JPH0851399A - データ送受信装置およびデータ送受信システム - Google Patents

データ送受信装置およびデータ送受信システム

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JPH0851399A
JPH0851399A JP6204227A JP20422794A JPH0851399A JP H0851399 A JPH0851399 A JP H0851399A JP 6204227 A JP6204227 A JP 6204227A JP 20422794 A JP20422794 A JP 20422794A JP H0851399 A JPH0851399 A JP H0851399A
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JP
Japan
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signal
electronic device
data
infrared
transmission
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JP6204227A
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Inventor
Hiroshi Moriuchi
宏 森内
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオ信号およびオーディオ信号をFM変調
して空間伝送するときに、コントロール信号をベースバ
ンドで重畳させて伝送する。 【構成】 VTR一体型ビデオカメラ1の双方向の入出
力端子は、双方向データ信号伝送線19を介してインバ
ータ29の出力端およびインバータ20の入力端に接続
される。インバータ20の出力端は、インバータ30の
出力端および送信回路70の入力端に接続されている。
送信回路70は、入力されたデータを光信号に変換し
て、受信回路72に送信する。また、インバータ29の
入力端はインバータ30の入力端および受信回路71の
出力端に接続されている。受信回路71は、送信回路7
3から送信された光信号を受信し、電気信号に変換す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業用の利用分野】この発明は、例えば音響機器およ
び映像機器などをワイヤレスで使用するデータ送受信装
置およびデータ送受信システムに関し、特に、オーディ
オ信号およびビデオ信号を赤外線信号にして伝送するデ
ータ送受信装置およびデータ送受信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線信号空間伝送装置(以下、
光伝送装置と呼ぶ)では、オーディオ信号およびビデオ
信号をFM変調して伝送している。ところが、このとき
にコントロール信号を重畳させて伝送するようにした光
伝送装置の例は無い。
【0003】ここで、映像信号および音声信号にコント
ロール信号を重畳して伝送しようとするとき、その手段
として、例えば次のような方法が考えられる。一つに
は、40kHzのキャリアでASK変調しオーディオ信
号およびビデオ信号と混合する方法、またもう一つに
は、赤外線データ伝送の周波数帯域(1〜2MHz)に
変調してオーディオ信号およびビデオ信号と混合する方
法、等である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように変調して
双方向コントロール信号の光伝送を行った場合、伝送に
遅延時間が発生する。この遅延時間は、例えばデータの
伝送速度が100μs/bitに対して10〜20μs
/bit程度であり、これが大きいと機器が正常な動作
をしなくなってしまう。
【0005】また、上述の遅延時間が発生するために、
単純に双方向伝送するとループを作って発振してしま
う。ここで、この発振のメカニズムについて説明する。
図7に、双方向コントロール信号の光伝送をする場合の
構成の一例を示す。図7において、機器100と機器1
10との間で、赤外線信号で双方向にコントロール信号
を伝送するものとする。機器100からは、双方向伝送
路103が導出される。この双方向伝送路103を介し
て機器110に対するコントロール信号が双方向に伝送
される。双方向伝送路103の一端106は、受信側の
信号処理回路102の出力端に接続されると共に、送信
側の信号処理回路104の入力端に接続される。
【0006】機器110に向けてコントロール信号を送
信する場合には、双方向伝送路103を介して送られて
きたコントロール信号が信号処理回路104に供給され
る。信号処理回路104の出力が発光素子105に供給
される。発光素子105からは、コントロール信号に基
づく赤外線信号が送出される。機器110からのコント
ロール信号を受信する場合には、機器110からの赤外
線信号が受光素子101で検出される。受光素子101
の出力が信号処理回路102に供給される。信号処理回
路102の出力が双方向伝送路103を介して、機器1
00に供給される。
【0007】機器110からは、双方向伝送路113が
導出される。この双方向伝送路113を介して機器10
0に対するコントロール信号が双方向に伝送される。双
方向伝送路113の一端116は、受信側の信号処理回
路112の出力端に接続されると共に、送信側の信号処
理回路114の入力端に接続される。
【0008】機器100に向けてコントロール信号を送
信する場合には、双方向伝送路113を介して送られて
きたコントロール信号が信号処理回路114に供給され
る。信号処理回路114の出力が発光素子115に供給
される。発光素子115からは、コントロール信号に基
づく赤外線信号が送出される。機器100からのコント
ロール信号を受信する場合には、機器100からの赤外
線信号が受光素子111で検出される。受光素子111
の出力が信号処理回路112に供給される。信号処理回
路112の出力が双方向伝送路113を介して、機器1
10に供給される。
【0009】図8Aに、機器100から端子103に出
力される信号を示す。これがタイミングの基準となる。
この信号が信号処理回路104を介して発光素子105
によって光信号に変換される。その信号を機器110側
の受光素子が受光し、光信号を電気信号に変換し、端子
116を介して機器110に送る。このときの端子11
6での信号は、上記の遅延時間τが発生しているので、
図8Bのようになる。機器110に到達した信号は、そ
のまま機器110側の発光素子へ送られて光信号に変換
される。その光信号は機器A側の受光素子により受光さ
れ、電気信号に変換されて機器100に送られる。その
ときの端子106での信号を図8Cに示す。この信号は
図8Aに示した信号より2τだけ遅れている。
【0010】ここで、図8Aに示す信号と図8Cに示す
信号は、同じ端子106の信号である。そのため、図8
Cに示す信号は、機器100が出力する信号として再び
機器Bに送られてしまう。そして上述のような手順によ
って2τだけ遅れて機器100に戻ってきてしまう。こ
のようにして、端子106には、2τづつ遅れた信号が
無限ループとなって送られてくることになり、発振して
しまうことになる。
【0011】したがって、この発明の目的は、コントロ
ール信号の伝送において遅延時間を少なくすることによ
って双方向コントロール信号の光伝送を可能にでき、ま
た、双方向コントロール信号を光伝送時するときの遅延
時間ににより生じる発振を抑えることにより、正常な伝
送を可能にするようなデータ送受信装置およびデータ送
受信システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の問題
点を解決するために、相手側の電子機器へのデータ信号
を赤外線信号に変換して出力する発光素子と、相手側の
電子機器から返されてきた赤外線信号を受光する受光素
子と、相手側の電子機器との間で双方向にデータ信号が
伝送される信号線とからなり、赤外線による経路と信号
線による経路とにより双方向データ通信を行うようにし
たデータ送受信装置である。
【0013】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、ビデオ信号およびオーディオ信号を変調し、相
手側の電子機器へのデータ信号と変調されたビデオ信号
およびオーディオ信号を多重化するようにしたことを特
徴とするデータ送受信装置である。
【0014】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、相手側の電子機器から返されてきた赤外線信号
に基づくデータ信号を反転し、相手側の電子機器へのデ
ータ信号に加えるようにしたことを特徴とするデータ送
受信装置である。
【0015】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、データ信号がベースバンド信号であるようなデ
ータ送受信装置である。
【0016】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、第2の電子機器へのデータ信号を赤外線信号に
変換して出力する第1の発光素子と、第2の電子機器か
ら返されてきた赤外線信号を受光する第1の受光素子
と、第2の電子機器との間で双方向にデータ信号が伝送
される第1の信号線とからなる第1の電子機器と、第1
の電子機器からの赤外線信号を受光する第2の受光素子
と、第1の電子機器に返すデータ信号を赤外線信号に変
換して出力する第2の発光素子と、第1の電子機器との
間で双方向にデータ信号が伝送される第2の信号線とか
らなる第2の電子機器とからなり、赤外線による経路と
第1および第2の信号線による経路とにより、第1の電
子機器と第2の電子機器との間で双方向データ通信を行
うようにしたデータ送受信システムである。
【0017】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、第1の電子機器は、ビデオ信号およびオーディ
オ信号を変調し、第2の電子機器へのデータ信号と変調
されたビデオ信号およびオーディオ信号を多重化し、第
2の電子機器は、第2の電子機器へのデータ信号と変調
されたビデオ信号およびオーディオ信号とを分離し、ビ
デオ信号およびオーディオ信号を復調するようにしたデ
ータ送受信システムである。
【0018】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、第1の電子機器は、第2の電子機器から返され
てきた赤外線信号に基づくデータ信号を反転し、第2の
電子機器へのデータ信号に加えるようにし、第2の電子
機器は、第1の電子機器から返されてきた赤外線信号に
基づくデータ信号を反転し、第1の電子機器へのデータ
信号に加えるようにしたことを特徴とするデータ送受信
システムである。
【0019】また、この発明は、上記の問題を解決する
ために、データ信号がベースバンド信号であるデータ送
受信システムである。
【0020】
【作用】上述の構成によれば、コントロール信号の伝送
において遅延時間を小さくでき、双方向コントロール信
号の光伝送が可能となる。また、双方向コントロール信
号を光伝送するとき、遅延時間によって発生する発振を
抑え、正常な伝送を行うことができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の一実施
例について説明する。図1は、この発明による光伝送装
置を内蔵した、携帯用VTR一体型ビデオカメラ装置の
一例である。VTR一体型ビデオカメラ1には、撮像信
号をビデオテープに記録する記録系と、ビデオテープに
記録された撮像信号を再生する再生系を有している。こ
のVTR一体型ビデオカメラ1は、ビデオカメラステー
ション2上の定位置に置かれている。ビデオカメラステ
ーション2は、ビデオ信号用ケーブルとオーディオ右チ
ャンネル用ケーブルおよびオーディオ左チャンネル用ケ
ーブルを束ねたケーブル束3により、例えば映像モニタ
装置等の入力端子に接続される。
【0022】VTR一体型ビデオカメラ1の底部には、
発光素子および受光素子から成る伝送ブロック4が設け
られている。、また、ビデオカメラステーション2の上
部にも伝送ブロック5が設けられており、VTR一体型
ビデオカメラ1をビデオカメラステーション2上の、上
述の定位置に置くことにより、伝送ブロックのお互いの
発光素子と受光素子とが相対するようにされている。
【0023】VTR一体型ビデオカメラ1からビデオカ
メラステーション2へは、オーディオ信号とビデオ信号
およびコントロール信号の3種類の信号を重畳させた信
号S1を光伝送する。また、ビデオカメラステーション
2からVTR一体型VTR一体型ビデオカメラ1へは、
コントロール信号S2を光伝送する。この時のコントロ
ール信号は、双方向コントロール信号である。
【0024】VTR一体型ビデオカメラ1で再生された
オーディオ信号およびビデオ信号は、ビデオカメラステ
ーション2に光伝送される。この信号は、ビデオカメラ
ステーション2内で復調され、ケーブル束3を介して、
例えばテレビジョン受像機等に送られる。また、ビデオ
カメラステーション2からVTR一体型ビデオカメラ1
へは、コントロール信号が光伝送されている。そのた
め、VTR一体型ビデオカメラ1の操作は、ビデオカメ
ラステーション2から行うようにすることができる。
【0025】図2に、上述の一実施例のVTR一体型ビ
デオカメラ1側の光伝送部分のブロック構成図を示す。
VTR一体型ビデオカメラ1で再生されたビデオ信号S
3は、クランプ回路11によってクランプされプリエン
ファシス回路12に供給される。このビデオ信号S3を
クランプしたビデオ信号は、プリエンファシス回路12
によって高域強調処理を施され、FM変調回路13に供
給される。この処理が施されたビデオ信号は、FM変調
回路13によって例えば6〜20MHzの帯域にFM変
調されて、バンドパスフィルタ14aを介して加算器1
5に供給される。
【0026】同様に、左チャンネルオーディオ信号S4
aおよび右チャンネルオーディオ信号S4bは、プリエ
ンファシス回路16aおよび16bにそれぞれ供給され
る。それらの信号は、プリエンファシス回路16aおよ
び16bにより高域強調処理を施され、FM変調回路1
7aおよび17bにそれぞれ供給される。これらの、処
理を施されたオーディオ信号は、FM変調回路17aお
よび17bによって例えば左チャンネル信号は2.3M
Hzの帯域にFM変調され、また例えば右チャンネル信
号は2.8MHzの帯域にFM変調されて、バンドパス
フィルタ14bおよび14cをそれぞれ介して、上述し
た加算器15に供給される。
【0027】また、コントロール信号S5は、VTR一
体型ビデオカメラ1から双方向データ伝送信号線19を
介して出力される双方向データ信号である。このコント
ロール信号S5は、インバータ20で反転され、バッフ
ァ回路21を介して加算器15に供給される。加算器1
5は、このFM変調されていないコントロール信号S5
が反転された信号と上述のFM変調されたビデオ信号お
よび上述のFM変調された左右のオーディオ信号とを加
算処理する。加算処理された信号は、発光素子駆動回路
22に供給され、発光素子23により光信号に変換さ
れ、ビデオカメラステーション2に空間伝送される。こ
のとき、上述したように、コントロール信号はFM変調
されておらず、ベースバンドで重畳されている。
【0028】また、このコントロール信号は双方向通信
なので、ビデオカメラステーション2から空間伝送され
て来る信号もある。ビデオカメラステーション2から空
間伝送されて来たコントロール信号24は、受光素子2
5で受光され、受光回路26で電気信号に変換され、増
幅回路27に供給される。増幅回路27の出力はコンパ
レータ28を介し、インバータ29で反転され、上述の
双方向データ伝送信号線19に供給される。また、この
コントロール信号は、コンパレータ28の出力からイン
バータ30で信号を反転され、インバータ20の出力と
混合される。
【0029】図3に、上述の一実施例のビデオカメラス
テーション2側の光伝送部分のブロック構成図を示す。
なお、このときのVTR一体型ビデオカメラ1とビデオ
カメラステーション2の位置関係は、上述した定位置の
関係にあるものとする。図2の発光素子23から伝送さ
れてきた光信号は、図3の受光素子40で受光され、受
光回路41によって電気信号に変換される。受光回路4
1の出力は、増幅回路42によって増幅され、各バンド
パスフィルタ43a、43b、43c、およびローパス
フィルタ44に供給される。
【0030】上述のバンドパスフィルタ43aの信号通
過帯域は、例えば6〜20MHzに設定されている。こ
のため、上述の増幅回路42によって供給されるオーデ
ィオ信号とビデオ信号およびコントロール信号は、上述
のバンドパスフィルタ43aによってビデオ信号だけを
抽出され、リミッタ45に供給される。この、抽出され
たビデオ信号は、FM変調されている。このビデオ信号
は、リミッタ45によって所定のレベル制御処理を施さ
れ、FM復調回路47aに供給される。
【0031】上述のビデオ信号は、FM復調回路47a
によってFM復調処理を施され、ローパスフィルタ48
aおよび増幅回路49を介し、ディエンファシス回路5
1に供給される。このビデオ信号は、ディエンファシス
回路51によって高域復調処理を施され、駆動増幅回路
53を介してビデオカメラステーション2本体へ送られ
る。
【0032】上述のバンドパスフィルタ43bの信号通
過帯域は、例えば2.3MHzに設定されている。この
ため、上述の増幅回路42によって供給されるオーディ
オ信号とビデオ信号およびコントロール信号は、上述の
バンドパスフィルタ43bによって左チャンネルオーデ
ィオ信号だけを抽出され、共振増幅回路46aを介して
FM復調回路47bに供給される。
【0033】上述の左チャンネルオーディオ信号は、F
M復調回路47bによってFM復調処理を施され、ロー
パスフィルタ48bを介し、ディエンファシス回路50
aに供給される。この左チャンネルオーディオ信号は、
ディエンファシス回路50aによって高域復調処理を施
され、増幅回路52aを介してビデオカメラステーショ
ン2本体へ送られる。
【0034】また、上述のバンドパスフィルタ43cの
信号通過帯域は、例えば2.8MHzに設定されてい
る。このため、上述の増幅回路42によって供給される
オーディオ信号とビデオ信号およびコントロール信号
は、上述のバンドパスフィルタ43cによって右チャン
ネルオーディオ信号だけを抽出され、共振増幅回路46
bを介してFM復調回路47cに供給される。
【0035】上述の右チャンネルオーディオ信号は、F
M復調回路47cによってFM復調処理を施され、ロー
パスフィルタ48cを介し、ディエンファシス回路50
bに供給される。この右チャンネルオーディオ信号は、
ディエンファシス回路50bによって高域復調処理を施
され、増幅回路52bを介してビデオカメラステーショ
ン2本体へ送られる。
【0036】上述の増幅回路42によって供給されるオ
ーディオ信号とビデオ信号およびコントロール信号は、
上述のローパスフィルタ44によってコントロール信号
だけを抽出される。このコントロール信号は、ベースバ
ンドで伝送されているのでFM復調される必要が無い。
このため、直ちに増幅回路54に供給される。増幅回路
54の出力は、コンパレータ55を介しインバータ56
で反転され、接続点57および双方向データ伝送信号線
58を介し、ビデオカメラステーション2に送られる。
また、コンパレータ55から出力されたこのコントロー
ル信号は、インバータ62によって反転され発光素子駆
動回路60に加えられる。
【0037】また、このコントロール信号は双方向通信
なので、ビデオカメラステーション2がVTR一体型ビ
デオカメラ1に対して空間伝送する信号もある。ビデオ
カメラステーション2が空間伝送するコントロール信号
は、インバータ59によって反転され、発光素子駆動回
路60に供給され、発光素子61により光信号に変換さ
れ、VTR一体型ビデオカメラ1に空間伝送される。こ
のとき、上述したように、このコントロール信号はFM
変調されておらず、ベースバンドで伝送される。
【0038】ところで、VTR一体型ビデオカメラ1と
ビデオカメラステーション2との間で双方向のデータ伝
送をしようとするとき、上述した理由により伝送経路に
ループが発生し、発振を起こしてしまう。そこで、この
発明においては、図2中のインバータ30および図3中
のインバータ62によってその対策としている。次に、
図4および図5のタイミングチャートによってこの発振
対策について説明する。
【0039】図4に、VTR一体型ビデオカメラ1とビ
デオカメラステーション2との間で双方向データ伝送を
行う場合の構成を簡略に示す。VTR一体型ビデオカメ
ラ1の双方向の入出力端子は、双方向データ信号伝送線
19を介してインバータ29の出力端およびインバータ
20の入力端に接続される。このとき、インバータ20
から双方向データ伝送線19への系路上に、端子80が
設けられている。インバータ20の出力端は、インバー
タ30の出力端および送信回路70の入力端に接続され
ている。このときの共通接続点を端子81とする。送信
回路70は、入力されたデータを光信号に変換して、受
信回路72に送信する。また、インバータ29の入力端
はインバータ30の入力端および受信回路71の出力端
に接続されている。このときの共通接続点を端子82と
する。受信回路71は、送信回路73から送信された光
信号を受信し、電気信号に変換する。
【0040】また、ビデオカメラステーション2の双方
向の入出力端子は、双方向データ信号伝送線58を介し
てインバータ56の出力端およびインバータ59の入力
端に接続される。このとき、インバータ56から双方向
データ伝送線58への系路上に、端子84が設けられて
いる。インバータ59の出力端は、インバータ62の出
力端および送信回路73の入力端に接続されている。こ
のときの共通接続点を端子85とする。送信回路73
は、入力されたデータを光信号に変換して、受信回路7
1に送信する。また、インバータ62の入力端はインバ
ータ56の入力端および受信回路72の出力端に接続さ
れている。このときの共通接続点を端子83とする。受
信回路72は、送信回路70から送信された光信号を受
信し、電気信号に変換する。
【0041】図5に、この伝送経路を用いて双方向のデ
ータ伝送を行うときの動作について説明する。図5A
は、VTR一体型ビデオカメラ1から出力される信号の
タイミングチャートを表している。また、図5Bは、ビ
デオカメラステーション2から出力される信号のタイミ
ングチャートを表している。端子80で図5Aであった
信号は、インバータ20で反転され図5Cのようにな
る。それが送信回路70および受信回路72を経ること
によりτの遅延が生じ、端子83において図5Dのよう
になる。この信号は、インバータ56によって反転され
出力される。同時にこの信号は、インバータ62へも供
給されている。
【0042】このとき、ビデオカメラステーション2よ
り双方向データ伝送線58を介して図5Bのようなデー
タの出力があった場合、端子84では両者は混合されて
図5Eのようになる。この信号は、インバータ59で反
転され端子85に出力される。ところが、同時に端子8
5には、端子83における図5Dの信号がインバータ6
2によって反転されて出力されているので、端子85に
おいて、インバータ59の出力とインバータ62の出力
は混合される。その結果、端子85における信号は、図
5Fのようになり、VTR一体型ビデオカメラ1からの
信号はキャンセルされ、ビデオカメラステーション2か
ら出力された信号の反転信号だけが残る。
【0043】ここで、上述の端子85における図5Fの
信号は、そのまま送信回路73を介して受信回路71に
伝送される。このとき、受信回路71から出力された信
号は、端子82において図5Gのようにτの遅延を生じ
ている。この信号は、インバータ30によって反転され
出力される。同時にこの信号は、インバータ29へも供
給される。
【0044】このとき、VTR一体型ビデオカメラ1よ
り双方向データ伝送線19を介して図5Aのようなデー
タの出力があった場合、端子80では両者は混合されて
図5Hのようになる。この信号は、インバータ20で反
転され端子81に出力される。ところが、同時に端子8
1には、端子82における図5Gの信号がインバータ3
1によって反転されて出力されているので、端子81に
おいて、インバータ20の出力とインバータ30の出力
は混合される。その結果、端子81における信号は、図
5Iのようになり、ビデオカメラステーション2からの
信号はキャンセルされ、VTR一体型ビデオカメラ1か
ら出力された信号の反転信号だけが残る。
【0045】以上説明したように、VTR一体型ビデオ
カメラ1側では、ビデオカメラステーション2から伝送
されてきた信号をキャンセルしてVTR一体型ビデオカ
メラ1からの出力のみを伝送できる。また、同様にビデ
オカメラステーション2側では、VTR一体型ビデオカ
メラ1から伝送されてきた信号をキャンセルしてビデオ
カメラステーション2からの出力のみを伝送することが
できる。
【0046】次に、この発明の別の実施例について図面
を参照しながら説明する。図6は、VTR一体型ビデオ
カメラ90で映像モニタ91をコントロールする例であ
る。この例では、VTR一体型ビデオカメラ90側の伝
送ブロックは、VTR一体型ビデオカメラ90の底部だ
けではなく例えば伝送ブロック92のように上部にも設
けられている。また、映像モニタ91は、伝送ブロック
93を有している。
【0047】VTR一体型ビデオカメラ90で再生され
た映像信号と音声信号、およびそれらに重畳されたコン
トロール信号は、伝送ブロック92から映像モニタの伝
送ブロック93に伝送される。また、映像モニタ91の
伝送ブロック93からは、ステータス信号などの各種コ
ントロール信号がVTR一体型ビデオカメラ90の伝送
ブロック92に伝送される。
【0048】VTR一体型ビデオカメラ90の伝送ブロ
ック92から伝送されたこの信号は、映像モニタの伝送
ブロックにおいて各々の成分に分離される。分離された
信号のうちコントロール信号は、例えば映像モニタ91
本体の電源をオンにする、映像モニタ91の再生チャン
ネルをVTR一体型ビデオカメラ90が再生できるよう
に切り換える、等のコントロールを行う。
【0049】また、この実施例において、映像モニタ9
1を据置き型VTR装置94に置き換え、伝送するコン
トロール信号として据置き型VTR装置94のコントロ
ール信号を用い、VTR一体型ビデオカメラ90と据置
き型VTR装置94との間などで、ダビング等の編集作
業を行うようにしても良い。
【0050】さらに、この発明は、これらの実施例に限
定されるものではなく、例えば上述の送受信ブロック
は、該当装置に内蔵されておらず、外付けとしてもよ
い。この場合この発明は、ビデオ信号出力端子およびオ
ーディオ信号出力端子を持つ映像機器に汎用に応用でき
る可能性がある。
【0051】
【発明の効果】この発明によれば、コントロール信号の
伝送において遅延時間を少なくでき、双方向コントロー
ル信号の光伝送を可能にするという効果が得られる。ま
た、双方向コントロール信号を光伝送するときの遅延時
間ににより生じる発振を抑え、正常な伝送を可能にする
という効果も得られる。さらに、コントロール信号を変
調して伝送する方法に比べて、変復調回路を省略でき、
開発および製造のコストを低く抑えることができるとい
う効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す略線図である。
【図2】この発明のVTR一体型ビデオカメラ側の構成
を示すブロック図である。
【図3】この発明のビデオカメラステーション側の構成
を示すブロック図である。
【図4】この発明の発振対策を説明するための簡単な構
成図である。
【図5】この発明の発振対策を説明するためのタイミン
グチャートである。
【図6】この発明の別の実施例を示す略線図である。
【図7】発振のメカニズムを説明するための簡単な構成
図である。
【図8】発振のメカニズムを説明するためのタイミング
チャートである。
【符号の説明】
1 VTR一体型ビデオカメラ 2 ビデオカメラステーション 4、5 送受信ブロック 6 ビデオ信号とオーディオ信号およびコントロ
ール信号 7 コントロール信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 9/00 311 U

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側の電子機器へのデータ信号を赤外
    線信号に変換して出力する発光素子と、 上記相手側の電子機器から返されてきた赤外線信号を受
    光する受光素子と、 上記相手側の電子機器との間で双方向にデータ信号が伝
    送される信号線とからなり、 上記赤外線による経路と上記信号線による経路とにより
    双方向データ通信を行うようにしたデータ送受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ送受信装置におい
    て、 ビデオ信号およびオーディオ信号を変調し、上記相手側
    の電子機器へのデータ信号と変調された上記ビデオ信号
    およびオーディオ信号を多重化するようにしたことを特
    徴とするデータ送受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のデータ送受信装置
    において、 上記相手側の電子機器から返されてきた赤外線信号に基
    づくデータ信号を反転し、上記相手側の電子機器へのデ
    ータ信号に加えるようにしたことを特徴とするデータ送
    受信装置。
  4. 【請求項4】 上記データ信号は、ベースバンド信号で
    ある請求項1〜3記載のデータ送受信装置。
  5. 【請求項5】 第2の電子機器へのデータ信号を赤外線
    信号に変換して出力する第1の発光素子と、上記第2の
    電子機器から返されてきた赤外線信号を受光する第1の
    受光素子と、上記第2の電子機器との間で双方向にデー
    タ信号が伝送される第1の信号線とからなる第1の電子
    機器と、 上記第1の電子機器からの赤外線信号を受光する第2の
    受光素子と、上記第1の電子機器に返すデータ信号を赤
    外線信号に変換して出力する第2の発光素子と、上記第
    1の電子機器との間で双方向にデータ信号が伝送される
    第2の信号線とからなる第2の電子機器とからなり、 上記赤外線による経路と上記第1および第2の信号線に
    よる経路とにより、上記第1の電子機器と上記第2の電
    子機器との間で双方向データ通信を行うようにしたデー
    タ送受信システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のデータ送受信システムに
    おいて、 上記第1の電子機器は、ビデオ信号およびオーディオ信
    号を変調し、上記第2の電子機器へのデータ信号と変調
    された上記ビデオ信号およびオーディオ信号を多重化
    し、 上記第2の電子機器は、上記第2の電子機器へのデータ
    信号と変調された上記ビデオ信号およびオーディオ信号
    とを分離し、上記ビデオ信号およびオーディオ信号を復
    調するようにしたデータ送受信システム。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載のデータ送受信装置
    において、 上記第1の電子機器は、上記第2の電子機器から返され
    てきた赤外線信号に基づくデータ信号を反転し、上記第
    2の電子機器へのデータ信号に加えるようにし、 上記第2の電子機器は、上記第1の電子機器から返され
    てきた赤外線信号に基づくデータ信号を反転し、上記第
    1の電子機器へのデータ信号に加えるようにしたことを
    特徴とするデータ送受信システム。
  8. 【請求項8】 上記データ信号は、ベースバンド信号で
    ある請求項4〜6記載のデータ送受信システム。
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