JPH0858370A - 車体側部のエネルギー吸収構造 - Google Patents
車体側部のエネルギー吸収構造Info
- Publication number
- JPH0858370A JPH0858370A JP6196369A JP19636994A JPH0858370A JP H0858370 A JPH0858370 A JP H0858370A JP 6196369 A JP6196369 A JP 6196369A JP 19636994 A JP19636994 A JP 19636994A JP H0858370 A JPH0858370 A JP H0858370A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- inner panel
- body side
- energy absorbing
- absorbing structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、車体側部に加わる衝撃を効果的に
吸収し得る車体側部のエネルギー吸収構造を提供するこ
とにある。 【構成】 本発明は、インナパネルとアウタパネルで構
成される車体側部のエネルギー吸収構造において、上記
インナパネル２の室内側に配設されるトリム４内に衝撃
緩和材５を内装し、この衝撃緩和材５の一部５ａを上記
インナパネル２に形成された作業穴７を通してインナパ
ネル２とアウタパネル３相互間の空間部８に突出させた
ことにある。
吸収し得る車体側部のエネルギー吸収構造を提供するこ
とにある。 【構成】 本発明は、インナパネルとアウタパネルで構
成される車体側部のエネルギー吸収構造において、上記
インナパネル２の室内側に配設されるトリム４内に衝撃
緩和材５を内装し、この衝撃緩和材５の一部５ａを上記
インナパネル２に形成された作業穴７を通してインナパ
ネル２とアウタパネル３相互間の空間部８に突出させた
ことにある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、車体側部に加わる衝撃
を効果的に吸収し得る車体側部のエネルギー吸収構造に
関する。
を効果的に吸収し得る車体側部のエネルギー吸収構造に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、たとえば、図３に示すような自動
車のサイドドア１００の衝撃緩和構造としては、図４に
示すような構造を採用していた。
車のサイドドア１００の衝撃緩和構造としては、図４に
示すような構造を採用していた。
【０００３】サイドドア１００は、ドアインナパネル１
０１とドアアウタパネル１０２で構成されており、ドア
インナパネル１０１の室内側に内装材としてのドアトリ
ム１０３を配設している。このドアトリム１０３の内部
に接着剤１０４を用いて衝撃緩和材１０５を接着して、
サイドドア１００に加わる側面からの衝撃を吸収してい
る。
０１とドアアウタパネル１０２で構成されており、ドア
インナパネル１０１の室内側に内装材としてのドアトリ
ム１０３を配設している。このドアトリム１０３の内部
に接着剤１０４を用いて衝撃緩和材１０５を接着して、
サイドドア１００に加わる側面からの衝撃を吸収してい
る。
【０００４】ところで、一般的に、ドアインナパネル１
０１の乗員の腰部に対応する部分には、レギュレータ等
を組み付けるための作業穴１０６が設けられている。
０１の乗員の腰部に対応する部分には、レギュレータ等
を組み付けるための作業穴１０６が設けられている。
【０００５】このため、図５に示すように、側面からの
衝撃によって、衝撃緩和材１０５が作業穴１０６の中に
落ち込んでしまい、衝撃緩和材１０５が充分に潰れない
ため、所定のエネルギー吸収性能を発揮できないことに
なる。
衝撃によって、衝撃緩和材１０５が作業穴１０６の中に
落ち込んでしまい、衝撃緩和材１０５が充分に潰れない
ため、所定のエネルギー吸収性能を発揮できないことに
なる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】したがって、作業穴１
０６に落ち込む部分を考慮して衝撃緩和材１０５の厚み
を設定しなければならない。このため、ドアトリム１０
３のの室内側への突出量が著しく大きくなり、車室内空
間を特に幅方向で狭くしている。
０６に落ち込む部分を考慮して衝撃緩和材１０５の厚み
を設定しなければならない。このため、ドアトリム１０
３のの室内側への突出量が著しく大きくなり、車室内空
間を特に幅方向で狭くしている。
【０００７】本発明は上記課題を解決し、車体側部に加
わる衝撃を効果的に吸収し得る車体側部のエネルギー吸
収構造を提供することを目的とする。
わる衝撃を効果的に吸収し得る車体側部のエネルギー吸
収構造を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、インナパネルとアウタパネルで構成される車
体側部のエネルギー吸収構造において、上記インナパネ
ルの室内側に配設されるトリム内に衝撃緩和材を内装
し、この衝撃緩和材の一部を上記インナパネルに形成さ
れた作業穴を通してインナパネルとアウタパネル相互間
の空間部に突出させたことにある。
するため、インナパネルとアウタパネルで構成される車
体側部のエネルギー吸収構造において、上記インナパネ
ルの室内側に配設されるトリム内に衝撃緩和材を内装
し、この衝撃緩和材の一部を上記インナパネルに形成さ
れた作業穴を通してインナパネルとアウタパネル相互間
の空間部に突出させたことにある。
【０００９】
【作用】衝撃緩和材の一部を上記インナパネルに形成さ
れた作業穴を通してインナパネルとアウタパネル相互間
の空間部に突出させたので、衝撃緩和材の突出部分がア
ウタパネルの内面に当たり、エネルギー吸収作用をす
る。
れた作業穴を通してインナパネルとアウタパネル相互間
の空間部に突出させたので、衝撃緩和材の突出部分がア
ウタパネルの内面に当たり、エネルギー吸収作用をす
る。
【００１０】
【実施例】以下、サイドドアに適用した本発明の一実施
例を図面を参照しながら詳細に説明する。図１はサイド
ドアの一部を拡大して示す断面図、図２は作用を説明す
るための断面図である。
例を図面を参照しながら詳細に説明する。図１はサイド
ドアの一部を拡大して示す断面図、図２は作用を説明す
るための断面図である。
【００１１】１はサイドドアであり、このサイドドア１
はドアインナパネル２とドアアウタパネル３で構成さ
れ、ドアインナパネル２の室内側にドアトリム４が設け
られている。このドアトリム４はドアインナパネル２と
で仕切られる内部に衝撃緩和材５が接着剤６を介して接
着されている。ドアインナパネル２にはレギュレータ等
を組み付けるための作業穴７が設けられている。
はドアインナパネル２とドアアウタパネル３で構成さ
れ、ドアインナパネル２の室内側にドアトリム４が設け
られている。このドアトリム４はドアインナパネル２と
で仕切られる内部に衝撃緩和材５が接着剤６を介して接
着されている。ドアインナパネル２にはレギュレータ等
を組み付けるための作業穴７が設けられている。
【００１２】上記衝撃緩和材５は一部５ａを上記作業穴
６を通してドアインナパネル２とドアアウタパネル３と
の空間部８に突出させている。衝撃緩和材５の突出幅Ｌ
は空間部８を昇降するウインドガラス９に干渉しない範
囲に設定している。
６を通してドアインナパネル２とドアアウタパネル３と
の空間部８に突出させている。衝撃緩和材５の突出幅Ｌ
は空間部８を昇降するウインドガラス９に干渉しない範
囲に設定している。
【００１３】上記構成によると、側面からの衝撃がサイ
ドドア１に加わったとき、図２に示すように、ドアトリ
ム４が変形して、衝撃緩和材５の一部５ａがドアアウタ
パネル３の内部に押し込まれる。このとき、衝撃緩和材
５の一部５ａはドアアウタパネル３の内壁面に支えられ
るので、衝撃緩和材５は充分に潰れる。こうして、サイ
ドドア１に加わる衝撃エネルギーを衝撃緩和材５によっ
て吸収する。また、室外から加わるサイドドア１への衝
撃も効果的に吸収する事ができる。
ドドア１に加わったとき、図２に示すように、ドアトリ
ム４が変形して、衝撃緩和材５の一部５ａがドアアウタ
パネル３の内部に押し込まれる。このとき、衝撃緩和材
５の一部５ａはドアアウタパネル３の内壁面に支えられ
るので、衝撃緩和材５は充分に潰れる。こうして、サイ
ドドア１に加わる衝撃エネルギーを衝撃緩和材５によっ
て吸収する。また、室外から加わるサイドドア１への衝
撃も効果的に吸収する事ができる。
【００１４】なお、本発明はサイドドア１に限らず２ド
ア車のサイドボデイ 等にも応用することができる。
ア車のサイドボデイ 等にも応用することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による車体側
部のエネルギー吸収構造によれば、以下のような効果を
奏する。
部のエネルギー吸収構造によれば、以下のような効果を
奏する。
【００１６】請求項１において、インナパネルとアウタ
パネルで構成される車体側部のエネルギー吸収構造にお
いて、上記インナパネルの室内側に配設されるトリム内
に衝撃緩和材を内装し、この衝撃緩和材の一部を上記イ
ンナパネルに形成された作業穴を通してインナパネルと
アウタパネル相互間の空間部に突出させたので、衝撃緩
和材は充分に潰れて衝撃エネルギーを吸収することがで
きる。
パネルで構成される車体側部のエネルギー吸収構造にお
いて、上記インナパネルの室内側に配設されるトリム内
に衝撃緩和材を内装し、この衝撃緩和材の一部を上記イ
ンナパネルに形成された作業穴を通してインナパネルと
アウタパネル相互間の空間部に突出させたので、衝撃緩
和材は充分に潰れて衝撃エネルギーを吸収することがで
きる。
【図１】本発明の一実施例による車体側部のエネルギー
吸収構造を示す断面図である。
吸収構造を示す断面図である。
【図２】図１のサイドドアに衝撃が加わって変形した状
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
【図３】サイドドアを示す斜視図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線断面図である。
【図５】図４のサイドドアの変形した状態を示す断面図
である。
である。
１ サイドドア ２ ドアインナパネル ３ ドアアウタパネル ４ ドアトリム ５ 衝撃緩和材 ６ 接着剤 ７ 作業穴 ８ 空間部
Claims (1)
- 【請求項１】 インナパネルとアウタパネルで構成され
る車体側部のエネルギー吸収構造において、上記インナ
パネルの室内側に配設されるトリム内に衝撃緩和材を内
装し、この衝撃緩和材の一部を上記インナパネルに形成
された作業穴を通してインナパネルとアウタパネル相互
間の空間部に突出させたことを特徴とする車体側部のエ
ネルギー吸収構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196369A JPH0858370A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 車体側部のエネルギー吸収構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6196369A JPH0858370A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 車体側部のエネルギー吸収構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0858370A true JPH0858370A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16356718
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6196369A Pending JPH0858370A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 車体側部のエネルギー吸収構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0858370A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11342815A (ja) * | 1998-06-04 | 1999-12-14 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の衝撃吸収構造 |
| JP2007137131A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Bridgestone Corp | 車両のドア構造 |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP6196369A patent/JPH0858370A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11342815A (ja) * | 1998-06-04 | 1999-12-14 | Mitsubishi Motors Corp | 車両の衝撃吸収構造 |
| JP2007137131A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Bridgestone Corp | 車両のドア構造 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR960007231A (ko) | 도어트림 에너지 흡수구조물 | |
| JPH0939833A (ja) | 自動車のフロントピラー | |
| JPH0858370A (ja) | 車体側部のエネルギー吸収構造 | |
| JP2549364Y2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
| JP2860940B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
| JPH0858508A (ja) | 自動車の車体構造 | |
| JPH082437A (ja) | 車体の下部構造 | |
| KR100338284B1 (ko) | 자동차 도어용 아암레스트 | |
| KR100445176B1 (ko) | 자동차의 측면 충격 흡수구조 | |
| KR100315354B1 (ko) | 높은 충격 흡수 성능을 가지는 자동차의 필러 | |
| KR100335210B1 (ko) | 차량의 충격흡수용 도어 | |
| KR200140894Y1 (ko) | 자동차 도어 인사이드 핸들의 완충 구조 | |
| JPH05246243A (ja) | 自動車用ドア | |
| KR20050101063A (ko) | 골반부 상해치 저감을 위한 도어 임팩트 빔 구조 | |
| JPH0750254Y2 (ja) | ドア・パネル構造 | |
| KR100203483B1 (ko) | 도어의 충격흡수 바 겸용 사이드몰딩 | |
| JPH072029A (ja) | 自動車用緩衝内装材 | |
| JPH1059102A (ja) | 車両上部の衝撃エネルギ吸収構造 | |
| JPH09283U (ja) | 車両用ドア構造 | |
| JPH11255149A (ja) | 車輌のルーフサイドレール | |
| KR200145814Y1 (ko) | 자동차의 측면 충격 흡수장치 | |
| KR19980052812U (ko) | 자동차 사이드실구조 | |
| KR970005414Y1 (ko) | 차량용 도어웨더스트립의 구조 | |
| JP2002316604A (ja) | 衝撃エネルギー吸収構造 | |
| JPH1035281A (ja) | 自動車用内装部品 |