JPH0851651A - 加入者線インタフェース回路及びインピーダンス整合方法並びにハイブリッド間エコーキャンセレーション方法 - Google Patents

加入者線インタフェース回路及びインピーダンス整合方法並びにハイブリッド間エコーキャンセレーション方法

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JPH0851651A
JPH0851651A JP7154648A JP15464895A JPH0851651A JP H0851651 A JPH0851651 A JP H0851651A JP 7154648 A JP7154648 A JP 7154648A JP 15464895 A JP15464895 A JP 15464895A JP H0851651 A JPH0851651 A JP H0851651A
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wire
current
slic
transmission line
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JP7154648A
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Christopher Ludeman
ルードマン クリストファー
Donald K Whitney Jr
ケイ ホイットニー ジュニア ドナルド
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Harris Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M3/00Automatic or semi-automatic exchanges
    • H04M3/005Interface circuits for subscriber lines
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/20Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other
    • H04B3/23Reducing echo effects or singing; Opening or closing transmitting path; Conditioning for transmission in one direction or the other using a replica of transmitted signal in the time domain, e.g. echo cancellers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M19/00Current supply arrangements for telephone systems
    • H04M19/001Current supply source at the exchanger providing current to substations
    • H04M19/005Feeding arrangements without the use of line transformers

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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Interface Circuits In Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 4線伝送路の送信信号利得、受信信号利得、
及び2線インピーダンス整合が、相互に独立している電
流モードの加入者線インタフェース回路を提供する。 【構成】 電話システム用加入者線インタフェース回路
(SLIC)であり、そこでは、4線伝送路の送信信号
利得、4線伝送路の受信信号利得、及び2線インピーダ
ンス整合の修正が、相互に独立である。SLIC用ハイ
ブリッド回路は、2線リターンロスを制御する接地され
た合成インピーダンスを含む。インピーダンス整合及び
ハイブリッド間エコーキャンセレーションは、SLIC
回路を有する集積回路において実行可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電話システム用加入者
線インタフェース回路に関し、特に、4線伝送路の送信
信号利得、4線伝送路の受信信号利得、及び2線インピ
ーダンス整合が、相互に独立している電流モードの加入
者線インタフェース回路に関する。
【0002】
【従来の技術】電話加入者線インタフェース回路(SL
IC)は、平衡2線伝送路(加入者個人の受話器へ及び
からのチップ及びリング経路)を、不平衡な4線伝送路
(中央電話交換マトリックスへ及びからの分離された2
線の送信及び受信信号経路)を接続する。SLICs
は、電源供給、過電圧保護、リンギング、シグナリン
グ、ハイブリッド、及び試験を含む種々の機能の実行す
る。
【0003】SLIC動作は知られており、詳細には論
じない。解説的な例では、図1に示す従来技術のSLI
Cを参照すると、電流モードのSLIC10(電圧より
伝送路における信号に関連する電流を処理するSLI
C)は、SLICの2線或いは加入者側におけるチップ
及びリングの電圧検出抵抗RS1及びRS2において、
利用可能な電流情報を使用している。
【0004】電流モードのSLICsは、一般的に、入
来信号のコピーを生成するカレントミラーを使用してい
る。カレントミラーは、米国特許第4,203,012
の明細書に記載されているように、良く知られている。
電流情報は、入来信号を検出しそれらを右の方向へ転送
するハイブリッド回路12に供給される。ハイブリッド
回路12は、SLICの4線の側に一般的に接続される
14で示される外部回路と組んで、適切な増幅、ハイブ
リッド間エコーキャンセレーション、及びインピーダン
ス整合を提供する。
【0005】「受信」信号(SLICを介して加入者へ
進行する信号)の利得も、また「4線から2線への利
得」と称され、さらにVTR/VRXであり、ここでV
TRは、VTI P −VRINGである。受信信号VRXは、電流に
変換され、ミラー化され、増幅され、分割され、再度増
幅され、そして加入者に送信するためのチップ及びリン
グ接続に供給される。
【0006】「送信」信号(SLICを介して加入者か
ら4線伝送線へ進行する信号)の利得も、また、「2線
から4線への利得」として参照され、さらにVTX/VTR
であり、ここでVTRは、RPHONE +RWIREにかかる電圧
である。送信信号を生成するために、チップ及びリング
電流は、ミラー化され、合成され、そして係数R4Wによ
って電圧に変換される。
【0007】2線リターンロスは、2線伝送路を介して
話者へ戻る2線信号(加入者の受話器における話者の
声)の遅延した戻りであり、チップ−リングインタフェ
ースにおけるインピーダンスの不整合によって生じる。
ハイブリッド間エコーは、2線ラインにおいて今測定し
た結果として、送信出力に現れる受信信号であり、それ
はVTX/VRXである。
【0008】動作においては、電話線末端におけるチッ
プ及びリング電圧は、抵抗RS1及びRS2に電圧をか
けることによって、チップ及びリング電流に変換され、
該電流は、その後、電流ミラーCM1及びCM2に供給
され、そこでコピーされる。a.c.チップ電流ITIP
は、電話線のチップ側における電圧に比例し、またa.
c.リング電流IRINGは、加入者電話線のリング側にお
ける電圧に比例している。
【0009】 ITIP = VTIP /RS1 (1) IRING = VRING/RS2 (2) ハイブリッド回路12は、大きさを縮小しかつ信頼性を
向上するために、好ましくは、集積回路で供給される。
外部回路14は、一般的に従来技術の集積回路の部分で
はない(即ち、それらは「オフチップ」である)、なぜ
ならインピーダンス整合には、時間と温度安定を必要と
し、整合されているインピーダンスはオフチップである
からである。さらには、インピーダンスは一般的に複雑
であり、シリコンに大きな値の容量を搭載することは、
実用的ではない。多くの従来技術の抵抗要素(例えば、
RS1、RS2、及び抵抗R4W)は、それらは変化しな
いことが予測され、また、それらは、インピーダンス整
合においてクリティカルな役割を通常は果たさないの
で、集積回路の部分である。
【0010】電流モードのSLICsの設計及び動作に
おいて直面する2つのより複雑な問題は、ハイブリッド
間のエコーキャンセレーション及びインピーダンス整合
である。以前に示したように、不完全なインピーダンス
整合の結果、2線伝送路を介して話者へ戻る2線信号
(加入者の受話器における話者の声)の遅延した戻りが
生じる。ハイブリッド間エコーは、16において4線回
路から受信した信号が、SLICを介して4線送信信号
の送信経路18へ進行するときに生じる。ハイブリッド
間エコーは、受信信号の一部を送信信号に加算すること
によって、通常オフチップでキャンセルされており、受
信信号からSLICを介して通過した送信信号の成分の
キャンセリングが実行され、送信及び受信信号は、キャ
ンセリングを実行するために、一般的に対向する位相或
いは極性となっている。
【0011】インピーダンス整合は、送信信号の反射を
減少させる。2線加入者線は、一般的に100の抵抗
(例えば、600〜9000Ω)の複合である負荷イン
ピーダンスZL の伝送路である。加入者線に接続される
SLICは、2線反射或いはこれもまた「2線リター
ン」として知られているエコーを避けるために、整合イ
ンピーダンスを有していることが好ましい。
【0012】図1に、チップ及びリングの末端において
見られるように、負荷インピーダンスZL を近似した2
線インピーダンスZS を合成することによって、オフチ
ップで行われたインピーダンス整合を示す。合成インピ
ーダンス係数K1 0 は、送信経路18と受信経路16
を接続するインピーダンス要素22によって、供給され
る。
【0013】Rxへの受信信号の大きさは、インピーダ
ンス要素22及びインピーダンス要素20における信号
の和である。従って、インピーダンス20による利得調
整K 2 0 及びインピーダンス設定係数K1 0 は、必
然的に、通常K1 >K2 によって関連する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】受信信号の利得調整の
インピーダンス設定係数への依存性、及びそれらが複雑
な関数であるという事実によって、独立的に利得を変化
させること及び2線インピーダンス整合が難しかった。
これらの係数は、また、変更は全体的に複雑であるた
め、利得調整及びインピーダンス整合係数を変化させる
能力を制限した。従って、インピーダンス整合及び利得
のための値は、特性における妥協に基づいて予め設定さ
れる。
【0015】本発明の目的は、従来技術の多くの問題を
回避し、SLIC及び動作方法を提供し、そこにおいて
は、4線伝送路の送信信号利得、4線伝送路の受信信号
利得、及び2線インピーダンス整合が相互に独立であ
る。更なる目的は、2線リターンロスを制御する合成イ
ンピーダンスが、1ポートが接地された2ポートネット
ワークである新たなSLIC及び動作方法を提供するこ
とである。
【0016】他の目的は、新たなSLIC及び動作方法
を提供し、そこにおいては、インピーダンス整合回路
は、接地された合成ネットワークインピーダンスZ0
値と逆に関係して、チップ及びリング電流の組み合わせ
の利得を増加させることによって、合成インピーダンス
を供給し、4線伝送路における受信信号の利得は、イン
ピーダンス整合及び送信利得とは無関係である。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、2線加入者伝
送路と4線伝送路との間に接続されたSLIC(加入者
線インタフェース回路)加入者線集積回路であって、受
信信号電流をチップ及びリング信号電流並びにインピー
ダンス整合回路と合成し、該インピーダンス整合回路は
SLICに接続されるべき2線伝送路の予測インピーダ
ンスを近似するために予め選択されたインピーダンスを
介してグランド電位に基準化される合成器と、前記イン
ピーダンスの値に逆に関係して前記合成器の利得を増加
させる電流ミラーと、(a)4線送信信号利得、(b)
4線受信信号利得、及び(c)2線インピーダンス整合
回路を独立に調整する相互的独立手段とよりなるSLI
Cを含む。
【0018】本発明はまた、SLICにかかるインピー
ダンス整合方法であって、(a)チップ及びリング信号
電流を合成し、(b)その後、予め決められたインピー
ダンスの関数として合成電流の利得を変更する段階とよ
りなり、前記予め決められたインピーダンスは接地さ
れ、前記合成電流と前記予め決められたインピーダンス
との間の関係は好ましくは逆である方法を含む。
【0019】
【実施例】添付の図面を参照して、例示により本発明を
説明する。本発明のSLICは、先ず、インピーダンス
整合及びハイブリッド間エコーキャンセレーションの回
路によって提供される2つの主な改善について、分けて
検討することによって、より容易に理解できるであろ
う。以下に続く分離した検討において使用する図2乃至
図5は、回路の特徴を描写している。
【0020】ここに説明する改善したSLIC回路にお
けるインピーダンス整合は、受信利得及び送信利得調整
とは無関係であり、敏速なアクセスためにオフチップに
移動される。比較される従来技術の回路は、図2の機能
ブロックにおいて描写されている。それらに見られるよ
うに、受信信号の利得修正K2 0 及び合成インピーダ
ンス係数K1 0 は、両者共Z0 の関数であり、従っ
て、一方における変化は、他方に影響を与える。それら
は、両方ともオフチップである。
【0021】これに対して、図3を参照すると、ここに
おけるインピーダンス整合回路は、Z0 に無関係で受信
信号利得調整のための簡易なオフチップの抵抗的な要素
Xを使用している。合成インピーダンス係数KZ
0 は、他の簡易なオフチップ要素によって提供され、該
要素は、一端において接地され、RX がZ0 とR4Wに無
関係になるようにしている。インピーダンス整合関数の
係数の利得は、Z0 に反比例する。
【0022】ハイブリッド間エコーキャンセレーション
は、図4の機能ブロック図において描写されている。適
切な電圧−電流変換器と共に、電流合成器S2を使用す
るオフチップが導かれている。これに対して、図5の改
善した回路におけるハイブリッド間エコーキャンセレー
ションは、受信信号電流IRXの分離したコピーを、合成
器S3へ電流ミラーCM4から供給することによって、
オンチップで行われる。
【0023】インピーダンス整合及びハイブリッド間エ
コーキャンセレーションの両者を実行するための回路
は、図6においてより明確に見ることができる。動作に
おいては、電話線末端におけるチップ及びリング電圧
は、抵抗RS1及びRS2に電圧をかけることによっ
て、チップ及びリング電流に変換され、また、該電流
は、それ以後、電流ミラー30及び32に供給され、そ
こで2回コピーされる。上記の式(1)及び(2)にお
けるように、a.c.チップ電流ITIP は、電話線のチ
ップ側における電圧に比例し、またa.c.リング電流
RINGは、電話線のリング側における電圧に比例する。
その比例は、示されるように係数N1及びN2によって
TIP 及びIRINGのコピーにおいて異なるようにでき
る。
【0024】N2チップ電流は、合成器34において加
算或いは再合成を行うために、電流ミラー36において
ミラー化した後、合成器34において、N2リング電流
と合成される。この電流I3は、増幅器42において係
数R4Wによって増幅された電圧に変換され、送信信号V
TXとして4線回路へ進行される。ハイブリッド間エコ
ー、即ち送信信号における受信信号の存在をキャンセル
するために、係数N3によってスケールされた受信信号
のコピーが、電流ミラー38から合成器34へ供給で
き、送信信号から受信信号のキャンセレーションが行わ
れる。合成器34は、合成電流信号I3を、電流−電圧
変換器42に供給し、そこでは、信号が、4線伝送路へ
送信信号電圧VTXとして転送される前に、適切に増幅さ
れる。
【0025】 I3=(N2×ITIP )+(N2×IRING)−(N3×IRX) (3) 受信信号は、受信信号電圧における情報を、抵抗RX
よる受信信号電流IRXに変換することによって処理され
る。電流ミラー38は、IRXの2つのコピーを生成し、
1つは、上述したハイブリッド間エコーキャンセレーシ
ョン用であり、さらに他方は、4線から2線への伝送用
である。
【0026】合成器44は、3つの電流を合成する;即
ち、係数N1によってスケール化されるミラー30から
のITIP のコピー、係数N1によってスケール化される
ミラー32からのIRINGのコピー(ミラー32からのコ
ピーは、必要に応じてミラー46において、ITIP とI
RINGが適切な極性を有するように、反転できる)、及び
係数N4によってスケール化されるミラー38からの第
2のコピー。合成器44からの合成電流は、インピーダ
ンス整合、及び4Wから2Wへの伝送において使用する
電流I4を形成する。
【0027】 I4=(N1×ITIP )+(N1×IRING)−(N4×IRX) (4) 電流I4は、電流利得増幅器48に供給され、そこで、
電流利得は、合成インピーダンス設定Z0 に関連する係
数によって変更される。電流利得増幅器48は、A、入
力信号I4を受信でき、それは、接地されたインピーダ
ンス要素50からの合成インピーダンス係数KZ0 及び
抵抗性要素52からの抵抗Rnによって変更される。電
流利得増幅器48の利得は: G=IOUT /IIN=Rn/KZ0 (5) Rnは、Rnにおける変化がZ0 に影響するように、好
ましくは固定されている。しかし、Z0 は、Rnに影響
を与えることなく変化できる。
【0028】電流利得増幅器48からの出力、G×I4
は、電流スプリッター54に供給され、各部分は、電流
増幅器56及び58において、係数Fで増幅され2線負
荷に送られる。KZ0 を供給するインピーダンス要素5
0は、入力抵抗Rxに接続されていないので、Z0 にお
ける変化は、従来技術回路におけるようにRxに影響し
ない。Z0 の一端の接地によって、簡易になり、また、
インピーダンス要素が切り替え可能となる。従って、合
成インピーダンスは、受信信号利得及び送信信号利得と
は無関係に変更できる。この独立性によって、この回路
を用いたSLICの適用範囲をかなり広げることができ
る、何故なら、電話システムのインピーダンスは、時間
中或いはある場所からある場所にかけて、2つの2端子
の接地されていないネットワークを調整するよりも、2
端子で一端が接地された単一のネットワークを調整する
ことによって変更できるからである。例えば、要素50
は、必要に応じて切り替えられ、また切り離され、そし
て各々が予め決められたインピーダンスを有する1組の
要素の間から選択できる。反対に、RX 、R4W、及びZ
0 の独立性によってもまた、受信及び送信信号利得が、
必要に応じてインピーダンスを影響を与えることなく変
更できる。
【0029】改善された回路において使用される部品と
しては、集積回路に適応可能な部品が、部品(例えば、
電流ミラー)と調和できる利点を得るため及び信頼性を
向上するために好ましいが、通常のものでよい。例え
ば、集積回路部品が使用される場合、SLICハイブリ
ッド回路60(図6において破線で囲まれている)を、
単一の集積回路にできる。変更可能な値と共に入力を供
給できる部品は、必要とは限らないが、オフチップにで
きる。例えば、RX 及びKZ0 は、オフチップにでき、
従って、それらは、SLICを設置したとき、或いは動
作状態の変更に応答して動作する間、選択的に変更でき
る。
【0030】区別されるように、図6の回路は、2線リ
ターンロスを制御するために、従来技術の浮動のネット
ワークの代わりに、単一のグランドを基準としたインピ
ーダンスネットワークを使用している。合成2線インピ
ーダンスは、受信及び送信利得とは無関係に、グランド
への切り替えを使用することによって選択できる。受信
及び送信利得は、従来技術の複雑なインピーダンス負荷
のための複雑なインピーダンスネットワークの代わり
に、単一抵抗によって設定できる。
【0031】ここにおいて改善された回路によってもた
らされた部品の選択の簡易性の実証は、図6の部品名称
及び乗算係数を参照して示される。合成インピーダンス
S は、以下のように計算できる: ZS =(RS)(KZ0 )/〔(Rn)(FN1)〕 (6) 4線から2線への受信利得は、以下のように計算でき
る: G4W-2W =(RS)(N4)(ZL)/〔(Rx)(N1)(ZS +ZL)〕 (7) 2線から4線への送信利得は、以下のように計算でき
る: G2W-4W =VTX/VTR=(R4W)N2/(RS) (8) ハイブリッド間エコーキャンセレーション(4線から4
線への利得)は、以下のように計算できる: G4W-4W =VTX/VRX=(R4W)(N4N2)ZL(−N3)/ 〔(Rx)(N1)(ZS +ZL)〕 (9) ここにおいて、成分の簡単な代入を行うために、以下の
値を仮定する: N1=N2=N3=1、 N4=2、 F=400、 Rn=25kΩ、RS=100kΩ、 ZS=ZL=600Ω。
【0032】そこで、以下の値の成分が、示される利得
を達成するために使用できる: G4W-2W =G2W-4W =0dB、G4W-4W =−∞dBに対
して、 KZ0 =60kΩ、Rx=100kΩ、及びR4W=10
0kΩ; G4W-2W =−6dB、G2W-4W =0dB、G4W-4W =−
∞dBに対して、 KZ0 =60kΩ、Rx=200kΩ、及びR4W=10
0kΩ; G4W-2W =0dB、G2W-4W =−6dB、G4W-4W =−
∞dBに対して、 KZ0 =60kΩ、Rx=100kΩ、及びR4W=20
0kΩ。
【0033】ここに見られるように、利得は、抵抗の簡
単な代入によって、インピーダンス整合に影響を与える
ことなく変更できる。電話システム用加入者線インタフ
ェース回路(SLIC)であり、そこでは、4線伝送路
の送信信号利得、4線伝送路の受信信号利得、及び2線
インピーダンス整合の修正が、相互に独立である。SL
IC用ハイブリッド回路は、2線リターンロスを制御す
る接地された合成インピーダンスを含む。インピーダン
ス整合及びハイブリッド間エコーキャンセレーション
は、SLIC回路を有する集積回路において実行可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】インピーダンス整合、送信利得調整、及び受信
利得調整の特徴を示す関連部品を伴った従来技術のSL
ICハイブリッドの電気機能ブロック及び回路図であ
る。
【図2】図1のSLICのインピーダンス整合機能を示
す従来技術装置の機能ブロック図である。
【図3】インピーダンス整合機能を示す本発明の一実施
例の機能ブロック図である。
【図4】図1のSLICのハイブリッド間エコーキャン
セレーション機能を示す従来技術装置の機能ブロック図
である。
【図5】ハイブリッド間エコーキャンセレーション機能
を示す本発明の一実施例の機能ブロック図である。
【図6】図3及び図5の回路の一体化を示す本発明の改
善したSLICハイブリッド回路の一実施例の機能ブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 SLIC 12 ハイブリッド回路 14 外部回路 16 受信経路 18 送信経路 20 インピーダンス 30、32 電流ミラー 34 合成器 36、38 電流ミラー 42 電流−電圧変換器 44 合成器 46 電流ミラー 48 電流利得増幅器 50 インピーダンス要素 52 抵抗性要素 54 電流スプリッター 56、58 電流増幅器 60 SLICハイブリッド回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2線加入者伝送路と4線伝送路との間に
    接続されたSLIC(加入者線インタフェース回路)加
    入者線集積回路であって、受信信号電流をチップ及びリ
    ング信号電流並びにインピーダンス整合回路と合成し、
    該インピーダンス整合回路はSLICに接続されるべき
    2線伝送路の予測インピーダンスを近似するために予め
    選択されたインピーダンスを介して接地電位に基準化さ
    れる合成器と、前記インピーダンスの値と逆の関係で前
    記合成器の利得を増加させる電流ミラーと、(a)4線
    送信信号利得、(b)4線受信信号利得、及び(c)2
    線インピーダンス整合回路を独立に調整する相互的独立
    手段とよりなるSLIC。
  2. 【請求項2】 2線加入者伝送路と4線伝送路との間の
    接続を含み、前記SLICは、2線リターンロスを制御
    する接地されたインピーダンスを含むインピーダンス整
    合のための回路を有する請求項1記載のSLIC。
  3. 【請求項3】 前記接地されたインピーダンス手段は、
    それが接続されている2線回路の予測インピーダンスを
    近似するために予め選択されており、前記合成器は、接
    続されている4線ラインからの受信信号電流を、接続さ
    れている2線回路のチップ及びリング電流と合成し、前
    記接地されたインピーダンスに接続され、前記接地され
    たインピーダンスの値と逆の関係で前記合成器の利得を
    増加させる手段が設けられている請求項1又は2記載の
    SLIC。
  4. 【請求項4】 前記SLICは可変利得増幅器を含み、
    前記接地されたインピーダンスは電気的に前記可変利得
    増幅器に接続され、前記可変利得増幅器は集積回路であ
    り、前記接地されたインピーダンスは個々の回路部品で
    あり、好ましくは前記可変利得増幅器は前記変換手段と
    は無関係である請求項1又は2記載のSLIC。
  5. 【請求項5】 前記接地されたインピーダンスは、接続
    されている2線伝送路の予測インピーダンスを近似する
    ために予め選択されており、前記SLICはさらに、そ
    れが接続されている4線伝送路からの受信信号電圧を受
    信信号電流へ変換するための手段と、前記受信信号電流
    と接続された2線伝送路からのチップ及びリング電流と
    を合成するための第1の合成器と、前記接地されたイン
    ピーダンスに接続され、前記インピーダンスの値に逆に
    関係して前記第1の合成器の利得を増加させる電流利得
    増幅器とをさらに含み、前記接地されたインピーダンス
    は、変換のための前記手段とは無関係であり、また好ま
    しくは前記合成のための手段及び前記合成器の利得を増
    加させるための前記手段は同じ集積回路に存在する請求
    項1記載のSLIC。
  6. 【請求項6】 4線伝送路及び2線伝送路を含み、2線
    伝送路リターンロスを低減するように、2線伝送路の予
    測インピーダンスを近似するために選択されたインピー
    ダンスを供給するフィードバック回路と、該フィードバ
    ック回路の外部にあり4線伝送路における受信信号の利
    得を調整するための抵抗性手段とを有する請求項1乃至
    5のうちいずれか1項記載のSLIC。
  7. 【請求項7】 受信、チップ及びリング電流を合成する
    第2の合成器と、該第2の合成器からの出力を4線伝送
    路の送信電圧に変換するための手段とよりなるハイブリ
    ッド間エコーキャンセレーション手段を含む請求項1乃
    至6のうちいずれか1項記載のSLIC。
  8. 【請求項8】 SLICに対するインピーダンス整合方
    法であって、 (a)チップ及びリング信号電流を合成し、 (b)その後、予め決められたインピーダンスの関数と
    して合成電流の利得を変更する段階とよりなり、前記予
    め決められたインピーダンスは接地され、前記合成電流
    と前記予め決められたインピーダンスとの間の関係は好
    ましくは逆であるインピーダンス整合方法。
  9. 【請求項9】 電流合成及び利得変更の段階は集積回路
    において行われる請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 集積回路SLICにおけるハイブリッ
    ドエコーキャンセレーション方法であって、 (a)4線受信信号電流をSLIC内の2線チップ及び
    リング信号電流と合成し、 (b)前記合成電流から4線送信信号電圧を供給する段
    階とよりなり、該4線送信信号電圧を供給する段階はS
    LIC集積回路内で行われ、前記送信信号電圧の振幅は
    個々の抵抗性回路部品の関数であるエコーキャンセレー
    ション方法。
  11. 【請求項11】 SLICに接続される2線伝送路にお
    ける2線リターンロスを、前記2線伝送路の予測インピ
    ーダンスを近似するために予め選択されたインピーダン
    スの値を制御することによって制御する段階を含み、前
    記2線リターンロスを制御する段階は、予め選択された
    インピーダンスの値に逆に関係して2線チップ及びリン
    グ電流の合成の利得を増加させる段階を含む請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 平衡2線伝送路と不平衡4線伝送路と
    の間のSLICであって、各々が2線伝送路のチップ及
    びリング信号電圧をチップ及びリング信号電流に変換す
    る2つの電流ミラーと、各々が前記4線伝送路からの受
    信信号電流を前記2つの電流ミラーのうち1つからのチ
    ップ及びリング信号電流と合成する2つの合成器と、前
    記2つの合成器のうち第1のものからの電流出力をSL
    IC送信信号電圧に変換する変換器と、2線リターンロ
    スを制御する接地された2線インピーダンスと、該接地
    された2線インピーダンスに接続されて該接地された2
    線インピーダンスの値に逆に関係して前記2つの合成器
    の利得を増加させる電流利得増幅器とよりなり、前記電
    流利得増幅器は前記2つの電流ミラーを介して電流をフ
    ィードバックし、前記2つの電流ミラー、前記2つの合
    成器、前記変換器、及び前記電流利得ブロックは単一の
    集積回路に存在するSLIC。
JP7154648A 1994-06-24 1995-06-21 加入者線インタフェース回路及びインピーダンス整合方法並びにハイブリッド間エコーキャンセレーション方法 Withdrawn JPH0851651A (ja)

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