JP2006352683A - チューナ回路 - Google Patents

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浩哉 伊藤
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Abstract

【課題】周波数変換回路前段の前置フィルタの特性の調整作業を容易化し得る回路を内蔵したチューナ回路を提供する。
【解決手段】前置フィルタ10により選択された高周波信号と局部発振器30により生成された局部発振信号とが入力され、差の周波数成分を出力する第1の周波数変換回路22と、第1の周波数変換回路の出力信号から所望の中間周波信号を出力する中間周波フィルタ23と、前置フィルタにより選択された高周波信号を前置フィルタ特性調整時にスルーさせるために付加され、前置フィルタにより選択された高周波信号と局部発振信号とが入力され、差の周波数成分を出力する第2の周波数変換回路25と、中間周波フィルタから出力する中間周波信号と第2の周波数変換回路の出力信号のどちらか一方を選択し、増幅して出力する増幅器24とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チューナ回路に係り、特に高周波段のフィルタ特性を調整する回路に関するもので、例えばテレビジョン受信機のチューナ回路に使用されるものである。
VHF帯〜UHF帯用のTV受信機のチューナ回路では、100MHz〜1GHz程度の受信信号を数10MHzの中間周波信号に変換する。このチューナ回路の製造段階において、チューナ回路の前段(受信増幅段)に含まれる前置フィルタの通過帯域特性を受信信号の周波数に合わせて調整する際に、チューナ回路の出力信号の周波数特性をネットワークアナライザ等を用いて観測している。
図6は、従来のTV受信機のチューナ回路を示す。受信信号は、受信増幅部に含まれる前置フィルタ10を経てチューナ回路用の集積回路チップ70の入力端子71に入力される。この入力信号は、周波数変換回路72に入力され、局部発振器73から供給される局部発振信号と混合される。ここで発生した中間周波信号は中間周波フィルタ75により抽出され、増幅器74で増幅され、出力される。
このようなチューナ回路の出力信号の周波数特性を観測する際、出力信号の周波数特性は、前置フィルタ10の単独の特性ではなく、中間周波フィルタ75の特性との合成特性に依存しているので、前置フィルタ10の特性を直接的に観測することができず、調整作業に支障をきたしている。
この点について、以下に詳細に説明する。図7(a)は前置フィルタ10の単独の周波数特性、図7(b)は通常動作時における中間周波フィルタ75の単独の周波数特性、図7(c)は通常動作時における前置フィルタ10の特性と中間周波フィルタ75の特性とを総合した合成特性(チューナ出力信号の周波数特性)を示す。ここで、チューナ出力信号の周波数特性は、前置フィルタ10の周波数特性におけるピーク周波数fRFが、周波数変換回路72での周波数変換作用によってfIF相当に変換されている。
前置フィルタ10は、妨害となる不必要な周波数帯域の信号を除去して所望の受信信号のみを通過させるためには、センターピークが所望の受信信号の周波数fRFになるよう素子値を調整しなければならない。
局部発振器73は、受信信号の周波数fRFに対して中間周波数fIFだけずれた周波数fLO(本例ではfRF+fIF)の局部発振信号を生成している。
周波数変換回路71は、受信増幅信号と局部発振信号を混合し、両信号の差のfIF成分と、和の(2×fRF+fIF)成分の2波を含む信号を出力する。
中間周波フィルタ75は、fIFの近傍が鋭い通過帯域となる周波数特性を持っており、周波数変換回路72の出力信号から必要なfIF成分を抽出する。
通常動作状態において、図6に示したチューナ回路の出力信号を観測した場合、図7(c)に示すように、前置フィルタ10の特性と中間周波フィルタ75の特性とを総合した合成特性を観測することになる。このように中間周波フィルタ75の周波数特性が重畳した状態では、チューナ出力信号を観測しながら前置フィルタ10の通過帯域特性を受信信号の周波数に合わせて調整(前置フィルタ特性の調整)を行おうとしても、前置フィルタ10のピーク周波数を精度良く調整することができない。
そこで、従来は、前置フィルタ特性調整時には、中間周波フィルタ75の共振部を電気的に短絡することにより、図8(b)に示すように中間周波フィルタ75の特性を出来るだけ平坦にする方法を採用してきた(特許文献1参照)。この場合における前置フィルタ10の周波数特性、中間周波フィルタ75の周波数特性、前置フィルタ10の周波数特性と中間周波フィルタ75の周波数特性の合成特性(チューナ出力信号の周波数特性)を図8(a)乃至図8(c)に示している。
しかし、この方法では、チューナ出力信号の周波数特性は、中間周波フィルタ75の特性の影響を受けているので中間周波フィルタ75の特性の影響を完全に取り去ることができず、しかも、調整作業が煩雑であり、不都合が多い。
特許第3178382号公報
本発明は前記した従来の問題点を解決すべくなされたもので、周波数変換回路前段の前置フィルタの特性の調整作業を容易化し得る回路を内蔵したチューナ回路を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様のチューナ回路は、所望の特性により選択された高周波信号を出力する前置フィルタと、局部発振信号を発生する局部発振器と、前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第1の周波数変換回路と、前記第1の周波数変換回路の出力信号から所望の中間周波数成分を選択的に通過させて中間周波信号を出力する中間周波フィルタと、前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第2の周波数変換回路と、前記中間周波信号と前記第2の周波数変換回路の出力信号のどちらか一方を選択し、増幅して出力する増幅器とを具備し、前記第2の周波数変換回路は、前記前置フィルタにより選択された高周波信号を前置フィルタ特性調整時にスルーさせることを特徴とする。
本発明の第2の態様のチューナ回路は、所望の特性により選択された高周波信号を出力する前置フィルタと、局部発振信号を発生する局部発振器と、前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第1の周波数変換回路と、前記第1の周波数変換回路の出力信号から所望の中間周波数成分を選択的に通過させて中間周波信号を出力する中間周波フィルタと、前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第2の周波数変換回路と、前記第1の周波数変換回路と前記第2の周波数変換回路のどちらか一方のみが動作するように状態を選択する制御回路と、前記中間周波信号と前記第2の周波数変換回路の出力信号とを加算および増幅して出力する増幅器とを具備し、前記第2の周波数変換回路は、前記前置フィルタにより選択された高周波信号を前置フィルタ特性調整時にスルーさせることを特徴とする。
本発明のチューナ回路によれば、周波数変換回路前段の前置フィルタの特性の調整作業を容易化することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。この説明に際して、全図にわたり共通する部分には共通する参照符号を付す。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン受信機のチューナ回路の一例を示す。図1に示す構成は、前述した従来例の構成と比べて、基本的には同じであるが、前置フィルタ10からの入力信号に対して、通常動作時/調整動作時に対応して経路を切り換えて増幅器に入力させるために、信号スルー系統が付加されている点が異なる。
即ち、受信増幅信号は、受信増幅部に含まれる前置フィルタ10を経てチューナ回路用の集積回路チップ20の入力端子21に入力される。この入力信号は、第1の周波数変換回路22に入力され、例えば位相同期ループを用いた局部発振器30から供給される局部発振信号と混合される。ここで発生した中間周波信号は、中間周波フィルタ23により抽出された後、増幅器24で増幅されて出力される。
一方、第1の周波数変換回路22と同様の構成を有する第2の周波数変換回路25および切換制御回路26が集積回路チップ20内に設けられる。第2の周波数変換回路25は、チューナ回路用の集積回路チップ20の入力信号が分岐されて入力され、かつ、局部発振器30から供給される局部発振信号が分岐されて入力され、第1の周波数変換回路22と同様に動作する。増幅器24は、切換制御回路26により制御され、通常動作時/調整動作時に対応して中間周波フィルタ23からの信号および第2の周波数変換回路25からの信号を選択して増幅する機能を有する。
なお、切換制御回路26および中間周波フィルタ23は集積回路チップ20の外部に設けてもよく、局部発振器30は集積回路チップ20の内部に設けてもよい。
図2(a)は前置フィルタ10の単独の周波数特性、図2(b)は中間周波フィルタ23の単独の周波数特性、図2(c)は通常動作時における前置フィルタ10の特性と中間周波フィルタ23の特性とを総合した合成特性(チューナ出力信号の周波数特性)を示す。また、図2(d)は前置フィルタ特性調整時におけるチューナ出力信号の周波数特性を示す。
次に、図2(a)〜図2(d)を参照しながら図1のチューナ回路の通常時および調整時の動作を説明する。
通常時の動作は従来例における動作と同じである。即ち、局部発振器30は、受信信号の周波数fRFに対して中間周波数fIFだけずれた周波数fLO(本例ではfRF+fIF)の局部発振信号を生成する。第1の周波数変換回路22は、受信信号と局部発振信号を混合し、両信号の差のfIF成分と、和の(2×fRF+fIF)成分の2波を含む信号を出力する。
中間周波フィルタ23は、fIFの近傍が鋭い通過帯域となる周波数特性を持っており、第1の周波数変換回路22の出力信号から必要なfIF成分を抽出する。この時、チューナ出力信号をネットワークアナライザ等を用いて観測した場合には、前置フィルタ10の特性と中間周波フィルタ23の特性とを総合した合成特性を観測することになる。
これに対して、チューナ回路の製造段階において、チューナ出力信号の周波数特性を観測しながら前置フィルタ10の通過帯域特性を受信信号の周波数に合わせて調整する際(調整時)には、増幅器24の入力信号を、第2の周波数変換回路25から出力される信号(中間周波フィルタ14をバイパスしたスルー信号)に切り換えることができる。すると、増幅器24は、中間周波フィルタ23の周波数特性を含まない経路を通ったスルー信号を増幅する。その結果、図2(d)に示すように、観測されるチューナ出力信号の周波数特性は、図2(a)に示した前置フィルタ10の単独の特性と等価(但し、周波数の上下関係は逆転しており、中心周波数は異なる)であるので、前置フィルタ10の特性を直接的に観測することができ、調整作業を容易に行うことができる。
(第1の実施形態の一具体例)
図3は、図1中のチューナ回路用の集積回路チップの一部を取り出して詳細に示す回路図である。ここでは、前置フィルタ10により選択された高周波信号が入力される入力端子21に相当する入力端子P1と、第1の周波数変換回路22と、中間周波フィルタ23と、第2の周波数変換回路25と、局部発振器30の一部と、増幅器24と、増幅器24の出力信号が導出される出力端子P2が形成されている例を示している。
第1の周波数変換回路22は、例えば集積回路化に際して特性の安定化が容易な一般的な二重平衡混合回路が用いられる。この二重平衡混合回路は、NPN型の複数の差動対トランジスタQ1とQ2、Q3とQ4、Q5とQ6および負荷抵抗素子R6,R7を用いた差動回路で構成される。差動対トランジスタQ1とQ2には入力端子P1から受信信号fRFが入力され、差動対トランジスタQ3とQ4およびQ5とQ6には局部発振器30から局部発振信号fLO(=fRF+fIF)が入力される。ここで、周波数変換された結果、負荷抵抗素子R6,R7の各一端からfIF成分と(2×fRF+fIF)成分の2波を含む差動信号が出力される。
中間周波フィルタ23は、コンデンサとコイルからなる並列共振回路であり、fIF近傍に鋭い通過域を持っており、fIFに共振し、fIF成分のみを次段に伝達する。
第2の周波数変換回路25は、第1の周波数変換回路22と同じ構成の二重平衡混合回路であり、第1の周波数変換回路22と同様に、fIF成分と(2×fRF+fIF)成分の2波を含む差動信号を出力する。
増幅器24は、2入力、1出力の増幅器であり、2つの入力信号を選択し、増幅して出力端子P2へ出力する。この増幅器24は、中間周波フィルタ23からの信号がNPN型の差動対トランジスタQ15とQ16に入力され、第2の周波数変換回路25からの信号がNPN型の差動対トランジスタQ17とQ18に入力される。そして、差動対トランジスタQ15とQ16の電流源用のトランジスタQ13と、差動対トランジスタQ17とQ18の電流源用のトランジスタQ14とが差動対をなしており、この差動対トランジスタQ13とQ14の一方のトランジスタQ13のベース電圧が固定されており、他方のトランジスタQ14のベースに制御端子P3から制御電圧が加えられる。
いま、制御端子P3から入力される制御電圧がトランジスタQ13のベース電圧より低ければ、トランジスタQ13のベース電流が流れ、差動対トランジスタQ15とQ16が動作状態になり、中間周波フィルタ23からの信号が選択され、増幅されて、出力端子P2から出力される。この時、トランジスタQ14のベース電流は0であり、差動対トランジスタQ17とQ18は非動作状態になる。
上記とは逆に、制御端子P3から入力される切換え制御信号の電圧がトランジスタQ13のベース電圧より高ければ、トランジスタQ14のベース電流が流れ、差動対トランジスタQ17とQ18が動作状態になり、第2の周波数変換回路25からの信号が選択され、増幅されて、出力端子P2から出力される。この時、トランジスタQ13のベース電流は0であり、差動対トランジスタQ15とQ16は非動作状態になる。
<第2の実施形態>
図4は、本発明の第2の実施形態に係るチューナ回路の一例を示す。図4に示す構成は、図1を前述して第1の実施形態の構成と比べて、基本的には同じであり、次の点が異なる。即ち、チューナ回路用の集積回路チップ20において、第1の周波数変換回路22aと第2の周波数変換回路25aはそれぞれの動作状態がON/OFF制御可能な機能を有し、切換制御回路26aはどちらか一方のみが選択的に動作するように制御する。さらに、増幅器24aは、中間周波フィルタ23から出力される中間周波信号と、第2の周波数変換回路25aの出力信号とを加算し、増幅して出力する。
このような構成により、増幅器24bから出力される信号は、中間周波フィルタ23から出力される中間周波信号または第2の周波数変換回路25aの出力信号のどちらか一方のみを増幅したものとなる。
図4に示すチューナ回路の通常動作時および調整動作時の動作を説明する。通常時は、切換制御回路26aにより第1の周波数変換回路22aが選択的に動作状態にされ、第2の周波数変換回路25aが非動作状態にされる。これにより、増幅器24aは第2の周波数変換回路25aの出力信号を増幅して出力し、第1の実施形態における通常時の動作とほぼ同じ動作が行われる。なお、この通常動作時におけるチューナ出力信号の周波数特性は、図2(c)に示したようなものである。
これに対して、チューナ出力信号の周波数特性を観測しながら前置フィルタ10の通過帯域特性を調整する際(調整時)には、切換制御回路26aにより第2の周波数変換回路25aが選択的に動作状態にされ、第1の周波数変換回路22aが非動作状態にされる。これにより、増幅器24aは、中間周波フィルタ23の周波数特性を含まない経路を通ったスルー信号を増幅することになる。その結果、観測されるチューナ出力信号の周波数特性は、図2(a)に示した前置フィルタ10の単独の特性と等価(但し、周波数の上下関係は逆転しており、中心周波数は異なる)であるので、前置フィルタ10の特性を直接的に観測することができ、調整作業を容易に行うことができる。
(第2の実施形態の一具体例)
図5は、図4中のチューナ回路の一部を取り出して詳細に示す回路図である。ここでは、前置フィルタ10により選択された高周波信号が入力される前記入力端子21に相当する入力端子P4と、第1の周波数変換回路22aと、第2の周波数変換回路25aと、中間周波フィルタ23と、局部発振器30と、増幅器24aと、切換制御回路26aと、増幅器24aの出力信号が導出される出力端子P5が形成されている例を示している。
なお、切換制御回路26aおよび中間周波フィルタ23は集積回路チップ20の外部に設けてもよく、局部発振器30は集積回路チップ20の内部に設けてもよい。
図5において、第1の周波数変換回路22aは、NPN型の複数の差動対トランジスタQ1とQ2、Q3とQ4、Q5とQ6、および負荷抵抗素子R6,R7を用いた差動回路で構成される一般的な二重平衡混合回路である。差動対トランジスタQ1,Q2には入力端子P1から受信信号fRFが入力され、差動対トランジスタQ3,Q4およびQ5,Q6には局部発振器30から局部発振信号fLO(=fRF+fIF)が入力される。ここで、周波数変換された結果、負荷抵抗素子R6,R7の各一端からfIF成分と(2×fRF+fIF)成分の2波を含む差動信号が出力される。但し、電流源用のトランジスタQ5のベース電流が供給されていない時は、そのコレクタ電流が0となり、第1の周波数変換回路22a全体の動作が停止する。
中間周波フィルタ23は、コンデンサとコイルからなる並列共振回路であり、fIF近傍に鋭い通過域を持っており、fIFに共振し、fIF成分のみを次段に伝達する。
第2の周波数変換回路25aは、二重平衡混合回路の一部の素子を省略した簡易型の周波数変換回路であって、動作は二重平衡混合回路と同様であり、第1の周波数変換回路22aと同様に、fIF成分と(2×fRF+fIF)成分の2波を含む差動信号を出力する。但し、電流源用のトランジスタQ30のベース電流が供給されていない時は、そのコレクタ電流が0となり、第2の周波数変換回路25a全体の動作が停止する。
増幅器24aは、2入力・1出力の増幅器であり、中間周波フィルタ23からの信号がNPN型の差動対トランジスタQ31,Q32に入力され、第2の周波数変換回路25aからの信号電流がNPN型のトランジスタQ32のコレクタに入力される。これにより、中間周波フィルタ23からの信号と第2の周波数変換回路25aからの信号が加算および増幅されて出力端子P5から出力される。
動作モード切り換え用の切換制御回路26aは、NPN型の差動対トランジスタQ33,Q34を用いて構成され、一方のトランジスタQ33のベース電圧は一定電圧に固定され、他方のトランジスタQ34のベースに制御端子P6から制御電圧が加えられる。トランジスタQ34のベース電圧がトランジスタQ33のベース電圧より高い時は、トランジスタQ33のコレクタ電流が流れ、第1の周波数変換回路22aの電流源用のトランジスタQ25のベース電流として供給されるので第1の周波数変換回路22aが動作する。この時、トランジスタQ34のコレクタ電流は0、第2の周波数変換回路25aの電流源用のトランジスタQ30のベース電流は0であり、第2の周波数変換回路25aは非動作となる。上記とは逆に、トランジスタQ34のベース電圧がトランジスタQ33のベース電圧より低い時は、トランジスタQ34のコレクタ電流が流れ、第2の周波数変換回路25aの電流源用のトランジスタQ30のベース電流として供給されるので第2の周波数変換回路25aが動作する。この時、トランジスタQ33のコレクタ電流は0、第1の周波数変換回路22aの電流源用のトランジスタQ25のベース電流は0であり、第1の周波数変換回路22aは非動作となる。
本発明の第1の実施形態に係るテレビジョン受信機のチューナ回路の一例を示すブロック図。 図1中の前置フィルタの周波数特性、中間周波フィルタの周波数特性、通常動作時におけるチューナ出力信号の周波数特性、前置フィルタ特性調整時におけるチューナ出力信号の周波数特性を示す特性図。 図1中のチューナ回路の一部を取り出して詳細に示す回路図。 本発明の第2の実施形態に係るテレビジョン受信機のチューナ回路の一例を示すブロック図。 図4中のチューナ回路の一部を取り出して詳細に示す回路図。 従来のTV受信機のチューナ回路を示すブロック図。 図6中の前置フィルタの周波数特性、中間周波フィルタの周波数特性、通常動作時における前置フィルタの周波数特性と中間周波フィルタの特性が総合された合成特性を示す特性図。 図6中の前置フィルタの周波数特性、前置フィルタ特性調整時における中間周波フィルタの周波数特性、前置フィルタ特性調整時におけるチューナ出力信号の周波数特性を示す特性図。
符号の説明
10…前置フィルタ、20…チューナ回路用の集積回路チップ、21…入力端子、22、22a…第1の周波数変換回路、23…中間周波フィルタ、24…増幅器、25、25a…第2の周波数変換回路、26、26a…切換制御回路、30…局部発振器。

Claims (5)

  1. 所望の特性により選択された高周波信号を出力する前置フィルタと、
    局部発振信号を発生する局部発振器と、
    前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第1の周波数変換回路と、
    前記第1の周波数変換回路の出力信号から所望の中間周波数成分を選択的に通過させて中間周波信号を出力する中間周波フィルタと、
    前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第2の周波数変換回路と、
    前記中間周波信号と前記第2の周波数変換回路の出力信号のどちらか一方を選択し、増幅して出力する増幅器とを具備し、
    前記第2の周波数変換回路は、前記前置フィルタにより選択された高周波信号を前置フィルタ特性調整時にスルーさせることを特徴とするチューナ回路。
  2. 前記第1の周波数変換回路、前記第2の周波数変換回路、および前記増幅器が同一半導体チップ上に形成されていることを特徴とする請求項1記載のチューナ回路。
  3. 所望の特性により選択された高周波信号を出力する前置フィルタと、
    局部発振信号を発生する局部発振器と、
    前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第1の周波数変換回路と、
    前記第1の周波数変換回路の出力信号から所望の中間周波数成分を選択的に通過させて中間周波信号を出力する中間周波フィルタと、
    前記前置フィルタにより選択された高周波信号と前記局部発振信号とが入力され、両信号の差の周波数成分を出力する第2の周波数変換回路と、
    前記第1の周波数変換回路と前記第2の周波数変換回路のどちらか一方のみが動作するように状態を選択する制御回路と、
    前記中間周波信号と前記第2の周波数変換回路の出力信号とを加算および増幅して出力する増幅器とを具備し、
    前記第2の周波数変換回路は、前記前置フィルタにより選択された高周波信号を前置フィルタ特性調整時にスルーさせることを特徴とするチューナ回路。
  4. 前記第1の周波数変換回路、前記第2の周波数変換回路、前記制御回路、および前記増幅器が同一半導体チップ上に形成されていることを特徴とする請求項3記載のチューナ回路。
  5. 前記第1の周波数変換回路は、二重平衡混合回路で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載のチューナ回路。
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