JPH085699B2 - 軽量無機質板の製造方法 - Google Patents
軽量無機質板の製造方法Info
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- JPH085699B2 JPH085699B2 JP26098487A JP26098487A JPH085699B2 JP H085699 B2 JPH085699 B2 JP H085699B2 JP 26098487 A JP26098487 A JP 26098487A JP 26098487 A JP26098487 A JP 26098487A JP H085699 B2 JPH085699 B2 JP H085699B2
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- Japan
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- ash
- particles
- cement
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は軽量無機質板の製造方法に関し、詳しくは
押出成形による軽量無機質板の製造方法に関する。
押出成形による軽量無機質板の製造方法に関する。
〔従来の技術〕 従来、セメント等を主原料とする無機質建材の製造方
法として押出成形によるものが公知である。
法として押出成形によるものが公知である。
この押出成形は、一定断面形状のものが長尺に連続成
形出来、かつ、成形ダイ部分で強く圧縮されて成形され
るため高密度の強度に優れた建材が製造できると言った
利点を有する。
形出来、かつ、成形ダイ部分で強く圧縮されて成形され
るため高密度の強度に優れた建材が製造できると言った
利点を有する。
しかし、押出成形による建材は高密度、高強度を有す
る反面、これが加工性、あるいは軽量化に対する欠点と
なり、所定長さ方向に裁断したり、釘打ち固定する場
合、非常に作業性が悪くなり、また、固定支持構造もそ
れだけ頑丈な構造としなければならない問題が有る。
る反面、これが加工性、あるいは軽量化に対する欠点と
なり、所定長さ方向に裁断したり、釘打ち固定する場
合、非常に作業性が悪くなり、また、固定支持構造もそ
れだけ頑丈な構造としなければならない問題が有る。
そこで、押出成形法によっても軽量な、かつ、加工性
の良い無機質建材を製造する方法としてセメントスラリ
ー中にパーライト等の軽量骨材や、発泡スチロール粒子
を添加することが提案され、かつ、実施されている(例
えば特開昭55−124605号)。
の良い無機質建材を製造する方法としてセメントスラリ
ー中にパーライト等の軽量骨材や、発泡スチロール粒子
を添加することが提案され、かつ、実施されている(例
えば特開昭55−124605号)。
しかし、軽量化として、パーライト等を使用する場
合、該骨材は、硬くてもろい性質を有するため混練、押
出工程中に破砕されてしまい、それほどの軽量化は実現
出来ず、また、発泡スチロール粒子を用いた場合、弾力
性のために成形直後からスプリングバック現象が生じ、
形状規制が正確に行なえないなどの問題が有った。
合、該骨材は、硬くてもろい性質を有するため混練、押
出工程中に破砕されてしまい、それほどの軽量化は実現
出来ず、また、発泡スチロール粒子を用いた場合、弾力
性のために成形直後からスプリングバック現象が生じ、
形状規制が正確に行なえないなどの問題が有った。
この発明は、上記問題点に鑑み、押出成形法における
成形品の軽量化が充分に達成出来、併せて産業廃棄物で
ある未燃分の多い石炭灰の有効利用も可能とした軽量無
機質板の製造方法を得ることを目的としてなされたもの
である。
成形品の軽量化が充分に達成出来、併せて産業廃棄物で
ある未燃分の多い石炭灰の有効利用も可能とした軽量無
機質板の製造方法を得ることを目的としてなされたもの
である。
即ち、この発明の軽量無機質板の製造方法はセメント
20〜60重量%、未燃分が多く、フライアッシュとしての
球状粒子の他に表面及び内部に多数の孔を有した状態の
不完全燃焼灰とから成る石炭灰10〜60重量%、パルプ等
のセルロース繊維1〜10重量%、メチルセルロース等の
押出助剤0.3〜1重量%、必要に応じてパーライト等の
軽量骨材、若しくは発泡スチロール粒子又は粉砕粒子1
〜20重量%加え必要量の水を加えて混練し、該材料を押
出成形することを特徴とするものである。
20〜60重量%、未燃分が多く、フライアッシュとしての
球状粒子の他に表面及び内部に多数の孔を有した状態の
不完全燃焼灰とから成る石炭灰10〜60重量%、パルプ等
のセルロース繊維1〜10重量%、メチルセルロース等の
押出助剤0.3〜1重量%、必要に応じてパーライト等の
軽量骨材、若しくは発泡スチロール粒子又は粉砕粒子1
〜20重量%加え必要量の水を加えて混練し、該材料を押
出成形することを特徴とするものである。
この発明において、未燃分が多く、フライアッシュと
しての球状粒子の他に表面及び内部に多数の孔を有した
状態の不完全燃焼灰とから成る石炭灰とはNOx排出規制
により燃焼温度を抑えた結果発生する石炭灰を言い、多
いものにあっては、未燃カーボン量を20%又はそれ以上
含む石炭灰を言う。
しての球状粒子の他に表面及び内部に多数の孔を有した
状態の不完全燃焼灰とから成る石炭灰とはNOx排出規制
により燃焼温度を抑えた結果発生する石炭灰を言い、多
いものにあっては、未燃カーボン量を20%又はそれ以上
含む石炭灰を言う。
この石炭灰中の不完全燃焼粒子はJISに適合するフラ
イアッシュと異なり、多孔質であって、吸水性に富む。
イアッシュと異なり、多孔質であって、吸水性に富む。
従ってセメントスラリー中に大量の水を添加しても上
記多孔質粒子が吸水、並びに保水作用を営み、この結果
押出成形品の保形性も高められる。
記多孔質粒子が吸水、並びに保水作用を営み、この結果
押出成形品の保形性も高められる。
そして、多孔質粒子中には水と共にある程度のセメン
ト粒子も入り込むため、セメントマトリックスと強固な
結合を行ない、成形品強度向上に寄与する。
ト粒子も入り込むため、セメントマトリックスと強固な
結合を行ない、成形品強度向上に寄与する。
また、多量に吸収した水分は養生と共に蒸発してしま
うため、板材の軽量化にも寄与する。
うため、板材の軽量化にも寄与する。
この発明において、使用されるセメントとしては特に
限定されない。また、その添加量を20〜60重量%とする
のも従来常法による添加の理由と同じであり、20重量%
より少ないと充分なセメントマトリックスが形成され
ず、60重量%より多いとセメント水和反応時のシリカ分
が相対的に減少する結果、充分な強度となし得ない。
限定されない。また、その添加量を20〜60重量%とする
のも従来常法による添加の理由と同じであり、20重量%
より少ないと充分なセメントマトリックスが形成され
ず、60重量%より多いとセメント水和反応時のシリカ分
が相対的に減少する結果、充分な強度となし得ない。
上述した不完全燃焼灰を含む石炭灰の添加量を10〜60
重量%とするのは、10重量%より少ないと充分な軽量化
が達成出来ず、60重量%より多いと多孔質によるセメン
トマトリックス中の空洞化が著しく成形体の強度が損な
われるからである。
重量%とするのは、10重量%より少ないと充分な軽量化
が達成出来ず、60重量%より多いと多孔質によるセメン
トマトリックス中の空洞化が著しく成形体の強度が損な
われるからである。
パルプ等のセルロース繊維は押出直後の成形品に保形
性を付与すると共に、養生硬化後の成形品の補強を行な
わせるために添加され、1重量%より少ないと充分な曲
げ強度が発揮されず、10重量%より多いと、セメントマ
トリックス中におけるパルプの占める容積が多くなりす
ぎ、かえって強度が低下する。
性を付与すると共に、養生硬化後の成形品の補強を行な
わせるために添加され、1重量%より少ないと充分な曲
げ強度が発揮されず、10重量%より多いと、セメントマ
トリックス中におけるパルプの占める容積が多くなりす
ぎ、かえって強度が低下する。
メチルセルロース等の押出助剤は、従来の押出成形と
同様、スラリーの押出性、及び保形性を良くするために
添加されるもので、0.3重量%より少ないと充分な押出
性が発揮されず、1重量%より多くしても、それ以上の
押出性は改良されず、不経済となるからである。
同様、スラリーの押出性、及び保形性を良くするために
添加されるもので、0.3重量%より少ないと充分な押出
性が発揮されず、1重量%より多くしても、それ以上の
押出性は改良されず、不経済となるからである。
パーライト等の軽量骨材、発泡スチロール粒子等はさ
らに軽量化を図る場合に使用され、その添加量は20重量
%を限度とする。20重量%を超えるとセメントマトリッ
クス中の空洞化が著しくなり、強度低下を来すからであ
る。
らに軽量化を図る場合に使用され、その添加量は20重量
%を限度とする。20重量%を超えるとセメントマトリッ
クス中の空洞化が著しくなり、強度低下を来すからであ
る。
次にこの発明の実施例を説明する。
NOx排出規制により燃焼温度を抑えて燃焼され、未燃
分の灰を約15%含む石炭灰を用い、表1に示す配合にて
原料を配合し、これに外割重量%でそれぞれメチルセル
ロース及び水を加え常法により押出成形を行ない、養生
硬化して長さ50cm、幅10cm、厚さ1.2cmの試験片を得
た。
分の灰を約15%含む石炭灰を用い、表1に示す配合にて
原料を配合し、これに外割重量%でそれぞれメチルセル
ロース及び水を加え常法により押出成形を行ない、養生
硬化して長さ50cm、幅10cm、厚さ1.2cmの試験片を得
た。
次いで、これら試験片につき、曲げ強度、比重、及び
釘打試験を行なったところ、表1下欄に示す結果が得ら
れた。
釘打試験を行なったところ、表1下欄に示す結果が得ら
れた。
〔効果〕 この発明は以上説明したように、従来廃棄されるにま
かされていた不完全燃焼の石炭灰の有効利用が可能とな
る上、不完全燃焼の石炭灰の有する多孔質性によってセ
メント製品の軽量化が著しく図れ、もって資源の有効利
用、及び押出成形建材の軽量化、加工性の改良、共に図
れるのである。
かされていた不完全燃焼の石炭灰の有効利用が可能とな
る上、不完全燃焼の石炭灰の有する多孔質性によってセ
メント製品の軽量化が著しく図れ、もって資源の有効利
用、及び押出成形建材の軽量化、加工性の改良、共に図
れるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】セメント20〜60重量%、未燃分が多く、フ
ライアッシュとしての球状粒子の他に表面及び内部に多
数の孔を有した状態の不完全燃焼灰とから成る石炭灰10
〜60重量%、パルプ等のセルロース繊維1〜10重量%、
メチルセルロース等の押出助剤0.3〜1重量%、必要に
応じてパーライト等の軽量骨材、若しくは発泡スチロー
ル粒子又は粉砕粒子1〜20重量%を加え必要量の水を加
えて混練し、該材料を押出成形することを特徴とする軽
量無機質板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26098487A JPH085699B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 軽量無機質板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26098487A JPH085699B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 軽量無機質板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103939A JPH01103939A (ja) | 1989-04-21 |
JPH085699B2 true JPH085699B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17355459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26098487A Expired - Fee Related JPH085699B2 (ja) | 1987-10-15 | 1987-10-15 | 軽量無機質板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085699B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014125420A (ja) * | 2012-12-27 | 2014-07-07 | Hokuriku Electric Power Co Inc:The | モルタルまたはコンクリート組成物およびその成形体 |
CN104496326A (zh) * | 2014-12-31 | 2015-04-08 | 娄底市高盛板业有限公司 | 一种仿大理石装饰板材的生产工艺 |
CN111377664A (zh) * | 2020-03-20 | 2020-07-07 | 深圳市嘉达高科产业发展有限公司 | 轻质隔墙板及其制作方法 |
CN112919927B (zh) * | 2021-03-25 | 2022-06-14 | 华南理工大学 | 一种多孔轻质水泥基保温材料及制备方法 |
-
1987
- 1987-10-15 JP JP26098487A patent/JPH085699B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01103939A (ja) | 1989-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |