JP2019033821A - 薬剤揮散装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】薬剤の揮散量を自動で調整することができる薬剤揮散装置を提供する。【解決手段】薬剤揮散装置1は、薬剤を収容する薬剤容器8と、薬剤容器8の薬剤を揮散させる揮散手段(振動子9)と、揮散手段(振動子9)の作動を制御して薬剤の揮散量を調整する制御手段14と、を備える。制御手段14は、揮散量が所定量に達するまで薬剤を揮散させる第1揮散ステップと、揮散手段(振動子9)による単位時間当たりの薬剤の揮散量を前記第1揮散ステップよりも小さくして薬剤を揮散させる第2揮散ステップと、を実行する。【選択図】図12
Description
本発明は、薬剤揮散装置に関する。
薬剤揮散装置は、芳香、消臭、殺虫、殺菌など種々の目的のために従来から使用されている。薬剤揮散装置としては、薬剤が消費されるまで常時一定の薬剤を連続的に揮散する据え置き型のものが一般的に知られているが、特許文献1では、切り換えスイッチでファンへの電気のオン・オフあるいは強弱の切り換えを行うことで、必要な時に薬剤を揮散させたり、悪臭度合いに応じて薬剤の揮散の強さを調節できるものが提案されている(例えば特許文献1を参照)。
しかしながら、特許文献1の薬剤揮散装置では、切り換えスイッチにより薬剤の揮散の強弱を設定できるものの、一旦設定されると、設定された強さで薬剤を揮散し続け、途中で強さが変更されない。そのため、設定が「弱」であると、対象空間に速やかに薬剤を揮散できずに薬剤を充満させるのに時間を要し、一方で、設定が「強」であると、対象空間に所定量の薬剤が充満して対象空間の薬剤濃度が適度となった後においても薬剤が過度に対象空間に揮散されて充満し過ぎるという課題があり、その都度、手動で切り換えスイッチにより薬剤の揮散の強さを調整する必要がある。
本発明は、上記した課題に着目してなされたもので、薬剤の揮散量を自動で調整することができる薬剤揮散装置を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、薬剤を収容する薬剤容器と、前記薬剤容器の薬剤を揮散させる揮散手段と、前記揮散手段の動作を制御して薬剤の揮散量を調整する制御手段と、を備え、前記制御手段は、揮散量が所定量に達するまで薬剤を揮散させる第1揮散ステップと、単位時間当たりの薬剤の揮散量を前記第1揮散ステップよりも小さくして薬剤を揮散させる第2揮散ステップと、を実行する、薬剤揮散装置によって達成される。
本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、前記第1揮散ステップ及び前記第2揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量が所定値である。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、薬剤の揮散量を設定する設定手段をさらに備え、前記制御手段は、前記設定手段による設定に基づいて、前記第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量を変更する。前記第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量を変更する方法として、前記制御手段は、前記第1揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更してもよいし、前記第1揮散ステップにおける揮散時間を変更してもよい。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、前記制御手段は、前記設定手段による設定に基づいて、前記第2揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更する。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、前記制御手段は、前記揮散手段を間欠的に動作させ、前記揮散手段の動作時間に基づき単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更する。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、前記制御手段は、経過時間を計測する計時部を有し、前記計時部によって薬剤の揮散を開始してからの揮散時間を測定し、所定時間を経過した場合に薬剤の揮散を終了する。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、時刻を計時する計時手段をさらに備え、前記制御手段は、前記計時手段から時刻情報を取得し、前記薬剤容器の薬剤を所定の開始時刻に揮散させる。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、互いに異なる薬剤を収容する前記薬剤容器を複数備え、前記制御部は、前記計時手段から時刻情報を取得し、それぞれの前記薬剤容器の薬剤を異なる所定の開始時刻に揮散させる。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、前記揮散手段は、前記薬液容器内の薬剤に超音波振動を与えて揮散させる。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、薬剤が芳香成分を含む。
また、本発明に係る薬剤揮散装置の好ましい実施態様においては、認知機能障害の予防・改善に用いられる。なお、その他、不眠症、うつ病など、芳香が改善効果をもたらすその他の症状の治療に用いることもできる。
本発明に係る薬剤揮散装置によれば、第1揮散ステップにおいて、所定量の薬剤を対象空間に揮散することで対象空間の薬剤濃度を任意の濃度に到達させ、その後の第2揮散ステップでは、単位時間当たりの薬剤の揮散量を第1揮散ステップよりも小さくなるよう自動調整して薬剤を揮散させる。よって、第1揮散ステップで多くの量の薬剤を揮散することで、速やかに対象空間に薬剤を充満させて薬剤濃度を任意の濃度とすることができる。そして、その後は、第2ステップで例えば対象空間の換気によって失われる薬剤の補填として少量の薬剤を揮散することで、対象空間の薬剤濃度が適度となった後においても、薬剤が過度に対象空間に揮散されることがないので、対象空間を一定の好適な薬剤濃度に保つことができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1〜図6は、本実施形態の薬剤揮散装置1の外観構成を示しており、薬剤揮散装置1は、室内やトイレなどで芳香器(ディフューザー)として使用することができる。
薬剤揮散装置1は、基体20及びカバー21で構成される装置本体2を備えている。カバー21は基体20の上部に着脱自在に取り付けられる。基体20に対するカバー21の固定は、基体20の両側面に設けられた突起22Aがカバー21の両側面に形成された嵌合孔22Bに嵌まり込むことにより行われる。
カバー21の正面には露出孔23が形成され、薬剤揮散装置1は、露出孔23を介して電源スイッチ3を露出させている。電源スイッチ3は例えばスライド式で基体20に備えられており、電源スイッチ3の切り換え操作により、装置の電源がON・OFFされる。
カバー21の上面には照射孔24が形成されている。基体20は、照射孔24と対向する位置に表示ランプ4を備えており、薬剤揮散装置1は、照射孔24を介して表示ランプ4からの光を外部に放出している。表示ランプ4は、例えば、点灯は装置により薬剤の揮散中であることを示し、点滅は装置が異常状態(エラー)であることを示し、消灯は装置による薬剤の揮散が停止中であることを示す。表示ランプ4は例えば発光ダイオード(LED)を用いることができる。
カバー21の上面には露出孔25Aが形成され、薬剤揮散装置1は、露出孔25を介して設定スイッチ5を露出させている。設定スイッチ5は例えばプッシュ式で基体20に備えられている。設定スイッチ5は、薬剤の揮散の強さ(薬剤の揮散量)を設定する設定手段を構成しており、設定スイッチ5の押し操作の回数により、装置から揮散させる薬剤の量を複数の段階(例えば強・中・弱の三段階)に調節することができる。なお、薬剤の揮散の強さ毎に設定スイッチ5を設けることもでき、例えば強さが強・中・弱の三段階であれば各段階に応じて3つの設定スイッチ5を設けることができる。
カバー21の上面には露出孔25Bが形成され、薬剤揮散装置1は、露出孔25Bを介して停止スイッチ6を露出させている。停止スイッチ6は例えばプッシュ式で基体20に備えられている。停止スイッチ6の押し操作により、装置による薬剤の揮散を停止することができる。
カバー21の上面には複数の露出孔25Cが形成され、薬剤揮散装置1は、各露出孔25Cを介して操作スイッチ12を露出させている。複数の操作スイッチ12は例えばプッシュ式で基体20に備えられている。各操作スイッチ12は、装置により薬剤の揮散を開始する開始時刻、薬剤の揮散時間、薬剤容器8が複数ある場合に揮散させる薬剤の種類などを設定することができる。
カバー21の上面には表示孔27が形成されている。基体20は、表示孔27と対向する位置にディスプレイ7を備えており、薬剤揮散装置1は、表示孔27を介してディスプレイ7の表示画面を外部から視認可能としている。ディスプレイ7には、現在時刻、装置の動作状態(設定された薬剤揮散量の強さあるいはエラー)などが表示される。ディスプレイ7は例えば液晶ディスプレイ(LCD)を用いることができる。
カバー21の上面には揮散孔28が形成されている。揮散孔28は1つ又は複数形成され、本実施形態では、2つの揮散孔28が形成されている。基体20は、図示は省略するが、それぞれ揮散孔28と対向する位置に薬剤を収容した薬剤容器8(図7に示す)を備えており、薬剤揮散装置1は、各揮散孔28を介して各薬剤容器8から揮散した薬剤を外部に放出している。
薬剤容器8は、図7に示すように、上部に開口を有する口部80と、用途に応じて芳香剤、消臭剤、除菌剤などの液状の薬剤を収容可能な胴部81とで構成される。薬剤容器8の素材については特に限定はなく、例えば、ガラスや透明性樹脂から構成することができる。薬剤容器8は、吸液芯材82を保持している。吸液芯材82は、フェルトやパルプなどからなり、本実施形態では棒状の部材である。吸液芯材82の下端は薬剤容器8の底面に当接し、吸液芯材82の上部は薬液容器8の口部80から露出している。吸液芯材82は、薬剤を吸い上げ可能であれば形状は特に限定されず、筒状やハニカム状など任意の形状とすることができる。吸液芯材82の素材は、フェルトやパルプ以外に、木綿、レーヨン、アセテート、合成樹脂(ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン+ポリプロピレン混合物、ポリエチレンテレフタレート、メラミンなど)、不織布、石綿、無機質成型物などを例示することができる。
なお、吸液芯材82は、薬剤の吸い上げ性の向上、後述する振動子9との接触性の向上などを目的として、複数の部材で構成されていてもよい。例えば、薬剤を吸い上げる棒状の吸上部材、及び、前記吸上部材よりも横断面積(水平面で切断したときの切り口の面積)が大きく、前記棒状部材が吸い上げた薬剤を吸収(含浸保持)する保持部材の2つの部材で構成することができる。
基体20は、吸液芯材82の薬剤容器8から露出する上部の近傍位置に超音波振動を発生させる振動子9を備えている。振動子9は、薬剤容器8の薬剤を揮散させる揮散手段を構成しており、振動子9を吸液芯材82の上部に接触させて振動子9により吸液芯材82を振動させる、又は振動子9により吸液芯材82に保持されている薬剤を直接振動させることで、吸液芯材82で吸い上げた薬剤が揮散する。振動子9は、例えば圧電素子を用いて構成することができる。振動子9を揮散手段として用いることで、決められた量の薬剤を精度よく揮散することができる。
カバー21の上面には通風孔29が形成されている。基体20は、図示は省略するが、通風孔29と対向する位置に送風手段としてのファン10(図8に示す)を備えており、薬剤揮散装置1は、通風孔29を介してファン10からの送風を外部に放出している。ファン10からの送風により、揮散孔28から外部に揮散した薬剤が放散して室内などに広がる。
基体20の背面には覗き孔26が形成されている。基体20は、覗き孔26と対向する位置に薬剤容器8を備えており、覗き孔26を介して薬剤容器8を外部から視認可能としている。これにより、薬剤容器8内の薬剤の残存量を確認できる、
基体20の底部からは、先端に電源プラグ11Aが設けられたコード11Bが延びている。家庭やオフィスなどの壁面に設置されたコンセントに電源プラグ11Aを差し込むことにより、装置に通電可能となる。なお、基体20の底部に電源ジャックを設けるとともに、コード11Bの他端に接続プラグを設け、電源ジャックに接続プラグを挿入してコード11Bを装置に電気接続してもよい。また、電源プラグや電源ジャックは必ずしも基体20の底部に設ける必要はなく、装置に通電可能であれば基体20のどの部分に設けてもよい。
薬剤揮散装置1は、図示は省略するが、その内部に、装置全体の動作を制御する制御手段14が実装されたメイン基板13(図8に示す。)、振動子9の動作を制御するコントロール基板15(図8に示す)、電源回路が搭載された電源基板16(図8に示す。)、計時手段17(図8に示す。)、ジャイロセンサ18(図8に示す。)、発信器19(図8に示す。)などを備えている。
図8は、薬剤揮散装置1の電気的な構成を示している。制御手段14は、マイクロコンピュータで構成され、マイクロコンピュータは、制御の主体であるプロセッサ(CPU)140、プログラムが記憶される読み出し専用メモリ(ROM)141、データの読み書きに用いられる読み出し及び書き込み可能メモリ(RAM)142、装置による薬剤の揮散を開始したときに計時を開始し、薬剤を揮散している間の経過時間を計測する計時部(タイマー)143などを含んでいる。
制御手段14には、表示ランプ4、ディスプレイ7、設定スイッチ5、停止スイッチ6、操作スイッチ12、電源基板16、計時手段17、ジャイロセンサ18、発信器19、ファン電源コントロール回路144、振動子コントロール回路145などが接続されている。ファン電源コントロール回路144には、ファン10が接続され、振動子コントロール回路145には、それぞれコントロール基板15を介して振動子9が接続されている。
設定スイッチ5は、装置による薬剤の揮散の強さ(薬剤の揮散量)を設定するものであり、押し操作されると設定信号を制御手段14に出力する。制御手段14は、受け付けた設定信号に基づいて、薬剤の揮散の強さを設定し、ファン電源コントロール回路144及び振動子コントロール回路145などを制御して、設定された強さで薬剤を揮散する。
停止スイッチ6は、装置による薬剤の揮散を停止するものであり、押し操作されると停止信号を制御手段14に出力する。制御手段14は、停止信号を受け付けると、ファン電源コントロール回路144及び振動子コントロール回路145などを制御して、薬剤の揮散を停止する。
各操作スイッチ12は、装置により薬剤の揮散を開始する開始時刻、薬剤の揮散時間、薬剤容器8が複数ある場合に揮散させる薬剤の種類を設定するものであり、押し操作されると操作信号を制御手段14に出力する。制御手段14は、受け付けた操作信号に基づいて、薬剤を揮散する開始時刻、薬剤の揮散時間、揮散させる薬剤を設定し、ファン電源コントロール回路144及び振動子コントロール回路145などを制御して、所定の条件で薬剤を揮散する。
電源基板16は、電源プラグ11より入力される交流電源電圧を直流電圧に変換して制御手段14に供給する。電源スイッチ3がONに選択されると、制御手段14に対して電力供給が行われ、装置の電源がONの状態になる。一方、電源スイッチ3がOFFに選択されると、制御手段14に対する電力供給が停止され、装置の電源がOFFの状態になる。なお、電源基板16は、ファン電源コントロール回路144や振動子コントロール回路145などにも接続され、各々に電力を供給する。
計時手段17は、現在の時刻を計時する。計時手段17は、例えばリアルタイムクロック(RTC)と呼ばれる計時専用のICチップにより構成される。RTCは、内蔵電池を有しており、薬剤揮散装置1に電力が供給されない状態でも、時刻を計時し続けることができる。計時手段17は、本実施形態では、「年」「月」「日」「時」「分」「秒」を時刻情報として制御手段14に出力する。なお、計時手段17は、電源基板16及び内蔵電池の両方に電気的に接続され、装置の電源がONの状態では電源基板16から供給される外部電力によって動作し、装置の電源がOFFの状態では、内蔵電池からの電力によって動作するよう構成してもよい。計時手段17は、制御手段14に接続されているが、制御手段14が内蔵していてもよい。
ジャイロセンサ18は、薬剤揮散装置1の傾きを検出して制御手段に出力する。検出された傾きに基づき、薬剤揮散装置1が倒れるなどしてその傾きが所定の閾値以上になると、制御手段14は、ファン電源コントロール回路144及び振動子コントロール回路145などを制御して、薬剤の揮散を停止する。
発振器(発振回路)19は、制御手段14を動作させるための同期信号を発生する。制御手段14は、発信された信号に基づいて動作し、各構成要素を制御して正常に動作させる。
ファン電源コントロール回路144は、制御手段14からの制御信号に従ってファン10を動作させる。
振動子コントロール回路145は、制御手段14からの制御信号に従って各コントロール基板15を制御し、各コントロール基板15はそれぞれ振動子9の動作を制御する。
次に、図9は、薬剤揮散装置1の第1実施例の動作を示すフローチャートであり、制御手段14のCPU140がROM141に記憶されたプログラムに従って動作することにより、当該薬剤揮散装置1の動作を実現できるように構成されている。
第1実施例では、薬剤揮散装置1は、装置の電源がONの状態で、所定の開始時刻になると、所定の薬剤容器8の薬剤の揮散を開始し、所定の揮散時間の間、連続で当該薬剤を揮散し続けて、当該薬剤の揮散を終了する。薬剤を揮散する開始時刻、薬剤の揮散時間、揮散する薬剤の種類は、各操作スイッチ12により事前に設定される。
制御手段14は、S1において、薬剤揮散装置1の電源がONであると、S2に進んで、計時手段17から取得する時刻情報に基づいて、現在の時刻が開始時刻よりも所定時間前であるか否かを判定する。この所定時間は特に限定されるものではないが、例えば15秒〜10分とすることができ、本実施形態では5分である。現在の時刻が開始時刻よりも所定時間前になると、図10に示すように、制御手段14は、S3において、ファン電源コントロール回路144に制御信号を出力してファン10を動作させる。その後、制御手段14は、S4において、現在の時刻が開始時刻であるか否かを判定し、開始時刻になると、S5において、内蔵したタイマー143により揮散時間を計時するとともに、S6以降において、振動子コントロール回路145に制御信号を出力して、操作スイッチ12により設定された薬剤容器8に対応する振動子9を動作させ、薬剤の揮散を開始する。
制御手段14は、S6以降の薬剤の揮散においては、揮散手段である振動子9の動作を制御して薬剤の揮散量を調整しながら薬剤を揮散する。すなわち、制御手段14は、図11に示す例のように、揮散量が所定量Mに達するまで薬剤を揮散させる第1揮散ステップと、振動子9による単位時間当たりの薬剤の揮散量を第1揮散ステップよりも小さくして薬剤を揮散させる第2揮散ステップと、を実行する。
この図11の例では、第1揮散ステップにおいて、単位時間当たりの薬剤の揮散量m1を多量にして薬剤を対象空間に揮散することで、対象空間に所定量Mの薬剤を速やかに揮散して対象空間の薬剤濃度を任意の濃度に到達させ、その後は第2揮散ステップにおいて、単位時間当たりの薬剤の揮散量m2を第1揮散ステップよりも少なくなるよう自動調整して薬剤を対象空間に揮散する。例えば、第2揮散ステップによる薬剤の揮散量m2を、対象空間の換気により失われる薬剤の量と同程度とし、第2揮散ステップでは換気された薬剤の補填として対象空間に薬剤を揮散する。これにより、第1揮散ステップで対象空間の薬剤濃度が適度となった後においても、薬剤が過度に対象空間に揮散されて充満し過ぎることがなく、対象空間が一定の好適な薬剤濃度に保たれる。
振動子9による単位時間当たりの薬剤の揮散量は、振動子9を間欠的に動作させた状態で、振動子9の動作時間を変えることで、変更することができる。すなわち、図12に示すように、振動子9の動作を一定の揮散間隔時間T毎に開始させ、この揮散間隔時間Tにおける振動子9の動作時間を長くし(t1<t2)、これに伴い停止時間を短くすることで、単位時間当たりの揮散量を大きくすることができる。一方で、この揮散間隔時間Tにおける振動子9の動作時間を短くし(t3<t1)、これに伴い停止時間を長くすることで、単位時間当たりの揮散量を小さくすることができる。このように、制御手段14は、振動子9を間欠的に動作させ、振動子9の動作時間に基づき単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更することができる。
なお、揮散間隔時間Tにおける振動子9の動作時間は連続していてもよいし、断続していてもよい。つまり、振動子9を、揮散間隔時間Tにおいて、所定の動作時間、連続的に動作させてもよいし、断続的に動作させて各動作の総時間が所定の動作時間であってもよい。
第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量Mは、設定スイッチ5により薬剤の揮散の強さを変えることで、変更される。対象空間の大きさに応じて、第1揮散ステップで対象空間に充満させる薬剤の揮散量Mを変更することで、対象空間の薬剤濃度を概ね等しく任意の濃度にすることができる。第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量Mは、本実施例のように、第1揮散ステップでの薬剤の揮散時間を薬剤の揮散の強さによらずに一定とする一方で、第1揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を薬剤の揮散の強さに応じて変えることで、変更することができる。その他、第1揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を薬剤の揮散の強さによらずに一定とする一方で、第1揮散ステップでの薬剤の揮散時間を薬剤の揮散の強さに応じて変えることで、第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量Mを変更することもできる。
なお、第2揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量m2も、設定スイッチ5により薬剤の揮散の強さを変えることで、変更される。
図9に戻って、制御手段14は、S6において、設定スイッチ5による設定(薬剤の揮散の強さ)に基づいた揮散量m1の薬剤を揮散して、第1揮散ステップを実行する。揮散した薬剤は、揮散孔28から装置外部に放出され、通風孔29から装置外部に放出されたファン10の送風により対象空間に広がる。
そして、制御手段14は、S7において、第1揮散ステップでの薬剤の揮散量が所定量Mに達したかどうかを判定する。本実施例では、図12に示すように、タイマー143により計時した第1揮散ステップでの薬剤の揮散時間が所定の第1時間に達したかどうかで判定され、所定の第1時間に達すると、制御手段14は第1揮散ステップを終了し、S8において、設定スイッチ5による設定(薬剤の揮散の強さ)に基づいた揮散量m2の薬剤を揮散して、第2揮散ステップを実行する。
そして、制御手段14は、S9において、図12に示すように、タイマー143により計時した薬剤の揮散を開始してからの揮散時間が所定の第2時間に達したかどうかを判定する。薬剤の揮散時間が所定の第2時間に達すると、S10において、制御手段14は薬剤の揮散を終了し、S11に進んで、タイマー143により計時した薬剤の揮散を終了してからの時間が所定時間に達したかどうかを判定する。この所定時間は特に限定されるものではないが、例えば15秒〜10分とすることができ、本実施形態では5分である。薬剤の揮散を終了してから所定時間が経過すると、制御手段14は、S12において、ファン10を停止させる。
この第1実施例においては、計時手段17を備えているので、決められた時刻に所定の薬剤容器8の薬剤の揮散を開始させることができ、決められた時刻に薬剤の揮散を終了させることができる。よって、異なる開始時刻に、異なる薬剤容器8の薬剤を揮散させることができる。例えば、朝(又は昼)の所定時刻に一の薬剤容器8の薬剤を所定時間揮散させ、夜の所定時刻に他の薬剤容器8の薬剤を所定時間揮散させることができる。近年、芳香の生理的機能性が徐々に解明されつつあり、朝夜に所定の異なる芳香を嗅ぐことで認知機能障害を予防、改善できるとした研究が発表されている。しかし、毎日、朝夜に、異なる芳香を嗅ぐために複数のアロマディフューザーをセットするのは、認知機能障害者や軽度認知障害者などにとっては忘れてしまうなどするため、難しい作業であり、効果が不十分となるおそれがあるが、第1実施例によれば、自動で朝夜に異なる芳香を揮散させることができるので、認知機能障害の予防、改善に好適に用いることができる。また、認知機能障害の予防、改善の他、不眠症、うつ病など、芳香が改善効果をもたらすその他の症状の治療に用いることもできる。
また、第1実施例においては、第1揮散ステップにおいて、所定量の薬剤を対象空間に揮散することで対象空間の薬剤濃度を任意の濃度に到達させ、その後の第2揮散ステップでは、単位時間当たりの薬剤の揮散量を第1揮散ステップよりも小さくなるよう自動調整して薬剤を揮散している。よって、第1揮散ステップで多くの量の薬剤を揮散することで、速やかに対象空間に薬剤を充満させて薬剤濃度を任意の濃度とすることができる。そして、その後は、第2ステップで例えば対象空間の換気によって失われる薬剤の補填として少量の薬剤を揮散することで、対象空間の薬剤濃度が適度となった後においても、薬剤が過度に対象空間に揮散されて充満し過ぎることがないので、対象空間を一定の好適な薬剤濃度に保つことができる。
次に、図13は、薬剤揮散装置1の第2実施例の動作を示すフローチャートであり、制御手段14のCPU140がROM141に記憶されたプログラムに従って動作することにより、当該薬剤揮散装置1の動作を実現できるように構成されている。
第2実施例では、第1実施例と異なり、薬剤揮散装置1は、電源がONされると、所定の薬剤容器8の薬剤の揮散を開始する。揮散する薬剤の種類は、操作スイッチ12により事前に設定される。
制御手段14は、S21において、薬剤揮散装置1の電源がONされると、S22に進んで、ファン電源コントロール回路144に制御信号を出力してファン10を動作させ、S23において、内蔵したタイマー143により揮散時間を計時するとともに、S24以降において、振動子コントロール回路145に制御信号を出力して、操作スイッチ12により設定された薬剤容器8に対応する振動子9を動作させ、薬剤の揮散を開始する。
まず、S24において、設定スイッチ5による設定(薬剤の揮散の強さ)に基づいた揮散量m1の薬剤を揮散して、第1揮散ステップを実行する。揮散した薬剤は、揮散孔28から装置外部に放出され、通風孔29から装置外部に放出されたファン10の送風により対象空間に広がる。
そして、制御手段14は、S25において、第1揮散ステップでの薬剤の揮散量が所定量Mに達したかどうかを判定する。本実施例でも、第1実施例と同様に、タイマー143により計時した第1揮散ステップでの薬剤の揮散時間が所定の第1時間に達したかどうかで判定され、所定の第1時間に達すると、制御手段14は第1揮散ステップを終了し、次にS26において、設定スイッチ5による設定(薬剤の揮散の強さ)に基づいた揮散量m2の薬剤を揮散して、第2揮散ステップを実行する。
そして、制御手段14は、S27において、操作スイッチ12により薬剤の揮散時間が事前に設定されているかどうかを判定し、設定されている場合には、S28において、タイマー143により計時した薬剤の揮散を開始してからの揮散時間が所定時間に達したかどうかを判定する。薬剤の揮散時間が所定時間に達すると、S31に進んで、制御手段14は薬剤の揮散を終了する。また、S28において、薬剤の揮散時間が所定時間に達していない場合でも、S29において、装置の電源がOFFされると、S31に進んで、制御手段14は薬剤の揮散を終了する。一方で、S27において、操作スイッチ12により薬剤の揮散時間が事前に設定されていない場合には、S30に進んで、制御手段14は装置の電源がOFFされるか否かを判定し、電源がOFFされると、S31に進んで、薬剤の揮散を終了する。
薬剤の揮散の終了後、制御手段14は、S32において、タイマー143により計時した薬剤の揮散を終了してからの時間が所定時間に達したかどうかを判定する。この所定時間は特に限定されるものではないが、例えば15秒〜10分とすることができ、本実施形態では5分である。薬剤の揮散を終了してから所定時間が経過すると、制御手段14は、S33において、ファン10を停止させる。
この第2実施例においても、第1揮散ステップにおいて、所定量の薬剤を対象空間に揮散することで対象空間の薬剤濃度を任意の濃度に到達させ、その後の第2揮散ステップでは、単位時間当たりの薬剤の揮散量を第1揮散ステップよりも小さくなるよう自動調整して薬剤を揮散している。よって、第1揮散ステップで多くの量の薬剤を揮散することで、速やかに対象空間に薬剤を充満させて薬剤濃度を任意の濃度とすることができる。そして、その後は、第2ステップで例えば対象空間の換気によって失われる薬剤の補填として少量の薬剤を揮散することで、対象空間の薬剤濃度が適度となった後においても、薬剤が過度に対象空間に揮散されて充満し過ぎることがないので、対象空間を一定の好適な薬剤濃度に保つことができる。
以上の通り、本実施形態の薬剤揮散装置1によれば、薬剤の揮散量を自動で調整することができるので、対象空間を速やかに任意の薬剤濃度に調整するのに、薬剤の揮散の強さを手動で切り換える必要がないため、有効である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態の薬剤揮散装置1は、図11に示すように、揮散手段(振動子9)による第1揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を所定値(一定)としているが、第2揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量よりも大きければ、時間の経過に伴い次第に増減していてもよい。
例えば、上記実施形態の薬剤揮散装置1は、2つの薬剤容器8を備えているが、薬剤容器8の数は特に限定されるものではなく、1つ又は3つ以上であってもよい。
また、上記実施形態の薬剤揮散装置1は、薬剤容器8を複数備えている場合に、いずれか1つの薬剤容器8の薬剤を揮散させているが、複数の薬剤容器8の薬剤を同時に揮散させてもよい。複数の薬剤を同時に揮散することにより、例えば、薬剤により発揮される効能を相乗作用により増強できる、複数種の薬剤の効能を同時に発揮できる、好みの芳香を楽しむことができる、といった有用な効果を得ることができる。
また、上記実施形態の薬剤揮散装置1は、揮散手段として超音波振動を発生させる振動子9を用い、吸液芯材82を振動させて薬剤容器8の薬剤を揮散させているが、揮散手段としては薬剤を揮散できるものであれば特に限定されず、例えば加熱体により吸液芯材82を加熱して薬剤容器8の薬剤を揮散させてもよい。
1 薬剤揮散装置
5 設定スイッチ(設定手段)
9 振動子(揮散手段)
14 制御手段
17 計時手段
5 設定スイッチ(設定手段)
9 振動子(揮散手段)
14 制御手段
17 計時手段
Claims (13)
- 薬剤を収容する薬剤容器と、
前記薬剤容器の薬剤を揮散させる揮散手段と、
前記揮散手段の動作を制御して薬剤の揮散量を調整する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、揮散量が所定量に達するまで薬剤を揮散させる第1揮散ステップと、単位時間当たりの薬剤の揮散量を前記第1揮散ステップよりも小さくして薬剤を揮散させる第2揮散ステップと、を実行する、薬剤揮散装置。 - 前記第1揮散ステップ及び前記第2揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量が所定値である、請求項1に記載の薬剤揮散装置。
- 薬剤の揮散量を設定する設定手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記設定手段による設定に基づいて、前記第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量を変更する、請求項1又は2に記載の薬剤揮散装置。 - 前記制御手段は、前記第1揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更して、前記第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量を変更する、請求項3に記載の薬剤揮散装置。
- 前記制御手段は、前記第1揮散ステップにおける揮散時間を変更して、前記第1揮散ステップで揮散させる薬剤の揮散量を変更する、請求項3に記載の薬剤揮散装置。
- 前記制御手段は、前記設定手段による設定に基づいて、前記第2揮散ステップにおける単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更する、請求項3〜5のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
- 前記制御手段は、前記揮散手段を間欠的に動作させ、前記揮散手段の動作時間に基づき単位時間当たりの薬剤の揮散量を変更する、請求項1〜6のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
- 前記制御手段は、経過時間を計測する計時部を有し、前記計時部によって薬剤の揮散を開始してからの揮散時間を測定し、所定時間を経過した場合に薬剤の揮散を終了する、請求項1〜7のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
- 時刻を計時する計時手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記計時手段から時刻情報を取得し、前記薬剤容器の薬剤を所定の開始時刻に揮散させる、請求項1〜8のいずれかに記載の薬剤揮散装置。 - 互いに異なる薬剤を収容する前記薬剤容器を複数備え、
前記制御部は、前記計時手段から時刻情報を取得し、それぞれの前記薬剤容器の薬剤を異なる所定の開始時刻に揮散させる、請求項9に記載の薬剤揮散装置。 - 前記揮散手段は、前記薬液容器内の薬剤に超音波振動を与えて揮散させる、請求項1〜10のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
- 薬剤が芳香成分を含む、請求項1〜11のいずれかに記載の薬剤揮散装置。
- 認知機能障害の予防・改善に用いられる、請求項12に記載の薬剤揮散装置。
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JP2017155894A JP2019033821A (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 薬剤揮散装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013236241A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Keio Gijuku | 香り発生デバイスコントローラー及びそれを含むシステム |
JP2015205046A (ja) * | 2014-04-21 | 2015-11-19 | 東芝ホームテクノ株式会社 | 香拡散装置 |
-
2017
- 2017-08-10 JP JP2017155894A patent/JP2019033821A/ja active Pending
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