JP2014037964A - 空気清浄機およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1つの送風機で脱臭運転と加湿運転とを同時に制御する場合に、常に両方の機能を満足させることができる空気清浄機およびその制御方法を提供すること。
【解決手段】空気通路17内には、吸込口11から吸引した空気を吹出口12から吐出させる送風機20と、吸込口11から導入した空気を脱臭する触媒フィルタ41を有する脱臭ユニット40と、脱臭された空気に湿度を与える加湿ユニット30と、臭いセンサと、湿度センサと、制御部とを備えている。制御部は、臭いセンサで検知した臭いのレベルに基づいて脱臭運転時における送風機20の第1の必要風量を選択し、予め設定された目標湿度と湿度センサで検知した検知湿度との湿度差に基づいて、加湿運転時における送風機の第2の必要風量を選択し、脱臭運転と加湿運転とを同時に行う場合は、第1の必要風量と第2の必要風量のうち大きい方を送風機の必要風量として、送風機を運転制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、脱臭運転と加湿運転の両方の運転を同時に行うことのできる空気清浄機およびその制御方法に関する。
従来、脱臭機能と加湿機能の両方を1つの装置で実現する空気清浄機が知られている。この種の空気清浄機は、筐体内に設けられた空気通路内に送風機と共に、脱臭フィルタと気化フィルタが配置され、送風機によって筐体内に導入された空気を脱臭フィルタで脱臭し、気化フィルタで加湿した空気を再び閉塞空間内に戻すことにより、空気の清浄化を行っている。
例えば、特許文献1にかかる空気清浄機では、制御部がホコリセンサ、ニオイセンサ、および湿度センサの値に基づいて、送風機の除湿ユニット又は加湿ユニットへの送風量を制御している。
特開2010−112705号公報
このような特許文献1にあっては、送風機の除湿ユニット又は加湿ユニットへの送風量の制御をホコリセンサ、ニオイセンサ、及び湿度センサの値に基づいて行っている。しかし、加湿運転では、適正な目標湿度を設定できなければ、適正な加湿運転は行えない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、1つの送風機を用いて脱臭運転と加湿運転とを同時に制御する場合に、常に両方の機能が満足できるように制御することが可能な空気清浄機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気清浄機は、脱臭機能と加湿機能とを有し、脱臭運転と加湿運転とを同時に行うことができる空気清浄機であって、空気の吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路を内部に有する筐体と、前記空気通路内に設けられ、前記吸込口から吸引した空気を前記吹出口から吐出させる送風機と、前記空気通路内に配置され、前記吸込口から導入した空気を脱臭する触媒フィルタを有する脱臭ユニットと、前記空気通路内に配置され、脱臭された空気に湿度を与える加湿ユニットと、前記触媒フィルタを加熱して前記脱臭フィルタ内の脱臭触媒を加熱再生するヒータユニットと、前記筐体外の空気中の温度を検知する温度センサと、前記筐体外の空気中の湿度を検知する湿度センサと、時間の経過を計時する計時手段と、前記温度センサで検知した空気中の温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御すると共に、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記脱臭触媒の加熱開始から所定時間経過後に検知した前記温度センサと前記湿度センサとの値に基づく目標湿度値に近づけるように制御する制御部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の空気清浄機において、前記制御部は、前記温度センサで検知した空気中の温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御すると共に、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理直前に前記温度センサで検知した温度値から上昇した温度分の補正を行い、当該補正された温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御することが好ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の空気清浄機の制御方法は、空気清浄機で実行される制御方法であって、前記空気清浄機は、送風機と、脱臭ユニットと、加湿ユニットと、ヒータユニットと、温度センサと、湿度センサと、計時手段と、制御部とを備え、前記温度センサが、空気中の温度を検知する温度検知工程と、前記湿度センサが、空気中の湿度を検知する湿度検知工程と、前記制御部が、空気中の温度値に基づく目標湿度値を求め、空気中の現在の湿度値と前記目標湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づける通常の湿度制御工程と、前記制御部が、前記ヒータユニットによる前記脱臭ユニットの脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理直前に検知した前記温度センサと前記湿度センサとの値に基づく目標湿度値に近づけるように、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御する脱臭触媒の加熱再生処理後の湿度制御工程と、を含むことを特徴とする。
また、本発明の空気清浄機の制御方法において、前記脱臭触媒の加熱再生処理後の湿度制御工程は、前記制御部が、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理直前に前記温度センサで検知した温度値から上昇した温度分を補正し、当該補正された温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御することが好ましい。
本発明によれば、1つの送風機を用いて脱臭運転と加湿運転とを同時に制御する場合に、常に両方の機能が満足できるように制御することが可能な空気清浄機が得られるという効果を奏する。
図1は、本発明にかかる空気清浄機の前方方向の外観斜視図である。 図2は、本発明にかかる空気清浄機の後方方向の外観斜視図である。 図3は、図1のW−W線断面図である。 図4は、図3における脱臭ユニットを拡大した図である。 図5は、図3の加湿ユニットを取り外して上から見た平面図である。 図6は、図5のY−Y線断面図である。 図7は、図6の加湿ユニットに給水タンクをセットした状態を示す図である。 図8は、図7のZ−Z線断面図である。 図9は、本発明にかかる空気清浄機の制御ブロック構成図である。 図10は、加湿運転モードにおける自動湿度設定運転のテーブルデータを示す図である。 図11−1は、図1および図3の運転停止時のX−X線断面図である。 図11−2は、図1および図3の送風機回転時のX−X線断面図である。 図11−3は、図1および図3の送風機停止時のX−X線断面図である。 図11−4は、図1および図3の送風機回転時に水補給検知した時のX−X線断面図である。 図11−5は、図1および図3の風量低下による送風回転時のX−X線断面図である。 図12は、送風機の風量制御を示すフローチャートである。 図13は、図12の脱臭除菌運転時における風量選択のサブルーチンを示すフローチャートである。 図14は、図12の加湿運転と脱臭除菌運転との間で風量選択を行うサブルーチンを示すフローチャートである。 図15は、図14の加湿運転時における風量選択のサブルーチンを示すフローチャートである。 図16は、触媒フィルタをヒータにより加熱再生する場合に所定時間マスクして制御を行うフローチャートである。 図17は、触媒フィルタをヒータにより加熱再生する場合に所定時間検出温度を補正して制御を行うフローチャートである。
以下に、本発明にかかる空気清浄機およびその制御方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明により本発明が限定されるものではない。また、以下の説明による構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。また、この実施例に記載された複数の変形例は、当業者自明の範囲内にて任意に組み合わせが可能である。
まず、空気清浄機の外観の構成について説明する。図1は、本発明にかかる空気清浄機の前方方向の外観斜視図であり、図2は、本発明にかかる空気清浄機の後方方向の外観斜視図である。
空気清浄機100は、気化フィルタを用いて空気を加湿する加湿機能と、触媒フィルタを用いて空気の脱臭処理を行う脱臭機能の両方を備えている。この空気清浄機100は、図1および図2に示すように、合成樹脂パネルで成形された直方体状の筐体10を有し、面積の最も大きい一方の側面を前面パネル13とし(図1参照)、前面パネル13と対向する他方の側面を背面パネル14として(図2参照)、多数の開口部を設けた空気の吸込口11が形成されている。前面パネル13と背面パネル14以外の側面には、空気清浄機100を持ち運ぶための把手を兼ねた凹部が形成されている。また、空気清浄機100の上面部には、ユーザが空気清浄機100を運転操作するための各種ボタンやランプ等が配置された操作パネル16と、その操作パネル16に隣接する位置に手動により開閉可能な矩形状のルーバ15とが配されている。このルーバ15は、図1および図2に示す上方位置まで開くと、吸込口11から導入した空気を装置内で脱臭し加湿した空気に変えて吐出する吹出口12となる。また、図1に示すように、空気清浄機100の上面部と前面パネル13とが接する一辺の角部には、後述する臭いセンサ50、温度センサ52、湿度センサ54をまとめたセンサユニットが配置されている。
次に、空気清浄機の具体的な内部構成について図を用いて説明する。図3は、図1のW−W線断面図であり、図4は、図3における脱臭ユニットを拡大した図であり、図5は、図3の加湿ユニットを取り外して上から見た平面図であり、図6は、図5のY−Y線断面図であり、図7は、図6の加湿ユニットに給水タンクをセットした状態を示す図であり、図8は、図7のZ−Z線断面図である。また、図9は、本発明にかかる空気清浄機の制御ブロック構成図であり、図10は、加湿運転モードにおける自動湿度設定運転のテーブルデータを示す図である。図11−1は、図1および図3の運転停止時のX−X線断面図であり、図11−2は、図1および図3の送風機回転時のX−X線断面図であり、図11−3は、図1および図3の送風機停止時のX−X線断面図であり、図11−4は、図1および図3の送風機回転時に水補給検知した時のX−X線断面図であり、図11−5は、図1および図3の風量低下による送風回転時のX−X線断面図である。
[空気清浄機]
実施例1における空気清浄機100の構成は、図3に示すように、筐体10の内部に吸込口11から吹出口12までを結ぶ空気通路17が形成されている。この空気通路17の途中に設けられた送風機20は、ファンモータ20aとシロッコファンなどのファン20bで構成されており、ファンモータ20aがファン20bを回すことによって、吸込口11から外部空気が装置内へ導入される(白抜き矢印A)。導入された空気は、既存の脱臭器等で使用されているプレフィルタ70と集塵フィルタ71を通過する間に、除塵される。そして、集塵フィルタ71の風下側には、脱臭ユニット40が配置されている。この脱臭ユニット40は、触媒フィルタ41を用いて脱臭処理を行うと共に、ヒータユニット46により触媒フィルタ41を定期的に加熱することで、触媒に付着した臭い成分の分解を促進し、触媒フィルタ41を繰り返し再生できるようになっている。脱臭ユニット40のさらに風下側(送風機20の風上側)には、水を吸水して湿潤した状態で通過する空気に湿度を与える気化フィルタ31を含む加湿ユニット30が配置されている。加湿ユニット30で加湿された空気は、送風機20のファン20bによって空気通路17を白抜き矢印B方向に送られ、白抜き矢印Eのように吹出口12から吐出される。
[脱臭ユニット]
脱臭ユニット40は、図3に示すように、集塵フィルタ71と気化フィルタ31との間に配置される。脱臭ユニット40は、図4に示すように、臭い成分を吸着して分解する触媒フィルタ41と、この触媒フィルタ41を加熱して吸着した臭い成分の分解を促進するヒータユニット46と、これら触媒フィルタ41およびヒータユニット46を挟むように両側に配置された通気性を有する一対の板状断熱材42と、これら触媒フィルタ41とヒータユニット46と板状断熱材42の外周を囲って配置される環状断熱材43と、板状断熱材42および環状断熱材43の通風方向両側を覆って配置される一対の遮熱板44とにより構成されている。この遮熱板44は、多数の透孔によって通気性が確保された金属製のパンチングプレートで形成されている。
したがって、図3に示す集塵フィルタ71を通過した空気が脱臭ユニット40に導入されると、その空気は脱臭ユニット40を図中右側から左側へと通過される。なお、その脱臭ユニット40を拡大した図4は、図3の取付状態に対して左右逆に示されており、脱臭ユニット40に導入された空気は、図4中左側から右側へと通過されることになる。すなわち、空気は、図4中左側の遮熱板44、左側の板状断熱材42、触媒フィルタ41、ヒータユニット46、右側の板状断熱材42、そして右側の遮熱板44の順に通過されることになる。
ヒータユニット46は、図4に示すように、保持プレート46aにシーズヒータ46bを保持させて概ね構成されている。シーズヒータ46bは、一般に知られるように、金属パイプの中央にスパイラル発熱体を配置し、この発熱体と金属パイプとの間の空間部に熱伝導の良い高絶縁粉末を充填して構成されたものである。
保持プレート46aは、遮熱板44と同様に多数の透孔によって通気性が確保された金属製のパンチングプレートで形成されている。そして、保持プレート46aは、図4に示すように、周縁部がプレス加工などにより裏側方向(図中左側)に折曲された側壁46cを有して全体として矩形容器状に形成されている。なお、本実施例1では、保持プレート46aの触媒フィルタ41が配置される側を裏側、その反対側を表側として説明するものとする。
保持プレート46aは、側壁46cで囲まれた裏側(内方側)にシーズヒータ46bが保持されるようになっており、図4に示すように、その側壁46cで囲まれた内方に触媒フィルタ41が収納されている。このとき、触媒フィルタ41は、保持プレート46aの裏側面(片側面)に面対向して配置されている。
そして、図4に示すように、周囲の4つの側壁46c(図4では上下2つのみ図示)には、保持プレート46aの各辺に沿う方向のほぼ中央部にチャンネル状のブラケット45がそれぞれビス止めされる。このとき、各ブラケット45の両端折曲片は保持プレート46aに対して外方に向かって配置され、図4に示すように、それら両端折曲片に遮熱板44がそれぞれビス止めされるようになっている。このように組み付けられて構成された脱臭ユニット40は、全体として扁平な直方体状となって構成されている。
また、脱臭ユニット40は、両端の遮熱板44、板状断熱材42および保持プレート46aが通気性を有することから、空気通路17を流通する空気の通過が可能となっている。
触媒フィルタ41は、アルミ合金製で通気性を有するハニカムコアボードの表面に、酸化マンガンなどの金属酸化物やプラチナなどの貴金属の触媒を所定の厚さにコーティングして形成される。なお、吸着剤として活性炭や各種セラミックス粉末などをさらに添加することが好ましい。さらには、抗菌剤や防かび剤などが添加されることも好ましい。そして、触媒フィルタ41は、基本的に加熱により臭気の吸着機能が再生できる構造(加熱再生型)であればよく、その他の加熱再生構造を有する触媒フィルタであってもよい。
このように、脱臭ユニット40は、触媒フィルタ41とヒータユニット46との周囲を板状遮熱材42と環状断熱材43とで覆われ、さらにその外側を多数の透孔によって通気性が確保された遮熱板44で覆われているため、ヒータユニット46の加熱時の熱が他の部材に影響を与えることを極力防止するとともに、触媒フィルタ41全体を効率よく加熱することが可能となり、加熱再生時間を短縮することができる。
[ヒータユニット]
ヒータユニット46は、ここではシーズヒータ46bを保持プレート46a上でW字状に折曲形成され、固定配置されている。つまり、W字状に折曲されたシーズヒータ46bは、Uターン状の折曲部が下側に2箇所と上側に1箇所形成されることによりW字状となっている。このように折曲部の数を上側よりも下側に多く設定することにより、シーズヒータ46bで発生する熱量のウエイトを下方に置き、熱が上方に集まろうとするヒータユニット46全体での熱の均等化を図ることができる。
また、熱量のウエイトを下側に置くためのシーズヒータ46bの配置は、必ずしもW字状に形成する必要はなく、折曲部の全体の数を奇数として上側よりも下側の折曲部の数が1つ多くなるように形成してやればよい。つまり、折曲部の数をn(n:自然数)とすると、下側の折曲部の数はn+1、上側の折曲部の数はnとしてやればよい。もちろん、折曲部の全体の数は、(n+1)+n=2n+1となって奇数となる。
また、図4に示すように、シーズヒータ46bの一側が触媒フィルタ41に直接接触され、かつ、シーズヒータ46bの他側が保持プレート46aに直接接触されることにより、触媒フィルタ41には、シーズヒータ46bから直接に伝熱されるとともに、保持プレート46aからも間接に伝熱(輻射熱)されるようになっている。この場合、保持プレート46aは放熱板として機能する。このとき、触媒へ付着した臭い成分を触媒作用で分解するため、1日1回シーズヒータ46bで触媒フィルタ41を約125度に加熱して臭い成分を分解し、初期状態に回復させる。シーズヒータ46bの加熱温度や回復頻度については、使用状況に応じて適宜変えることができる。例えば、シーズヒータ46bの加熱温度を140度〜150度程度まで上昇させる場合は、板状断熱材42として160度以上の耐熱性を有するものを使用する。
また、図4に示すように、保持プレート46aの中央部分の表側面(シーズヒータ46bの保持面と反対の面)には、シーズヒータ46bの温度を制御するためのサーモスタット47が設けられ、その裏側面には本体部47aが設けられている。そして、シーズヒータ46には、不図示の温度ヒューズおよびサーモスタット47を直列に接続したことにより、ヒータユニット46による異常な温度上昇をより確実に防止できるようになっている。
このように、実施例1の空気清浄機100は、脱臭ユニット40内において、触媒フィルタ41の風下側にシーズヒータ46bの一側を直接接触させるとともに、シーズヒータ46bの他側を保持プレート46aに直接接触させてヒータユニット46を構成しているため、吸込口11から導入された空気が保持プレート46aで遮られることなく、触媒フィルタ41で臭い成分を効率よく吸着させることができる。
[加湿ユニット]
次に、加湿ユニット30は、図3に示すように、脱臭ユニット40と送風機20との間に配置されている。つまり、加湿ユニット30は、脱臭ユニット40に対して風下側になるが、送風機12に対しては風上側に位置する。加湿ユニット30は、後述する給水トレイ34aに貯めた水を気化フィルタ31に吸水させて湿潤した状態で空気が通過する間に、水が気化して空気を加湿させるものである。気化フィルタ31に用いられるフィルタ材としては、ここでは、ポリエステルとレーヨンを50:50の割合で配合し、プリーツ構造に形成したもので、通気性と吸水性を兼ね備えているが、必ずしもこの材質や配合割合に限定されない。
図5に示す加湿ユニット30は、図3に示す加湿ユニット30を取り外して上から見た平面図で、図6に示す加湿ユニット30は、図5に示す加湿ユニット30のY−Y線断面図である。図5および図6に示すように、加湿ユニット30は、水を吸水して湿潤した状態で通過する空気に湿度を与える気化フィルタ31と、その気化フィルタ31に対して水を選択的に供給可能な水車型の水供給手段とを備えている。水供給手段は、気化フィルタ31に供給する水を貯めておく給水トレイ34aと、給水トレイ34aから水を汲み上げる水汲み上げ手段としての水汲みポケット31aと、水汲み上げ手段を駆動させて汲み上げた水を気化フィルタ31に掛けて湿潤させる駆動手段とを備えている。駆動手段は、例えば図11−1に示すように、気化フィルタ31を回転させるための従動歯車31b、従動歯車31bと噛み合って回転駆動させる駆動歯車31c、駆動歯車31cを回転させるフィルタ回転モータ31d、気化フィルタ31の回転中心に設けられた回転軸32、および回転軸32を回転可能に軸支する軸受支持部33などで構成されている。
気化フィルタ31は、図3、図5、および図6に示すように、空気の通過方向(白抜矢印A)を回転軸32とし、その回転軸32に直交する面に沿って回転可能な円盤状の吸水性フィルタで構成されている。この気化フィルタ31は、給水トレイ34aと一体化されており、空気清浄機100本体に対して自由に着脱できるようになっている。
給水トレイ34aと連通する給水タンク保持部34bは、図7および図8に示す給水タンク36を保持するための保持部である。給水タンク36は、給水トレイ34aの水が一定水位以下になると、給水トレイ34aに貯める水を供給する給水トレイ水供給手段である。
また、給水タンク保持部34bは、給水タンク36から給水トレイ34aに供給する水の残量が一定以下となった場合に、給水タンク36へ水を補給する必要があることを知らせる水補給検知手段を備えている。水補給検知手段は、例えば、図5、図6、および図8に示すように、給水タンク保持部34bの一方の端部に浮力を持ったフロート35aが浮沈可能に設置されている。そして、このフロート35aの一部には、マグネット35bが取り付けられており、このマグネット35bの磁力の強さを検知することで給水タンク保持部34b内の水位変化を検知する水位センサ35が、空気清浄機100本体側に設けられている。水位センサ35は、ここでは、マグネット35bの磁力の強さを検知する磁力センサを用いている。給水タンク36内に水が残っている場合は、図8に示すように、給水トレイ34aの水位が下がっても、給水タンク36の給水口37から水が供給され、水位L1が常に保たれる。しかし、給水タンク36の水の残量が一定以下となると、給水タンク36から水が供給されなくなり、給水タンク保持部34b内の水位が下がって、フロート35aが沈み、マグネット35bと水位センサ35との距離が離れて、検知する磁力が弱まることにより、給水タンク36への水補給が必要なことを検知することができる。本実施例1では、水補給検知手段としてマグネットと磁力センサとを用いているが、これに限定されず、水位変化が検知可能な構成であれば種々の構成が採用可能である。
また、給水タンク保持部34bには、図6に示すように、内壁の一部を突出させてフロート35aが定位置より上に浮き上がらないように制限するストッパ34dが設けられている。このストッパ34dは、給水タンク保持部34b内の水位の上昇に伴ってフロート35aが浮き上がってマグネット35bと水位センサ35との距離が離れると、誤検知するため、これを防ぐ目的で設けられている。
加湿ユニット30の仕切り板34cは、空気清浄機100の空気通路17の内と外とを仕切るものである。この仕切り板34cの内側は、気化フィルタ31や給水トレイ34aなどが配置されており、図3に示す送風機20を回転させると、空気通路17を構成する内側が負圧となる。また、仕切り板34cの外側は、大気圧の影響を受けるが、送風機20による負圧の影響は直接受けない。このため、本実施例1では、仕切り板34cの内側が送風機20の回転時に負圧となって給水トレイ34aの水位が変化すると、後述する連通口34eを介して、給水タンク保持部34b内の水位も変化する。このため、適正な水補給検知ができなくなるという課題を実施例1にかかる空気清浄機の制御方法により解決している。
気化フィルタ31は、図5および図6に示すように、水を貯めておく給水トレイ34aの短手方向の両端部に軸受支持部33が立設され、その軸受部分で円盤状の気化フィルタ31の回転軸32が回転自在に軸支されている。
加湿ユニット30は、図5に示すように、気化フィルタ31の外周部に水車と同じ水汲みポケット31aが一定間隔毎に同じ方向に配置され、加湿運転中は矢印方向Gに一定速度で回転させることで、給水トレイ34a内の水を水汲みポケット31aが汲み上げ、頂点付近で中の水が気化フィルタ31に順次掛けられるため、常に湿潤状態を保つことができる。また、気化フィルタ31の外周部の水汲みポケット31aとは反対の側には、気化フィルタ31を回転させるための従動歯車31bが形成されている。この従動歯車31bは、例えば図11−1に示すフィルタ回転モータ31dにより回転される駆動歯車31cと噛み合って、一定の方向に一定速度で回転させることができる。フィルタ回転モータ31dとしては、例えば、シンクロナスモータにストッパを取り付けて一方向回転用としたもの、あるいは、ステッピングモータにより順方向と逆方向の両方向回転を可能にしたものなどを好ましく用いることができるが、これに限定されない。
気化フィルタ31は、図11−1に示す運転停止時において、給水トレイ34a内の水に直接接触しない位置に保たれている(水面位置がL1)。これは、気化フィルタ31を回転させている状態では、水汲みポケット31aからフィルタへ常に水が供給されるため、加湿運転(加湿・脱臭除菌運転)となるが、気化フィルタ31の回転を停止させるとフィルタへ水が供給されなくなり、加湿を行わない脱臭除菌運転に切り替えられるようにするためである。
[送風ガイド]
図3に示すように、加湿ユニット30と送風機20との間の隙間には、送風ガイド72が設けられている。この送風ガイド72は、加湿ユニット30と送風機20との間に隙間があると、吸込口11から導入され、脱臭ユニット40を通過した空気が気化フィルタ31を通過せずに、隙間を通って外部へ吐出されるのを防ぐものである。送風ガイド72は、内部壁面の一部を帯状に突起させたり、内部壁面に帯状のガイド板を取り付けたりすることで、容易に実施することができる。この送風ガイド72は、給水トレイ34aで覆われていない部分をカバーするとともに、送風機20と気化フィルタ31との間の隙間を塞ぐよう外周部に沿って配置されている。
[オゾン発生ユニット]
また、実施例1の空気清浄機100には、図3に示すように、オゾン発生ユニット73を備えている。送風機20により空気通路17内を流通する空気は、白抜き矢印Bから白抜き矢印Cが分岐してオゾン発生ユニット73に流入する。オゾン発生ユニット73に取り込まれた空気は、水銀ランプなどのUV(紫外線)ランプ74で照射されると、空気の約1.6倍の比重を持つオゾンが発生する。オゾン発生ユニット73には、発生したオゾンを脱臭ユニット40と加湿ユニット30の間へ導く中空状のオゾンダクト75が設けられ、その先端に気化フィルタ31の表面に直接オゾンを吹き付ける吹付口76が形成されている。送風機20の風下側に設けられたオゾン発生ユニット73には、正圧がかかり、送風機20の風上側に設けられた気化フィルタ31付近には、吸込口11から空気を導入する際に負圧が生じる。このため、オゾン発生ユニット73で発生したオゾンは、その圧力差によってオゾンダクト75を通って吹付口76から気化フィルタ31の風上面に吹き付けられ(矢印D)、気化フィルタ31の除菌と脱臭を行うことができる。オゾン発生ユニット73で発生した残留オゾンは、オゾンダクト75の直上に配置された酸化チタンなどのオゾン分解触媒77により分解され、低濃度オゾン吹出口78から外へ放出される(白抜き矢印F)。
[イオナイザ]
また、実施例1の空気清浄機100には、マイナスイオンを発生するイオナイザ79が空気通路17内に配置されている。イオナイザ79は、針状の電極を備えており、電極に例えば数kVの高電圧を印加すると、電極の先端でコロナ放電が生じ、マイナスイオンとオゾンを発生させる。イオナイザ79から発生したマイナスイオンは、同じくイオナイザ79やオゾン発生ユニット73から発生したオゾンと反応して、強い酸化力を有するOHラジカルを生成する。
[メイン基板]
空気清浄機100の背面パネル14の上部には、図3に示すように、空気清浄機100を制御するメイン基板60が配置されている。このメイン基板60には、図9に示すように、空気清浄機100の動作全体を制御する制御部62を備えている。制御部62は、操作パネル16からの指示に基づいて、運転制御を行う。例えば、制御部62は、脱臭除菌運転モード、加湿・脱臭除菌運転モードの他、脱臭ユニット40の触媒フィルタ41をヒータユニット46によって定期的に加熱処理を行い、触媒を再生する制御などを行っている。個別には、送風機20のファンモータ20a、回転型の気化フィルタ31を回転させるフィルタ回転モータ31dの制御、オゾン発生ユニット73内でオゾン発生させるUVランプ74の点灯制御、あるいは、イオナイザ79のON/OFF制御などを行っている。
また、実施例1の制御部62では、脱臭除菌運転モードにおいて、金属酸化物半導体センサなどを用いた臭いセンサ50の臭い検知レベルに応じて、送風機20の風量の切り替え制御を行っている。さらに、実施例1の制御部62は、加湿・脱臭除菌運転モードにおいて、室温に応じて目標湿度設定を行う加湿自動運転をユーザが選択すると、サーミスタなどの温度センサ52からの室温情報に基づく目標湿度が設定され、湿度センサ54で得られた現在の検知湿度が目標湿度に近づくようにフィルタ回転モータ31dのON/OFF制御と、ファンモータ20aの回転数制御とを行っている。前記加湿自動運転では、図10に示すような室温に応じた目標湿度が予め設定されていて、図9に示すテーブルメモリ66に格納されている。また、実施例1における空気清浄機100は、電源投入時に前回の運転停止前の運転モードから開始するラストメモリ機能を備えていても良い。つまり、制御部62は、空気清浄機100の動作中に運転停止操作が行われると、運転停止前の運転モードを不図示の不揮発性メモリに記憶させておき、電源投入時に不揮発性メモリに記憶されている運転モードを読み出して、当該運転モードを開始するものである。また、制御部62が各部を制御する際に、一定時間の経過を計時する必要がある場合は、図9に示すタイマ64を使って行われる。
本実施例1の空気清浄機100は、以上のように構成されており、その動作についてフローチャートに基づいて説明する。
図12は、送風機の風量制御を示すフローチャートであり、図13は、図12の脱臭除菌運転時における風量選択のサブルーチンを示すフローチャートであり、図14は、図12の加湿運転と脱臭除菌運転との間で風量選択を行うサブルーチンを示すフローチャートであり、図15は、図14の加湿運転時における風量選択のサブルーチンを示すフローチャートである。
[脱臭除菌運転モードと加湿・脱臭除菌運転モード]
実施例1における空気清浄機100は、例えば、室内などの閉塞空間内の空気を脱臭すると共に、除菌を行って浄化する脱臭除菌運転モードと、その脱臭除菌運転モードに加湿運転を同時に行う加湿・脱臭除菌運転モードとを選択的に指定することができる。
まず、ユーザが空気清浄機100の電源投入後、初めての運転開始を操作パネル16の運転/停止スイッチを使って行った場合、制御部62は、運転モードを脱臭除菌運転モードに設定して、ステップS200にて脱臭除菌運転時における風量選択処理を行う。また、電源投入後、運転開始時点で不図示の不揮発性メモリに前回の運転モード(ラストメモリ機能)が設定されている場合、制御部62は、前回の運転モードで運転を行うように制御する。前回のラストメモリが加湿・脱臭除菌運転モードの場合、制御部62は、ステップS300にて加湿運転と脱臭除菌運転との間で風量選択処理を行う。そして、制御部62は、いずれの運転モードが設定されても、各モードで選択された風量にて送風機20を運転制御するようにする(ステップS400)。
図12のステップS200における脱臭除菌運転時における風量選択処理は、図13に示すように、ユーザが操作パネル16を使って自動運転を選択するか(ステップS202でYes)、脱臭除菌の強度を個別に指定する指定運転を選択するか(ステップSステップS202でNo)によって異なる。ユーザが指定運転を選択した場合、制御部62は、ステップS204においてユーザに指定された運転の種類を判別する。ユーザが「強運転」を指定した場合は、制御部62は送風機20の風量として「強」を選択する(ステップS206)、「弱運転」を指定した場合は、「弱」を選択し(ステップS208)、「急速運転」を指定した場合は、「急速」を選択する(ステップS210)。また、ユーザがステップS202で自動運転を選択した場合、制御部62は、臭いセンサ50で検知した室内空気の臭いの検知レベルがどのレベルにあるのかを判断する。ここでは、レベルの異なる2種類のしきい値を用いて、検知レベルが低、中、高のどのレベルに該当するのかを判断する。臭いの検知レベルが「低」の場合は、送風機20の風量として「中L(ロー)」を選択する(ステップS214)。臭いの検知レベルが「中」の場合は、送風機20の風量として「中H(ハイ)」を選択する(ステップS216)。臭いの検知レベルが「高」の場合は、送風機20の風量として「強」を選択する(ステップS206)。脱臭除菌運転モードの場合は、図13のフローチャートで選択された風量がそのまま送風機20の風量となるため、制御部62は、上記選択した風量で送風機20を運転制御する(ステップS400)。なお、上記した自動運転の風量は、「中L(ロー)」、「中H(ハイ)」、「強」の3段階となる。「急速」とは、「強」よりも風量が多く、「中L(ロー)」と「中H(ハイ)」は、「強」と「弱」の間の2段階の風量のことをいう。
図12のステップS300における加湿運転と脱臭除菌運転との間で風量選択を行う処理は、図14に示すように、加湿運転時における風量の選択を行う(ステップS302)。加湿運転時における風量選択処理は、図15に示すように、ユーザが操作パネル16を用いて、加湿自動運転を選択したか否かを制御部62が判断する(ステップS3020)。加湿の程度を具体的に指定する加湿指定の場合(ステップS3020でNo→ステップS3022)、制御部62は、加湿指定が「加湿強」なのか「加湿弱」なのかを判断する。「加湿強」を指定した場合、制御部62は、目標湿度を60%に設定する加湿強運転を行う(ステップS3024)。また、「加湿弱」を指定した場合、制御部62は、目標湿度を45%に設定する加湿弱運転を行う(ステップS3026)。
また、図15において、ユーザが操作パネル16を用いて、加湿自動運転を選択した場合(ステップS3020でYes)、制御部62は、温度センサ52で検出された室温を判別する(ステップS3028)。制御部62は、図10に示した室温と設定する目標湿度との関係を、図9のテーブルメモリ66から読み出し、検出された室温に応じて目標湿度を設定する。例えば、室温が24℃以上の場合は、目標湿度を40%とし(ステップS3030)、室温が18℃〜24℃未満の場合は、目標湿度を50%とし(ステップS3032)、室温が18℃未満の場合は、目標湿度を60%とする(ステップS3024)。このように、加湿指定がある場合と、加湿自動運転を行う場合とで、目標湿度の設定が異なる。
続いて、制御部62は、湿度センサ54を用いて、現在の室内空気の湿度を検知し、その検知湿度が上記設定した目標湿度よりも低いか否かを判断する(ステップS3034)。まず、検知湿度が目標湿度よりも低い場合(ステップS3034でYes)、制御部62は、その湿度差が5%以上あれば気化フィルタ31の回転を開始させるため、フィルタ回転モータ31dを回転制御する(ステップS3036)。そして、制御部62は、検知湿度と目標湿度との湿度差を見て、5%以下であれば送風機20の風量として「中L」を選択する(ステップS3040)。また、制御部62は、検知湿度と目標湿度との湿度差が5%を超え〜10%以下であれば、タイマ64を用いて湿度差が5%を超え〜10%以下になってから10分が経過したか否かを判断する(ステップS3042)。10分が経過していなければ(ステップS3042でNo)、現在の風量を維持した状態で(ステップS3043)、リターンし、上記ステップS3020からの加湿運転時における風量選択処理が繰り返される。湿度差が5%を超え〜10%以下になってから10分が経過すると(ステップS3042でYes)、制御部62は、湿度差が5%以下になったか否かを判断する(ステップS3044)。制御部62は、湿度差が5%以下になった場合(ステップS3044でYes)、加湿効果が表れていると判断して、送風機20の風量を「中L」で継続運転させる(ステップS3046)。しかし、10分経過しても湿度差が5%以下にならない場合(ステップS3044でNo)、制御部62は、加湿効果が表れていないと判断して、送風機20の選択風量を「中L」→「中H」のように1つ上げるよう制御する(ステップS3048)。また、ステップS3038において、検知湿度と目標湿度との湿度差が10%を超えている場合、制御部62は、送風機20の風量として「強」を選択する(ステップS3050)。さらに、上記ステップS3034において、検知湿度が目標湿度と同じかそれよりも高い場合(ステップS3034でNo)、制御部62は、これ以上加湿運転を行うと目標湿度との差が大きくなる一方なので、気化フィルタ31の回転を停止させ(ステップS3052)、風量として「0(ゼロ)」を選択する。
このように、図14のステップS302において、制御部62は、加湿運転時における風量の選択を行い、その間に給水タンクの水が無くなったことを知らせる給水検知があった場合(ステップS304でYes)、上記図15における風量選択結果に関わらず、風量として「0(ゼロ)」を選択する(ステップS306)。また、ステップS302の間に給水検知が無かった場合は(ステップS304でNo)、制御部62は、上述した図13の脱臭除菌運転時における風量の選択を行う(ステップS200)。ここでは、説明が重複するので省略する。
そして、図14のステップS310において、制御部62は、図15の加湿運転時の選択風量と、図13の脱臭除菌運転時の選択風量とを比較し、より大きい方の風量を送風機の風量とする(ステップS312)。このように決定した風量を送風機20の風量とし、制御部62は、送風機20を運転制御する(図12のステップS400)。
このように、実施例1の空気清浄機100では、加湿運転と脱臭除菌運転とを同時に行う際に、脱臭除菌運転の方が加湿運転よりも必要風量が大きい場合は、脱臭除菌運転の方を優先するため、加湿運転から見ると、選択風量よりも大きくなる。しかし、制御部62は、気化フィルタ31の回転を停止させることができるため(ステップS3052)、気化フィルタ31へ水が供給されなくなり、風量を大きくしたとしてもそれ以上加湿しないため、加湿運転と脱臭除菌運転の両方に適切な風量とすることができる。
また、実施例1の空気清浄機100では、脱臭除菌運転よりも加湿運転の必要風量の方が大きい場合は、脱臭運転から見ると、選択風量よりも大きくなる。しかし、必要以上に脱臭除菌を行ったとしても、空気の清浄度合いが上がることによるデメリットが無いため、加湿運転の風量に合わせることで、加湿運転と脱臭除菌運転の両方に適切な風量とすることができる。
なお、本実施例1では、検知湿度が目標湿度よりも低い場合には、その湿度差に応じて選択風量を変更していき、湿度差が小さくなるに従って、選択風量も小さくなるように制御するようにしたが、本発明はこれに限られず、適宜変更可能である。すなわち、例えば、運転モードを加湿・脱臭除菌運転モードに選択したときに検出された湿度差に基づく選択風量を、検知湿度が目標湿度より高くなるまで維持するように制御してもよい。
実施例2の空気清浄機100は、図6に示すように、水位センサ35により、給水タンク保持部34b内の水位を検知し、図8に示す基準水位L1よりも水位が下がると、フロート35aが沈み、水位センサ35が水位の変動を検知する。この給水検知は、図11−1に示すように、運転停止時のような場合に検知したとすると、給水タンク36の水が無くなったことを示している。しかし、空気清浄機100の送風機20を回転させて、脱臭除菌運転あるいは加湿・脱臭除菌運転を行うと、図11−2に示すように、仕切り板34cの内側の空気通路17内が負圧となるため、給水タンク保持部34b内の水が連通口34eを介して、給水トレイ34a側に流れ込み、水位L2のように上昇する。この時、給水タンク保持部34b内の水位は、図8に示すように、給水タンク36の水が給水口37から順次供給され、水位L1を保っている。
しかし、図11−3に示すように、図11−2から送風機20を停止すると、給水トレイ34aの水が連通口34eを介して、給水タンク保持部34b内に流れ込み、基準水位L1よりも高いL3の水位で均衡がとれる。さらに、図11−3から送風機20を回転させて図11−4の状態になった時点で、給水トレイ34a内の水位はL5となる。この時点で給水タンク36内の水が無くなった場合は、基準水位L1を維持することができなくなり、基準水位L1よりも低い水位L4となる。この場合、図6に示すフロート35aが沈み込むため、給水検知がONとなる。この給水検知自体は正しいが、図11−4の状態から風量が低下する制御を行うと、給水トレイ34a内の水位L5の水が図11−5に示すように、連通口34eを介して、給水タンク保持部34b内に流れ込むため、基準水位L1が回復し、給水検知がOFFとなる。このように、送風機20の回転時と非回転時とで給水トレイ34a内の水位が変動し、それに伴って給水タンク保持部34b内の水位が変動するため、給水検知のON/OFFが繰り返されることが考えられる。
そこで、上記した実施例1にかかる空気清浄機の制御方法では、制御部62が送風機20の風量を選択し、それに伴って風量制御を行っていたが、風量変化により給水検知のON/OFFが繰り返されるおそれがある。このため、実施例2にかかる空気清浄機の制御方法では、給水検知時以降に風量を変更する選択を行っても、制御部62はその選択を受け入れることなく、給水検知時における風量を維持するように制御する。具体的には、図12のステップS400において、決定した風量にて送風機20を運転制御する場合に、給水検知がONになった後は、風量を変更する選択結果が出たとしても、制御部62は、これを無視し、現状の風量を維持するように制御する。
しかし、より厳密には、給水検知のON/OFFが繰り返される場合とは、給水検知がONになった後に風量を低下させた場合に限られる。このため、ステップS400における制御部62の制御は、給水検知がONになった後は、風量を下げる選択結果が出た場合にはこれを無視し、現状の風量を維持するか、風量を上げる風量選択結果については、その風量にて送風機20を制御するようにする。
このように、実施例2の空気清浄機100では、給水検知後に送風機20の風量を下げるような選択結果が出ても、これを無視して、現状の風量を維持するか、風量を上げる制御を行うため、風量による給水検知のON/OFFが繰り返されることを確実に防止することができる。
また、実施例2の空気清浄機100では、給水検知時に無駄に風量を上げないようにして、省エネルギーに貢献し、低騒音化を可能にするため、上記実施例1で説明した図14のステップS304とステップS306の処理と共に行うことでより好ましい効果が得られる。つまり、給水検知がONになると、供給される水の量が残り少ないため、風量を大きくしても所望の加湿効果が得られないことから、加湿運転による風量選択を行わない(選択風量を「0」とする)ようにしたものである。
実施例3の空気清浄機100は、脱臭ユニット40に触媒フィルタ41を用いており、触媒フィルタ41に付着した臭い成分をヒータユニット46で加熱することにより、繰り返し再生可能なものである。この種の脱臭ユニット40では、上記した脱臭除菌運転モードや加熱・脱臭除菌運転モード以外の時間を使い、ヒータユニット46により触媒フィルタ41の加熱再生処理を行っている。
しかし、触媒フィルタ41の加熱再生処理を行うと、脱臭ユニット40自体が熱を持つため、加熱再生処理を行った直後に加湿・脱臭除菌運転を行うと、筐体内の温度センサ52周辺の雰囲気温度が上昇することがある。また、加湿・脱臭除菌運転における風量選択では、図15のステップS3028に示すように、加湿自動運転において目標湿度を決める基準として温度センサ52で検知した温度が用いられている。このため、触媒フィルタ41の加熱再生処理を行った直後に加湿・脱臭除菌運転を行うと、上昇した温度センサ52周辺の雰囲気温度を基準として目標湿度が設定されるので、適正な目標湿度の設定ができなくなる。このように、図15のステップS3030、ステップS3032、ステップS3024でそれぞれ設定される目標湿度が温度センサ52周辺の雰囲気温度の上昇で異なる目標湿度に設定されると、検知湿度と目標湿度との差が10%単位で変化するため、風量の選択結果が大幅に異なることになる。
そこで、実施例3は、触媒フィルタ41に含まれる脱臭触媒をヒータユニット46により加熱再生処理を行った後、所定時間が経過するまでの間は、すでに検知した温度センサ52と湿度センサ54の値を使ったり、適正な値となるように補正したりすることで、擬似的な目標湿度の設定を行い、脱臭触媒の加熱再生処理の影響をできるだけ受けないようにした空気清浄機の制御方法である。
図16は、触媒フィルタをヒータにより加熱再生する場合に所定時間マスクして制御を行うフローチャートであり、図17は、触媒フィルタをヒータにより加熱再生する場合に所定時間検出温度を補正して制御を行うフローチャートである。
まず、図16に示すように、加湿・脱臭除菌運転を行う通常運転制御では、制御部62は、温度センサ52、湿度センサ54、臭いセンサ50の読み取り値をそのまま用いて、加湿運転と脱臭除菌運転の制御を行う(ステップS600)。
脱臭ユニット40に用いている触媒フィルタ41には、臭い成分を吸着する脱臭触媒が含まれている。ヒータユニット46は、この触媒フィルタ41に接しており、通常運転制御以外の時間を利用して、定期的あるいは任意のタイミングで加熱再生処理を所定時間行うことで、脱臭触媒を再生することができる(ステップS602)。脱臭触媒をヒータにより加熱再生しない場合は(ステップS602でNo)、ステップS600に戻って、通常運転制御が行われる。
脱臭触媒をヒータにより加熱再生した場合(ステップS602でYes)、制御部62は、ヒータで加熱再生を行う直前に検知した温度センサ52と湿度センサ54の値を用いて運転制御を行う(ステップS604)。なお、温度センサ52や湿度センサ54の周辺の雰囲気温度は、触媒フィルタの加熱を開始しても、すぐには加熱による温度上昇は起こらない(ヒータとの距離が離れているため)。従って、温度センサ52と湿度センサ54の値は、触媒フィルタの加熱から所定時間経過後であっても、加熱による影響を受ける前に検知した温度値や湿度値でも良い。このようにすることにより、直近の温度センサ値、湿度センサ値を用いて運転制御を行うことができる。制御部62は、ヒータ加熱再生処理が終了した後、所定時間(ここでは、20分)が経過するまで(ステップS606でNo)、ステップS604における値を用いて運転制御を行う(ステップS604)。
ヒータ加熱再生処理終了後、所定時間(20分)が経過した場合は(ステップS606でYes)、通常運転制御を継続して行うか否かを判断する。継続する場合は、ステップS600に戻って、温度センサ52、湿度センサ54、臭いセンサ50の読み取り値をそのまま用いて、加湿運転と脱臭除菌運転の制御が行われる(ステップS600)。継続しない場合は(ステップS608でNo)、通常運転制御を終了する。
また、図17に示すように、加湿・脱臭除菌運転を行う通常運転制御では、制御部62は、温度センサ52、湿度センサ54、臭いセンサ50の読み取り値をそのまま用いて、加湿運転と脱臭除菌運転の制御を行う(ステップS700)。
脱臭ユニット40に用いている触媒フィルタ41を、ヒータユニット46により加熱再生処理することで、脱臭触媒を再生することができる(ステップS702)。脱臭触媒をヒータにより加熱再生しない場合は(ステップS702でNo)、ステップS700に戻って、通常運転制御が行われる。
脱臭触媒をヒータにより加熱再生した場合(ステップS702でYes)、制御部62は、温度センサ52と湿度センサ54の読み取り値に雰囲気により上昇した分を補正した値を用いて運転制御が行われる(ステップS704)。制御部62は、ヒータ加熱再生処理が終了した後、所定時間(ここでは、20分)が経過するまで(ステップS706でNo)、ステップS704における補正値を用いて運転制御を行う(ステップS704)。
ヒータ加熱再生処理終了後、所定時間(20分)が経過した場合は(ステップS706でYes)、通常運転制御を継続して行うか否かを判断する(ステップS708)。継続する場合は、ステップS700に戻って、温度センサ52、湿度センサ54、臭いセンサ50の読み取り値をそのまま用いて、加湿運転と脱臭除菌運転の制御が行われる(ステップS700)。継続しない場合は(ステップS708でNo)、通常運転制御を終了する。
このように、実施例3の空気清浄機100では、脱臭触媒をヒータユニット46で加熱再生処理すると、加熱再生処理の影響が所定時間続くため、制御部62は、加熱再生処理前に検知した室内温度や湿度の値を用いて、ヒータ加熱再生終了後、所定時間が経過するまで運転制御を行い、所定時間経過後は、通常運転制御に戻すようにする。このため、脱臭触媒を加熱再生処理した直後でも、適正な通常運転制御を行うことができる。
また、実施例3の別の空気清浄機100では、脱臭触媒を加熱再生処理した後、所定時間が経過するまでは、室内温度や湿度の読み取り値に対して雰囲気により上昇した分を補正した値を用いて、運転制御が行われる。所定時間経過後は、通常運転制御に戻すようにする。このため、脱臭触媒を加熱再生処理した直後であっても、適正な通常運転制御を行うことができる。
なお、上記実施例では、送風機20のファン20bとしてシロッコファンを好ましく用いた例で説明したが、それに限ることなく空気を流通させる機能を有していれば良く、例えば、ラジアルファンや軸流ファン、もしくはそれ以外の送風ファンを用いて実施することが可能である。
以上のように、本発明にかかる空気清浄機およびその制御方法は、脱臭機能と加湿機能とを有し、脱臭運転と加湿運転とが同時に行える空気清浄機およびその制御方法に有用であり、特に、脱臭機能と加湿機能の両方の機能に適した送風機の風量を決定することができる空気清浄機およびその制御方法に適している。
100 空気清浄機
10 筐体
11 吸込口
12 吹出口
13 前面パネル
14 背面パネル
15 ルーバ
16 操作パネル
20 送風機
22a ファンモータ
22b ファン
30 加湿ユニット
31 気化フィルタ
31a 水汲みポケット
31b 従動歯車
31c 駆動歯車
31d フィルタ回転モータ
32 回転軸
33 軸受支持部
34a 給水トレイ
34b 給水タンク保持部
34c 仕切り板
34d ストッパ
34e 連通口
35 水位センサ
35a フロート
35b マグネット
36 給水タンク
37 給水口
40 脱臭ユニット
41 触媒フィルタ
42 板状断熱材
43 環状断熱材
44 遮熱板
45 ブラケット
46 ヒータユニット
46a 保持プレート
46b シーズヒータ
46c 側壁
47 サーモスタット
47a 本体部
50 臭いセンサ
52 温度センサ
54 湿度センサ
60 メイン基板
62 制御部
64 タイマ
66 テーブルメモリ
70 プレフィルタ
71 集塵フィルタ
74 UVランプ
77 オゾン分解触媒
78 低濃度オゾン吹出口
79 イオナイザ

Claims (4)

  1. 脱臭機能と加湿機能とを有し、脱臭運転と加湿運転とを同時に行うことができる空気清浄機であって、
    空気の吸込口と吹出口とを結ぶ空気通路を内部に有する筐体と、
    前記空気通路内に設けられ、前記吸込口から吸引した空気を前記吹出口から吐出させる送風機と、
    前記空気通路内に配置され、前記吸込口から導入した空気を脱臭する触媒フィルタを有する脱臭ユニットと、
    前記空気通路内に配置され、脱臭された空気に湿度を与える加湿ユニットと、
    前記触媒フィルタを加熱して前記脱臭フィルタ内の脱臭触媒を加熱再生するヒータユニットと、
    前記筐体外の空気中の温度を検知する温度センサと、
    前記筐体外の空気中の湿度を検知する湿度センサと、
    時間の経過を計時する計時手段と、
    前記温度センサで検知した空気中の温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御すると共に、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記脱臭触媒の加熱開始から所定時間経過後に検知した前記温度センサと前記湿度センサとの値に基づく目標湿度値に近づけるように制御する制御部と、
    を備えていることを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記制御部は、前記温度センサで検知した空気中の温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御すると共に、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理直前に前記温度センサで検知した温度値から上昇した温度分の補正を行い、当該補正された温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御することを特徴とする請求項1に記載の空気清浄機。
  3. 空気清浄機で実行される制御方法であって、
    前記空気清浄機は、送風機と、脱臭ユニットと、加湿ユニットと、ヒータユニットと、温度センサと、湿度センサと、計時手段と、制御部とを備え、
    前記温度センサが、空気中の温度を検知する温度検知工程と、
    前記湿度センサが、空気中の湿度を検知する湿度検知工程と、
    前記制御部が、空気中の温度値に基づく目標湿度値を求め、空気中の現在の湿度値と前記目標湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づける通常の湿度制御工程と、
    前記制御部が、前記ヒータユニットによる前記脱臭ユニットの脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理直前に検知した前記温度センサと前記湿度センサとの値に基づく目標湿度値に近づけるように、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御する脱臭触媒の加熱再生処理後の湿度制御工程と、
    を含むことを特徴とする空気清浄機の制御方法。
  4. 前記脱臭触媒の加熱再生処理後の湿度制御工程は、前記制御部が、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理終了後から前記計時手段により一定時間が経過するまでの間は、前記ヒータユニットによる脱臭触媒の加熱再生処理直前に前記温度センサで検知した温度値から上昇した温度分を補正し、当該補正された温度値に基づく目標湿度値と、前記湿度センサで検知した空気中の現在の湿度値との湿度差に応じて、前記送風機による前記加湿ユニットの通過風量を制御して前記目標湿度値に近づけるように制御することを特徴とする請求項3に記載の空気清浄機の制御方法。
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