JPH0855739A - 小型コイル - Google Patents

小型コイル

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JPH0855739A
JPH0855739A JP18917594A JP18917594A JPH0855739A JP H0855739 A JPH0855739 A JP H0855739A JP 18917594 A JP18917594 A JP 18917594A JP 18917594 A JP18917594 A JP 18917594A JP H0855739 A JPH0855739 A JP H0855739A
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JP
Japan
Prior art keywords
terminal
insulating
plate
coil
coil body
Prior art date
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Pending
Application number
JP18917594A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Aoki
奎司 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOMITA DENKI KK
Tomita Electric Co Ltd
Original Assignee
TOMITA DENKI KK
Tomita Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by TOMITA DENKI KK, Tomita Electric Co Ltd filed Critical TOMITA DENKI KK
Priority to JP18917594A priority Critical patent/JPH0855739A/ja
Publication of JPH0855739A publication Critical patent/JPH0855739A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製作時の作業性がよく、しかもプリント配線
基板への取り付け作業が容易で確実な小型コイルを提供
する。 【構成】 絶縁端子台2における絶縁板7の対向する周
縁部に、側面形コ字状に折り曲げた金属製の端子板9を
嵌入し、かつこの端子板9に設けた逆止弁13を、絶縁
板7に形成した係合凹孔15に嵌入係合させて戻り止め
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器に使用される
小型コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種小型コイルは、図5に示す
ように、コイル本体(01)と絶縁端子台(02)とからなって
いる。コイル本体(01)における糸巻状のドラムコア(03)
の上下両端のフランジ(04)の外周縁付近には、直径方向
に対峙する溝(05)が、上下に整合して設けられている。
【0003】絶縁端子台(02)における絶縁板(06)におけ
るドラムコア(03)の溝(04)と対応する位置には、上下方
向の端子ピン(07)が植設されている。この絶縁端子台(0
2)の端子ピン(07)を、コイル本体(01)の溝(05)に挿通
し、コイル本体(01)の巻線(08)のリード部(09)を、絶縁
端子台(02)の端子ピン(07)に半田付けしてある。
【0004】コイル本体(01)と絶縁端子台(02)とを組付
けた後、その下方に延びる端子ピン(07)を、プリント配
線基板の配線用の通孔に挿入して取り付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の小型コイルは、
例えば直径7mm程度の小径のものであり、従って、絶縁
端子台(02)の端子ピン(07)もきわめて細く、これを絶縁
板(06)に植設するにも、また絶縁板(06)の成型時に一体
成型するにも、はなはだ作業性が悪い。
【0006】また、この絶縁端子台(02)とコイル本体(0
1)との組付けに当たっても、端子ピン(07)は曲がりやす
く、これを、ドラムコア(03)の溝(05)に挿通したり、端
子ピン(07)に、巻線(08)のリード線(09)を巻き付けて半
田付けしたりするのに、作業性がわるく、手間がかか
り、コスト高につく。
【0007】さらに、絶縁板(06)より下方に突出する端
子ピン(07)は、プリント配線基板の部品取付け用の通孔
に挿通して、プリント配線基板に装着されるが、リード
線(08)と端子ピン(07)の接続作業等においても、曲りや
すく、自動インサータによるプリント配線基板の組み立
て作業を円滑に遂行する上で妨げとなる。
【0008】本発明の目的は、製作時の作業性がよく、
しかもプリント配線基板への取り付け作業が、容易で確
実な小型コイルを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) ドラムコアに導線を巻き付けてなるコイル本体の
下面に絶縁端子台を固着してなる小型コイルにおいて、
前記絶縁端子台における絶縁板に、側面形コ字状をなす
金属製の端子板を嵌合し、かつ端子板の上下いずれか一
方の面に、絶縁板に設けた係合凹孔に係合して戻り止め
となる逆止舌片を設ける。
【0010】(2) 上記(1)項において、端子板の上下
いずれか一方の面に、外向コ形の切込みを設け、その内
側部分を側方へ折り返えして、コイル本体のリード線を
接続するための端子片を突設させる。
【0011】(3) 上記(1)又は(2)項において、コイ
ル本体のドラムコアと絶縁板を、ドラムコアと絶縁板の
中央に設けた位置決め用の凹凸嵌合部により位置決めす
る。
【0012】(4) 上記(1)ないし(3)項のいずれかに
おいて、金属製の端子板の下面に、プリント配線基板へ
直接固定するための半田めっきを設ける。
【0013】
【作用】本発明によれば、金属製の端子板は絶縁端子台
における絶縁板に嵌合するだけで、端子板に設けた逆止
舌片が、絶縁端子台の係合凹孔に係合し、端子板の絶縁
端子台への取り付けが簡単に行われる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である小型コイル
の組み立て状況を説明する分解斜視図、図2は、この小
型コイルの完成した状態における斜視図、図3は、同じ
く拡大裏面図、図4は、図3におけるIV−IV線縦断
面図である。
【0015】本発明の小型コイルは、コイル本体(1)と
絶縁端子台(2)とからなっている。コイル本体(1)は、
フェライト等の高透磁率の磁性材からなる糸巻状のドラ
ムコア(3)に巻線(4)を巻回したもので、この巻線(4)
の両端は、組み立て前の状態ではリード線(5)となって
いる。
【0016】ドラムコア(3)の下面中央には、図4に示
すように、位置決め用のほぞ穴(6)が穿設されている。
【0017】絶縁端子台(2)は、合成樹脂材等の絶縁材
料を成形してなる絶縁板(7)の中央に、ドラムコア(3)
のほぞ穴(6)に緩く嵌合しうる突起(8)を形成したもの
で、コイル本体(1)とドラムコア(3)の組付け時には、
この突起(8)がほぞ穴(6)に嵌合して、相互の中心が合
わせられる。
【0018】絶縁板(7)は、ドラムコア(3)の上下端に
おけるフランジ(3a)と同形の円盤状をなし、各フランジ
(3a)と絶縁板(7)の周縁の左右には、互いに平行をな
し、かつ上下に整合する1対の切欠部(3b)(3b)及び(7a)
(7a)が、それぞれに設けられている。
【0019】絶縁板(7)の左右における両切欠部(7a)(7
a)には、それぞれ、銅等の薄い金属板を側面形コ字形に
折り曲げてなる導電性の端子板(9)が取り付けられてい
る。
【0020】図1及び図4に示すように、絶縁板(7)の
表裏には、各切欠部(7a)より内側に向けて、端子板(9)
の上面(9a)と下面(9b)の大きさと合致し、かつ端子板
(9)の厚さと対応する深さの凹み(10)(11)を形成してあ
る。これらの上下の凹み(10)(11)に、端子板(9)を嵌合
して取付けられる。
【0021】端子板(9)の上面(9a)の中央部には、外方
を向く端子片(12)が突設されている。端子片(12)は、上
面(9a)中央部に外向コ形の切り込みを入れ、その内方部
分を外側へ折り返えして形成されている。
【0022】端子片(12)は、図1及び図3に示すよう
に、その端子板(9)の板厚に比べて十分に広い幅を有
し、後述する巻線(4)のリード線(5)の巻き付けを容易
にかつ確実にさせるようになっている。
【0023】また端子板(9)の両側縁には、図1及び図
4に示すように、端子板(9)の差込み方向に対して逆止
作用を行う逆止舌片(13)(13)が、切起しによって設けら
れている。すなわち、この逆止舌片(13)の外端は、斜下
方を向く係止端部(14)となっている。
【0024】絶縁板(7)の上面の凹み(11)の両側部に
は、端子板(9)を絶縁板(7)に嵌合したとき、前記逆止
舌片(13)が落込むとともに、その係止端部(14)が係止し
うる係止部(15a)を外端に有する係合凹孔(15)が形成さ
れている。
【0025】組付けに当たっては、まず図1に示すよう
に、絶縁板(7)の左右から、端子板(9)を凹み(10)(11)
内へ押し込んで嵌入する。すると、逆止舌片(13)が係合
凹孔(15)に入り込み、その係止端部(14)が係止部(15a)
に係止して、端子板(9)は、決して抜けることがないよ
うになる。
【0026】このようにして、予め左右の端子板(9)を
取付けた絶縁端子台(2)の突起(8)を、コイル本体(1)
のほぞ穴(6)に嵌合し、かつ絶縁板(7)の切欠部(7a)
と、ドラムコア(3)におけるフランジ部(3a)の切り欠き
(3b)が整合するようにして、コイル本体(1)を絶縁端子
台(2)に乗せる。
【0027】この際、絶縁板(7)の突起(8)の周辺に接
着剤を塗布して、コイル本体(1)と絶縁端子台(2)を接
着することもある。
【0028】次いで、コイル本体(1)の巻線(4)のリー
ド線(5)の絶縁層をはがして、絶縁端子台(2)の端子片
(12)に巻き付け、ここを半田付け(16)して完成させる。
このリード線(5)の半田付け工程で、端子板(9)の下面
(9b)に、予備半田の半田めっき層(17)を設けておくのが
よい。また、別工程で、端子板(9)の下面(9b)にめっき
層(17)を形成しておいてもよい。端子坂(10)の下面(9b)
は、プリント配線基板(18)に固定して、コイル本体
(1)の巻線(4)に接続するための端子となる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果を奏
することができる。
【0030】(a) 絶縁端子台の両側部に、コ字状に折
り曲げた金属製の端子板を嵌入し、この端子板に設けた
逆止舌片を、絶縁端子台に設けた係合凹孔に落ち込ませ
て係止させるだけでよいので、端子板の取り付けは、簡
単であるとともに、確実かつ強固であり、絶対に抜け落
ちることはない。
【0031】(b) 絶縁端子台の両端部に取り付けた端
子板が、コイル本体の導線のリード部固定用の外方に突
出する端子片を有していると、従来の細い端子ピンに対
するリード部の巻き付けとは異なり、巻き付けを、容易
かつ確実にできる(請求項2)。
【0032】(c) コイル本体のドラムコアの中央と、
絶縁端子台の中央とに、位置決め用の凹凸嵌合部を形成
しておくと、従来の端子ピンの挿通による整合に比べ
て、コイル本体と絶縁端子台との整合を、きわめて容易
かつ確実に行うことができる(請求項3)。
【0033】(d) 絶縁端子台の両側部に取り付けたコ
字状の金属製の端子板の下面に、プリント配線基板へ直
接固定するための半田めっきを施しておくと、プリント
配線基板への取り付けを、簡単かつ強固に行うことがで
きる(請求項4)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である小型コイルの分解斜視
図である。
【図2】図1の各部を組み立ててなる小型コイルの斜視
図である。
【図3】図2に示す小型コイルの拡大平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う縦断面図である。
【図5】従来の小型コイルの分解斜視図である。
【符号の説明】
(1) コイル本体 (2) 絶縁端子台 (3) ドラムコア (3a) フランジ部 (3b)(7a) 切欠部 (4) 巻線 (5) リード線 (6) ほぞ穴 (7) 絶縁板 (8) 突起 (9) 端子板 (9a) 上面 (9b) 下面 (10)(11) 凹み (12) 端子片 (13) 逆止舌片 (14) 係止端部 (15) 係合凹孔 (15a) 係止部 (16) 半田付け (17) 半田鍍金層 (18)プリント配線基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラムコアに導線を巻き付けてなるコイ
    ル本体の下面に絶縁端子台を固着してなる小型コイルに
    おいて、 前記絶縁端子台における絶縁板に、側面形コ字状をなす
    金属製の端子板を嵌合し、かつ端子板の上下いずれか一
    方の面に、絶縁板に設けた係合凹孔に係合して戻り止め
    となる逆止舌片を設けたことを特徴とする小型コイル。
  2. 【請求項2】 端子板の上下いずれか一方の面に、外向
    コ形の切込みを設け、その内側部分を側方へ折り返えし
    て、コイル本体のリード線を接続するための端子片を突
    設させたことを特徴とする請求項1記載の小型コイル。
  3. 【請求項3】 コイル本体のドラムコアと絶縁板を、ド
    ラムコアと絶縁板の中央に設けた位置決め用の凹凸嵌合
    部により位置決めしてなる請求項1又は2に記載の小型
    コイル。
  4. 【請求項4】 金属製の端子板の下面に、プリント配線
    基板へ直接固定するための半田めっきを設けたことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の小型コイ
    ル。
JP18917594A 1994-08-11 1994-08-11 小型コイル Pending JPH0855739A (ja)

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JP (1) JPH0855739A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007273739A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Tdk Corp コイル部品
JP2008235459A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Tokyo Coil Engineering Kk 小型昇圧トランス
JP2016076592A (ja) * 2014-10-06 2016-05-12 ミツミ電機株式会社 インダクタ

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