JPH10293171A - 超音波ビーム形成装置 - Google Patents

超音波ビーム形成装置

Info

Publication number
JPH10293171A
JPH10293171A JP9358812A JP35881297A JPH10293171A JP H10293171 A JPH10293171 A JP H10293171A JP 9358812 A JP9358812 A JP 9358812A JP 35881297 A JP35881297 A JP 35881297A JP H10293171 A JPH10293171 A JP H10293171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
digital samples
output
pipeline
shifting
derived
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9358812A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4039642B2 (ja
Inventor
Steven C Miller
スティーブン・シー・ミラー
Gregory A Lillegard
グレゴリイ・エー・リレガード
Daniel C Milon
ダニエル・シー・ミロン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JPH10293171A publication Critical patent/JPH10293171A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4039642B2 publication Critical patent/JP4039642B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
    • H03H17/02Frequency selective networks
    • H03H17/06Non-recursive filters
    • H03H17/0621Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing
    • H03H17/0635Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies
    • H03H17/065Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies the ratio being integer
    • H03H17/0664Non-recursive filters with input-sampling frequency and output-delivery frequency which differ, e.g. extrapolation; Anti-aliasing characterized by the ratio between the input-sampling and output-delivery frequencies the ratio being integer where the output-delivery frequency is lower than the input sampling frequency, i.e. decimation
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10KSOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10K11/00Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
    • G10K11/18Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound
    • G10K11/26Sound-focusing or directing, e.g. scanning
    • G10K11/34Sound-focusing or directing, e.g. scanning using electrical steering of transducer arrays, e.g. beam steering
    • G10K11/341Circuits therefor
    • G10K11/346Circuits therefor using phase variation
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/044Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】エコー信号の時間遅延および加算により超音波
ビームを形成する超音波イメージング・システムに関
し、受信超音波エコーデータをフィルタリングしデシメ
ーションする手段。 【解決手段】各々のビーム形成チャネルは、3段の複素
FIRフィルタ100を有し、第1段は、実数サンプル
しか持たず、他の段は、同相(実数)および直角位相
(虚数)サンプルより成る複素入力を持ち、各々のレジ
スタ・パイプラインは、直列接続の多数のレジスタで構
成し、同期してクロック作動し、エコーデータ・サンプ
ルを記憶し、各々のレジスタは、対応FIRフィルタの
タップに出力を持つ。第2及び第3段では、FIRフィ
ルタ上のタップは、Iパイプラインからの実数データ・
サンプルおよび/またはQパイプラインからの虚数デー
タ・サンプルから成るデータ・サンプルを受取り、該複
素データ・サンプルは複素フィルタ係数と乗算・加算
し、データ・サンプル出力を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は一般に多数の並列チャネルでの
エコー信号の時間遅延および加算によって超音波ビーム
を形成する超音波イメージング・システムに関するもの
である。特に、本発明は受信した超音波エコーデータを
フィルタリングしデシメーション(decimatio
n)するための手段に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来の超音波イメージング・システム
は、超音波ビームを送信し且つ被検体からの反射ビーム
を受信するために使用される超音波トランスジューサの
アレイを有する。超音波イメージングのために、該アレ
イは典型的には一列に配列され且つ別々の電圧で駆動さ
れる多数のトランスジューサを有する。印加される電圧
の時間遅延(または位相)および振幅を選択することに
よって、個々のトランスジューサは、これらのトランス
ジューサが発生する超音波が組み合わさって、好ましい
ベクトル方向に沿って進行し且つビームに沿った選ばれ
た点に焦点合わせされ正味の超音波を形成するように制
御することが出来る。同じ解剖学的情報を表すデータを
取得するために多数回のファイアリング(firin
g)が使用される。各々のファイアリングにおけるビー
ム形成パラメータを変えることにより、最大焦点を変更
し、さもなければ例えば各々のビームの焦点を前のビー
ムの焦点に対してシフトさせながら同じ走査線に沿って
相次いでビームを送信することによって、各ファイアリ
ングでの受信データの内容を変更することができる。印
加電圧の時間遅延および振幅を変えることによって、被
検体を走査するために一平面内でビームをその焦点と共
に動かすことが出来る。
【0003】この同じ原理は、トランスジューサが反射
された音波を受信するために用いられるとき(受信モー
ド)にも適用される。受信用トランスジューサで発生さ
れた電圧は、正味の信号が被検体内の1つの焦点から反
射された超音波を表すように加算される。送信モードの
場合と同様に、超音波エネルギのこの焦点合わせされた
受信は、各々の受信用トランスジューサからの信号に対
して別々の時間遅延(および/または位相)と利得を与
えることによって達成される。
【0004】このような走査は、ステアリング(ste
ering)された超音波を送信し、反射された超音波
を受信して記憶する一連の測定で構成される。典型的に
は、送信および受信は各々の測定の際に同じ方向にステ
アリングされて、音響ビームすなわち走査線に沿った一
連の点からのデータが取得される。受信器は、反射され
た超音波を受信するとき、走査線に沿った相次ぐ距離
(rannge)に動的に焦点合わせされる。
【0005】超音波イメージングは多数のイメージ走査
線で構成される。1つの走査線(または小さな局部の走
査線群)は、収束された超音波エネルギを関心のある領
域内の一点に送信し、次いで反射されたエネルギを時間
につれて受信することによって取得される。収束された
送信エネルギは「送信ビーム」と呼ばれる。送信後の時
間に、受信ビーム形成装置が、位相回転または遅延を動
的に変えることによって、各々のチャネルで受信したエ
ネルギをコヒーレントに加算して、所望の走査線に沿っ
たピーク感度を経過時間に比例する距離の所に生じさせ
る。この結果の収束された感度パターンは「受信ビー
ム」と呼ばれる。走査線の分解能は、関連する送信およ
び受信ビーム対の指向性の結果である。
【0006】走査線はそれらの位置および角度によって
規定される。ビームとトランスジューサの面との交点は
「位相中心」と呼ばれる。垂直線に対する走査線の角度
が「ステアリング角度」と呼ばれる。図1を参照して説
明すると、通常の超音波イメージング・システムは、複
数の別々に駆動されるトランスジューサ素子12より成
るトランスジューサ・アレイ10を含む。各々のトラン
スジューサ素子は、送信器22によって発生されたパル
ス波により付勢されたとき、超音波エネルギのバースト
を発生する。被検体から反射されてトランスジューサ・
アレイ10へ戻る超音波エネルギは、各々の受信用のト
ランスジューサ素子12によって電気信号に変換され
て、1組の送信/受信(T/R)スイッチ26を介して
別々に受信器24に印加される。T/Rスイッチ26
は、典型的には、送信電子回路によって発生された高電
圧から受信電子回路を保護するダイオードである。送信
信号により、ダイオードが受信器への受信器への信号を
遮断または制限する。送信器22および受信器24は、
操作員からの指令に応答する走査制御器28の制御の下
に作動される。完全な走査は、送信器22を一時的にオ
ンにゲート駆動することによって一連のエコーを取得
し、その後に各々のトランスジューサ素子12によって
発生されたエコー信号を受信器24に印加することによ
り、実行される。チャネルは、別のチャネルがまだ送信
を行っている間に受信を開始し得る。受信器24は各々
のトランスジューサ素子からの別々のエコー信号を組み
合わせて、単一のエコー信号を発生する。この単一のエ
コー信号は、表示モニタ30上の画像中の1本の線を作
成する。
【0007】送信器22は、発生される超音波エネルギ
がビームとして方向付けられ、すなわちステアリングさ
れるように、トランスジューサ・アレイ10を駆動す
る。これを達成するために、送信器22は、それぞれの
ビーム形成チャネルを介して相次ぐトランスジューサ素
子12に印加されるそれぞれのパルス波形Wに時間遅延
を与える。各々のチャネルにはそれぞれパルス発生器が
設けられている。パルスの時間遅延を通常のやり方で適
切に調節することによって、超音波ビームは軸36から
角度θだけ離れた向きに方向付けし、また固定の距離R
の所に収束させることが出来る。相次ぐ励起において時
間遅延を漸進的に変えることにより、セクタ走査が実行
される。従って、角度θが増分的に変えられて、送信ビ
ームが相次いで異なる方向にステアリングされる。
【0008】各々の超音波エネルギのバースによって作
成されたエコー信号は、超音波ビームに沿って位置する
被検体から反射される。エコー信号は各々のトランスジ
ューサ素子12によって別々に検知され、特定の時点で
のエコー信号の大きさは特定の距離で生じた反射量を表
す。しかし、反射点Pと各々のトランスジューサ素子1
2との間の伝搬路の差により、これらのエコー信号は同
時に検出されず、またそれらの振幅は等しくない。受信
器24は別々のエコー信号を増幅し、各々の信号に適切
な時間遅延を与え、そしてそれらの信号を加算すること
により、角度θを向いた超音波ビームに沿った距離Rに
位置する点Pから反射された全超音波エネルギを正確に
表す単一のエコー信号を作成する。
【0009】各々のトランスジューサ素子12に当たっ
たエコーによって発生された電気信号を同時に加算する
ために、受信器24の各々の別々のビーム形成チャネル
に時間遅延が導入される。受信のためのビームの時間遅
延はエコーの受信の際に連続的に変えられて、エコー信
号が出てくる距離Rの所に受信ビームを動的収束させ
る。
【0010】走査制御器28の指令の下に、受信器24
は走査の際に遅延を与えて、受信器24のステアリング
が送信器22によってステアリングされたビームの方向
θを追従し、且つビームに沿った点Pに動的に収束する
ための適切な遅延および位相シフトを行うようにする。
従って、超音波パルス波形の送信毎に、超音波ビームに
沿って位置する解剖学的構造からの反射された音波の量
を表す大きさを持つ信号が取得される。
【0011】検出器25が受信信号を表示データに変換
する。Bモード(グレイ・スケール)において、このデ
ータは信号の包絡線であり、エッジ強調および対数圧縮
のような付加的な処理が行われる。走査変換器/補間器
32が検出器25から表示データを受け取って、該デー
タを表示のための所望の画像に変換する。具体的に述べ
ると、走査変換器は、極座標(R−θ)セクタ形式また
はデカルト座標線形アレイからの音響画像データを、適
切に拡大/縮尺したデカルト座標表示画素データへ、ビ
デオ速度で変換する。この走査変換された音響データ
は、表示モニタ30で表示するために出力される。表示
モニタ30は、信号の包絡線の時間につれて変化する振
幅をグレイ・スケールとして画像にする。
【0012】図2を参照して説明すると、受信器は受信
ビーム形成部分34および信号処理装置38を有する。
受信器24の受信ビーム形成部分34は別々のビーム形
成チャネル35を含んでいる。各々のビーム形成チャネ
ル35は、それぞれのトランスジューサ素子からアナロ
グ・エコー信号を受信する。ビーム形成制御器50が走
査線数および送信焦点数をチャネル制御器記憶装置(図
示していない)に対するアドレスに変換する。走査制御
器28(図2)およびビーム形成制御器50(図5)
は、表示フォーマットの変更や異なる超音波プローブの
接続のような使用者の操作に応答して、システム・ホス
トCPUによりロード(load)される。
【0013】図5に示されているように、各々のビーム
形成チャネル35が受信チャネルおよび送信チャネルを
有し、各々のチャネルは遅延手段40および42をそれ
ぞれ含んでいる。遅延手段40および42は、それぞ
れ、受信制御論理装置44および送信制御論理装置46
によって必要なビーム形成遅延を与えるように制御され
る。送信は、典型的には、送信パルスの発生を遅延させ
るための計数器を使用することによって行われる。また
システムによっては、受信のための遅延に加えて、或い
は遅延の代わりに相対位相回転が用いられる。受信チャ
ネルはまた、受信パルスのアポダイゼイション(apo
dization)およびフィルタリングのための回路
48を有する。
【0014】加算器36(図2参照)に入る信号は、そ
れらが他のビーム形成チャネル35の各々からの遅延さ
れた信号と加算されたとき、その結果の和信号が、ステ
アリングされたビーム(θ)に沿って位置する解剖学的
構造から反射されたエコー信号の大きさおよび位相を表
すように遅延される。信号処理装置38が加算器36か
らビーム・サンプルを受けて、走査変換器32に対する
出力を発生する(図2参照)。
【0015】図3に示されているように、通常の超音波
イメージング・システムはビーム形成装置を有し、その
処理チャネル35がグループ分けされて、それぞれのチ
ャネル群が別々のボード、例えばビーム形成装置(B
F)ボード1−4上に設けられている。各々のボード上
の処理チャネルからの信号は、同じボード上に配置され
たそれぞれの加算器で加算される。次いで、4つの加算
器(その内の3つが図3に示されている)の出力が加算
器37によって加算されて、信号処理装置へ出力され
る。
【0016】通常の超音波イメージング装置は、15M
Hzまでのスペクトル成分を持つエコーを受信すること
が出来る。受信した信号を直接に、すなわち何らかのア
ナログ復調またはフィルタリングの前にサンプリングす
るためには、ほぼ40MHzのサンプル速度が必要とさ
れる。しかし、カードケージのバックプレーンを介して
40MHzのサンプル速度でディジタル・データを伝搬
させるのは困難である。そこで、アナログ−ディジタル
変換器を含む受信ボードを出る前にデータをダウンサン
プリングすることが好ましい。
【0017】従来の幾つかのディジタル・ビーム形成装
置はアナログまたはディジタル複素復調器を用いて、信
号をベースバンドへ混合変換する。その複素ベースバン
ド・データは実数値の係数(複素数ではない)を持つ低
域通過フィルタに通され、次いでバックプレーンを介し
ての伝搬のために一層低いデータ速度へデシメーション
(サブサンプリング)される。
【0018】図3に示されているように、通常の受信器
のビーム形成部分は、トランスジューサ11の各々の素
子12に対して1チャネルずつ設けられた1組の信号処
理チャネル35を有する。図6に示されるように、各々
の信号チャネルは、ディジタル走査制御器28(図1参
照)からの「スタート」指令、40MHzのマスタ・ク
ロックおよびビーム角度信号(φ)に応答して、ディジ
タル・ビーム形成機能を実行する。これらの機能には、
アナログ−ディジタル変換器200でアナログ信号をサ
ンプリングする機能;このサンプリングされた信号を復
調器201で復調して同相(I)および直角位相(Q)
ベースバンド信号を形成する機能;復調器201によっ
て発生された高周波和信号を低域通過フィルタ202で
フィルタリングする機能;デシメータ203でデータ速
度を低減する機能;並びに得られたディジタル・データ
流を遅延FIFOS(すなわち、ファーストイン/ファ
ーストアウト・メモリ)204および位相回転器205
でそれぞれ時間遅延させ且つ位相調節する機能が含まれ
る。これらの要素の全てが受信チャネル制御器206に
よって制御される。受信チャネル制御器206は、走査
制御器28(図1参照)からの指令に応答して、必要な
クロックおよび制御信号を発生する。
【0019】引き続き図6を参照して説明すると、アナ
ログ−ディジタル変換器200は、受信チャネル制御器
206からのサンプル・クロック信号の前縁によって決
定される規則的な間隔でアナログ信号をサンプリングす
る。1つの通常のイメージング・システムでは、サンプ
ル・クロック信号は40MHzのクロックである。これ
により、ナイキストのサンプリング基準を損なうこと無
く、20MHzまでの超音波周波数を使用することが可
能になる。例えば、5MHzの超音波搬送波周波数が用
いられるとき、搬送波の1サイクル当たり8回サンプリ
ングが行われて、アナログ−ディジタル変換器200の
出力に10ビットのディジタル・サンプルが40MHz
の速度で発生される。これらのサンプルは復調器206
に供給される。復調器206は、各々のサンプルを、送
信された超音波搬送波と同相の基準信号と、並びに送信
された超音波搬送波と直角位相の基準信号と混合する。
復調器への基準信号は、それぞれのROMから記憶され
ている「正弦」テーブルおよび「余弦」テーブルを、受
信チャネル制御器206からの40MHZの基準クロッ
ク信号によって読み出すことによって作成される。余弦
値はサンプリングされた入力信号とディジタル的に乗算
されることにより、復調された同相値(I)信号を生
じ、この信号は低域通過フィルタ202に供給される。
正弦値は同じサンプリングされた入力信号とディジタル
的に乗算されることにより、復調された直角位相値
(Q)信号を生じ、この信号は別の低域通過フィルタ2
02に供給される。低域通過フィルタ202は、復調器
201に供給された差周波数を通すが、一層高い和周波
数を阻止するように調整された有限インパルス応答フィ
ルタである。各々の低域通過フィルタの出力信号は、エ
コー信号のIまたはQ成分の大きさを表す40MHzの
ディジタル値のデータ流である。
【0020】引き続き図6を参照して説明すると、エコ
ー信号の復調されたIおよびQ成分がサンプリングされ
る速度が、デシメータ203によって低減される。通常
のシステムでは、ディジタル・サンプルが40MHzの
速度でデシメータ203に供給されており、この40M
Hzの速度は精度の観点から不必要に高く且つシステム
全体を通じて維持するのが困難なデータ速度である。従
って、デシメータ203は8番目毎のディジタル・サン
プルを選択して、データ速度を5MHzに低減する。こ
れは、受信チャネル制御器206によって発生され且つ
受信チャネル内の残りの要素を動作させるために用いら
れるベースバンド・クロック信号の周波数に対応する。
従って、デシメータ203のIおよびQ出力信号はエコ
ー信号包絡線のディジタル化されたサンプルである。デ
シメーション比およびベースバンド・クロック周波数は
8:1および5MHz以外の値に変更することが出来
る。
【0021】復調されデシメーションされたディジタル
・サンプルによって表されたエコー信号包絡線は、次い
で遅延FIFOS204によって遅延され且つ位相回転
器205によって位相シフトされて、所望のビーム・ス
テアリングおよびビーム収束を行う。位相回転器205
のIおよびQ出力は一対の乗算器(図示していない)の
入力に供給される。各々の乗算器の他方の入力は受信チ
ャネル制御器206から0乃至1.0の範囲の値を持つ
ウインドウ重み係数を受ける。乗算器のIおよびQ出力
は重み付けした受信チャネル出力信号を構成し、これら
の信号は加算されて受信ビームを形成する。
【0022】他の従来のディジタル・ビーム形成装置は
単に、40MHzの転送速度を与えるのに必要とされる
厳密な許容差を満足させようとするものか、或いは2ま
たは4本のデータ母線によりデータを並列化して、各々
の母線での速度を20または10MHzに低減しようと
するものに過ぎない。
【0023】
【発明の概要】本発明は、情報の損失なく、超音波イメ
ージング・システムのバックプレーンを介しての必要な
データ転送を低減するための方法および装置である。具
体的に述べると、本発明は、最小限のハードウエアで超
音波エコーデータの複素帯域通過フィルタリングおよび
デシメーションを行うための方法および装置である。好
ましい実施態様では、少数のビット・シフトおよび加算
を用いることにより、ハードウエアの量を最小にする。
【0024】本発明によれば、複素帯域通過フィルタ
は、ずっと低い速度にデシメーションされた実数入力の
片側通過帯域のみを通す。従って、関心のある周波数帯
域は、局部発振器を要求せずに、最少量の複素データに
よって完全に表される。好ましい実施態様の複素フィル
タは乗算器なしに実現される。比較的少数のビット・シ
フトおよび加算が実行される。好ましい実施態様では、
「ウォーレス・ツリー(Wallace tree)」
加算器を使用して、入力をビット・シフトしたものが累
算される。加算の数は、等価な係数を表すのに必要とさ
れるビットの数よりも少ない。これは、係数におけるビ
ットの数に等しくするシフトおよび加算を持つ乗算器を
設けた通常の装置と比べてハードウエアを低減する。
【0025】本発明の好ましい実施態様によれば、各々
のビーム形成装置ボードは、処理チャネル加算器の後に
3段の複素FIRフィルタ回路を有する。各々のフィル
タ回路段は、レジスタ・パイプライン、同相FIRフィ
ルタおよび直角位相FIRフィルタを有する。第1の段
は実数サンプルのみを持ち、従ってFIRフィルタに対
して単一のパイプライン入力がある。他の段は、各々に
パイプラインを必要とする同相(実数)および直角位相
(虚数)サンプルより成る複素入力を持つ。各々のレジ
スタ・パイプラインは、直列に接続された複数のレジス
タで構成される。所与のパイプライン内のレジスタの数
は、そのレジスタ・パイプラインの直ぐ後のFIRフィ
ルタ上に使用されているタップの数に等しくなければな
らない。レジスタは同期してクロック作動されて、各々
のビーム形成装置ボードに対する相次ぐ加算されたエコ
ーデータを記憶する。パイプラインにの各々のレジスタ
は、対応するFIRフィルタのそれぞれのタップに接続
された出力を持つ。
【0026】第1段では、FIRフィルタのタップが第
1の段のレジスタ・パイプラインから実数データ・サン
プルを受け取る。これらの実数データ・サンプルは第1
組の複素フィルタ係数からの実数値または虚数値と乗算
され、そしてそれらの積は加算されて、第1のサンプリ
ング速度を持つ第1の段の同相および直角位相フィルタ
リング済みデータ・サンプル流を形成する。第2の段で
は、FIRフィルタのタップが第1の段からの同相およ
び直角位相フィルタリング済みデータ・サンプル流を受
け取る。これらのデータ・サンプルは第2組の複素フィ
ルタ係数からの実数値または虚数値と乗算され、そして
それらの積は加算されて、第1のサンプリング速度より
低い第2のサンプリング速度を持つ第2の段の同相およ
び直角位相フィルタリング済みデータ・サンプル流を形
成する。第3の段では、FIRフィルタのタップが第2
の段からの同相および直角位相フィルタリング済みデー
タ・サンプル流を受け取る。これらのデータ・サンプル
は第3組の複素フィルタ係数からの実数値または虚数値
と乗算され、そしてそれらの積は加算されて、第2のサ
ンプリング速度より低い第3のサンプリング速度を持つ
第3の段の同相および直角位相フィルタリング済みデー
タ・サンプル流を形成する。本発明によれば、データ・
サンプルの係数との乗算は、ビット・シフトおよび/ま
たは反転によって行われる。
【0027】
【好ましい実施態様の詳しい説明】図4に大まかに示さ
れている本発明によれば、各々のビーム形成装置ボード
は、トランスジューサ・アレイ10のそれぞれの素子に
接続された入力を持つと共に、加算器36の対応する複
数の入力に接続された出力を持つ複数の処理チャネル3
4を有する。各々の加算器36の出力はそれぞれの複素
FIRフィルタ回路100の入力に接続されている。複
素帯域通過フィルタリングの後、4つのビーム形成装置
ボードからのフィルタリング済み信号は加算器37によ
って加算され、その加算されたフィルタリング済み信号
は次いで信号検出器(図4に示されていない)に入力さ
れる。
【0028】本発明の好ましい実施態様によれば、各々
の複素FIRフィルタ回路100は図7に示される構成
を有する。この複素帯域通過フィルタは、入力の40M
Hzのデータ速度から5または10MHzのデータ流へ
の非破壊的サンプル速度変換を行う。複素帯域通過フィ
ルタ回路100は3つの段102、104および106
を有する。2つの構成が提供される。10MHzの構成
は、第2の段から10MHzのサンプリングされた複素
データを出力して、第3の段を側路する。5MHzの構
成は、第3の段から5MHzのサンプリングされた複素
データを出力する。
【0029】図7に示されている3段の複素帯域通過フ
ィルタは、望ましくない側波帯と共にノイズおよび干渉
を除き、また破壊的なエイリアシング(aliasin
g)を生じることなくサブサンプリングを行うことがで
きる。周波数に応じて、3つの全ての段を使用して5M
Hzの出力サンプル速度を生じることができ、或いは最
初の2つの段のみを使用して10MHzの出力速度を生
じることができる。本発明の好ましい実施態様によるフ
ィルタは、Bモードのイメージングのために70%以上
の部分帯域幅にわたって振幅変動を1db未満にするよ
うに設計される。これらのフィルタは、負の周波数をこ
の帯域幅にわたって45db以上、また30%帯域幅に
わたって60db減衰させる。これらのフィルタは、5
0dbの典型的な阻止帯域を有し、最悪の場合の帯域外
減衰が20dbよりも良好である。
【0030】フィルタ段102、104および106の
各々は、11個のタップを持つFIRフィルタであり、
その内の幾つかが使用される。7つ未満の非ゼロの係数
がある。これらの係数は2つの2のべき数の和または差
に制限される。第1の段102に対するフィルタ係数が
表1に示され、第2の段104に対するフィルタ係数が
表2に示され、第3の段106に対するフィルタ係数が
表3に示されている。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】各々の段の出力は選択的にそれらの複素共
役が求められて、付加的なフィルタリング帯域を提供す
る。複素共役は単にQデータの符号を反転したものであ
る。複素FIRフィルタの前後の複素共役は、ナイキス
ト周波数(入力サンプル速度の1/2)を中心としてF
IR周波数応答を反転させる。例えば、入力サンプル速
度が20MHzで、通過帯域の中心周波数が7.5MH
zである第2の段の複素帯域通過FIRフィルタは、1
0MHzを中心として反転して、中心周波数が12.5
MHzの通過帯域を提供することが出来る。同様に、
3.75MHzの第3の段の係数を使用して、第2およ
び第3の段の出力の複素共役を求めることにより、中心
周波数が3.75MHzの帯域を提供することが出来
る。
【0035】複素帯域通過フィルタの制御は、3つの2
ビット・フィルタ選択フィールド、3つの1ビット複素
共役選択、および1つの1ビット構成制御によって与え
られる。3つの段の各々に対する2ビット・フィールド
は、利用可能な4つのフィルタの内の1つを選択する。
1ビット構成制御は、10MHz左側のみモードまたは
5MHz左側/右側モードのいずれかを選択する。
【0036】図8は、3段の複素FIRフィルタを示
す。図8に示されている本発明の好ましい実施態様によ
れば、フィルタ回路段102、104および106の各
々は、レジスタ・パイプライン(図9により詳しく示
す)、同相FIRフィルタおよび直角位相FIRフィル
タを有する。第1の段は、実数サンプルのみしか持た
ず、従って単一のパイプラインしかない。他の段は、同
相(実数)および直角位相(虚数)サンプルより成る複
素入力を持ち、各々のサンプルに対してパイプラインを
必要とする。図9に示されているように、各々のレジス
タ・パイプラインは、直列に接続された多数のレジスタ
130を有する。図9において、「Z-1」は単一のサン
プルの時間遅延を意味する。所与のパイプライン内のレ
ジスタの数は、そのレジスタ・パイプラインの直ぐ後の
FIRフィルタで使用されるタップの数に等しくなけれ
ばならない。レジスタ130は同期してクロック作動さ
れて、相次ぐエコーデータ・サンプルを記憶する。パイ
プライン内の各々のレジスタ130は、対応するFIR
フィルタのそれぞれのタップに接続された出力を持つ。
第2および第3の段では、FIRフィルタ118、12
0、126および128上のタップは、IおよびQパイ
プラインから複素データ・サンプルを受け取る。各々の
複素データ・サンプルは、Iパイプラインからの実数デ
ータ・サンプルとQパイプラインからの虚数データ・サ
ンプルとから成る。後でより詳しく説明するが、第2お
よび第3の段のFIRフィルタでは、各々のフィルタ・
タップへの複素データ・サンプル入力はそれぞれのフィ
ルタ係数と乗算され、次いでそれらの積が加算されてフ
ィルタリング済みデータ・サンプルを形成する。
【0037】具体的に述べると、フィルタ回路段102
は、1つの入力および多数の出力を持つレジスタ・パイ
プライン108、このレジスタ・パイプライン108の
多数の出力にそれぞれ接続された多数のタップを持つ同
相FIRフィルタ110、並びにレジスタ・パイプライ
ン108の多数の出力にそれぞれ接続された多数のタッ
プを持つ直角位相FIRフィルタ112を有する。レジ
スタ・パイプライン108は40MHzの速度でクロッ
ク作動される。同相FIRフィルタ110は同相(I)
信号を出力し、直角位相FIRフィルタ112は直角位
相(Q)信号を出力する。帯域幅の低減により、第1の
段の出力サンプル速度は20MHzへ半分に低減し得
る。
【0038】引き続き図8を参照して説明すると、同相
FIRフィルタ110の出力はレジスタ・パイプライン
114の入力に接続され、直角位相FIRフィルタ11
2の出力はレジスタ・パイプライン116の入力に接続
される。レジスタ・パイプライン114および116の
各々は、多数の出力を持つものであり、レジスタ・パイ
プライン108と同様であってよい。Iデータ・サンプ
ルのレジスタ・パイプライン114の多数の出力は、同
相FIRフィルタ118の多数のタップおよび直角位相
FIRフィルタ120の多数のタップにそれぞれ接続さ
れる。同様に、Qデータ・サンプルのレジスタ・パイプ
ライン116の多数の出力は、同相FIRフィルタ11
8の多数のタップおよび直角位相FIRフィルタ120
の多数のタップにそれぞれ接続される。各々のレジスタ
・パイプライン114および116は20MHzの速度
でクロック作動される。同相FIRフィルタ118は同
相(I)信号を出力し、直角位相FIRフィルタ120
は直角位相(Q)信号を出力する。帯域幅の低減によ
り、第2の段の出力サンプル速度は10MHzへ半分に
低減し得る。
【0039】次いで、同相FIRフィルタ118の出力
はレジスタ・パイプライン122の入力に接続され、直
角位相FIRフィルタ120の出力はレジスタ・パイプ
ライン124の入力に接続される。レジスタ・パイプラ
イン120および124の各々は、多数の出力を持つも
のであり、レジスタ・パイプライン108と同様であっ
てよい。Iデータ・サンプルのレジスタ・パイプライン
122の多数の出力は、同相FIRフィルタ126の多
数のタップおよび直角位相FIRフィルタ128の多数
のタップにそれぞれ接続される。同様に、Qデータ・サ
ンプルのレジスタ・パイプライン124の多数の出力
は、同相FIRフィルタ126の多数のタップおよび直
角位相FIRフィルタ128の多数のタップにそれぞれ
接続される。各々のレジスタ・パイプライン122およ
び124は10MHzの速度でクロック作動される。同
相FIRフィルタ126は同相(I)信号を出力し、直
角位相FIRフィルタ128は直角位相(Q)信号を出
力する。
【0040】本発明の好ましい実施態様によれば、第1
の段の入力は40MHzのサンプル・クロック速度であ
る。各々の段の出力は、その入力のサンプル速度の半分
の速度である。2段または3段のいずれかを使用して、
10MHzまたは5MHzのいずれかの複素出力を生じ
ることが出来る。好ましい実施態様によるフィルタ係数
は、サンプル速度に等しい6db帯域幅を生じる。
【0041】図8に示された同相および直角位相FIR
フィルタに対する係数は、3つの段に対する表1乃至3
にそれぞれ与えられている。各々の段は取り得る3組ま
たは4組の係数を持つ。これらの係数は2つの2のべき
数の全ての組合せである。従って、4組(3組)の係数
は、所与のFIRフィルタに対して4つ(3つ)のビッ
ト・シフト及び加算回路で具現される。例えば、図10
に示されるように、第1の段の同相FIRフィルタは、
表1の4組の係数に従ってビットをシフトおよび/また
は反転するようにそれぞれ配線された第1乃至第4のビ
ット・シフト及び加算回路132A乃至132Dを有す
る。各々のシフト及び加算回路は、フィルタ・タップに
入力されたデータ・サンプルを受けるように接続されて
いて、ビット・シフトおよび加算によって該データ・サ
ンプルにそれぞれのフィルタ係数を乗算する。−1の乗
算はビットを反転して1を加算することによって行われ
る。4から1へのマルチプレクサ134が4つのビット
・シフト及び加算回路132A乃至132Dの内の1つ
からの出力を選択する。好ましい実施態様によるフィル
タ係数は、表4に示される分解値を持つ。
【0042】 融通性をより良くするために、各々の直角位相FIRフ
ィルタの出力を反転することが出来る。例えば、図11
に示されるように、第1の段の直角位相FIRフィルタ
は、表1の4組の係数に従ってビットをシフトおよび/
または反転するようにそれぞれ配線された第1乃至第4
のビット・シフト及び加算回路132E乃至132Hを
有する。4から1へのマルチプレクサ136が4つのビ
ット・シフト及び加算回路132E乃至132Hの内の
1つからの出力を選択する。マルチプレクサ136の出
力はインバータ138によって反転されて、2から1へ
のマルチプレクサ140の一方の入力に供給される。こ
の反転は複素共役と等価である。マルチプレクサ140
の他方の入力は、マルチプレクサ136の反転されてい
ない出力を受け取る。
【0043】表1乃至3に示した複素係数は実数係数と
虚数係数とに分解され、これらは同相および直角位相F
IRフィルタにそれぞれ別々に印加される。例えば、直
角位相係数(表1乃至3においてiを付した係数)は、
直角位相FIRフィルタの「I」入力に印加されると共
に、同相FIRフィルタの「Q」入力に(符号を反転し
て)印加される。同相係数(iを付してないもの)は、
直角位相FIRフィルタの「Q」入力に印加されると共
に、同相FIRフィルタの「I」入力に印加される。
[ここで、第1の段のFIRフィルタは「Q」入力を有
していないことに注意されたい]。これらの係数の各々
は、表1乃至3中の縦列に対応するレジスタ・パイプラ
イン出力に印加される。各々の係数は、図12に大まか
に示されているように、2つの配線型のビット・シフト
およびオプションの反転のより具現できる。図12で、
各々のビット・シフト/反転ブロック142は、同じ入
力を受ける2つの別個のシフト/反転ブロックを表す。
非ゼロの係数毎の2つのシフト/反転された値はウォー
レス・ツリー(Wallace tree)加算器14
4に供給される。
【0044】上記の方法の利点は、乗算器が何ら必要と
されないことであり、シフト及び加算ブロック毎にシフ
ト、反転およびウォーレス・ツリー加算器が必要なだけ
である。ビット・シフト回路は何ら制御または作動回路
を必要とせず、シフトを行うには単にビット接続をシフ
トさせればよい。本発明による帯域通過フィルタの全体
の感度関数および通過帯域が図13および14に示され
ている。図13および14は、それぞれ5MHzおよび
10MHzでサンプリングした、5.0MHzの中心周
波数を持つ場合の入力周波数に対する相対的な出力の大
きさを示す。
【0045】上記の好ましい実施態様は例示のために開
示された。超音波イメージング用のビーム形成の分野の
当業者には種々の変更および変形を容易になし得よう。
例えば、前に述べたように加算器の後ではなく、加算器
の前の各々のビーム形成チャネルに別々の複素FIRフ
ィルタを設けることが出来ることは明らかである。又、
デシメーションはレジスタ・パイプラインにおけるより
はむしろFIRフィルタにおいて行うことが出来る。例
えば、1/2のデシメーションの場合、FIRフィルタ
は1つ置きのサンプリング期間の間だけ作動することが
出来る。このような全ての変更および変形は特許請求の
範囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の実時間超音波イメージング・システム内
の主要な機能のサブシステムを示すブロック図である。
【図2】図2に示されたシステムのための典型的な12
8チャネルのビーム形成装置のブロック図である。
【図3】図2に示されたシステムのための4つのボード
上に配置された典型的な128チャネルのビーム形成装
置のブロック図である。
【図4】本発明に従った超音波イメージング・システム
のための4つのボード上に配置された典型的な128チ
ャネルのビーム形成装置のブロック図である。
【図5】図2に示された通常のビーム形成装置における
チャネル処理のブロック図である。
【図6】図5に示された各々のチャネル処理の機能的構
成を示すブロック図である。
【図7】本発明に従った3段複素帯域通過デシメーショ
ン・フィルタ回路のブロック図である。
【図8】本発明の好ましい実施態様に従った3段複素F
IRフィルタ回路のブロック図である。
【図9】図8に示された複素FIRフィルタ回路の各々
の段に設けられているたレジスタ・パイプラインのブロ
ック図である。
【図10】図8に示された複素FIRフィルタ回路の各
々の段に設けられている同相FIRフィルタのブロック
図である。
【図11】図8に示された複素FIRフィルタ回路の各
々の段に設けられている直角位相FIRフィルタのブロ
ック図である。
【図12】図10および11に示されたフィルタに設け
られている代表的なシフト及び加算を詳しく示すブロッ
ク図である。
【図13】5MHzでサンプリングした、5.0MHz
の中心周波数を持つ本発明による帯域通過フィルタの入
力周波数に対する出力の大きさ(実線)を示すグラフで
ある。
【図14】10MHzでサンプリングした、5.0MH
zの中心周波数を持つ本発明による帯域通過フィルタの
入力周波数に対する出力の大きさ(実線)を示すグラフ
である。
フロントページの続き (72)発明者 グレゴリイ・エー・リレガード アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,グリ ンフィールド,サウス・フォーティサー ド・ストリート・ナンバー5,4068番 (72)発明者 ダニエル・シー・ミロン アメリカ合衆国,ウィスコンシン州,ミル ウォーキー,ノース・プロスペクト・アベ ニュー・ナンバー309,1671番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のビーム形成チャネル(35)およ
    び該多数のビーム形成チャネルにそれぞれ結合された多
    数の入力を持つ加算器(36)を有するビーム形成装置
    において、前記加算器の出力に接続された入力を持つ複
    素FIRフィルタ回路を含むことを特徴とし、該複素F
    IRフィルタ回路段が、 第1のサンプリング速度でクロック作動され、各々のサ
    ンプリング期間に、入力のディジタル・サンプル流から
    導き出したそれぞれの複数の相次ぐディジタル・サンプ
    ルを出力する複数の出力を持つ第1のレジスタ・パイプ
    ライン(108)、 少なくとも1つ置きのサンプリング期間に、前記第1の
    レジスタ・パイプラインから出力された前記複数の相次
    ぐディジタル・サンプルに第1組の複素フィルタ係数を
    適用することによって導き出した同相フィルタリング済
    みディジタル・サンプルおよび直角位相フィルタリング
    済みディジタル・サンプルを出力する第1のフィルタリ
    ング手段(110,112)、 前記第1のサンプリング速度よりも低い第2サンプリン
    グ速度でクロック作動され、各々のサンプリング期間
    に、前記第1のフィルタリング手段から出力された前記
    同相フィルタリング済みディジタル・サンプルから導き
    出したそれぞれの複数の相次ぐディジタル・サンプルを
    出力する複数の出力を持つ第2のレジスタ・パイプライ
    ン(114)、 前記第2サンプリング速度でクロック作動され、各々の
    サンプリング期間に、前記第1のフィルタリング手段か
    ら出力された前記直角位相フィルタリング済みディジタ
    ル・サンプルから導き出したそれぞれの複数の相次ぐデ
    ィジタル・サンプルを出力する複数の出力を持つ第3の
    レジスタ・パイプライン(116)、並びに少なくとも
    1つ置きのサンプリング期間に、前記第2のレジスタ・
    パイプラインから出力された前記複数の相次ぐディジタ
    ル・サンプルと前記第3のレジスタ・パイプラインから
    出力された前記複数の相次ぐディジタル・サンプルとに
    第2組の複素フィルタ係数を適用することによって導き
    出した同相フィルタリング済みディジタル・サンプルお
    よび直角位相フィルタリング済みディジタル・サンプル
    を出力する第2のフィルタリング手段(118,12
    0)を有している、ビーム形成装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のフィルタリング手段が、 前記第1組の複素フィルタ係数から導き出した第1組の
    ビット・シフトおよび/または反転値に従って、前記第
    1のレジスタ・パイプラインから出力された前記複数の
    相次ぐディジタル・サンプルをビット・シフトおよび/
    または反転する第1のシフト/反転手段(142)、並
    びに前記第1のシフト/反転手段から出力された前記シ
    フト/反転されたディジタル・サンプルを加算する第1
    の加算手段(144)を有すること、を特徴とする請求
    項1記載のビーム形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のフィルタリング手段が、更
    に、 前記第1組の複素フィルタ係数から導き出した第2組の
    ビット・シフトおよび/または反転値に従って、前記第
    1のレジスタ・パイプラインから出力された前記複数の
    相次ぐディジタル・サンプルをビット・シフトおよび/
    または反転する第2のシフト/反転手段(142)、 前記第2のシフト/反転手段から出力された前記シフト
    /反転されたディジタル・サンプルを加算する第2の加
    算手段(144)、並びに前記第1および第2の加算手
    段からの出力をそれぞれ受け取るように結合された第1
    および第2の入力を持つマルチプレクサ(134)を有
    すること、を特徴とする請求項2記載のビーム形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2のフィルタリング手段が、 前記第2組の複素フィルタ係数から導き出した第2およ
    び第3組のビット・シフトおよび/または反転値に従っ
    て、前記第2および第3のレジスタ・パイプラインから
    出力された前記それぞれの複数の相次ぐディジタル・サ
    ンプルをビット・シフトおよび/または反転する第2の
    シフト/反転手段(142)、並びに前記第2のシフト
    /反転手段から出力された前記シフト/反転されたディ
    ジタル・サンプルを加算する第2の加算手段(144)
    を有すること、を特徴とする請求項2記載のビーム形成
    装置。
  5. 【請求項5】 更に、前記第2のサンプリング速度より
    も低い第3サンプリング速度でクロック作動され、各々
    のサンプリング期間に、前記第2のフィルタリング手段
    から出力された前記同相フィルタリング済みディジタル
    ・サンプルから導き出したそれぞれの複数の相次ぐディ
    ジタル・サンプルを出力する複数の出力を持つ第4のレ
    ジスタ・パイプライン(122)、 前記第3サンプリング速度でクロック作動され、各々の
    サンプリング期間に、前記第2のフィルタリング手段か
    ら出力された前記直角位相フィルタリング済みディジタ
    ル・サンプルから導き出したそれぞれの複数の相次ぐデ
    ィジタル・サンプルを出力する複数の出力を持つ第5の
    レジスタ・パイプライン(124)、並びに少なくとも
    1つ置きのサンプリング期間に、前記第4のレジスタ・
    パイプラインから出力された前記それぞれの複数の相次
    ぐディジタル・サンプルと前記第5のレジスタ・パイプ
    ラインから出力された前記それぞれの複数の相次ぐディ
    ジタル・サンプルとに第3組の複素フィルタ係数を適用
    することによって導き出したそれぞれの同相フィルタリ
    ング済みディジタル・サンプルおよびそれぞれの直角位
    相フィルタリング済みディジタル・サンプルを出力する
    第3のフィルタリング手段(126,128)を有して
    いることを特徴とする請求項1記載のビーム形成装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のフィルタリング手段が、 少なくとも1つ置きのサンプリング期間に、前記第1組
    の複素フィルタ係数から導き出した第1組のビット・シ
    フトおよび/または反転値に従ったビット・シフトおよ
    び/または反転によって、前記第1のレジスタ・パイプ
    ラインの出力の前記それぞれの複数の相次ぐディジタル
    ・サンプルから導き出したそれぞれの同相フィルタリン
    グ済みディジタル・サンプルを出力する第1の同相FI
    Rフィルタ(110)、並びに少なくとも1つ置きのサ
    ンプリング期間に、前記第1組の複素フィルタ係数から
    導き出した第2組のビット・シフトおよび/または反転
    値に従ったビット・シフトおよび/または反転によっ
    て、前記第1のレジスタ・パイプラインの出力の前記そ
    れぞれの複数の相次ぐディジタル・サンプルから導き出
    したそれぞれの直角位相フィルタリング済みディジタル
    ・サンプルを出力する第1の直角位相FIRフィルタ
    (112)を有すること、を特徴とする請求項1記載の
    ビーム形成装置。
  7. 【請求項7】 前記第2のフィルタリング手段が、 少なくとも1つ置きのサンプリング期間に、前記第2組
    の複素フィルタ係数から導き出した第3組のビット・シ
    フトおよび/または反転値に従ったビット・シフトおよ
    び/または反転によって、前記第2のレジスタ・パイプ
    ラインの出力の前記それぞれの複数の相次ぐディジタル
    ・サンプルおよび前記第3のレジスタ・パイプラインの
    出力の前記それぞれの複数の相次ぐディジタル・サンプ
    ルから導き出したそれぞれの同相フィルタリング済みデ
    ィジタル・サンプルを出力する第2の同相FIRフィル
    タ(118)、並びに少なくとも1つ置きのサンプリン
    グ期間に、前記第2組の複素フィルタ係数から導き出し
    た第4組のビット・シフトおよび/または反転値に従っ
    たビット・シフトおよび/または反転によって、前記第
    2のレジスタ・パイプラインの出力の前記それぞれの複
    数の相次ぐディジタル・サンプルおよび前記第3のレジ
    スタ・パイプラインの出力の前記それぞれの複数の相次
    ぐディジタル・サンプルから導き出したそれぞれの直角
    位相フィルタリング済みディジタル・サンプルを出力す
    る第2の直角位相FIRフィルタ(120)を有するこ
    と、を特徴とする請求項6記載のビーム形成装置。
  8. 【請求項8】 前記加算器がウォーレス・ツリー加算器
    で構成されていることを特徴とする請求項2記載のビー
    ム形成装置。
JP35881297A 1996-12-30 1997-12-26 超音波ビーム形成装置 Expired - Fee Related JP4039642B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/774,666 US5797847A (en) 1996-12-30 1996-12-30 Method and apparatus for complex bandpass filtering and decimation in ultrasound beamformer
US08/774666 1996-12-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10293171A true JPH10293171A (ja) 1998-11-04
JP4039642B2 JP4039642B2 (ja) 2008-01-30

Family

ID=25101893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35881297A Expired - Fee Related JP4039642B2 (ja) 1996-12-30 1997-12-26 超音波ビーム形成装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5797847A (ja)
JP (1) JP4039642B2 (ja)
DE (1) DE19756686A1 (ja)
IL (1) IL122692A (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6416475B1 (en) * 1996-06-28 2002-07-09 Sonosite, Inc. Ultrasonic signal processor for a hand held ultrasonic diagnostic instrument
US7819807B2 (en) * 1996-06-28 2010-10-26 Sonosite, Inc. Balance body ultrasound system
US5997479A (en) * 1998-05-28 1999-12-07 Hewlett-Packard Company Phased array acoustic systems with intra-group processors
US6393083B1 (en) * 1998-07-31 2002-05-21 International Business Machines Corporation Apparatus and method for hardware implementation of a digital phase shifter
US6063033A (en) * 1999-05-28 2000-05-16 General Electric Company Ultrasound imaging with higher-order nonlinearities
KR100561390B1 (ko) * 1999-08-27 2006-03-16 삼성전자주식회사 디지털 에코 제거장치
US7139326B2 (en) * 2001-09-14 2006-11-21 Analog Devices, Inc. Image-canceling quadrature modulator and method
CA2563775C (en) 2004-04-20 2014-08-26 Visualsonics Inc. Arrayed ultrasonic transducer
US8066642B1 (en) 2005-05-03 2011-11-29 Sonosite, Inc. Systems and methods for ultrasound beam forming data control
CA2628100C (en) * 2005-11-02 2016-08-23 Visualsonics Inc. High frequency array ultrasound system
ITMO20060071A1 (it) * 2006-02-27 2007-08-28 Meta System Spa Sistema e metodo di rilevamento ad ultrasuoni, particolarmente per applicazioni su autoveicoli o simili
US8215173B2 (en) * 2008-08-05 2012-07-10 Roger Spencer UT method of identifying a stuck joint
US9184369B2 (en) 2008-09-18 2015-11-10 Fujifilm Sonosite, Inc. Methods for manufacturing ultrasound transducers and other components
US20110144494A1 (en) 2008-09-18 2011-06-16 James Mehi Methods for acquisition and display in ultrasound imaging
US9173047B2 (en) 2008-09-18 2015-10-27 Fujifilm Sonosite, Inc. Methods for manufacturing ultrasound transducers and other components
US9949718B2 (en) 2010-07-12 2018-04-24 General Electric Company Method and system for controlling communication of data via digital demodulation in a diagnostic ultrasound system
US9063059B2 (en) 2011-05-10 2015-06-23 Edison Welding Institute, Inc. Three-dimensional matrix phased array spot weld inspection system
US9992573B1 (en) 2013-10-29 2018-06-05 Meyer Sound Laboratories, Incorporated Phase inversion filter for correcting low frequency phase distortion in a loudspeaker system
TWI536015B (zh) * 2015-03-24 2016-06-01 佳世達科技股份有限公司 超音波掃描系統及超音波掃描方法
CN109690343B (zh) * 2016-09-02 2024-03-19 皇家飞利浦有限公司 使用没有乘法器的fir滤波器的具有数字微波束形成器的超声探头
CN112168140B (zh) * 2019-07-05 2021-07-13 山东大学齐鲁医院 基于人工智能芯片的穿戴式生物信息监测设备及方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152212A (ja) * 1986-12-17 1988-06-24 Yokogawa Electric Corp ストレ−ジ回路
JPH03238911A (ja) * 1990-02-15 1991-10-24 Nec Corp デシメータ回路
JPH05175785A (ja) * 1991-12-25 1993-07-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd デシメーション用ディジタルフィルタ
US5345939A (en) * 1993-11-24 1994-09-13 General Electric Company Ultrasound imaging system with dynamic window function
JPH0751266A (ja) * 1993-05-12 1995-02-28 Hewlett Packard Co <Hp> ディジタルフェイズドアレイ型の超音波ビーム形成器のための遅延補間回路
US5529068A (en) * 1994-06-16 1996-06-25 The Regents Of The University Of California Synchronized digital signal processor for MRI reception

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5482044A (en) * 1992-01-14 1996-01-09 Diasonics Ultrasound, Inc. Direct demodulation in ultrasound instruments
JPH06254095A (ja) * 1993-03-08 1994-09-13 Fujitsu Ltd 複素mtiフィルタ
US5482004A (en) * 1994-05-16 1996-01-09 Alfa Laval Agri, Inc. Collapsible teat liner with reinforced barrel
US5685308A (en) * 1994-08-05 1997-11-11 Acuson Corporation Method and apparatus for receive beamformer system
US5555534A (en) * 1994-08-05 1996-09-10 Acuson Corporation Method and apparatus for doppler receive beamformer system
US5581517A (en) * 1994-08-05 1996-12-03 Acuson Corporation Method and apparatus for focus control of transmit and receive beamformer systems
US5621345A (en) * 1995-04-07 1997-04-15 Analog Devices, Inc. In-phase and quadrature sampling circuit
US5735797A (en) * 1996-12-30 1998-04-07 General Electric Company Method and apparatus for combining topographic flow power imagery with a B-mode anatomical imagery

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63152212A (ja) * 1986-12-17 1988-06-24 Yokogawa Electric Corp ストレ−ジ回路
JPH03238911A (ja) * 1990-02-15 1991-10-24 Nec Corp デシメータ回路
JPH05175785A (ja) * 1991-12-25 1993-07-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd デシメーション用ディジタルフィルタ
JPH0751266A (ja) * 1993-05-12 1995-02-28 Hewlett Packard Co <Hp> ディジタルフェイズドアレイ型の超音波ビーム形成器のための遅延補間回路
US5345939A (en) * 1993-11-24 1994-09-13 General Electric Company Ultrasound imaging system with dynamic window function
US5529068A (en) * 1994-06-16 1996-06-25 The Regents Of The University Of California Synchronized digital signal processor for MRI reception

Also Published As

Publication number Publication date
DE19756686A1 (de) 1998-07-02
IL122692A0 (en) 1998-08-16
US5797847A (en) 1998-08-25
JP4039642B2 (ja) 2008-01-30
IL122692A (en) 2000-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4039642B2 (ja) 超音波ビーム形成装置
JP4039643B2 (ja) 超音波ビーム形成装置
US5961461A (en) Method and apparatus for adaptive B-mode image enhancement
US5544128A (en) Multi-beam digital beamforming method and apparatus
US5590658A (en) Portable ultrasound imaging system
US5839442A (en) Portable ultrasound imaging system
US5121364A (en) Time frequency control filter for an ultrasonic imaging system
US5913824A (en) Ultrasound diagnostic apparatus
JPH0614928A (ja) ビーム形成装置
US5600675A (en) Ultrasonic imager having improved bandwidth
US6704438B1 (en) Apparatus and method for improving the signal to noise ratio on ultrasound images using coded waveforms
JPS62280650A (ja) 超音波信号の遅延方法および装置
JPS6141981A (ja) 超音波信号の遅延方法および装置
JP2009006168A (ja) 超音波診断装置
EP0524774B1 (en) Ultrasonic doppler imaging apparatus
US6514205B1 (en) Medical digital ultrasonic imaging apparatus capable of storing and reusing radio-frequency (RF) ultrasound pulse echoes
JP2001099913A (ja) 受波ビーム形成方法、受波ビーム形成装置およびマッチドフィルタ
JPH06254092A (ja) 超音波信号処理装置
US6366227B1 (en) Delta-sigma beamformers with minimal dynamic focusing artifacts
US5827189A (en) Method and apparatus for preventing axial spatial aliasing in ultrasound imager having complex signal detector
JP3600994B2 (ja) 超音波診断装置
JPH06313764A (ja) 超音波信号処理装置
JPH11299776A (ja) 超音波診断装置
Kassem et al. An efficient SoC dedicated to ultrasonic digital imaging systems
Chang et al. Sampling-point-wise digital dynamic focusing in the receive mode of an ultrasonic linear array imaging system

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071009

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111116

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121116

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131116

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees