JP3044017U - 断熱ブロック - Google Patents
断熱ブロックInfo
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- JP3044017U JP3044017U JP1997005886U JP588697U JP3044017U JP 3044017 U JP3044017 U JP 3044017U JP 1997005886 U JP1997005886 U JP 1997005886U JP 588697 U JP588697 U JP 588697U JP 3044017 U JP3044017 U JP 3044017U
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- JP
- Japan
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- block
- wood
- sawdust
- cement
- cost
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Building Environments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】鋸屑のような木質系廃棄物等を活用して断熱性
や強度、施工性、難燃性などの特長をもつ低コストで実
用的な建材を提供する。 【構成】無数の木材粒片を増粘材入りセメント水硬物で
互いに空隙を保ちつつ連結してその集合物をブロックな
いし板状に成形する。望ましくは下面ないし裏面にアー
チ状のくびれを形成する。
や強度、施工性、難燃性などの特長をもつ低コストで実
用的な建材を提供する。 【構成】無数の木材粒片を増粘材入りセメント水硬物で
互いに空隙を保ちつつ連結してその集合物をブロックな
いし板状に成形する。望ましくは下面ないし裏面にアー
チ状のくびれを形成する。
Description
【0001】
この考案は建造物の屋上、壁、床等に施工して断熱性等を付与する建築ないし 構築材料として利用される。
【0002】
従来より断熱材と称せられる建材には甚だ多種多様なものがあることは周知の 通りである。
【0003】
一般に断熱材は、基本的には熱伝導率の低い空気を多く含ませることによりい くらでもできるわけであるが、これを建材として用いるためには、コスト、強度 、不(難)燃性、無害性、生産性、施工性などの様々な条件が要求される。例え ば木質系のものとして、通常の木材やベニヤの他に、インシュレーションボード やパーティクルボードがある。前者はセルロース繊維体を板状に成形したもので 、甚だ軽く断熱性があるものの、強度や耐水性などを欠き、天井材や内装下地材 等にしか使うことができず、後者は木材チップを大量の樹脂で固めたものである から、強度はあるが比重が高くコスト高で、断熱性も乏しい。またいずれも燃焼 し易いという欠点がある。
【0004】 本考案はこのような現状から、鋸屑のような木質系廃材等を使ってコストを下 げるとともに、断熱性や強度、施工性、難燃性などの特長を兼ね備えた実用的な 建材を提供することを課題とする。
【0005】
鋸屑や木の皮屑等のような粒又は片状の無数の木材粒片(1)を増粘材入りセ メント水硬物(2)で互いに空隙(3)を保ちつつ連結(接着)し、その集合物 を所定のブロックないし板状に成形して、断熱ブロック(A)とする。
【0006】 ここでいう増粘材は、セメントを使う関係上、水性のものが該当する。例えば よく知られたCMC、PVA、或いは酢ビやアクリル等のエマルジョンであり、 これの希釈水溶液にポルトランドセメントを混合して硬化させることにより、増 粘材入りセメント水硬物(2)が生成する。
【0007】 板又はブロック状に成形するには、上記の増粘材希釈水溶液とポルトランドセ メントの混合物と木材粒片(1)を、後者を多めに湿潤状に混練して、これを所 定形状の型に入れ、プレス成形すればよい。
【0008】 このような成形方法であれば、材料中に占める結合材の比率も小さく、もとも とその中に空気の空隙を大量に含むうえに、成形後は水分がセメントと化合した り蒸発して消失するので、成形物中には自ずから大量かつ無数の空隙(3)を含 むことになる。
【0009】 なお該断熱ブロック(A)の下面ないし裏面にアーチ状くびれ(4)を図面の ように形成することが、特に屋上断熱において望ましい。その際、上からの荷重 に耐えられるように、これを複数に分散して設けるようにする。
【0010】
本考案を構成する木材粒片(1)はもともと比重が1以下である上に、成形物 には無数の空隙(3)が存在することから更に比重は低下して、およそ0.4程 度となる。従ってそれは甚だ断熱性に富み、また粒片の連結によって生じる空隙 は連続空隙となるために吸音性もある。
【0011】 また連結材は不燃性のセメント水硬物を主材とするから、全体として甚だ難燃 度の高いものとなる。にもかかわらず増粘材の働きにより成形物は靭性に富むも のにもなっている。従って無機物的な脆さがなく強靭である。
【0012】 更に、軽量で強靭であることは施工性がよいことにつながるものであり、木材 粒片(1)として廃棄物の鋸屑等が使えることから甚だ低コストにもなる。
【0013】 また下(裏)面にアーチ状くびれ(4)が設けられていると、屋上などで加熱 された熱気はその両端部から外部へ流れ出るという働きをする。
【0014】
平均粒径約2mmの鋸屑にポルトランドセメントとポバール20%水溶液から なるスラリーを加えて湿潤状に混練し、これを450mm×450mm×100 mm(但し下面に深さ50mmのアーチ状くびれ3本を設ける)の板状ブロック にプレス成形し、即時脱型した後、一昼夜放置、或いはオートグレーブ養生し、 乾燥させる。
【0015】 得られたブロックは比重約0.4で、屋上などに並べて直ちに施工でき、人な どが乗っても十分耐えられる強固なものとなり、甚だ断熱性に富み、水はけや吸 音性のよいものとなった。
【0016】
このように本考案によれば、廃棄されている鋸屑などの再利用にもつながると 同時に、難燃性かつ吸音性で施工性のよい断熱ブロックを低コストに提供できる という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案一例の見取図
【図2】本考案の一部拡大断面図
1……木材粒片 2……増粘材入りセメント水硬物 3……空隙 A……断熱ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 1/80 E04B 1/80 T 2/02 E04C 2/16 F E04C 2/16 1/04 N
Claims (2)
- 【請求項1】無数の木材粒片を増粘材入りセメント水硬
物で互いに空隙を保ちつつ連結し、その集合物をブロッ
クないし板状に成形したことを特徴とする断熱ブロッ
ク。 - 【請求項2】下面ないし裏面にアーチ状くびれを形成し
た請求項1記載の断熱ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997005886U JP3044017U (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 断熱ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997005886U JP3044017U (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 断熱ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3044017U true JP3044017U (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=43178457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997005886U Expired - Lifetime JP3044017U (ja) | 1997-06-02 | 1997-06-02 | 断熱ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3044017U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008544874A (ja) * | 2005-05-12 | 2008-12-11 | アントニオーニ,クロード | 木材凝集体のブロック |
JP2012211501A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-01 | Pavatex Sa | 軟質木質繊維ボードを含む成形ブロック |
-
1997
- 1997-06-02 JP JP1997005886U patent/JP3044017U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008544874A (ja) * | 2005-05-12 | 2008-12-11 | アントニオーニ,クロード | 木材凝集体のブロック |
JP2012211501A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-11-01 | Pavatex Sa | 軟質木質繊維ボードを含む成形ブロック |
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