JPH0853378A - ペルフルオロアルキルヨウ化物をオレフィン化合物と反応させる方法 - Google Patents

ペルフルオロアルキルヨウ化物をオレフィン化合物と反応させる方法

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JPH0853378A
JPH0853378A JP7166079A JP16607995A JPH0853378A JP H0853378 A JPH0853378 A JP H0853378A JP 7166079 A JP7166079 A JP 7166079A JP 16607995 A JP16607995 A JP 16607995A JP H0853378 A JPH0853378 A JP H0853378A
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Abstract

(57)【要約】 オレフィン化合物へのペルフルオロオアルキルヨージド
のフリー・ラジカル付加反応を、アゾ系開始剤またはペ
ルオキシ開始剤、および硫酸塩、亜硫酸水素塩、メタ亜
硫酸水素塩、および亜ジチオン酸塩からなる群より選択
された水溶性塩の水性溶液の存在下において実施するこ
とを特徴とする、ペルフルオロアルキルヨージドとオレ
フィン化合物とを反応させる方法を提供する。生成物が
高収率、高純度で得られる。この生成物は、紙、繊維製
品、金属、木材などに用いられる撥油剤剤および撥水剤
の製造に有用であり、また含フッ素界面活性剤の前駆体
としても有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、ペルフルオロアルキルヨウ化物
とオレフィン化合物との反応方法の改良に関する。
【0002】オレフィン基に対するペルフルオロアルキ
ルヨ−ジド(RF-I)のフリー・ラジカル・チェイン付
加は以前から公知である。アゾ系開始剤によって開始さ
れるアリル化合物へのフリー・ラジカル付加は、たとえ
ば米国特許第3083224号、第3145222号、
第3257407号の各明細書に記載されている。しか
しながら、その収率は低い。アミンまたはアミン塩を使
用して、または銅イオンを使用して(フランス国特許第
2103459号明細書)この方法を改良することが試
みられている。しかし、それによる収率の実質的な向上
はみられない。米国特許第4387254号明細書に
は、5モル過剰のアリルアルコール、触媒としての第一
水銀ヨウ化物または第二水銀ヨウ化物および溶剤として
のジメチルホルムアミドを使用して、付加物へRF-Iを
100%転換することに成功したことが記載されてい
る。しかしながら、この方法は環境保全の理由から受け
入れられていない。
【0003】欧州特許願第A−0483166号明細書
には、RF-I/アリルアルコール付加物の高収率の合成
法が記載されている。この方法においては、水、塩基性
化合物、金属酸化物、銀化合物またはエポキシ化合物の
存在下において、開始剤としてアゾ−ビス−イソブチロ
ニトリル(AIBN)1重量%を使用して、反応が行な
われる。使用される水の量は、RF-Iの量の0.1乃至
5倍、好ましくは等重量を上回らない量である。しかし
なが、この方法を、不飽和大分子、特に1個以上のアリ
ル基を含有するアルコールおよびジオールへのRF-Iの
付加に使用した場合には、収率は低く、かつ反応速度が
遅すぎるので実用的ではない。
【0004】塩基で処理してRF-Iオレフィン付加物か
らHIを除去すると、RF-置換基アルキレンが生成され
る。この生成物は、それ自体としてまた中間物として、
繊維製品、紙、皮革、木材、石細工、ガラス、金属など
の各種の基質のための撥油および撥水加工に使用するこ
とができる。
【0005】今回、オレフィン不飽和化合物へのペルフ
ルオロアルキルヨージド(RF-I)のフリー・ラジカル
付加を、アゾ系開始剤またはペルオキシ開始剤、および
硫酸塩、亜硫酸水素塩、メタ亜硫酸水素塩、亜ジチオン
酸塩からなる群より選択された水溶性塩の水溶液存在下
において実施した場合には、必要な開始剤の量を少なく
とも50%削減することが可能であり、しかも同時に反
応速度、所望付加生成物の収率および純度が実質的に向
上されることが発見された。この改良は、アリルアルコ
ールおよび1個よりも多くのオレフィン基を有する化合
物、あるいはまた従来技術の反応条件を使用した場合に
は反応が遅い他の化合物にRF-Iを付加する場合に特に
真実である。高性能の撥油性紙サイズ剤および繊維加工
剤を製造するためには、ビス−オレフィンへのRF-Iの
付加が実質的に定量的であることが重要である。なぜな
らば、モノ付加物はイオン紙サイズ剤としてもポリウレ
タンのためのビルディングブロック(buiding block)と
しても良く機能しないからである。本発明の方法は、オ
レフィン化合物へのペルフルオロアルキルヨージドのフ
リー・ラジカル付加反応を、アゾ系開始剤またはペルオ
キシ開始剤、ならびに硫酸塩、亜硫酸水素塩、メタ亜硫
酸水素塩、亜ジチオン酸塩からなる群より選択された水
溶性塩の水性溶液の存在下において実施することを特徴
とする。
【0006】本明細書において記号RF は式Cn2n+1
(ここにおいて、nは4乃至20、好ましくは6乃至1
4の整数である)のペルフルオロアルキル基を意味す
る。反応試薬RF-Iは純化合物でもありうるが、典型的
には異なるRF 鎖長を有する複数の同族体の混合物であ
る。このような化合物はそれ自体公知であり、そして公
知方法によって製造することができる。水溶性塩は亜硫
酸塩、亜硫酸水素塩、メタ亜硫酸水素塩または亜ジチオ
ン酸塩のクラスのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩
であり、そしてRF-Iを基準にして0.01乃至30モ
ルパーセント、好ましくは0.5乃至5モルパーセント
の量で使用される。好ましくは、陽イオンはナトリウム
またはカリウムであり、そして陰イオンは亜硫酸塩また
は亜硫酸水素塩である。
【0007】本発明を実施するに際して有用なオレフィ
ン化合物は、1個またはそれ以上のオレフィン基、特に
末端オレフィン基を含有している。このオレフィン化合
物は、好ましくは、1個または1個以上の互いに同種ま
たは異種でありうる官能基によって置換されている。た
とえば、ヒドロキシル、カルボキシル、置換されていな
いアミノ、またはC1-C5 アルキルによってモノ置換ま
たはジ置換されたアミノ、ヒドロキシ−またはカルボキ
シ−置換C1-C5 アルキル、アミド、C1-C4アルキル
−置換アミドまたは無水基によって置換されている。さ
らに、このオレフィン化合物は、付加的にエーテル、ス
ルフィド、スルホン、エステル、アミド、第三アミノ基
の如き1個またはそれ以上のヘテロ原子含有基を含有す
ることもできる。このような化合物はそれ自体公知であ
り、一般に市場において入手可能である。
【0008】本発明を実施するために有用な代表的オレ
フィン化合物の例は、1−ペンテン、シクロペンタジエ
ン、ノルボルネンのごとき炭化水素を包含する。不飽和
アルコールの代表例は以下のものである:アリルアルコ
ール、メタリルアルコールクロチルアルコール、3−メ
チル−3−ブテン−1−オール、1−ブテン−3−オー
ル、3−ブテン−1−オール、1、4−ブテンジオー
ル、下記のごときω−不飽和アルケノール、ドデカン−
1−オール−11,12−エン、デカン−1−オール−
9,10−エン、トリメチロールプロパンジアリルエー
テル、ペンタエリトリトールモノ−、ジ−およびトリ−
アリルエーテル、下記式の化合物の化合物
【化5】 (式中、n=14である)、
【化6】 (式中、R2はC1-C5 アルキル、またはヒドロキ置換ま
たはカルボキシ置換C1-C5 アルキルである)、
【化7】 アリルグリシジルエーテルのオリゴマー、およびアリル
グリシジルエーテルと、アルコール、アミン、メルカプ
タン(アミノ酸、アミノアルコール、メルカプト酸、メ
ルカプトアルコールを含む)から選択された活性水素化
合物との付加物。
【0008】適当な不飽和酸の例は以下のものである:
【化8】
【0009】また、200乃至5000の分子量を有す
る1、4−および1、2−ポリブタジエンのごときポリ
不飽和化合物、特にヒドロキシル基またはカルボキシル
基を末端に有する化合物のRF-I付加生成物も重要であ
る。
【0010】さらに、モノ不飽和酸、無水物およびアル
コール、たとえば、下記のごときω−アルキレン酸およ
びアルコールのRF-I付加生成物も重要である。10−
ウンデセン酸および10−ウンデセン−1−オール、ノ
ルボルネン誘導体、たとえばノルボネン−およびメチル
−ノルボルネン−ジカルボン酸および対応する無水物、
アリルコハク酸およびその無水物、イタコン酸およびそ
の無水物、ビニル誘導体、たとえばヒドロキシブチルビ
ニルエーテル、およびアリルグリシジルエーテル。
【0011】上記化合物のRF-I付加物から塩基を使用
してHIを脱離すると、直接的に、または硫酸エステル
またはリン酸エステルへ変換した後に、撥油性および撥
水性の紙サイズ剤として有用な生成物が得られる。この
用途に特に有用な生成物は、下記のものである11−R
F −10−ウンデシレン酸、11−RF −10−ウンデ
シレニルスルファート、モノ−およびジ−11−RF
10−ウンデシレニルホスファート、3−RF −2−プ
ロペニルコハク酸、3−RF −2−イタコン酸。本発明
において好ましく使用されるオレフィン化合物は以下の
ものである:アリルアルコール、ペンタエリトリトール
ジ−およびトリ−アリルエーテル、トリメチロールプロ
パンジアリルエーテル、グリセロール−1、3−ジアリ
ルエーテル、アリルグリシジルエーテル、アリルグリシ
ジルエーテルのオリゴマー、アリルグリシジルエーテル
とアミノ酸、アミノアルコール、メルカプト酸、メルカ
プトアルコールとの付加物、および10−ウンデセン
酸、10−ウンデセン−1−オール。
【0012】ペルフルオロアルキルヨージドとオレフィ
ンとの反応は、約50乃至120℃、好ましくは50乃
至90℃の温度において、フリー・ラジカル発生開始剤
の存在下において行なわれる。過酸化物またはビスアゾ
化合物のごとき普通の、上記温度範囲において実用的な
分解速度を有する任意の開始剤を使用することができ
る。適当な過酸化物の例は、過酸化ゾイル、過酸化ラウ
ロイル、tert−ブチルペルオクトエート、ジ−te
rt−ブチルペルオキシドである。好ましい開始剤はア
ゾ化合物である。好ましいアゾ化合物の例は、アゾビス
(イソブチロニトリル)、アゾビス(イソヴァレロニト
リル)、アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)な
どである。開始剤の量は、反応条件および不飽和反応体
の種類によって変わるが、RF-Iの0.01乃至3モル
パーセントでありうる。好ましい開始剤の濃度は、0.
5乃至2モルパーセントである。
【0013】本付加反応は、バルクで、あるいは適当な
有機溶剤の存在下において、行なうことができる。溶剤
は両反応体に対して不活性であり、必要な場合には真空
蒸留を含む蒸留によって回収できるだけの十分な揮発性
を有するものである。適当な有機溶剤の例は、アルコー
ル、ケトン、エステル、アミド、炭化水素およびこれら
の混合物である。適当な有機溶剤を例示すれば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、ア
セトン、メチルエチルケトン、メチルプロピルケトン、
イソプロピルアセテート、N−メチルピロリドン、トル
エン、キシレンである。亜硫酸塩または亜ジチオン酸塩
は水性溶液として添加され、そして分離相を形成する。
良好な混合を達成するために、強力な撹拌が必要であ
る。水溶性塩の水性溶液の、ペルフルオロアルキルヨー
ジド、オレフィン化合物および場合によっては使用され
る有機溶剤を含有する非水性相に対する重量比は、0.
05乃至10、好ましくは0.1乃至0.5の範囲であ
りうる。この比の範囲内において、水の量は臨界的なも
のではないが、好ましくは当該塩を溶解するのに十分な
量である。発熱を制御するために、多くの場合には、一
方の反応体、好ましくはオレフィン化合物を数時間にわ
たって連続的に添加するのが有利である。
【0014】亜硫酸塩またはチオン酸塩は、遊離ヨウ素
を減少させることによって反応をスピードアップさせる
ばかりでなく、アリルアルコールのような水溶性反応体
を塩析するためにも役立つ。この後者の効果は、通常の
非反応性水溶性塩たとえば塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、硫酸ナトリウムまたは硫酸カリウムを反応混合物に
添加することによっても達成することができる。以下、
本発明の方法を実施例によってさらに詳細に説明する。
なお、これらの実施例は本発明を限定するものではな
い。
【0015】実施例16/C8/C10/ C12/ C14/ C16が32/31/19/
10/4.7/2重量%のRF 鎖長分布を有するペルフ
ルオロアルキルヨージド(RF-I)(Telomer-A, デュ
ポン社製品)1000g(1.794モル)を、撹拌
器、凝縮器およびN2導入管を具備した2リットル容のフ
ラスコに入れ、そして窒素ブランケット下において、撹
拌しながら75℃に加熱する。このあと、水333.3
gを、激しく撹拌しながら、メタ亜硫酸水素ナトリウム
(Na2S2O5 )106g(0.56モル)と一緒に添加す
る。混合物が無色になった後、アリルアルコールの15
5.7g(2.68モル)を添加し、続いて2、2’−
アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(VAZO-67,WAKO
Chem.Co.)10.4g(0.054モル)を添加する。
ただちに25℃の発熱が観察される。この混合物の温度
を75℃に冷却して戻し、この温度に3時間保持する。
30分ごとにサンプルを採取して、RF-Iの転化をガス
クロマトグラフィーにより分析監視する。30分後に
は、生成物への転化は実質的に100%となる。このあ
と、メチルプロピルケトンの220gを添加する。混合
物が分離するので、その上側の水層を吸い出す。残った
生成物層を90℃において脱イオン水400gを使用し
て洗い、残留溶剤を真空蒸留によって除去する。本生成
物は溶融物として単離する。
【0016】実施例2 実施例1の操作をくり返した。ただし、Na2S2O5 を使用
しなかった。発熱は観察されなかった。RF-Iの添加率
は30分後は21%、1時間後は67%であり、そして
3時間後にやっと100%に達した。
【0017】実施例3 3−ペルフルオロアルキル−2−ヨードプロパノールの
別の製造方法 凝縮器、温度計、撹拌器および窒素ガス導入管を具備し
た1リットル容の丸底フラスコに、同族体の分布がC6
1.7%,C8 49.8%,C1033.5%,C12
1.1%,C143.1%,C160.69%,C180.1
6%であるペルフルオロアルキルヨージド(RF-I)
(Telomer-AN, デュポン社)606.0g(1.0モ
ル)、H2O 22.6g(1.26モル)およびメタ亜硫
酸水素ナトリウム14.8g(Na2S2O5、0.078モ
ル)を入れる。この混合物を、攪拌しながら油浴上で8
0℃に加熱する。2、2’−アゾビス(2−メチルブチ
ロニトリル)(VAZO-67, WAKOChem.Co.)2.88g
(0.0154モル)を添加した後、アリルアルコール
の112.8g(1.16モル)を60%水溶液として
マスターフレックスポンプを使用し、32.3g/時の
流速で210分間にわたって連続添加する。反応混合物
にわずかな温度上昇が観察される。生成物の生成を、ガ
スクロマトグラフィーによって、RF-I濃度の低下を監
視することにより追跡する。RF-Iの堆積はほとんど見
られない、すなわち、アリルアルコールは添加すると即
座に反応する。210分後に、アリルアルコール水溶液
の添加速度を102g/時まで上げ、以後2時間この流
速を保持する。反応に使用されたアリルアルコール溶液
の総量は318gである。これは1.0:3.28のR
F-I対アリルアルコールのモル比に相当する。使用した
水の総量は、RF-Iを基準にして31.5%である。R
F-ヨードヒドリン生成物は、過剰のアリルアルコールに
溶解した溶液として得られる。過剰のアリルアルコール
を真空蒸留によって除去し、生成物を濾別し、脱イオン
水でゆすぎ、50℃において真空乾燥する。98%の収
率で暗黄色ワックス状固体を得る。RF-Iの転化率は1
00%である。
【0018】実施例4 実施例3の操作を繰り返した。ただし、メタ亜硫酸水素
ナトリウム(Na2S2O5)を使用しなかった。アリルアル
コールの添加が終了した時、RF-Iの転化はわずか88
%であり、80℃においてさらに4時間経過後でも92
%にすぎなかった。
【0019】実施例5 実施例3の操作を、下記の変更を加えてくり返した。当
初の水の量を45.2gに変更した。VAZO-67 の使用量
を5.0gに変更した。アリルアルコール(100%)
63.9g(1.1モル)を、21.3g/時の速度で
一様的に添加した。使用された水の総量は、RF-Iを基
準にして7.5%であった。5時間の反応時間後のRF-
Iの転化率は99%であった。
【0020】実施例6 実施例5の操作をくり返した。ただし、メタ亜硫酸水素
ナトリウム(Na2S2O5)を使用しなかった。操作を同様
に実施した後のRF-Iの転化はわずかに83.3%であ
った。
【0021】実施例7 実施例5の操作を下記の変更を加えてくり返した。RF-
I(Telomer-AN, デュポン社) 606g(1.0モ
ル)、水 45.2g,Na2S2O5 14.8g(0.
078モル)、2、2’−アゾビス(2、4−ジメチル
ペンタンニトリル(VAZO-52)5.0g(0.02モ
ル)、アリルアルコール 63.9g(1.1モル)を
使用。反応5時間後のRF-Iの転化率は、97.2%で
あった。
【0022】実施例8 実施例7の操作をくり返した。ただし、メタ亜硫酸水素
ナトリウム(Na2S2O5)を使用しなかった。操作を同様
に実施した後のRF-Iの転化は、わずか54%であっ
た。
【0023】実施例96/C8/C10/ C12/ C14/ C16が32/31/19/
10/4.7/2重量%のRF 鎖長分布を有するRF-I
(Telomer-A, デュポン社)15g(0.0271モ
ル),メタ亜硫酸水素ナトリウム1.54g(0.00
51モル)および蒸留水4.95gを、磁気撹拌器とゴ
ム隔膜とを具備した4オンス容のびんに入れる。この混
合物を70℃に加熱する。色が紫色から無色に変わる。
このあと、この混合物に、トリメチロールプロパンジア
リルエーテルの6.09g(0.0284モル)を、
2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(VA
ZO-67)0.156g(0.0005モル)と一緒に添
加する。混合物を窒素でパージし、密封し、そして70
℃の一定温度にセットされた加熱浴中に置く。ガスクロ
マトグラフィーを用いてRF-Iの消失と生成物の出現と
を追跡することによって、反応の進行を監視する。5時
間後の残留RF-Iの量は0.4%であった。生成物は、
70℃において、透明ゲル状混合物であった。
【0024】実施例10−12 実施例9記載の操作法にしたがって、メタ亜硫酸水素ナ
トリウムの代わりに、亜硫酸ナトリウム、亜ジチオン酸
塩または水のみ(対照)を使用して、同じ反応を実施し
た。次表は1時間ごとのRF-Iの転化率を示す。実施例番号 添加剤 下記時間後のRF-I転化率% 1時間 2時間 3時間 9 メタ亜硫酸水素ナトリウム 89 98 99 10 亜硫酸ナトリウム 98 100 100 11 亜ジチオン酸ナトリウム 97 98 100 12 水のみ 49 85 89
【0025】実施例13 撹拌器、凝縮器、ガス導入管および温度計を具備した1
00ml容の三ツ口丸底フラスコに、RF 鎖分布がC6
1.7%,C8 49.8%,C1033.5%,C12
1.1%,C143.1%,C160.69%,C180.1
6%であるRF-I(Telomer-AN,デュポン社)45.74
g(0.0753モル)、蒸留水23.23および10
−ウンデシレン酸15.27g(0.0829モル)を
入れる。この混合物を撹拌し、窒素1gとドライアイス
の1gとを散布し、次に80℃に加熱する。このあと
2、2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)(VAZ
O-67) 0.0239g(0.13ミリモル)を添加し、
3時間後にVAZO-67 の0.0261gを追加し、さらに
7時間後にVAZO-67 の0.0331gを添加する。反応
の進行を、ガスクロマトグラフィーによるRF-Iの消失
を観察することによって監視する。
【0026】実施例14 5モル%のメタ亜硫酸水素ナトリウムの存在下におい
て、RF ヨージドの47.25g(0.0781モ
ル)、メタ亜硫酸水素ナトリウム0.75g(0.00
4モル),蒸留水24.03gおよび10−ウンデシレ
ン酸15.79g(0.0857モル)を使用して実施
例13をくり返した。RF-I対10−ウンデシレン酸の
モル比は1/1.1である。初期のVAZO-67 添加量は
0.0258g(0.13ミリモル)であった。3時間
後にVAZO-67 の0.027gを追加し、さらに7時間後
にVAZO-67 の0.0381gを添加した。この実施例と
その前の実施例の反応進行度を下に示す。 F-I転化率: 4時間後 9時間後 実施例13 60.5 78.4 実施例14 67.6 94.8
【0027】実施例15 1−プロパノール、3−(ペルフルオロC6-18アルキル
−2−プロペニル)オキシ)−2、2−ビス−(( ペル
フルオロC6-18アルキル−2−プロペニル)オキシ)メ
チル)の合成 2000ml容量のガラス反応器に、RF 鎖長分布がC6
1.7%,C8 49.8%,C1033.5%,C12
1.1%,C143.1%,C160.69%,C180.1
6%であるペルフルオロアルキルヨージド(Telomer-A
N, デュポン社)1394g(2.32モル);ジ−ア
リル15重量%、トリ−アリル75%、テトラ−アリル
エーテル10%を含有しているペンタエリトリトールの
トリアリルエーテル(NEOALLYL T-30, DAISO Co.,Ltd
製品)200g(0.78モル);アゾビス(イソブチ
ロニトリル(AIBN)2.7g(0.014モル);
亜硫酸水素ナトリウムの1.2g(0.116モル)、
脱イオン水538gおよび50%NaOH311g(3.8
9モル)を入れる。この反応混合物の温度を85℃に上
げ、そして強力に撹拌する。6時間後にAIBNの1.
8g(0.009モル)の第2の添加を行う。18時間
後に反応が完了するので、その上の水層を除去する。最
初に、反応混合物を85℃の脱イオン水269gで、次
に5%HCl の107.6gで洗い、最後にまた85℃
の脱イオン水269gで洗う。生成物は、ヘット状の黄
色乃至白色の固体、融点72乃至80℃、として得られ
る。収量は1249g(理論値の95%)。この生成物
1HNMRスペクトルの積分から測定してトランス異
性体を73%含有する。このトランス異性体の 1HNM
Rは、1−プロパノール、3−((4、4、5、5、6、6、7、7、8、8、
9、9、10、10、11、11、11- ヘプタデカフルオロ−2−ウンデ
セニル)オキシ)−2、2−ビス(((4、4、5、5、6、6、7、7、
8、8、9、9、10、10、11、11、11-ヘプタデカフルオロ−2−ウ
ンデセニル)オキシ)メチル)から得られたものと一致
する。1HNMR,シス異性体(500MHz,CDC
3) d6.22(bm、 3H,-CF2CH=CH-),5.62(dt, 3H, -CF2CHa
=CH bCH2c-, Ja,b=13.7HzおよびJa,C=15.4Hz),4.28(bs,6
H,-CF2CH=CH 2O-), 3.72(s,2H,-CH 2OH), 3.53(s, 6H,-OC
H 2C-) 。
【0028】実施例16 実施例1の操作をくり返した。ただし、今回はフリー・
ラジカル開始剤VAZO−67は使用しなかった。反応の進行
を、ガスクロマトグラフィーによって監視した。未反応
のペルフルオロアルキルヨージド(RF-I)を、外部標
準技術を使用して定量した。結果は次のとおりであっ
た: 30分後のRF-I消費、 14.95モル%, 60分後のRF-I消費、 59.71モル%, 90分後のRF-I消費、 82.90モル%, 21時間後のRF-I消費、わずか93.52モル%。
【0029】実施例17 300ml容量の三ツ口丸底フラスコに、C6/C8/C10/
12/ C14/ C16が2.3 /48.7/31.4/12.4/3.9 /1.
0 /0.3 /0.1 重量%のRF 鎖長分布を有するRF-I
(Telomer-AN, デュポン社)100g(0.166モ
ル)を,Na2S2O5 1.71g(0.0090モル)、脱
イオン水18.6gおよびプロパノールの9.6gと一
緒に入れた。この混合物を撹拌しながら80℃に加熱す
る。80℃においてVAZO-67 の0.69g(0.003
6モル)を添加し、続いてトリメチルプロパンジアリル
エーテルの19.1g(0.09モル)を添加した。こ
の反応混合物の温度を80℃に一定に保持した。反応の
進行をガスクロマトグラフィーによって監視した。未反
応ペルフルオロアルキルヨージド(RF-I)を外部標準
技術を使用して定量した。結果は次のとおりであった: 30分後のRF-I消費、 99.0モル%, 60分後のRF-I消費、 99.1モル%, 240分後のRF-I消費、99.1モル%。
【0030】実施例18 実施例17の操作をくり返した。ただし、フリー・ラジ
カル開始剤VAZO−67は使用しなかった。反応の進行をガ
スクロマトグラフィーによって監視した。未反応のペル
フルオロアルキルヨージド(RF-I)を外部標準技術を
使用して定量した。結果は次のとおりであった: 30分後のRF-I消費、 46.8モル%, 60分後のRF-I消費、 63.6モル%, 120分後のRF-I消費、89.0モル%, 180分後のRF-I消費、91.9モル%, 240分後のRF-I消費、わずか92.7モル%。 上記結果から、オレフィンにペルフルオロアルキルヨー
ジドを付加する場合に高い転化率が得られるのは本発明
の方法の場合だけであることが明らかである。たとえば
Journal of Fluorine Chemistry , 58, 1992. pp 1-8,
のHaung の論文の教示にしたがって得られるような<9
8%の低い転化率では、未反応のペルフルオロアルキル
ヨージドを除去するために面倒で望ましくない蒸留が必
要となるであろう。本発明によれば、高い転化率が達成
されるばかりでなく、さらにフリー・ラジカル開始剤VA
ZO-67 および亜硫酸塩の使用量もわずかな触媒量です
む。したがって、本発明の方法は、Haung の教示による
方法よりもはるかに流出廃棄物の産出が少ない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 323/14 7419−4H C07F 13/00 9155−4H (72)発明者 ロバート アラン フォーク アメリカ合衆国,10956 ニューヨーク, ニュー シティ,グレンサイド ドライヴ 35 (72)発明者 ユルク ハーゼ スイス国,リーヘン 4125,ベッティンガ ーストラーセ 265

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペルフルオロアルキルヨ−ジドをオレフ
    ィン化合物と反応させる方法において、オレフィン化合
    物へのペルフルオロアルキルヨージドのフリー・ラジカ
    ル付加反応を、アゾ系開始剤またはペルオキシ開始剤、
    および硫酸塩、亜硫酸水素塩、メタ亜硫酸水素塩および
    亜ジチオン酸塩からなる群より選択された水溶性塩の水
    性溶液の存在下において実施することを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 ペルフルオロアルキル基が、式Cn
    2n+1(ここにおいて、nは4乃至20の整数である)の
    同族体系列の1員またはそれ以上のメンバーである請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該水溶性塩が亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、
    メタ亜硫酸水素塩または亜ジチオン酸塩のクラスのアル
    カリ金属塩またはアンモニウム塩である請求項1または
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 該水溶性塩が、ペルフルオロアルキルヨ
    ージドを基準にして0.01乃至30モルパーセントの
    量で使用される請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 該オレフィン化合物が1つの末端オレフ
    ィン基を有している請求項1乃至4のいずれかに記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 該オレフィン化合物が、置換されていな
    いか、または1つまたは1つ以上の互いに同種または異
    種でありうる官能基(ヒドロキシル、カルボキシル、置
    換されていないアミノまたはC1-C5 アルキルによって
    モノ置換またはジ置換されたアミノ、ヒドロキシ−また
    はカルボキシ−置換C1-C5 アルキル、アミド、C1-C
    4 アルキル−置換アミドおよび無水基)によって置換さ
    れている請求項1乃至5のいずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 該オレフィン化合物が、さらに付加的
    に、エーテル基、スルフィド基、スルホン基、エステル
    基、アミド基、第三アミノ基から選択された1個または
    それ以上のヘテロ原子含有基を含有している請求項1乃
    至6のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 該オレフィン化合物が、下記の群から選
    択された不飽和アルコールである請求項1乃至7のいず
    れかに記載の方法:アリルアルコール、メタリルアルコ
    ールクロチルアルコール、3−メチル−3−ブテン−1
    −オール、1−ブテン−3−オール、3−ブテン−1−
    オール、1、4−ブテンジオール、ドデカン−1−オー
    ル−11,12−エン、デカン−1−オール−9,10
    −エン、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、ペ
    ンタエリトリトールモノ−、ジ−およびトリ−アリルエ
    ーテル、下記式の化合物の化合物 【化1】 (式中、n=14である)、 【化2】 (式中、R2はC1-C5 アルキル、またはヒドロキ置換ま
    たはカルボキシ置換C1-C5 アルキルである)、 【化3】 アリルグリシジルエーテルのオリゴマー、およびアリル
    グリシジルエーテルと、アルコール、アミン、メルカプ
    タン(アミノ酸、アミノアルコール、メルカプト酸、メ
    ルカプトアルコールを含む)から選択された活性水素化
    合物との付加物。
  9. 【請求項9】 オレフィン化合物が下記の群から選択さ
    れた不飽和酸である請求項1乃至7記載のいずれかに記
    載の方法。 【化4】
  10. 【請求項10】 該オレフィン化合物が下記から選択さ
    れる請求項1乃至7のいずれかに記載の方法10−ウン
    デセン酸、ノルボルネン、ノルボルネンジカルボン酸お
    よび対応する無水物、メチルノルボルネンジカルボン酸
    および対応する無水物、無水イタコン酸、アリルコハク
    酸およびその無水物、ヒドロキシブチルビニルエーテ
    ル、アリルグリシジルエーテル、および200乃至50
    00の分子量を有するヒドロキシ−またはカルボキシ−
    末端1、4−および1、2−ポリブタジェン。
  11. 【請求項11】 該オレフィン化合物が下記から選択さ
    れる請求項1乃至7のいずれかに記載の方法アリルアル
    コール、ペンタエリトリトールジ−およびトリ−アリル
    エーテル、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、
    グリセロール−1、3−ジアリルエーテル、アリルグリ
    シジルエーテル、アリルグリシジルエーテルのオリゴマ
    ー、アリルグリシジルエーテルとアミノ酸、アミノアル
    コール、メルカプト酸、メルカプトアルコールとの付加
    物、および10−ウンデセン酸、10−ウンデセン−1
    −オール。
  12. 【請求項12】 フリー・ラジカル発生開始剤としての
    過酸化物またはビスアゾ化合物の存在下において実施さ
    れる請求項1乃至11のいずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 フリー・ラジカル発生開始剤が下記の
    いずれかである請求項12に記載の方法過酸化ベンゾイ
    ル、過酸化ラウロイル、tert−ブチルペルオクトエ
    ート、ジ−tert−ブチルペルオキシド、アゾビス
    (イソブチロニトリル)、アゾビス(イソヴァレロニト
    リル)、アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)。
  14. 【請求項14】 ペルフルオロアルキルヨージドを基準
    にして、0.01乃至3モルパーセントのフリー・ラジ
    カル発生開始剤としての過酸化物またはビスアゾ化合物
    の存在下において実施される請求項12または13記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 約50乃至120℃の温度において実
    施される請求項1乃至14のいずれかに記載の方法。
  16. 【請求項16】 アルコール、ケトン、エステル、アミ
    ド、炭化水素およびこれらの混合物から選択された有機
    溶剤の存在下において実施される請求項1乃至15のい
    ずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 該有機溶剤が、メタノール、エタノー
    ル、イソプロパノール、ブタノール、アセトン、メチル
    エチルケトン、メチルプロピルケトン、イソプロピルア
    セテート、N−メチルピロリドン、トルエン、キシレン
    またはこれらの混合物である請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 水溶性塩の水性溶液対ペルフルオロア
    ルキルヨージド、オレフィン化合物および任意使用有機
    溶剤を含有する非水性相の重量比が0.05乃至10で
    ある請求項1乃至17のいずれかに記載の方法。
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