JPH0436745Y2 - - Google Patents
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- JPH0436745Y2 JPH0436745Y2 JP7935388U JP7935388U JPH0436745Y2 JP H0436745 Y2 JPH0436745 Y2 JP H0436745Y2 JP 7935388 U JP7935388 U JP 7935388U JP 7935388 U JP7935388 U JP 7935388U JP H0436745 Y2 JPH0436745 Y2 JP H0436745Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は、電気炊飯器、電気鍋等の蓋ユニツ
トの構造を簡素化できると共に、内鍋を熱効率良
く加熱できる電気加熱容器に関する。
トの構造を簡素化できると共に、内鍋を熱効率良
く加熱できる電気加熱容器に関する。
〈従来の技術〉
従来より、電気炊飯器や電気鍋等の電気加熱容
器においては、容器本体の内方に内ケースを設
け、この内ケースに内鍋を収容し、内鍋に内蓋が
被蓋されたものが提供されている。このような電
気加熱容器としての例えば、電気炊飯器において
は、蓋ユニツトに設けた蓋ヒーターによつて、内
蓋を加熱して、内蓋の下面に結露が発生するのを
防止したり、内鍋を上面から加温したりすること
が行われている。
器においては、容器本体の内方に内ケースを設
け、この内ケースに内鍋を収容し、内鍋に内蓋が
被蓋されたものが提供されている。このような電
気加熱容器としての例えば、電気炊飯器において
は、蓋ユニツトに設けた蓋ヒーターによつて、内
蓋を加熱して、内蓋の下面に結露が発生するのを
防止したり、内鍋を上面から加温したりすること
が行われている。
上記の電気炊飯器としては、第3図に示すよう
に、内鍋6′に被蓋する内蓋9′を、容器本体1′
と連結した蓋ユニツト11′の下面に取付けてい
ると共に、この内蓋6′を加熱する蓋ヒーター
8′を、蓋ユニツト11′のほぼ中央部に設けてい
る構成である。
に、内鍋6′に被蓋する内蓋9′を、容器本体1′
と連結した蓋ユニツト11′の下面に取付けてい
ると共に、この内蓋6′を加熱する蓋ヒーター
8′を、蓋ユニツト11′のほぼ中央部に設けてい
る構成である。
さらに詳述するならば、上記蓋ユニツト11′
は、ヒンジ部12′にて容器本体1′に対して、開
閉自在に連結されている。そして、蓋ユニツト1
1′には、内蓋9′への伝熱用の放熱板13′、お
よびリード線10′等の電装品を内鍋にて発生し
た蒸気から保護するための蓋シールパツキン1
4′等の部品が、それぞれ所定位置に設けられて
いる。
は、ヒンジ部12′にて容器本体1′に対して、開
閉自在に連結されている。そして、蓋ユニツト1
1′には、内蓋9′への伝熱用の放熱板13′、お
よびリード線10′等の電装品を内鍋にて発生し
た蒸気から保護するための蓋シールパツキン1
4′等の部品が、それぞれ所定位置に設けられて
いる。
一方、容器本体の内方に設けた内ケースと、こ
の内ケースに収容する内鍋との間の空間を、気密
状態に保持して、内鍋の側面から下方部を包み込
んで加熱する電気炊飯器(特公昭62−6803号公報
参照)が考案されている。
の内ケースに収容する内鍋との間の空間を、気密
状態に保持して、内鍋の側面から下方部を包み込
んで加熱する電気炊飯器(特公昭62−6803号公報
参照)が考案されている。
上記の電気炊飯器としては、内鍋の口縁部に、
内ケースの上縁部に載置可能な鍔部を形成すると
共に、内鍋の下方部に、内鍋を上方に付勢可能な
バネ手段を設けている構成である。そして、上記
内鍋の鍔部と内ケースの上縁部とを圧接すること
によつて、内ケースと内鍋との間の空間を気密性
良好に保持しておき、さらに内鍋の底面下方に設
けたヒーターによつて、上記空間の空気を加熱
し、内鍋の側面から下方部を包み込んで加熱する
ことができるようにしている。
内ケースの上縁部に載置可能な鍔部を形成すると
共に、内鍋の下方部に、内鍋を上方に付勢可能な
バネ手段を設けている構成である。そして、上記
内鍋の鍔部と内ケースの上縁部とを圧接すること
によつて、内ケースと内鍋との間の空間を気密性
良好に保持しておき、さらに内鍋の底面下方に設
けたヒーターによつて、上記空間の空気を加熱
し、内鍋の側面から下方部を包み込んで加熱する
ことができるようにしている。
〈考案が解決しようとする課題〉
しかし、上記蓋ヒーター8′を構成した電気炊
飯器においては、蓋ユニツト11′に、放熱板1
3′、および蓋シールパツキン14′等の部品が必
要であり、蓋ユニツト11′の構造が非常に複雑
になると共に、部品数が増加して、コスト安価に
電気炊飯器を提供することができないという問題
が生じていた。
飯器においては、蓋ユニツト11′に、放熱板1
3′、および蓋シールパツキン14′等の部品が必
要であり、蓋ユニツト11′の構造が非常に複雑
になると共に、部品数が増加して、コスト安価に
電気炊飯器を提供することができないという問題
が生じていた。
さらに、上記電気炊飯器においては、容器本体
1′側から蓋ユニツト11′側に、蓋ヒーター8′
用のリード線10′を導入しているので、蓋ユニ
ツト11′が容器本体1′に対して取り外しできな
い構造となつていた。したがつて、スペースに余
裕のある場所において蓋ユニツト11′を開放し
なければならず、操作スペースが制限され、操作
性が非常に悪いという不都合があつた。
1′側から蓋ユニツト11′側に、蓋ヒーター8′
用のリード線10′を導入しているので、蓋ユニ
ツト11′が容器本体1′に対して取り外しできな
い構造となつていた。したがつて、スペースに余
裕のある場所において蓋ユニツト11′を開放し
なければならず、操作スペースが制限され、操作
性が非常に悪いという不都合があつた。
しかも、上記ヒンジ部12′を挿通させたリー
ド線10′は、頻繁に行われる蓋ユニツト11′の
開閉作用によつて屈折を繰返すため、リード線1
0′を被覆している絶縁部材が損傷し易く、電気
系統の信頼性に欠けるという問題も生じていた。
ド線10′は、頻繁に行われる蓋ユニツト11′の
開閉作用によつて屈折を繰返すため、リード線1
0′を被覆している絶縁部材が損傷し易く、電気
系統の信頼性に欠けるという問題も生じていた。
また、内ケースと内鍋との間を気密状態に保持
した電気炊飯器においては、内鍋および内ケース
がそれぞれ金属製であるため、内鍋の鍔部と内ケ
ースとを圧接しても、鍔部と内ケースとが良好に
密着せず、内ケースと内鍋との間の空気を完全に
は密閉することはできなかつた。しかも、内鍋の
取り出しおよび収容を頻繁に行なうことによつ
て、内鍋の口縁部の鍔部に凹凸が生じた場合に
は、上記鍔部と内ケースの上縁部との接触面に隙
間が生じ、この隙間から加熱空気が放散してい
た。したがつて、内鍋を熱効率良く側面側から加
熱できないと共に、内鍋に収納したお米をムラな
く炊飯することができず、ひいては美味しいご飯
を炊飯することができないという問題があつた。
した電気炊飯器においては、内鍋および内ケース
がそれぞれ金属製であるため、内鍋の鍔部と内ケ
ースとを圧接しても、鍔部と内ケースとが良好に
密着せず、内ケースと内鍋との間の空気を完全に
は密閉することはできなかつた。しかも、内鍋の
取り出しおよび収容を頻繁に行なうことによつ
て、内鍋の口縁部の鍔部に凹凸が生じた場合に
は、上記鍔部と内ケースの上縁部との接触面に隙
間が生じ、この隙間から加熱空気が放散してい
た。したがつて、内鍋を熱効率良く側面側から加
熱できないと共に、内鍋に収納したお米をムラな
く炊飯することができず、ひいては美味しいご飯
を炊飯することができないという問題があつた。
この考案は上記の問題点に鑑みてなされたもの
であり、蓋ユニツトの構造の簡素化、コストの低
減化、および電気系統の信頼性を図ることができ
ると共に、内鍋を熱効率良く加熱することができ
る電気加熱容器を提供することを目的とする。
であり、蓋ユニツトの構造の簡素化、コストの低
減化、および電気系統の信頼性を図ることができ
ると共に、内鍋を熱効率良く加熱することができ
る電気加熱容器を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉
上記の目的を達成するための、この考案の電気
加熱容器は、容器本体の内方に内ケースを設け、
この内ケースに内鍋を収容していると共に、内鍋
に内蓋が被蓋されている電気加熱容器において、
上記内ケースの口縁部に沿つて、弾性体で覆われ
た発熱体を設け、上記弾性体を内鍋と接触させて
いると共に、上記弾性体によつて内ケースと内鍋
との間の空間が密閉されていることを特徴とす
る。
加熱容器は、容器本体の内方に内ケースを設け、
この内ケースに内鍋を収容していると共に、内鍋
に内蓋が被蓋されている電気加熱容器において、
上記内ケースの口縁部に沿つて、弾性体で覆われ
た発熱体を設け、上記弾性体を内鍋と接触させて
いると共に、上記弾性体によつて内ケースと内鍋
との間の空間が密閉されていることを特徴とす
る。
〈作用〉
上記の構成の電気加熱容器であれば、容器本体
の内方に設けた内ケースの口縁部に沿つて、弾性
体で覆われた発熱体を設け、上記弾性体を内ケー
スに収容した内鍋と接触させているので、容器本
体側から内鍋を介して、内蓋を加熱することがで
きる。
の内方に設けた内ケースの口縁部に沿つて、弾性
体で覆われた発熱体を設け、上記弾性体を内ケー
スに収容した内鍋と接触させているので、容器本
体側から内鍋を介して、内蓋を加熱することがで
きる。
さらに、上記内ケースと内鍋との間の空間が、
発熱体を覆つている弾性体によつて密閉されてい
るので、上記空間の空気を外方に放散することな
く加熱でき、内鍋を熱効率良好に側面側から加熱
できる。
発熱体を覆つている弾性体によつて密閉されてい
るので、上記空間の空気を外方に放散することな
く加熱でき、内鍋を熱効率良好に側面側から加熱
できる。
〈実施例〉
以下、実施例を示す添付図面によつて詳細に説
明する。
明する。
第1図は、この考案の電気加熱容器としての電
気炊飯器を示す要部切欠縦断面図である。電気炊
飯器は、薄い金属板で形成された円筒状の側面部
材2、および合成樹脂で形成された底部材3から
なる容器本体1と、この容器本体1の上部に開閉
自在に被蓋された蓋ユニツト11とによつて主構
成されている。そして、容器本体1の内方には、
円筒状の内ケース5を設けていると共に、この内
ケース5の内部に、炊飯用の内鍋6を取出し可能
に収容している。なお、内ケース5の外方には、
放熱を防止するために断熱材30を充填してい
る。また、上記内ケース5の底面中央部に形成さ
れた貫通部に、センタセンサ40を取付けてい
る。さらに、上記内鍋6の底面と内ケース5との
間に、熱板41を設けており、この熱板41に
は、内鍋6を直接加熱する環状の底面ヒータ4
が、上記センタセンサ40を包囲するように埋設
されている。
気炊飯器を示す要部切欠縦断面図である。電気炊
飯器は、薄い金属板で形成された円筒状の側面部
材2、および合成樹脂で形成された底部材3から
なる容器本体1と、この容器本体1の上部に開閉
自在に被蓋された蓋ユニツト11とによつて主構
成されている。そして、容器本体1の内方には、
円筒状の内ケース5を設けていると共に、この内
ケース5の内部に、炊飯用の内鍋6を取出し可能
に収容している。なお、内ケース5の外方には、
放熱を防止するために断熱材30を充填してい
る。また、上記内ケース5の底面中央部に形成さ
れた貫通部に、センタセンサ40を取付けてい
る。さらに、上記内鍋6の底面と内ケース5との
間に、熱板41を設けており、この熱板41に
は、内鍋6を直接加熱する環状の底面ヒータ4
が、上記センタセンサ40を包囲するように埋設
されている。
そして、上記内ケース5と内鍋6との間には、
内ケース5の口縁部に沿つて、内鍋6と接触させ
た状態で、弾性体7で覆われた発熱体8が設けら
れている。また、内鍋6の上面は、蓋ユニツト1
1の下部に取付けられた内蓋9によつて閉塞され
ている。
内ケース5の口縁部に沿つて、内鍋6と接触させ
た状態で、弾性体7で覆われた発熱体8が設けら
れている。また、内鍋6の上面は、蓋ユニツト1
1の下部に取付けられた内蓋9によつて閉塞され
ている。
さらに詳述するならば、第2図に示すように、
上記内ケース5には、口縁部を外方に屈折して、
弾性体7を載置可能な肩部50が形成されてお
り、この肩部50に上記弾性体7が取付けられて
いる。そして、内ケース5と、この内ケース5に
収容した内鍋6との間の空間aが上記弾性体7に
よつて密閉されている。
上記内ケース5には、口縁部を外方に屈折して、
弾性体7を載置可能な肩部50が形成されてお
り、この肩部50に上記弾性体7が取付けられて
いる。そして、内ケース5と、この内ケース5に
収容した内鍋6との間の空間aが上記弾性体7に
よつて密閉されている。
上記内鍋6は、熱伝導率の高い金属製のものか
らなり、その口縁部60は、弾性体7との接触状
態を良好に保つことができるように多少大きめの
曲げ半径で面取りされている。
らなり、その口縁部60は、弾性体7との接触状
態を良好に保つことができるように多少大きめの
曲げ半径で面取りされている。
上記内蓋9は、下面部材90が熱伝導率の高
い、例えば、アルミニウム等の金属にて形成され
ていると共に、上面部材91が熱伝導率の低い、
例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂にて形成さ
れている。そして、内蓋9の中間部には、下面部
材90から上面部材91側への放熱を防止するた
めに、断熱材92が充填されている。また、上記
下面部材90の周縁部93は、内鍋6との接触面
積を広く取ることができるように、内鍋6の口縁
部60に一部が沿い得る形状に形成されている。
い、例えば、アルミニウム等の金属にて形成され
ていると共に、上面部材91が熱伝導率の低い、
例えば、ポリプロピレン等の合成樹脂にて形成さ
れている。そして、内蓋9の中間部には、下面部
材90から上面部材91側への放熱を防止するた
めに、断熱材92が充填されている。また、上記
下面部材90の周縁部93は、内鍋6との接触面
積を広く取ることができるように、内鍋6の口縁
部60に一部が沿い得る形状に形成されている。
上記弾性体7は、全体が弾力性に優れ且つ熱伝
導率が高い、例えばシリコーンゴム等の材料から
形成されている。そして、弾性体7の内方側71
には、内鍋6通して上記内蓋9を間接的に加熱す
る環状の発熱体8が埋設されている。この発熱体
8には、容器本体1の下方に設けられた電装品収
納部から、容器本体1内の所定位置を配線したリ
ード線が接続されている(いずれも図示せず)。
また、上記弾性体7の外方側72は、内ケース5
の肩部50と、容器本体1の上部に設けられた合
成樹脂製の上部材20との間に挾まれた状態で、
ビス等の結合部材70によつて固定されている。
導率が高い、例えばシリコーンゴム等の材料から
形成されている。そして、弾性体7の内方側71
には、内鍋6通して上記内蓋9を間接的に加熱す
る環状の発熱体8が埋設されている。この発熱体
8には、容器本体1の下方に設けられた電装品収
納部から、容器本体1内の所定位置を配線したリ
ード線が接続されている(いずれも図示せず)。
また、上記弾性体7の外方側72は、内ケース5
の肩部50と、容器本体1の上部に設けられた合
成樹脂製の上部材20との間に挾まれた状態で、
ビス等の結合部材70によつて固定されている。
以上の構成であれば、弾性体7で覆われた発熱
体8から、内鍋6の口縁部60を介して、内蓋9
の周縁部93、さらには内蓋9の下面部材90全
面を加熱することができるので、内蓋9の下面に
結露が生ずるのを防止することができると共に、
内鍋6を上面からも加温することができる。さら
に、容器本体1側から内蓋9を加熱することがで
きるので、蓋ユニツト11には、従来の蓋ヒータ
ー8′はもちろん、放熱板13′、および蓋シール
パツキン14′等の部品が不要となり、部品数を
大幅に削減することができる。したがつて、蓋ユ
ニツト11の構造を非常に簡素化でき、電気炊飯
器のコストダウンを図ることができる。
体8から、内鍋6の口縁部60を介して、内蓋9
の周縁部93、さらには内蓋9の下面部材90全
面を加熱することができるので、内蓋9の下面に
結露が生ずるのを防止することができると共に、
内鍋6を上面からも加温することができる。さら
に、容器本体1側から内蓋9を加熱することがで
きるので、蓋ユニツト11には、従来の蓋ヒータ
ー8′はもちろん、放熱板13′、および蓋シール
パツキン14′等の部品が不要となり、部品数を
大幅に削減することができる。したがつて、蓋ユ
ニツト11の構造を非常に簡素化でき、電気炊飯
器のコストダウンを図ることができる。
しかも、蓋ヒーター8′を不要にしたため、蓋
ユニツト11の軽量化を図ることができるうえ、
蓋ユニツト11には、リード線を導入する必要が
なく、蓋ユニツト11を、容器本体1に対して、
完全に取り外しできる構造を採用することができ
る。この結果、電気炊飯器の上方スペースが狭い
場所でも、蓋ユニツト11を容器本体1から容易
に取り外すことができ、非常に操作性に優れたも
のとなる。また、蓋ユニツト11′の開閉動作に
よつて、リード線が損傷するという従来の問題点
も解消することができる。
ユニツト11の軽量化を図ることができるうえ、
蓋ユニツト11には、リード線を導入する必要が
なく、蓋ユニツト11を、容器本体1に対して、
完全に取り外しできる構造を採用することができ
る。この結果、電気炊飯器の上方スペースが狭い
場所でも、蓋ユニツト11を容器本体1から容易
に取り外すことができ、非常に操作性に優れたも
のとなる。また、蓋ユニツト11′の開閉動作に
よつて、リード線が損傷するという従来の問題点
も解消することができる。
さらに、上記内ケース5と内鍋6との間の空間
aが、弾性体7によつて密閉されているので、こ
の空間aの空気を外方に放散することなく加熱で
き、ひいては内鍋6の熱効率良好に側面側から包
み込んで加熱できる。そして、内鍋6上面からの
加熱と併せて、内鍋6の全面加熱を行なうことが
でき、内鍋6に収納した米をムラなく炊くことが
でき、一層美味しいご飯を炊くことができる。し
かも、内ケース5と内鍋6との寸法誤差や、内鍋
6の口縁部60の変形等が生じたとしても、これ
らを弾性体7によつて吸収できるので、長期間確
実に上記内ケース5と内鍋6との間の空間aの密
閉状態を維持することができる。
aが、弾性体7によつて密閉されているので、こ
の空間aの空気を外方に放散することなく加熱で
き、ひいては内鍋6の熱効率良好に側面側から包
み込んで加熱できる。そして、内鍋6上面からの
加熱と併せて、内鍋6の全面加熱を行なうことが
でき、内鍋6に収納した米をムラなく炊くことが
でき、一層美味しいご飯を炊くことができる。し
かも、内ケース5と内鍋6との寸法誤差や、内鍋
6の口縁部60の変形等が生じたとしても、これ
らを弾性体7によつて吸収できるので、長期間確
実に上記内ケース5と内鍋6との間の空間aの密
閉状態を維持することができる。
なお、この考案の電気加熱容器は、上記実施例
に限定されるものではなく、例えば、発熱体8を
複数本弾性体7の中に埋設して実施することもで
きる。さらに内ケース5の側壁途中位置に側面加
熱用の側面ヒーターを設けると共に、この側面ヒ
ーターと、底面ヒーター4および発熱体8とによ
る炊飯および保温等の調整をマイコン制御によつ
て効率良く行なうこともでき、このほかこの考案
の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施す
ことができる。
に限定されるものではなく、例えば、発熱体8を
複数本弾性体7の中に埋設して実施することもで
きる。さらに内ケース5の側壁途中位置に側面加
熱用の側面ヒーターを設けると共に、この側面ヒ
ーターと、底面ヒーター4および発熱体8とによ
る炊飯および保温等の調整をマイコン制御によつ
て効率良く行なうこともでき、このほかこの考案
の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施す
ことができる。
〈考案の効果〉
以上のようにこの考案は、容器本体の内方に設
けた内ケースと、この内ケースに収容した内鍋と
の間に、弾性体で覆われた発熱体を設け、上記弾
性体を内鍋と接触させることによつて、内鍋を介
して容器本体側から、内鍋に被蓋した内蓋を加熱
することができるので、内蓋の下面を全面保温す
ることができると共に、内蓋の下面に結露が生ず
るのを防止することができる。このため、蓋ユニ
ツトに、従来の蓋ヒーター等の部品を設ける必要
がなく、蓋ユニツトの部品数を大幅に削減するこ
とができる。したがつて、蓋ユニツトの構造を非
常に簡素化でき、電気加熱容器のコストダウンを
図ることができる。
けた内ケースと、この内ケースに収容した内鍋と
の間に、弾性体で覆われた発熱体を設け、上記弾
性体を内鍋と接触させることによつて、内鍋を介
して容器本体側から、内鍋に被蓋した内蓋を加熱
することができるので、内蓋の下面を全面保温す
ることができると共に、内蓋の下面に結露が生ず
るのを防止することができる。このため、蓋ユニ
ツトに、従来の蓋ヒーター等の部品を設ける必要
がなく、蓋ユニツトの部品数を大幅に削減するこ
とができる。したがつて、蓋ユニツトの構造を非
常に簡素化でき、電気加熱容器のコストダウンを
図ることができる。
しかも、蓋ヒーターを不要にしたため、蓋ユニ
ツトには、リード線を導入する必要がなく、蓋ユ
ニツトを、容器本体に対して、完全に取り外しで
きる構造を採用することができ、非常に操作性に
優れたものとなる。また、蓋ユニツトの開閉動作
によつて、リード線が損傷する虞もなく、電気系
統の信頼性を高めることができる電気加熱容器を
提供することができる。
ツトには、リード線を導入する必要がなく、蓋ユ
ニツトを、容器本体に対して、完全に取り外しで
きる構造を採用することができ、非常に操作性に
優れたものとなる。また、蓋ユニツトの開閉動作
によつて、リード線が損傷する虞もなく、電気系
統の信頼性を高めることができる電気加熱容器を
提供することができる。
さらに、上記内ケースと内鍋との間の空間を、
発熱体を覆つている弾性体によつて、両者の寸法
誤差等に拘らず確実に密閉しておくことができる
ので、上記空間の空気を外方に放散することなく
加熱でき、内鍋を熱効率良好に側面側から包み込
んで加熱することができる。したがつて、いわゆ
るかまど炊きを行うことが可能となり、内鍋上面
からの加熱と併せて、内鍋の全面加熱を行なうこ
とがてき、ムラなく美味しいご飯等を炊くことが
できるという特有の実用的効果を奏する。
発熱体を覆つている弾性体によつて、両者の寸法
誤差等に拘らず確実に密閉しておくことができる
ので、上記空間の空気を外方に放散することなく
加熱でき、内鍋を熱効率良好に側面側から包み込
んで加熱することができる。したがつて、いわゆ
るかまど炊きを行うことが可能となり、内鍋上面
からの加熱と併せて、内鍋の全面加熱を行なうこ
とがてき、ムラなく美味しいご飯等を炊くことが
できるという特有の実用的効果を奏する。
第1図は、この考案の電気加熱容器の一実施例
を示す要部切欠縦断面図、第2図は、要部拡大断
面図、第3図は、従来の電気加熱容器を示す部分
縦断面図。 1……容器本体、5……内ケース、6……内
鍋、7……弾性体、8……発熱体、9……内蓋、
a……内ケースと内鍋との間の空間。
を示す要部切欠縦断面図、第2図は、要部拡大断
面図、第3図は、従来の電気加熱容器を示す部分
縦断面図。 1……容器本体、5……内ケース、6……内
鍋、7……弾性体、8……発熱体、9……内蓋、
a……内ケースと内鍋との間の空間。
Claims (1)
- 容器本体の内方に内ケースを設け、この内ケー
スに内鍋を収容していると共に、内鍋に内蓋が被
蓋されている電気加熱容器において、上記内ケー
スの口縁部に沿つて、弾性体で覆われた発熱体を
設け、上記弾性体を内鍋と接触させていると共
に、上記弾性体によつて内ケースと内鍋との間の
空間が密閉されていることを特徴とする電気加熱
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7935388U JPH0436745Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7935388U JPH0436745Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH021025U JPH021025U (ja) | 1990-01-08 |
JPH0436745Y2 true JPH0436745Y2 (ja) | 1992-08-31 |
Family
ID=31304238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7935388U Expired JPH0436745Y2 (ja) | 1988-06-15 | 1988-06-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0436745Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07102178B2 (ja) * | 1991-05-10 | 1995-11-08 | タイガー魔法瓶株式会社 | 電気炊飯器 |
JP5332844B2 (ja) * | 2009-04-10 | 2013-11-06 | タイガー魔法瓶株式会社 | 炊飯器 |
CN105283101B (zh) * | 2013-06-12 | 2017-03-08 | 三菱电机株式会社 | 电饭煲 |
JP6141119B2 (ja) * | 2013-06-27 | 2017-06-07 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
JP6057846B2 (ja) * | 2013-06-28 | 2017-01-11 | 三菱電機株式会社 | 炊飯器 |
-
1988
- 1988-06-15 JP JP7935388U patent/JPH0436745Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH021025U (ja) | 1990-01-08 |
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