JPH0857030A - 芳香装置 - Google Patents

芳香装置

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JPH0857030A
JPH0857030A JP6199290A JP19929094A JPH0857030A JP H0857030 A JPH0857030 A JP H0857030A JP 6199290 A JP6199290 A JP 6199290A JP 19929094 A JP19929094 A JP 19929094A JP H0857030 A JPH0857030 A JP H0857030A
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JP
Japan
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air
mixing cylinder
aroma
cylinder
vaporization
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JP6199290A
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English (en)
Inventor
Haruhito Miyazaki
治仁 宮崎
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 芳香剤4aを収めた芳香容器4bと気化室4
eとで形成された気化筒4及び送風機3を本体2内に備
え、該送風機3の送風出口3eに該送風機3からの空気
を室内に通過可能な混合筒5を接続し、該混合筒5と上
記気化筒4の空気とが流通可能に該混合筒5と上記気化
筒4とを2本の通風管6で接続しなるものである。 【効果】 気化室内の香りを他方の通風管より混合筒内
に流出させて、送風機からの空気と混合し、強制的に室
内に芳香を放出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般家庭の部屋、玄関、
トレイ、事務所等に使用して好適な芳香装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の芳香装置は図13乃至図
15に示すように液タイプ、ジェルタイプ、固形タイプ
等がある。上記液タイプは、図13及び図14に示すよ
うに、一般に、雄ねじ30aが形成されたガラスの芳香
剤容器30に液状の芳香剤32が収められ、該雄ねじ3
0a部には、雌ねじ33aが形成された蓋33が取り付
けられている。そして、該蓋33は、蓋本体33bと回
転蓋33cとで構成されており、回転蓋33cは、蓋本
体33bに回転可能に取り付けられている。
【0003】蓋本体33bと回転蓋33cは、それぞれ
接合面に部分的な開口33d、33cが設けられ、回転
蓋33cを手で回わす(矢印34で示す方向)ことによ
り、芳香容器30内から外部への貫通する開口33fの
大きさが「閉」から「全開」まで変化するように構成さ
れている。また、芳香容器30内には、芳香剤32の気
化を助けるために、芳香剤32を吸い上げ、気化部35
で気化させるための気化芯30bが設けられ、それを支
える芯ホルダー30cが設けられている。
【0004】そして、上記ジェルタイプは、図示しない
が液タイプと同じ構造であるが、気化芯、芯ホルダーは
ない。
【0005】そしてまた、上記固形タイプは、図15に
示すように、芳香剤36を有した基台37が設けられ、
芳香剤36を覆うようにカバー38があり、上下にスラ
イド(矢印39で示す方向)するように構成されてい
る。そして、カバー38をスライドすることで、基台3
7とカバー38の隙間40が変化し芳香剤36からの香
り(矢印41で示す)を調節できるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
液タイプ、ジェルタイプ、固形タイプの芳香装置は、何
れも設置時、香りを放散させるための開口の大きさを適
当に設定し、室内に自然に放散させるが、開口の開度に
対する香りの放散量が分らず、適度な芳香量の設定がで
きなかった。そのため、香りが強すぎて不快であった
り、弱くて効果がない等が多かった。また、芳香量の多
少および無を設定するには、前記開口を「開閉」しなけ
ればならず、手間がかかるため、通常、開けたままで設
置して使用されており、必要のない時も芳香して不経済
であった。以上のように、従来の芳香装置は、芳香量を
容易に、かつ、微妙に調節できるか、また簡単で瞬時に
芳香の放出および停止の制御ができるかが大きな課題で
あった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の芳香装置は上記
のような課題を解決したもので、請求項1記載の発明
は、芳香剤を収めた芳香容器と気化室とで形成された気
化筒及び送風機を本体内に備え、該送風機の送風出口に
該送風機からの空気を室内に通気可能な貫通管状の混合
筒を接続し、該混合筒と上記気化筒の空気とが流通可能
に該混合筒と上記気化筒とを2本の通風管で接続してな
るものである。
【0008】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明に加えて混合筒部、通風管部、気化筒部、本体
出口部の何れかに、気化室の空気が室内に流出するのを
防止するための風圧で動作する通風閉止弁を設けてなる
ものである。
【0009】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
若しくは請求項2記載の構成に加えて2本の通風管接続
部の間の混合筒内に、該混合筒内の風圧を可変可能とす
るエアダンパーを設けてなるものである。
【0010】そしてまた、請求項4記載の発明は、請求
項1若しくは請求項2または請求項3記載の構成に加え
て、気化筒の気化室と芳香容器とを接続可能に分割し、
該気化室と芳香容器の接続部にそれぞれ雌ねじおよび雄
ねじを形成し、芳香容器を着脱可能にしたものである。
【0011】更に、請求項5記載の発明は、請求項1若
しくは請求項2または請求項3記載の発明の構成に加え
て通風管の内径を混合筒の内径より細かく形成したもの
である。
【0012】
【作用】本発明の芳香装置は上記構成にて、請求項1記
載の発明は、送風機を動作させると本体下部から送風機
に吸入された室内空気は混合筒内に送風され、その一部
の空気は通風管から気化室に流入し、気化室内の香りは
他方の通風管より混合管内に流出し、混合管内に入った
香りは送風機からの空気と混合され強制的に放出するこ
とができる。
【0013】また、請求項2記載の発明は、芳香装置の
停止中は気化室の香りをもった空気が気化室から通風
管、混合筒と通り室内へ放散するのを遮断することがで
きる。そして、請求項3記載の発明は、可動式のエアダ
ンパーの開度によって断面積を変化させることにより、
通風時に2本の通管の圧力差を変化させ、それに伴い気
化室を通過する空気量が変化することで室内に排出され
る香りの強さを変化させることができる。
【0014】そしてまた、請求項4記載の発明は、気化
筒の気化室に芳香容器を着脱可能にすることができる。
更に、請求項5記載の発明は、送風時に通風管の自然な
通風量を混合管の通風量を少なくして芳香量の制御性を
よくすることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の芳香装置の実施例を図1乃至
図12とともに説明する。本発明の芳香装置の第1の実
施例は図1乃至図3に示すように構成するものであり、
図1乃至図3に於いて、上方に香り放出口1を有した本
体2内に送風機3と気化筒4が設けられている。
【0016】そして、送風機3は、モータ3a、ファン
3b、ファンケーシング3cで構成され、ファンケーシ
ング3cは、吸込口3d、送風出口3eが設けてある。
そして、気化筒4は芳香剤4aを収めた芳香容器4b、
液状の芳香剤4aを吸い上げ、気化する気化芯4c、気
化芯4cを支える芯ホルダー4d、および気化室4eで
形成され、気化室4e内は、気化室4e内に位置してい
る気化芯4cから芳香剤4aが気化(矢印4fで示す)
し、芳香剤4aの香り(矢印4kで示す)で満たされて
いる。
【0017】また、気化室4eと芳香容器4bとは、分
離可能に接続されており、その接続部4gには、芳香容
器4b側に雄ねじ4h、気化室4e側に雌ねじ4iが着
脱可能に形成されている。尚、気化室4eと芳香容器4
bの接続の方式は、接続部に凹凸を形成した嵌め込み
式、ねじによる締付式その他が考えられるが、方式はこ
だわらない。
【0018】また、芳香容器4bの下方の本体2の裏面
には、芳香容器4bを本体2の裏面から着脱可能に形成
された着脱穴11が設けてあり、芳香剤4aの補充また
は他の新しい芳香剤への交換が容易にできるようになっ
ている。図4は、芳香容器4bの芳香剤がジェルタイプ
または固形タイプの芳香剤の例であり、図5は芳香容器
4bの芳香剤が液タイプの芳香剤の例である。
【0019】図2に於いて、送風機3の送風出口3eに
は、貫通管状の混合筒5が接続され、混合筒5と気化室
4eは、2本の通風管6(流入側6a、流出側6b)で
通風可能に接続されている。この場合、流出側6bは、
混合筒5に接続せず、本体2内または室内に解放しても
よい。また、上記の通風管6は、その内径d1 を、混合
筒5の内径d2 より細かく形成され、エアダンパー10
全開時(図3)に、混合筒5から通風管6へ流入する空
気7aを、必要最小流量になるように、通風管6の内径
1 を設定している。この場合、通風管6は、流量を制
限するために、オリフィス等で部分的に細くしてもよ
い。
【0020】そして、図2に於いて、混合筒5の両端部
には、送風機3が作動したときの空気7により「開」に
なり、送風機3が停止したとき、自重によって「閉」と
なるように構成された通風閉止弁8が設けられている。
(通風閉止弁8の設置位置は、混合筒5部または通風管
6部または気化筒4部または香り放出口1部に設けても
よい。) そして、図3に於いて、混合筒5内の2本の通風管6接
続部6c,6dの間9に、軸10aと平面状の板10b
で構成され、軸回転方向10cに回転可能なエアダンパ
ー10が設けられている。この場合、エアダンパーの方
式および形状は、混合筒5の断面積を可変できればよ
く、形状はこだわらない。
【0021】次に、上記芳香装置の一実施例の構成(図
2)の、動作を説明すると、本体2には、電源コード1
2が設けてあり、電気回路13に接続されている。そし
て、本体2に設けられている運転スイッチ14を「入」
にすると、送風機3に通電され、モータ3aによりファ
ン3bが回転し、吸込口3dから室内の空気7を吸入
し、送風出口3eから混合筒5内に送風され、同時に、
送風された空気7によって混合筒5の両端に設けられた
通風閉止弁8が「開」となる。
【0022】この時、エアダンパー10は「閉」となっ
ており、エアダンパー10の前側5aの圧力が大きく、
混合筒5内に送風された空気7の一部の空気7aは通風
管6の流入側6aから気化室4eへ多量に流入し、気化
室4eの香り4kと一緒に、通風管6の流出側6bを通
って混合筒5内に流出7bする。上記混合筒5内に流出
7bした多量の香り4kは、送風機3からの空気7cと
混合され、香り放出口1から室内に放出7dされる。
(エアダンパー10全閉で強運転) つぎに、エアダンパーつまみ15を回すと(図3)、エ
アダンパー10が回転し、エアダンパー10と混合筒5
との隙間5cの面積変化(広くなる)に従い、空気7c
の通過抵抗が変化(低下)し、エアダンパー10の前後
5a、5bの圧力の差が変化(小さく)が生じる。それ
に伴い空気7aの流量が変化(少なくなる)し、気化室
4内の香り4kの放出量が変わる(少なくなる)。(エ
アダンパー10全開で弱運転) (圧力差大:香り4kの放出量大、圧力差小:香り4k
の放出量小) また、通風管6の内径d1 は、エアダンパー10全開時
(圧力最低)に、混合筒5から通風管6へ流入する空気
7aが必要最小流量になるような内径に設定されてい
る。
【0023】そして、運転スイッチ14を「切」にする
と、送風機3への通電が停止し、混合筒5への送風が止
まり、空気7aの気化室4eへの供給も停止し、香り4
kの強制排出が停止される。同時に、混合筒5の両端の
通風閉止弁8が自重により閉じるため、気化室4からは
通風管6を通して、微量の香り4kが混合筒5内に徐々
に拡散してくるが、通風閉止弁8が閉じているので、香
り4kは混合筒5内に止まり、室内に拡散されない。
【0024】尚、図2に於いて、通風管6b(6aに設
置してもよい)に流量制御装置25を設けると、香り4
kの基準流量を設定することができる。該流量制限装置
25は、操作軸25a、閉子25bで形成され、操作軸
25aには螺旋状に雄ねじ25cが設けられており、ま
た、雄ねじ25cに接する通風管6b部には、雄ねじ2
5cに合致した雌ねじ25eが設けられている。流量制
限装置25を操作25fすると、閉子25bの位置が移
動26し、通風管6bの断面積が変化させることがで
き、香り4kの基準流量(例えば、4.5畳用、6畳
用、8畳用等)を設定することができる。
【0025】また、図2に於いて、本体2内の電気回路
13、送風機3の回転を任意の回転数に設定できるよう
に調節ボリューム23aを設け、その調節ボリューム2
3aを操作して送風機3の風量を可変することで、通風
管6を通して気化室4eに、その風量に応じた量の空気
7aが通過し、その空気量に応じた量の香り4kが室内
に放出される。
【0026】図6は本発明の芳香装置の第2の実施例を
示すもので、図6に於いて、混合筒5内の2本の通風管
6の接続部6c,6dの間に、混合筒5の断面積より小
さい貫通口16を有した通気制限体17を設け、通風時
に通気制限体17の前後17a、17bに一定の圧力差
を持たせることにより、運転時、通風管6の流入側6a
を通り気化室4eへ一定量の空気7bが流れ込むため、
その空気量に応じた一定量の香り4kが混合筒5へ排出
される。
【0027】また、図6に於いて、本体2内に設けられ
ている制御回路20aは、通電時、送風機3を一定の間
隔(時間)で間欠動作させるように回路が組まれてい
る。運転スイッチ14bを「入」にすると、送風機3
は、制御回路20aにより一定の間隔(時間)で間欠動
作するため、気化室4eへ流入する空気7bによる香り
4kの排出量も間欠変化を行うため、室内の芳香量が強
弱または有無の変化をする。
【0028】そして、図6に於いて、間欠運転の時間を
任意に設定できるように、制御回路20aに調節ボリュ
ーム23を設け、間欠運転の時間を変えることで、一定
時間当たりの香り4kの排出量が変わり、好みの芳香量
に設定することができる。間欠運転の作動時間および停
止時間を任意に設定する調節ボリューム23は、作動時
間および停止時間の両方または一方に設けることができ
る。
【0029】図7は本発明の芳香装置の第3の実施例を
示すもので、図7に於いて、混合筒5の出口側の通風管
6の接続部6cから混合筒出口5bまでの混合筒内径d
3 を、混合筒5の他部の内径d1より太く形成すること
によって、運転時、混合筒5の細かい箇所の内径d1
太い箇所の内径d3 との圧力差(d1 の圧力が高く、d
3 の圧力低くなる)が生じ、細かい箇所の内径d1 と太
い箇所の内径d3 とに設けられている通風管6の流入側
6a、流出側6bを通して気化室4eに一定量の空気7
cが流れるため、その空気量に応じた一定の香り4kが
排出される。また、内径d3 の圧力を大気圧より低く設
定すれば、通気管6の流入側6aは、本体2内または室
内に解放してもよい。
【0030】図8は本発明の芳香装置の第4の実施例を
示すもので、図8に於いて、本体2には端子板19a,
19bを有した電池ケース18が設けてある。該端子板
19a,19bは、電気回路20にリード線21aによ
り接続されている。
【0031】電池ケース18に乾電池19を装着し、運
転スイッチ14aを「入」にすると、乾電池19の電力
により電気回路20および送風機3aが動作し、室内の
空気7が混合筒5に送風され、その一部の空気7aによ
り、気化室4e内の香り4kを放出する。この場合、電
池は、充電式電池を本体20内に内蔵させ使用してもよ
い。
【0032】図9は、本発明の芳香装置の第5の実施例
を示すもので、図9に於いて、本体2の外面の一部また
は全部に太陽電池24が設けてあり、電気回路20にリ
ード線21bにより接続されている。運転スイッチ14
cを「入」にすると、太陽電池24の電力により電気回
路20および送風機3bが動作し、空気7が送風され、
気化室4eの内の香り4kを室内に放出する。この場
合、本体2内に、夜間運転用にバックアップ用の電池を
内蔵してもよい。
【0033】尚、図2に示すように、通風管に流量制御
装置を設け、通風管の面積を可変することで、通風管を
通る香りの量を制御することができ、使用場所の大きさ
に合わせて香りの放出能力を変えることができる。ま
た、本体内の制御回路に、送風機の回転を任意の回転数
に設定できるように調節ボリュームを設け、その調節ボ
リュームを操作して送風機の風量を可変することで、通
風管を通して気化室に、その風量に応じた量の空気が通
過し、その空気量に応じた量の香りが室内に放出され、
エアダンパーが不要で構造が簡単になり安価にできる。
【0034】そして、図6に示すように混合筒内の2本
の通風管接続部の間に、混合筒の断面積より小さい開口
を形成した通気制限体を設け、通風時に2本の通風管に
一定の圧力差を持たせ、それに伴い気化室を一定量の空
気が通過し、その空気量に応じた一定の香りを取り出せ
るようにすることにより、エアダンパーが不要で、構造
が簡単になり、安価になる。
【0035】そしてまた、本体内に設けられている制御
回路によって、送風機を一定の間隔(時間)で間欠運転
させることで、芳香量を変化させることができる。同じ
香りの量を一定時間嗅ぎ続けると、嗅覚が麻痺して香り
を感じなくなるが、前記のように、間欠運転して、香り
の放出量を強弱または有る無しをつけることで程よい芳
香を作ることができ、また、電力、芳香剤等の無駄を防
ぎ経済的である。
【0036】更に、本体内に設けられている制御回路
に、間欠運転の動作時間と停止時間の両方または一方を
任意に設定できるように調節ボリュームを設け、希望の
時間に設定することで芳香量を変化させることができ
る。
【0037】また、図7に示すように、混合筒出口側通
風管接続部から混合筒出口までの混合筒径を、混合筒の
他部の径より太く形成することによって、通風時、混合
筒の細い箇所と太い箇所との圧力差が生じ、細い箇所と
太い箇所とにそれぞれ設けられている通風管を通して気
化室に一定量の空気が通過し、その空気量に応じた一定
の香りを取り出せるようにし、エアダンパーが不要で、
構造が簡単になり、安価になる。
【0038】そして、図8に示すように電気回路および
送風機等を電池の電力で動作可能な仕様にし、本体に電
池ケースを設け、前記の電気回路等に接続し、電流にて
動作させることにより、室内外を問わず、電源を気にせ
ず設置が可能となる。
【0039】そしてまた、本体の一部に人体センサーを
設け、制御回路によって送風機を制御可能に接続し、人
体センサーが人を検知したときのみ、一定時間運転する
ことで、電力、芳香剤等の無駄を防ぎ経済的である。特
に、総電力が限定されている乾電池式等に有効である。
【0040】更に、図9に示すように、電気回路および
送風機等を太陽電池の電力で動作可能な仕様にし、本体
の外面の一部または全部に太陽電池を設け、前記の電気
回路等に接続し、太陽電池にて動作させることにより、
屋内外を問わず、電源を気にせず設置が可能となる。ま
た、バックアップ用の電池を内蔵すれば、夜間使用もで
きる。
【0041】
【発明の効果】本発明の芳香装置は上記のような構成で
あるから、請求項1記載の発明は、送風機を動作させる
ことにより、本体下部から送風機に吸入された室内空気
は、混合筒内に送風され、その一部の空気は通風管から
気化室に流入し、気化室内の香りは、他方の通風管より
混合筒内に流出し、混合筒内に入った香りは、送風機か
らの空気と混合され、強制的に室内に芳香を放出するこ
とができる。
【0042】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明の効果に加えて、芳香装置の動作の停止中、気
化室から通風管、混合筒を通って室内に放散されようと
する微量の香りを簡単な構成で確実に遮断することがで
きる。
【0043】そして、請求項3記載の発明は、請求項1
若しくは請求項2記載の発明の効果に加えて、可動式の
エアダンパーの開閉によって断面積を変化させることに
よって、通風時に2本の通風管の圧力差を変化させ、そ
れに伴い気化室を通過する空気量が変化することで香り
の強さを変化させることができる。
【0044】そしてまた、請求項4記載の発明は、請求
項1若しくは請求項2または請求項3記載の発明の効果
に加えて、芳香剤の補充や他の芳香剤への交換を容易に
行うことができる。
【0045】更に、請求項5記載の発明は、請求項1若
しく請求項2または請求項3記載の発明の効果に加え
て、送風時、通風管の通風量を混合筒の通風量より少な
くなり、香りの排出量が極力押えられるため、混合筒に
設けたエアダンパー等他の機構を利用し、風圧をコント
ロールすることで、芳香量の制御性をよくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の芳香装置の第1の実施例を示す要部概
略斜視図である。
【図2】図1のエアダンパー閉時の要部断面図である。
【図3】図1のエアダンパー全開時の要部断面図であ
る。
【図4】図3の芳香容器の芳香剤がジェルタイプまたは
固形タイプの実施例を示す要部断面図である。
【図5】図3の芳香容器の芳香剤が液タイプの実施例を
示す要部断面図である。
【図6】本発明の芳香装置の第2の実施例を示す要部断
面図である。
【図7】本発明の芳香装置の第3の実施例を示す要部断
面図である。
【図8】本発明の芳香装置の第4の実施例を示す要部断
面図である。
【図9】本発明の芳香装置の第5の実施例を示す要部断
面図である。
【図10】本発明の芳香装置の電源として交流電源を使
用した場合の概略電気結線図である。
【図11】本発明の芳香装置の電源として乾電池を使用
した場合の概略電気結線図である。
【図12】本発明の芳香装置の電源として太陽電池を使
用した場合の概略電気結線図である。
【図13】従来の液タイプの芳香器の一実施例を示す要
部断面図である。
【図14】図13の要部平面図である。
【図15】従来の固形タイプの芳香器の一実施例を示す
要部半断面図である。
【符号の説明】
1 香り放出口 2 本体 3 送風機 4 気化筒 3d 吸込口 3e 送風出口 4a 芳香剤 4b 芳香容器 4e 気化室 4g 接続部 4h 雄ねじ 4i 雌ねじ 5 混合筒 6 通風管 6c,6d 通風管接続部 8 通風閉止弁 10 エアダンパー d1 通風管の内径 d2 混合筒の内径

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香剤を収めた芳香容器と気化室とで形
    成された気化筒及び送風機を本体内に備え、該送風機の
    送風出口に該送風機からの空気を室内に通気可能な貫通
    管状の混合筒を接続し、該混合筒と上記気化筒の空気と
    が流通可能に該混合筒と上記気化筒とを2本の通風管で
    接続してなることを特徴とする芳香装置。
  2. 【請求項2】 上記混合筒部、通風管部、気化筒部、本
    体出口部の何れかに、気化室の空気が室内に流出するの
    を防止するための風圧で動作する通風閉止弁を設けてな
    ることを特徴とする請求項1記載の芳香装置。
  3. 【請求項3】 上記2本の通風管接続部の間の混合筒内
    に、該混合筒内の風圧を可変可能とするエアダンパーを
    設けてなることを特徴とする請求項1若しくは請求項2
    記載の芳香装置。
  4. 【請求項4】 上記気化筒の気化室と芳香容器とを接続
    可能に分割し、該気化室と芳香容器の接続部にそれぞれ
    雌ねじおよび雄ねじを形成し、芳香容器を着脱可能にし
    たことを特徴とする請求項1若しくは請求項2または請
    求項3記載の芳香装置。
  5. 【請求項5】 上記通風管の内径を混合筒の内径より細
    かく形成したことを特徴とする請求項1若しくは請求項
    2または請求項3記載の芳香装置。
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