JPH0854459A - ビーム整形器およびビーム整形器の信号を生成する方法 - Google Patents

ビーム整形器およびビーム整形器の信号を生成する方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別個のスキャンビーム線路の信号を同時に処
理し、有効な信号処理レートを増加させるビーム整形器
を提供すること。 【解決手段】 多相のビーム整形線路を設け、制御信号
によりメモリの読み出しを制御して大まかな遅延時間を
決定し、受信サンプル値を所要の位相経路に割り振るこ
とによりより詳細に遅延時間を決定するように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】米国特許第08/03776
5号明細書(発明の名称は"DIGITAL BEAMFORMERHAVING
MULTI-PHASE PARALLEL PROCESSING" である)、および
米国特許第08/038572号明細書(発明の名称
は"PARTIAL BEAMFORMING" である)は関連技術の明細書
である。
【0002】本発明は、ディジタル信号処理技術、たと
えばアナログ−ディジタル変換器、ディジタルメモリ、
加算器、乗算器、フィルタを用いる時間領域の受信用ビ
ーム整形器に関し、詳細には医療用超音波診断システム
におけるディジタルの受信用ビーム整形のための方法お
よび装置に関する。
【0003】
【従来の技術】システム内のビーム整形器の目的は、ノ
イズおよび他の部位からの干渉信号の存在下で、ナロー
ビームを整形し、所望の部位から到達する信号の受信の
向上を図ることである。ビーム整形は、エネルギ伝達つ
まりエネルギ受信中に実施することができる。本発明は
受信中のビーム整形に関する。
【0004】ビーム整形は、多くの適用分野、たとえば
レーダー、ソーナー、通信、地球物理学、天体物理学の
分野で用いられている。本発明は超音波影像装置のビー
ム整形に関する。医療用超音波影像装置を用いて、患者
の体内の解剖学的体組織を表示し分析することができ
る。前記装置は、非常に高い周波数(一般には2MHz
から10MHzの周波数)の音波を患者に送出し、検査
される体組織から反射されたエコーを処理する。前記装
置の目的は、戻ってきたエコーを表示しおよび/または
分析することである。医療用超音波診断装置に用いられ
るディスプレイには多くの種類があるが、最も一般に用
いられるタイプは、検査される解剖学的体組織の選択さ
れた断面の2次元画像である。この重要な動作モードは
エコーモードまたはBモードと呼ばれる。この動作モー
ドを用いて患者の多くの解剖学的な欠陥部を検出するこ
とができる。さらにこれらの欠陥部の大きさを幾分正確
に求めることができる。この動作モードでは、選択され
た断面からの全てのエコーが処理されて表示される。こ
の動作モードの性能に関する最も重大な動作パラメータ
は、解像セルの大きさである。ダイナミックフォーカス
および動的フィルタリング(マッチドフィルタリング)
を実施することにより、解像セルの大きさを減少させる
ことができる(したがって解像度は増加する)。これら
の技術は、アナログのビーム整形器よりディジタルのビ
ーム整形器を用いる方が実行が容易である。
【0005】臨床検査の中には、解剖学的な欠陥部が比
較的小さく、大きな解剖学的体組織から反射されたエコ
ーによりマスクされるものがある。しかし血管を流れる
血液の流速を非常に大きく変化させることにより、欠陥
の内または近傍の小さな解剖学的欠陥部をはっきりさせ
ることができる。ドップラーシフトによるエコー処理技
術を移動対象の速度を求めるのに用いることができるこ
とは公知である。血液の流れに対するドップラーシフト
の表示により、比較的小さな解剖学的欠陥部を簡単に検
出することができる。たとえばKimによる米国特許第
4800891号明細書に記載のこの動作モード(現在
一般にカラーフローと呼称されている)により、血液の
流速についてのドップラー情報を、解剖学的体組織の大
きく選択された断面から収集することができる。しかし
十分に高いフレームレートで、血液の流れの画像の正確
で高い解像度を実現するのに十分な超音波データを得る
ことは困難である。小さな断面領域から血液の流速につ
いての正確なドップラー情報を得るために、たとえばHe
wlett-Packard Journal に掲載されたHalberg およびTh
ieleによる文献(35−40ページ、1986年6月
版)から公知のドップラー処理技術を用いることができ
る。この技術を用いて、選択された小さな領域に長い時
間を割くことができる。ドップラーデータは通常FFT
技術で処理され、スペクトルを用いて表示される。ドッ
プラーデータは音響信号としても呈示される。
【0006】ビーム整形の質は、超音波影像装置の前述
の動作モードでの精度、解像度、および他のパラメータ
に大きな影響を与える。超音波の音圧場の信号伝搬遅延
と整合させるように、従来のビーム整形器は電子的な時
間遅延を生じさせ、この時間遅延は、特定の方向に対し
て超音波用ビーム整形器に生じる。この時間遅延(また
は空間処理)により、暗騒音および指向性干渉に対して
コヒーレントな波先の振幅が強調される。アナログのビ
ーム整形器ではこのことはアナログの遅延線と加算網を
用いて行われる。これらのアナログの構成部材は、現代
の超音波診断装置を様々に制限するので望ましいもので
はない。それらは非常に高価で不安定であり、かつ環境
条件と使用年数に影響される。さらにアナログの構成部
材は、注意深い製造工程とアセンブリ工程を必要とす
る。アナログの遅延線を使用することにより、現代の超
音波装置に望まれる柔軟性が制限される。前述の主要な
動作モードをサポートするために、アナログのビーム整
形器では多くの妥協をしなければならない。さらにビー
ム整形器がアナログ処理技術を用いて実施される場合、
並列処理の超音波装置(並列処理は実時間のフレームレ
ートを上げるのに必要である)は非常にコスト高であ
る。
【0007】性能と信頼性の向上およびディジタルの構
成部材のコストの削減により、古典的なアナログのビー
ム整形と比較してディジタルのビーム整形は、有望な代
替手段となる。精度の良さ、安定性、および柔軟性は、
ディジタル信号処理技術の主要な利点である。現在の標
準のディジタル回路は、30MHzを超えるナイキスト
速度で動作させることができる。これらのサンプリング
周波数は、現代の超音波信号のRFサンプリングおよび
時間処理に対して十分に高速である。しかしディジタル
のビーム整形器内で伝搬遅延と適切に整合させるのに必
要なサンプリングレートは、正確な信号の再生のための
ナイキスト速度より数倍大きい。つまりそれは100M
Hzより大きい。所要の精度と関連するこれらの処理速
度は、今日利用することのできるアナログ−デジタル変
換器(ADC)の性能レベルをなお上回るものである。
標準のディジタルの構成部材を用いて並列処理すること
により、残りのディジタル機能(たとえばADCの機能
を除く機能)をこれらの速度で実施することができる。
【0008】IEEEの会報で公開された文献(第67
巻、第6号、904−919ページ、1979年6月
版)でPridham およびMucci により提案された方法は、
ディジタルのインターポレート処理を用いることによ
り、ディジタルのビーム整形をする際にADCに要求さ
れる高速のサンプリングを容易にする。受信されたエコ
ーには、ナイキスト周波数f0 を満足しまたは上回る間
隔でサンプリングすることだけが必要である。このAD
Cのサンプリングレートの低減に対する価値は、ディジ
タル処理の要件を相応に高くさせることである。ビーム
整形に必要な精細な遅延増分が、ディジタルのインター
ポレート処理を用いて実行される。ディジタルのインタ
ーポレート処理では、データは最初に零を補間され(た
とえばデータに零を挿入する)、データレートが効果的
に増加する。処理の最後にデータレートを元の値に低減
するのにディジタルフィルタが用いられる。
【0009】Pridham およびMucci は、2つの別のアプ
ローチを提案した。第1のアプローチつまりプレビーム
整形インターポレート処理のアプローチでは、各受信チ
ャネルに対する零補間回路およびインターポレート処理
用フィルタは、ADCの後にかつビーム整形回路の前に
配設されている。第2のアプローチつまりポストビーム
整形インターポレート処理のアプローチでは、インター
ポレート処理用フィルタはビーム整形回路の後に配設さ
れている。ビーム整形の後でフィルタリングできるの
は、ビーム整形が線形動作であるからである。第1のア
プローチでは、インターポレート処理用フィルタは各受
信チャネルに対して必要であるので、信号処理の要件は
最善なものではない。第2のアプローチでは、第1のア
プローチに要求される処理と比較して、各チャネルに対
する場合と違ってフィルタリングはわずか一度で済むの
で、インターポレート処理用のフィルタリングに要求さ
れるディジタル処理は低減される。ディジタルのビーム
整形器に後置された受信回路のディジタルフィルタにイ
ンターポレート処理用フィルタを組み込むことにより、
さらにディジタル処理の要件を低減することができる。
しかしビーム整形器の処理速度(これらは所要の時間遅
延を作るのに必要である)は、信号のナイキスト速度よ
りずっと高速であるので、ビーム整形用信号処理の要件
はこれでも最善のものではない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、信号
のナイキスト速度で動作するディジタル回路を用いてシ
ステムを構築することができるように、信号処理速度を
最小にするディジタルのビーム整形のための方法および
装置を提供することである。そのような方法または装置
を超音波診断システムに組み込むことにより、信号処理
のデータレートを最小にし、ディジタルビーム整形の全
ての利点、つまり種々の動作モードでの柔軟性、並列の
チャネルのビーム整形、ダイナミックフォーカス処理、
マッチドフィルタリング等が提供される。
【0011】本発明の別の課題は、信号処理が複数の並
列の走査ビーム線路(つまり複数のビームが並列に形成
される)に対して行われるディジタルのビーム整形のた
めの方法および装置を低供することである。所定の信号
処理のデータレートに対してこの課題を達成することに
より、ビーム整形器の有効なデータレートを増加させ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】複数の並列の受信チャネ
ル手段と、それぞれの並列の受信チャネルに対する複数
の加算器と、複数のディテクタと、制御手段とを有し、
前記複数の並列の受信チャネル手段により、複数のスキ
ャンビーム線路からの超音波エコー信号を検出し、それ
に応答してそれぞれ複数のディジタルのサンプル信号を
生成し、前記並列の受信チャネルは、前記受信チャネル
と通信するメモリを有し、前記各メモリは、シーケンシ
ャルに前記ディジタルのサンプル信号を受信して記憶
し、各前記メモリは前記加算器と通信し、制御信号に応
答して前記ディジタルのサンプル信号を前記加算器に送
出し、各前記加算器はさらに、それぞれの他の並列の受
信チャネルの対応する加算器とシーケンシャルに通信
し、対応する加算器は、所定のスキャンビーム線路に対
してディジタルのサンプル信号を処理する一群の加算器
を構成し、前記各ディテクタは、前記一群の対応する加
算器の内の1つと通信してデータを受信し、前記各ディ
テクタはさらに、前記一群の対応する加算器の内の各1
つから受信されたディジタルのサンプル信号をフィルタ
リングしてビーム整形器の信号を生成し、前記制御手段
は、前記メモリおよび前記加算器と通信して前記制御信
号を供給し、各前記ディテクタは、前記複数のスキャン
ビーム線路の内の1つに沿って集中したビーム整形器の
信号を生成するビーム整形器により本発明の課題は達成
される。
【0013】本発明の原理によると発明者は、信号デー
タ経路を多相経路とすること、つまりN個の並列の加算
経路の多相データを処理することにより、ディジタルの
ビーム整形器のディジタルのハードウェアの動作速度を
低減することができることを利用している。この技術に
よると、従来のポストビーム整形インターポレート処理
技術と比較して、所要のビーム整形の遅延を形成する各
ディジタル回路の動作速度は増加せず、有効なデータレ
ートはN倍に増加し、その結果遅延による量子化誤差が
1/Nに低減される。さらにインターポレート処理−デ
シメート処理フィルタが、ビーム整形器の最も有利な部
分に挿入されている。正確に言うと、受信チャネル群の
一部のビーム整形の後で、かつ最終的なビーム整形の前
でビーム整形器に挿入されている。このアプローチによ
り、最終的なビーム整形を簡単にし、比較的小さなデー
タレートで実施することができる。さらに受信チャネル
群を適切に選択することにより、多相データ処理および
後続のインターポレート処理を有利にも単一の集積回路
内または回路基板内で実施することができる。
【0014】さらにビーム整形器に各受信チャネルの制
御された読み出し回路を設けることにより、所定のチャ
ネルの信号データの所定のブロックを、種々の異なる時
間で2回以上読み出し、他の受信チャネルの信号データ
と一緒に処理することができる。このことによりビーム
整形器は、並列処理でいくつかのスキャンビーム線路か
らの信号データを、一度に同時に処理することができ、
そのことは有効なデータレートをさらに増加させる。
【0015】本発明の他の特徴部分および利点は、実施
態様から明らかである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明を完全に理解するために、
次に添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。現代
の医療用超音波システムは、多数のトランスデューサ素
子を有するプローブを用いており、多数の信号処理用チ
ャネルを備えたビーム整形器が設けられている。チャネ
ル数を64、128にすることができ、256にするこ
とさえある。一般に単一の回路基板上にビーム整形器の
信号処理用チャネルの全てを設けることは実用に適さな
い。したがって受信用ビーム整形器は、通常いくつかの
グループに分割されている。各グループは、多数の受信
チャネル(たとえば8または16のチャネル)を含むビ
ーム整形器の一部分である。目標からのエコー信号は、
プローブのトランスデューサ素子で受信される。各素子
は別々の受信チャネルに接続されている。各受信チャネ
ルではトランスデューサ素子からの信号が増幅され、一
様なレートf0 でディジタル化される。
【0017】直列のデータ加算経路を含むビーム整形器
を有する電子スキャン超音波診断装置を図1に示す。超
音波プローブ1はトランスデューサ素子T1〜TMのア
レーから構成される。説明を簡単にするために前述のM
をM=4と仮定するが、それはずっと大きくすることが
できる。4つのパルスジェネレータ10〜13は、公知
のようにトリガ信号によって従来の駆動パルスを発生
し、前記素子T1〜T4を用いて超音波信号を検査中の
生体組織に送出する。検査中の生体内部から反射された
超音波のエコー信号は、同一のトランスデューサ素子T
1〜T4で受信される。エコーに応答して各素子から発
生した信号は、増幅器14〜17の内のそれぞれ1つの
増幅器で増幅され、並列の受信チャネル2〜5内でAD
C20〜23の内のそれぞれ1つのADCにより一様な
レートf0 でディジタル化される。並列の受信チャネル
から受信したディジタルデータは、メモリ24〜27に
それぞれ記憶される。加算器30〜33を含む直列の加
算経路により、メモリ24〜27から読み出されたデー
タは、すぐ上側の並列の受信チャネルからのデータと加
算される。加算器の出力側で加算値は、ラッチ34〜3
7により一時的に記憶された後で、次のチャネルに送出
される。加算器30〜33による直列のデータの加算に
よって生じる信号処理の時間遅延を考慮しかつ補償する
ために、メモリ24〜27の読み出しまたは書き込みを
遅らせることにより遅延時間を発生させる。直列の加算
により信号処理のデータ経路が簡単になる。最後の加算
器33の出力側で発生したビーム信号(整形されてい
る)は、ディテクタ6で検出される。ディスプレイ9に
データを表示するためには、公知のようにディジタルス
キャンコンバータ(DSC)を用いてディジタルのデー
タ信号をビデオ信号に変換する必要がある。
【0018】図2に示すように、組込型の検査手段を並
列の受信チャネルの各グループに設ける。データトラン
スミッタ44がデータ加算経路の初段に接続され、デー
タレシーバ45がデータ加算経路の終段に接続されてい
る。コントローラ8はデータトランスミッタ44に対し
て、予め求められたディジタル検査データのパターンを
設定し、前記パターンはデータ加算経路で処理されデー
タレシーバ45で受信される。コントローラ8は受信デ
ータを解析して、データ加算後の予測データと一致する
かを調べる。ビーム整形モードでは、メモリ24〜27
からのデータの直列の加算が妨げられないように、零を
データトランスミッタ44により発生させる。
【0019】本発明の1つの実施態様によると、ダイナ
ミックフォーカス時の遅延に対して小さな量子化誤差を
達成するために、ビーム整形器の新しいインターポレー
ト処理装置が設けられている。前述のように従来のビー
ム整形器のインターポレート処理ではデータレートがN
倍に増加する場合、加算器の処理速度およびクロック周
波数は同一倍に増加する。高周波のクロックと高速の加
算器の使用を避けるために、ビーム整形器の新しいイン
ターポレート処理装置は、多相メモリの読み出し技術を
用いており、それによりビーム整形処理を通して、1)
量子化誤差を低減し、2)そのままのクロック周波数f
0 を用いることができる。この構成により単一のインタ
ーポレータ処理−デシメータ処理フィルタを用いて、受
信チャネルのグループを合体させることができ、受信チ
ャネルの各グループを用いて局所的なビームを形成す
る。
【0020】多相メモリの読み出し構成を有する新しい
ビーム整形器を図3に示す。メモリ24〜27に書き込
まれたデータは、サンプリングレートつまりf0 と同一
のレートでクロック同期される。読み出しクロックもf
0 であるがそれは一様ではない。さらに遅延時間が必要
な場合、読み出しは数クロックの間停止される。このこ
とにより1/f0 の遅延時間調整(ここではラフ遅延単
位時間と呼称する)が得られる。遅延時間による量子化
誤差をさらに低減するために、読み出されたデータはN
個の並列の加算経路P1およびP2に供給され、遅延時
間をラフ遅延単位時間の(n−1)/N(但しn=1,
・・・,Nである)に精細に調整する(図3ではN=2
である)。各並列の加算経路は読み出されたデータの異
なる位相を表している。したがって読み出されたデータ
を次の位相経路にシフトすることにより、遅延調整が1
/(Nf0 )に調整される(ここではファイン遅延単位
時間と呼称する)。多相の読み出しを用いることによ
り、ダイナミック受信フォーカスをファイン遅延単位時
間を用いて調整することができる。所定のチャネルから
の各データのサンプル値は、位相経路P1およびP2の
内の1つだけに向けられる。しかしデータを選択された
並列の加算経路に向ける前に、近隣のチャネルからのデ
ータのサンプル値と加算する必要がある。セレクタ70
〜77、50〜53、加算器30〜33、およびラッチ
60〜67は、データのサンプル値を並列の加算経路に
向けさせ、直列の加算を実施する。たとえばメモリ25
からのデータを位相経路P1に向けさせる場合、位相経
路P1から出力されるラッチ60からのデータは、セレ
クタ51を介して加算器31に供給される。同時にセレ
クタ75は、ラッチ64から出力された位相経路P2か
らのデータをラッチ65に供給する。次にセレクタ71
は、加算器31からのデータを選択し、そのデータをラ
ッチ61に供給する。コントローラ80〜83は、N個
の位相経路の内のどれにメモリ24〜27からのデータ
を向けるべきかを決定し、セレクタを制御し、したがっ
てそれと協動するラッチを制御する。インターポレート
処理−デシメート処理フィルタ90は多相のデータを結
合し、システムクロックデータf0 で結合データを超音
波システムの他の装置に出力する。
【0021】図4は、4相のデータ経路(P1〜P4)
つまりエコーデータに対する4つの並列の加算経路と、
ダイナミック遅延時間コントローラ80とを有するビー
ム整形器の実施例である。ダイナミック遅延時間コント
ローラ80は、メモリ読み出し制御信号線Rを介して、
それぞれのクロックで各チャネルに必要な位相情報およ
びセレクタ用制御信号S1〜S4を出力する。たとえば
ある時間に、あるチャネルに対するメモリ読み出しの位
相経路が位相経路P2であるとすると、すぐ上のチャネ
ルからのP2の加算経路のデータがセレクタ50を介し
て、加算器30によりチャネルiからの新しいデータと
加算される(それがFIFOメモリ28から読み出され
た時に加算される)。加算器30からの加算値はセレク
タ171を介して、次の並列の受信チャネルi+1に供
給される。他の並列の加算経路P1、P3、P4は、セ
レクタ170、172、173、およびラッチ160、
162、163を介して直接(次の並列の受信チャネル
i+1に)接続され、このことはこれらの他の位相経路
のi番目のチャネルのエコーデータに零を補間すること
と等価である。したがって遅延時間コントローラ80
は、各チャネルメモリから読み出された各データのサン
プル値に対して位相経路を制御するものである。遅延デ
ータメモリ85(ビーム整形器の全てのチャネルに対し
てフォーカス用遅延データを記憶するルックアップテー
ブル86、クロススイッチ87、およびシフトレジスタ
88(各チャネルに対して1つのシフトレジスタがあ
る)を含むことができる)は、各チャネルに対して1ビ
ットのデータストリームを出力する。遅延データメモリ
85から出力される’1’(位相シフトパルスと呼称す
る)は、さらにファイン遅延単位時間が必要であること
を示し、位相シフトを生じさせる。5ビットのシフトレ
ジスタ89(各並列の受信チャネルに対して1つのレジ
スタがある)は、位相情報セレクタ用制御信号S1〜S
4を生成し、ORゲート91、およびf0 とクロック同
期したANDゲート92を介して、メモリ読み出し禁止
信号Rが生成される。5ビットのレジスタ89では一度
に1ビットだけが’1’に設定され、i番目のチャネル
からのデータを4つの位相経路の内のどれに向けるべき
かが示される。シフトレジスタがそのような位相シフト
パルスを受信するときは常に、’1’は右方向にシフト
され、選択される位相経路を位相経路P1から位相経路
P2に、または位相経路P2から位相経路P3に、また
は位相経路P3から位相経路P4に変化させる。さらに
図示するようにORゲート93およびANDゲート94
が、シフトレジスタの出力側(P4側の出力側)とシフ
トレジスタの入力側との間に接続されている。したがっ
て遅延データメモリ85からの位相シフトパルスがない
場合、セレクタ用制御信号S1〜S4は変化しない。シ
フトレジスタの状態位置0は一時的な状態位置である。
位相経路P4が選択されていた場合、シフトパルスによ
りシフトレジスタ内で’1’は状態位置4から状態位置
0に一時的にシフトされる。シフトレジスタ89に入力
される次のクロックは、状態位置を状態位置0から状態
位置1に変化させる。次の位相シフトパルス’1’が入
力されるまで、シフトレジスタ89は状態位置1に’
1’がある状態にある。状態位置が0である場合のクロ
ック期間中には、データはメモリ28から読み出され
ず、メモリ28からのデータに対する遅延の長さは1だ
け長くなる。このようにこのメカニズムにより、4つの
ファイン遅延単位時間がラフ遅延単位時間に切り換えら
れる。
【0022】図4の4つの並列の加算経路で加算された
データは、並列にインターポレート処理−デシメート処
理フィルタ90の入力側に供給される。フィルタ90
は、入力データの調整つまりインターポレート処理およ
びデシメート処理を実施する。多相の並列入力の特質に
より、フィルタ90の有効な入力データレートは、出力
データレートつまり並列の加算経路からの入力データの
どのレートよりも4倍に大きくなる。
【0023】例として図5に、3つの近隣の受信チャネ
ルCH1〜CH3の3つの連続データのサンプル値を、
3つの連続時間間隔t1 、t2 、t3 に対して、図4に
示した4つの位相経路P1〜P4の内のそれぞれ別々の
1つに割り当てる状態を示す。図5では元のデータのサ
ンプル値は、X(1/f0 のレートで生じるXである)
で示され、零補間を行うための零値のサンプル値は、0
(同様に1/4f0 のレートで元のデータのサンプル値
に挿入される)で示され、水平方向は時間を示す。図示
した3つの並列の受信チャネルに対して、公知のように
各時間期間中にビーム整形器のダイナミックフォーカス
を実現するのに要求される時間遅延は、垂直に描かれた
曲線で示される。このタイミング図からt1 の時間間隔
中には、チャネル1に対して1つの元のサンプル値(チ
ャネル1の第2のサンプル値)だけが時間遅延曲線に最
も近く、それはP4の位相経路の直後のサンプル値であ
るので、P4の加算経路が、このサンプル値を受信する
のに最も適していることが明らかである。他の全ての位
相経路P1〜P3に対して、零がデータ経路に補間され
る(図4のセレクタ回路およびラッチ回路により補間さ
れる)。時間間隔t1 とt2 間の時間期間中に、全ての
4つの並列の加算経路からのデータは、チャネル1から
チャネル2に供給される(図4のセレクタ回路およびラ
ッチ回路により供給される)。時間間隔t2 中に受信チ
ャネル2に対して、元のデータのサンプル値がメモリか
ら読み出され、位相経路P1を示す並列の加算経路に向
けられる。それはその元のサンプル値が、要求された時
間遅延曲線に最も近いからである。同一の時間(t2
にはチャネル1に対して、いずれかの時間遅延曲線に最
も近い元のサンプル値はない。実際にt3 の時間期間中
には元のサンプル値(3番目のサンプル値)は、位相経
路P1に最も近いことに注意すべきである。したがって
チャネル1に対してt2 の時間期間中に全ての4つの位
相経路に零が補間される。この”データの供給がないこ
と”は、シフトレジスタ89の前述の状態”0”に相当
する。次に時間t2 とt3 の間にサンプルデータは、受
信チャネル2から受信チャネル3に供給され、かつ受信
チャネル1から受信チャネル2に供給される。時間t3
中にチャネル1のメモリから読み出された3番目のサン
プル値は、位相経路P1を示す並列の加算経路に供給さ
れ(前述のとおりである)、チャネル2のメモリから読
み出された2番目のサンプル値は、位相経路P1を示す
並列の加算経路に供給され、チャネル3のメモリから読
み出された2番目のサンプル値は、位相経路P4を示す
並列の加算経路に供給される。
【0024】本発明の実施例では、短い過渡応答時間と
固有の直線位相のため、インターポレート処理−デシメ
ート処理フィルタ90に、有限長インパルス応答(FI
R)フィルタを用いると有利である。図6に示すFIR
フィルタは、(4相のシステムに対して)8個のタップ
のローパスフィルタを有し、有利にも対称のインパルス
応答を生じる重み付け係数a1、a2、a3、a4;a
4、a3、a2、a1を用いて、必要な乗算器201、
202、203、204の数を節約する。位相経路P
1、P2、P3、P4を示す加算経路からの”現時点
の”位相データは、ラッチ205、206、207、2
08にそれぞれ記憶され、”以前の”位相データを形成
する。加算器213、212、211、210により”
以前の”位相データは、位相経路P4、P3、P2、P
1を示す加算経路に供給される”現時点の”データと適
切に加算され、加算器214で乗算器201、202、
203、204の出力を加算することにより、最終的な
ビーム整形器の出力のサンプル値が生成される。
【0025】インターポレート処理−デシメート処理フ
ィルタをビーム整形器の前後に配設できることが、前述
のようにPridham およびMucci により提案されている。
このフィルタのプレビーム整形の実施には、全てのチャ
ネルにそれ自身のインターポレート処理−デシメート処
理フィルタを設けることが必要である。ポストビーム整
形の実施によりこの問題は解決されるが、非常に高いサ
ンプリング周波数でビーム整形を行わなければならな
い。本発明の原理によると、このフィルタは、ビーム整
形の前後と言うよりもビーム整形の際に実施される。こ
のアプローチによりフィルタを、全体としてビーム整形
器のアーキテクチャにとって最もコストの節約されるも
のにする。フィルタリングおよびデータレートの低減
は、並列の受信チャネルのいくつかの群での一部のビー
ム整形の後で実施される。たとえば並列の受信チャネル
を、2つ、4つ、8つ、、またはそれ以上の群と加算す
ることができる。物理的に、一群のチャネルの一部のビ
ーム整形に用いられる同一の基板上または集積回路(I
C)に、そのフィルタを配設することができる。この技
術により、一群のチャネル、回路基板、およびIC間に
必要な相互接続の数および/またはデータレートが低減
される。一群のチャネルの最終的な加算(つまり一部で
ビームを整形すること)を、システムのサンプリングレ
ートで、かつ1つのデータ経路だけを用いて実施するこ
とができる。
【0026】図7は受信用ビーム整形器の全体図であ
り、本発明のビーム整形の実施例をより明確に示してい
る。各チャネルで目標からのエコー信号は、プローブの
トランスデューサ素子で受信される。各トランスデュ−
サ素子は、従来の構成のパルサーおよびレシーバ102
に接続されている。各トランスデュ−サ素子で発生した
信号は、一様なレートf0 、たとえば36MHzでAD
C103によりディジタル化される。近隣の並列の受信
チャネル群(たとえば8つの受信チャネル)は、一部の
ビーム整形器113を構成するように加算される。従来
技術の方法と対照的に、本発明は、各一部のビーム整形
器113に対してインターポレート処理−デシメート処
理フィルタを設けている。全体のビーム整形システムに
対して1つだけのインターポレート処理−デシメート処
理フィルタを用いることもできるが、図示した図面に
は、受信チャネルの各群毎に1つのインターポレート処
理−デシメート処理フィルタを設けており、前記フィル
タにより一部のビーム整形の後のデータレートをサンプ
リング速度f0 に低減する。正確に言うとf0 の信号処
理速度が、ビーム整形の前後の両方に用いられるが、ビ
ーム整形器内部では有効なレートは図4に示すようにf
0 の4倍である。ハードウェアの観点から、これは非常
に有利な構成である。それは高く有効な信号レートで単
一の回路基板で実施され、または単一の集積回路で実施
することができるからであり、システムの相互接続の数
および複雑さを低減する。各並列のビーム整形器113
からの信号は、加算器114(f0 で動作する)を用い
て直列に加算され、最終的なビームを整形する。直列の
加算器114によるデータ遅延を考慮するために、メモ
リ24〜27の出力側で設定された遅延値は、補償のた
めに加算される付加遅延を含む。最後の加算器114か
らのビーム信号は、ディテクタ107に送出される。
D.S.C128は、この信号のディジタルスキャンコ
ンバート処理を実施し、ディスプレイ109で再生する
ためにビデオ信号に変換する。
【0027】2つの異なるビーム線路に対するデータの
並列のビーム整形を行うために、図8に図1の従来のビ
ーム整形器の回路を修正した回路を示し、前記ビーム線
路は、図中で”ビーム線路1”およびビーム線路2”と
示されている。図1のとおり回路は、トランスデューサ
T1〜T4からの信号を処理する4つの受信チャネルを
有し、これらの4つの受信チャネルはそれぞれ”2”
〜”5”とラベリングされている。チャネル2のデータ
信号は、増幅器14を介して増幅され、アナログ−ディ
ジタル(A/D)コンバータ20でディジタル化された
後、記憶およびそれ以上の時間遅延処理のためにメモリ
24に供給される。類似の増幅器15、16、17、A
/Dコンバータ(ADC)21、22、23、およびメ
モリ25、26、27は、それぞれ他の受信チャネル
3、4、5のものである。
【0028】メモリ24からのデータの時間遅延した読
み出しは、制御信号線801、802を介して図8のダ
イナミックフォーカス用コントローラ800により制御
される。遅延データは、それぞれデータチャネル24
1、242を介して加算器30、30´に供給される。
より詳細には、制御信号線801のダイナミックフォー
カス用コントローラ800からの信号は、加算器30へ
のデータの読み出しを制御し、その際に制御信号線80
2の信号は、加算器30´へのデータの読み出しを制御
する。同様にダイナミックフォーカス用コントローラ8
00は、制御信号線811、812を介してメモリ25
のデータの読み出しと、制御信号線821、822を介
してメモリ26のデータの読み出しと、制御信号線83
1、832を介してメモリ27のデータの読み出しとを
制御する。メモリ25からのデータは、データチャネル
251、252を介して加算器31、31´に供給さ
れ、メモリ26からのデータは、データチャネル26
1、262を介して加算器32、32´に供給され、メ
モリ27からのデータは、データチャネル271、27
2を介して加算器33、33´にそれぞれ供給される。
4つの加算器30、31、32、33は、前述のように
ビーム線路1に対してデータを加算し、ラッチ34、3
5、36、37を介してディテクタ6に供給する。同様
に4つの加算器30´、31´、32´、33´は、ビ
ーム線路2に対してデータを加算し、ラッチ34´、3
5´、36´、37´を介してディテクタ6´に供給す
る。ディテクタ6、6´は、ディスプレイ9に適切なフ
ォーマットに変換するためのディジタルスキャンコンバ
ータ(DSC)に、ビーム整形されたデータを送信す
る。
【0029】各チャネルでのデータ読み出しのための時
間遅延制御は、好適にもメモリ24、25、26、27
に対するリードランダムアクセス機能を有する順次記憶
装置を利用することにより実施される。たとえばメモリ
24は、信号データのそれぞれの増分が、1つのロケー
ションを占めるような一連のロケーションを持つ。所定
のシステムクロックパルスでデータの増分は、A/Dコ
ンバータ20からメモリ24に書き込まれ、引き続くロ
ケーションに記憶される。ダイナミックフォーカス用コ
ントローラ800は、読み出しアドレスを制御すること
により、メモリ24に記憶されたデータのそれぞれの増
分に対する遅延時間を制御する。たとえば書き込みアド
レスが20であり、読み出しアドレスが10であると、
メモリ24に記憶されたデータに対して10クロックサ
イクル分の時間遅延が生じる(各リード動作およびライ
ト動作は、各クロックパルスで次の大きなアドレスに移
行するものとする)。
【0030】一度に2つのビームを整形するために、各
データの増分に対して2つの遅延時間が必要になる。本
発明の好適な実施例ではこのことは、図8のメモリ24
に対して図9に示した回路により達成される。図9は順
次接続のFIFOメモリを利用しており、リードアドレ
スおよびライトアドレスを除くデータは、各クロックパ
ルスで1つの位置だけシフトされる。現代のFIFOメ
モリは一般に、クロック駆動型アドレスロジックを持つ
RAMメモリから製造される。2つのビームに対するデ
ータは、長いFIFOメモリ804および2つの短いF
IFOメモリ805、806により処理される。図8の
ADC20からのデータは、長いFIFOメモリ804
に書き込まれる。図9に示すようにデータは、FIFO
メモリ804から読み出され、短いFIFOメモリ80
5、806の両方に書き込まれる。短いFIFOメモリ
805からのデータは、データチャネル241に読み出
され、短いFIFOメモリ806からのデータは、デー
タチャネル242に読み出される。長いFIFOメモリ
804および短いFIFOメモリ805、806から選
択される読み出しデータは、制御信号線801、802
を介するダイナミックフォーカス用コントローラ800
からの制御信号に応答して、ディテクタ803からの読
み出しクロック信号により決定される。
【0031】この実施例は、2つのスキャンビーム線路
が近隣にあるので、2つのビーム間の相対時間遅延が小
さいということを利用している。図9の実施例では、デ
ータの増分に対する遅延時間は、長い遅延と短い遅延と
に分割される。長い遅延時間は、共通の長いFIFOメ
モリ804により生じ、短い遅延時間は短いFIFOメ
モリ805、806により生ずる。したがってビーム線
路1のデータの増分に対する全体の遅延時間は、長いF
IFOメモリ804に対する遅延と短いFIFOメモリ
805に対する遅延との合計である。同様にビーム線路
2のデータの増分に対する遅延は、長いFIFOメモリ
804に対する遅延と短いFIFOメモリ806に対す
る遅延との合計である。たとえばビーム線路1に対する
データを132クロックサイクルだけ遅延させ、ビーム
線路2に対するデータには135クロックサイクルの遅
延が必要であるとする。ダイナミックフォーカス用コン
トローラ800を、長いFIFOメモリ804に対して
128クロックサイクルの遅延が生ずるようにプログラ
ムする。短いFIFO1の遅延は4クロックサイクルで
あり、短いFIFO2の遅延は、7クロックサイクルで
ある。
【0032】同様にダイナミックフォーカス用コントロ
ーラ800は、他の各受信チャネル3〜5からのリード
動作を、各チャネルの適切な時間遅延で指示し、ビーム
線路2にこのビームを整形する。簡単に言うと受信チャ
ネル2〜5からのメモリ24〜27の信号データは、ビ
ーム線路1、2の両方にビームを整形するように並列に
利用される。全ての受信チャネルからのデータは、ディ
テクタ6、6´により処理され、両方のスキャンビーム
線路に沿ったエコーから画像を表示する出力信号を形成
する。
【0033】図8は2つのスキャンビーム線路に対する
遅延回路を示すが、図から別の並列回路構成、つまり短
いFIFOメモリ、加算器、フィルタ等を付加すること
により、同様にして当業者が付加的なスキャンビーム線
路に対する信号を処理することができることは明らかで
ある。同時に処理できる受信チャネルの数は、電気回路
によってと言うよりもむしろビーム整形器のフォーカス
構造の角度応答性により制限される。同時に処理される
スキャンビーム線路の全ては、一連の近隣のビーム線路
であるので、それらの間の相対遅延は少量だけ異なるだ
けであり、各受信チャネルには複数のFIFOメモリが
必要になるだけである。ここに開示した構成は非常に少
ないハードウェアしか必要としないので、各ビーム線路
のデータに対するフルサイズの長いFIFOメモリを有
するメモリと比較して、この実施例は大きく改善された
ものである。
【0034】図9に図示した前述のメモリに替えて用い
ることのできる他のデータ記憶構成がある。たとえば図
10に、長いFIFOメモリ804および短いFIFO
メモリ805を用いるメモリ24の別の構成を示す。双
方のFIFOメモリは、デコーダ803からの読み出し
クロック信号により制御される。長いFIFOメモリ8
04と短いFIFOメモリ805の両方からの遅延信号
は、クロスバスイッチ807に供給され、前記クロスバ
スイッチ807もデコーダ803からの信号により制御
される。クロスバスイッチにより、遅延信号をデータチ
ャネル241または242のどちらかに送信することが
できる。本発明のこの実施例では、長いFIFOメモリ
は、1つのスキャンビーム線路に対する信号の時間遅延
を決定し、短いFIFOメモリは、2つのビーム線路間
の遅延差を供給する。クロスバスイッチによりシステム
は、長いFIFOメモリから短時間遅延した信号を、必
要に応じてビーム線路のどちらか1つに供給することが
できる。
【0035】さらに本発明の図11に示した別の実施例
では、メモリ24は3ポートRAM809であり、1つ
のポートはADC20からの書き込みポートであり、他
のポートはデータチャネル241、242への読み出し
ポートである。ダイナミックフォーカス用コントローラ
800は、制御信号線801、802を介して読み出し
信号をアドレスジェネレータ808に送出し、前記アド
レスジェネレータ808は、2つのビーム線路に対して
データが読み出されるRAM809のロケーションを決
定する。この実施例は2つのビーム線路に対して図示さ
れているが、カスコード接続された付加的な3ポートR
AMのメモリを設けることにより付加的なビーム線路に
適応させることができる。
【0036】さらに図8に、単一のデータ加算経路のラ
ッチ34〜37を介してメモリ内容を加算することによ
り、ビーム線路1でビームを整形する一群の加算器とし
て、加算器30〜33を示す。ビーム線路2に対する類
似のデータ加算経路を図8に示す。双方のビーム線路に
対して、今まで説明してきた多相加算経路構成を利用し
て、データ処理の全体の有効なレートを最大にすること
は有利である。
【0037】
【発明の効果】別個のスキャンビーム線路の信号を同時
に処理する前述のタイミングシステムにより、さらに有
効な信号処理レートの事実上の増加が達成される。従来
の超音波ビーム整形器のシステムでは、1つ以上の音響
パルスが患者の体に送出され、所定のスキャンビーム線
路からの集中したエコー信号が、ディスプレイ信号デー
タを生成するために処理される。検査での全体のフィー
ルドが影像化されてフレームを構成するまで、全体のプ
ロセスは、次のスキャンビーム線路等で繰り返される。
したがって有効なフレームレートは、送出されるパルス
レートにより制限される。一度に複数のスキャンビーム
線路信号を処理することにより、つまり各受信チャネル
からの信号を用いて、信号に作用する別個のスキャンビ
ーム線路からのエコーに対して画像情報を抽出すること
により、本システムはこの制限を克服する。
【0038】このように新しいビーム整形の方法および
装置を示しかつ説明してきたが、それは求められる全て
の目的と利点を満足するものである。しかし当業者にと
って、好適な実施例を記載した本明細書および添付図面
を検討した後で、本発明のたくさんの変化、修正、変
更、他の利用および応用が明らかになる。たとえば4つ
未満のデータ加算経路または4つより多くのデータ加算
経路を用いることができ、遅延時間コントローラ80
を、様々な別の技術を用いて実現することができる。本
発明の要旨および範囲から逸脱することのない全てのそ
のような変化、修正、変更、他の利用および応用は、ク
レームによって制限される本発明によりカバーされるも
のと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術により超音波画像装置を構成する機能
ブロック図であり、ディジタルのビーム整形器、および
各受信チャネルからのデータのサンプル値の直列の加算
経路を有している。
【図2】組込み型検査回路を含むように修正した図1の
ディジタルのビーム整形器でのデータの直列の加算経路
を構成する機能ブロック図である。
【図3】ディジタルのビーム整形器のための新しい多相
の並列処理技術を用いた機能ブロック図であり、図1の
実施例と比較すると、ビーム整形の精度を2倍にする新
しい装置である。
【図4】図3に示したように構成したディジタルのビー
ム整形器のための新しいダイナミック遅延時間コントロ
ーラの詳細なブロック図であり、4相のデータと4つの
並列の加算経路を有する。
【図5】ビーム整形を実現するために、3つの近隣の受
信チャネルに対する連続するN個のデータのサンプル値
を、図4に示した4相の加算経路に割り当てる線図であ
る。
【図6】本発明の原理により構成したFIRフィルタの
詳細なブロック図であり、図4に示したディジタルのビ
ーム整形器のためのデータのサンプル値の調整、インタ
ーポレート処理、およびデシメート処理に用いられる。
【図7】一部のビーム整形器と、各一部のビーム整形器
からの信号のサンプル値の直列の加算経路とから構成さ
れる本発明の別の実施例により構成されたディジタルの
ビーム整形器のブロック図である。
【図8】異なる受信チャネルからの信号データを、異な
るスキャンビーム線路に対してビーム整形されたデータ
にする並列のビーム整形を設けるように図1の回路を修
正したブロック図である。
【図9】図8に示した1つの受信チャネルのメモリ24
の構成のブロック図である。
【図10】図9に示した1つの受信チャネルのメモリ2
4の構成の別の実施例のブロック図である。
【図11】図9に示した1つの受信チャネルのメモリ2
4の構成の別の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
T1 トランスデューサ素子 T2 トランスデューサ素子 T3 トランスデューサ素子 T4 トランスデューサ素子 P1 位相経路 P2 位相経路 P3 位相経路 P4 位相経路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リン シン ヤオ アメリカ合衆国 ワシントン ベルヴュー ワンハンドレッドアンドフォーティフィ フス アヴェニュー ノース イースト 404 (72)発明者 ゾラン バンジャニン アメリカ合衆国 ワシントン レントン ワンハンドレッドアンドトウェンティーセ ヴンス アヴェニュー サウス イースト 7913

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の並列の受信チャネル手段と、それ
    ぞれの並列の受信チャネルに対する複数の加算器と、複
    数のディテクタと、制御手段とを有し、 前記複数の並列の受信チャネル手段により、複数のスキ
    ャンビーム線路からの超音波エコー信号を検出し、それ
    に応答してそれぞれ複数のディジタルのサンプル信号を
    生成し、 前記各並列の受信チャネルは、前記受信チャネルと通信
    するメモリを有し、前記各メモリは、シーケンシャルに
    前記ディジタルのサンプル信号を受信して記憶し、 各前記メモリは前記加算器と通信し、制御信号に応答し
    て前記ディジタルのサンプル信号を前記加算器に送出
    し、各前記加算器はさらに、それぞれの他の並列の受信
    チャネルの対応する加算器とシーケンシャルに通信し、
    対応する加算器は、所定のスキャンビーム線路に対して
    ディジタルのサンプル信号を処理する一群の加算器を構
    成し、 前記各ディテクタは、前記対応する加算器群の内の1つ
    と通信してデータを受信し、前記各ディテクタはさら
    に、前記対応する加算器群の内の各1つから受信された
    ディジタルのサンプル信号をフィルタリングしてビーム
    整形器の信号を生成し、 前記制御手段は、前記メモリおよび前記加算器と通信し
    て前記制御信号を供給し、各前記ディテクタは、前記複
    数のスキャンビーム線路の内の1つに沿って集中したビ
    ーム整形器の信号を生成することを特徴とするビーム整
    形器。
  2. 【請求項2】 前記各加算器は、複数の加算経路を介し
    て他の受信チャネルの前記対応する加算器と通信する請
    求項1記載のビーム整形器。
  3. 【請求項3】 前記各加算器は、各ディジタルのサンプ
    ル信号を加算器の内容と加算し、その結果得られたデー
    タを当該のシーケンス(順番)で次の加算器に送出する
    請求項1記載のビーム整形器。
  4. 【請求項4】 前記各メモリは、読み出し手段を備えた
    FIFO記憶装置を有し、前記メモリからのデータは、
    前記制御信号により決定された前記メモリの選択可能な
    ロケーションから、前記加算器の内の1つに送出される
    請求項1記載のビーム整形器。
  5. 【請求項5】 前記各加算器は、複数の加算経路を介し
    て前記対応する加算器と通信する請求項4記載のビーム
    整形器。
  6. 【請求項6】 前記各加算器は、各ディジタルのサンプ
    ル信号を加算器の内容と加算し、その結果得られたデー
    タを当該のシーケンス(順番)で次の加算器に送出する
    請求項4記載のビーム整形器。
  7. 【請求項7】 前記FIFO記憶装置から前記加算器へ
    のデータ伝送のタイミングは、前記制御手段により制御
    され、それぞれの複数のディジタルのサンプル信号に対
    して、前記フィルタは複数のビーム整形器の信号を生成
    し、各ビーム整形器の信号は、前記複数のスキャンビー
    ム線路の内の1つに沿って集中され、前記ビーム整形器
    は、並列処理することにより複数のスキャンビーム線路
    に対するビーム整形器の信号を生成する請求項4記載の
    ビーム整形器。
  8. 【請求項8】 前記各加算器は、複数の加算経路を介し
    て前記対応する加算器と通信する請求項7記載のビーム
    整形器。
  9. 【請求項9】 前記各加算器は、各ディジタルのサンプ
    ル信号を加算器の内容と加算し、その結果得られたデー
    タを当該のシーケンス(順番)で次の加算器に送出する
    請求項7記載のビーム整形器。
  10. 【請求項10】 前記スキャンビーム線路は、一群の近
    隣のスキャンビーム線路を形成し、前記各FIFO記憶
    装置は、長いFIFOメモリと複数の短いFIFOメモ
    リとを有し、 前記長いFIFOメモリにより、前記ディジタルのサン
    プル信号をシーケンシャルに受信し前記ディジタルのサ
    ンプル信号に長いタイミング遅延を生じさせ、 前記複数の短いFIFOメモリにより、前記長いFIF
    Oメモリから、長く遅延したディジタルのサンプル信号
    を受信し、前記ディジタルのサンプル信号に短いタイミ
    ング遅延を生じさせ、前記各短いFIFOメモリは、前
    記加算器の内の1つと通信し、前記短く遅延されたディ
    ジタルのサンプル信号を前記加算器に送出し、 前記長いFIFOメモリおよび前記短いFIFOメモリ
    からの信号の読み出しは、前記制御手段からの制御信号
    によって制御される請求項7記載のビーム整形器。
  11. 【請求項11】 前記各加算器は、複数の加算経路を介
    して前記対応する加算器と通信する請求項10記載のビ
    ーム整形器。
  12. 【請求項12】 前記各加算器は、各ディジタルのサン
    プル信号を加算器の内容と加算し、その結果得られたデ
    ータを当該のシーケンス(順番)で次の加算器に送出す
    る請求項10記載のビーム整形器。
  13. 【請求項13】 前記各メモリは、1つの書き込みポー
    トと複数の読み出しポートとを備えたマルチポートのラ
    ンダムアクセスメモリを有する請求項1記載のビーム整
    形器。
  14. 【請求項14】 前記各加算器は、複数の加算経路を介
    して前記対応する加算器と通信する請求項13記載のビ
    ーム整形器。
  15. 【請求項15】 前記各加算器は、各ディジタルのサン
    プル信号を加算器の内容と加算し、その結果得られたデ
    ータを当該のシーケンス(順番)で次の加算器に送出す
    る請求項13記載のビーム整形器。
  16. 【請求項16】 複数のスキャンビーム線路からの超音
    波のエコー信号の検出に応答して、複数の受信チャネル
    からディジタルのサンプル信号を受信し、前記複数のス
    キャンビーム線路に対するビーム整形器の信号を同時に
    生成する方法において、前記方法は以下のステップつま
    り、 前記各受信チャネルからのディジタルのサンプル信号
    を、一連のロケーションを有するメモリに送出し、前記
    各メモリは前記ロケーションで、前記ディジタルのサン
    プル信号をシーケンシャルに受信して記憶するステップ
    と、 各メモリから前記メモリと通信する複数の加算器の内の
    1つに読み出し、前記各加算器は、他の各受信チャネル
    の加算器と遣り取りしてシーケンシャルに通信し、対応
    する加算器は、前記スキャンビーム線路の内の1つに対
    する信号を処理する一群の加算器を形成するステップ
    と、 前記信号を、他の受信チャネルの対応する加算器からの
    信号と加算するステップと、 各スキャンビーム線路と対応する全ての加算器からの加
    算された信号をフィルタリングし、前記各スキャンビー
    ム線路に対するビーム整形信号を生成するステップとを
    有することを特徴とするビーム整形器の信号を生成する
    方法。
  17. 【請求項17】 前記信号を、他の受信チャネルの対応
    する加算器からの信号と加算するステップは、複数の加
    算経路を介して信号を加算するステップを含む請求項1
    6記載の方法。
  18. 【請求項18】 各メモリからディジタルのサンプル信
    号を読み出すステップは、さらに、前記各信号の時間遅
    延が効果的に生じるように制御される前記メモリのロケ
    ーションから、前記ディジタルのサンプル信号を読み出
    すステップを含み、前記スキャンビーム線路の内の1つ
    に対する前記ビーム整形器の信号が、前記対応する加算
    器群を用いての並列処理により生成される請求項16記
    載の方法。
  19. 【請求項19】 前記信号を、他の受信チャネルの対応
    する加算器からの信号と加算するステップは、複数の加
    算経路を介して信号を加算するステップを含む請求項1
    8記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記メモリのロケーションからディジ
    タルのサンプル信号を読み出すステップは、以下のステ
    ップつまり、 前記各信号の長い時間遅延が、効果的に生じるように制
    御される長いFIFOメモリのロケーションから、前記
    ディジタルのサンプル信号を読み出すステップと、 前記長いFIFOメモリからの前記各ディジタルのサン
    プル信号を、複数の短いFIFOメモリに書き込み、前
    記各短いFIFOメモリは、前記加算器の内の1つと通
    信するステップと、 前記各信号の短い時間遅延が効果的に生じるように制御
    される前記短いFIFOメモリのロケーションから、前
    記ディジタルのサンプル信号を前記各対応する加算器に
    読み出すステップとを含む請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記信号を、他の受信チャネルの対応
    する加算器からの信号と加算するステップは、複数の加
    算経路を介して信号を加算するステップを含む請求項2
    0記載の方法。
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