JPH085440Y2 - 小型圧力容器の安全弁 - Google Patents

小型圧力容器の安全弁

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Publication number
JPH085440Y2
JPH085440Y2 JP7416393U JP7416393U JPH085440Y2 JP H085440 Y2 JPH085440 Y2 JP H085440Y2 JP 7416393 U JP7416393 U JP 7416393U JP 7416393 U JP7416393 U JP 7416393U JP H085440 Y2 JPH085440 Y2 JP H085440Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
stem
safety valve
small pressure
pressure vessel
nozzle
Prior art date
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Application number
JP7416393U
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English (en)
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JPH0738900U (ja
Inventor
克成 相馬
Original Assignee
株式会社サン・フロンティア・テクノロジー
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Publication date
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  • Feeding And Controlling Fuel (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はボンベ、カートリッジな
どと通称される小型圧力容器の安全弁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の容器は火中に投じられると爆発
事故を起こす危険があるためそれを避ける対策が望まれ
る。本件出願人はかねてより研究を進めて来たが、その
一部は既に特許されており、その例には特公平4−34
049号の発明がある。当該発明はステムのガス噴出口
つまりノズルに通じるガス通路を形成し、そこに低溶融
合金或いは合成樹脂からなる溶融部材を充填した構成で
ある。しかし、ガス通路に溶融部材を充填しても密封性
に不安が残るという指摘があった。密封を完全にしなけ
ればガスが逃散し、未使用にも拘らず内容量が減少して
しまうということになりかねないからである。また当該
発明はステムラバーに隣接した部分に溶融部材を充填し
た構造が主であるため、ステムラバー取付部周りの構造
が複雑になり製品として量産する場合の問題点も指摘さ
れた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は前記の点に着
目してなされたもので、その課題とするところは容器の
廃棄前のガスの漏洩を完全になくすとともに製造を容易
化し小型圧力容器に組み込むのに適した実用性を付与せ
しめることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本考案は、容器を構成する部材1の一端部より突出する
方向へばね2によって付勢され、先端のノズル3に通じ
た側面の開口4がそれを囲むステムラバー5によって開
閉可能に閉塞されたステム6を有する小型圧力容器の安
全弁であって、ノズル3とステム外部とを通じるガス逃
げ口7をステム6に開口し、該ガス逃げ口7に接し、か
つステム6の一部を構成する部材を設定温度において溶
融し、前記逃げ口7を開く溶融材料によって形成すると
いう手段を講じたものである。
【0005】
【実施例】図1、図2は本考案に係る小型圧力容器(図
4参照)の安全弁の実施例1に関するものである。
【0006】容器は縦長の円筒形を有し、その頂部にマ
ウンティングカップと称する部材があり、その中心の孔
13からステム6の上半部が押し込み可能に突出してい
る。即ちステム6はハウジング12内にセットされたば
ね2によって突出方向へ付勢され、その状態で側面の開
口4がそれを囲むステムラバー5によって閉塞されてお
り、ステム6が押し込まれるとステムラバー5が下向き
に変形し、器内のガスを開口4よりノズル3へ吐出させ
ることができる。
【0007】このステム6を実施例1では、ノズル3を
先端に開設した軸体8と、ばね2を受けるために軸体8
の外側に嵌合させた筒体9とによって形成している。ノ
ズル3の底は軸体8の開口4付近にあり、その開口4よ
りも容器の内方に筒体9を嵌合し、開口4よりも内方で
筒体9によって覆われる位置にてステム外部とノズル3
とを通じることができるガス逃げ口7を形成している。
【0008】筒体9は前記の如く軸体8に嵌合され、そ
の位置関係を保つために符号14で示すかしめ加工によ
り軸体8と一体化される。15はシール部材であり、ガ
ス逃げ口7により内方にて軸体8と筒体9との間に介装
するものでOーリングが使用できる。
【0009】この筒体9は、容器が加熱されたときに設
定温度で溶融し、前記逃げ口7を開くように溶融材料に
よって形成する。この目的を満たす溶融材料としては低
溶融合金例えばスズ、鉛、亜鉛、ビスマス、アンチモン
等からなる素材が使用できる。16はサイホン管を示
す。
【0010】実施例2の安全弁は図3に示されており、
この例ではガス逃げ口7を開口4が兼ねている。即ち、
開口4より内方に位置するステム6の下半部の一部10
(図3中の左半分)と残りの部分11とが異種材料の貼
り合わせ構造によって形成されている。このようなステ
ム6は、通常、金属材を加工して製造されるが、そのス
テム6の一部を切除した形の別部品を製造し、その切除
部分に溶融材料からなる部品を貼り合わせ一体物とす
る。貼り合わせ手段としては、インサート成形や別部品
の接着、溶着等の手段を適宜実施することができる。
【0011】このように構成された本考案の安全弁は、
これを装備した小型圧力容器が加熱され、設定温度に達
すると、ステム6を構成する筒体9或いはステム6の軸
部の一部10が溶融材料により形成されているので、熱
で溶融し、ガス逃げ口7を開く。その結果容器内のガス
は開口4を経ずにガス逃げ口7(実施例2の場合は開口
4が逃げ口7に変わる。)、ノズル3から放出される。
【0012】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成されかつ作用す
るものであるから、ステム6そのものに僅かな改変を加
えることで確実に作動する安全弁を構成することがで
き、従って実施が容易であり、小型圧力容器に組み込む
のに適した実用性を具備するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る小型圧力容器の安全弁の実施例1
を示す縦断面図。
【図2】同上の要部の拡大断面図。
【図3】本考案に係る実施例2を示す縦断面図。
【図4】本考案に係る小型ガス容器の上半部の側面図。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器を構成する部材1の一端部より突出
    する方向へばね2によって付勢され、先端のノズル3に
    通じた側面の開口4がそれを囲むステムラバー5によっ
    て開閉可能に閉塞されたステム6を有する小型圧力容器
    の安全弁であって、ノズル3とステム外部とを通じるガ
    ス逃げ口7をステム6に開口し、該ガス逃げ口7に接
    し、かつステム6の一部を構成する部材を設定温度にお
    いて溶融し、前記逃げ口7を開く溶融材料によって形成
    したことを特徴とする小型圧力容器の安全弁。
  2. 【請求項2】 ステム6はノズル3を先端に開設した軸
    体8と、ばね2を受けるため軸体8の外周に嵌合させた
    筒体9とからなり、筒体9で密閉される軸体8にガス逃
    げ口7を設け、前記筒体9を溶融材料によって形成した
    請求項第1項記載の小型圧力容器の安全弁。
  3. 【請求項3】 開口4より内方に位置するステム6の一
    部10と残りの部分11とを異種材料の貼り合わせ構造
    によりステム6を形成し、そのステムの一部10を溶融
    材料によって形成した請求項第1項記載の小型圧力容器
    の安全弁。
JP7416393U 1993-12-27 1993-12-27 小型圧力容器の安全弁 Expired - Lifetime JPH085440Y2 (ja)

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JP7416393U JPH085440Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 小型圧力容器の安全弁

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JP7416393U JPH085440Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 小型圧力容器の安全弁

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JPH0738900U JPH0738900U (ja) 1995-07-14
JPH085440Y2 true JPH085440Y2 (ja) 1996-02-14

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JP4714430B2 (ja) * 2004-06-08 2011-06-29 ヤマトプロテック株式会社 蓄圧式消火器

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JPH0738900U (ja) 1995-07-14

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