JPH0858571A - 自動車用サイドブレーキ警報装置 - Google Patents

自動車用サイドブレーキ警報装置

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JPH0858571A
JPH0858571A JP22581894A JP22581894A JPH0858571A JP H0858571 A JPH0858571 A JP H0858571A JP 22581894 A JP22581894 A JP 22581894A JP 22581894 A JP22581894 A JP 22581894A JP H0858571 A JPH0858571 A JP H0858571A
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JP
Japan
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side brake
vehicle speed
output
alarm
circuit
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Application number
JP22581894A
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English (en)
Inventor
Hiromi Ikai
宏美 井改
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Imasen Electric Industrial Co Ltd
Original Assignee
Imasen Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価な構成で、サイドブレーキを引いた状態
で車が動いていることを運転者に警告し得る自動車用サ
イドブレーキ警報装置を提供する。 【構成】 警報回路10が、サイドブレーキスイッチ4
2からの出力があるときサイドブレーキインジケータ3
2を点灯する。そして、サイドブレーキスイッチ42か
らの出力がある状態で車速センサ46からの出力がある
ときに該サイドブレーキインジケータ32を点滅させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サイドブレーキの戻し
忘れを警告する自動車用サイドブレーキ警報装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車には、サイドブレーキイ
ンジケータが一般に取り付けられている。このサイドブ
レーキインジケータの構成について図6を参照して説明
する。サイドブレーキインジケータ32は、一方の端子
がイグニッションスイッチ33とヒューズ36とを介し
てバッテリ38側に接続され、他方の端子がサイドブレ
ーキスイッチ42を介してアース側に接続されている。
このサイドブレーキインジケータ32は、イグニッショ
ンがオンされイグニッションスイッチ33の接点が閉に
された状態において、サイドブレーキが引かれサイドブ
レーキスイッチ42の接点が閉となると、バッテリ38
から電流が流れ点灯する仕組みになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サイド
ブレーキは車の停止状態を保つための装置であるのに対
して、従来のサイドブレーキインジケータは、単に、サ
イドブレーキが引かれているか否かを表示するだけであ
るため、サイドブレーキインジケータが点灯した状態で
車が動いてしまうことが度々あった。例えば、急な坂道
で停車した際に、サイドブレーキが引き上げられるとサ
イドブレーキインジケータは点灯するが、サイドブレー
キが十分に引き上げられていない(引きがあまい)状態
であるなら、運転者がブレーキペダルから足を離すと、
車が徐々に前進或いは後退して前方或いは後方に停車中
の車両と接触することがあった。また同様に、オートマ
チックトランスミッション車を運転している運転者が、
交差点で停止しサイドブレーキを引き、これで停車して
いるものと思い込んでいるが、実際にはサイドブレーキ
の操作が不十分でブレーキングが必要なだけなされてお
らず、オートマチックトランスミッションのクリープ現
象により運転者の気付かぬほど低速で前進していること
があり、これが交差点内で他車と接触する原因となるこ
ともあった。
【0004】また現在は、安全性を高めるために車両の
現状を表示する非常に多くの警告表示灯が設けられてい
る。上記サイドブレーキインジケータは、これら警告表
示灯と共に車両のインパネ(計器盤)内に配置されてい
るため、相対的にサイドブレーキインジケータの視認性
は低下している。このためサイドブレーキインジケータ
の点灯に気が付かず、サイドブレーキを戻し忘れてその
まま走行しまうことがある。サイドブレーキを戻し忘れ
て走行すると、リヤブレーキのパットを磨耗させるだけ
でなく、最悪の場合にはブレーキの発熱によりブレーキ
オイルが沸騰し、ペーパーロック現象を発生してブレー
キが十分に効かない事態も発生し得る。
【0005】本発明は、上述した課題を解決するために
なされたものであり、その目的とするところは、サイド
ブレーキを引いた状態で車が動いていることを運転者に
警告し得る自動車用サイドブレーキ警報装置を提供する
ことにある。また、本発明の目的は、簡単で安価な構成
で、サイドブレーキの戻し忘れを運転者に知らせる自動
車用サイドブレーキ警報装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の自動車用サイドブレーキ警報装置では、サ
イドブレーキが引かれていることを検出するサイドブレ
ーキ検出手段と、車速の有無を検出する車速検出手段
と、警報を発する警報装置と、前記サイドブレーキ検出
手段と前記車速検出手段との出力により、サイドブレー
キが引かれている状態において車速があると判断すると
前記警報装置を駆動する警報装置駆動手段10とから成
る。
【0007】また、好適な態様において本発明の自動車
用サイドブレーキ警報装置は、前記サイドブレーキ検出
手段がサイドブレーキスイッチ42から成り、前記車速
検出手段が車速センサ46から成り、前記警報装置がサ
イドブレーキインジケータ32から成り、前記警報装置
駆動手段10が、サイドブレーキスイッチ42からの出
力で該サイドブレーキインジケータ32を点灯し、更
に、サイドブレーキスイッチ42からの出力がある状態
で車速センサ46からの出力があるときに該サイドブレ
ーキインジケータ32を点滅させる。
【0008】更に、好適な態様において本発明の自動車
用サイドブレーキ警報装置は、前記サイドブレーキ検出
手段がサイドブレーキスイッチ42から成り、前記車速
検出手段が車速センサ46から成り、前記警報装置が警
報ブザー34から成る。また更に、好適な態様において
本発明の自動車用サイドブレーキ警報装置は、前記警報
装置がサイドブレーキインジケータ32と警報ブザー3
4とから成り、前記警報装置駆動手段10がサイドブレ
ーキが引かれている状態で車速があると判断するとサイ
ドブレーキインジケータ32を点滅させると共に警報ブ
ザー34を吹鳴させる。また、好適な態様において本発
明の自動車用サイドブレーキ警報装置は、前記警報装置
駆動手段10がサイドブレーキが引かれている状態で車
速があると判断すると、サイドブレーキインジケータ3
2の点灯と警報ブザー34の吹鳴とを交互に行う。また
更に、好適な態様において本発明の自動車用サイドブレ
ーキ警報装置は、前記警報装置駆動手段110が車速の
変化に伴いサイドブレーキインジケータ32の点滅時間
を変化させる。更に、好適な態様において本発明の自動
車用サイドブレーキ警報装置は、前記警報装置駆動手段
110が車速の変化に伴い警報ブザー134の吹鳴音を
変化させる。
【0009】
【作用】上記の自動車用サイドブレーキ警報装置では、
請求項1に記載された構成では、警報装置駆動手段10
が、サイドブレーキ検出手段と車速検出手段との出力に
より、サイドブレーキが引かれている状態で車速がある
と判断すると警報装置を駆動し、サイドブレーキの引か
れた状態で車が動いていることを運転者に警告する。
【0010】また、請求項2に記載された構成では、サ
イドブレーキ検出手段、車速検出手段及び警報装置とし
て、従来から車両に備えられているサイドブレーキスイ
ッチ42、車速センサ46及びサイドブレーキインジケ
ータ32を用いるため、自動車用サイドブレーキ警報装
置を安価に構成することができる。ここでは、警報装置
駆動手段10が、サイドブレーキスイッチ42からの出
力で該サイドブレーキインジケータ32を点灯させ、更
に、サイドブレーキスイッチ42からの出力がある状態
で車速センサ46からの出力があるときに該サイドブレ
ーキインジケータ32を点滅させ、サイドブレーキを戻
し忘れていることを運転者に警告する。
【0011】更に、請求項3に記載された構成では、警
報ブザー34を鳴らすことにより、サイドブレーキの引
かれた状態で車が動いていることを運転者に警告する。
また更に、請求項4に記載された構成では、サイドブレ
ーキインジケータ32を点滅させると共に警報ブザー3
4を吹鳴させることにより警告効果を高めて、サイドブ
レーキの引かれた状態で車が動いていることを運転者に
警告する。そして、請求項5に記載された構成では、サ
イドブレーキインジケータ32の点灯と警報ブザー34
の吹鳴とを交互に行うことにより、電流消費の均等化を
図っている。また、請求項6に記載された構成では、警
報装置駆動手段110が車速の変化に伴いサイドブレー
キインジケータ32の点滅時間を変化させる。即ち、運
転者がサイドブレーキを戻し忘れて車を発進させると、
車速の上昇に伴い点滅時間を変化、例えば短い周期で点
滅を繰り返えすことにより警告効果を高めてサイドブレ
ーキの戻し忘れを警告する。また更に、請求項7に記載
された構成では、警報装置駆動手段110が車速の変化
に伴い警報ブザー134の吹鳴音を変化させる。即ち、
運転者がサイドブレーキを戻し忘れて車を発進させる
と、車速の上昇に伴い吹鳴音を変化、例えば、吹鳴音を
大きく、或いは、吹鳴の断続周期を短くすることにより
警告効果を高めてサイドブレーキの戻し忘れを警告す
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例を図を参照
して説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る自動
車用サイドブレーキ警報装置の警報回路10のブロック
図であり、図2は該警報回路10の回路図である。この
警報回路10は、所定の電位を供給する電源回路12
と、サイドブレーキが引かれたことを検出するサイドブ
レーキ入力回路14と、車両の速度を検出する車速入力
回路16と、車両が実際に移動していることを検出する
車速検知回路22と、サイドブレーキインジケータ32
の継続点灯と点滅とを切り換える断続回路18と、サイ
ドブレーキインジケータ32を駆動する第1出力回路2
0aと、警報ブザー34を駆動する第2出力回路20b
とから構成されている。なお、図2の電源回路12中、
白丸12aは相対的に高い電位を供給する点を、黒丸1
2bは相対的に低い電位を供給する点を表している点に
注意されたい。
【0013】この警報回路10は、例えば車両の計器盤
の裏面に取り付けられ、6つの端子10a、10b、1
0c、10d、10e、10fがそれぞれ車両の既存の
装置に接続される。まず、端子10aは、車両のイグニ
ッションキーのアクセサリースイッチ35に接続され
る。このアクセサリースイッチ35は、ヒューズ36を
介してバッテリ38側に接続されている。また、端子1
0bは、車両のサイドブレーキに取り付けられたサイド
ブレーキスイッチ42に接続される。端子10cは、車
両の車速センサ46の出力側(Out)に接続される。
この車速センサ46は、車両のスピードメータの表示用
或いはエンジン制御用に、例えば、ドライブシャフトの
回りに配置された磁石の磁気を検知素子で検知してパル
ス状の出力を発するセンサであり、車が前進又は後退し
ているときに出力を出す。更に、端子10dは車両側の
アースに接続される。端子10eはサイドブレーキイン
ジケータ32に接続され、端子10fは例えば車両のバ
ックブザー等の警報ブザー43に接続される。
【0014】ここで、上記警報回路10の動作につい
て、図3のタイミングチャートを参照して説明する。車
両のイグニッションキーが回されエンジンが始動すると
(正確にはイグニッションキーがアクセサリー或いはイ
グニッションのオン位置のとき)、図3の時刻t1でア
クセサリースイッチ35が閉にされ、電源回路12にバ
ッテリ38の電位が加えられ、該電源回路12は、警報
回路10内の他の回路に電位を供給する。時刻t2にお
いて、運転者がサイドブレーキを引くと、サイドブレー
キスイッチ42が閉になり、サイドブレーキ入力回路1
4は、出力信号を断続回路18側に出力する。これに応
じて、該時刻t2から、断続回路18は、継続的、即
ち、断続しない出力を第1出力回路20a側に出す。こ
れに応じて、該第1出力回路20aはサイドブレーキイ
ンジケータ32を点灯する。しかして、運転者はサイド
ブレーキの引かれていることを確認できる。
【0015】ここで、このサイドブレーキが引かれた状
態のまま、時刻t3において、運転者が車両を発進させ
ると、車速センサ46からのパルス信号が車速入力回路
16に加えられる。該車速入力回路16は、微分回路1
6aを有し、このパルス信号を波形成形して車速検知回
路22へ加える。この車速検知回路22は、積分回路2
2bから成り、波形の立ち上がりが継続すると、これに
遅延時間τを与えて出力信号を発する(時刻t4)。即
ち、車速センサ46はドライブシャフト等に配置されて
おり、該ドライブシャフトに取り付けられた磁石と検知
素子との位置によっては、単にエンジンの振動によりド
ライブシャフトが振るえて車速がない場合でも出力が断
続する場合があり、これを車速有りとして処理しないよ
うにするため遅延時間τが設定されている。なお、図3
では時刻t3で信号が立ち上がる場合を示しているが、
ドライブシャフトの停止位置によっては、車速センサ4
6の出力がハイ(オン)の状態で停止することもあるの
で、この車速検知回路22は、信号の立ち上がりを捕ら
えて信号を出力するよう構成されている。ここで、時刻
t4で車速検知回路22からの上記出力信号が与えられ
ると、断続回路18は、第1出力回路20a側への出力
を断続させる。この断続に応じて、該第1出力回路20
aはサイドブレーキインジケータ32を点滅させる。同
時に、該断続回路18は、第1出力回路20aの出力を
断とするとき、第2出力回路20b側へ出力を与える。
即ち、第1出力回路20aの出力を断とするとき、第2
出力回路20b側へ出力を与え、第1出力回路20aへ
出力を与えるとき、第2出力回路20b側の出力を断と
する。この出力の断続に応じて、該第2出力回路20b
は警報ブザー34の吹鳴を断続させる。
【0016】このサイドブレーキインジケータ32の点
滅と警報ブザー34の吹鳴の断続とにより、運転者は、
サイドブレーキを戻し忘れていることに気付き、サイド
ブレーキを戻す(時刻t5)。これにより、サイドブレ
ーキスイッチ42が開になり、サイドブレーキ入力回路
14は断続回路18側への出力をオフとし、これに応
じ、断続回路18は、サイドブレーキインジケータ32
を消灯すると共に警報ブザー34の吹鳴を停止する。な
お、上記状態は、例えば、急な坂道で停車した際に、サ
イドブレーキの引きがあまく、車が徐々に前進或いは後
退しているとき、或いは、オートマチックトランスミッ
ション車が交差点で停止し、サイドブレーキは引かれて
いるが徐々に前進しているとき等にも、同様に警告がな
される。これにより、運転者は、更にサイドブレーキを
引き足すことにより車の移動を停止させることができ
る。
【0017】なお、上述した実施例では、アクセサリー
スイッチ35のオンで動作するように構成されているた
め、例えば、坂道で停車しカーオーディオを聞いている
最中に車両が動き出したとしても、これを運転者及び他
の同乗者に警告することができる。なお、本実施例で
は、サイドブレーキインジケータ32の点灯と警報ブザ
ー34の吹鳴とを交互に行うことにより電流消費の均等
化を図っている。即ち、サイドブレーキインジケータ3
2の電力消費は数ワツト程度であるが、上述したように
本実施例は、エンジンの停止中におけるアクセサリース
イッチのオン状態でも動作するように設定されており、
バッテリ38の負担を軽くするためである。なお、上述
した断続回路18にエンジンが回転しているか否かの信
号を与えることにより、エンジンの停止中において単に
サイドブレーキが引かれている状態では、サイドブレー
キインジケータ32の点灯を行わないようにすることも
好適である。また、上述した実施例は、警報ブザー34
を他のブザー(ここではバックブザー)と共用したが、
ここでは、ブザー吹鳴の断続時間がバックブザーと異な
るよう設定されているため、バックブザーとして吹鳴さ
れているか、或いは、サイドブレーキの警告ブザーとし
て鳴らされているかを運転者は判別できる。
【0018】以上説明した第1実施例においては、警報
回路10以外は全て車に既に備え付けられている装置を
用いているため、自動車用サイドブレーキ警報装置を安
価に提供することが可能である。
【0019】ここで、この第1実施例の改変例について
図4を参照して説明する。この改変例の回路は、図2に
示す回路構成よりも簡略化が図られている。即ち、図4
に示す回路では、アース用の端子10dを、サイドブレ
ーキスイッチ42を介してアースに接続することによ
り、図2に示したサイドブレーキ入力回路14を省略し
ている。また、この回路構成では、警報回路10の出力
はインジケータ32のみ接続され、警報ブザーには繋が
れていない。このように回路を構成することで警報回路
10の製造コストの低減が図られている。
【0020】また、この改変例では、端子10aが、イ
グニションスイッチ33を介してバッテリ38に接続さ
れているため、イグニションのオン、即ち、エンジンが
回転または回転可能な状態においてのみ動作する。更
に、この改変例では、端子10cが警報回路用のオン・
オフスイッチ37を介して車速センサ46に接続されて
いる。このオン・オフスイッチ37は、運転席から操作
できる位置に取り付けられているため、運転中に警報回
路によるサイドブレーキインジケータ32の点滅をオン
・オフできる。従って、例えば、泥濘等でタイヤが空転
し脱出が困難な場合、サイドブレーキを軽く引っ張った
状態で発進を試みるとき等に、点滅をオフさせることが
できる。
【0021】ここで、本発明の第2実施例について図5
を参照して説明する。この第2実施例の説明において、
第1実施例の構成と略同様な部材については同一性のあ
る参照符号を用いてその説明を省略する。前述した第1
実施例の警報回路10は、ディスクリートな回路から構
成されたが、この第2実施例の警報回路110は、ワン
チップのデジタルICから構成されている。該警報回路
110では、車速入力回路116からの出力信号が出力
調整回路118に加えられ、該出力調整回路118は、
車速に応じて第1出力回路120a、第2出力回路12
0b、第3出力回路120cに出力を与えるように構成
されている。この警報回路110では、キーがイグニシ
ョンに挿されているか否かを検出するキースイッチ13
5を介して、電源回路112がバッテリ38側に接続さ
れている。上記第1出力回路120aはサイドブレーキ
インジケータ32に接続され、第2出力回路120bは
専用の警報ブザー134に接続され、更に、第3出力回
路120cは専用のインジケータ232(これは、計器
盤の中央等視認性の高い位置に配置される)に接続され
ている。
【0022】この第2実施例において、サイドブレーキ
が引かれサイドブレーキスイッチ42が閉となると、サ
イドブレーキ入力回路114からの信号により、出力調
整回路118から出力が第1出力回路120aに与えら
れ、サイドブレーキインジケータ32が点灯する。この
状態において、運転者がサイドブレーキを戻し忘れて車
を発進すると、車速センサ46からのパルス信号によ
り、車速入力回路116が出力を発し、これが車速検知
回路122を介して出力調整回路118に与えられる。
ここで、該出力調整回路118は、第1出力回路120
aへの出力を断続させて、サイドブレーキインジケータ
32を点滅させ、同時に、第2出力回路120bに断続
的に出力を与え警報ブザー134の吹鳴を断続させる。
更に、第3出力回路120cに出力を与え、インジケー
タ232を点灯する。この状態でも、運転者がサイドブ
レーキの戻し忘れに気付かず、更に加速を続けると、車
速の上昇に伴い周期が短くなったパルス信号が車速セン
サ46から車速入力回路116を介して出力調整回路1
18に与えられる。このパルス信号の周期に応じて、出
力調整回路118は、第1出力回路120a及び第2出
力回路120bへの出力の断続周期を短くすることによ
り、サイドブレーキインジケータ点滅及び警報ブザー吹
鳴の断続速度を早め、警告効果を高めて運転者に注意を
促す。これにより、運転者はサイドブレーキの戻し忘れ
に気付き、サイドブレーキを戻す。
【0023】なお、上述した第2実施例において、車速
に応じてサイドブレーキインジケータ32の点滅周期を
短くしたが、この代わりに、サイドブレーキインジケー
タ32の明度を更に明るくすることも可能である。ま
た、警報ブザー134の断続速度を早める代わりに、警
報ブザー134の音量を大きくしたり、或いは、音質を
変える(例えば周波数を高くする)等も好適に行い得
る。また更に、上記第2実施例では、視認性の高い位置
に専用のインジケータ232を設けたが、この代わりに
バイブレータをハンドル或いは運転席のシートに取り付
けることにより、ハンドル又はシートを振動させ運転者
に警告を与えるようにすることも可能である。
【0024】
【効果】以上記述したように本発明の自動車用サイドブ
レーキ警報装置によれば、サイドブレーキを引いた状態
で車両が移動していることを警告するため、従来生じて
いた坂道等でサイドブレーキを掛けているにもかかわら
ず車両が動き他車と接触する事態を防ぐことができる。
また、本発明では、サイドブレーキを戻し忘れて車を発
進させたとき、これを警告するので、サイドブレーキの
戻し忘れによるブレーキパットの磨耗を防ぎ、更に、ブ
レーキが十分に効かなくなる事態を未然に防止できる。
また、本発明では、自動車用サイドブレーキ警報装置を
車両に既に備えられている機器を用いて構成できるので
安価に提供可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る警報回路のブロック
図である。
【図2】図1の警報回路の回路図である。
【図3】第1実施例に係る警報回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図4】第1実施例の改変例の回路図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る警報回路のブロック
図である。
【図6】従来のサイドブレーキインジケータの結線図で
ある。
【符号の説明】
10 警報回路 18 断続回路 32 サイドブレーキインジケータ 34 警報ブザー 42 サイドブレーキスイッチ 46 車速センサ 110 警報回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】ここで、このサイドブレーキが引かれた状
態のまま、時刻t3において、運転者が車両を発進させ
ると、車速センサ46からのパルス信号が車速入力回路
16に加えられる。該車速入力回路16は、微分回路1
6aを有し、このパルス信号を波形成形して車速検知回
路22へ加える。この車速検知回路22は、積分回路2
2bから成り、波形の立ち上がりが継続すると、これに
遅延時間τを与えて出力信号を発する(時刻t4)。即
ち、車速センサ46はドライブシャフト等に配置されて
おり、該ドライブシャフトに取り付けられた磁石と検知
素子との位置によっては、単にエンジンの振動によりド
ライブシャフトが振るえて車速がない場合でも出力が断
続する場合があり、これを車速有りとして処理しないよ
うにするため遅延時間τが設定されている。なお、図3
では時刻t3で信号が立ち上がる場合を示しているが、
ドライブシャフトの停止位置によっては、車速センサ4
6の出力がハイ(オン)の状態で停止することもあるの
で、この車速検知回路22は、信号の立ち下がりを捕ら
えて信号を出力するよう構成されている。ここで、時刻
t4で車速検知回路22からの上記出力信号が与えられ
ると、断続回路18は、第1出力回路20a側への出力
を断続させる。この断続に応じて、該第1出力回路20
aはサイドブレーキインジケータ32を点滅させる。同
時に、該断続回路18は、第1出力回路20aの出力を
断とするとき、第2出力回路20b側へ出力を与える。
即ち、第1出力回路20aの出力を断とするとき、第2
出力回路20b側へ出力を与え、第1出力回路20aへ
出力を与えるとき、第2出力回路20b側の出力を断と
する。この出力の断続に応じて、該第2出力回路20b
は警報ブザー34の吹鳴を断続させる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サイドブレーキが引かれていることを検
    出するサイドブレーキ検出手段と、 車速の有無を検出する車速検出手段と、 警報を発する警報装置と、 前記サイドブレーキ検出手段と前記車速検出手段との出
    力により、サイドブレーキが引かれている状態において
    車速があると判断すると前記警報装置を駆動する警報装
    置駆動手段と、から成ることを特徴とする自動車用サイ
    ドブレーキ警報装置。
  2. 【請求項2】 前記サイドブレーキ検出手段がサイドブ
    レーキスイッチから成り、前記車速検出手段が車速セン
    サから成り、前記警報装置がサイドブレーキインジケー
    タから成り、 前記警報装置駆動手段が、サイドブレーキスイッチから
    の出力で該サイドブレーキインジケータを点灯し、更
    に、サイドブレーキスイッチからの出力がある状態で車
    速センサからの出力があるときに該サイドブレーキイン
    ジケータを点滅させることを特徴とする請求項1の自動
    車用サイドブレーキ警報装置。
  3. 【請求項3】 前記サイドブレーキ検出手段がサイドブ
    レーキスイッチから成り、前記車速検出手段が車速セン
    サから成り、前記警報装置が警報ブザーから成ることを
    特徴とする請求項1の自動車用サイドブレーキ警報装
    置。
  4. 【請求項4】 前記警報装置がサイドブレーキインジケ
    ータと警報ブザーとから成り、前記警報装置駆動手段が
    サイドブレーキが引かれている状態で車速があると判断
    するとサイドブレーキインジケータを点滅させると共に
    警報ブザーを吹鳴させることを特徴とする請求項1の自
    動車用サイドブレーキ警報装置。
  5. 【請求項5】 前記警報装置駆動手段がサイドブレーキ
    が引かれている状態で車速があると判断すると、サイド
    ブレーキインジケータの点灯と警報ブザーの吹鳴とを交
    互に行うことを特徴とする請求項4の自動車用サイドブ
    レーキ警報装置。
  6. 【請求項6】 前記警報装置駆動手段が車速の変化に伴
    いサイドブレーキインジケータの点滅時間を変化させる
    ことを特徴とする請求項2の自動車用サイドブレーキ警
    報装置。
  7. 【請求項7】 前記警報装置駆動手段が車速の変化に伴
    い警報ブザーの吹鳴音を変化させることを特徴とする請
    求項3の自動車用サイドブレーキ警報装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007091028A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Toyota Motor Corp 車両用警報システム
JP2009040273A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Kubota Corp 作業車のブレーキシステム
JP2015016803A (ja) * 2013-07-11 2015-01-29 トヨタ自動車株式会社 車両制御システム

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