JPH05137720A - 超音波診断装置のビームフオーマ - Google Patents

超音波診断装置のビームフオーマ

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JPH05137720A
JPH05137720A JP30440991A JP30440991A JPH05137720A JP H05137720 A JPH05137720 A JP H05137720A JP 30440991 A JP30440991 A JP 30440991A JP 30440991 A JP30440991 A JP 30440991A JP H05137720 A JPH05137720 A JP H05137720A
Authority
JP
Japan
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converter
analog
output
memory
ultrasonic diagnostic
Prior art date
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Pending
Application number
JP30440991A
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English (en)
Inventor
Morio Nishigaki
森雄 西垣
Hiroshi Fukukita
博 福喜多
Takashi Hagiwara
尚 萩原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69221825T priority patent/DE69221825T2/de
Priority to EP92310424A priority patent/EP0543595B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低ビットのA/Dコンバータで良好な血流信
号が得られ、またデュアルビームフォーミングも可能な
超音波診断装置のビームフォーマの提供を目的とする。 【構成】 メモリ6aおよびD/A変換器8aと同じ機
能を持つメモリ7aとD/A変換器9aを付加しD/A
変換器9aの出力をアナログ減算器10a、またはアナ
ログ加算器11Bに入力するアナログスイッチ14aを
備えた構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医用分野において体内
情報を検出するのに用いる超音波診断装置のビームフォ
ーマに関する。
【0002】
【従来の技術】超音波診断装置において、複数のエレメ
ントから得たエコー信号をそれぞれのエレメントからの
距離を勘案した遅延をかけた後、加えてS/N比を向上
させるビームフォーマは多くの超音波診断装置に用いら
れており、その手法は公知のものとなっている。
【0003】ビームフォーマにおける遅延手段として
は、LCによるアナログ遅延線がよく用いられている。
しかし、アナログ遅延線は、周波数特性に限度があり、
特に高い周波数において、大きな遅延時間を必要とする
場合に問題である。また、個々の遅延線やタップ間にお
ける遅延時間のばらつきがあること、ダイナミックフォ
ーカシングを行なう場合スイッチによる切り替えが必要
であり切り替え時にノイズが発生するというような問題
があった。
【0004】そこで、考えられたのが、A/D変換器お
よびメモリによるディジタル遅延線である。図2にディ
ジタル遅延線によるビームフォーマの一従来例を示す。
図2において101a,101b,101c,…101
nはエレメント、102a,102b,102c,…1
02nは可変利得増幅器、103a,103b,103
c,…103nはA/D変換器、104a,104b,
104c,…104nは書き込みと読み出しが同時に非
同期に実行できるメモリ(以下、メモリという)、10
5a,105b,105c,…105nはD/A変換
器、106はタイミング制御回路、107はアナログ加
算器、108はローパスフィルタである。以下、この装
置の動作について説明する。
【0005】パルス発生回路(図示せず)によって作ら
れた電気的パルスがエレメント101a,101b,1
01c,…101nに印加され超音波に変換されて、体
内に放射されるが、放射された信号は音響インピーダン
スの異なる部分で反射し、エレメント101a,101
b,101c,…101nに戻り、電気信号に変換され
る。エレメント101a,101b,101c,…10
1nで受信されたエコー信号は、可変利得増幅器102
a,102b,102c,…102nで適度な大きさに
増幅された後、A/D変換器103a,103b,10
3c,…103nでディジタル信号に変換される。ディ
ジタル化されたエコー信号はメモリ104a,104
b,104c,…104nに書き込まれるが、メモリ1
04a,104b,104c,…104nは読み出し/
書き込みが同時に、かつ非同期のタイミングで実行でき
るので、データを書き込みつつ、既に書き込んだデータ
を読み出し、D/A変換器105a,105b,105
c,…105nに入力しアナログ信号を出力することが
できる。したがって、A/D変換器およびD/A変換器
の変換タイミングおよびメモリの書き込み/読み出しタ
イミングをタイミング制御回路106によって制御する
と遅延時間を自在にコントロールすることができる。こ
のようにしてエレメント101a,101b,101
c,…101nで得られたエコーを遅延し、アナログ加
算器107で加え合わせる。アナログ加算器107の出
力は、いったんディジタル信号に直していることによっ
て発生する高調波成分をカットするため、ローパスフィ
ルタ108を通す。
【0006】今一つの方法として、発明者らによる図3
に示す方法がある。図3において、111a,111
b,111c,…111nは探触子のエレメント、11
2a,112b,112c,…112nは可変利得増幅
器、130a,130b,130c,…130nは遅延
回路ブロック、131はアナログ加算器、132はロー
パスフィルタ、133はタイミング制御回路である。遅
延回路ブロック130a,130b,130c,…13
0nの内容はすべて同一であり遅延ブロック130aに
ついて、113aはサンプルホールド回路、114aは
A/D変換器、115aは増幅器、116a,117a
はメモリ、118a,119aはD/A変換器、120
aはアナログ減算器である。
【0007】エレメント111aで得られたエコー信号
は可変利得増幅器112aによって後段のA/D変換器
のダイナミックレンジや画像表示の輝度を勘案したゲイ
ンで増幅される。増幅された信号はサンプルホールド回
路113aで標本化され、アナログ減算器120aに入
力される。アナログ減算器120aの他方の入力につい
ては後述する。アナログ減算器120aの出力は、増幅
器115aを経てA/D変換器114a,メモリ116
a,D/A変換器118aでディジタル的に遅延がされ
た後、アナログ信号に復元される。A/D変換器114
aの出力はまた、メモリ117aで遅延された後、D/
A変換器119aでアナログ信号に戻され、アナログ減
算器120aに入力される。
【0008】メモリ117a,D/A変換器119aに
よる遅延回路の遅延時間は送信パルスの周期あるいはそ
の整数倍に設定される。そこで、同じ方向に送信パルス
を発信し続ける場合、サンプルホールド回路113aの
出力とD/A変換器119aの出力は、異なる送信パル
スによる生体内の同一部位のエコーとなり、その部位に
おいて動きのない、あるいは少ないエコーはアナログ減
算器10aによって両信号が減算されるので減衰する
が、動きのある場合は減衰しないで出力される。そのた
め、動きのほとんどない血管壁のエコーは、大きく減少
し、血流のエコーは変化が大であるため減少の度合いが
少ない。これによってアナログ減算器120aの出力に
おいて振幅の大きい血管壁のエコーを減衰させ、振幅の
小さい血流のエコーを抽出することができる。増幅器1
15aはこの帰還系の安定条件を保つためのものであ
る。アナログ減算器120aの出力は、A/D変換器1
14aでディジタル信号に変換されメモリ116aで一
時保存されたのち、D/A変換器118aでアナログ信
号に直され、アナログ加算器131aで他のエレメント
からの信号と加算され、高周波成分をローパスフィルタ
132aでカットする。
【0009】ところで、遅延線の遅延時間の精密化、周
波数特性の向上という問題の他に、高フレームレート化
という問題がある。これは、心臓など動きの速い部分を
観察する際にフレームレートが遅いと例えば弁の形状が
正しく認識できないなどの問題が起こるものである。
【0010】この問題を解決する方法としてディアルビ
ーム受信法が提案されている。この方法においては、1
組のエレメントに対し2系統のビームフォーマを用意
し、1回の送信に対しわずわに音軸の位置が異なるよう
に2つのビームフォーマの遅延時間を設定して普通のス
キャニング2回分のデータを得ることによってフレーム
レートを2倍に上げる方法である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】体内からのエコーには
様々な組織からのエコーが含まれており、横隔膜などか
らの強いエコーがある反面、血流からの微弱なエコーが
ある。したがって、例えばドプラ血流計などにおいて
は、このような強いエコーを飽和させることなく血流の
微弱なエコーを受信できるダイナミックレンジの確保が
必要であるが、ディジタルビームフォーマにおいては、
ダイナミックレンジを確保するためにビット数の多いA
/D変換を必要とする。しかし、ビット数の多いA/D
変換器は高価であるという問題点がある。また、ディジ
タルビームフォーマで、デュアルビームフォーミングを
実現するには2系統の遅延部分が必要となるが、速いフ
レームレートが必要ない場合、この構成には無駄が多い
という問題点がある。
【0012】本発明はこれらの問題点を解決するもの
で、低コストの低ビットA/D変換器を使用して、広い
ダイナミックレンジを確保するとともに、ディアルビー
ムフォーミングをも実現する超音波診断装置のビームフ
ォーマの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、遅延加算出力が2系統得られるように、A
/D変換器出力に縦続される第2のメモリ,第2のD/
A変換器を備え、第2のD/A変換器出力を、サンプル
ホールド回路とA/D変換器の間に接続された減算器、
またはデュアルビーム受信方式における第2のアナログ
加算器に入力するスイッチ回路を備えた構成を有する。
【0014】
【作用】本発明は上記した構成によって、低ビット数の
A/D変換器を使用して血流信号を受信できるディジタ
ルビームフォーマを実現できるとともに、スイッチの切
り替えでディアルビームフォーミングによる高フレーム
レートをも実現できる。
【0015】
【実施例】図1は本発明の一実施例における超音波診断
装置のビームフォーマのブロック図である。図1におい
て、1a,1b,1c,…1nは探触子のエレメント、
2a,2b,2c,…2nは可変利得増幅器、20a,
20b,20c,…20nは遅延回路ブロック、11
A,11Bはアナログ加算器、12A,12Bはローパ
スフィルタ、13はタイミング制御回路である。遅延ブ
ロック20a,20b,20c,…20nの内容はすべ
て同一であり遅延ブロック20aについて、3aはサン
プルホールド回路、4aはA/D変換器、5aは帰還系
の安定条件を保つための増幅器、6a,7aはメモリ、
8a,9bはD/A変換器、10aはアナログ減算器、
14aはアナログスイッチである。
【0016】まず、デュアルビームフォーマ時の動作に
ついて説明する。デュアルビームフォーマ時には、アナ
ログスイッチ14aはb側に接続されている。したがっ
て、メモリ以降の部分は2系統で完全に独立しており、
それぞれがタイミング制御回路13によって制御され
る。
【0017】次にドプラ血流計時の動作について説明す
る。ドプラ血流計時にはアナログスイッチ14aはa側
に接続され、メモリ7a,D/A変換器9aによる遅延
回路の遅延時間は送信パルスの周期あるいはその整数倍
に設定される。このため、図3について説明したように
強いエコーの中の微弱な血流エコーも検出することが可
能となる。
【0018】このように本発明の実施例の超音波診断装
置のビームフォーマによれば、メモリ7aとD/A変換
器9aで送信パルス周期あるいはその整数倍だけ遅延さ
れたアナログ信号をサンプルホールド回路3a出力に帰
還して低ビットのA/D変換器の使用で等価的にダイナ
ミックレンジを広げるとともにアナログスイッチ14a
を備えて、デュアルビームフォーマとしても動作させる
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した実施例から明らかなように
本発明によれば、低ビット数のA/D変換器で、血管壁
の強いエコーの影響なしに血流信号を得ることが可能と
なり、安価な超音波診断装置が実現できるとともに、ア
ナログスイッチによる切り替えによって、回路構成をほ
とんど変えることなくデュアルビームフォーマが実現で
きる超音波診断装置のビームフォーマを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における超音波診断装置のビ
ームフォーマのブロック図
【図2】従来の超音波診断装置のビームフォーマのブロ
ック図
【図3】従来の超音波診断装置のビームフォーマの今一
つの例の構成を示すブロック図
【符号の説明】
2a,2b,2c,…2n 可変利得増幅器 3a サンプルホールド回路 4a A/D変換器 5a 増幅器 6a,7a メモリ 8a,9a D/A変換器 10a アナログ減算器 11A,11B アナログ加算器 14a アナログスイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波プローブの複数のエレメントで得
    た体内からのエコー信号を定められた大きさに増幅する
    可変利得増幅器と、前記可変利得増幅器の出力を標本化
    するサンプルホールド回路と、前記サンプルホールド回
    路の出力に接続された減算器と、前記減算器の出力をア
    ナログ−ディジタル変換するA/D変換器と、前記A/
    D変換器の出力を記憶しつつ、同時に非同期に読み出す
    ことが可能な第1のメモリと、前記第1のメモリから読
    み出した信号をディジタル−アナログ変換する第1のD
    /A変換器と、前記第1のD/A変換器のアナログ出力
    を加算する第1のアナログ加算器を含む超音波診断装置
    のビームフォーマにおいて、遅延加算出力が2系統得ら
    れるように前記メモリ以降の構成を2系統備え、第2の
    系統にある第2のD/A変換器の出力を前記減算器、ま
    たは第2のアナログ加算器に入力するスイッチ回路を備
    えた超音波診断装置のビームフォーマ。
JP30440991A 1991-11-20 1991-11-20 超音波診断装置のビームフオーマ Pending JPH05137720A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30440991A JPH05137720A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 超音波診断装置のビームフオーマ
US07/977,185 US5263483A (en) 1991-11-20 1992-11-16 Beam former for ultrasonic diagnostic apparatus
DE69221825T DE69221825T2 (de) 1991-11-20 1992-11-16 Strahlbündler für ein Ultraschalldiagnosegerät
EP92310424A EP0543595B1 (en) 1991-11-20 1992-11-16 Beam former for ultrasonic diagnostic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30440991A JPH05137720A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 超音波診断装置のビームフオーマ

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ID=17932661

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JP30440991A Pending JPH05137720A (ja) 1991-11-20 1991-11-20 超音波診断装置のビームフオーマ

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JP (1) JPH05137720A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129951A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信ビームフォーマ半導体集積回路

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006129951A (ja) * 2004-11-02 2006-05-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信ビームフォーマ半導体集積回路

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