JPH11236074A - 包装容器 - Google Patents

包装容器

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JPH11236074A
JPH11236074A JP10039015A JP3901598A JPH11236074A JP H11236074 A JPH11236074 A JP H11236074A JP 10039015 A JP10039015 A JP 10039015A JP 3901598 A JP3901598 A JP 3901598A JP H11236074 A JPH11236074 A JP H11236074A
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JP
Japan
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straw
opening
packaging container
spout
film
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JP10039015A
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Masamichi Kaneko
正道 金子
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Nihon Tetra Pak KK
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Nihon Tetra Pak KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D77/00Packages formed by enclosing articles or materials in preformed containers, e.g. boxes, cartons, sacks or bags
    • B65D77/22Details
    • B65D77/24Inserts or accessories added or incorporated during filling of containers
    • B65D77/28Cards, coupons, or drinking straws

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Packages (AREA)
  • Containers Opened By Tearing Frangible Portions (AREA)
  • Cartons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】開封時に、液体食品が溢(あふ)れ出たり、注
出口の周縁を劣化させたりすることがないようにする。 【解決手段】破断容易なフィルムによって形成され、該
フィルムが破断させられたときに注出口を形成する注出
口部を備えた容器本体30と、該容器本体30に溶着さ
れた開封治具15とを有する。そして、該開封治具15
は、前記注出口部の周縁に沿って溶着面が形成された固
定部26、ストロー部27、及び前記固定部26とスト
ロー部27とを密封して接続し、かつ、該ストロー部2
7を支持する密封支持部を備える。また、前記ストロー
部27は、一方の端部に前記フィルムを破断させる開封
部を、他方の端部に飲み口を備える。ストロー部27の
開封部が前記フィルムを破断させ、容器本体30内に進
入すると包装容器11が開封される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装容器に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、牛乳、清涼飲料等の液体食品は、
一般に、紙基材の外面及び内面が、ポリエチレン樹脂等
によって被覆されることにより形成された包材から成る
包装容器に収容されて販売される。該包装容器には、上
面が平坦(たん)なブリック型、多面体型等がある。こ
のうち、購入者が一度で飲み切ることができる容量を有
する包装容器においては、上面に注出口を形成するため
のパンチ穴が形成され、該パンチ穴がインナーシール及
びプルタブによって覆われる。
【0003】図2は従来の包装容器の斜視図である。図
において、111は図示されない液体食品を収容する包
装容器であり、該包装容器111は、図示されない包材
をチューブ状に加工し、該包材に液体食品を充填(て
ん)することによって形成される。前記包材は、紙基材
の両面にポリエチレン樹脂等が被覆された可撓(とう)
性の積層体から成り、必要に応じてアルミニウム箔(は
く)、バリヤ性樹脂等から成るバリヤ層が形成される。
【0004】また、112は前記包装容器111の上
面、113は前記包装容器111の側面であり、前記上
面112には注出口を形成するための図示されないパン
チ穴が形成され、該パンチ穴が図示されないインナーシ
ール及びプルタブ115によって覆われる。この場合、
購入者は、前記包装容器111からプルタブ115を引
き剥(は)がし、注出口を形成することによって包装容
器111を開封し、前記注出口に唇を当て、液体食品を
直接飲用することができるようになっている。
【0005】また、購入者は、前記側面113に貼(ち
ょう)着されているストローパッケージ116からスト
ロー118を取り出し、該ストロー118を注出口に挿
入して液体食品を飲用することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の包装容器111においては、プルタブ115を引き
剥がして包装容器111を開封する場合、液体食品は前
記包材の液面下において充填されるようになっているの
で、包装容器111内に空間は形成されず、包装容器1
11の開封に伴って、収容された液体食品が溢(あふ)
れ出てしまうことがある。そこで、包装容器111の完
成時において、該包装容器111が内側にわずかに変形
した状態になるようにアンダーフィーリングが行われ、
開封に伴って包装容器111内に空間が形成されるよう
になっているが、液体食品が溢れ出るのを十分に防止す
ることはできない。
【0007】また、開封後の注出口の周縁においては、
プルタブ115と共に前記ポリエチレン樹脂等が剥がさ
れ、紙基材が露出してしまうので、紙基材に液体食品が
滲(にじ)み込んで注出口の周縁を劣化させてしまう。
一方、ストロー118を注出口に挿入して液体食品を飲
用する場合、ストロー118の先端を常に包装容器11
1内の液面下に置くことが必要になるので、包装容器1
11を傾けて液体食品を飲用するのが困難であるだけで
なく、液体食品をすべて飲み切るのが困難である。ま
た、ストロー118の断面積が包装容器111の断面積
に比べて極端に小さいので、開封後に包装容器111を
強く保持すると、包装容器111の側壁が変形し、液体
食品がストロー118の飲み口を介して飛び出してしま
うことがある。
【0008】本発明は、前記従来の包装容器の問題点を
解決して、開封時に、液体食品が溢れ出たり、注出口の
周縁を劣化させたりすることがなく、開封後に、液体食
品を容易に飲み切ることができ、液体食品が飲み口を介
して飛び出すことがない包装容器を提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の包
装容器においては、破断容易なフィルムによって形成さ
れ、該フィルムが破断させられたときに注出口を形成す
る注出口部を備えた容器本体と、該容器本体に溶着され
た開封治具とを有する。そして、該開封治具は、前記注
出口部の周縁に沿って溶着面が形成された固定部、スト
ロー部、及び前記固定部とストロー部とを密封して接続
し、かつ、該ストロー部を支持する密封支持部を備え
る。
【0010】また、前記ストロー部は、一方の端部に前
記フィルムを破断させる開封部を、他方の端部に飲み口
を備える。本発明の他の包装容器においては、さらに、
前記密封支持部は前記ストロー部をピボット支持し、前
記開封部は、前記注出口部と対向させて形成され、スト
ロー部の容器本体内への押込みに伴って前記フィルムを
破断させる。
【0011】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、前記密封支持部は前記ストロー部を揺動自在に支
持し、前記開封部は、ストロー部の容器本体の上面に対
する引起しに伴って前記フィルムを破断させる。本発明
の更に他の包装容器においては、さらに、前記ストロー
部は前記飲み口を開閉するための開閉手段を備える。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における包装容器の斜視図、図3は本
発明の第1の実施の形態における包装容器の開封治具の
第1の状態を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態
における包装容器の開封治具の第2の状態を示す図であ
る。
【0013】図において、11は図示されない液体食品
を収容する包装容器、30は容器本体であり、該容器本
体30は、包材21をチューブ状にし、該包材21に液
体食品を滅菌した状態で充填した後、包材21を横方向
にシールし切断することによって形成される。前記包材
21は、紙基材22の両面にポリエチレン樹脂等の破断
容易なフィルム23、24が被覆された可撓性の積層体
から成り、必要に応じて図示されないアルミニウム箔、
バリヤ性樹脂等から成るバリヤ層が形成される。
【0014】また、12は前記容器本体30の上面、1
3は前記容器本体30の側面であり、前記上面12には
注出口部25が形成され、該注出口部25の上に包装容
器11を開封するための樹脂製の開封治具15が貼着さ
れる。前記注出口部25は、前記包材21を製造する段
階で、図示されない穿(せん)孔器によって紙基材22
にパンチ穴を形成し、紙基材22にフィルム23、24
を被覆する際にパンチ穴の部分においてフィルム23、
24同士を貼(は)り合わせることによって形成され
る。なお、図示されない充填機において、包材21に液
体食品を充填する際に注出口部を形成することもでき
る。その場合、前記穿孔器によって包材21にパンチ穴
が形成され、該パンチ穴の部分に図示されないインナー
テープ及びアウタテープが貼着される。
【0015】そして、液体食品が充填された包材21を
横方向にシールし切断すると、枕(まくら)状の容器が
形成されるが、該枕状の容器は成形治具によって形が整
えられ、ブリック状の原型容器になり、該原型容器が前
記容器本体30となる。続いて、該容器本体30の所定
箇所に図示されない開封治具貼付装置によって前記開封
治具15が溶着される。
【0016】ところで、該開封治具15は、断面が
「L」字状でかつ環状の固定部26、密封支持部として
のスリーブ状のベローズ32、断面が矩(く)形のスリ
ーブ状のストロー部27、及び該ストロー部27におけ
る固定部26と反対側の端部に着脱自在に配設された開
閉手段としてのキャップ28から成り、前記固定部2
6、ベローズ32、ストロー部27及びキャップ28は
いずれも樹脂によって形成される。なお、前記ベローズ
32に代えて樹脂製の薄膜を使用することもできる。
【0017】前記固定部26は、容器本体30に開封治
具15を溶着するための溶着面を形成するフランジ部3
4、及び該フランジ部34の内周縁から立ち上げて形成
されるスリーブ状のカラー35から成り、該カラー35
の内側に穴36が形成される。なお、該穴36の内径と
前記注出口部25の内径はほぼ等しくされ、前記ストロ
ー部27の外径は前記穴36及び注出口部25の各内径
より小さくされる。また、前記ベローズ32は、カラー
35の先端とストロー部27の所定箇所とを密封して接
続し、かつ、ストロー部27をピボット支持する。
【0018】そして、該ストロー部27における固定部
26側の端部は斜めに切断され、切断面によって鋭利な
開封部27aが形成される。一方、前記ストロー部27
における固定部26と反対側の端部は、横方向に切断さ
れ、液体食品を飲用するための飲み口27bとなる。と
ころで、前記開封治具15は、図1に示されるように、
容器本体30に溶着された時点においてほぼ直角に折り
曲げられ、前記キャップ28の先端が上面12に接触さ
せられ、わずかに溶着されて仮止めが行われ、かつ、ス
トロー部27がほぼ水平に延在させられる。
【0019】そして、前記包装容器11を開封して液体
食品を飲用する場合、まず、図3に示されるように、ス
トロー部27を上面12に対して垂直の方向になるよう
に引き起こす。このとき、前記開封部27aが注出口部
25と対向させられる。続いて、図4に示されるよう
に、ストロー部27を容器本体30内に矢印A方向に押
し込むと、ストロー部27の容器本体30内への押込み
に伴って開封部27aが前記フィルム23、24を破断
させ、容器本体30内に進入する。このとき、注出口部
25に注出口56が形成され、包装容器11が開封され
る。なお、前記開封部27aが容器本体30内に進入す
るのに伴って、前記ベローズ32は収縮させられる。
【0020】したがって、前記キャップ28をストロー
部27における固定部26と反対側の端部から外して飲
み口27bを開放し、前記ストロー部27を容器本体3
0内に挿入した状態、又は前記ストロー部27を注出口
56から引き抜いた状態で液体食品を飲用することがで
きる。この場合、固定部26とストロー部27との間が
ベローズ32によって接続され、かつ、密閉されるの
で、開封時の衝撃等によって、収容された液体食品が溢
れ出てしまうことがない。また、開封後において、スト
ロー部27の向きと関係なく、包装容器11を任意の角
度に傾けて液体食品を飲用することができる。したがっ
て、液体食品を容易に飲み切ることができる。
【0021】また、開封後の注出口56の周縁におい
て、紙基材22が露出することがないので、注出口56
の周縁が劣化することがない。そして、ストロー部27
を注出口56から引き抜いた場合、容器本体30内と開
封部27aとの間に間隙(げき)が形成されるので、包
装容器11を強く保持し、包装容器11の側壁が変形し
ても、液体食品がストロー部27の飲み口27bを介し
て飛び出すことはない。
【0022】さらに、前記ストロー部27に対してキャ
ップ28が着脱自在に配設され、飲み口27bを開閉す
ることができるので、包装容器11を開封し、液体食品
を飲用した後に、包装容器11を再び封止することがで
きる。次に、本発明の第2の実施の形態について説明す
る。図5は本発明の第2の実施の形態における包装容器
の斜視図、図6は本発明の第2の実施の形態におけるス
トロー部の飲み口の斜視図、図7は本発明の第2の実施
の形態におけるストロー部の飲み口の断面図である。な
お、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについて
は、同じ符号を付与することによってその説明を省略す
る。
【0023】図において、45は開封治具であり、該開
封治具45は、固定部26及びストロー部47から成
る。そして、該ストロー部47は、弾性を有する樹脂に
よって形成され、前記固定部26と反対側の端部に飲み
口51が形成されるとともに、該飲み口51に開閉手段
としての封止弁52が配設される。なお、本実施の形態
において、該封止弁52は、ストロー部47とは別に弾
性を有する樹脂によって薄肉に形成され、ストロー部4
7における固定部26と反対側の端部の周縁と溶着され
るが、ストロー部47と一体に形成することもできる。
また、前記封止弁52は、中央に形成された山部53、
該山部53の周囲に形成された谷部54から成るととも
に、径方向に形成されたスリット55を備える。したが
って、図6における矢印B、C方向にストロー部47を
押したり、放したりすることによって飲み口51を開閉
することができる。すなわち、液体食品を飲用する際
に、前記飲み口51を銜(くわ)え、矢印B、C方向に
押すことによってストロー部47を変形させ、前記スリ
ット55の幅を大きくして飲み口51を開くことができ
る。また、飲用を止めて飲み口51を外すと、ストロー
部47は弾性によって復元して前記スリット55の幅が
小さくなり、飲み口51が閉じられる。
【0024】このように、ストロー部47における固定
部26と反対側の端部に封止弁52が配設されるので、
包装容器11を開封し、液体食品を飲用した後に、包装
容器11を再び封止することができる。なお、包装容器
11の流通段階においては、衛生面を考慮し、前記飲み
口51が図示されないキャップ等によって覆われる。次
に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0025】図8は本発明の第3の実施の形態における
ストロー部の飲み口の斜視図、図9は本発明の第3の実
施の形態におけるストロー部の飲み口の断面図である。
なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについ
ては、同じ符号を付与することによってその説明を省略
する。図において、57はストロー部であり、該ストロ
ー部57は、弾性を有する樹脂によって形成され、固定
部26(図4)と反対側の端部に飲み口61が形成され
るとともに、該飲み口61に開閉手段としての封止弁6
2が配設される。なお、本実施の形態において、該封止
弁62は、ストロー部57とは別に弾性を有する樹脂に
よって薄肉に形成され、ストロー部57における固定部
26と反対側の端部の周縁と溶着されるが、ストロー部
57と一体に形成することもできる。また、前記封止弁
62は、逆円錐(すい)形状を有し、径方向に形成され
たスリット65を備える。したがって、図8における矢
印D、E方向にストロー部57を押したり、放したりす
ることによって飲み口61を開閉することができる。す
なわち、液体食品を飲用する際に、前記飲み口61を銜
え、矢印D、E方向に押すことによってストロー部57
を変形させ、前記スリット65の幅を大きくして飲み口
61を開くことができる。また、飲用を止めて飲み口6
1を外すと、ストロー部57は弾性によって復元して前
記スリット65の幅が小さくなり、飲み口61が閉じら
れる。
【0026】このように、ストロー部57における固定
部26と反対側の端部に封止弁62が配設されるので、
包装容器11(図5)を開封し、液体食品を飲用した後
に、包装容器11を再び封止することができる。なお、
包装容器11の流通段階においては、衛生面を考慮し、
前記飲み口61が図示されないキャップ等によって覆わ
れる。
【0027】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。図10は本発明の第4の実施の形態における
包装容器の斜視図、図11は本発明の第4の実施の形態
における包装容器の開封治具の要部断面図、図12は本
発明の第4の実施の形態における包装容器の開封状態を
示す図である。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有
するものについては、同じ符号を付与することによって
その説明を省略する。
【0028】この場合、容器本体30の所定箇所に図示
されない開封治具貼付装置によって開封治具95が溶着
される。該開封治具95は、断面が「L」字状でかつ環
状の固定部66、密封支持部としてのスリーブ状のベロ
ーズ72、断面が矩形のスリーブ状のストロー部67、
及び該ストロー部67に着脱自在に配設された開閉手段
としてのキャップ68から成り、前記固定部66、ベロ
ーズ72、ストロー部67及びキャップ68はいずれも
樹脂によって一体に形成される。なお、前記ベローズ7
2に代えて樹脂製の薄膜を使用することもできる。
【0029】前記固定部66は、容器本体30に開封治
具95を溶着するための溶着面を形成するフランジ部7
4、及び該フランジ部74の内周縁から立ち上げて形成
されるスリーブ状のカラー75から成り、該カラー75
の内側に穴36が形成される。なお、該穴36の内径と
容器本体30の上面12に形成された注出口部25の内
径はほぼ等しくされ、前記ストロー部67の外径は前記
穴36及び注出口部25の各内径より小さくされる。ま
た、前記ベローズ72はストロー部67を揺動自在に支
持する。
【0030】そして、該ストロー部67における固定部
66側の端部におけるカラー75の上端に、ストロー部
67の揺動中心となるヒンジ部76が形成される。ま
た、該ヒンジ部76から穴36内に向けて突出片77が
形成され、該突出片77の先端に開封部78が形成され
る。一方、前記ストロー部67における固定部66と反
対側の端部には、液体食品を飲用するための図示されな
い飲み口が形成される。
【0031】ところで、前記開封治具95は、図10に
示されるように、容器本体30に溶着された時点におい
てほぼ直角に折り曲げられ、前記キャップ68の先端が
上面12に接触させられ、わずかに溶着されて仮止めが
行われ、かつ、ストロー部67がほぼ水平に延在させら
れる。そして、前記包装容器11を開封して液体食品を
飲用する場合、まず、図12の一点鎖線で示されるよう
に、ストロー部67を上面12に対して垂直の方向(矢
印F方向)になるように引き起こす。このとき、ストロ
ー部67の動きに対応させて前記突出片77がストロー
部67と共に回動させられ、開封部78が矢印G方向に
フィルム23、24を破断させ、容器本体30内に進入
する。このとき、注出口部25に図示されない注出口が
形成され、包装容器11が開封される。
【0032】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、包装容器においては、破断容易なフィルムによっ
て形成され、該フィルムが破断させられたときに注出口
を形成する注出口部を備えた容器本体と、該容器本体に
溶着された開封治具とを有する。
【0034】そして、該開封治具は、前記注出口部の周
縁に沿って溶着面が形成された固定部、ストロー部、及
び前記固定部とストロー部とを密封して接続し、かつ、
該ストロー部を支持する密封支持部を備える。また、前
記ストロー部は、一方の端部に前記フィルムを破断させ
る開封部を、他方の端部に飲み口を備える。
【0035】この場合、ストロー部の開封部が前記フィ
ルムを破断させ、容器本体内に進入する。このとき、注
出口部に注出口が形成され、包装容器が開封される。し
たがって、前記ストロー部を容器本体内に挿入した状
態、又は前記ストロー部を注出口から引き抜いた状態で
液体食品を飲用することができる。この場合、固定部と
ストロー部との間が密封支持部によって接続され、か
つ、密閉されるので、開封時の衝撃等によって、収容さ
れた液体食品が溢れ出てしまうことがない。また、開封
後において、ストロー部の向きと関係なく、包装容器を
任意の角度に傾けて液体食品を飲用することができる。
したがって、液体食品を容易に飲み切ることができる。
【0036】また、開封後の注出口の周縁において、包
装容器を形成する包材の紙基材が露出することがないの
で、注出口の周縁が劣化することがない。そして、スト
ロー部を注出口から引き抜いた場合、容器本体内と開封
部との間に間隙が形成されるので、包装容器を強く保持
し、包装容器の側壁が変形しても、液体食品がストロー
部の飲み口を介して飛び出すことはない。
【0037】本発明の他の包装容器においては、さら
に、前記密封支持部は前記ストロー部をピボット支持
し、前記開封部は、前記注出口部と対向させて形成さ
れ、ストロー部の容器本体内への押込みに伴って前記フ
ィルムを破断させる。この場合、ストロー部を容器本体
内に押し込むと、前記開封部が前記フィルムを破断さ
せ、容器本体内に進入する。このとき、注出口部に注出
口が形成され、包装容器が開封される。
【0038】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、前記密封支持部は前記ストロー部を揺動自在に支
持し、前記開封部は、ストロー部の容器本体の上面に対
する引起しに伴って前記フィルムを破断させる。この場
合、ストロー部を容器本体の上面に対して引き起こす
と、前記開封部が前記フィルムを破断させ、容器本体内
に進入する。このとき、注出口部に注出口が形成され、
包装容器が開封される。
【0039】本発明の更に他の包装容器においては、さ
らに、前記ストロー部は前記飲み口を開閉するための開
閉手段を備える。この場合、包装容器を開封し、液体食
品を飲用した後に、包装容器を再び封止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における包装容器の
斜視図である。
【図2】従来の包装容器の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における包装容器の
開封治具の第1の状態を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における包装容器の
開封治具の第2の状態を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態における包装容器の
斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるストロー部
の飲み口の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるストロー部
の飲み口の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態におけるストロー部
の飲み口の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるストロー部
の飲み口の断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態における包装容器
の斜視図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態における包装容器
の開封治具の要部断面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態における包装容器
の開封状態を示す図である。
【符号の説明】
11 包装容器 12 上面 15、45、95 開封治具 23、24 フィルム 25 注出口部 26、66 固定部 27、47、57、67 ストロー部 27a 開封部 27b、51、61 飲み口 28、68 キャップ 30 容器本体 32、72 ベローズ 52、62 封止弁 56 注出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)破断容易なフィルムによって形成
    され、該フィルムが破断させられたときに注出口を形成
    する注出口部を備えた容器本体と、(b)該容器本体に
    溶着された開封治具とを有するとともに、(c)該開封
    治具は、前記注出口部の周縁に沿って溶着面が形成され
    た固定部、ストロー部、及び前記固定部とストロー部と
    を密封して接続し、かつ、該ストロー部を支持する密封
    支持部を備え、(d)前記ストロー部は、一方の端部に
    前記フィルムを破断させる開封部を、他方の端部に飲み
    口を備えることを特徴とする包装容器。
  2. 【請求項2】 (a)前記密封支持部は前記ストロー部
    をピボット支持し、(b)前記開封部は、前記注出口部
    と対向させて形成され、ストロー部の容器本体内への押
    込みに伴って前記フィルムを破断させる請求項1に記載
    の包装容器。
  3. 【請求項3】 (a)前記密封支持部は前記ストロー部
    を揺動自在に支持し、(b)前記開封部は、ストロー部
    の容器本体の上面に対する引起しに伴って前記フィルム
    を破断させる請求項1に記載の包装容器。
  4. 【請求項4】 前記ストロー部は前記飲み口を開閉する
    ための開閉手段を備える請求項1に記載の包装容器。
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