JPH0856173A - テレビジョン受像機の自動利得制御回路 - Google Patents

テレビジョン受像機の自動利得制御回路

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JPH0856173A
JPH0856173A JP6190595A JP19059594A JPH0856173A JP H0856173 A JPH0856173 A JP H0856173A JP 6190595 A JP6190595 A JP 6190595A JP 19059594 A JP19059594 A JP 19059594A JP H0856173 A JPH0856173 A JP H0856173A
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signal
amplifier
gain control
gain
intermediate frequency
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JP6190595A
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Masami Osawa
昌巳 大澤
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】無線周波信号が所定のレベル以下となった場合
に、無線周波増幅器と中間周波増幅器とによる利得制御
の最大値を増加する。 【構成】アンテナからRF増幅器12に導かれるRF信
号a1が所定のレベル以下となる場合には、IF処理I
C20における映像検波出力信号h1に対する複合映像
信号の検出結果は、複合映像信号の検出を示さず、RF
増幅器12は、利得制御の最大値を所定時間増加させた
状態で、RFAGC信号i1に基づいて利得制御を行
い、RF信号a1を増幅してBPF13を介して混合回
路14の一方の入力端子に導く。また、IF増幅器16
は、IF信号e1を第2の利得で増幅しIF信号f1と
してBPF17に供給する。これにより、所定時間経過
するまでは、RF増幅器12とIF増幅器16とによる
利得制御の最大値を所定の倍率に倍増することになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は中間周波増幅器からの
中間周波信号が所定の振幅となるように増幅器の利得を
制御するテレビジョン受像機の自動利得制御回路に係
り、特に無線周波信号の受信状況の変化による利得制御
不能を防止できるようにしたテレビジョン受像機の自動
利得制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機では映像検波
出力振幅を一定に保つために、AGC(自動利得制御)
回路を用いている。AGC回路は映像検波回路に供給さ
れる中間周波数信号の振幅に対応した直流電圧を作成
し、この作成した直流電圧を用いて無線周波増幅器また
は中間周波増幅器の利得を制御することにより、映像検
波出力振幅を一定に保つように制御している。
【0003】しかし、このようなAGC回路による利得
制御には、限界があり、アンテナから無線周波増幅器に
導かれる無線周波信号が所定のレベル以下になるとAG
C回路により制御されている増幅器(無線周波増幅器ま
たは中間周波増幅器)の利得が利得制御の最大値とな
り、映像検波出力の振幅は、無線周波信号に比例し、後
段の回路の処理において信号の振幅が不足して正常な動
作を行えなくなってしまう。また、前記増幅器の利得が
利得制御の最大値になると、急激にSN比(信号対ノイ
ズ比)が悪化し、さらに、映像検波回路の位相同期ルー
プ回路においても、電圧制御発振器が中間周波数信号に
同期しなくなり、映像検波が不能になってしまう。
【0004】このこと対応して前記増幅器による利得制
御の最大値を高く設定すると、アンテナからの無線周波
信号が高い状態では、利得制御の安定性が低下したり、
前記増幅器からの信号が強くなり過ぎて後段の回路に異
常を発生させたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、アンテナから無線周波増幅器に導かれる無線
周波信号が所定のレベル以下になると自動利得制御回路
により制御されている無線周波増幅器と中間周波増幅器
とによる利得が利得制御の最大値となり、映像検波出力
の振幅が無線周波信号に比例し、後段の回路の処理にお
いて信号の振幅が不足して正常な動作を行えなくなって
しまう。また、前記増幅器の利得が利得制御の最大値に
なると、急激にSN比が悪化し、さらに、位相同期ルー
プ回路においても、電圧制御発振器が中間周波数信号に
同期しなくなり、映像検波が不能になってしまう。
【0006】この発明は上記問題点を除去し、無線周波
信号が所定のレベル以下となった場合に、無線周波増幅
器と中間周波増幅器とによる利得制御の最大値を増加す
ることができるテレビジョン受像機の自動利得制御回路
の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
るテレビジョン受像機の自動利得制御回路は、入力無線
周波信号を利得制御可能な状態で増幅する無線周波増幅
器と、所望のチャンネルの周波数データに基づいて局部
発振周波数が制御される局部発振器と、前記無線周波増
幅器からの無線周波信号を、前記局部発振器からの局部
発振周波数の信号と混合して、中間周波信号を作成する
混合回路と、この混合回路からの中間周波信号を増幅し
て出力する中間周波増幅器と、この中間周波増幅器から
の中間周波信号が所定の振幅となるように前記無線周波
増幅器と中間周波増幅器との内少なくとも一方の利得を
制御し、該中間周波信号に対して映像検波を行い映像検
波出力信号を作成して出力するとともに、作成した該映
像検波出力信号に対して複合映像信号の検出を行い、複
合映像信号が検出されない場合に該無線周波増幅器と中
間周波増幅器とによる利得制御の最大値を所定時間増加
させる中間周波処理回路とを具備したことを特徴とす
る。
【0008】請求項2記載の発明によるテレビジョン受
像機の自動利得制御回路は、入力無線周波信号を利得制
御可能な状態で増幅する無線周波増幅器と、所望のチャ
ンネルの周波数データに基づいて局部発振周波数が制御
される局部発振器と、前記無線周波増幅器からの無線周
波信号を、前記局部発振器からの局部発振周波数の信号
と混合して、中間周波信号を作成する混合回路と、この
混合回路からの中間周波信号を増幅して出力する中間周
波増幅器と、この中間周波増幅器からの中間周波信号が
所定の振幅となるように前記無線周波増幅器と中間周波
増幅器との内少なくとも一方の利得を制御する利得制御
信号を作成して制御する方に供給するとともに、前記中
間周波増幅器からの中間周波信号に対して映像検波を行
い映像検波出力信号を作成して出力し、作成した該映像
検波出力信号に対して複合映像信号の検出を行い、この
検出結果の複合映像信号ロック検出信号を出力する中間
周波処理回路と、この中間周波処理回路からの利得制御
信号が示す利得が第1の値以上になった場合には第1の
出力を行い、該利得制御信号が示す利得が該第1の値以
上になってから該第1の値よりも低い第2の値以下にな
るまでは第1の出力を行い、該利得制御信号が示す利得
が該第2の値以下になった場合には該第2の出力を行
い、該利得制御信号が示す利得が該第2の値以下になっ
てから該第1の値になるまでは該第2の出力を行うヒス
テリシス回路と、このヒステリシス回路からの出力が第
1の出力となる場合か、または、前記中間周波処理回路
の複合映像信号ロック検出信号が複合映像信号の検出を
示さなかった場合に、前記無線周波増幅器と中間周波増
幅器とによる利得制御の最大値を増加させる制御回路と
を具備したことを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載の構成によれば、無線周波信号が
所定のレベル以下となった場合に、中間周波処理回路が
複合映像信号を検出しなくなり、無線周波増幅器と中間
周波増幅器とによる利得制御の最大値を所定時間増加さ
せる。
【0010】請求項2記載の構成によれば、無線周波信
号が所定のレベル以下となった場合に、中間周波処理回
路が複合映像信号を検出しなくなるとともに、利得制御
信号が示す利得が第1の値以上となり、ヒステリシス回
路が、該利得制御信号が示す利得が該第1の値以上にな
ってから該第1の値よりも低い第2の値以下になるまで
は第1の出力を行うので、制御回路が該無線周波増幅器
と中間周波増幅器とによる利得制御の最大値を増加させ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例によって詳細に
説明する。
【0012】図1は本発明に係るテレビジョン受像機の
自動利得制御回路の一実施例を示すブロック図である。
【0013】図1において、符号11はアンテナからの
無線周波信号(以下、RF信号と呼ぶ)が導かれるRF
入力端子であり、この入力端子11に導かれたRF信号
a1は、RF増幅器12に供給される。
【0014】RF増幅器12は、その第1の制御信号入
力端子に導かれる後述の中間周波処理集積回路(以下、
IF処理ICと呼ぶ)20からの複合映像信号ロック検
出出力信号j1が第1のレベル(本実施例の場合、ロー
レベル)となった場合に、その第2の制御信号入力端子
に導かれるIF処理IC20からの無線周波自動利得制
御信号(以下、RFAGC信号と呼ぶ)i1のみにより
利得が制御され、複合映像信号ロック検出出力信号j1
が第2のレベル(本実施例の場合、ハイレベル)となっ
た場合に、RFAGC信号i1のみにより制御された利
得を倍増(本実施例の場合、2倍)することにより利得
制御の最大値を2倍に増加させ、このような利得により
RF信号a1を増幅し、RF信号b1としてバンドパス
フィルタ(以下BPFと呼ぶ)13に導く。BPF13
はRF増幅器12からのRF信号b1をRFの帯域で帯
域濾過を行うことにより不要信号を除去し、RF信号c
1として混合回路14の第1の入力端子に導く。
【0015】一方、局部発振器15は、図示しない位相
同期ループ回路により発振周波数がテレビジョン放送の
無線周波信号の所望のチャンネルの周波数よりも中間周
波数だけ高い周波数となるように制御された状態で発振
し、この発振による信号を局部発振信号d1として混合
回路14の第2の入力端子に供給する。
【0016】混合回路14はBPF13からのRF信号
c1と局部発振器15からの局部発振信号d1とのビー
ト成分である中間周波信号(以下IF信号と呼ぶ)e1
を中間周波増幅器(以下IF増幅器と呼ぶ)16に供給
する。IF増幅器16は、その制御信号入力端子に供給
されるIF処理IC20からの複合映像信号ロック検出
出力信号j1が第1のレベルを示した場合、供給される
IF信号e1を第1の利得で増幅しIF信号f1として
BPF17に供給し、複合映像信号ロック検出出力信号
j1が第2のレベルを示した場合、供給されるIF信号
e1を第1の利得よりも大きい第2の利得(本実施例の
場合、第1の利得の2倍)で増幅しIF信号f1として
BPF17に供給する。
【0017】BPF17は、供給されるIF信号f1か
ら残留側波帯を除去し、IF信号g1としてIF処理I
C20のIF信号入力端子21に導く。
【0018】IF処理IC20は、IF信号入力端子2
1に導かれたIF信号g1が所定の振幅となるようにR
FAGC信号i1を作成して出力端子22からRF増幅
器12の第2の制御電圧入力端子に導く。この場合のR
FAGC信号i1は、IF信号g1の振幅に対応した直
流電圧となっている。また、IF処理IC20は、位相
同期ループ回路を用いた映像検波回路によりIF信号g
1に対して映像検波を行い、映像検波出力信号h1を作
成してその出力端子23から出力する。さらに、IF処
理IC20は、映像検波出力信号h1に対して複合映像
信号の検出を行い、この検出結果を示す複合映像信号ロ
ック検出出力信号j1を映像信号ロック検出出力端子2
4から出力してRF増幅器12の第1の制御信号入力端
子及びIF増幅器16の制御信号入力端子に供給する。
この場合、複合映像信号ロック検出出力信号j1は、検
出結果が複合映像信号の検出を示した場合に第1のレベ
ルとなり、検出結果が複合映像信号の検出を示さなかっ
た場合に所定時間第2のレベルとなってから第1のレベ
ルとなる。
【0019】IF処理IC20の出力端子23からの映
像検波出力信号h1は、出力端子18に導かれる。
【0020】出力端子18に導かれた映像検波出力信号
h1は、後段の回路により映像増幅、同期分離等の処理
が行われ、受像管に表示される。
【0021】このような実施例の動作を以下に説明す
る。
【0022】まず、アンテナからRF増幅器12に導か
れるRF信号a1が所定のレベルより大きい場合には、
IF処理IC20における映像検波出力信号h1に対す
る複合映像信号の検出結果は、複合映像信号の検出を示
し、RF増幅器12は、利得制御の最大値を増加させる
ことなく、RFAGC信号i1のみに基づいて利得制御
を行い、RF信号a1を増幅してBPF13を介して混
合回路14の一方の入力端子に導く。IF増幅器16
は、混合回路14からのIF信号e1を第1の利得で増
幅しBPF17を介してIF信号g1としてIF処理I
C20に供給する。
【0023】これにより、RF増幅器12とIF増幅器
16とによる利得制御の最大値は良好な受信状態に対応
した従来と同様の低めの設定状態を維持し、自動利得制
御回路は、従来と同様にIF信号g1が所定の振幅とな
るように動作を行い、このIF信号g1を検波して映像
検波出力信号h1を作成して出力端子18から後段の回
路に供給する。
【0024】アンテナからRF増幅器12に導かれるR
F信号a1が所定のレベル以下となる場合には、IF処
理IC20における映像検波出力信号h1に対する複合
映像信号の検出結果は、複合映像信号の検出を示さず、
RF増幅器12は、利得制御の最大値を所定時間増加さ
せた状態で、RFAGC信号i1に基づいて利得制御を
行い、RF信号a1を増幅してBPF13を介して混合
回路14の一方の入力端子に導く。IF増幅器16は、
混合回路14からのIF信号e1を第2の利得で増幅し
BPF17を介してIF信号g1としてIF処理IC2
0に供給する。これにより、所定時間経過するまでは、
RF増幅器12とIF増幅器16とによる利得制御の最
大値が所定の倍率A(本実施例の場合、4倍)に倍増す
ることになり、RF信号a1が所定のレベルの1/A以
下とならなければ、RF増幅器12は利得制御の最大値
とならない。このような状態で、自動利得制御回路は、
IF信号g1が所定の振幅となるように動作を行い、こ
のIF信号g1を検波して映像検波出力信号h1を作成
して出力端子18から後段の回路に供給する。
【0025】この後、所定時間経過した場合には、一
旦、RF増幅器12とIF増幅器16とによる利得制御
の最大値が良好な受信状態に対応した低めの状態に戻
り、IF処理IC20における映像検波出力信号h1に
対する複合映像信号の検出結果は、複合映像信号の検出
を示さなくなり、再度、RF増幅器12とIF増幅器1
6とによる利得制御の最大値を所定の倍率Aに倍増す
る。このような動作をアンテナからRF増幅器12に導
かれるRF信号a1が所定のレベルより大きくなるまで
繰り返す。
【0026】このような実施例によれば、アンテナから
RF増幅器12に導かれるRF信号a1が所定のレベル
以下となる場合には、RF増幅器12とIF増幅器16
とによる利得制御の最大値が倍増することになるので、
RF信号a1が所定のレベルの1/A以下とならなけれ
ば、映像検波出力信号h1を一定の振幅に制御すること
ができ、後段の回路の処理を正常に行うことができる。
また、またRF増幅器12の利得が利得制御の最大値に
なるのを防止できるので、SN比の悪化を防止でき、さ
らに、位相同期ループ回路においても、電圧制御発振器
の同期不良を防止でき、映像検波が不能になるのを防止
できる。
【0027】図2は図1のIF増幅器16とBPF17
の具体的回路例を示す回路図である。
【0028】まず、IF増幅器16について説明する。
【0029】IF増幅器16の入力端子31,32に
は、それぞれ電源電圧Vcc、混合回路14(図1参照)
からのIF信号e1が導かれている。
【0030】入力端子31は、抵抗R1,R2の直列接
続を介して基準電位点に接続されるとともに、抵抗R
3、トランジスタTr1のコレクタ・エミッタ路及び抵
抗R4,R5の直列接続を介して基準電位点に接続され
る。
【0031】入力端子32は、コンデンサC1を介して
トランジスタTr1のベースに接続される。また、トラ
ンジスタTr1のベースには、抵抗R1,R2の接続点
が接続されている。
【0032】抵抗R4,R5の接続点は、トランジスタ
Tr2のコレクタ・エミッタ路を介して基準電位点に接
続される。
【0033】トランジスタTr2のベースには、IF処
理IC20の映像信号ロック検出出力端子24からの複
合映像信号ロック検出出力信号j1が導かれるようにな
っている。抵抗R3とトランジスタTr1のコレクタの
と接続点は、直流除去用のコンデンサC1を介してBP
F17の入力端子に接続される。
【0034】IF増幅器16は、複合映像信号ロック検
出出力信号j1が第1のレベル(ローレベル)を示した
場合、トランジスタTr2がオフとなり、トランジスタ
Tr1のエミッタからの電流は、抵抗R4,R5の直列
接続を介して基準電位点に流れるので、供給されるIF
信号e1を第1の利得で増幅し抵抗R3とトランジスタ
Tr1のコレクタの接続点からコンデンサC1を介して
IF信号f1としてBPF17に供給する。
【0035】また、IF増幅器16は、複合映像信号ロ
ック検出出力信号j1が第2のレベル(ハイレベル)を
示した場合、トランジスタTr2がオンとなり、トラン
ジスタTr1のエミッタからの電流は、抵抗R4及びト
ランジスタTr2のコレクタ・エミッタ路の直列接続を
介して基準電位点に流れるので、供給されるIF信号e
1を第1の利得よりも大きい第2の利得(本実施例の場
合、第1の利得の2倍)で増幅し抵抗R3とトランジス
タTr1のコレクタの接続点からコンデンサC1を介し
てIF信号f1としてBPF17に供給する。
【0036】次に、BPF17について説明する。
【0037】BPF17は、弾性表面波フィルタ33に
より構成されている。
【0038】IF増幅器16からのIF信号f1は、弾
性表面波フィルタ33の入力端子対の一方に接続され
る。弾性表面波フィルタ33の入力端子対の他方は基準
電位点に接続される。
【0039】これにより、弾性表面波フィルタ33は、
IF信号f1を残留側波帯が除去し図1のIF信号g1
を出力端子対の間に発生する。
【0040】弾性表面波フィルタ33の出力端子対は、
IF処理IC20のIF信号入力端子41,42(図1
のIF信号入力端子21に相当)に接続されている。
【0041】IF処理IC20は、位相同期ループ回路
を用いた映像検波回路43によりIF信号g1に対して
映像検波を行い、映像検波出力信号h1を作成してその
出力端子23から出力するとともに映像信号ロック検出
回路44に供給する。映像検波回路43は、VCO(電
圧制御発振器)と、このVCOからの搬送波信号とIF
信号g1とを位相比較する位相比較回路と、位相比較回
路からの雑音を除去しその直流電圧でVCOを制御する
フィルタ回路とから構成される。IF処理IC20の映
像信号ロック検出回路44は、映像検波出力信号h1に
対して複合映像信号の検出を行い、複合映像信号の検出
した場合に、スイッチSW1をオン制御し、複合映像信
号の検出しなかっちた場合に、スイッチSW1をオフ制
御する。
【0042】スイッチSW1の一方の端子は、抵抗R1
1を介して直流電圧Vccが導かれる電源ラインに接続さ
れるとともに、映像信号ロック検出出力端子24に接続
される。
【0043】スイッチSW1の他方の端子は、基準電位
点に接続される。
【0044】これにより、映像信号ロック検出出力端子
24から出力される複合映像信号ロック検出出力信号j
1は、映像信号ロック検出回路44の検出結果が複合映
像信号の検出を示した場合に第1のレベル(ローレベ
ル)となり、該検出結果が複合映像信号の検出を示さな
かった場合に所定時間第2のレベル(ハイレベル)とな
る。
【0045】このような回路構成により、図1のIF増
幅器16とBPF17とを実現できる。
【0046】図3は本発明に係るテレビジョン受像機の
自動利得制御回路の他の実施例を示す要部のブロック図
である。
【0047】IF処理IC50のIF信号入力端子51
には、図1の実施例と同様のBPF17からのIF信号
g1が導かれるようになっている。
【0048】IF処理IC50は、IF信号g1が所定
の振幅となるようにRFAGC信号i1を作成して出力
端子52から図1の実施例と同様のRF増幅器12の第
2の制御電圧入力端子に導くとともに、RFAGC信号
i1を出力端子55からヒステリシス回路61の入力端
子に導く。また、IF処理IC50は、映像検波回路に
よりIF信号g1に対して映像検波を行い、映像検波出
力信号h1を作成してその出力端子53から出力する。
IF処理IC50の出力端子53からの映像検波出力信
号h1は、出力端子18に導かれる。
【0049】さらに、IF処理IC50は、映像検波出
力信号h1に対して複合映像信号の検出を行い、この検
出結果を示す複合映像信号ロック検出出力信号j1を映
像信号ロック検出出力端子54から出力してアンド回路
62の第1の入力端子に供給する。この場合、複合映像
信号ロック検出出力信号j1は、検出結果が複合映像信
号の検出を示した場合に第1のレベル(ローレベル)と
なり、検出結果が複合映像信号の検出を示さなかった場
合に第2のレベル(ハイレベル)となる。
【0050】ヒステリシス回路61は、RFAGC信号
i1が示す利得が第1の値以上(本実施例の場合、利得
制御の最大値)になった場合には第1の出力(本実施例
の場合、ハイレベルの出力)を行い、該利得制御信号が
示す利得が該第1の値以上になってから該第1の値より
も低い第2の値(本実施例の場合、該第1の値の1/5
程度)によるまでは第1の出力を行い、該利得制御信号
が示す利得が該第2の値以下になった場合には第2の出
力(ローレベル)を行い、該利得制御信号が示す利得が
該第2の値以下になってから該第1の値になるまでは該
第2の出力を行う。
【0051】ヒステリシス回路61の出力はアンド回路
の第2の入力端子に導かれる。
【0052】アンド回路62は、ヒステリシス回路61
からの出力が第1の出力となる場合か、または、IF処
理IC50からの複合映像信号ロック検出信号j1が複
合映像信号の検出を示さなかった場合に、該RF増幅器
12とIF増幅器16とによる利得制御の最大値を増加
させる制御回路となっており、ヒステリシス回路61か
らの出力と複合映像信号ロック検出信号j1の内少なく
とも一方がハイレベルの場合ハイレベルとなり、これ以
外の場合ローレベルとなる制御信号k1をRF増幅器1
2の第1の制御信号入力端子及びIF増幅器16の制御
信号入力端子に供給する。アンド回路62からの制御信
号k1がハイレベルとなった場合には、RF増幅器12
とIF増幅器16とによる利得制御の最大値は所定の倍
率A(本実施例の場合、4倍)に倍増する ここで、ヒステリシス回路61におけるヒステリシスポ
イントの第2の値は、第1の値の1/Aよりも小さく設
定(本実施例の場合、第1の値の1/5に設定)してい
る。
【0053】これ以外の回路は図1の実施例と同様にな
っている。
【0054】このような実施例の動作を以下に説明す
る。
【0055】まず、アンテナからRF増幅器12に導か
れるRF信号a1が所定のレベルより十分大きい場合に
は、IF処理IC50における映像検波出力信号h1に
対する複合映像信号の検出結果は、複合映像信号の検出
を示し、IF処理IC50からの複合映像信号ロック検
出出力信号j1は、第1のレベルとなり、IF処理IC
50からのRFAGC信号i1は第2の値より低く、ヒ
ステリシス回路61は、第2の出力(本実施例の場合、
ローレベルの出力)を行い、アンド回路62からの制御
信号k1がローレベルとなる。これにより、RF増幅器
12とIF増幅器16とによる利得制御の最大値は良好
な受信状態に対応した従来と同様の低めの設定状態を維
持する。
【0056】アンテナからRF増幅器12に導かれるR
F信号a1が所定のレベルより十分大きい状態から所定
のレベル以下になった場合には、IF処理IC50にお
ける映像検波出力信号h1に対する複合映像信号の検出
結果は、複合映像信号の検出を示さなくなり、複合映像
信号ロック検出出力信号j1は、第2のレベルとなり、
RFAGC信号i1は第1の値となり、ヒステリシス回
路61は、第1の出力(本実施例の場合、ハイレベルの
出力)を行い、アンド回路62からの制御信号k1がハ
イレベルとなる。これにより、RF増幅器12とIF増
幅器16とによる利得制御の最大値は所定の倍率A(本
実施例の場合、4倍)で倍増する。これにより、IF処
理IC50の検出結果は、複合映像信号の検出を示し、
複合映像信号ロック検出出力信号j1は、第1のレベル
となり、RFAGC信号i1は、第1の値の1/4にレ
ベルが低下するが、第2の値(本実施例の場合、該第1
の値1/5程度)よりも大きいので、ヒステリシス回路
61は、第1の出力(本実施例の場合、ハイレベルの出
力)を行い、アンド回路62からの制御信号k1がハイ
レベルを維持し、RF増幅器12とIF増幅器16とに
よる利得制御の最大値は、倍増された状態を維持する。
【0057】この後、RF増幅器12に導かれるRF信
号a1が所定のレベルより十分大きい状態になり、IF
処理IC50からのRFAGC信号i1が第2の値より
低下した場合には、IF処理IC50における映像検波
出力信号h1に対する複合映像信号の検出結果は、複合
映像信号の検出を示し、複合映像信号ロック検出出力信
号j1は、第1のレベルとなり、ヒステリシス回路61
は、第2の出力(本実施例の場合、ローレベルの出力)
を行い、アンド回路62からの制御信号k1がローレベ
ルとなり、RF増幅器12とIF増幅器16とによる利
得制御の最大値は、良好な受信状態に対応した従来と同
様の低めの設定状態となる。
【0058】このような実施例によれば、図1の実施例
と同様の効果があるとともに、図1の実施例では、RF
増幅器とIF増幅器とによる利得制御の最大値が増加し
てから所定時間経過した場合に、一旦、利得制御の最大
値が基の低めの設定状態となり、IF処理ICにおいて
複合映像信号の検出されない状態になっていたが、本実
施例では、アンテナからRF増幅器12に導かれるRF
信号a1が所定のレベル以下になった場合に、利得制御
の最大値は、倍増された状態を維持することができる。
【0059】尚、図1及び図3の実施例では、IF処理
ICがRF増幅器のみににRFAGC信号を供給して、
AGC制御を行ったが、IF処理ICがRF増幅器とI
F増幅器の両方をAGC制御するように構成してもよ
く、また、図1及び図3の実施例では、IF処理ICが
IF増幅器のみをAGC制御するように構成してもよ
い。RF増幅器12とIF増幅器16とによる利得制御
の最大値を増加させるためにRF増幅器12とIF増幅
器16の双方の利得を倍増させたが、一方のみ利得を倍
増するように構成してもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、無線周波信号が所定の
レベル以下となった場合に、無線周波増幅器と中間周波
増幅器とによる利得制御の最大値を増加することができ
るので、無線周波信号が大きく低下した場合にも、映像
検波出力信号を一定の振幅に制御することができ、後段
の回路の処理を正常に行うことができる。また、無線周
波増幅器の利得が利得制御の最大値になるのを防止でき
るので、SN比の悪化を防止でき、さらに、映像検波回
路においても、電圧制御発振器の同期不良を防止でき、
映像検波が不能になるのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテレビジョン受像機の自動利得制
御回路の一実施例を示すブロック図。
【図2】図1のIF増幅器とBPFの具体的回路例を示
す回路図。
【図3】本発明に係るテレビジョン受像機の自動利得制
御回路の他の実施例を示す要部のブロック図。
【符号の説明】
12 RF増幅器 13,17 BPF 14 混合回路 15 局部発振器 16 IF増幅器 20 IF処理IC

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力無線周波信号を利得制御可能な状態
    で増幅する無線周波増幅器と、 所望のチャンネルの周波数データに基づいて局部発振周
    波数が制御される局部発振器と、 前記無線周波増幅器からの無線周波信号を、前記局部発
    振器からの局部発振周波数の信号と混合して、中間周波
    信号を作成する混合回路と、 この混合回路からの中間周波信号を増幅して出力する中
    間周波増幅器と、 この中間周波増幅器からの中間周波信号が所定の振幅と
    なるように前記無線周波増幅器と中間周波増幅器との内
    少なくとも一方の利得を制御し、該中間周波信号に対し
    て映像検波を行い映像検波出力信号を作成して出力する
    とともに、作成した該映像検波出力信号に対して複合映
    像信号の検出を行い、複合映像信号が検出されない場合
    に該無線周波増幅器と中間周波増幅器とによる利得制御
    の最大値を所定時間増加させる中間周波処理回路とを具
    備したことを特徴とするテレビジョン受像機の自動利得
    制御回路。
  2. 【請求項2】 入力無線周波信号を利得制御可能な状態
    で増幅する無線周波増幅器と、 所望のチャンネルの周波数データに基づいて局部発振周
    波数が制御される局部発振器と、 前記無線周波増幅器からの無線周波信号を、前記局部発
    振器からの局部発振周波数の信号と混合して、中間周波
    信号を作成する混合回路と、 この混合回路からの中間周波信号を増幅して出力する中
    間周波増幅器と、 この中間周波増幅器からの中間周波信号が所定の振幅と
    なるように前記無線周波増幅器と中間周波増幅器との内
    少なくとも一方の利得を制御する利得制御信号を作成し
    て制御する方に供給するとともに、前記中間周波増幅器
    からの中間周波信号に対して映像検波を行い映像検波出
    力信号を作成して出力し、作成した該映像検波出力信号
    に対して複合映像信号の検出を行い、この検出結果の複
    合映像信号ロック検出信号を出力する中間周波処理回路
    と、 この中間周波処理回路からの利得制御信号が示す利得が
    第1の値以上になった場合には第1の出力を行い、該利
    得制御信号が示す利得が該第1の値以上になってから該
    第1の値よりも低い第2の値以下になるまでは第1の出
    力を行い、該利得制御信号が示す利得が該第2の値以下
    になった場合には該第2の出力を行い、該利得制御信号
    が示す利得が該第2の値以下になってから該第1の値に
    なるまでは該第2の出力を行うヒステリシス回路と、 このヒステリシス回路からの出力が第1の出力となる場
    合か、または、前記中間周波処理回路の複合映像信号ロ
    ック検出信号が複合映像信号の検出を示さなかった場合
    に、前記無線周波増幅器と中間周波増幅器とによる利得
    制御の最大値を増加させる制御回路とを具備したことを
    特徴とするテレビジョン受像機の自動利得制御回路。
JP6190595A 1994-08-12 1994-08-12 テレビジョン受像機の自動利得制御回路 Pending JPH0856173A (ja)

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