設けられた枢軸7には、
前記係合可動片4が回転自在に取り付けられている。例
えば、作業者が、手動で、グリップ2近傍の両係合可動
片4の後端部4aを互いに接近させるように操作する
と、枢軸7を中心として両係合可動片4が回転して、前
記差込片6近傍に位置する先端部4b間が開放され、手
を離すと、スプリング8の付勢力によって、両係合可動
片4の後端部4a間が押し開かれ、逆に、先端部4b間
が接近する。前記係合可動片先端部4bは、差込片6の
外側に当接することで、互いに接近する方向への移動が
規制される。そして、係合可動片先端部4bから突設さ
れた爪4cが、差込片6に開口された開口部6aを通っ
て、両差込片6間のコネクタ収納溝9に突出する。
【0003】両差込片6を、目的の光コネクタ10(こ
こでは、SC2形光コネクタの光コネクタプラグ)の両
側部に添わせるようにして差し込むと、差込片6先端の
先端爪6bによって、雌形光コネクタ12(ここでは、
光コネクタアダプタ)側の係合爪12a(弾性爪)の光
コネクタ10に対する係合が解除される。コネクタ収納
溝9内に光コネクタ10を収納した後、係合可動片4の
回転によって、爪4cを、開口部6aからコネクタ収納
溝9に突出させると、爪4cは、光コネクタ10の係合
部(図示せず。係合凹所等)に入り込んで係合する。こ
の状態で、光コネクタ用工具1を引っ張ると、雌形光コ
ネクタ12に差し込まれている光コネクタ10を引き抜
くことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の光コ
ネクタ用工具1は、雌形光コネクタ12からの光コネク
タ10の抜き去りにのみ利用されるものであり、雌形光
コネクタ12に対する接続には利用できない。すなわ
ち、前記光コネクタ用工具1は、各差込片6先端に2つ
ずつ設けられた合計4つの先端爪6b(図6参照)を、
雌形光コネクタ12(ここでは、光コネクタアダプタ)
側の係合爪12a(弾性爪)と光コネクタ10との間に
割り込ませることで、光コネクタ10の側部の係合部1
0b(プラグフレーム10a側部の凹所)に対する雌形
光コネクタ12の係合爪12aの係合を解除するように
なっている。しかしながら、係合可動片4先端の爪4c
から差込片6先端(具体的には先端爪6b先端)までの
距離は一定に設定されているから、図7に示すように、
この光コネクタ用工具1を、雌形光コネクタ12への光
コネクタ10の接続作業に用いるべく、光コネクタ10
の工具係合部(係合凹所。図示せず)に係合可動片4の
爪4cを係合して光コネクタ10を保持すると、光コネ
クタ10の係合部10b付近に差込片6先端の先端爪6
bが配置されるため、雌形光コネクタ12側の係合爪1
2aを係合部10bに係合させることができない。した
がって、この光コネクタ用工具1では、例えば複数の光
コネクタ10が高密度に接続される雌形光コネクタから
の光コネクタ10の抜き去り作業性を向上できるもの
の、接続作業性は依然として改善されていなかった。ま
た、接続作業用の工具を開発して、接続、抜き去りの2
種類の工具を使用するとなると、工具の確認等の手間を
要する上、コストも上昇するといった問題がある。
【0005】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、光コネクタアダプタ等の雌形光コネクタに対する
光コネクタの接続作業および抜き去り作業の両方に共用
できる光コネクタ着脱工具を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、光コネクタア
ダプタ等の雌形光コネクタに対する光コネクタの接続作
業と抜き去り作業とに用いられる光コネクタ着脱工具で
あって、細長形状の工具本体と、この工具本体の長手方
向一端部である工具本体先端部の対向する両側にて該工
具本体の長手方向に沿って移動自在に設けられ、前記工
具本体先端から出没自在になっている1対の差込片と、
前記工具本体の対向する両側にて該工具本体の長手方向
に沿って配設され、両差込片間のコネクタ収納溝に収納
された光コネクタの両側部の係合部に係合可能な爪が先
端部に突設されてなる一対の係合可動片と、前記差込片
を前記工具本体の長手方向に沿って移動させる差込片移
動機構とを備えることを特徴とする光コネクタ着脱工具
を前記課題の解決手段とした。請求項2記載の発明は、
請求項1記載の光コネクタ着脱工具において、前記工具
本体の前記工具本体先端に対向する反対側に、前記差込
片移動機構を操作する操作レバーが設けられていること
を特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の光コネクタ着脱工具
の1実施の形態を、図1から図3を参照して説明する。
図1は、光コネクタ着脱工具20(以下「工具20」と
略称する場合がある)を示す図であって、(a)は平面
図、(b)は側面図である。図2は図1の光コネクタ着
脱工具20の工具本体先端部23近傍を示す図であっ
て、(a)は斜視図、(b)は(a)のA−A線断面矢
視図である。図3は光コネクタ着脱工具20の差込片2
4を工具本体先端部23から突出しないように引き込ん
だ状態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は工具
本体先端部近傍を示す側面図、(c)は操作レバー近傍
を示す平面図である。なお、図中、図5(a)、(b)
と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明を簡
略化する。光コネクタ10はSC2形光コネクタの光コ
ネクタプラグ、雌形光コネクタはSC2形光コネクタア
ダプタである。ここでSC2形光コネクタプラグとは、
JIS C 5973に制定されるSC形光コネクタの
カップリング(つまみ)を除いた構成のものであり、S
C2形光コネクタアダプタとは、挿入されたSC2形光
コネクタの側部の係合部(係合凹所)に係合してSC2
形光コネクタの引き抜きを規制する係合爪12a(弾性
爪)を備えるものである。
【0008】図1(a)、(b)において、光コネクタ
着脱工具20は、長手方向一端部にグリップ21が固定
された細長形状の工具本体22と、この工具本体22の
前記グリップ21と対向する反対側である工具本体先端
部23の両側に対向配置された1対の差込片24と、前
記工具本体22の両側にてそれぞれ該工具本体22の長
手方向に沿って配設され、爪25が先端部26aに突設
されてなる一対の係合可動片26とを備えて構成されて
いる。両係合可動片26は、細長ピン状であって、工具
本体22の長手方向中央部に設けられた可動支持部とし
ての枢軸27によって、その長手方向中央部が回転自在
に支持され、回転により先端部26aの爪25間の離間
距離が可変になっている。図2(a)、(b)に示すよ
うに、工具本体22は、基板部22aと、この基板部2
2bの両側に対向配置された1対の側壁部22bとから
概略断面コ字状に形成されている。各係合可動片26
は、具体的には、工具本体22の内側の空間であるコネ
クタ収納溝29の両側に対向配置された両側壁部22b
の外側となるようにして工具本体22の対向する両側に
て該工具本体22の長手方向に沿って配置されている。
各係合可動片26の爪25は、工具本体先端部23に位
置する両側壁部22bに開口された穴28を介して、側
壁部22bの外側から前記コネクタ収納溝29内に出没
自在になっている。
【0009】係合可動片26先端の爪25をコネクタ収
納溝29の内外に移動自在とする穴としては、工具本体
先端部23の側壁部22bのみに開口された穴28に限
定されず、側壁部22bの延在方向(工具本体22の長
手方向)に延在する長穴状等、各種構成が採用可能であ
る。
【0010】図1(a)、(b)および図2(a)、
(b)に示すように、差込片24は細長形状の部材であ
り、工具本体22の基板部22aの両側にて前記工具本
体22の長手方向に沿って設けられた溝条22cにそれ
ぞれ収納するようにして配置されている。各差込片24
は、工具本体22に固定されてはおらず、工具本体22
に設けられた差込片移動機構31の操作によって、前記
溝状22cをガイドとして工具本体22の長手方向に沿
って移動されるようになっている。なお、工具本体22
の長手方向に沿って設けられた溝条22cに差込片24
を収納した構成であれば、工具本体22の特に先端部2
3の断面形状を実質的に太くすることが無いため、高密
度に光コネクタ10が接続される雌形光コネクタ12に
対する挿入作業において、周囲の光ファイバ14との接
触を回避できる等の利点がある。
【0011】図1(a)、(b)、図4(a)、
(b)、(c)に示すように、差込片移動機構31は、
工具本体21に該工具本体21の長手方向に沿ってスラ
イド移動自在に収納された可動バー32と、この可動バ
ー32に固定された操作レバー33とを備えている。前
記可動バー32の工具本体先端部23側の端部は、連結
部35を介して差込片24と連結されている。ここで
は、連結部35は具体的には連結プレートであるが、こ
れに限定されず、各種構成が採用可能である。また、特
に、別部材の連結部35を採用せず、可動バーと差込片
とが1部材からなる構成も採用可能であり、この場合
は、1部材の可動バー部分と差込片部分との中間連結部
分が連結部として機能する。前記可動バー32は、工具
本体22と、グリップ21近傍にて工具本体22に固定
された押えプレート22fとの間に、工具本体22の長
手方向に沿ってスライド移動自在に収納されている。そ
して、この差込片移動機構31では、前記押えプレート
22fに開口された窓22dから外側に突出された前記
操作レバー33が工具本体22長手方向に移動操作され
ることで、前記差込片24を前記可動バー32とともに
工具本体22の長手方向に沿って一体的に移動するよう
になっている。なお、図1(b)中、符合36は、可動
バー32が円滑に摺動する摺動面を形成する摺動台であ
り、ここでは、工具本体22に形成された台状部である
が、例えば、工具本体22に取り付けられたシート状の
別部品によって形成しても良い。
【0012】この光コネクタ着脱工具20を用いた光コ
ネクタ10の引き抜き作業を行うには、図1(a)、
(b)に示すように、操作レバー33を工具本体先端部
23側に移動して、差込片24を工具本体22から突出
方向(図1(a)、(b)中左側)に移動させ、差込片
24先端を工具本体先端部23から突出させる。逆に、
この光コネクタ着脱工具20を雌形光コネクタ12に対
する光コネクタ10の接続作業に用いる場合は、図3
(a)〜(c)に示すように、操作レバー33を工具本
体先端部23とは逆側、すなわち、グリップ21側に移
動操作して、差込片24先端の工具本体先端部23から
の突出状態を解消しておく。なお、工具本体22長手方
向への差込片24の移動範囲は、前記窓22d内での操
作レバー33の可動範囲によって設定されている。ま
た、工具本体22には、前記操作レバー33の可動範囲
の工具本体先端部23側に「抜」の表示34a、逆側、
つまり、グリップ21側に「挿」の表示34bが設けら
れているから、この工具20の使用目的の作業に対応し
て差込片24の出没動作を間違うこと無く簡便に行うこ
とができる。また、操作レバー33は、グリップ21の
近傍に位置するから、グリップ21を握る作業者の手に
よって容易に操作することができる。
【0013】(コネクタ抜き去り作業)図1(b)およ
び図2(a)に示すように、工具本体先端部23から前
記差込片24先端(具体的には、その先端の先端爪24
a)が突き出した状態を維持したまま、コネクタ収納溝
29に光コネクタ10を収納するようにして、光コネク
タ着脱工具20を雌形光コネクタ12(図5参照)に挿
入する。これにより、雌形光コネクタ12の係合爪12
aと光コネクタ10の係合部10bとの間に差込片24
が割り込むことになり、係合爪12aと係合部10bと
の係合を解除することができる。なお、差込片24先端
の先端爪24aは、雌形光コネクタ12の係合爪12a
を光コネクタ10の外側に押し開くことに好都合なテー
パ状になっているから、雌形光コネクタ12への挿入の
みによって、雌形光コネクタ12と光コネクタ10との
間の係合解除を簡単に行うことができる。
【0014】雌形光コネクタ12への差込片24の挿入
作業が完了したら、作業者が手動で、両係合可動片26
を操作して、コネクタ収納溝29内の光コネクタ10側
部の工具係合部(図示せず。係合凹所)に爪25を係合
させる。そして、この係合可動片26の爪25と光コネ
クタ10との係合状態を維持したまま、雌形光コネクタ
12から工具20を引き抜くことで、光コネクタ10が
工具20と一体的に雌形光コネクタ12から抜き去られ
る。
【0015】係合可動片26の操作とは、ここでは詳細
には、グリップ21近傍の両係合可動片26の後端部2
6b同士をスプリング30の付勢力に抗して互いに接近
させたり、スプリング30の付勢力によって、両係合可
動片26の後端部26b間を再び離間させることであ
る。両係合可動片26は、工具本体22との間に設けら
れたスプリング30の付勢力によって、両係合可動片後
端部26b間が押し開かれ、逆に、両係合可動片26の
先端部26aの爪25が、コネクタ収納溝29内あるい
は穴28内に収納されるようになっている。工具20を
雌形光コネクタ12に挿入する際には、係合可動片26
の操作を特に行わず、両係合可動片26の先端部26a
間が狭い状態にしておき、この工具20の工具先端部2
3近傍の太さを実質的に細くすることで、引き抜き対象
である光コネクタ10の周囲の部品、例えば、隣の光コ
ネクタ10や光ファイバ14(図5参照)等との接触が
回避されるから、雌形光コネクタ12への差込片24の
挿入作業を効率良く行うことができる。そして、雌形光
コネクタ12への差込片24の挿入作業の過程で、係合
可動片26を必要に応じて回転操作することで、光コネ
クタ10の工具係合部(係合凹所)に爪25を係合す
る。光コネクタ10の抜き去り作業を完了したら、グリ
ップ21近傍の両係合可動片26の後端部26b同士を
互いに接近するように操作(例えば、両係合可動片26
の後端部26b同士を一緒に手で握る)して、爪25間
を若干開くことで、工具20から光コネクタ10を取り
外すことができる。
【0016】(コネクタ接続作業)この光コネクタ着脱
工具20を用いて、光コネクタ10を雌形光コネクタ1
2に挿入接続するには、図3(a)〜(c)に示すよう
に、操作レバー33を工具本体先端部23とは逆側、す
なわち「挿」の表示34bの側に移動操作して、差込片
24先端の工具本体先端部23からの突出状態を解消し
てから、係合可動片26を操作して、両係合可動片26
先端の爪25を光コネクタ10の工具係合部に係合する
ことで、工具本体先端部23に光コネクタ10を保持
し、この保持状態を維持したまま、光コネクタ10を雌
形光コネクタ12に挿入する。工具係合部は、雌側光コ
ネクタ12の係合爪12aが係合される係合部10bに
比べて光コネクタ10の接続方向後側(フェルール10
cがプラグフレーム10aから突出された方向とは逆の
方向。すなわち図3(a)、(b)中右側)に位置して
おり、差込片24先端の工具本体先端部23からの突出
状態を解消することで、差込片24が光コネクタ10に
対する雌側光コネクタ12の係合爪12aの係合の障害
になることを防止できる。これにより、工具本体先端部
23に保持した光コネクタ10の雌形光コネクタ12へ
の押し込み挿入によって、雌形光コネクタ12側の係合
爪12が光コネクタ10の係合部10bに対して自動的
に係合する。雌形光コネクタ12に対する光コネクタ1
0の挿入、係合が完了したら、係合可動片26を操作し
て光コネクタ10に対する爪25の係合を解除し、工具
20を引っ張ることで、光コネクタ10が雌形光コネク
タ12に対して接続状態のまま残り、工具20のみが雌
形光コネクタ12から抜き出される。
【0017】本発明に係る光コネクタ着脱工具20によ
れば、雌形光コネクタ12に対する光コネクタ10の接
続作業、抜き去り作業の両作業に使用できる。したがっ
て、抜き作業のみならず、接続作業においても作業性の
向上を実現でき、光コネクタ10が高密度に接続される
雌形光コネクタ12に対する光コネクタ10の接続作業
であっても効率良く行うことができる。また、接続作
業、抜き去り作業の両作業に同じ工具20を使用できる
から、コスト面で有利である。さらに、この光コネクタ
着脱工具20では、工具本体22の長手方向に移動でき
る差込片24と、工具本体22に内蔵された差込片移動
機構31とによって、大型化すること無く、接続作業で
の使用も実現できるため、光コネクタ10が高密度に接
続される雌形光コネクタ12に対する挿入に有利であ
り、光コネクタ10の接続作業、抜き去り作業のいずれ
も効率良く行うことができる。
【0018】なお、本発明は、前記実施の形態に限定さ
れるものでは無く、各種変更が可能である。例えば、前
記実施の形態では、工具本体に対して移動できる差込片
を2本備えた構成を例示したが、これに限定されず、工
具本体に対して移動できる差込片の本数は、3本以上で
あっても良い。また、前記実施の形態では、コネクタ収
納溝として、断面コ字状の工具本体22の内側の空間を
例示したが、工具本体の具体的構成は適宜変更可能であ
り、1対の側壁部を備えていない構成も採用可能であ
る。コネクタ収納溝としては、両差込片の間に確保され
ていれば良い。また、差込片移動機構の具体的構成は、
前記実施の形態に例示したものに限定されず、各種構成
が採用可能である。例えば、差込片の突出状態を維持す
るためのロック機構を備える構成、電動モータ等の駆動
源によって駆動される構成等も採用可能である。光コネ
クタや、雌形光コネクタについては、SC2形光コネク
タに適用される光コネクタプラグや光コネクタアダプタ
に限定されず、雌形光コネクタの弾性爪により光コネク
タプラグを係合保持する構成の各種の単心または多心の
光コネクタに適用可能である。但し、本発明は、SC2
形光コネクタのように、工具無しには、抜き去り作業を
行えない光コネクタに適用することで、その効果がより
顕著に発揮される。前記実施の形態では、係合可動片や
差込片移動機構が手動操作される構成を例示したが、こ
れに限定されず、係合可動片や差込片移動機構の操作が
駆動装置により自動的になされる構成も採用可能であ
る。この光コネクタ着脱工具では、接続作業、抜き去り
作業の両方を行うことができるから、例えば、目的の光
コネクタに対する位置決め、係合可動片や差込片移動機
構の操作等を自動に行う装置に適用することで、光コネ
クタの切替接続の自動化も可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光コネク
タ着脱工具によれば、雌形光コネクタに対する光コネク
タの接続作業、抜き去り作業の両作業に使用できるた
め、抜き作業のみならず、接続作業においても作業性の
向上を実現でき、光コネクタが高密度に接続される雌形
光コネクタに対する光コネクタの接続作業に適応して、
その作業性を向上できる。また、接続作業、抜き去り作
業の両作業に同じ工具を使用できるから、コスト面で有
利であるといった優れた効果を奏する。また、差込片移
動機構を操作するための操作レバーを具備することで、
差込片の出没を手動操作により簡単に切り換えることが
できる構成とすることも容易であり、これにより、接
続、抜き去りの両作業の作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタ着脱工具の1実施の形態
を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図で
ある。
【図2】 図1の光コネクタ着脱工具の工具本体先端部
近傍を示す図であって、(a)は斜視図、(b)は
(a)のA−A線断面矢視図である。
【図3】 図1の光コネクタ着脱工具の差込片を引き込
んで工具本体先端部からの突出状態を解消した状態を示
す図であり、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)
は操作レバー近傍を示す平面図である。
【図4】 図1の光コネクタ着脱工具の差込片移動機構
を示す図であって、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は連結部近傍を示す断面図である。
【図5】 従来例の光コネクタ用工具を示す図であっ
て、(a)は平面図、(b)は差込片近傍を示す断面図
である。
【図6】 図5の光コネクタ用工具の先端部近傍を示す
斜視図である。
【図7】 図5の光コネクタ用工具に光コネクタを保持
した状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10…光コネクタ(SC2形光コネクタプラグ)、12
…雌形光コネクタ、20…光コネクタ着脱工具、22…
工具本体、23…工具本体先端部、24…差込片、25
…爪、26…係合可動片、26a…先端部、29…コネ
クタ収納溝、31…差込片移動機構、33…操作レバ
ー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野村 義和 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉事業所内 Fターム(参考) 2H036 QA32 3C031 EE61

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタアダプタ等の雌形光コネクタ
    (12)に対する光コネクタ(10)の接続作業と抜き
    去り作業とに用いられる光コネクタ着脱工具であって、 細長形状の工具本体(22)と、この工具本体の長手方
    向一端部である工具本体先端部(23)の対向する両側
    にて該工具本体の長手方向に沿って移動自在に設けら
    れ、前記工具本体先端から出没自在になっている1対の
    差込片(24)と、前記工具本体の対向する両側にて該
    工具本体の長手方向に沿って配設され、両差込片間のコ
    ネクタ収納溝(29)に収納された光コネクタの両側部
    の係合部に係合可能な爪(25)が先端部(26a)に
    突設されてなる一対の係合可動片(26)と、前記差込
    片を前記工具本体の長手方向に沿って移動させる差込片
    移動機構(31)とを備えることを特徴とする光コネク
    タ着脱工具(20)。
  2. 【請求項2】 前記工具本体の前記工具本体先端に対向
    する反対側に、前記差込片移動機構を操作する操作レバ
    ー(33)が設けられていることを特徴とする請求項1
    記載の光コネクタ着脱工具。
JP2000210291A 2000-07-11 2000-07-11 光コネクタ着脱工具 Withdrawn JP2002023012A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004361932A (ja) * 2003-05-02 2004-12-24 Panduit Corp 光ファイバコネクタ抜脱工具

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