JPH0851345A - タイミング可変型入力回路 - Google Patents
タイミング可変型入力回路Info
- Publication number
- JPH0851345A JPH0851345A JP6204452A JP20445294A JPH0851345A JP H0851345 A JPH0851345 A JP H0851345A JP 6204452 A JP6204452 A JP 6204452A JP 20445294 A JP20445294 A JP 20445294A JP H0851345 A JPH0851345 A JP H0851345A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- signal
- integrated circuit
- input signal
- input circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体集積回路に入力される信号のタイミン
グを変更することが可能な入力回路を提供する。 【構成】 入力回路における能動素子の前段部分に、複
数の抵抗R1、R2、R3を並列に接続し、そのうち抵
抗R2、R3の経路にスイッチングゲートM1、M2を
設ける。これらのゲートM1、M2のオン/オフを外部
からの信号CTR1、CTR2で制御することにより、
この部分の抵抗値を変化させ、入力信号の遅延量を変え
る。
グを変更することが可能な入力回路を提供する。 【構成】 入力回路における能動素子の前段部分に、複
数の抵抗R1、R2、R3を並列に接続し、そのうち抵
抗R2、R3の経路にスイッチングゲートM1、M2を
設ける。これらのゲートM1、M2のオン/オフを外部
からの信号CTR1、CTR2で制御することにより、
この部分の抵抗値を変化させ、入力信号の遅延量を変え
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路内部に
使用する入力回路に関する。
使用する入力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタルの半導体集積回路は、入力信
号を“0”又は“1”と判定して内部の動作を行うのが
普通である。例えば、回路の内部で正論理を用いている
とすれば、電源電圧が“1”、グラウンド電圧が“0”
となる。この場合、この集積回路への入力信号は、グラ
ウンド電圧からある電圧レベルまでの範囲が“0”、そ
の電圧レベル以上で電源電圧までの範囲が“1”と判定
される。この境界となる電圧を入力信号に対する論理し
きい値と呼び、一般に電源電圧の1/2近辺に設定され
ているのが普通である。
号を“0”又は“1”と判定して内部の動作を行うのが
普通である。例えば、回路の内部で正論理を用いている
とすれば、電源電圧が“1”、グラウンド電圧が“0”
となる。この場合、この集積回路への入力信号は、グラ
ウンド電圧からある電圧レベルまでの範囲が“0”、そ
の電圧レベル以上で電源電圧までの範囲が“1”と判定
される。この境界となる電圧を入力信号に対する論理し
きい値と呼び、一般に電源電圧の1/2近辺に設定され
ているのが普通である。
【0003】また、半導体集積回路の入力信号レベルの
判定は、電源電圧を基準として設定されるのが一般的で
ある。即ち、電源電圧をVDDとすると、入力信号が
“0”→“1”及び“1”→“0”へ反転する場合の変
化点の電圧を、夫々Vi H=0.7×VDDとVi L=
0.3×VDDとする場合が多い。
判定は、電源電圧を基準として設定されるのが一般的で
ある。即ち、電源電圧をVDDとすると、入力信号が
“0”→“1”及び“1”→“0”へ反転する場合の変
化点の電圧を、夫々Vi H=0.7×VDDとVi L=
0.3×VDDとする場合が多い。
【0004】半導体集積回路の電気的特性におけるタイ
ミングの仕様は、信号の変化点としてこれらのVi H、
又はVi Lの値を用いることになる。
ミングの仕様は、信号の変化点としてこれらのVi H、
又はVi Lの値を用いることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】電子回路の高機能化に
よるシステムの複雑化に伴って、部品である半導体集積
回路にも様々な仕様の製品が使われている。この中に
は、システムボード内でのスピードマージンを確保する
ために、集積回路に入力される各信号のセットアップ時
間、ホールド時間等のタイミングを、厳密に規定したも
のも存在する。このようなタイミングは、各製品毎、入
力端子毎に決まった値に設定されており、通常の場合、
システムボード上などで集積回路を使用する際に変更す
ることはできない。
よるシステムの複雑化に伴って、部品である半導体集積
回路にも様々な仕様の製品が使われている。この中に
は、システムボード内でのスピードマージンを確保する
ために、集積回路に入力される各信号のセットアップ時
間、ホールド時間等のタイミングを、厳密に規定したも
のも存在する。このようなタイミングは、各製品毎、入
力端子毎に決まった値に設定されており、通常の場合、
システムボード上などで集積回路を使用する際に変更す
ることはできない。
【0006】ところが、実際にはシステムボードを構成
する時点で、スピードマージン等の問題が発生して、入
力信号のタイミングを変更したい場合がある。このと
き、現状では、固定したタイミングを持つ集積回路では
対応できないため、集積回路又はシステムボードのどち
らかの設計変更などが必要となるという問題が生じる。
する時点で、スピードマージン等の問題が発生して、入
力信号のタイミングを変更したい場合がある。このと
き、現状では、固定したタイミングを持つ集積回路では
対応できないため、集積回路又はシステムボードのどち
らかの設計変更などが必要となるという問題が生じる。
【0007】そこで、本発明の目的は、外部からの制御
信号に応じて入力信号のタイミングを変えられる入力回
路を提供することである。
信号に応じて入力信号のタイミングを変えられる入力回
路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力信号が入力される入力端子と上記入
力端子に接続された入力バッファ手段との間に、入力さ
れる制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗を接続
した。つまり、半導体集積回路の入力回路の抵抗値を外
部からの制御信号によって変えることによって入力信号
のタイミングを変化させるようにした。
に、本発明は、入力信号が入力される入力端子と上記入
力端子に接続された入力バッファ手段との間に、入力さ
れる制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗を接続
した。つまり、半導体集積回路の入力回路の抵抗値を外
部からの制御信号によって変えることによって入力信号
のタイミングを変化させるようにした。
【0009】
【作用】半導体集積回路における入力信号のタイミング
は、その信号の電圧レベルが入力回路の初段に使われて
いる素子のVi H、又はVi Lに到達するまでの時間で
決定される。従って、集積回路の入力信号のタイミング
は、この信号が入力初段の素子に達するまでの経過時間
を制御することで変化させることができる。
は、その信号の電圧レベルが入力回路の初段に使われて
いる素子のVi H、又はVi Lに到達するまでの時間で
決定される。従って、集積回路の入力信号のタイミング
は、この信号が入力初段の素子に達するまでの経過時間
を制御することで変化させることができる。
【0010】そこで、本発明では、入力素子の手前に外
部から値を制御できる抵抗を設け、その抵抗値によって
信号の遅延量を変化させる。これにより、入力信号がV
i H、又はVi Lに達する時間を制御することが可能に
なる。
部から値を制御できる抵抗を設け、その抵抗値によって
信号の遅延量を変化させる。これにより、入力信号がV
i H、又はVi Lに達する時間を制御することが可能に
なる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を以下に示す。
【0012】図1は、半導体集積回路の入力部分を抵抗
及びバッファで構成した例である。本回路の構成・動作
を以下に説明する。本回路は、外部入力に対する抵抗値
を可変にするもので、並列に接続された抵抗にスイッチ
を設け、外部からの信号によって、そのオン/オフを制
御できるようになっている。即ち、外部からの入力信号
INは、抵抗R1、R2、R3に接続されている。この
うち、抵抗R1を通る経路は常時接続状態となってお
り、抵抗R1は入力保護抵抗として、信号を入力バッフ
ァBFに伝達する。この抵抗R1の抵抗値によって、入
力信号がバッファBFのVi H、Vi Lに達する時間、
即ち遅延量が決まっている。入力バッファBFは、集積
回路内部への出力信号OUTを出力する。
及びバッファで構成した例である。本回路の構成・動作
を以下に説明する。本回路は、外部入力に対する抵抗値
を可変にするもので、並列に接続された抵抗にスイッチ
を設け、外部からの信号によって、そのオン/オフを制
御できるようになっている。即ち、外部からの入力信号
INは、抵抗R1、R2、R3に接続されている。この
うち、抵抗R1を通る経路は常時接続状態となってお
り、抵抗R1は入力保護抵抗として、信号を入力バッフ
ァBFに伝達する。この抵抗R1の抵抗値によって、入
力信号がバッファBFのVi H、Vi Lに達する時間、
即ち遅延量が決まっている。入力バッファBFは、集積
回路内部への出力信号OUTを出力する。
【0013】また、抵抗R2、R3を通る経路は、Nチ
ャネルMOSトランジスタであるトランスファーゲート
M1、M2によってスイッチングされており、これらの
ゲートがオープンの場合は、入力信号に影響を与えな
い。ここで、トランスファーゲートM1とM2は、外部
からの入力信号CTR1及びCTR2によって、オンま
たはオフとすることができる。このとき、外部からの遅
延量切り換え信号CTR1、CTR2の組み合わせによ
るトランスファーゲートM1、M2のオン・オフは、デ
コーダDECによって自由に設定可能である。
ャネルMOSトランジスタであるトランスファーゲート
M1、M2によってスイッチングされており、これらの
ゲートがオープンの場合は、入力信号に影響を与えな
い。ここで、トランスファーゲートM1とM2は、外部
からの入力信号CTR1及びCTR2によって、オンま
たはオフとすることができる。このとき、外部からの遅
延量切り換え信号CTR1、CTR2の組み合わせによ
るトランスファーゲートM1、M2のオン・オフは、デ
コーダDECによって自由に設定可能である。
【0014】これらの抵抗R2、R3が異なる抵抗値を
持つように回路を構成すれば、この入力回路全体として
は、4通りの抵抗値を持つことが可能になる。即ち、入
力信号の経路に抵抗R1のみがある場合、抵抗R1とR
2とがある場合、抵抗R1とR3とがある場合、抵抗R
1とR2とR3の総てがある場合の4通りである。それ
ぞれの経路での実際の抵抗値は、並列接続の場合の合成
抵抗として計算できる。即ち、経路に抵抗R1のみがあ
る場合は抵抗値がR1、経路に抵抗R1とR2とがある
場合はR1・R2/R1+R2、経路に抵抗R1とR3
とがある場合はR1・R3/R1+R3、経路に抵抗R
1とR2とR3の総てがある場合はR1・R2・R3/
R1+R2+R3となる。
持つように回路を構成すれば、この入力回路全体として
は、4通りの抵抗値を持つことが可能になる。即ち、入
力信号の経路に抵抗R1のみがある場合、抵抗R1とR
2とがある場合、抵抗R1とR3とがある場合、抵抗R
1とR2とR3の総てがある場合の4通りである。それ
ぞれの経路での実際の抵抗値は、並列接続の場合の合成
抵抗として計算できる。即ち、経路に抵抗R1のみがあ
る場合は抵抗値がR1、経路に抵抗R1とR2とがある
場合はR1・R2/R1+R2、経路に抵抗R1とR3
とがある場合はR1・R3/R1+R3、経路に抵抗R
1とR2とR3の総てがある場合はR1・R2・R3/
R1+R2+R3となる。
【0015】ここで、抵抗R1、R2、R3の抵抗値の
設定によって、入力信号がバッファBFのVi H、又は
Vi Lに到達する時間を或る範囲で変更することが可能
となる。従って、回路全体としては入力信号のタイミン
グを制御することができる。
設定によって、入力信号がバッファBFのVi H、又は
Vi Lに到達する時間を或る範囲で変更することが可能
となる。従って、回路全体としては入力信号のタイミン
グを制御することができる。
【0016】本実施例では、抵抗R1、R2、R3を組
み合わせて4通りの抵抗値を設定できるようにしている
が、この組み合わせについては並列接続する抵抗の数、
及び制御信号によって異なる構成とすることもできる。
み合わせて4通りの抵抗値を設定できるようにしている
が、この組み合わせについては並列接続する抵抗の数、
及び制御信号によって異なる構成とすることもできる。
【0017】
【発明の効果】集積回路の使用状況によって、入力信号
のタイミングを変化させることができるため、システム
ボードなどの開発途中でスピードマージンを確保するこ
とが可能となる。
のタイミングを変化させることができるため、システム
ボードなどの開発途中でスピードマージンを確保するこ
とが可能となる。
【図1】本発明の実施例において、入力回路を抵抗とバ
ッファで構成した例を示す回路図である。
ッファで構成した例を示す回路図である。
IN 外部からの入力信号 OUT 集積回路内部への出力信号 CTR1、CTR2 外部からの遅延量切り換え信号 R1、R2、R3 抵抗 M1、M2 NチャネルMOSトランジスタ BF 入力バッファ DEC デコーダ
Claims (1)
- 【請求項1】 入力信号が入力される入力端子と上記入
力端子に接続された入力バッファ手段との間に、入力さ
れる制御信号に応じて抵抗値が変化する可変抵抗が接続
されていることを特徴とするタイミング可変型入力回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204452A JPH0851345A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | タイミング可変型入力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6204452A JPH0851345A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | タイミング可変型入力回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0851345A true JPH0851345A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16490770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6204452A Withdrawn JPH0851345A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | タイミング可変型入力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0851345A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100304334B1 (ko) * | 1997-12-18 | 2001-11-02 | 루센트 테크놀러지스 인크 | 제어가능한 임피던스를 구비한 집적 회로 |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP6204452A patent/JPH0851345A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100304334B1 (ko) * | 1997-12-18 | 2001-11-02 | 루센트 테크놀러지스 인크 | 제어가능한 임피던스를 구비한 집적 회로 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |