JPH0852067A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JPH0852067A
JPH0852067A JP19022894A JP19022894A JPH0852067A JP H0852067 A JPH0852067 A JP H0852067A JP 19022894 A JP19022894 A JP 19022894A JP 19022894 A JP19022894 A JP 19022894A JP H0852067 A JPH0852067 A JP H0852067A
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inner pot
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rice
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heater
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内鍋の底部外周側面部における炊きむらの発
生を防止する。炊飯時において、内鍋と器体底部に炊飯
ヒータを埋設した熱盤との間の異物による炊きむらを防
止する。 【構成】 器体に弧回動される蓋部本体が設けられ、器
体内に内鍋が収納され、器体底部に炊飯ヒータが設けら
れ、器体の他の部分に保温ヒータが設けられている炊飯
器であって、該炊飯器の器体に、内鍋の底部から側部に
至る所定高さ位置まで椀状に一体に形成された炊飯ヒー
タの熱盤が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部から側部
に至る底部外周部に対応した位置に前記炊飯ヒータの電
熱線が埋設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、器体に弧回動される蓋
部本体が設けられ、器体内に内鍋が収容され、器体底部
に炊飯ヒータが設けられ、その他の部分に保温ヒータが
設けられている炊飯器に関し、特に、炊飯器の器体に、
内鍋の底部から側部に至る高さ位置まで炊飯ヒータの熱
盤が設けられ、該熱盤の内鍋の底部から側部に至る底部
外周部に炊飯ヒータが埋設されている炊飯器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の炊飯器には、器体に弧回動される
蓋部本体が設けられ、器体内に内鍋の底部外周側面部が
円筒で底面とほぼ垂直状の構造になっている内鍋が収納
され、器体底部に炊飯ヒータが埋設された熱盤が設けら
れ、器体の他の部分に保温ヒータが設けられたものがあ
る。
【0003】例えば、図7及び図8に示されるように、
炊飯器本体の底部中央部51aに前記炊飯器本体51内
に収容される内鍋53の底面53bと接触する炊飯用主
ヒータ55を設け、さらに、前記炊飯器本体51内の底
部隅角部51bに該炊飯器本体51の内側面62aと前
記内鍋53の外側面53aの間の空間部60の空気を加
熱し得る炊飯用補助ヒータ56を設けるとともに、前記
炊飯器本体51に、前記空間部60に対応する位置にあ
って該空間部60の空気を加熱する保温用ヒータ58を
設けた電気炊飯器がある(実公昭5−32013号公報
参照)。
【0004】図7及び図8において、51は炊飯器本
体、51aは底部中央部、51bは底部隅角部、52は
蓋ユニット、53は内鍋、53aは外側面、53b底
面、53cは内鍋53の底部隅角部、55は炊飯用ヒー
タ、56は炊飯用補助ヒータ、57は温度センサ、5
8,59は保温用ヒータ、60は空間部、61は外ケー
ス、62は内ケース、62aは炊飯器本体内側面、63
は環状の肩部材、64は断熱材である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の炊飯器では、内鍋の底部から側部に至る底部外周側
面部が円筒で底面とほぼ垂直状の構造になっているた
め、内鍋の底部外周側面部において炊きむらが生じると
いう問題があった。
【0006】また、内鍋の底部外周側面部が円筒で底面
とほぼ垂直状の構造になっているため、しゃもじの先端
部形状との関係で内鍋の底部外周部の炊上げご飯を取り
出しにくいという問題があった。
【0007】また、炊飯時において、内鍋と器体底部に
炊飯ヒータを埋設した熱盤との間に米つぶ等の異物が落
下して、内鍋と熱盤との間に当該異物が介在し密着性が
悪くなるため、炊きむらが生じるという問題があった。
【0008】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、内鍋の底部外周側
部における炊きむらを防止する炊飯器を提供することに
ある。
【0009】本発明の他の目的は、内鍋の底部外周部の
炊上げご飯を取り出し易くした炊飯器を提供することに
ある。
【0010】本発明の他の目的は、炊飯時において、内
鍋と器体底部に炊飯ヒータを埋設した熱盤との間に米つ
ぶ等の異物が落下しても、内鍋と熱盤との密着性が悪く
ならないようにした炊飯器を提供することにある。
【0011】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かになるであろう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおり
である。
【0013】(1)器体に弧回動される蓋部本体が設け
られ、器体内に内鍋が収納され、器体底部に炊飯ヒータ
が設けられ、器体の他の部分に保温ヒータが設けられて
いる炊飯器であって、該炊飯器の器体に、内鍋の底部か
ら側部に至る所定高さ位置まで椀状に一体に形成された
炊飯ヒータの熱盤が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部
から側部に至る底部外周部に対応した位置に前記炊飯ヒ
ータの電熱線が埋設されている。
【0014】(2)前記(1)の炊飯器において、前記
炊飯ヒータの熱盤上の内鍋との接触面における最下位の
位置に凹部が形成されていることを特徴とする炊飯器。
【0015】(3)前記(2)の炊飯器において、前記
凹部は環状溝である。
【0016】(4)前記(1)の炊飯器において、前記
内鍋を炊飯器の器体内に収容した時、前記内鍋の底部か
ら側部に至る底部外周部において内鍋と炊飯ヒータの熱
盤とが接触した接触部と前記内鍋と炊飯ヒータの熱盤と
が接触しない部分で形成される間隙が設けられ、該間隙
が前記熱盤の中央部に設けられている。
【0017】(5)前記(4)の炊飯器において、前記
間隙は、熱盤の中央部の、内鍋の温度を検出する温度セ
ンサが設けられる位置に設けられている。
【0018】(6)前記(1)乃至(5)のうちいずれ
か1つの炊飯器において、前記内鍋の底面から側面に至
る面が円弧状の曲面になっており、かつ、炊飯器の器体
に、内鍋の底部から側部に至る所定位置まで内鍋の底面
から側面に沿って椀状に一体に形成された炊飯ヒータの
熱盤が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部から側部に至
る底部外周部に前記炊飯ヒータの電熱線が埋設されてい
る。
【0019】
【作用】前述の(1)の手段によれば、炊飯器の器体
に、内鍋の底部から側部に至る所定高さ位置まで椀状に
一体に形成された炊飯ヒータの熱盤が設けられ、該熱盤
の前記内鍋の底部から側部に至る底部外周部に対応した
位置に前記炊飯ヒータの電熱線が埋設されているため、
内鍋の温度上昇率の悪い内鍋底部外周部まで炊飯ヒータ
の熱が熱盤を介して効率良く伝導される。
【0020】前述の(2)の手段によれば、前記(1)
の手段の炊飯器において、炊飯ヒータの熱盤上の内鍋と
の接触面における最下位置に凹部が設けられているた
め、炊飯時において、内鍋と炊飯ヒータを埋設した熱盤
との間に米つぶ等の異物が落下しても、落下異物が前記
凹部にころげ落ちて収納される。
【0021】前述の(3)の手段によれば、前記(2)
の手段の炊飯器において、前記凹部は、環状溝であるた
め、落下異物の位置に関係なくこの凹部にころげ落ちて
確実に収納される。
【0022】前述の(4)の手段によれば、前記(1)
の手段の炊飯器において、前記内鍋を炊飯器の器体内に
収容した時、前記内鍋の底部から側部に至る底部外周部
において内鍋と炊飯ヒータの熱盤とが接触した接触部と
前記内鍋と炊飯ヒータの熱盤とが接触しない部分で形成
される間隙が設けられ、該間隙が前記熱盤の中央部に設
けられていることにより、炊飯ヒータからの加熱分布が
集中する熱盤の中央部の前記間隙を介して内鍋を加熱す
るので、該間隙により加熱分布が分散され、内鍋の底部
が一様に加熱される。
【0023】また、前記内鍋と器体底部に炊飯ヒータを
埋設した熱盤との間に米つぶ等の異物が落下しても、落
下異物が前記間隙にころげ落ちて収納されるので、密着
不良による炊きむらを防止することができる。
【0024】前述の(5)の手段によれば、前記(4)
の手段の炊飯器において、前記間隙が、熱盤の中央部
の、内鍋の温度を検出する温度センサが設けられる位置
に設けられていることにより、内鍋の底部がさらに一様
に加熱されることと相俟って、温度センサは、前記間隙
を介して内鍋温度を検出することになるので、該間隙に
より熱盤からの熱影響が緩和され確実に内鍋温度を検出
することができる。
【0025】また、前記内鍋と熱盤との間に米つぶ等の
異物が落下しても、落下異物が前記間隙にころげ落ちて
収納される。
【0026】前述の(6)の手段によれば、内鍋の底面
から側面に至る面が円弧状の曲面になっており、かつ、
炊飯器の器体に、内鍋の底部から側部に至る所定位置ま
で内鍋の底面から側面に沿って椀状に一体に形成された
炊飯ヒータの熱盤が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部
から側部に至る底部外周部に前記炊飯ヒータの電熱線が
埋設されていることにより、内鍋の温度上昇率の悪い内
鍋底部外周部と炊飯ヒータの熱盤との接触が極めて良い
ので、炊飯ヒータの電熱線で発生した熱が熱盤を介して
内鍋の底部外周側部にさらに効率良く伝導される。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0028】なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り
返しの説明は省略する。
【0029】(実施例1)図1は、本発明による実施例
1の炊飯器の全体構成を示す断面図であり、図2は、本
実施例の炊飯器の熱盤側部が存在する位置の高さで切っ
た平面図である。図1及び図2において、1は炊飯器、
2は炊飯器1の蓋部本体、2Aは内鍋蓋、2Bは外蓋、
2Cはスチームキャップ、3は炊飯器1の器体、3Aは
外装ケース、3Bは器体3の肩部材、4は肩ヒータ、5
は内鍋、5Aは内鍋5の鍋底、5Bは内鍋5の鍋底、5
Cは内鍋5の側面、6は保温ヒータ、7は炊飯ヒータ、
7Aは炊飯ヒータ7の電熱線、7Bは電熱線7Aが埋設
されている熱盤、7Cは保温ヒータ、8はセンター温度
センサー、9はリード線、10はコードリール、11は
炊飯ヒータの熱盤上の内鍋との接触面における最下位置
に設けられた環状溝、12はマイクロコンピュータ、1
3は断熱材、14は操作盤である。
【0030】器体3には、炊飯ヒータ7の熱盤7Bが内
鍋5の底部から側部に至る所定高さ位置まで椀状に一体
に形成され、この熱盤7Bの前記内鍋5の底部から側部
に至る底部外周部に対応した位置に炊飯ヒータ7の電熱
線7Aが埋設されている。
【0031】そして、前記炊飯ヒータ7の熱盤7B上の
内鍋5との接触面における最下位の位置に環状溝よりな
る凹部11が設けられている。この凹部11は、前記熱
盤7B上の内鍋5との接触面における最下位の位置で、
かつ異物が熱盤7B上に落下した際、自然にころがって
収納される位置であれば、その形状及び深さは任意であ
る。
【0032】前記内鍋5はその底面から側面に至る面は
円弧状の曲面になっている。そして、前記炊飯ヒータ7
の熱盤7Bの形状も、図1に示すように、内鍋5の前記
形状と同様に内鍋5の底面から側面に至る底部外周部に
対応した位置は円弧状の曲面にするのが好ましい。この
ようにすることにより、熱盤7Bと内鍋5との密着性が
向上する。
【0033】前記炊飯ヒータ7の熱盤7Bが炊飯器の器
体1に内鍋5の底部から側部に至る高さ位置までの椀状
に一体に形成され、この熱盤7Bの前記内鍋5の底部か
ら側部に至る底部外周部に炊飯ヒータ7の電熱線7Aが
埋設されていることにより、内鍋5の底部外周部まで炊
飯ヒータの熱が熱盤を介して効率良く伝導されるので、
炊きむらを防止することができる。特に、内鍋5の底部
から側部に至る底部外周側部における炊きむらを防止す
ることができる。
【0034】さらに、前記炊飯ヒータ7の熱盤7B上の
内鍋5との接触面における最下位の位置に環状溝からな
る凹部11が設けられ、該凹部に対応した位置に電熱線
7Aが設けられているため、内鍋5の底部外周部の電熱
線7Aに対応した部分は、前記凹部11により形成され
る間隙を介して加熱されるので、局部加熱が緩和され、
炊きむらを防止することができる。
【0035】また、前記炊飯ヒータ7の熱盤7B上の内
鍋5との接触面における最下位の位置に環状溝からなる
凹部11が設けられていることにより、炊飯ヒータ7の
電熱線7Aを埋設した熱盤7Bとの間に米つぶ等の異物
が落下しても、この落下異物が前記環状溝からなる凹部
11にころぎ落ちて収納されるので、熱盤7Bと内鍋5
と熱結合度合は変化なく、異物による密着不良での炊き
むらを防止することができる。
【0036】また、内鍋5の底面から側面に至る面を円
弧状の曲面をなす椀状になっているので、内鍋の底部か
ら側部に至る底部外周側部も熱盤7Bにより加熱される
ため、内鍋底部における炊きむらを防止することがで
き、かつ、内鍋5の底部外周部が円弧状の曲面をなす椀
状であり、しゃもじの先端の曲面に対応するので、炊上
げご飯を取り出し易くすることができる。
【0037】また、前記炊飯ヒータ7の熱盤7Bが内鍋
5の底面から側面に至る円弧状の面に沿った高さ位置ま
で椀状に設けられていることにより、内鍋5の温度上昇
率の悪い内鍋底部外周部と炊飯ヒータ7の熱盤7Bとの
接触が極めて良いため、炊飯ヒータ7の電熱線7Aで発
生した熱が熱盤7Bを介して内鍋5の底部外周側部にさ
らに効率良く伝導されるので、内鍋5の底部外周側部に
おける炊きむらをなくすることができる。
【0038】(実施例2)図3は、本発明による実施例
2の炊飯器の要部の構成を示す一部断面図であり、図4
は、図3に示す炊飯器の所定の高さの位置で切った断面
を上から見た平面図である。
【0039】本実施例2の炊飯器は、図2に示すよう
に、前記実施例1の炊飯器において、前記環状溝よりな
る凹部11の代りに、前記内鍋5を炊飯器1の器体3に
設定した時、内鍋5の底部外周部と炊飯ヒータ7の熱盤
7Bとが接触した部分と前記内鍋5と炊飯ヒータ7の熱
盤7Bとが接触しない部分で形成される間隙20が設け
られ、該間隙20は、外気部に連通させるための間隙2
0Aが中央部に設けられている。
【0040】前記間隙20は、内鍋5の底部から側部に
至る底部外周部とそれに対応した炊飯ヒータ7の熱盤7
Bの底部外周部とを接触させ、炊飯ヒータ7の熱盤7B
の底部中央部から中心部に向けて凹状にして構成する
か、あるいは、内鍋5の底部中央部から外周部を少し凸
状にして構成される。
【0041】前記内鍋5の底部外周部と炊飯ヒータ7の
熱盤7Bとが接触し、その接触部から中央部に向けて、
前記内鍋5と炊飯ヒータ7の熱盤7Bとが接触しない部
分からなる間隙20が設けられているので、炊飯ヒータ
7からの加熱分布が集中する熱盤7Bの中央部の前記間
隙20を介して内鍋5の底部を加熱することで、該間隙
20により加熱分布が分散され、内鍋の底部が一様に加
熱される。
【0042】また、内鍋5と器体3の底部に炊飯ヒータ
7の電熱線7Aを埋設した熱盤7Bとの間に米つぶ等の
異物が落下しても、落下異物が前記間隙20の中にころ
げ落ちて収納されるので、異物による密着不良での炊き
むらも防止することができる。
【0043】(実施例3)図5は、本発明による実施例
3の炊飯器の要部の構成を示す一部断面図であり、図6
は、図5に示す炊飯器の所定の高さの位置で切った断面
を上から見た平面図である。
【0044】本実施例3の炊飯器は、図5及び図6に示
すように、前記実施例2の炊飯器における前記間隙20
の代りに、前記内鍋5を炊飯器1の器体3に収容した
時、内鍋5の底部外周部と炊飯ヒータ7の熱盤7Bとが
接触した部分と前記内鍋5と該内鍋5の温度を検出する
温度センサー8が設けられる熱盤7Bの中央部の位置に
間隙30が設けられ、その間隙30は、外気部に連通さ
せるための少なくとも1つの貫通孔30Aが所定の位置
に設けられている。
【0045】前記間隙30は、前述の実施例2の間隙2
0と同様に、内鍋5の底部から側部に至る底部外周部と
それに対応した炊飯ヒータ7の熱盤7Bの底部外周部と
を接触させ、炊飯ヒータ7の熱盤7Bの底部中央部から
中心部に向けて凹状にして構成するか、あるいは、内鍋
5の底部を温度センサ8と接触させるとともに、中央部
から外周部を少し凸状にして構成される。
【0046】前記内鍋5の底部外周部と炊飯ヒータ7の
熱盤7Bとが接触し、その接触部から中央部に向けて、
前記内鍋5と炊飯ヒータ7の熱盤7Bとが接触しない部
分からなる間隙30が設けられ、間隙30は温度センサ
8が設けられる部分の熱盤7Bの中央位置に設けられて
いるため、前記間隙20と同様に該間隙30により熱盤
7Bの加熱分布を分散し、内鍋5の底部を一様に加熱す
ることができ、それと相俟って、温度センサ8は、該間
隙30を介して内鍋5の温度を検出することにより、該
間隙30により熱盤7Bからの熱影響を緩和してより確
実に内鍋5の温度を検出することができる。
【0047】また、内鍋5と器体3の底部に炊飯ヒータ
7の電熱線7Aを埋設した熱盤7Bとの間に米つぶ等の
異物が落下しても、落下異物が前記間隙30の中にころ
げ落ちて収納されるので、熱盤7Bと内鍋5との熱結合
度合は変化なく、異物による密着不良での炊きむらを防
止することができる。
【0048】以上、本発明を実施例にもとづき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0049】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0050】(1)炊飯器の器体に、内鍋の底部から側
部に至る所定高さ位置まで椀状に一体に形成された炊飯
ヒータの熱盤が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部から
側部に至る底部外周部に対応した位置に前記炊飯ヒータ
の電熱線が埋設されているため、内鍋の温度上昇率の悪
い内鍋底部外周部まで炊飯ヒータの熱が熱盤を介して効
率良く伝導される。
【0051】(2)炊飯ヒータの熱盤上の内鍋との接触
面における最下位置に凹部が設けられているため、炊飯
時において、内鍋と炊飯ヒータを埋設した熱盤との間に
米つぶ等の異物が落下しても、落下異物が前記凹部にこ
ろげ落ちて収納される。
【0052】(3)凹部は、環状溝であるため、落下異
物の位置に関係なくこの凹部にころげ落ちて確実に収納
される。
【0053】(4)内鍋を炊飯器の器体内に収容した
時、前記内鍋の底部から側部に至る底部外周部において
内鍋と炊飯ヒータの熱盤とが接触した接触部と前記内鍋
と炊飯ヒータの熱盤とが接触しない部分で形成される間
隙が設けられ、該間隙が前記熱盤の中央部に設けられて
いることにより、炊飯ヒータからの加熱分布が集中する
熱盤の中央部の前記間隙を介して内鍋を加熱するので、
該間隙により加熱分布が分散され、内鍋の底部が一様に
加熱される。
【0054】また、前記内鍋と器体底部に炊飯ヒータを
埋設した熱盤との間に米つぶ等の異物が落下しても、落
下異物が前記間隙にころげ落ちて収納されるので、密着
不良による炊きむらを防止することができる。
【0055】(5)間隙が、熱盤の中央部の、内鍋の温
度を検出する温度センサが設けられる位置に設けられて
いることにより、内鍋の底部がさらに一様に加熱される
ことと相俟って、温度センサは、前記間隙を介して内鍋
温度を検出することになるので、該間隙により熱盤から
の熱影響が緩和され確実に内鍋温度を検出することがで
きる。
【0056】また、前記内鍋と熱盤との間に米つぶ等の
異物が落下しても、落下異物が前記間隙にころげ落ちて
収納される。
【0057】(6)内鍋の底面から側面に至る面が円弧
状の曲面になっており、かつ、炊飯器の器体に、内鍋の
底部から側部に至る所定位置まで内鍋の底面から側面に
沿って椀状に一体に形成された炊飯ヒータの熱盤が設け
られ、該熱盤の前記内鍋の底部から側部に至る底部外周
部に前記炊飯ヒータの電熱線が埋設されていることによ
り、内鍋の温度上昇率の悪い内鍋底部外周部と炊飯ヒー
タの熱盤との接触が極めて良いので、炊飯ヒータの電熱
線で発生した熱が熱盤を介して内鍋の底部外周側面部に
さらに効率良く伝導される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施例1の炊飯器の全体構成を示
す断面図である。
【図2】本実施例1の炊飯器の熱盤側部が存在する位置
の高さで切った断面の上から見た平面図である。
【図3】本発明による実施例2の炊飯器の要部の構成を
示す一部断面図である。
【図4】本実施例2の炊飯器の熱盤側部が存在する位置
の高さで切った断面の上から見た平面図である。
【図5】本発明による実施例3の炊飯器の要部の構成を
示す一部断面図である。
【図6】本実施例3の炊飯器の熱盤側部が存在する位置
の高さで切った断面の上から見た平面図である。
【図7】従来の炊飯器の全体構成を示す断面図である。
【図8】従来の他の炊飯器の全体構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…炊飯器、2…蓋部本体、2A…内鍋蓋、2B…外
蓋、3…炊飯器の器体、3A…外装ケース、3B…器体
3の肩部材、4…肩ヒータ、5…内鍋、5A…内鍋の鍋
底、5B…内鍋の内側面、6…保温ヒータ、7…炊飯ヒ
ータ、7A…炊飯ヒータの電熱線、7B…電熱線が埋設
されている熱盤、7C…保温ヒータ、8…センター温度
センサー、9…リード線、10…コードリール、11…
凹部、12…マイコン、13…断熱材、14…操作盤、
20,30…間隙。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器体に弧回動される蓋部本体が設けら
    れ、器体内に内鍋が収容され、器体底部に炊飯ヒータが
    設けられ、器体の他の部分に保温ヒータが設けられてい
    る炊飯器であって、該炊飯器の器体に、内鍋の底部から
    側部に至る所定高さ位置まで椀状に一体に形成された炊
    飯ヒータの熱盤が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部か
    ら側部に至る底部外周部に対応した位置に前記炊飯ヒー
    タの電熱線が埋設されていることを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の炊飯器において、前記
    炊飯ヒータの熱盤上の内鍋との接触面における最下位の
    位置に凹部が形成されていることを特徴とする炊飯器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の炊飯器において、前記
    凹部は環状溝であることを特徴とする炊飯器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の炊飯器において、前記
    内鍋を炊飯器の器体内に収容した時、前記内鍋の底部か
    ら側部に至る底部外周部において内鍋と炊飯ヒータの熱
    盤とが接触した接触部と前記内鍋と炊飯ヒータの熱盤と
    が接触しない部分で形成される間隙が設けられ、該間隙
    が前記熱盤の中央部に設けられていることを特徴とする
    炊飯器。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の炊飯器において、前記
    間隙は、熱盤の中央部の、内鍋の温度を検出する温度セ
    ンサが設けられる位置に設けられていることを特徴とす
    る炊飯器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のうちいずれか1項に記
    載の炊飯器において、前記内鍋の底面から側面に至る面
    が円弧状の曲面になっており、かつ、炊飯器の器体に、
    内鍋の底部から側部に至る所定位置まで内鍋の底面から
    側面に沿って椀状に一体に形成された炊飯ヒータの熱盤
    が設けられ、該熱盤の前記内鍋の底部から側部に至る底
    部外周部に前記炊飯ヒータの電熱線が埋設されているこ
    とを特徴とする炊飯器。
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