JP2003230624A - 芳香発生装置 - Google Patents

芳香発生装置

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JP2003230624A
JP2003230624A JP2002030609A JP2002030609A JP2003230624A JP 2003230624 A JP2003230624 A JP 2003230624A JP 2002030609 A JP2002030609 A JP 2002030609A JP 2002030609 A JP2002030609 A JP 2002030609A JP 2003230624 A JP2003230624 A JP 2003230624A
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JP
Japan
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fragrance
aroma
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predetermined
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Prior art date
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Application number
JP2002030609A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Matsuura
哲哉 松浦
Junji Matsushima
潤治 松島
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズな入眠又は快適な目覚めを促進する
利便性の高い芳香発生装置を提供する。 【解決手段】 芳香発生装置(1)は、入眠促進用芳香
剤が収容された第1収容容器(11)と、覚醒促進用芳香
剤が収容された第2収容容器(12)とを備えている。回
転モータ(30)に接続されたカム軸(20)には、第1収
容容器(11)の蓋(13)を押し上げる第1カム(21)
と、第2収容容器(12)の蓋(14)を押し上げる第2カ
ム(22)とが設けられている。就寝時には第1収容容器
(11)の蓋(13)が開放し、その後所定時間が経過する
と、第1収容容器(11)の蓋(13)は自動的に閉鎖され
る。起床時刻の所定時間前になると、第2収容容器(1
2)の蓋(14)が開放され、その後所定時間が経過する
と、第2収容容器(12)の蓋(14)は自動的に閉鎖され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香発生装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、快適な眠りは、スムーズな入
眠、中途覚醒のない深い睡眠、快適な目覚めによっ
て達成することができる。特に、スムーズな入眠及び快
適な目覚めは、睡眠全体の満足感に大きな影響を及ぼす
と考えられている。
【0003】従来より、スムーズな入眠及び快適な目覚
めのために、空気調和装置が活用されている。例えば、
夏の寝苦しい夜には冷房を行うことにより入眠を促進
し、冬の寒い朝には暖房を行うことにより快適な目覚め
を促進すること等が図られている。このように、従来は
入眠時及び起床時の温度を制御することにより、スムー
ズな入眠及び快適な目覚めの実現を図っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、アロ
マテラピーの普及等に見られるように、芳香の効能が見
直されている。芳香には、単に覚醒時のリラックス効果
のみならず、入眠を促進する効果や覚醒を促す効果も期
待できる。しかし従来は、芳香を利用して入眠又は覚醒
を促す利便性の高い装置は何ら存在していなかった。
【0005】そこで、本発明者は、室内温度を制御する
従来の空気調和に代えて、又は従来の空気調和と共に、
芳香を積極的に活用することを考案した。そして、芳香
を効果的に利用することのできる利便性の高い装置を考
案することとした。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、スムーズな入眠又は
快適な目覚めを促進する利便性の高い芳香発生装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る芳香発生装
置は、所定の発生開始信号を受けると芳香を発生させ、
所定の発生停止信号を受けると芳香の発生を停止する芳
香手段と、就寝に際して前記芳香手段に発生開始信号が
送られた後、発生開始信号の送信時から所定時間経過後
に又は予め定められた所定時刻に、前記芳香手段に発生
停止信号を送信するタイマー手段とを備えているもので
ある。
【0008】上記芳香発生装置では、就寝に際して芳香
手段に発生開始信号が送信され、芳香手段が起動する。
これにより、芳香手段から所定の芳香が発生し、就寝者
のスムーズな入眠が促進される。その後、就寝者が入眠
したと想定される所定時間の経過後、あるいは予め定め
られた所定時刻になると、タイマー手段から芳香手段に
対して発生停止信号が送信され、芳香手段による芳香の
発生は停止される。したがって、入眠後も長時間にわた
って芳香の発生が継続されることはなく、芳香の無駄が
防止される。
【0009】本発明に係る芳香発生装置は、所定の発生
開始信号を受けると芳香を発生させ、所定の発生停止信
号を受けると芳香の発生を停止する芳香手段と、予め定
められた起床時刻の所定時間前に又は当該起床時刻と同
時に前記芳香手段に発生開始信号を送信する一方、発生
開始信号の送信時から所定時間経過後に又は前記起床時
刻よりも後の所定時刻に、前記芳香手段に発生停止信号
を送信するタイマー手段とを備えているものである。
【0010】上記芳香発生装置では、所定の起床時刻以
前に、タイマー手段から芳香手段に対して発生開始信号
が送信される。これにより、芳香手段から所定の芳香が
発生し、睡眠者の覚醒が促進される。その結果、睡眠者
は快適な目覚めを得ることができる。
【0011】芳香手段が起動してから所定時間経過後に
又は所定時刻になると、タイマー手段から芳香手段に対
して発生停止信号が送信され、芳香手段による芳香の発
生は停止される。したがって、人手によって芳香手段を
強制的に停止する必要はなく、利便性が向上する。ま
た、芳香手段の切り忘れによる芳香の無駄を防止するこ
とができる。
【0012】前記芳香手段は、開閉自在な蓋を有する収
容容器と、前記収容容器に収容された芳香剤と、発生開
始信号を受けると前記蓋を開放し、発生停止信号を受け
ると前記蓋を閉鎖する開閉制御手段とを備えていてもよ
い。
【0013】上記芳香発生装置では、開閉制御手段は発
生開始信号を受けると収容容器の蓋を開放する。これに
より、収容容器内の芳香剤から芳香が放出される。一
方、開閉制御手段は、発生停止信号を受けると、収容容
器の蓋を閉鎖する。これにより、芳香の発生は停止さ
れ、芳香剤の無駄な消費が防止される。
【0014】前記収容容器は上方に開口した箱形状に形
成される一方、前記収容容器の蓋は前記開口を覆うよう
に形成され、前記収容容器の蓋には、上下方向に延びる
ロッドが設けられ、開閉制御手段は、前記ロッドを押し
上げるカムを有するカム軸と、前記カム軸を回転させる
回転モータとを備えていてもよい。
【0015】上記芳香発生装置では、開閉制御手段が発
生開始信号を受けると回転モータが駆動し、カム軸が回
転する。これにより、カム軸に設けられたカムがロッド
を押し上げ、収容容器の蓋が開放される。また、開閉制
御手段が発生停止信号を受けると回転モータが駆動し、
カム軸が更に回転する。これにより、カムによるロッド
の押し上げが解除され、収容容器の蓋は閉鎖される。
【0016】本発明に係る芳香発生装置は、所定の第1
発生開始信号を受けると入眠促進用芳香を発生させ、所
定の第1発生停止信号を受けると入眠促進用芳香の発生
を停止し、所定の第2発生開始信号を受けると覚醒促進
用芳香を発生させ、所定の第2発生停止信号を受けると
覚醒促進用芳香の発生を停止する芳香手段と、就寝に際
して前記芳香手段に第1発生開始信号が送られた後、当
該第1発生開始信号の送信時から所定時間経過後に又は
予め定められた所定時刻に、前記芳香手段に第1発生停
止信号を送信する一方、予め定められた起床時刻の所定
時間前に又は当該起床時刻と同時に前記芳香手段に第2
発生開始信号を送信する一方、第2発生開始信号の送信
時から所定時間経過後に又は前記起床時刻よりも後の所
定時刻に、前記芳香手段に第2発生停止信号を送信する
タイマー手段とを備えているものである。
【0017】上記芳香発生装置では、就寝に際して芳香
手段に第1発生開始信号が送信され、芳香手段が起動す
る。これにより、芳香手段から所定の芳香が発生し、就
寝者のスムーズな入眠が促進される。その後、就寝者が
入眠したと想定される所定時間の経過後、あるいは予め
定められた所定時刻になると、タイマー手段から芳香手
段に対して第1発生停止信号が送信され、芳香手段によ
る芳香の発生は停止される。したがって、入眠後も長時
間にわたって芳香の発生が継続されることはなく、芳香
の無駄が防止される。
【0018】また、所定の起床時刻以前に、タイマー手
段から芳香手段に対して第2発生開始信号が送信され
る。これにより、芳香手段から所定の芳香が発生し、睡
眠者の覚醒が促進される。その結果、睡眠者は快適な目
覚めを得ることができる。
【0019】芳香手段が起動してから所定時間経過後に
又は所定時刻になると、タイマー手段から芳香手段に対
して第2発生停止信号が送信され、芳香手段による芳香
の発生は停止される。その結果、人手によって芳香手段
を強制的に停止する必要がなくなり、利便性が向上す
る。また、芳香手段の切り忘れによる芳香の無駄を防止
することができる。
【0020】前記芳香手段は、開閉自在な蓋を有する第
1及び第2の収容容器と、前記第1収容容器に収容され
た入眠促進用芳香剤と、前記第2収容容器に収容された
覚醒促進用芳香剤と、第1発生開始信号を受けると前記
第1収容容器の蓋を開放し、前記第1発生停止信号を受
けると前記第1収容容器の蓋を閉鎖し、前記第2発生開
始信号を受けると前記第2収容容器の蓋を開放し、前記
第2発生停止信号を受けると前記第2収容容器の蓋を閉
鎖する開閉制御手段とを備えていてもよい。
【0021】上記芳香発生装置では、開閉制御手段は第
1発生開始信号を受けると第1収容容器の蓋を開放す
る。これにより、第1収容容器内の入眠促進用芳香剤か
ら入眠を促す所定の芳香が放出される。一方、開閉制御
手段は、第1発生停止信号を受けると、第1収容容器の
蓋を閉鎖する。これにより、上記芳香の発生は停止さ
れ、芳香剤の無駄な消費が防止される。また、開閉制御
手段は第2発生開始信号を受けると第2収容容器の蓋を
開放する。これにより、第2収容容器内の覚醒促進用芳
香剤から覚醒を促す所定の芳香が放出される。一方、開
閉制御手段は、第2発生停止信号を受けると、第2収容
容器の蓋を閉鎖する。これにより、上記芳香の発生は停
止され、芳香剤の無駄な消費が防止される。
【0022】前記各収容容器は上方に開口した箱形状に
形成される一方、前記各収容容器の蓋は前記開口を覆う
ように形成され、前記各収容容器の蓋には、上下方向に
延びるロッドが設けられ、開閉制御手段は、第1収容容
器のロッドを押し上げる第1カムと第2収容容器のロッ
ドを押し上げる第2カムとを有するカム軸と、前記カム
軸を回転させる回転モータとを備えていてもよい。
【0023】上記芳香発生装置では、開閉制御手段が第
1発生開始信号を受けると、回転モータが駆動し、カム
軸が回転する。これにより、カム軸に設けられた第1カ
ムが第1収容容器のロッドを押し上げ、第1収容容器の
蓋が開放される。
【0024】開閉制御手段が第1発生停止信号を受ける
と、回転モータが駆動し、カム軸が更に回転する。これ
により、第1カムによる上記ロッドの押し上げが解除さ
れ、第1収容容器の蓋は閉鎖される。
【0025】一方、開閉制御手段が第2発生開始信号を
受けると、回転モータが駆動し、カム軸が回転する。こ
れにより、カム軸に設けられた第2カムが第2収容容器
のロッドを押し上げ、第2収容容器の蓋が開放される。
【0026】開閉制御手段が第2発生停止信号を受ける
と、回転モータが駆動し、カム軸が更に回転する。これ
により、第2カムによる上記ロッドの押し上げが解除さ
れ、第2収容容器の蓋は閉鎖される。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、就寝に
際して所定の芳香を発生させることにより入眠を促進し
た後、所定時間の経過後又は所定時刻に芳香の発生を自
動的に停止することができる。したがって、就寝者に対
してスムーズに入眠することができる環境を提供するこ
とができるとともに、芳香の無駄を防止することができ
る。
【0028】また、覚醒前に予め所定の芳香を自動的に
発生させることができ、睡眠者の覚醒を促進することが
できる。したがって、すっきりとした目覚め感を得るこ
とができる環境を提供することができる。また、その後
に芳香の発生を自動的に停止することができるので、芳
香の無駄を防止することができる。
【0029】したがって、本発明によれば、スムーズな
入眠又は快適な目覚めを促進する利便性の高い芳香発生
装置を提供することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0031】図1は、芳香発生装置(1)のブロック図
である。図1に示すように、芳香発生装置(1)は、芳
香手段(2)とタイマー手段(3)とを備えている。
【0032】芳香手段(2)は、入眠促進用の芳香を発
生させる第1芳香発生部(4)と、覚醒促進用の芳香を
発生させる第2芳香発生部(5)と、第1芳香発生部
(4)をON/OFFする第1スイッチ手段(6)と、第
2芳香発生部(5)をON/OFFする第2スイッチ手
段(7)とを備えている。入眠促進用の芳香としては、
例えばラベンダーの芳香など、リラックス効果を与える
ような芳香が好ましい。覚醒促進用の芳香としては、例
えば、レモン等の柑橘系の香りやミント等を好適に用い
ることができる。
【0033】タイマー手段(3)は、タイマー(8)と、
制御器(9)と、操作パネル(10)とを備えている。操
作パネル(10)は、芳香発生装置(1)の利用者により
操作されるものである。利用者は操作パネル(10)を用
いることにより、第1芳香発生部(4)をOFFする時
刻、第2芳香発生部(5)をONする時刻、第2芳香発
生部(5)をOFFする時刻等を任意に設定することが
できる。制御器(9)は、操作パネル(10)からの操作
情報を記憶するとともに、タイマー(8)の時刻を参照
しながら、所定の時刻になるとスイッチ手段(6,7)を
介して芳香発生部(4,5)のON/OFF制御を行うも
のである。
【0034】芳香手段(2)の具体的構成は特に限定さ
れるものではないが、本実施形態では、芳香手段(2)
は以下のような構成を有している。
【0035】すなわち、本実施形態に係る芳香手段
(2)は、図2に示すように、入眠促進用芳香剤が収容
された第1収容容器(11)と、覚醒促進用芳香剤が収容
された第2収容容器(12)とを備えている。これらの収
容容器(11,12)の各々は、底部を有する円筒形状に形
成され、上方の開口には蓋(13,14)が設けられてい
る。これらの蓋(13,14)には、蓋(13,14)を閉鎖する
方向に付勢する付勢手段として、ばね(図示せず)がそ
れぞれ設けられている。蓋(13,14)の中心部には、下
方に延びるロッド(15,16)がそれぞれ設けられてい
る。ロッド(15,16)は収容容器(11,12)の底部を上下
動自在に貫いており、ロッド(15,16)とともに蓋(13,
14)が上下動(すなわち、開閉動作)するように構成さ
れている。
【0036】収容容器(11,12)の下方には、回転モー
タ(30)に接続されたカム軸(20)が配置されている。
カム軸(20)には、第1カム(21)と第2カム(22)と
第3カム(23)とが設けられている。
【0037】第1カム(21)は、第1収容容器(11)の
ロッド(15)を上下動させるためのものであり、ロッド
(15)の真下の位置に設けられている。カム軸(20)の
回転によって第1カム(21)が上側に移動すると、この
第1カム(21)によってロッド(15)が上方に持ち上げ
られる。その結果、ロッド(15)に固定された蓋(13)
が前記ばねの付勢力に対抗して上方に持ち上げられ、第
1収容容器(11)は開放される。そして、第1収容容器
(11)が開放されることにより、第1収容容器(11)内
の入眠促進用芳香剤から発生した芳香が放出され、室内
に供給されることになる。
【0038】一方、カム軸(20)の回転によって第1カ
ム(21)がカム軸(20)の横又は下側に移動すると、ロ
ッド(15)の持ち上げ状態は解除され、前記ばねの付勢
力によって蓋(13)は下方に移動する。その結果、第1
収容容器(11)は閉鎖され、第1収容容器(11)からの
芳香の供給は停止されることになる。
【0039】第2カム(22)は、第2収容容器(12)の
ロッド(16)を上下動させるためのものであり、ロッド
(16)の真下の位置に設けられている。第2カム(22)
は、上述した第1カム(21)と同様にして、第2収容容
器(12)の蓋(14)を開閉する。すなわち、第2カム
(22)がカム軸(20)の上側に移動すると、第2収容容
器(12)の蓋(14)が開放され、第2収容容器(12)か
ら室内に覚醒促進用の芳香が供給される。一方、第2カ
ム(22)がカム軸(20)の横又は下側に移動すると、第
2収容容器(12)の蓋(14)が閉鎖され、第2収容容器
(12)からの芳香の供給は停止される。
【0040】第3カム(23)の上方には、リセットスイ
ッチ(31)が設けられている。このリセットスイッチ
(31)は、いわゆる接点式のリセットスイッチである。
第3カム(23)は、このリセットスイッチ(31)をON
するためのものである。後述するように、本芳香発生装
置(1)では、所定時間ごとに回転モータ(30)を回転
させ、それにより芳香の発生を制御する。ところで、回
転モータ(30)を何回も回転させていると、その回転角
度のわずかな誤差が累積され、制御が不安定になるおそ
れがある。そこで、本実施形態では、リセットスイッチ
(31)を設けることにより、回転モータ(30)が一回転
するごとにリセットスイッチ(31)をONし、回転の起
点時間を再設定することとしている。
【0041】図2に示すように、第1カム(21)と第2
カム(22)とは、カム軸(20)に対する取り付け位置が
互いに反対である。つまり、第1カム(21)と第2カム
(22)とは、カム軸(20)の軸方向に互いに離れた位置
に設けられるとともに、カム軸(20)に関して対称の位
置に設けられている。例えば、第1カム(21)がカム軸
(20)の上側に位置するときには第2カム(22)はカム
軸(20)の下側に位置し、逆に、第1カム(21)がカム
軸(20)の下側に位置するときには第2カム(22)はカ
ム軸(20)の上側に位置する。また、第1カム(21)が
図2に示すカム軸(20)の手前側に位置するときには、
第2カム(22)はカム軸(20)の奥側に位置する。
【0042】したがって、第1収容容器(11)の蓋(1
3)が開いているときには第2収容容器(12)の蓋(1
4)は閉鎖され(図2参照)、第2収容容器(12)の蓋
(14)が開いているときには第1収容容器(11)の蓋
(13)は閉鎖される(図3(a)参照)。また、両方の
収容容器(11,12)の蓋(13,14)を同時に閉鎖すること
も可能となっている(図3(b)参照)。
【0043】次に、図4を参照しながら、芳香発生装置
(1)の動作について説明する。なお、図4に示すステ
ップST1〜ST10は就寝時の動作であり、ステップ
ST11〜ST18は起床時の動作である。
【0044】まず、ステップST1において、就寝者が
芳香発生装置(1)の操作パネル(10)を操作して就寝
用スイッチをONする。すると、制御器(9)から回転
モータ(30)に第1発生開始信号が送信され、回転モー
タ(30)が回転する。それにより、第3カム(23)によ
ってリセットスイッチ(31)がONされる(ステップS
T2)。その結果、ステップST3において、タイマー
(8)の計測時間Tが0に設定される。そして、ステッ
プST4において回転モータ(30)が更に回転し、ステ
ップST5において、回転時間ΔTが所定時間T1にな
ったか否かが判定される。なお、ここでの所定時間T1
は、回転モータ(30)への電力供給時間である。所定時
間T1は、第1カム(21)が第1収容容器(11)の蓋
(13)を閉じた状態から開いた状態にするのに適当な時
間に設定されている。
【0045】回転時間ΔTが所定時間T1になると、ス
テップST6において、回転モータ(30)が停止する。
これにより、第1収容容器(11)の蓋(13)が開放さ
れ、室内に入眠促進用の芳香が供給される。そして、ユ
ーザに対して、すみやかに入眠しやすい環境が提供され
る。
【0046】次に、ステップST7において、制御器
(9)は、計測時間Tが所定時間TAになったか否か、
つまり、リセットスイッチ(31)がONされてから、就
寝者が入眠したと想定される所定時間TAが経過したか
否かを判定する。なお、ここでは経過時間TAに基づい
て判定を行っているが、予めユーザによって設定された
所定時刻になったか否かを判定基準としてもよい。経過
時間TAは、適宜に設定することができ、本実施形態で
は15分に設定されている。
【0047】上記判定結果がYESの場合には、ステッ
プST8に進み、制御器(9)から回転モータ(30)に
第1発生停止信号が送信され、回転モータ(30)は回転
を始める。そして、ステップST9において回転時間Δ
Tが所定時間T2になったか否かを判定し、YESの場
合にはステップST10において回転モータ(30)を停
止する。なお、上記所定時間T2は、回転モータ(30)
への電力供給時間であり、第1カム(21)が第1収容容
器(11)の蓋(13)を開いた状態から閉じた状態にする
のに適当な時間に設定されている。このように第1収容
容器(11)の蓋(13)が閉鎖されることにより、入眠促
進用の芳香の供給は停止される。したがって、第1収容
容器(11)内の芳香剤の浪費が防止される。
【0048】以上が就寝時の芳香発生装置(1)の動作
である。次に、起床時の芳香発生装置(1)の動作につ
いて説明する。
【0049】まず、ステップST11において、予めユ
ーザによって設定された起床時刻よりも所定時間TB
(例えば15分間)だけ早い所定時刻になったか否かを
判定する。判定結果がYESの場合には、ステップST
12に進み、制御器(9)から回転モータ(30)に第2
発生開始信号が送信され、回転モータ(30)が回転す
る。そして、ステップST13において、回転時間ΔT
が所定時間T3になったか否かを判定し、YESの場合
には、ステップST14において回転モータ(30)を停
止する。なお、上記所定時間T3は、回転モータ(30)
への電力供給時間であり、第2カム(22)が第2収容容
器(12)の蓋(14)を閉じた状態から開いた状態にする
のに適当な時間に設定されている。
【0050】このように第2収容容器(12)の蓋(14)
が開放されることにより、覚醒促進用の芳香が室内に供
給される。その結果、ユーザは、覚醒促進用の芳香を受
けることにより覚醒を促され、前記起床時刻においてす
っきりと目覚めやすい環境が提供される。
【0051】その後、ステップST15において、所定
時間TCが経過したか否かを判定し、YESの場合に
は、制御器(9)から回転モータ(30)に第2発生停止
信号が送信され、ステップST16に進んで回転モータ
(30)を回転させる。上記所定時間TCは、前記所定時
間TBと等しくてもよく、所定時間TBよりも長い時間
であってもよい。TC=TBの場合には、ステップST
16における回転モータ(30)の回転は、起床時刻に行
われることになる。
【0052】次に、ステップST17において、回転時
間ΔTが所定時間T4になったか否かを判定し、YES
の場合には、ステップST18に進んで回転モータ(3
0)を停止する。なお、上記所定時間T4は、回転モー
タ(30)への電力供給時間であり、第2カム(22)が第
2収容容器(12)の蓋(14)を開いた状態から閉じた状
態にするのに適当な時間に設定されている。このように
第2収容容器(12)の蓋(14)が閉鎖されることによ
り、覚醒促進用の芳香の供給は停止される。したがっ
て、第2収容容器(12)内の芳香剤の浪費が防止され
る。
【0053】以上のように、芳香発生装置(1)によれ
ば、ユーザの就寝時には、入眠を促進する芳香を発生す
るので、スムーズな入眠を促すことができる。また、芳
香を一定時間供給した後、自動的に供給を停止するの
で、芳香の供給の無駄を防止することができる。
【0054】また、芳香発生装置(1)によれば、ユー
ザの起床に際して、起床時刻の所定時間前から覚醒を促
進する芳香を供給するので、起床時刻におけるユーザの
覚醒を促すことができる。したがって、ユーザにすっき
りとした目覚めを与えることができる。
【0055】このように、芳香発生装置(1)によれ
ば、スムーズな入眠に適した芳香とすっきりした目覚め
に適した芳香とを、適宜に発生することができるので、
ユーザに対してスムーズな入眠と快適な目覚めを与える
ことができ、就寝時及び起床時の双方において快適な環
境を提供することができる。そのため、ユーザは心地よ
い睡眠を得ることができる。また、芳香の供給の開始及
び停止を自動的に行うので、人手が不要である。そのた
め、利便性の高い装置を提供することができる。
【0056】芳香発生部(4,5)を収容容器(11,12)と
芳香剤(図示せず)と蓋(13,14)とにより構成し、ス
イッチ手段(6,7)を回転モータ(30)とカム(21,22)
とロッド(15,16)とにより構成しているので、芳香発
生部(4,5)及びスイッチ手段(6,7)を簡易かつ安価に
実現することができる。ただし、芳香発生部(4,5)及
びスイッチ手段(6,7)は上記構成に限定されるもので
はなく、他の構成を用いることも勿論可能である。
【0057】なお、上記芳香発生装置(1)は、入眠促
進用芳香及び覚醒促進用芳香の両方を発生させることの
できる装置であったが、入眠促進用芳香の発生のみを行
う装置、又は覚醒促進用芳香の発生のみを行う装置に本
発明を適用することも勿論可能である。
【0058】リセットスイッチ(31)は接点式スイッチ
に限定されず、光学式スイッチ等の他の形式のスイッチ
であってもよい。
【0059】また、回転モータ(30)の代わりに、ステ
ッピングモータを用いてもよい。ステッピングモータは
精密な位置制御が可能であるので、ステッピングモータ
を用いる場合には、リセットスイッチ(31)はなくても
よい。
【0060】なお、芳香発生装置(1)は、室内温度を
調整する空気調和装置に内蔵されていてもよく、空気調
和装置と構成上独立していてもよい。また、空気調和装
置と連動して作動してもよく、空気調和装置から独立し
て作動するように構成されていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】芳香発生装置のブロック図である。
【図2】芳香発生装置の構成図である。
【図3】(a)及び(b)は、芳香発生装置の構成図で
ある。
【図4】芳香発生装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
(1) 芳香発生装置 (2) 芳香手段 (3) タイマー手段 (4) 第1芳香発生部 (5) 第2芳香発生部 (6) 第1スイッチ手段 (7) 第2スイッチ手段 (8) タイマー (9) 制御器 (10) 操作パネル (11) 第1収容容器 (12) 第2収容容器 (13,14) 蓋 (15,16) ロッド (20) カム軸 (21) 第1カム (22) 第2カム (30) 回転モータ (31) リセットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C002 AA01 BB02 DD03 FF01 FF06 KK04 KK10 4C080 AA03 BB03 HH03 JJ01 KK03 LL01 MM16 MM31 QQ11 QQ16 QQ20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の発生開始信号を受けると芳香を発
    生させ、所定の発生停止信号を受けると芳香の発生を停
    止する芳香手段(2)と、 就寝に際して前記芳香手段(2)に発生開始信号が送ら
    れた後、発生開始信号の送信時から所定時間経過後に又
    は予め定められた所定時刻に、前記芳香手段(2)に発
    生停止信号を送信するタイマー手段(3)とを備えてい
    る芳香発生装置。
  2. 【請求項2】 所定の発生開始信号を受けると芳香を発
    生させ、所定の発生停止信号を受けると芳香の発生を停
    止する芳香手段(2)と、 予め定められた起床時刻の所定時間前に又は当該起床時
    刻と同時に前記芳香手段(2)に発生開始信号を送信す
    る一方、発生開始信号の送信時から所定時間経過後に又
    は前記起床時刻よりも後の所定時刻に、前記芳香手段
    (2)に発生停止信号を送信するタイマー手段(3)とを
    備えている芳香発生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の芳香発生装置で
    あって、 芳香手段(2)は、 開閉自在な蓋(13,14)を有する収容容器(11,12)と、 前記収容容器(11,12)に収容された芳香剤と、 発生開始信号を受けると前記蓋(13,14)を開放し、発
    生停止信号を受けると前記蓋(13,14)を閉鎖する開閉
    制御手段(6,7)とを備えている芳香発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の芳香発生装置であっ
    て、 収容容器(11,12)は上方に開口した箱形状に形成され
    る一方、前記収容容器(11,12)の蓋(13,14)は前記開
    口を覆うように形成され、 前記収容容器(11,12)の蓋(13,14)には、上下方向に
    延びるロッド(15,16)が設けられ、 開閉制御手段(6,7)は、前記ロッド(15,16)を押し上
    げるカム(21,22)を有するカム軸(20)と、前記カム
    軸(20)を回転させる回転モータ(30)とを備えている
    芳香発生装置。
  5. 【請求項5】 所定の第1発生開始信号を受けると入眠
    促進用芳香を発生させ、所定の第1発生停止信号を受け
    ると入眠促進用芳香の発生を停止し、所定の第2発生開
    始信号を受けると覚醒促進用芳香を発生させ、所定の第
    2発生停止信号を受けると覚醒促進用芳香の発生を停止
    する芳香手段(2)と、 就寝に際して前記芳香手段(2)に第1発生開始信号が
    送られた後、当該第1発生開始信号の送信時から所定時
    間経過後に又は予め定められた所定時刻に、前記芳香手
    段(2)に第1発生停止信号を送信する一方、予め定め
    られた起床時刻の所定時間前に又は当該起床時刻と同時
    に前記芳香手段(2)に第2発生開始信号を送信する一
    方、第2発生開始信号の送信時から所定時間経過後に又
    は前記起床時刻よりも後の所定時刻に、前記芳香手段
    (2)に第2発生停止信号を送信するタイマー手段(3)
    とを備えている芳香発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の芳香発生装置であっ
    て、 芳香手段(2)は、 開閉自在な蓋(13,14)を有する第1及び第2の収容容
    器(11,12)と、 前記第1収容容器(11)に収容された入眠促進用芳香剤
    と、 前記第2収容容器(12)に収容された覚醒促進用芳香剤
    と、 第1発生開始信号を受けると前記第1収容容器(11)の
    蓋(13)を開放し、前記第1発生停止信号を受けると前
    記第1収容容器(11)の蓋(13)を閉鎖し、前記第2発
    生開始信号を受けると前記第2収容容器(12)の蓋(1
    4)を開放し、前記第2発生停止信号を受けると前記第
    2収容容器(12)の蓋(14)を閉鎖する開閉制御手段
    (6,7)とを備えている芳香発生装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の芳香発生装置であっ
    て、 前記各収容容器(11,12)は上方に開口した箱形状に形
    成される一方、前記各収容容器(11,12)の蓋(13,14)
    は前記開口を覆うように形成され、 前記各収容容器(11,12)の蓋(13,14)には、上下方向
    に延びるロッド(15,16)が設けられ、 開閉制御手段(6,7)は、第1収容容器(11)のロッド
    (15)を押し上げる第1カム(21)と第2収容容器(1
    2)のロッド(16)を押し上げる第2カム(22)とを有
    するカム軸(20)と、前記カム軸(20)を回転させる回
    転モータ(30)とを備えている芳香発生装置。
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