JPH0853787A - 金属帯材の洗浄方法 - Google Patents
金属帯材の洗浄方法Info
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- JPH0853787A JPH0853787A JP18713994A JP18713994A JPH0853787A JP H0853787 A JPH0853787 A JP H0853787A JP 18713994 A JP18713994 A JP 18713994A JP 18713994 A JP18713994 A JP 18713994A JP H0853787 A JPH0853787 A JP H0853787A
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23G—CLEANING OR DE-GREASING OF METALLIC MATERIAL BY CHEMICAL METHODS OTHER THAN ELECTROLYSIS
- C23G3/00—Apparatus for cleaning or pickling metallic material
- C23G3/02—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously
- C23G3/023—Apparatus for cleaning or pickling metallic material for cleaning wires, strips, filaments continuously by spraying
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- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】炭化水素系溶剤を用いた金属帯材の洗浄におい
て、安全操業を確保し、洗浄液の損失を減らし、周囲の
環境汚染を防止する。 【構成】洗浄室において難揮発性且つ可燃性の洗浄液で
金属帯材を洗浄し、次いで乾燥室において金属帯材の乾
燥を行う金属帯材の洗浄方法において、洗浄室内に不活
性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧よりも0
mmHgを越えて10mmHg程度高く維持し、さらに
洗浄室と乾燥室との間にシールロールを設けた緩衝室を
設置してこれらの間を可及的に気密に保持する金属帯材
の洗浄方法。
て、安全操業を確保し、洗浄液の損失を減らし、周囲の
環境汚染を防止する。 【構成】洗浄室において難揮発性且つ可燃性の洗浄液で
金属帯材を洗浄し、次いで乾燥室において金属帯材の乾
燥を行う金属帯材の洗浄方法において、洗浄室内に不活
性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧よりも0
mmHgを越えて10mmHg程度高く維持し、さらに
洗浄室と乾燥室との間にシールロールを設けた緩衝室を
設置してこれらの間を可及的に気密に保持する金属帯材
の洗浄方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄鋼あるいは非鉄金属
の圧延された帯板材に付着する油分や異物の脱脂および
洗浄方法に関するものである。
の圧延された帯板材に付着する油分や異物の脱脂および
洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延して得た金属帯材を二次加工したり
或いはそのまま製品化する際には、圧延工程で付着した
油脂類等の汚れを除去する必要がある。こうした金属帯
材を洗浄する方法として、洗浄室と乾燥室が直列して配
置される洗浄装置に金属帯材を連続的に導入して該金属
帯材を洗浄及び乾燥する方法が行われている。即ち、こ
の方法によれば、洗浄室において金属帯材は洗浄液中に
浸漬されるか、または洗浄液噴射ノズルからその両面に
洗浄液が吹き付けられて、表面に付着した油脂類等の汚
れが除去される。また、洗浄された金属帯材は、続いて
該洗浄室と直列して設置される乾燥室に搬入され、この
乾燥室内を走行する間に、その両面に熱風噴射ヘッダー
から熱風が吹き付けられて付着した洗浄液が乾燥され
る。こうした洗浄方法に用いられる洗浄液としては、油
脂類等の溶解力の高さから、トリクロロエタン、パーク
ロルエチレン、メチレンクロライド等の塩素系溶剤やア
ルカリ系洗剤もしくは中性洗剤の水溶液が用いられてい
る。
或いはそのまま製品化する際には、圧延工程で付着した
油脂類等の汚れを除去する必要がある。こうした金属帯
材を洗浄する方法として、洗浄室と乾燥室が直列して配
置される洗浄装置に金属帯材を連続的に導入して該金属
帯材を洗浄及び乾燥する方法が行われている。即ち、こ
の方法によれば、洗浄室において金属帯材は洗浄液中に
浸漬されるか、または洗浄液噴射ノズルからその両面に
洗浄液が吹き付けられて、表面に付着した油脂類等の汚
れが除去される。また、洗浄された金属帯材は、続いて
該洗浄室と直列して設置される乾燥室に搬入され、この
乾燥室内を走行する間に、その両面に熱風噴射ヘッダー
から熱風が吹き付けられて付着した洗浄液が乾燥され
る。こうした洗浄方法に用いられる洗浄液としては、油
脂類等の溶解力の高さから、トリクロロエタン、パーク
ロルエチレン、メチレンクロライド等の塩素系溶剤やア
ルカリ系洗剤もしくは中性洗剤の水溶液が用いられてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のような金属帯材
の洗浄方法において、地球環境保護の面から前記した塩
素系有機溶剤の使用が次第に規制されつつあり、アルカ
リ系洗剤や中性洗剤の使用も大量に発生する排水処理が
問題となっている。そこでこれらに代えてナフテン系、
パラフィン系、芳香族系の炭化水素系溶剤が洗浄液とし
て使用され始めている。炭化水素系溶剤は可燃性である
ため、これを用いて洗浄を行うには、洗浄室内に洗浄液
の噴霧体や蒸気が充満し、これらが放電着火により爆発
する危険性を回避する必要がある。そのため、こうした
洗浄処理では、洗浄室内を不燃化雰囲気に保つために、
通常、該洗浄室内に不活性ガスを導入し、酸素濃度を爆
発限界濃度以下とする策が講じられている。
の洗浄方法において、地球環境保護の面から前記した塩
素系有機溶剤の使用が次第に規制されつつあり、アルカ
リ系洗剤や中性洗剤の使用も大量に発生する排水処理が
問題となっている。そこでこれらに代えてナフテン系、
パラフィン系、芳香族系の炭化水素系溶剤が洗浄液とし
て使用され始めている。炭化水素系溶剤は可燃性である
ため、これを用いて洗浄を行うには、洗浄室内に洗浄液
の噴霧体や蒸気が充満し、これらが放電着火により爆発
する危険性を回避する必要がある。そのため、こうした
洗浄処理では、洗浄室内を不燃化雰囲気に保つために、
通常、該洗浄室内に不活性ガスを導入し、酸素濃度を爆
発限界濃度以下とする策が講じられている。
【0004】しかし、本発明者らがこの方法を追試した
ところ、洗浄室内に隣接する乾燥室から熱風が流入し該
熱風は一般的に清浄空気等が用いられているため、洗浄
室内の酸素濃度が上昇し洗浄室内を不燃化雰囲気に保つ
ことが困難となることがわかった。また、洗浄室内に流
入した熱風は洗浄室内の温度を上昇させて洗浄液の蒸発
量を増大させ、さらには蒸発した洗浄液の蒸気を同伴し
て洗浄室入口から排気されるため、洗浄液の損失量の増
加や周囲の環境汚染の原因となることもわかった。
ところ、洗浄室内に隣接する乾燥室から熱風が流入し該
熱風は一般的に清浄空気等が用いられているため、洗浄
室内の酸素濃度が上昇し洗浄室内を不燃化雰囲気に保つ
ことが困難となることがわかった。また、洗浄室内に流
入した熱風は洗浄室内の温度を上昇させて洗浄液の蒸発
量を増大させ、さらには蒸発した洗浄液の蒸気を同伴し
て洗浄室入口から排気されるため、洗浄液の損失量の増
加や周囲の環境汚染の原因となることもわかった。
【0005】そこで本発明の目的は、炭化水素系溶剤の
ような難揮発性且つ可燃性の洗浄液を用いた金属帯材の
洗浄において、安全操業を確保し、洗浄液の損失を減ら
し、周囲の環境汚染を防止することである。
ような難揮発性且つ可燃性の洗浄液を用いた金属帯材の
洗浄において、安全操業を確保し、洗浄液の損失を減ら
し、周囲の環境汚染を防止することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的の下に難揮発性且つ可燃性の洗浄液を用いて金属帯材
を洗浄する方法について種々検討を加えた結果、洗浄室
内に不活性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧
よりも高く維持し、さらに洗浄室と乾燥室との間を可及
的に気密に保持することによって、上記の目的を達成す
ることに成功し、本発明を提案するに至った。
的の下に難揮発性且つ可燃性の洗浄液を用いて金属帯材
を洗浄する方法について種々検討を加えた結果、洗浄室
内に不活性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧
よりも高く維持し、さらに洗浄室と乾燥室との間を可及
的に気密に保持することによって、上記の目的を達成す
ることに成功し、本発明を提案するに至った。
【0007】即ち、本発明は、洗浄室において難揮発性
且つ可燃性の洗浄液(以下、単に洗浄液ともいう。)で
金属帯材を洗浄し、次いで乾燥室において金属帯材の乾
燥を行う金属帯材の洗浄方法において、洗浄室内に不活
性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧よりも高
く維持し、さらに、洗浄室と乾燥室との間を可及的に気
密に保持することを特徴とする金属帯材の洗浄方法であ
る。
且つ可燃性の洗浄液(以下、単に洗浄液ともいう。)で
金属帯材を洗浄し、次いで乾燥室において金属帯材の乾
燥を行う金属帯材の洗浄方法において、洗浄室内に不活
性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧よりも高
く維持し、さらに、洗浄室と乾燥室との間を可及的に気
密に保持することを特徴とする金属帯材の洗浄方法であ
る。
【0008】本発明において用いられる洗浄液は、難揮
発性且つ可燃性であれば、公知の洗浄液を何ら制限なく
用い得る。本発明の方法では洗浄室及び乾燥室の圧力は
外圧よりも高く維持されるため、洗浄室や乾燥室内の洗
浄液の蒸気圧が高い場合には洗浄液の蒸気が装置外へ漏
洩する。したがって、洗浄液の蒸気の装置外への漏洩を
低く抑えるためには洗浄液の揮発性の程度は、常温での
蒸気圧が50mmHg以下、さらには10mmHg以下
であることが好ましい。因みに本発明で使用される洗浄
液の代表的なものである炭化水素系溶剤の蒸気圧は、常
温では数mmHgであるのに対し、塩素系溶剤のメチレ
ンクロライドでは20℃で約340mmHg、トリクロ
ロエタンで約110mmHgである。
発性且つ可燃性であれば、公知の洗浄液を何ら制限なく
用い得る。本発明の方法では洗浄室及び乾燥室の圧力は
外圧よりも高く維持されるため、洗浄室や乾燥室内の洗
浄液の蒸気圧が高い場合には洗浄液の蒸気が装置外へ漏
洩する。したがって、洗浄液の蒸気の装置外への漏洩を
低く抑えるためには洗浄液の揮発性の程度は、常温での
蒸気圧が50mmHg以下、さらには10mmHg以下
であることが好ましい。因みに本発明で使用される洗浄
液の代表的なものである炭化水素系溶剤の蒸気圧は、常
温では数mmHgであるのに対し、塩素系溶剤のメチレ
ンクロライドでは20℃で約340mmHg、トリクロ
ロエタンで約110mmHgである。
【0009】本発明において好適に用いられる洗浄液を
具体的に例示すると、ケロシン、デカン、ウンデカン、
ドデカン等を挙げることができる。
具体的に例示すると、ケロシン、デカン、ウンデカン、
ドデカン等を挙げることができる。
【0010】洗浄室においては、洗浄液で金属帯材の洗
浄が行われる。金属帯材の洗浄は、通常は、洗浄液中に
金属帯材を浸漬するか、または、金属帯材の上下に設け
たノズルから金属帯材に向けて洗浄液を吹き付けること
によって行われる。洗浄室の温度は、洗浄液の揮発によ
る装置外への漏出および洗浄液の損失を防ぐために、一
般には常温であることが好ましい。
浄が行われる。金属帯材の洗浄は、通常は、洗浄液中に
金属帯材を浸漬するか、または、金属帯材の上下に設け
たノズルから金属帯材に向けて洗浄液を吹き付けること
によって行われる。洗浄室の温度は、洗浄液の揮発によ
る装置外への漏出および洗浄液の損失を防ぐために、一
般には常温であることが好ましい。
【0011】洗浄室において洗浄された金属帯材は、次
いで乾燥室に送られて乾燥される。金属帯材の乾燥は、
通常は熱風を金属帯材に吹き付けることによって行われ
る。
いで乾燥室に送られて乾燥される。金属帯材の乾燥は、
通常は熱風を金属帯材に吹き付けることによって行われ
る。
【0012】本発明においては、洗浄室に不活性ガスを
供給し、且つ洗浄室と乾燥室の圧力を外圧よりも高く維
持する必要がある。塩素系有機溶剤を使用する洗浄方法
においては、洗浄液が易揮発性であるため、機側環境の
維持に重点を置いて装置内を負圧に保つことが提唱され
ている。この方法を可燃性の洗浄液を使用する洗浄方法
に適用すると装置内への空気の侵入により洗浄室を不燃
性雰囲気に維持できないので、操業上極めて危険であ
る。本発明で使用される洗浄液の蒸気圧は塩素系有機溶
剤のそれに比べて格段に低く難揮発性であることから、
装置内を大気圧よりやや高い圧力としても機側環境への
影響はない。
供給し、且つ洗浄室と乾燥室の圧力を外圧よりも高く維
持する必要がある。塩素系有機溶剤を使用する洗浄方法
においては、洗浄液が易揮発性であるため、機側環境の
維持に重点を置いて装置内を負圧に保つことが提唱され
ている。この方法を可燃性の洗浄液を使用する洗浄方法
に適用すると装置内への空気の侵入により洗浄室を不燃
性雰囲気に維持できないので、操業上極めて危険であ
る。本発明で使用される洗浄液の蒸気圧は塩素系有機溶
剤のそれに比べて格段に低く難揮発性であることから、
装置内を大気圧よりやや高い圧力としても機側環境への
影響はない。
【0013】洗浄室と乾燥室の圧力は、外圧(装置外の
圧力)よりもわずかに高く維持するだけで、装置外の雰
囲気が装置内へ流れ込むことによる爆発の危険性を回避
することができる。これら各室の圧力は、一般には0m
mAqを超えて10mmAqの範囲に維持されておれば
良い。さらに洗浄室の圧力を乾燥室の圧力よりも高くす
れば乾燥室内の雰囲気が洗浄室へ流れ込むことを防止す
ることができる。従って、この方法は本発明において好
適な実施態様である。この場合、洗浄室の圧力は、0m
mAqを超えて10mmAqの範囲に、乾燥室の圧力
は、0mmAqを超えて5mmAqの範囲から選ぶこと
が好ましい。
圧力)よりもわずかに高く維持するだけで、装置外の雰
囲気が装置内へ流れ込むことによる爆発の危険性を回避
することができる。これら各室の圧力は、一般には0m
mAqを超えて10mmAqの範囲に維持されておれば
良い。さらに洗浄室の圧力を乾燥室の圧力よりも高くす
れば乾燥室内の雰囲気が洗浄室へ流れ込むことを防止す
ることができる。従って、この方法は本発明において好
適な実施態様である。この場合、洗浄室の圧力は、0m
mAqを超えて10mmAqの範囲に、乾燥室の圧力
は、0mmAqを超えて5mmAqの範囲から選ぶこと
が好ましい。
【0014】洗浄室の圧力を外圧よりも高く維持する方
法は、不活性ガスを洗浄室に供給することによって行わ
れる。洗浄室内は、洗浄液の蒸気が存在するために爆発
限界に達しないようにするために不活性ガスの供給が必
要である。不活性ガスとしては、窒素ガス、ヘリウムガ
ス、アルゴンガス、ネオンガス等が挙げられるが、一般
には窒素ガスが用いられる。
法は、不活性ガスを洗浄室に供給することによって行わ
れる。洗浄室内は、洗浄液の蒸気が存在するために爆発
限界に達しないようにするために不活性ガスの供給が必
要である。不活性ガスとしては、窒素ガス、ヘリウムガ
ス、アルゴンガス、ネオンガス等が挙げられるが、一般
には窒素ガスが用いられる。
【0015】乾燥室の圧力を外圧よりも高く維持する方
法は、乾燥室への熱風吹込ブロワーと乾燥室からの排気
ブロワーをそれぞれ設置し、吹込み風量と排気風量を調
節する方法が好適である。
法は、乾燥室への熱風吹込ブロワーと乾燥室からの排気
ブロワーをそれぞれ設置し、吹込み風量と排気風量を調
節する方法が好適である。
【0016】本発明で使用される洗浄液は難揮発性であ
り、沸点も高く(150〜200℃前後)、熱風のもつ
熱エネルギーだけでは容易に乾燥しない。このため、通
常は吹付け熱風を高速(50〜120m/sec)と
し、熱風のもつ速度エネルギーで金属帯材表面の付着液
を払拭し、微細化することにより蒸発速度を早くして乾
燥させることになる。すなわち、塩素系有機溶剤を使用
する場合に比べ、格段に大きな速度エネルギーを吹付け
熱風に与えることが必要である。このことは、乾燥室内
の気流の乱れが強くなることを意味し、この影響が洗浄
室に及べば室内の不燃化雰囲気が維持できないばかりで
なく、洗浄室からの洗浄液の損失を増加させることにな
る。
り、沸点も高く(150〜200℃前後)、熱風のもつ
熱エネルギーだけでは容易に乾燥しない。このため、通
常は吹付け熱風を高速(50〜120m/sec)と
し、熱風のもつ速度エネルギーで金属帯材表面の付着液
を払拭し、微細化することにより蒸発速度を早くして乾
燥させることになる。すなわち、塩素系有機溶剤を使用
する場合に比べ、格段に大きな速度エネルギーを吹付け
熱風に与えることが必要である。このことは、乾燥室内
の気流の乱れが強くなることを意味し、この影響が洗浄
室に及べば室内の不燃化雰囲気が維持できないばかりで
なく、洗浄室からの洗浄液の損失を増加させることにな
る。
【0017】これを防止するために、洗浄室と乾燥室と
の間を可及的に気密に保持する必要がある。洗浄室と乾
燥室には、連続した金属帯材が走行しているために、こ
れらの間で完全に気密を保持することはできない。した
がって、本発明においては、乾燥室の雰囲気が洗浄室に
流れ込まないように、これら両室の間でできるだけ気密
が保持できればよい。例えば、これらの両室の間に緩衝
室を設け、緩衝室に走行する金属帯材を両側からはさみ
込むシールロールを設けることによって気密に保つ方法
が、本発明において好適に採用できる。この緩衝室によ
り、乾燥室で金属帯材に吹き付けられた熱風の一部が帯
材の表面に沿って洗浄室に流入することを防止し、乾燥
室と洗浄室との間の温度差に起因する対流気流の影響が
洗浄室に波及することを防止できる。
の間を可及的に気密に保持する必要がある。洗浄室と乾
燥室には、連続した金属帯材が走行しているために、こ
れらの間で完全に気密を保持することはできない。した
がって、本発明においては、乾燥室の雰囲気が洗浄室に
流れ込まないように、これら両室の間でできるだけ気密
が保持できればよい。例えば、これらの両室の間に緩衝
室を設け、緩衝室に走行する金属帯材を両側からはさみ
込むシールロールを設けることによって気密に保つ方法
が、本発明において好適に採用できる。この緩衝室によ
り、乾燥室で金属帯材に吹き付けられた熱風の一部が帯
材の表面に沿って洗浄室に流入することを防止し、乾燥
室と洗浄室との間の温度差に起因する対流気流の影響が
洗浄室に波及することを防止できる。
【0018】以下、本発明における洗浄方法で採用され
る代表的なフローを図面に従って説明する。
る代表的なフローを図面に従って説明する。
【0019】図1は、本発明による洗浄方法の代表的な
フローを示す概略図である。ここでは、洗浄液の保有量
を少なくして、危険物取扱い設備としての危険性を軽減
し、油分以外の付着異物の除去効果に優れるスプレー洗
浄方式について説明する。
フローを示す概略図である。ここでは、洗浄液の保有量
を少なくして、危険物取扱い設備としての危険性を軽減
し、油分以外の付着異物の除去効果に優れるスプレー洗
浄方式について説明する。
【0020】走行する金属帯材1は脱脂洗浄室2におい
て付着している油分及び異物を除去され仕上洗浄室3に
入る。脱脂洗浄室2から持ち込まれる微量の油分や極微
小の異物は仕上洗浄室3で洗い流される。仕上洗浄を経
た金属帯材は緩衝室4を通過して乾燥室5に入り熱風に
より乾燥される。洗浄槽は脱脂槽16と仕上洗浄槽21
がカスケードに配置されており、補給洗浄液は送液管2
6を通して仕上洗浄槽21に供給され、溢流して脱脂槽
16に入る。脱脂槽16の油分濃度の上昇を防ぐため、
循環洗浄液の一部は抜き出されて蒸留再生装置41へ送
られる。ここで、油分と除去された異物がスラッジとし
て排除された蒸留液は、仕上洗浄槽21へ送られ、脱脂
洗浄室2から持ち込まれる微量の汚染液を希釈した後、
溢流管25を経て脱脂槽16に流入する。
て付着している油分及び異物を除去され仕上洗浄室3に
入る。脱脂洗浄室2から持ち込まれる微量の油分や極微
小の異物は仕上洗浄室3で洗い流される。仕上洗浄を経
た金属帯材は緩衝室4を通過して乾燥室5に入り熱風に
より乾燥される。洗浄槽は脱脂槽16と仕上洗浄槽21
がカスケードに配置されており、補給洗浄液は送液管2
6を通して仕上洗浄槽21に供給され、溢流して脱脂槽
16に入る。脱脂槽16の油分濃度の上昇を防ぐため、
循環洗浄液の一部は抜き出されて蒸留再生装置41へ送
られる。ここで、油分と除去された異物がスラッジとし
て排除された蒸留液は、仕上洗浄槽21へ送られ、脱脂
洗浄室2から持ち込まれる微量の汚染液を希釈した後、
溢流管25を経て脱脂槽16に流入する。
【0021】脱脂洗浄室2及び仕上洗浄室3には、金属
帯材1の両面が洗浄できるように、それぞれスプレーノ
ズル群6及び7が配置されている。これらのノズル群か
ら洗浄液が噴射されるとき、それぞれの洗浄室内は洗浄
液の噴霧体及び蒸気が生成され、空気と混合して爆発性
の雰囲気を形成する。したがって、これを防止するため
に洗浄室に不活性ガスが導入される。この場合には、窒
素ガス発生装置39で発生させた窒素ガスを導管38に
より洗浄室2及び3に送入している。
帯材1の両面が洗浄できるように、それぞれスプレーノ
ズル群6及び7が配置されている。これらのノズル群か
ら洗浄液が噴射されるとき、それぞれの洗浄室内は洗浄
液の噴霧体及び蒸気が生成され、空気と混合して爆発性
の雰囲気を形成する。したがって、これを防止するため
に洗浄室に不活性ガスが導入される。この場合には、窒
素ガス発生装置39で発生させた窒素ガスを導管38に
より洗浄室2及び3に送入している。
【0022】金属帯材1は、このようにして不燃化され
た洗浄室で洗浄されたあと、緩衝室4を経て乾燥室5に
入る。乾燥室5には金属帯材1の両面に熱風を吹き付け
るためのブローノズル群8が設けられている。ブロー用
の空気は、送気ブロワー28により昇圧され空気加熱器
29により所定の温度まで加温された後、送気ダクト3
0を通してブローノズル群8に供給される。金属帯材1
に吹付けられた熱風は、金属帯材表面に付着している洗
浄液をその速度エネルギーで払拭し、微細化されたもの
を熱エネルギーにより蒸発させ乾燥させる。乾燥作用を
おえた熱風は、乾燥効率をよくするため排気ブロワー3
5によってすみやかに排気される。こうした乾燥工程に
おいては、吹付ける熱風の速度エネルギーと熱エネルギ
ーが乾燥効果を左右する。難揮発性(沸点が高く、蒸気
圧が低い)で粘性のある洗浄液を用いる場合は、特にそ
の速度エネルギーを塩素系溶剤やアルカリ系洗剤、中性
洗剤を使用する場合に比べ格段に大きくしなければなら
ない。その結果として、金属帯材1の表面に衝突した熱
風の一部が洗浄室に流入する量が増加することになるた
め、洗浄室内の不燃化雰囲気が維持できなくなり、安全
運転が継続できない。
た洗浄室で洗浄されたあと、緩衝室4を経て乾燥室5に
入る。乾燥室5には金属帯材1の両面に熱風を吹き付け
るためのブローノズル群8が設けられている。ブロー用
の空気は、送気ブロワー28により昇圧され空気加熱器
29により所定の温度まで加温された後、送気ダクト3
0を通してブローノズル群8に供給される。金属帯材1
に吹付けられた熱風は、金属帯材表面に付着している洗
浄液をその速度エネルギーで払拭し、微細化されたもの
を熱エネルギーにより蒸発させ乾燥させる。乾燥作用を
おえた熱風は、乾燥効率をよくするため排気ブロワー3
5によってすみやかに排気される。こうした乾燥工程に
おいては、吹付ける熱風の速度エネルギーと熱エネルギ
ーが乾燥効果を左右する。難揮発性(沸点が高く、蒸気
圧が低い)で粘性のある洗浄液を用いる場合は、特にそ
の速度エネルギーを塩素系溶剤やアルカリ系洗剤、中性
洗剤を使用する場合に比べ格段に大きくしなければなら
ない。その結果として、金属帯材1の表面に衝突した熱
風の一部が洗浄室に流入する量が増加することになるた
め、洗浄室内の不燃化雰囲気が維持できなくなり、安全
運転が継続できない。
【0023】こうした問題点を解決するため、本発明に
おいては、乾燥室5および洗浄室2及び3の内圧を大気
圧より若干高くして運転する。さらに、洗浄室圧力を乾
燥室圧力よりもやや高くすることが望ましい。このよう
な圧力平衡は、乾燥室5に対しては送気ブロワー吸入ダ
ンパー27と乾燥室排気ダンパー31の調整によって行
われ、洗浄室2及び3に対しては窒素発生装置39によ
る窒素発生量の調整によって達成される。
おいては、乾燥室5および洗浄室2及び3の内圧を大気
圧より若干高くして運転する。さらに、洗浄室圧力を乾
燥室圧力よりもやや高くすることが望ましい。このよう
な圧力平衡は、乾燥室5に対しては送気ブロワー吸入ダ
ンパー27と乾燥室排気ダンパー31の調整によって行
われ、洗浄室2及び3に対しては窒素発生装置39によ
る窒素発生量の調整によって達成される。
【0024】さらに、本発明においては、洗浄室と乾燥
室とが可及的に気密に保持される。その具体的な方法と
して、洗浄室と乾燥室との間に少なくとも一組のシール
ロール11をもつ緩衝室4を設ける。さらに、この緩衝
室4により、乾燥室5からの流入熱風の遮断効果を向上
させるため、隔壁13及び14には、それぞれ邪魔板1
2をシールロールの表面にシールロールの回転に影響が
ない程度に密接して設ける。また、緩衝室4への金属帯
材1の入口には、仕上洗浄室3での付着液の絞りと緩衝
室4のシールを兼用する絞りロール10が設置される。
室とが可及的に気密に保持される。その具体的な方法と
して、洗浄室と乾燥室との間に少なくとも一組のシール
ロール11をもつ緩衝室4を設ける。さらに、この緩衝
室4により、乾燥室5からの流入熱風の遮断効果を向上
させるため、隔壁13及び14には、それぞれ邪魔板1
2をシールロールの表面にシールロールの回転に影響が
ない程度に密接して設ける。また、緩衝室4への金属帯
材1の入口には、仕上洗浄室3での付着液の絞りと緩衝
室4のシールを兼用する絞りロール10が設置される。
【0025】洗浄室の圧力と乾燥室の圧力を大気圧より
高くし、上記に述べた構造の緩衝室を洗浄室と乾燥室の
間に介在させることによって、不活性ガスの送入によっ
て得られた洗浄室の不燃性の雰囲気は、洗浄室周囲から
の漏れ込み空気や乾燥室からの流入熱風及び洗浄室と乾
燥室間の温度差にもとづく対流から遮断され、爆発限界
酸素濃度以下に維持されるため、安全な運転を継続する
ことができる。
高くし、上記に述べた構造の緩衝室を洗浄室と乾燥室の
間に介在させることによって、不活性ガスの送入によっ
て得られた洗浄室の不燃性の雰囲気は、洗浄室周囲から
の漏れ込み空気や乾燥室からの流入熱風及び洗浄室と乾
燥室間の温度差にもとづく対流から遮断され、爆発限界
酸素濃度以下に維持されるため、安全な運転を継続する
ことができる。
【0026】洗浄室に送入された窒素ガスは洗浄室入口
排気管32より、また、乾燥室からの流出熱風は乾燥室
出口排気管33より排気ブロワー35によって排気され
る。
排気管32より、また、乾燥室からの流出熱風は乾燥室
出口排気管33より排気ブロワー35によって排気され
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、洗浄室の不燃性雰囲気
が維持されるので、安全な洗浄処理運転を継続できる。
また、乾燥室から洗浄室への流入熱風を遮断することに
より、洗浄室における過剰の洗浄液の蒸発発生を防止
し、洗浄液が洗浄室の外へ余分に持ち出されることを防
ぐことができるため、洗浄液の消費量を低減できる。さ
らに本発明によれば、乾燥室における高速ブローが可能
なため、乾燥効果が高く乾燥に必要なスペースを節約で
きる。また、緩衝室を複数設置すれば金属帯材の高速洗
浄処理が可能となる。
が維持されるので、安全な洗浄処理運転を継続できる。
また、乾燥室から洗浄室への流入熱風を遮断することに
より、洗浄室における過剰の洗浄液の蒸発発生を防止
し、洗浄液が洗浄室の外へ余分に持ち出されることを防
ぐことができるため、洗浄液の消費量を低減できる。さ
らに本発明によれば、乾燥室における高速ブローが可能
なため、乾燥効果が高く乾燥に必要なスペースを節約で
きる。また、緩衝室を複数設置すれば金属帯材の高速洗
浄処理が可能となる。
【0028】
【実施例】以下に本発明を具体的に説明するために、実
施例を示すが、本発明はこれら実施例に制限されるもの
ではない。
施例を示すが、本発明はこれら実施例に制限されるもの
ではない。
【0029】実施例1 図1に示した洗浄装置を用いて巾200mm×厚0.0
5mmの銅合金圧延帯材の洗浄を行った。洗浄条件は下
記の通りとした。
5mmの銅合金圧延帯材の洗浄を行った。洗浄条件は下
記の通りとした。
【0030】 ・銅合金圧延帯材の走行速度:60m/min ・洗浄液:炭化水素系溶剤(常温での蒸気圧:数mmH
g) ・洗浄液温:30℃ ・洗浄液のスプレー圧力:1.0kg/cm2 ・スプレー流量:50l/min ・乾燥用熱風温度:70℃ ・熱風噴射速度:80m/sec ・窒素ガス送入量:120l/min ・窒素ガス濃度:97% ・乾燥室長さ:1,000mm ・洗浄室長さ:1,500mm 洗浄室圧力を2mmAq、乾燥室圧力を1.5mmAq
に維持したとき、洗浄室酸素濃度は窒素ガス送入開始後
18分で10%となり、洗浄液の蒸気と酸素の組成を爆
発限界からはずすことができた。また、洗浄装置外への
洗浄液の漏洩はほとんどなかった。
g) ・洗浄液温:30℃ ・洗浄液のスプレー圧力:1.0kg/cm2 ・スプレー流量:50l/min ・乾燥用熱風温度:70℃ ・熱風噴射速度:80m/sec ・窒素ガス送入量:120l/min ・窒素ガス濃度:97% ・乾燥室長さ:1,000mm ・洗浄室長さ:1,500mm 洗浄室圧力を2mmAq、乾燥室圧力を1.5mmAq
に維持したとき、洗浄室酸素濃度は窒素ガス送入開始後
18分で10%となり、洗浄液の蒸気と酸素の組成を爆
発限界からはずすことができた。また、洗浄装置外への
洗浄液の漏洩はほとんどなかった。
【0031】比較として洗浄室圧力を−(2〜3)mm
Aq、乾燥室圧力を−5mmAqとした場合、洗浄室内
の酸素濃度は20%以下にはできなかった。
Aq、乾燥室圧力を−5mmAqとした場合、洗浄室内
の酸素濃度は20%以下にはできなかった。
【図1】図1は、本発明の洗浄方法の代表的なフローを
示す概略図である。
示す概略図である。
1 金属帯材 2 脱脂洗浄室 3 仕上洗浄室 4 緩衝室 5 乾燥室 16 脱脂槽 21 仕上洗浄槽 28 送気ブロワー 35 排気ブロワー 39 窒素発生装置
Claims (1)
- 【請求項1】洗浄室において難揮発性且つ可燃性の洗浄
液で金属帯材を洗浄し、次いで乾燥室において金属帯材
の乾燥を行う金属帯材の洗浄方法において、洗浄室内に
不活性ガスを供給し、洗浄室と乾燥室の圧力を外圧より
も高く維持し、さらに洗浄室と乾燥室との間を可及的に
気密に保持することを特徴とする金属帯材の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18713994A JP3335006B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 金属帯材の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18713994A JP3335006B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 金属帯材の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0853787A true JPH0853787A (ja) | 1996-02-27 |
JP3335006B2 JP3335006B2 (ja) | 2002-10-15 |
Family
ID=16200812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18713994A Expired - Fee Related JP3335006B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 金属帯材の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3335006B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101914778A (zh) * | 2010-08-11 | 2010-12-15 | 昆明理工大学 | 一种对冷轧酸洗工艺介质加热的微波加热装置 |
CN101935845A (zh) * | 2010-08-19 | 2011-01-05 | 昆明理工大学 | 一种用微波加热器加热钛带清洗酸液的方法 |
JP5223091B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2013-06-26 | 高橋金属株式会社 | 水系洗浄液を用いる洗浄装置 |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP18713994A patent/JP3335006B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5223091B2 (ja) * | 2006-03-20 | 2013-06-26 | 高橋金属株式会社 | 水系洗浄液を用いる洗浄装置 |
CN101914778A (zh) * | 2010-08-11 | 2010-12-15 | 昆明理工大学 | 一种对冷轧酸洗工艺介质加热的微波加热装置 |
CN101935845A (zh) * | 2010-08-19 | 2011-01-05 | 昆明理工大学 | 一种用微波加热器加热钛带清洗酸液的方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3335006B2 (ja) | 2002-10-15 |
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