JPH0355935Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0355935Y2 JPH0355935Y2 JP1983137656U JP13765683U JPH0355935Y2 JP H0355935 Y2 JPH0355935 Y2 JP H0355935Y2 JP 1983137656 U JP1983137656 U JP 1983137656U JP 13765683 U JP13765683 U JP 13765683U JP H0355935 Y2 JPH0355935 Y2 JP H0355935Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- claws
- claw
- dovetail groove
- sample holder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 26
Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、顕微鏡の試料保持具の改良に関する
ものである。
ものである。
従来技術
この種従来の試料保持具は、例えば第1図に示
した如く、ステージ1上に設けられた左右方向に
延びたアリ溝2に摺動可能に嵌合せしめられたア
リ3と、アリ3に固着された固定爪4と、固定爪
4の一端に枢着され且つ図示しないバネにより内
側への回動習性(右施習性)が付与された可動爪
5とから構成されていて、爪4及び5は着脱及び
形状変更が不可能であり而も両者は所定の狭い範
囲での位置関係しか持ち得なかつたため、試料6
の形状、大きさによつては、保持が不安定であつ
たり、試料送りの際は試料6が動いてしまつた
り、或は保持が不可能であつたりするという問題
があつた。一方、このような問題の解決のため、
試料の形状、大きさに応じて夫々専用の試料保持
具を用いる方法(西独実用新案登録第7232969号)
が考えられたが、この方法の場合、高価な試料保
持具を多数種類用意しなければならず、而も異な
る形状、大きさの試料を連続して検鏡する場合試
料保持具の交換に著しく手間がかかつてしまうと
いう問題があつた。
した如く、ステージ1上に設けられた左右方向に
延びたアリ溝2に摺動可能に嵌合せしめられたア
リ3と、アリ3に固着された固定爪4と、固定爪
4の一端に枢着され且つ図示しないバネにより内
側への回動習性(右施習性)が付与された可動爪
5とから構成されていて、爪4及び5は着脱及び
形状変更が不可能であり而も両者は所定の狭い範
囲での位置関係しか持ち得なかつたため、試料6
の形状、大きさによつては、保持が不安定であつ
たり、試料送りの際は試料6が動いてしまつた
り、或は保持が不可能であつたりするという問題
があつた。一方、このような問題の解決のため、
試料の形状、大きさに応じて夫々専用の試料保持
具を用いる方法(西独実用新案登録第7232969号)
が考えられたが、この方法の場合、高価な試料保
持具を多数種類用意しなければならず、而も異な
る形状、大きさの試料を連続して検鏡する場合試
料保持具の交換に著しく手間がかかつてしまうと
いう問題があつた。
目 的
本考案は、上記問題点に鑑み、単一の試料保持
具だけで種々の形状、大きさの試料を安定して保
持し得るようにした試料保持具を提供せんとする
ものである。
具だけで種々の形状、大きさの試料を安定して保
持し得るようにした試料保持具を提供せんとする
ものである。
概 要
本考案による試料保持具は、左右側縁が試料保
持可能な異なる形状を呈していると共に、ステー
ジに対して別々に着脱及び任意位置での固定がで
きる二本の爪を具備し、試料を挟んで対向する両
爪の各側縁の形状が対称であるようにしたもので
ある。
持可能な異なる形状を呈していると共に、ステー
ジに対して別々に着脱及び任意位置での固定がで
きる二本の爪を具備し、試料を挟んで対向する両
爪の各側縁の形状が対称であるようにしたもので
ある。
実施例
以下、第2図乃至第4図に示した一実施例に基
づき本考案を詳細に説明すれば、7は左右側縁7
a及び7bが例えば夫々谷状及び直線状というよ
うに異なる形状を呈している一方の爪、8は第3
図に示した如くステージ1のアリ溝2の断面より
も一回り小さい断面形状を有していて該アリ溝2
に嵌合せしめられたアリ、9は第3図に示した如
く爪7の基部に枢着され且つ先端部がアリ8に螺
合せしめられていて締め込むことによりアリ8を
アリ溝2の内側壁に圧着させ且つ爪7の基部をア
リ溝2の肩部に圧着させるように作用する固定ツ
マミである。10は上記爪7と左右対称な形状を
呈している他方の爪であつて、ステージ1のアリ
溝2への装着構造は上記爪7の場合と全く同じな
ので、その説明は省略する。
づき本考案を詳細に説明すれば、7は左右側縁7
a及び7bが例えば夫々谷状及び直線状というよ
うに異なる形状を呈している一方の爪、8は第3
図に示した如くステージ1のアリ溝2の断面より
も一回り小さい断面形状を有していて該アリ溝2
に嵌合せしめられたアリ、9は第3図に示した如
く爪7の基部に枢着され且つ先端部がアリ8に螺
合せしめられていて締め込むことによりアリ8を
アリ溝2の内側壁に圧着させ且つ爪7の基部をア
リ溝2の肩部に圧着させるように作用する固定ツ
マミである。10は上記爪7と左右対称な形状を
呈している他方の爪であつて、ステージ1のアリ
溝2への装着構造は上記爪7の場合と全く同じな
ので、その説明は省略する。
本考案による試料保持具は上述の如く構成され
ているから、固定ツマミ9を緩めてやれば、アリ
8がアリ溝2に対して緩く嵌合した状態となつて
アリ溝2に沿つて自在に摺動し得るようになる。
従つて、爪7及び10の位置を任意に変え得ると
共に、必要があれば爪7及び10をアリ溝2の端
部から抜き取つたり挿入したりすることが出来
る。又、固定ツマミ9を締め込んでやれば、アリ
8がアリ溝2の内側壁に爪7及び10の基部がア
リ溝の肩部に夫々圧着せしめられる。従つて、爪
7及び10をアリ溝2上の任意位置において固定
することが出来る。又、これらの操作は単純であ
るから速かに行うことが出来る。
ているから、固定ツマミ9を緩めてやれば、アリ
8がアリ溝2に対して緩く嵌合した状態となつて
アリ溝2に沿つて自在に摺動し得るようになる。
従つて、爪7及び10の位置を任意に変え得ると
共に、必要があれば爪7及び10をアリ溝2の端
部から抜き取つたり挿入したりすることが出来
る。又、固定ツマミ9を締め込んでやれば、アリ
8がアリ溝2の内側壁に爪7及び10の基部がア
リ溝の肩部に夫々圧着せしめられる。従つて、爪
7及び10をアリ溝2上の任意位置において固定
することが出来る。又、これらの操作は単純であ
るから速かに行うことが出来る。
以上のように爪7及び10はステージ1に対し
て着脱及び任意位置での固定が可能であるから、
例えば第2図に示した如く直線状の側縁7b及び
10bが対向するように両爪7及び10の相対位
置を選定すれば、マイクロプレート等の短形状試
料11を安定して保持することが出来、また例え
ば第4図に示した如く谷状の側縁7a及び10b
が対向するように両爪7及び10の相対位置を選
定すれば、シヤーレ等の円形状試料12を安定し
て保持することが出来る。又、試料の大きさが異
なる場合は、試料の大きさに合せて両爪7及び1
0の間隔を広げてやれば良い。又、両爪7及び1
0の位置変更は速かに行うことが出来、手間がか
からない。
て着脱及び任意位置での固定が可能であるから、
例えば第2図に示した如く直線状の側縁7b及び
10bが対向するように両爪7及び10の相対位
置を選定すれば、マイクロプレート等の短形状試
料11を安定して保持することが出来、また例え
ば第4図に示した如く谷状の側縁7a及び10b
が対向するように両爪7及び10の相対位置を選
定すれば、シヤーレ等の円形状試料12を安定し
て保持することが出来る。又、試料の大きさが異
なる場合は、試料の大きさに合せて両爪7及び1
0の間隔を広げてやれば良い。又、両爪7及び1
0の位置変更は速かに行うことが出来、手間がか
からない。
尚、爪7及び10の各左右側縁の形状は上記実
施例のものに限定されないことは言うまでもな
い。
施例のものに限定されないことは言うまでもな
い。
考案の効果
上述の如く、本考案による試料保持具によれ
ば、種々の専用の試料保持具を用いずとも、単一
の試料保持具だけで種々の形状、大きさの試料を
安定して保持し得るという実用上重要な利点を有
している。
ば、種々の専用の試料保持具を用いずとも、単一
の試料保持具だけで種々の形状、大きさの試料を
安定して保持し得るという実用上重要な利点を有
している。
第1図は従来の試料保持具の平面図、第2図は
本考案による試料保持具の一実施例の平面図、第
3図は第2図−線に沿う断面図、第4図は上
記実施例において円形状試料を保持する場合の爪
の相対配置を示す平面図である。 1……ステージ、2……アリ溝、7……爪、8
……アリ、9……固定ツマミ、10……爪。
本考案による試料保持具の一実施例の平面図、第
3図は第2図−線に沿う断面図、第4図は上
記実施例において円形状試料を保持する場合の爪
の相対配置を示す平面図である。 1……ステージ、2……アリ溝、7……爪、8
……アリ、9……固定ツマミ、10……爪。
Claims (1)
- 左右側縁が試料保持可能な異なる形状を呈して
いると共に、ステージに対して別々に着脱及び任
意位置での固定ができる二本の爪を具備し、試料
を挟んで対向する両爪の各側縁の形状が対称であ
ることを特徴とする顕微鏡の試料保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13765683U JPS6044019U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 顕微鏡の試料保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13765683U JPS6044019U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 顕微鏡の試料保持具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6044019U JPS6044019U (ja) | 1985-03-28 |
JPH0355935Y2 true JPH0355935Y2 (ja) | 1991-12-13 |
Family
ID=30309125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13765683U Granted JPS6044019U (ja) | 1983-09-05 | 1983-09-05 | 顕微鏡の試料保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6044019U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2846562B2 (ja) * | 1993-11-04 | 1999-01-13 | 株式会社エス・テイ・ジャパン | 顕微分析用試料ホルダ |
US10571433B2 (en) * | 2016-11-04 | 2020-02-25 | Sonix, Inc. | Adjustable fixture for scanning acoustic microscopy |
JP6972188B2 (ja) * | 2017-08-17 | 2021-11-24 | ライカ バイオシステムズ イメージング インコーポレイテッドLeica Biosystems Imaging, Inc. | 異なるサイズのスライド用の調整可能なスライドステージ |
-
1983
- 1983-09-05 JP JP13765683U patent/JPS6044019U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6044019U (ja) | 1985-03-28 |
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