JP4841951B2 - カップ - Google Patents

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本発明は、シート成形されたカップの密封構造の改良に関するものであり、該カップの開封時に起こりがちであった内容物の飛び散りを確実に回避しようとするものである。
プリンやヨーグルト、ゼリーあるいは果汁等の食品を入れる容器は、シート成形されたカップ状の容器が一般に使用されており、薄肉のシートをフランジ部の全周に貼着することによって容器を密閉状態に保持している。
そして、その開封に際しては、シートに形成された舌片状の摘みを把持して該シートを引き剥がすことになるが、この種の容器は、シートの引き剥がし時に容器内に空気が急速に流入して内容物が飛び散ることがあった。
この点に関する先行文献としては 容器の上部に形成された張り出し部分を折り曲げることで容器の上部と蓋のシールの密着部の間に設けた溝を通して空気を容器内に導入する容器が知られているが、かかる容器は、容器の張り出し部分が不用意にも折り曲げられ容器自体が傾いた状態におかれたとき、その溝を通して内容物が漏れ出てくる不具合も想定され、未だ改善の余地が残されていた(例えば特許文献1参照)。
特開2003−285854号公報
本発明の課題は、開封時の空気の急速な流入に伴って生じていた内容物の飛び散りを、上記の如き従来の容器で生じていた不具合なしに効果的に回避できる新規なカップを提案するところにある。
本発明は、大開口を有しその大開口を通して内容物の取り出を可能とするカップ本体と、この大開口の周りで該カップ本体に一体連結されたフランジと、このフランジのフランジ面においてその全周にわたって貼着され該大開口を閉塞状態に保持する密閉シートとを備えたカップであって、
前記フランジの周方向に沿う少なくとも一部分に、その幅方向にて狭幅の外側貼着面及び内側貼着面に区分けする空気層と、カップ本体の内側へつながる凹部を設け、
前記空気層と凹部とを、前記密閉シートの非貼着域によって形成され該密閉シートを前記フランジ面から凸状に膨出させた通路を介して連通してなる、ことを特徴とするカップである。
上記のカップにおいて、前記空気層は、細溝によって形成するか、あるいは密閉シートに非接着領域を設けることによって形成する。
シートの引き剥がしの起点となるフランジ部分に、狭幅の外側貼着面及び内側貼着面をそれぞれ形成する空気層と、この空気層に非貼着域にて形成された通路を介してつながる凹部を設けておくと、密閉シートが引き剥がされ空気層まで達したときに、外部からの空気が通路を通して凹部と密閉シートとの相互間の隙間を通して徐々に容器内へと流入することとなるため内容物の飛び散りが回避される。
以下、図面を参照して本発明をより具体的に説明する。
図1(a)(b)は本発明に従うカップの実施の形態を示した図であり、図2〜4はその要部を拡大して示した図である。
図において1は上端部に大開口を有しその大開口を通して内容物の取り出しを可能とするカップ本体、2は大開口の周りでカップ本体1に一体連結されたフランジ、3はフランジ2の全域に貼着され大開口を閉塞状態に保持する薄肉の密閉シートである。この密閉シート3はフランジ2の外側にはみ出しそれを開封時の摘みとする舌片3aを有する。
また、4はフランジ2に設けられた細溝である。この細溝4は密閉シート3が貼着された際にその部位で図2に示す如き空気層Mを形成するもので、それを境にしてフランジ2の幅方向の外側には狭幅の貼着面(以下、外側貼着面という)Lが形成され、その内側には狭幅の貼着面(以下、内側貼着面という)Lが形成される。
また、5はカップ本体1の内側につながる凹部である。この凹部5は図3にその要部を示す如くカップ本体1の底部1aへ向かう傾斜により密閉シート3との対面間隔tを漸次に拡大させた壁を有するものを例として示してあるが、この凹部5は垂直の壁をもつもの等種々の形態からなるもので構成してもよい。そして、6は溝部4と壁部5をその相互間Pにおいて図4の如く密閉シート3をフランジ2のフランジ面から凸状に膨出させて、その相互間Pを連通する通路である。この通路6は密閉シート3に非貼着域を設けることにより形成される(外側貼着面L及び内側貼着面L1では貼着し、幅は細溝4の幅よりも狭くするのが好ましい)。通路6の幅wは内容物の性状(ゼリー状、液状等)に応じて外側貼着面、内側貼着面の何れか一方又は両方の貼着代を適宜調整することで変更することができる。
密閉シート3が引き剥がされて溝部4まで達したとき、図1の矢印に従い外気が容器内へと徐々に流入していくため、そのまま引き剥がしを継続しても内容物が飛び散ることはない。
図5(a)(b)は本発明に従うカップの他の実施の形態を示したものである。この例は上掲図1に示したような細溝4を形成せずにフランジ2をフラットな状態としておき、密閉シート3に非接着領域を設けることで空気層7を形成した構造のもので、この場合、細溝4を成形する手間が省け構造の簡素化が可能となる。通路6(図4参照)は空気層7の幅よりも狭い幅を有するものとすることで外気のより緩慢な流入を可能とする。

空気層6、あるいは空気層7を設けるに当たっては、受け台8と隙間Cを有する可動台9からなる図6に示すようなシール用冶具を使用し、これにより密閉シート3による容器の確実なシールを実現する。
カップ本体1は、合成樹脂の射出成形、シート成形あるいは従来知られている他の方法によって製造することが可能であり、どのような成形方法を適用するかは任意とする。また、密閉シート3は接着剤を使用する他、熱を利用した融着であってもかまわない。
容器の開封の際の外気の急速な流入に伴う内容物の飛び散りを回避できるカップが提供できる。
本発明に従うカップの実施の形態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1のA−A断面を示した図である。 図1のB−B断面を示した図である。 図1のC−C断面を示した図である。 本発明に従うカップの他の実施の形態を示した図であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 密閉シートを貼着するための冶具を示した図である。
符号の説明
1 カップ本体
1a 底部
2 フランジ
3 密閉シート
3a 舌片
4 細溝
5 凹部
6 通路
7 空気層
8 受け台
9 可動台

Claims (3)

  1. 大開口を有しその大開口を通して内容物の取り出を可能とするカップ本体と、この大開口の周りで該カップ本体に一体連結されたフランジと、このフランジのフランジ面においてその全周にわたって貼着され該大開口を閉塞状態に保持する密閉シートとを備えたカップであって、
    前記フランジの周方向に沿う少なくとも一部分に、その幅方向にて狭幅の外側貼着面及び内側貼着面にそれぞれ区分けする空気層と、カップ本体の内側へつながる凹部を設け、
    前記空気層と凹部とを、前記密閉シートの非貼着域によって形成され該密閉シートを前記フランジ面から凸状に膨出させた通路を介して連通してなる、ことを特徴とするカップ。
  2. 前記空気層が、細溝によって形成されたものである、請求項1記載のカップ。
  3. 前記空気層が、密閉シートに非接着領域を設けることによって形成されたものである、請求項1記載のカップ。
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