JP2015205046A - 香拡散装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】香発生源の内部に何等手を加えることなく、一方の香発生源から他方の香発生源に香り成分を切り換えて拡散させることが可能な香拡散装置を提供する。【解決手段】複数の香発生源15A,15Bを密閉収納する収納室11と、複数の香発生源15C,15Dを密閉収納する別な収納室12とを、本体1に備える。また、空気の流れFの上流側に吸気口21を有すると共に、空気の流れFの下流側に排気口22を有し、その途中で収納室11,12の開口18,19が各々臨んで設けられる導風路23と、収納室11の開口18を閉じるのに対し、他方の収納室12の開口19を開け、収納室11の開口18を開けるのに対し、他方の収納室12の開口19を閉じて、排気口22からの香りの拡散を切り換える切換え機構31を、グリル2に備える。【選択図】図1
Description
本発明は、香発生源からの発生した香料を空間に拡散させるアロマディフューザーなどの香拡散装置に関する。
香りの人間に及ぼす効果は、いわゆる「アロマテラピー」などとして経験的に知られている。これは、花や木など植物に由来するエッセンシャルオイル(精油・アロマオイル)を用いて、心身の健康や美容を増進する技術であり、例えばフランキンセンス,オレンジ・スイート,レモン,ローズマリー,ラベンダーなどの香りを発する各種エッセンシャルオイルが知られている。
こうした香りを空気中に供給する手段として、例えば特許文献1には、異なる種類の液体香料を充填した複数の香発生源の作動を制御装置が全て制御して、供給する香りの種類や空間内における香りの強度を、制御装置に予め設定記憶したパターンに基いて変化させることで、空間の大きさや用途,時間帯などに応じて、有用で且つ最適な香り環境を自動的に構築できる香拡散装置が開示されている。
上記特許文献1の香拡散装置では、一方の香発生源から他方の香発生源に香りの発生を切り換えるのに、制御装置がそれぞれの香発生源を直接制御する構成となっており、香発生源の内部に何らかの手を加えない限り、香発生源からの香りの揮発量を調整することができない。そのため、例えば液体香料を容器に充填した市販のアロマボトルを、香発生源としてそのまま利用できない不都合を生じる。
そこで本発明は上記問題点に鑑み、香発生源の内部に何等手を加えることなく、一方の香発生源から他方の香発生源に香り成分を切り換えて拡散させることが可能な香拡散装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、一乃至複数の香発生源を密閉収納する複数の収納室と、上流側に吸気口を有すると共に下流側に排気口を有し、その途中で前記収納室の開口が各々臨んで設けられる導風路と、一方の前記収納室の開口を閉じるのに対し、他方の前記収納室の開口を開けて、前記排気口からの香りの拡散を切り換える切換え機構と、を備えている。
請求項2の発明は、前記切換え機構が、電気信号を受けて伸縮する人工筋肉と、前記人工筋肉の伸縮に連動して、前記収納室の開口をそれぞれ開閉する蓋と、により構成される。
請求項3の発明は、前記切換え機構が、電気信号を受けて回転する電動機と、前記電動機の回転に伴い、前記一方の収納室の開口と前記他方の収納室の開口との間を移動するシャッターと、により構成される。
請求項4の発明は、設定した昼の時間帯と夜の時間帯の切り換りの時刻で、前記一方の収納室の開口と前記他方の収納室の開口の開閉を自動的に切り換えるように、前記切換え機構を制御するタイマー部を備えている。
請求項5の発明は、前記香拡散装置への電源供給手段として、USB電源コードを備えている。
請求項1の発明によれば、切換え機構により一方の収納室の開口を開けた時には、一方の収納室に収納した香発生源からの香り成分が導風路に導かれ、その香り成分による香りが排気口から外部に拡散される。その後、切換え機構により一方の収納室の開口を閉じ、代わりに他方の収納室の開口を開けると、密閉した一方の収納室に香り成分が閉じ込められ、一方の収納室から導風路への香りの流出が遮断されるのに対し、他方の収納室に収納した別の香発生源からの香り成分が導風路に導かれ、その香り成分による香りだけが排気口から外部に拡散される。これにより、香発生源の内部に何等手を加えることなく、一方の香発生源から他方の香発生源に香り成分を切り換えて拡散させることが可能な香拡散装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、切換え機構としてソレノイドなどよりも少ない電力で、人工筋肉を効果的に利用して、収納室の開口を蓋の開閉動作で自動的に開放または閉塞することができる。
請求項3の発明によれば、切換え機構としてソレノイドなどよりも少ない電力で、電動機を効果的に利用して、収納室の開口をシャッターの開閉動作で自動的に開放または閉塞することができる。また、シャッターの位置を切り換える時にだけ、電動機への電力供給を行なえばよいので、切換え機構の消費電力を著しく低減できる。
請求項4の発明によれば、使用者がいちいち切換え機構を操作しなくても、タイマー部が自動的に昼の時間帯と夜の時間帯の境界で、一方の収納室の開口と他方の収納室の開口の開閉を自動的に切り換えることができる。そのため、各香発生源に投入する香り成分を適切に選定し、昼の時間帯と夜の時間帯で排気口から外部に拡散される別々な香りを嗅ぐことで、特に認知症を予防して、若返りと長生きが期待される香拡散装置を使用者に提供することができる。
請求項5の発明によれば、USB機器に備えたUSBソケットに、USB電源コードのプラグを差し込むだけで、香拡散装置への給電を行なうことが可能になる。
も可能になる。
以下、本発明の香拡散装置であるアロマディフューザーの好ましい実施例について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図5は、本発明の第1実施例におけるアロマディフューザーを示している。これらの各図において、1は上面を開口した有底状の本体、2は本体1の上部に設けた箱状のグリルである。開閉ユニットとしてのグリル2は、ヒンジ3により本体1の後側に取付けられ、このヒンジ3を中心として本体1の上面を開閉する構成となっている。
本体1のほぼ中央には、本体1内部を左右の収納室11,12に区画する仕切り壁13が設けられる。ここでは、収納室11に2個の香発生源15A,15Bを収納し、収納室12に別な2個の香発生源15C,15Dを収納する構成を示しているが、各収納室11,12に収納する香発生源15A,15B,…の数は任意である。収納室11,12は何れも、その上面にそれぞれ形成した開口18,19以外に、孔や隙間などが形成されておらず、グリル2により開口18を塞いだ状態では、収納室11に香発生源15A,15Bが密封収納され、またグリル2により開口18を塞いだ状態では、収納室12に香発生源15C,15Dが密封収納される。なお、香発生源15A〜15Dの構成は、後程詳しく説明する。
グリル2は、その内部で風(空気)の流れFを可能とするために、前面に吸気口21を有すると共に、後面に排気口22を有する導風路23を設けており、上流側の吸気口21から下流側の排気口22に向けて、一方向の風の流れFが形成される。また、導風路23の下面には、収納室11の開口18に臨む開閉栓24と、収納室12の開口19に臨む開閉栓25がそれぞれ形成される。これにより、開閉栓24が開いた状態では、収納室11の開口18と導風路23との間が連通して、収納室11に載置した香発生源15A,15Bからの香り成分が、導風路23において風の流れFに乗って排気口22から装置外部に拡散され、開閉栓25が開いた状態では、収納室12の開口19と導風路23との間が連通して、収納室12に載置した香発生源15C,15Dからの香り成分が、導風路23において風の流れFに乗って排気口22から装置外部に拡散される構成となっている。
31は、複数の収納室11,12の開口18,19の開閉を切り換えるために、前記グリル2に装着された切換え機構である。本実施例の切換え機構31は、導風路23の下面に形成した開閉栓24,25に各々臨む開閉自在な蓋32,33と、電気信号を受けて伸縮することで、各蓋32,33にそれぞれ開閉力を付与する人工筋肉34,35と、により構成される。
蓋32は、開閉栓24を塞ぐ大きさの平板部32Aと、平板部32Aの左側端から前後に突出する軸部32Bとにより構成され、軸部32Bがグリル2の内壁左側に形成した孔37に軸支されることで、軸部32Bを中心として平板部32Aが回動する。また、人工筋肉34の一端と他端は、平板部32Aとグリル2にそれぞれ連結しており、人工筋肉34の伸縮に連動して、回動可能な蓋32が開閉栓24ひいては収納室11の開口18を開閉する。ここでは、本体1の後部に設けた電源部39からの電流供給を受けている間に人工筋肉34が収縮して、収納室11の開口18を開放し、電源部39からの電源供給が断たれると人工筋肉34が伸張して、収納室11の開口18を閉塞する構成となっている。
同様に、蓋33は、開閉栓25を塞ぐ大きさの平板部33Aと、平板部33Aの右側端から前後に突出する軸部33Bとにより構成され、軸部32Bがグリル2の内壁右側に形成した孔38に軸支され、軸部33Bがグリル2の内壁右側に形成した孔38に軸支されることで、軸部33Bを中心として平板部33Aが回動する。また、人工筋肉35の一端と他端は、平板部33Aとグリル2にそれぞれ連結しており、人工筋肉35の伸縮に連動して、回動可能な蓋33が開閉栓25ひいては収納室12の開口19を開閉する。ここでは、電源部39からの電流供給を受けている間に人工筋肉35が収縮して、収納室12の開口19を開放し、電源部39からの電流供給が断たれると人工筋肉35が伸張して、収納室12の開口19を閉塞する構成となっている。
その他、電源部39には、予め設定した昼の時間帯(例えば午前6時〜午後6時)と夜の時間帯(例えば午後6時〜午前6時)との切り換わりの時刻で、収納室11,12の開口18,19の開閉が自動的に切り換わるように、切換え機構31の人工筋肉34,35をそれぞれ制御するタイマー部40が組み込まれる。タイマー部40は、電源部39に内蔵する電池などの電源により、現在時刻を常にカウントする計時手段(図示せず)を具備し、この現在時刻が設定した時間帯のどちらかであるのかを判断して、人工筋肉34,35を制御する。これにより、使用者が切換え機構31をいちいち操作しなくても、タイマー部40が決められた時刻に、収納室11,12の開口18、19を自動的に切り換えることができる。また特にここでは、昼の時間帯に一方の蓋32が開き、他方の扉33が閉じて、香発生源15A,15Bからの香り成分だけが、開放した収納室11の開口18から導風路23に供給される一方で、夜の時間帯になると、一方の蓋32が閉じ、他方の扉33が開いて、香発生源15C,15Dからの香り成分だけが、開放した収納室12の開口19から導風路23に供給されるように、人工筋肉34,35の伸縮をタイマー部40で制御する構成となっている。
次に、図6を参照しながら、香発生源15A〜15Dの構成を詳しく説明する。同図において、各香発生源15A〜15Dは、液体香料Pを充填する上面を開口した有底状のボトル41と、棒状の吸上げ体42の先端に気化パッド43を装着したキャップ44と、により構成される。本実施例で使用するボトル41は特別なものではなく、単なる容器として、市販のアロマボトルをそのまま手を加えずに収納室11,12へ装着する構成となっている。また、ボトル41と吸上げ体42は各香発生源15A〜15Dで共通しているが、ボトル41の上部開口を塞ぐ気化パッド43は、異なる形状のものが用意され、ここでは形状の大きな大パッド43Aと、形状の小さな小パッド43Bの何れかが、吸上げ体42の先端に配設される。
そして、キャップ44をボトル41に装着すると、ボトル41の内部において、吸上げ体42の基端が液体香料Pに浸される。これにより、吸上げ体42の毛細管力により液体香料Pが気化パッド43に吸い上げられ、気化パッド43から液体香料Pが気化(揮発)される状態となる。
各香発生源15A〜15Dについて、好ましくは図1に示すように、香発生源15Aは大パッド43Aを使用して、ボトル41にローズマリー系の香りを有する液体香料Pを充填し、香発生源15Bは小パッド43Bを使用して、ボトル41にレモン系の香りを有する液体香料Pを充填し、香発生源15Cは大パッド43Aを使用して、ボトル41にラベンダー系の香りを有する液体香料Pを充填し、香発生源15Dは小パッド43Bを使用して、ボトル41にオレンジ系の香りを有する液体香料Pを充填する。また、収納室11,12の開口18,19が導風路23と連通した状態で、大パッド43Aからの液体香料Pの揮発量が、小パッド43Bからの液体香料Pの揮発量の2倍となるように、収納室11への各香発生源15A,15Bの収納場所を考慮すると共に、収納室12への各香発生源15C,15Dの収納場所を考慮する。
また別な例として、図4に示すように、香発生源15A,15Bと、香料発生源15Cと、香料発生源15Dでそれぞれ異なる形状の気化パッド43を用いてもよい。
次に、上記構成のアロマディフューザーについて、その作用を説明する。使用に際しては、一つの例として、ローズマリー系の香りを有する液体香料Pをボトル41に充填し、吸上げ体42に大パッド43Aを装着したキャップ44で、そのボトル41の開口を塞いだ香発生源15Aと、レモン系の香りを有する液体香料Pをボトル41に充填し、吸上げ体42に小パッド43Bを装着したキャップ44で、そのボトル41の開口を塞いだ香発生源15Bを、収納室11にそれぞれ収納する。また、ラベンダー系の香りを有する液体香料Pをボトル41に充填し、吸上げ体42に大パッド43Aを装着したキャップ44で、そのボトル41の開口を塞いだ香発生源15Cと、オレンジ系の香りを有する液体香料Pをボトル41に充填し、吸上げ体42に小パッド43Bを装着したキャップ44で、そのボトル41の開口を塞いだ香発生源15Dを、収納室12にそれぞれ収納する。それぞれのボトル41内の液体香料Pは、吸上げ体42の毛細管力によって気化パッド43に吸い上げられ、気化パッド43から気化(揮発)可能な状態にされる。
こうして、本体1内部に香発生源15A〜15Dをセットした後、グリル2を閉じて、電源部39からアロマディフューザーの各部に所定の電力を投入すると、タイマー部40は内蔵する計時手段による現在時刻のカウントが、予め設定された昼の時間帯と夜の時間帯の何れであるかを判断する。
ここで現在時刻のカウントが昼の時間帯であれば、タイマー部40は蓋32が収納室11の開口18を開き、別な蓋33が収納室12の開口19を閉じるように、一方の人工筋肉34には電流を供給する一方、他方の人工筋肉35には電流供給を停止する制御を行なう。これにより、香発生源15A,15Bからの香り成分だけが、開放した収納室11の開口18から導風路23に供給され、ローズマリーとレモンの香りが、導風路23内に形成された風の流れFに乗って、排気口22から装置外部に拡散放出される。その一方で、香発生源15C,15Dからの香り成分は収納室12内に閉じ込められる。
一方、現在時刻のカウントが昼の時間帯であれば、タイマー部40は蓋32が収納室11の開口18を閉じ、別な蓋33が収納室12の開口19を開くように、一方の人工筋肉34には電流供給を停止する一方、他方の人工筋肉35には電流を供給する制御を行なう。これにより、香発生源15C,15Dからの香り成分だけが、開放した収納室12の開口19から導風路23に供給され、ラベンダーとオレンジの香りが、導風路23内に形成された風の流れFに乗って、排気口22から装置外部に拡散放出される。その一方で、香発生源15A,15Bからの香り成分は収納室11内に閉じ込められる。
タイマー部40は、現在時刻のカウントが昼の時間帯から夜の時間帯に移行すると、蓋32,33の開閉を自動的に切り換えて、それまで開けていた収納室11の開口18を閉じ、それまで閉じていた収納室12の開口19を開けるように、人工筋肉34,35への電流供給をそれぞれ制御する。これにより、収納室11は密閉状態となって、その収納室11に香発生源15A,15Bからの香り成分が閉じ込められ、収納室11から導風路23への香りの流出が直ぐに遮断されるのに対し、別な収納室12に収納した香発生源15C,15Dからの香り成分が導風路23に導かれ、その香り成分による香りだけが排気口22から装置外部に拡散されるようになり、一方の香発生源15A,15Bから他方の香発生源15C,15Dに香り成分を完全に切り換えて拡散させることが可能になる。これは、現在時刻のカウントが夜の時間帯から昼の時間帯に移行する場合も同じことが言える。
ところで近年は、認知症の患者数が増加傾向にあり、その認知症を予防・改善する対策として、昼間と夜間に適切な配合比率で二つの香りを嗅ぐ方法が紹介されている。これは、嗅神経(臭いを感じ取る神経)が他の神経に比べて再生能力が高く、その嗅神経を何らかの香りで刺激することで、その機能を再生させ、さらにそこにつながった記憶を司る海馬を活性化することで、脳を若返らせて認知症を予防・改善できる、との考えに基づいている。
具体的には、昼用アロマとして、午前中2時間以上はローズマリー2滴に対してレモン1滴の配合比率で臭いを嗅ぐことで、神経細胞を活性化し、夜用アロマとして、就寝1時間前から2時間以上はラベンダー2滴に対してオレンジ1滴の配合比率で臭いを嗅ぐことで、神経細胞を鎮静化できる。この場合、昼用アロマと夜用アロマのどちらかだけを使ってもよいが、併用した方が神経細胞の活性化と沈静化ができて効果的になるとされる。
したがって、本実施例のアロマディフューザーのように、昼の時間帯にローズマリーとレモンの香りを、2:1の割合で排気口22から自動的に拡散放出し、夜の時間帯にラベンダーとオレンジの香りを、2:1の割合で排気口22から自動的に拡散放出できるようにすれば、特に認知症を予防して、若返りと長生きが期待されるアロマディフューザーを使用者に提供できることになる。
このように、本実施例のアロマディフューザーは、複数の香発生源15A,15Bを密閉収納する収納室11と、複数の香発生源15C,15Dを密閉収納する別な収納室12と、空気の流れFの上流側に吸気口21を有すると共に、空気の流れFの下流側に排気口22を有し、その途中で収納室11,12の開口18,19が各々臨んで設けられる導風路23と、収納室11の開口18を閉じるのに対し、他方の収納室12の開口19を開け、また収納室11の開口18を開けるのに対し、他方の収納室12の開口19を閉じて、排気口22からの香りの拡散を切り換える切換え機構31と、を備えている。
この場合、切換え機構31により一方の例えば収納室11の開口18を開けた時には、一方の収納室11に収納した香発生源15A,15Bからの香り成分が導風路23に導かれ、その香り成分による香りが排気口22から外部に拡散される。その後、切換え機構31により一方の収納室11の開口18を閉じ、代わりに他方の収納室12の開口19を開けると、密閉した一方の収納室11に香発生源15A,15Bからの香り成分が閉じ込められ、一方の収納室11から導風路23への香りの流出が遮断されるのに対し、他方の収納室12に収納した別の香発生源15C,15Dからの香り成分が導風路23に導かれ、その香り成分による香りだけが排気口22から外部に拡散される。これにより、香発生源15A〜15Dの内部に何等手を加えることなく、市販のアロマボトル41を用いて、一方の香発生源15A,15Bから他方の香発生源15C,15Dに香り成分を切り換えて拡散させることが可能なアロマディフューザーを提供できる。
また、本実施例の切換え機構31は、電気信号を受けて伸縮する人工筋肉34,25と、人工筋肉34,35の伸縮に連動して、各収納室11,12の開口18,19をそれぞれ開閉する蓋32,33と、により構成される。
この場合、切換え機構31としてソレノイドなどよりも少ない電力で、人工筋肉を効果的に利用して、各収納室11,12の開口18,19を蓋32,33の開閉動作で自動的に開放または閉塞することができる。
また本実施例では、予め設定した昼の時間帯と夜の時間帯の切り換りの時刻で、収納室11の開口18と収納室12の開口19の開閉を自動的に切り換えるように、切換え機構31を制御するタイマー部40を備えている。
この場合、使用者がいちいち切換え機構31を操作しなくても、タイマー部40が自動的に昼の時間帯と夜の時間帯の境界で、一方の例えば収納室11の開口18と他方の収納室12の開口19の開閉を自動的に切り換えることができる。そのため、各香発生源15A〜15Dに投入する香り成分を適切に選定し、昼の時間帯と夜の時間帯で排気口22から外部に拡散される別々な香りを嗅ぐことで、特に認知症を予防して、若返りと長生きが期待される香拡散装置としてのアロマディフューザーを、使用者に提供することができる。
図7〜図18は、本発明の第2実施例におけるアロマディフューザーを示している。なお、第1実施例と共通する部分には共通の符号を付し、同一箇所の説明は重複を避けるため極力省略する。
先ず、アロマディフューザーの構造について、図7〜図15を参照しながら第1実施例との違いを説明する。本実施例の切換え機構31は、前述した一対の蓋32,33と人工筋肉34,35に代わり、回転軸にピニオン51を取付けたマイクロモータ52と、ピニオン51に噛合するラック53を上面に取付けた左右方向に可動なシャッター54と、収納室11,12の開口18,19にそれぞれ臨む窓孔55,56を有し、グリル2の下面に取付けられる蓋部材57と、により構成される。また本体1の内部は、第1実施例と同じ収納室11,12の他に、電源部39やタイマー部40を収納するための別な収納室58と、導風路23の一部をなす第1通路59が、3枚の仕切り壁13,60,61によりそれぞれ区画形成される。なお、図8や図9は便宜上、電源部39やタイマー部40の収納部分を省略して示している。
本実施例の導風路23は、本体1の後面に吸気口21を有すると共に、グリル2の前面に排気口22を有しており、本体1の内部に形成した第1通路59と、グリルの内部に形成した第2通路63とを繋げて構成される。また、第1通路59には、吸気口21から吸い込んだ空気を、排気口22に強制的に送り出す送風装置としてのターボファン64が搭載される。マイクロモータ52やターボファン64は、それぞれケーブル65,66により電源部39と電気的に接続される。
第1通路59は、収納室11,12の後方にあって、ここに厚さが8mm程度の扁平状のターボファン64が、吸気孔67を排気口22に対向させ、排気孔68を第1通路59の開口した上面に向けて、縦置きに配置される。また第2通路63は、第1通路59と直交するように収納室11,12の上方にあって、収納室11,12よりも後方に位置する開口した下面が、第1通路59の開口した上面と連通して、略L字状の導風路23を形成している。これにより、本体1の前後方向の寸法をコンパクトに形成しつつ、ターボファン64を駆動することで必要な風量を導風路23の内部に発生させることができる。
前記蓋部材57は、収納室11,12の上方において、第2通路63の下面を形成しており、グリル2の内部に配設したシャッター54の位置が右側にあるときには、蓋部材57の窓孔55ひいては収納室11の開口18が開くのに対して、蓋部材57の窓孔56ひいては収納室11の開口19が閉じ、収納室11の開口18と導風路23との間が連通して、収納室11に載置した香発生源15A,15Bからの香り成分F’(図9参照)が、導風路23においてターボファン64による強制的な風の流れFに乗って吸い出されて、排気口22から装置外部に拡散され、シャッター54の位置が左側にあるときには、収納室11の開口18が閉じるのに対して、収納室11の開口19が開き、収納室12の開口19と導風路23との間が連通して、収納室12に載置した香発生源15C,15Dからの香り成分が、導風路23においてターボファン64による強制的な風の流れFに乗って吸い出されて、排気口22から装置外部に拡散される構成となっている。
電動機としてのマイクロモータ52は、電源部39からの電気信号を受けて、その回転軸が回転するもので、ここではタイマー部40で予め設定した夜の時間帯と昼の時間帯との切り換わりの時刻で、マイクロモータ52の回転軸が正方向または逆方向に回転して、シャッター54の位置が自動的に右または左に切り換わる構成となっている。特に本実施例のように、マイクロモータ52とシャッター54とを組み合わせた切換え機構31では、シャッター54が蓋部材57上を移動する構成となっている。そのため、シャッター54の位置を切り換える瞬間にのみ、マイクロモータ52に電力を供給すればよく、第1実施例と比較して切換え機構31の消費電力を著しく低減させることができる。
また第1実施例では、例えば不使用時に蓋32,33により収納室11,12の開口18,19をどちらも閉じることで、排気口22からの香り成分の不必要な拡散を確実に止めることができるが、本実施例のように、不使用時に収納室11,12の開口18、19のどちらかが開放するような構造であっても、ターボファン64への給電を停止すれば、そのターボファン64が導風路23における風Fの流れを止める遮風部材として作用する。そのため本実施例のように、不使用時などに両方の収納室11,12を密閉状態にしなくても、香り成分の揮発量が極めて少なく、排気口22からの香り成分の不必要な拡散を効果的に止めることができる。さらに、このような切換え機構31の省電力化と香り成分の揮発制御が可能であれば、本実施例で示した以外の構成を適宜採用して構わない。
次に、アロマディフューザーの回路構成について、図16を参照しながら説明する。同図において、71は香拡散動作を制御する制御手段としてのマイコン(マイクロコンピュータ)であり、これはCPU(Central Processing Unit)や、プログラムおよびデータを格納するメモリや、各部と信号のやり取りを行なう入出力手段や、現在時刻をカウントする計時手段などを含んで構成される。マイコン71は、USB電源コード72からの電力供給を受けて、水晶振動子73から発生するクロック信号に同期して動作する。特に本実施例では、アロマディフューザーへの電源供給手段として、先端にプラグ74を備えたUSB(Universal Serial Bus)電源コード72を用いており、このプラグ74を任意のUSB機器のUSBソケット(図示せず)に装着することで、前述した電源部39だけでなく、USB電源コード72からもアロマディフューザー内の各部に例えばDC5Vの電圧を供給できる構成となっている。
マイコン71の入力手段には、操作部となる操作スイッチ75が接続される。この操作スイッチ75は、例えば計時手段による現在時刻の調整(時計合せ)や、昼の時間帯や夜の時間帯の調整(タイマー合せ)などに用いられる。また、マイコン71の出力手段には、現在時刻などを表示する表示部としてのLCD77の他に、マイクロモータ52のドライバ回路78や、ターボファン64に組み込まれる送風モータ79のドライバ回路80が接続される。ターボファン64の駆動源となる送風モータ79の回転軸には、図示しない羽根が取り付けられ、この羽根が送風モータ79の回転軸と共に回転すると、吸気口21から排気口22に向けて強制的な空気の流れFが生成される構成となっている。
ドライバ回路78は、4個の半導体スイッチ素子であるFET78A,78B,78C,78Dをフルブリッジ接続して構成され、マイコン71からFET78Aのゲートに駆動信号が与えられると、FET78A,78Dが何れも閉状態となり、マイクロモータ52の一端から他端に電流が流れて、その回転軸が正方向に回転する一方で、マイコン71からFET78Cのゲートに駆動信号が与えられると、FET78B,78Cが何れも閉状態となり、マイクロモータ52の他端から一端に電流が流れて、その回転軸が逆方向に回転する構成となっている。また、別なドライバ80は、単独の半導体スイッチであるFET80Aからなり、このFET80Aのゲートに駆動信号が与えられると、送風モータ79の回転軸が所定方向に回転する構成となっている。なお、ドライバ回路78,80の構成は、本実施例で示したものに限定されない。
マイコン71は、メモリから読み出したプログラムを実行することで、LCD77の表示を制御する表示制御手段と、マイクロモータ52や送風モータ79の動作を制御する動作制御手段とを備えている。前述のタイマー部40は、動作制御手段の一部を構成している。
その他の構成は第1実施例と共通しているが、図16に示すマイクロモータ52を、第1実施例で説明した人工筋肉34,35に置き換え、ドライバ回路78も各人工筋肉34,35に電流供給を行なう構成に変更してもよい。
次に、上記構成のアロマディフューザーについて、その作用を図17や図18のタイムチャートを参照しながら説明する。
本実施例においても、第1実施例と同様に香発生源15A〜15Dを用意し、これらを本体1内部の所定の場所にセットする。その後にグリル2を閉じて、電源部39若しくはUSB電源コード72からアロマディフューザーの各部に所定の電力を投入すると、タイマー部40を含むマイコン71の動作制御手段は、内蔵する計時手段による現在時刻のカウントが、予め設定された昼の時間帯と夜の時間帯の何れであるかを判断する。
図17は、動作制御手段の制御対象となる送風モータ79と、シャッター54の動作位置に関するタイムチャートである。ここで「昼用」とあるのは、収納室11の開口18の開閉状態を示し、「夜用」とあるのは、収納室12の開口19の開閉状態を示しており、何れも塗り潰してある時間帯が開状態、塗り潰されていない時間帯が閉状態である。
動作制御手段は、現在時刻のカウントが昼の時間帯であると判断すれば、収納室11の開口18を開き、収納室12の開口19を閉じる位置にシャッター54が移動するように、タイマー部40によってマイクロモータ52の動作を制御する。また昼の時間帯で、特に最初の6:00〜8:00の間の2時間は、送風モータ79を回転駆動するように制御を行なう。これにより、導風路23内には吸気口21から排気口22に向けて強制的な空気の流れFが生成され、香発生源15A,15Bからの香り成分だけが、開放した収納室11の開口18から、空気の流れFに乗って吸い出されて導風路23に供給され、ローズマリーとレモンの香りが排気口22から装置外部に拡散放出される。その一方で、香発生源15C,15Dからの香り成分は収納室12内に閉じ込められる。
一方、動作制御手段は、現在時刻のカウントが昼の時間帯であると判断すれば、収納室11の開口18を閉じ、収納室12の開口19を開く位置にシャッター54が移動するように、タイマー部40によってマイクロモータ52の動作を制御する。また夜の時間帯で、特に最初の18:00〜20:00の間の2時間は、送風モータ79を回転駆動するように制御を行なう。これにより、導風路23内には吸気口21から排気口22に向けて強制的な空気の流れFが生成され、香発生源15C,15Dからの香り成分だけが、開放した収納室12の開口19から、空気の流れFに乗って吸い出されて導風路23に供給され、ラベンダーとオレンジの香りが排気口22から装置外部に拡散放出される。その一方で、香発生源15A,15Bからの香り成分は収納室11内に閉じ込められる。
タイマー部40は、現在時刻のカウントが昼の時間帯から夜の時間帯に移行すると、それまで開けていた収納室11の開口18を閉じ、それまで閉じていた収納室12の開口19を開けるような位置にシャッター54が移動するように、マイクロモータ52を回転動作させる。それと共に、マイコン71の動作制御手段は、収納部11,12の開口18,19の開閉が切り換わった直後の最初の2時間に、ターボファン64による強制的な送風を行なうために、送風モータ79を回転動作させる。これにより、収納室11は密閉状態となって、その収納室11に香発生源15A,15Bからの香り成分が閉じ込められ、収納室11から導風路23への香りの流出が直ぐに遮断されるのに対し、別な収納室12に収納した香発生源15C,15Dからの香り成分が導風路23に導かれ、その香り成分による香りだけが排気口22から装置外部に拡散されるようになり、一方の香発生源15A,15Bから他方の香発生源15C,15Dに香り成分を完全に切り換えて拡散させることが可能になる。これは、現在時刻のカウントが夜の時間帯から昼の時間帯に移行する場合も同じことが言える。
また別な例として、図18に示すように、計時手段がカウントする現在時刻に拘らず、ターボファン64が弱風で送風を行なえるように、送風モータ79を通断電制御しても構わない。図17に示す例では、6:00〜8:00の間と、18:00〜20:00の間に、送風モータ79を連続通電させているが、図18に示す例では、どの時間であっても、送風ファン79を例えば1秒通電/30秒断電のパターンで繰り返し通断電させることで、ターボファン64からの風量を弱めて送風を行なうことができる。これは、アロマディフューザーを設置する部屋に滞留する香りが、自然換気により減衰することや、使用者が外出することなどを考慮したもので、本実施例では使用者がどの時間に部屋にいたとしても、アロマディフューザーから平均的に香りが拡散されることで、その香り成分による効果を確実に得ることができる。
本実施例では、香発生源15A〜15Dからの揮発量に関する実験データを行なった。これは、前述した2:1の割合での揮発量を実現するための実験で、具体的にはアロマディフューザーを設置した室温が24℃、湿度が45%で、本体1の前側に大パッド43Aを使用した香発生源15A,15Cを載置し、本体1の後側に小パッド43Bを使用した香発生源15B,15Dを載置した。気化パッド43はフェルト製の円筒形状を有し、大パッド43Aの直径は20mm、小パッド43Bの直径は13mmで、厚さは何れも9mmであった(図6参照)。
以上の条件で、収納室11,12の開口18,19を開けて、1時間の揮発テストを行なったところ、香発生源15A,15Cの液体香料は30.83gから30.65gに減少して、揮発量が0.18gとなり、香発生源15B,15Dの液体香料は28.85gから28.76gに減少して、揮発量が0.09gとなった。このことから、上記のような2種類の気化パッド43を用い、各香発生源15A〜15Dからの香り成分の揮発を気化パッド43からに限定することで、揮発量を自在に制御できることが確認できた。
ここで、風の流れFの上流側(風上)と下流側(風下)で、揮発量がどの程度変化するのかを別に実験した。具体的には、本体1の前側に小パッド43Bを使用した香発生源15A,15Cを載置し、本体1の後側に大パッド43Aを使用した香発生源15B,15Dを載置して、上記と同じ1時間の揮発テストを行なったところ、香発生源15A,15Cの液体香料は29.84gから29.64gに減少して、揮発量が0.20gとなり、香発生源15B,15Dの液体香料は31.05gから30.89gに減少して、揮発量が0.16gとなって、小パッド43Bを使用した香発生源15A,15Cの方が、揮発量は多くなった(香発生源15B,15Dに対して1.2倍)。このように、香発生源15A〜15Dからの揮発量は、気化パッド43の形状だけでなく、導風路23の風上・風下の位置関係にも大きく関係するので、異なる形状の大パッド43Aまたは小パッド43Bを装着した各香発生源15A〜15Dが、収納室11,12の決められた場所以外に収納されることがないように、香発生源15A〜15Dの誤収納検知手段(図示せず)を設けるのが好ましい。
このように、本実施例のアロマディフューザーも、複数の香発生源15A,15Bを密閉収納する収納室11と、複数の香発生源15C,15Dを密閉収納する別な収納室12と、空気の流れFの上流側に吸気口21を有すると共に、空気の流れFの下流側に排気口22を有し、その途中で収納室11,12の開口18,19が各々臨んで設けられる導風路23と、収納室11の開口18を閉じるのに対し、他方の収納室12の開口19を開け、また収納室11の開口18を開けるのに対し、他方の収納室12の開口19を閉じて、排気口22からの香りの拡散を切り換える切換え機構31と、を備えており、第1実施例と同様の作用効果を発揮する。
また、本実施例の切換え機構31は、電気信号を受けて回転する電動機としてのマイクロモータ52と、そのマイクロモータ52の回転に伴い、各収納室11,12の上面で、一方の収納室11の開口18と他方の収納室12の開口19との間を水平に移動するシャッター54と、により構成される。
この場合、切換え機構としてソレノイドなどよりも少ない電力で、マイクロモータ52を効果的に利用して、収納室11,12の開口18,19をシャッター54の開閉動作で自動的に開放または閉塞することができる。また、シャッター54の位置を切り換える時にだけ、マイクロモータ52への電力供給を行なえばよいので、切換え機構31の消費電力を著しく低減できる。
また本実施例でも、予め設定した昼の時間帯と夜の時間帯の切り換りの時刻で、収納室11の開口18と収納室12の開口19の開閉を自動的に切り換えるように、切換え機構31を制御するタイマー部40を備えているので、使用者がいちいち切換え機構31を操作しなくても、タイマー部40が自動的に昼の時間帯と夜の時間帯の境界で、一方の例えば収納室11の開口18と他方の収納室12の開口19の開閉を自動的に切り換えることができる。そのため、各香発生源15A〜15Dに投入する香り成分を適切に選定し、昼の時間帯と夜の時間帯で排気口22から外部に拡散される別々な香りを嗅ぐことで、特に認知症を予防して、若返りと長生きが期待されるアロマディフューザーを、使用者に提供することができる。
さらに本実施例では、アロマディフューザー外部からアロマディフューザーへの給電用の電源供給手段として、特にUSB電源コード72を備えている。そのため、図示しないUSB機器に備えたUSBソケットに、USB電源コード72のプラグ74を差し込むだけで、アロマディフューザーへの給電を行なうことが可能になる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。本実施例では、収納室11に2個の香発生源15A,15Bを収納し、収納室12に2個の香発生源15C,15Dを収納しているが、収納室の数は3以上あってもよく、また個々の収納室に一乃至複数の香発生源を収納してよい。さらに、第1実施例の導風路23に第2実施例のターボファン64を組み込んだり、第2実施例の電源部39やタイマー部40を第1実施例のように本体1の後部に設けたりしてもよく、各実施例で示した特徴を適宜組み合わせた構成としても構わない。
11,12 収納室
15A,15B,15C,15D 香発生源
18,19 開口
21 吸気口
22 排気口
23 導風路
31 切換え機構
32,33 蓋
34,35 人工筋肉
40 タイマー部
52 マイクロモータ(電動機)
54 シャッター
72 USB電源コード
15A,15B,15C,15D 香発生源
18,19 開口
21 吸気口
22 排気口
23 導風路
31 切換え機構
32,33 蓋
34,35 人工筋肉
40 タイマー部
52 マイクロモータ(電動機)
54 シャッター
72 USB電源コード
Claims (5)
- 一乃至複数の香発生源を密閉収納する複数の収納室と、
上流側に吸気口を有すると共に下流側に排気口を有し、その途中で前記収納室の開口が各々臨んで設けられる導風路と、
一方の前記収納室の開口を閉じるのに対し、他方の前記収納室の開口を開けて、前記排気口からの香りの拡散を切り換える切換え機構と、を備えたことを特徴とする香拡散装置。 - 前記切換え機構は、電気信号を受けて伸縮する人工筋肉と、前記人工筋肉の伸縮に連動して、前記収納室の開口をそれぞれ開閉する蓋と、により構成されることを特徴とする請求項1記載の香拡散装置。
- 前記切換え機構は、電気信号を受けて回転する電動機と、前記電動機の回転に伴い、前記一方の収納室の開口と前記他方の収納室の開口との間を移動するシャッターと、により構成されることを特徴とする請求項1記載の香拡散装置。
- 設定した昼の時間帯と夜の時間帯の切り換りの時刻で、前記一方の収納室の開口と前記他方の収納室の開口の開閉を自動的に切り換えるように、前記切換え機構を制御するタイマー部を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の香拡散装置。
- 前記香拡散装置への電源供給手段として、USB電源コードを備えたことを特徴とする請求項1〜4の何れか一つに記載の香拡散装置。
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