JPH0947499A - 芳香消臭器及びこれを用いた芳香消臭方法 - Google Patents

芳香消臭器及びこれを用いた芳香消臭方法

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JPH0947499A
JPH0947499A JP8140466A JP14046696A JPH0947499A JP H0947499 A JPH0947499 A JP H0947499A JP 8140466 A JP8140466 A JP 8140466A JP 14046696 A JP14046696 A JP 14046696A JP H0947499 A JPH0947499 A JP H0947499A
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aroma
container
deodorizing
fragrance
deodorizer
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JP8140466A
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Mutsuo Hirano
睦夫 平野
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】この芳香作用の強弱を空気供給装置のオンオフ
制御により設定でき、また、2種以上の香を交互に拡散
して各種芳香部材の香を確実に感取できる芳香消臭器を
提供する。 【解決手段】芳香部材A,Bを収容する複数の部屋31
a,31bを有する容器3と、各部屋31a,31bに
空気を供給する空気供給手段4と、空気供給手段4を選
択的に駆動するタイマ制御手段とを有するから、各種芳
香部材A,Bをミックスした香はもとより、各種芳香部
材A,Bの香を交互に拡散でき、一種類の香により臭覚
が麻痺することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他種類の芳香或い
は消臭に好適な芳香拡散器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内芳香を行うものとして香ラン
プ或いは香皿といわれるものが一般に使用されている。
【0003】この香ランプとは、加熱源として電球を使
用し、この電球に液状の芳香物質を滴下し、電球の発熱
により芳香物質を室内に拡散するものである。ここで使
用される液状の芳香物質とは、植物、例えばバラの花び
らやレモンの果皮などを蒸留して生成される精油或いは
この精油を水に溶かしたもので、いわゆるアロマオイル
といわれるものである。
【0004】他方、香皿とは水を入れた小皿に前記液状
の芳香部材を数滴垂らし、これをストーブ等の加熱源に
載置し、芳香物質を室内に拡散するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の芳香拡散器では、芳香作用が自然拡散により行うた
め、その芳香が室内全体に循環するまで時間がかかる
し、また、芳香作用を強くしたり或いは弱くするという
設定できなかった。更に、室内に拡散される香が一種類
のものであり、長時間に亘り同じ香の環境下にいるとき
は、臭覚がこの香に麻痺して良好な香を得ることができ
ないという問題点を有していた。
【0006】本発明の目的は前記従来の課題に鑑み、芳
香消臭作用を強制的に行うことにより室内への拡散時間
を短くでき、また、この芳香作用の強弱を空気供給装置
のオンオフ制御により設定でき、更には、2種以上の芳
香物質を交互に拡散して各種芳香物質の香を確実に感取
できる芳香拡散器及びこれを用いた芳香消臭方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、請求項1の本発明に係る芳香消臭器は、芳香
消臭物質或いは芳香消臭部材を収容する上部開口の容器
と、この容器内の芳香消臭物質或いは芳香消臭部材に気
体を供給する空気供給手段と、空気供給手段を時間的に
駆動制御するタイマ制御手段とを有する。
【0008】この発明によれば、芳香消臭物質等への空
気供給時間を長くするときは室内への芳香消臭作用が強
設定となり、また、短くするときは弱設定となる。
【0009】また、請求項10の発明に係る芳香消臭器
を用いるときは、芳香消臭物質等を拡散部材に滴下し、
これを超音波発振装置により霧化する。この霧化した芳
香消臭物質等は空気供給手段により室内に拡散される。
【0010】更に、請求項11の発明に係る芳香消臭器
を用いるときは、芳香消臭物質等を拡散部材に滴下し、
これをランプから照射される熱線により気化させる。こ
の気化した芳香消臭物質等を空気供給手段から供給され
た空気により室内に拡散される。
【0011】更にまた、請求項12及び請求項13の発
明によれば、各種芳香物質をミックスした香りはもとよ
り、各種芳香物質の香りを交互に拡散でき、一種類の香
りにより臭覚が麻痺することがない。
【0012】
【発明の実施の形態】図1乃至図8は本発明に係る芳香
消臭器の第1実施形態を示すもので、図1は芳香消臭器
の一部切り欠き正面図、図2は芳香消臭器の側面図、図
3は芳香消臭器の平面図、図4は基台内を示す断面図、
図5は通風用パイプと容器との連結構造を示す省略断面
図、図6は通風用パイプと空気ポンプとの連結構造を示
す省略断面図、図7は空気ポンプの駆動制御を示すブロ
ック図、図8は空気ポンプの駆動制御を示すフローチャ
ートである。
【0013】この芳香消臭器1は各種機器を搭載した基
台2と、この基台2上に配置された容器3とを有し、こ
の基台2を載置面として室内の棚或いは机等にインテリ
ア感覚で置かれるものである。
【0014】ここで、この基台2の前面には、図1に示
すように、赤外線センサ21及びこの赤外線センサ21
のスイッチ21aが設置され、人体から発生する赤外線
をセンサ21で検知し、これに基づき芳香消臭器1を駆
動できるようになっている。また、基台2の前面には第
1タイマスイッチ22a、第2タイマスイッチ22b、
第3タイマスイッチ22cが設置され、この各タイマス
イッチ22a〜22cにより後述する第1空気ポンプ4
1及び第2空気ポンプ42を駆動制御するようになって
いる。更に、基台2の上面には芳香消臭器1全体の駆動
時間を制御する主タイマスイッチ23を設置するととも
に、図2に示すように、容器3を照明する照明ランプ2
4及びこの照明ランプ24の輝度を制御する照明コント
ローラ24a,24bを設置している。更に、基台2の
側面には電源スイッチ25が設置されている。
【0015】一方、基台1の内部には図4に示すよう
に、第1空気ポンプ41及び第2空気ポンプ42を設置
し、また、その横には機器バッテリ51、メモリバッテ
リ52及び電子部品を搭載したプリント基板53が設置
されている。
【0016】容器3は耐熱性及び耐薬品性を有する透明
のガラス或いは樹脂等で形成されたもので、半球状の受
け体31と同じく半球状の蓋体32とを上下に対向し、
その開口面を環状の連結金具33で連結し、全体に球状
を呈するよう形成されている。また、受け体31は、図
5に示すように、その上部フランジ部分を連結金具33
の下部周縁に嵌め込み、連結金具33に着脱自在になっ
ている。また、この受け体31はその内部を第1の部屋
31aと第2の部屋31bに仕切り、第1の部屋31a
には例えばバラの花びらを蒸留して生成される精油(芳
香物質)が数滴溶解された水(以下実施形態では第1芳
香部材Aという)を収容し、他方、第2の部屋31bに
は例えばレモンの果皮を蒸留して生成される精油(芳香
物質)が数滴溶解された水(以下実施形態では第2芳香
部材Bという)を収容している。また、蓋体32の上部
には容器3内の空気を外に吹き出す開口、即ち、空気穴
32aが多数に配列されている。
【0017】このように構成された容器3の各部屋31
a,31bには空気供給手段4により空気が供給され
る。
【0018】即ち、この空気供給手段4は前述した第1
及び第2空気ポンプ41,42と第1及び第2通風用パ
イプ43,44とから構成される。この各通風用パイプ
43,44はそれぞれ各空気ポンプ41,42側の可撓
チューブ45と、容器3内の吹き出しパイプ46と、可
撓チューブ45と吹き出しパイプ46を連結する連結パ
イプ47とから構成され、この可撓チューブ45の上端
は連結パイプ47の下端に連結する一方、下端は各空気
ポンプ41,42の吐出口41a,42aに連結してい
る。
【0019】また、連結パイプ47はその上端側がL状
に屈曲してなるもので、下端側が基台2の上板に固定さ
れる一方、上端の水平部分が連結金具33に貫通固着さ
れている。また、この連結パイプ47と同様の支持パイ
プ48が基台2上に立設され、この支持パイプ48及び
連結パイプ47により容器3を基台2に支持している。
【0020】更に、吹き出しパイプ46はL字状に下方
に屈曲しており、その水平部分が連結パイプ47に圧入
され、連結パイプ47の上端側に連結する一方、その下
端が各部屋31a,31b内の各芳香部材A,Bに入り
込んでいる。また、この吹き出しパイプ46の下端には
多孔質の発砲樹脂で形成された拡散部材49が取り付け
られ、この拡散部材49により供給空気を小さな気泡状
態にして吹き出すようにしている。
【0021】このように芳香消臭器1が構成されている
が、その駆動制御は電源スイッチ25のオンオフにより
発停が制御され、また、主タイマスイッチ23により芳
香消臭器1の駆動開始時間及び駆動停止時間が制御され
る。また、赤外線センサ21により人の存否を検知し、
人が居るときときにのみ芳香消臭器1を駆動するよう制
御することもできる。このような駆動制御は通常の機器
においても同様に行われるが、本実施例に係る芳香消臭
器1は各空気ポンプ41,42をタイマ制御により選択
的に駆動することができる。この選択的駆動制御を図7
及び図8に基づき説明する。
【0022】即ち、この駆動制御回路は図7に示すよう
に、第1空気ポンプ41をタイマ制御する第1タイマス
イッチ22a、第2空気ポンプ42をタイマ制御する第
2タイマスイッチ22c、各空気ポンプ41,42間の
駆動切り替え時の空き時間をタイマ制御する第3タイマ
スイッチ22cを入力側としている。これらの各タイマ
スイッチ22a〜22cで時間が設定されたとき、この
設定信号がタイマ61を内蔵するCPU6に入力され、
この設定信号に基づき第1及び第2空気ポンプ62,6
3を通じて第1及び第2空気ポンプ41,42を駆動す
る。
【0023】この駆動制御を図8のフローチャートで説
明する。ここで、tとは実時間をいい、t1とは第1タ
イマスイッチ22aの設定時間をいい、t2とは第2タ
イマスイッチ22cの設定時間をいい、t3とは第3タ
イマスイッチ22cの設定時間をいう。
【0024】各タイマスイッチ22a〜22cで時間が
設定されたときは、計時を開始し、第1空気ポンプ41
を設定時間t1だけ駆動する(S1〜S4)。これによ
り、圧縮空気が通風用パイプ43を通じて拡散部材49
に圧送され、小さな気泡となって第1芳香部材Aに供給
される。この気泡は第1芳香部材Aの香を取り込みなが
ら上昇し、図1の破線矢印に示すように空気穴32aか
ら室内に拡散する。これにより、室内にバラの香が漂う
こととなる。
【0025】この第1空気ポンプ41の駆動が停止した
ときは、再度計時を開始し、設定時間t3だけ各空気ポ
ンプ41,42を停止状態に維持する(S5,S6)。
【0026】その後、再度計時を開始し、第2空気ポン
プ42を設定時間t2だけ駆動する(S7〜S10)。
これにより、圧縮空気が通風用パイプ44を通じて拡散
部材49に圧送され、小さな気泡となって第2芳香部材
Bに供給される。この気泡は第2芳香部材Bの香を取り
込みながら上昇し、空気穴32aから室内に拡散する。
これにより、室内にレモンの香が漂うこととなる。
【0027】この第2空気ポンプ42の駆動が停止した
ときは、再度計時を開始し、設定時間t3だけ各空気ポ
ンプ41,42を停止状態に維持する(S11,S1
2)。この停止状態が終了したときは、再度ステップ1
に戻り、前記駆動制御を繰り返す。
【0028】このように、本実施形態によれば、芳香消
臭器1の駆動制御が2種類の芳香を無芳香時間を間に入
れて交互に供給するため、臭覚が麻痺することなく、各
種芳香を良好に得ることができる。
【0029】また、通風用パイプ43,44が容器3の
支持部材として利用されており、容器3の支持構造の部
品点数を少なくすることができる。
【0030】更に、各部屋31a,31b内に供給され
る空気が拡散部材49により小さな気泡となり、芳香部
材A,Bと空気との接触面積が大きくなっているため、
香が室内に効率よく供給される。また、小気泡のため噴
出音が小さく、騒音が非常に低いものとなっている。
【0031】なお、前述した図8のフローチャートで
は、各空気ポンプ41,42を交互に駆動する場合につ
いて説明したが、各タイマスイッチ22a〜22cは無
設定モードを有しており、従って、各タイマスイッチ2
2a〜22cを無設定モードに設定するときは、各空気
ポンプ41,42が同時に駆動し、バラの香とレモンの
香をミックスした芳香を室内に供給できる。また、各空
気ポンプ41,42のうち一方のみを駆動し、バラ或い
はレモンの何れか一方の香を室内に供給するようにして
もよい。更に、主タイマスイッチ23により駆動停止時
間をセットするときは、いわゆるおやすみタイマとな
り、他方、駆動開始時間をセットするときは、いわゆる
目覚ましタイマとなる。
【0032】図9は本発明に係る芳香消臭器の第2実施
形態を示すもので、この第2実施形態は芳香部材A,B
に浸したヒータ7を有している。このヒータ7は例えば
棒状ヒータであり、このヒータ7の取り付け部材として
耐熱性及び絶縁性の取り付けパイプ71を使用してい
る。即ち、取り付けパイプ71の一端をヒータ7の上端
に連結する一方、他端を支持パイプ48に圧入し、容器
3にヒータ7を設置している。
【0033】この実施形態によれば、ヒータ7により各
部屋31a,31bの芳香部材A,Bが加熱され、芳香
に最も適した温度にすることができ、これにより、芳香
力を向上させることができる。また、ヒータ7の電気配
線72は取り付けパイプ71及び支持パイプ48の中空
部を通じて基台2内の機器バッテリ51に接続でき、配
線用の固定部材が不要となるし、また、電気配線72が
各パイプ71,72により隠蔽状態となっているため、
芳香消臭器1の外的美観を損なうことがない。
【0034】図10は本発明に係る芳香消臭器の第3実
施形態を示すものである。前記第1及び第2実施形態で
は芳香部材A,Bとして液状のものを使用しているが、
この第3実施形態に係る芳香部材A1,B1では高分子
吸収材に芳香物質を含浸した粒状或いは粉状の固体部材
を使用している。このように、芳香部材A1,B1とし
て固体部材を使用するときも前記第1実施形態と同様に
室内芳香を行うことができる。
【0035】なお、前記第1乃至第3実施形態では容器
3を構成する受け体31を連結金具33に嵌め込んで構
成しているが、ねじ山を螺刻してねじ機構により着脱す
るようにしてもよい。また、各部屋31a,31bに芳
香部材A,B,A1,B1を収容しているが、芳香部材
A,B,A1,B1の代わりに消臭物質を容器3内に収
容するときは、消臭作用を発揮することは勿論である。
【0036】図11乃至図15は本発明に係る芳香消臭
器の第4実施形態を示すもので、図11は芳香消臭器の
一部切り欠き正面図、図12は芳香消臭器の平面図、図
13は芳香消臭器の組立斜視図、図14は通風用パイプ
と容器との連結構造を示す省略断面図、図15は芳香消
臭器を複数電気的に接続した状態を示す正面図である。
【0037】この実施形態に係る芳香消臭器100は前
記第1実施形態と同様に、各種機器を設置した基台11
0と、この基台2上に配置された容器120とを有し、
このこの容器120内に芳香部材或いは消臭部材(以下
芳香消臭部材Cという)を収容するようになっている。
ここで、この容器120は前記第1実施形態とは異な
り、1部屋となっており、また、容器120の蓋体12
1の上部中央には開口122を形成し、この開口122
を通じて室内に芳香等を拡散するようになっている。こ
のように、容器120の部屋を1個としたことに伴い、
通風用パイプ130及び図示しない空気ポンプも1個と
なっている。
【0038】次に、この容器120及び通風用パイプ1
30の吹き出しパイプ131の取付構造を図13及び図
14に基づいて説明する。まず、容器120の受け体1
23を環状の連結金具124の内側に通して挿入し、こ
の受け体123の周縁123aを介してを連結金具12
4の下部周縁124aに填め込む。次いで、環状のゴム
パッキン125を受け体123の周縁123aに載せて
連結金具124の内側に填め込む。しかる後、通風用パ
イプ130の吹き出しパイプ131の後端を連結パイプ
132の上端に填め込む。そして、蓋体121の下部周
縁121aをこのゴムパッキン125の上部周縁125
aに載せるよう被せる。これにより、容器120及び吹
き出しパイプ131の取り付け作業が完了する。なお、
この容器120及び吹き出しパイプ131の洗浄或いは
吹き出しパイプ131の交換等をするため、これらの部
材120,131を取り外すときは、前述とは逆の作業
をすればよい。
【0039】このように構成された芳香消臭器100
は、電源及びボリュームスイッチ140、インターバル
用の第1タイマスイッチ141、タイマのオン・オフ切
り替え及びメイン・サブ切り替えを行う第2タイマスイ
ッチ142により駆動制御される。ここで、このスイッ
チ140は芳香消臭器100の発停を制御するととも
に、空気ポンプの空気量を調節するもので、この空気量
設定が小さいときは通風用パイプ130を通じて芳香消
臭部材Cに供給される空気量が少なく、芳香消臭作用が
小さくなる、また、これとは逆に、空気量設定が大きい
ときは芳香消臭部材Cに供給される空気量が多くなるた
め、芳香消臭作用が大きくなる。また、スイッチ142
を例えばタイマにセットし、スイッチ141を例えば5
分にセットするときは、この空気ポンプが5分駆動した
後5分停止するというように5分間隔でオンオフするよ
うになっている。更に、図15に示すように、異なる芳
香部材を収容した2台の芳香消臭器100を電気的に接
続して、一方の芳香消臭器100のスイッチ142をメ
インに、他方の芳香消臭器100のスイッチ142をサ
ブにそれぞれ設定するとき、前記第1実施形態に係る芳
香消臭器1と同様に、無芳香時間を間に入れて各芳香消
臭器100の空気ポンプを交互に稼働し、これにより、
臭覚が麻痺することなく、各種芳香を良好に得ることが
できる。
【0040】また、容器120の受け体123の底と対
向する基台110の上部には、この受け体123の底に
向かって熱線を照射するランプ150が設置されてい
る。これにより、ランプ150の熱線で容器120内の
芳香消臭部材Cが加熱され、揮発しやすくしている。
【0041】図16は本発明に係る芳香消臭器の第5実
施形態を示すもので、この実施形態は前記第4実施形態
の通風用パイプ130の吹き出しパイプ131の角部分
に吹き出し口131aを形成し、この吹き出し口131
aの空気供給側と芳香消臭部材C側にそれぞれ先細りの
ノズル部131b,131cを嵌合している。この実施
形態によれば、空気ポンプから空気を送風(図16の実
線矢印)することにより、この空気がノズル部131b
から高速で吹き出される。これにより、他方のノズル部
131c側が負圧になるため、多孔質の拡散部材133
を通じて芳香消臭部材Cがノズル部131c側に吸い込
まれ(図16の1点鎖線矢印)、この吹き出し口131
aから芳香消臭部材Cが吹き出される。これにより、室
内の芳香或いは消臭が行われる。なお、この芳香消臭部
材Cの代わりに真水を使用するときは、霧化した水が室
内に供給されるため、加湿器としても利用できる。その
他の構成、作用は前記第4実施形態と同様である。
【0042】図17は本発明に係る芳香消臭器の第6実
施形態を示すもので、この実施形態では前記第4実施形
態のランプ150の代わりに拡散部材133内に熱線照
射用のランプ151を埋設している。また、この拡散部
材133は取り付けパイプ160の先端に取り付けら
れ、この取り付けパイプ160を介して図示しない支持
パイプ(前記第1実施形態の支持パイプ48と同様の構
造)に固定されている。また、この実施形態では前記第
1実施形態で説明した通風用パイプにおいて、吹き出し
パイプを外した状態となっている。
【0043】この実施形態に係る芳香消臭器を用いて室
内を芳香消臭するときは、芳香消臭部材Cを容器内に収
容することなく、この芳香消臭部材Cを拡散部材133
に直接に滴下し、この拡散部材133に含浸された芳香
消臭部材Cを図17の2点鎖線矢印で示す送風空気によ
り拡散する。なお、このランプ151の電気配線はこの
取り付けパイプ160及び支持パイプを通じて基台内の
電源に接続すればよい。その他の構成、作用は前記第4
実施形態と同様である。
【0044】図18は本発明に係る芳香消臭器の第7実
施形態を示すもので、この実施形態では前記第6実施形
態で説明したランプ151の代わりに超音波発振装置1
70を拡散部材133に設置したものである。この実施
形態によれば、拡散部材133に含浸された芳香消臭部
材Cを超音波発振装置170により霧化し、この霧化し
た芳香消臭部材Cを送風空気(図18の2点鎖線矢印)
により室内に拡散する。
【0045】その他の構成、作用は前記第6実施形態と
同様である。
【0046】なお、前記第6実施形態及び前記第7実施
形態では、拡散部材133に含浸された芳香消臭部材C
をランプ151或いは超音波発振装置170にて霧化す
るようになっているが、これらの霧化装置を容器120
の外に設け、この霧化装置から芳香消臭部材Cを含んだ
空気をこの容器120内に供給するようにしてもよい。
また、図19に示すように、各空気ポンプ41(4
2)の吐出口41a(42a)には可撓チューブ45が
連結されていると同時に、この各空気ポンプ41(4
2)の吸入口41b(42b)にも可撓チューブ45が
連結されているが、この吸入口41b(42b)側の可
撓チューブ45の吸入端に、前記拡散部材49,133
と同様の材料である多孔質部材製のフィルタ180を取
り付けるようにしてもよい。前記実施形態1乃至実施形
態7にこのようにフィルタ180を取り付けるときは、
このフィルタ180により空気の塵埃が除去されること
はもとより、空気ポンプ41(42)の駆動騒音がこの
フィルタ180により減衰される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
芳香消臭物質等への空気供給時間を長くするときは室内
への芳香消臭作用が強設定となり、また、短くするとき
は弱設定となり、室内の芳香消臭作用を任意に設定でき
る。
【0048】また、拡散部材に超音波発振装置を設置す
るときは、芳香消臭物質等を拡散部材に滴下し、これを
超音波発振装置で霧化されるし、また、拡散部材に熱線
を照射するランプを設置するときは、この熱線により気
化されるため、容器内に芳香消臭部材を貯留しておく必
要がない。
【0049】更に、容器内に複数の部屋を有する芳香消
臭器、或いは、1個の部屋を有する芳香消臭器を2台稼
働することにより、各種芳香物質をミックスした香りは
もとより、各種芳香物質の香りを交互に拡散でき、一種
類の香りにより臭覚が麻痺することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る芳香消臭器の一部切り欠き
正面図
【図2】第1実施形態に係る芳香消臭器の側面図
【図3】第1実施形態に係る芳香消臭器の平面図
【図4】第1実施形態に係る基台内を示す断面図
【図5】第1実施形態に係る通風用パイプと容器との連
結構造を示す省略断面図
【図6】第1実施形態に係る通風用パイプと空気ポンプ
との連結構造を示す省略断面図
【図7】第1実施形態に係る空気ポンプの駆動制御を示
すブロック図
【図8】第1実施形態に係る空気ポンプの駆動制御を示
すフローチャート
【図9】第2実施形態に係るヒータの取り付け状態を示
す省略断面図
【図10】第3実施形態に係る芳香部材を示す断面図
【図11】第4実施形態に係る芳香消臭器の一部切り欠
き正面図
【図12】第4実施形態に係る芳香消臭器の平面図
【図13】第4実施形態に係る芳香消臭器の組立斜視図
【図14】第4実施形態に係る通風用パイプと容器との
連結構造を示す省略断面図
【図15】第4実施形態に係る芳香消臭器を複数電気的
に接続した状態を示す正面図
【図16】第5実施形態に係る芳香消臭器の要部を示す
断面図
【図17】第6実施形態に係る芳香消臭器の要部を示す
断面図
【図18】第7実施形態に係る芳香消臭器の要部を示す
断面図
【図19】空気ポンプの吸入側の構造を示す平面図
【符号の説明】
1,100…芳香消臭器、2,110…基台、3,12
0…容器、4…空気供給手段、31a,31b…部屋、
41,42…空気ポンプ、43,44,130…通風用
パイプ、A,B,A1,B1,C…芳香消臭部材。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香物質或いは消臭物質である芳香消臭
    物質又はこれらの芳香消臭物質を含む芳香消臭部材を収
    容する上部開口の容器と、該容器内の芳香消臭物質に気
    体を供給する空気供給手段と、該空気供給手段を時間的
    に駆動制御するタイマ制御手段とを有することを特徴と
    する芳香消臭器。
  2. 【請求項2】 前記芳香消臭部材は水に芳香物質或いは
    消臭物質を溶かした液状部材からなることを特徴とする
    請求項1記載の芳香消臭器。
  3. 【請求項3】 前記芳香消臭部材は高分子吸収材に芳香
    物質或いは消臭物質を含浸し粒状或いは紛状に形成した
    固体部材からなることを特徴とする請求項1記載の芳香
    消臭器。
  4. 【請求項4】 前記空気供給手段は基台内に搭載された
    空気ポンプと該空気ポンプに連結し前記容器内に連通す
    る通風用パイプとを有し、該容器は通風用パイプ及び他
    の支持パイプを介して前記基台上に支持したことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3記載の何れか1項記載の芳
    香消臭器。
  5. 【請求項5】 前記通風用パイプの先端に多孔質材料で
    形成された拡散部材を取り付けたことを特徴とする請求
    項4記載の芳香消臭器。
  6. 【請求項6】 前記芳香消臭部材を加熱する加熱器を取
    り付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れ
    か1項記載の芳香消臭器。
  7. 【請求項7】 前記加熱器は、前記容器の底部に熱線を
    照射するランプであることを特徴とする請求項6記載の
    芳香消臭器。
  8. 【請求項8】 前記容器をガラス或いは合成樹脂にて形
    成するとともに、上部開口を有する蓋体と下部を閉塞し
    た受け体とに2分割して構成し、該蓋体及び該受け体を
    前記各パイプで支持される環状の連結金具にゴムパッキ
    ンを介して着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項7の何れか1項記載の芳香消臭器。
  9. 【請求項9】 前記容器内を通る前記通風用パイプの一
    部に噴霧用の穴を形成したことを特徴とする請求項5乃
    至請求項8の何れか1項記載の芳香消臭器。
  10. 【請求項10】 芳香消臭物質或いは芳香消臭部材が含
    浸される拡散部材を内部に設置した容器と、該容器内に
    気体を供給する空気供給手段と、該空気供給手段を時間
    的に駆動制御するタイマ制御手段とを有し、該拡散部材
    には超音波発振装置を埋設したことを特徴とする芳香消
    臭器。
  11. 【請求項11】 芳香消臭物質或いは芳香消臭部材が含
    浸される拡散部材を内部に設置した上部開口の容器と、
    該容器内に気体を供給する空気供給手段と、該空気供給
    手段を時間的に駆動制御するタイマ制御手段とを有し、
    該拡散部材には熱線を照射するランプを埋設したことを
    特徴とする芳香消臭器。
  12. 【請求項12】 前記容器に異なる芳香消臭物質或いは
    芳香消臭部材用の部屋をそれぞれ別個に複数形成すると
    ともに、該各部屋の芳香消臭物質等に空気を供給する空
    気供給手段をタイマ制御手段により選択的に駆動するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れか1項記載
    の芳香消臭器。
  13. 【請求項13】 前記請求項1乃至請求項11の何れか
    1項記載の芳香消臭器を複数用意し、該各芳香消臭器の
    容器には異なる芳香消臭物質或いは芳香消臭部材を収容
    するとともに、前記タイマ制御手段により該各芳香消臭
    器の空気供給手段を選択的に駆動することを特徴とする
    芳香消臭方法。
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