JPH08512424A - 電気及び/又は電子部材用の保持部材 - Google Patents

電気及び/又は電子部材用の保持部材

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JPH08512424A
JPH08512424A JP6523002A JP52300294A JPH08512424A JP H08512424 A JPH08512424 A JP H08512424A JP 6523002 A JP6523002 A JP 6523002A JP 52300294 A JP52300294 A JP 52300294A JP H08512424 A JPH08512424 A JP H08512424A
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Abstract

(57)【要約】 基板上で、コネクタ等の電気及び/又は電子部材を把持する態様で保持するための保持部材(1)。保持部材(1)は、基板に係合するための第1部分(2)と装着すべき部材に係合するための第2部分(5)とを備える。第1部分(2)は、ほぼ平坦で長い形状を有し、第1部分(2)の平面に対して立上げられた部材(7)を設けられる。第1部分(2)は、立上げられた部材(7)に対してオフセットした領域(11)内で弱められるように形成され、これにより、第1部分(2)は、装着開口内に保持部材(1)を挿入する際に形成される力の影響の下で、立上げられた部材(7)と反対方向に分れ、装着開口内の分岐部により把持する態様で基板に係合できる。保持部材(1)は部材の結合端部として使用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 電気及び/又は電子部材用の保持部材 本発明は、基板上に電気及び/又は電子部材を保持するため、特に印刷基板上 にコネクタを装着するための保持部材(hold-down element)に関し、基板に係 合する第1部分と装着すべき部材に係合する第2部分とを備え、この第1部分は ほぼ平坦で長い形状を有し、基板の装着開口内に把持される態様で係合する手段 を設けられ、この手段は第1部分の平面に対して立ち上げられている。 この形式の保持部材は数多くの異なる具体例が従来技術から知られている。 欧州特許出願第0,366,964号および第0,497,554号は第1の 形式の保持部材を記載しており、装着開口内に収容される第1部分に、保持フッ クあるいは保持歯を設けられ、これらの保持フックあるいは保持歯は装着された 状態で、装着開口の壁部内に噛み込むことにより、各部材を基板に固定するため に必要な力を形成する。 この形式の保持部材は、関連する保持フックあるいは保持歯が噛み込むことの できるような構造を有する基板上に、部材を装着するためにのみ用いることがで きる。例えば液晶ディスプレイの基板等のガラス基板上に装着する場合は、この ような保持部材は一般的に用いることができない。このため、実際には、基板の 装着開口内に把持する態様で係合する第2 の形式の保持部材が用いられる。この形式の保持部材は、例えば米国特許明細書 第3,954,242号および第5,145,405号に記載されている。 米国特許明細書第4,538,878号に記載の保持部材は第1の形式と第2 の形式とを組合わせたものである。 保持フックあるいは保持歯を設けられた保持部材は比較的頑丈に形成され、し たがって、装着開口内に挿入するために必要な比較的大きな力に耐えることがで きる。これらの保持部材は、例えば5から10%の比較的大きなオーダの公差で 形成される装着開口内で、充分な装着力を形成するような大きな寸法を有する必 要があることを考慮する必要がある。明らかに、比較的小さな公差で形成された 装着開口内に、比較的大きなサイズの保持部材を装着する場合には、装着力が最 も大きい。 装着開口内に把持する態様で装着される保持部材は、例えば上述の米国特許明 細書第5,145,407号に記載の保持部材のように、必要な取付ける力を形 成するために、比較的幅広に形成されるのが一般的である。 今日における電子部材の寸法減少(小形化)、例えばコンタクト部材間の1mm あるいは1.27mmのピッチ間隔を有するコネクタを形成するための観点から、 比較的薄肉の壁部を有するハウジングが設けられ、保持部材あるいは保持歯を設 けられる保持部材は、装着時に比較的大きな装着力が生じることからハウジング に損傷を与える危険があるために適していない。 幅広の保持部材は、そのサイズにより、例えばポジションロス(position los s)を生じることなく互いに隣接して装着される必要のあるコネクタ(端部と端 部とを積重ね可能)を有する場合等の互いに密に配置されるコンタクト部材間に 収容されるためには適していない。 したがって、本発明は寸法が縮小された電気あるいは電子部材(小形化された 部材)に特に好適な保持部材を提供することに基づくものである。 このため、本発明は、基板に係合するための前記手段、装着開口内に収容され る第1部分が、前記立上がり部材に対してオフセットする領域内で弱くなるよう に形成され、これにより、第1部分は保持部材を装着開口内に挿入する際に発生 する力の影響の下で、立上がり部材の反対方向に分岐し(diverge)、装着開口 内の分岐部により基板に係合することができる。 そのほぼ平坦な形状により、装着開口内に挿入すべき本発明の保持部材の第1 部分は、隣接するコンタクト部材あるいは電気回路の線路と結合するための結合 端部間に望ましくない電気結合を形成する危険を生じさせることなく、例えば小 形化されたコネクタのコンタクト部材間に延在することができる。 立上がり部材を有する第1部分は、装着開口に対し、装着されたときに充分な 機械的抵抗が形成されるようなサイズを有する必要があり、この機械的な抵抗は 所期の分岐部の範囲では弱められた領域の位置となるように装着力を形成する。 基板の材料内に噛み込む必要のある部材がないため、本発明による保持部材を装 着開口内に挿入するために必要な力はかなり小さく、これにより、上述の第1の 形式の保持部材の場合よりも、装着中における部材のハウジング上の機械的な負 荷の大きさはかなり小さいものとなる。 本発明によれば装着開口内に収容すべき上記保持部材の第1部分を選択的に弱 化することにより達成される保持部材の分岐(divergence)は、立上がり部材を 支える追加的な固定作用を行う。第1部分の分岐は装着開口の壁部に立上がり部 材を強固に保持し、これにより、装着開口の公差の差が装着力に及ぼす影響は無 視できる。 本発明の保持部材の第1部分は、この第1部分が挿入された後に、その分岐部 を介して装着開口の壁部に接触させるため、通しメッキされた(through-metall ised)装着開口の場合は、保持部材と装着開口の金属層との間を従来の保持部材 の場合よりもより信頼できる態様の電気接触が形成される。実際に、従来の場合 、装着力を提供する保持部材のこれらの部分は、装着中に装着開口の金属層上を 摺動する。これで、比較的薄い金属層の一部がかきとられ、例えば接地のための 保持部材と金属層との間に形成すべき電気結合に好ましくない効果を生じさせる 。したがって、本発明の保持部材は、対応する部材と回路の線路との電気結合の ために、電気あるいは電子部材用の結合端部として非常に適している。この形式 の電気結合は、しまり嵌めと称されている(英語の技術文献では“press− fit”)。 噛み込むことにより基板に係合する保持部材とは対照的に、本発明による保持 部材の分岐部による追加的な把持作用は、例えば温度変化による装着開口の形状 あるいは寸法の変化が、予想される使用寿命中に、正確に調和されることを意味 する。 第1部分を立上がり部分に対して反対方向に分岐することにより、装着開口に 対する保持部材の心だし作用を行うことができ、これは、基板に対する部材の正 確な位置決めが望ましい用途に特に有益である。立上がり部材に対する弱化領域 (weakened area)の位置は、第1部分が装着開口内で分岐する態様を決定する 。第1部分の長手方向に延びる弱化部は、本発明による保持部材を円筒状の装着 開口内に装着するときに、多かれ少なかれ部分的に円筒状に第1部分が分岐する ことになる。第1部分を種々の位置で好適に弱化することにより、例えば装着開 口の任意の外形にマッチさせることができる。 本発明の保持部材の好ましい実施例では、第1部分は、立上がり部材に対して 長手方向にオフセットした領域が弱化されるように形成され、したがって、第1 部分は長手方向の力の影響の下で曲げあるいは折り畳むことができる。 第1部分と立上がり部材との寸法、および、第1部分の弱化領域の位置および 寸法を好適に選択することにより、保持部材を装着開口に対して望ましい正確さ で心だしすることができる。立上がり部材および曲げあるいは折畳まれた部分が 、装着開口の長手方向に見たときに、種々の高さで基板に係合するため、三脚グ リップに類似の安定した取付け構造が得ら れる。 立上がり部材の取付けを第1部分の長手方向中心線に対して移動することによ り、装着開口内におけるスパイラル状あるいはヘリカル状のグリップとすること が可能であることが示される。これは、望ましい電気接触を形成するために、例 えば装着開口の金属層上に塵埃が存在する場合には除去することが望ましい。 本発明による第1部分の弱化は、その厚さを選択的に変更することにより、達 成することができる。操作技術的に比較的簡単な弱化は、第1部分に1または複 数の凹部を形成することにより行うことができる。 本発明の保持部材の好ましい実施例では、立上がり部分がリップ状形状に形成 され、第1部分からその平面に対して所定の角度で延び、一端が第1部分に弾力 的に結合され、立上がった自由端部は、基板の装着開口内に係合することができ 、第1部分にはリップ状部材の固定端部の近部に凹部を設けられている。 このように形成された保持部材は、最初に、リップ状部材の固定端部を介して 装着開口内に挿入される。リップ状部材は弾力的に形成されているため、この目 的のためには比較的小さな力で充分である。装着力が大きいことにより、第1部 分を装着開口内に挿入する際に、増大する摩擦力を克服するため、第1部分が分 岐しかつリップ状部材が装着開口の壁部に強固に保持されている部位にポイント が達する。装着開口から除去する方向に取外す方向に沿って、保持部材に力が形 成されると、リップ状部材は第1部分の平面に対して横方向に移動しようとし、 これにより、リップ状部材が装着開口の壁部により強力に係合するだけでなく、 第1部分をより大きく分岐し、曲げあるいは折畳み、この結果、装着開口内にお けるクランプ力を更に増大する。明らかなように、この作用により、望ましい強 固な装着力が形成される。 製造技術の観点から有益な実施例においては、リップ状部材は第1部分の材料 から、凹部がその中に配置されるように形成され、第1部分はリップ状部材の固 定された端部の近部で幅方向により狭くなるように形成されている。第1部分の 外形に好適な形状を与えることにより、装着開口内に挿入する際に、この広がる 部分で確実な制御を行うことができる。 本発明の保持部材の好ましい実施例では、第1部分はほぼ部分的に楕円状の外 形と、装着開口内に第1部分を心だし状態で挿入するのためのセンタリング用リ ップとを設けられている。センタリング用リップは、装着開口に対して第1部分 の正確な位置決めを確保し、一方、楕円状の外形は、挿入開口内に所定距離にわ たって収容されると、第1部分が分岐するポイントに達することを確保する。 本発明の保持部材の他の実施例では、ステップが第1および第2部分間の遷移 部の近部に形成され、装着すべき部材上に係合する。比較的寸法の小さな保持部 材に充分なサイズのステップあるいは肩部を形成するために、小形化された部材 に使用するため、第2部分はピン状に形成され、第1部分の長手方向中心線に対 してオフセットした長手方向中心線で第 1部分に結合される。 本発明の他の実施例では、第2部分を平坦な長い形状にし、第1および第2部 分を互いに横方向に配置されるように位置決めすることにより、ステップの平面 が更に拡大される。必要な場合には、オフセットしたステップを第1部分の長手 方向に沿い、長手方向中心線の両側で、装着開口内に挿入する際に第1部分に作 用する力ができる限り対称となるように形成することができる。 保持部材を、部材のハウジング内に強固に保持するため、第1及び/又は第2 部分は、例えばハウジングの開口内に挿入した後に90°にわたって曲げ、ある いは、第1部分に、部材のハウジングに固定するための他の手段を設けることが できる。この場合、例えば(半)ボウル状の膨出部等の特に第2部分から形成さ れた弾性リップ状部材が考慮される。 本発明による保持部材は、全体としてパンチングあるいは他の好適な機械工程 を経て、黄銅、ステンレススチール、リン、青銅、ベリリウム、銅等から形成す ることができる。接地のため、あるいは、コンタクトあるいは接続端部として、 通しメッキされた装着開口に、妥当であれば半田付け工程を追加することにより 、電気的に導通される場合は、保持部材は、錫、鉛、ニッケル、金、銀あるいは 他の好適な導電材料の層で被覆することができる。望ましい場合は、例えば特別 な形状に形成された装着開口を有する基板と共に使用するために、保持部材の第 1部分に、複数の立上がり部材とこれと共に作用する複数の弱化領域とを設ける ことができる。 本発明は、更に、上述の1または複数の実施例に対応して電気絶縁材料で形成 されたハウジングと、導電材料で形成された1または複数のコンタクト部材と、 その第2部分を介してハウジング内に収容される1または複数の保持部材とを備 える電気コネクタにも関係する。保持部材は、ハウジングの両端部、および、ハ ウジングのコンタクト部材間あるいは近部に配置することができる。 更に他の実施例では、本発明は、1または複数のコンタクト部材に本発明によ る保持部材の第1部分にしたがって形成された結合端部が設けられるコネクタが 提供される。コンタクト部材がハウジング内で列状(rows)に配置される電気コ ネクタの好ましい実施例では、ハウジングの側壁に近接配置された1または複数 の列のコンタクト部材が、面装着で取付ける(surface-mounting attachment) ために、対応する側壁を越えて外方に延びる結合端部を設けられ、残りのコンタ クト部材の1または複数の列に、本発明の保持部材の第1部分にしたがう結合端 部が設けられる。 このように形成されるコネクタでは、面装着技術のために、互いに近接して配 置され、ハウジングの外側で側方に延び、比較的小さなピッチ距離を有するコネ クタの場合に特に重要な役割をなす望ましくない相互の電気結合の増大の危険を 含む結合端部の問題が効果的に排除される。実際に、例えば4列のコンタクト部 材からなるコネクタの場合に、最も内側の2列に上述のしまり嵌め結合端部を設 け、最も外側の2列に面装着技術による結合端部を設けることができる。これら の 結合端部だけがコネクタのハウジングから側方に突出し、これにより、望ましく ない相互の電気結合が、結合端部の全てが側方に突出するコネクタよりも、かな り減少する。更に、本発明の実施例では、コンタクト端部は、従来技術の対応す るコネクタの場合よりも大きな表面領域を有することができ、特に、いわゆるパ ワーコネクタの場合に、コンタクト部材の許容可能な電流密度に対する要求に関 して重要なものである。 理論的に、面装着取付け用の最も内側のコンタクト部材の結合端部を製造し、 ハウジングの周部の内側に突出し、あるいは、これらの結合端部を通常のピン/ ホール結合部として形成することもできる。英語の技術文献ではこれはスルーマ ウント(through-mount)技術として知られている。しかし、これは半田付け結 合部の目視検査ができないか、あるいは、不十分である点で不都合であり、一方 、ピン/ホール結合部を半田付けすることはウエーブソルダバス(wave solder bath)を必要とし、面装着技術による結合部と組合わせることはできない。この 問題は、本発明によるしまり嵌めの場合には生じない。コネクタの限られた数の 列だけが、しまり嵌め結合端部を設けられているため、例えば印刷基板の比較的 大きな面領域が、面装着技術により2つの側部を有する組立体(two-sided asse mbly)のために残る。 本発明は、コネクタ及び/又は寸法を小さくした(小形化)コネクタの用途に 限定されるものではなく、図面に示す好ましい実施例を参照して以下に詳細に説 明する。 第1図は、本発明による保持部材の好ましい実施例の概略 的な図を示す。 第2図は、第1図の保持部材の概略的な側面図を示す。 第3図は、装着状態の第1図の保持部材の一部の概略的な断面図を拡大して示 す。 第4図は、装着状態の第3図の保持部材の概略的な側面図を示す。 第5図は、第1図の保持部材の他の実施例の概略的な図を示す。 第6図は、本発明の保持部材の更に他の実施例の概略的な図を示す。 第7図は、第6図の保持部材の概略的な側面図を示す。 第8図は、本発明による保持部材の更に他の実施例の概略的な図を示す。 第9図は、電気あるいは電子部材のハウジング内に装着した状態の第8図の保 持部材の概略的な側面図を示す。 第10図は、本発明による保持部材を設けられた電気コネクタの概略的な断面 図を示す。 第11図は、第10図のXI−XI線に沿う概略的な断面図を示す。 第12図は、本発明による保持部材を装着するための装着開口を設けた基板の 一部の図を拡大して示す。 第13図は、本発明の保持部材の第1部分による結合端部を有するコンタクト 部材をもうけたコネクタの実施例の概略的な上部図を示す。 第14図は、第13図のXIV−XIV線に沿う概略的な 断面図を拡大して示す。 第15図は、本発明の保持部材の第1部分による結合端部を設けられたコンタ クト部材の概略的な図を示す。 第16図は、基板上で互いにに対向して装着された第13図の2つのコネクタ の概略的な断面図を示す。 第1図に示す本発明の好ましい実施例では、本発明による保持部材の全体が参 照符号1で示されている。装着開口内に挿入すべき第1部分あるいは板部2は、 平坦な長いボード状形状を有し、ほぼ楕円状の外形3を有している。、楕円状外 形3は、第1部分2の端部上でセンタリング用リップ4に連続し、他の端部上で 装着すべき部材上で把持するための第2部分あるいはコンポネント部5に連続す る。図示の実施例えは、第2部分5は長い平坦なピン6の形状を有している。 リップ状部材7は、第2図に示すように、第1部分の平面に対して所定角度で この第1部分2から突出する。このリップ状部材7は、第1部分2の材料から形 成され、センタリング用リップ4に近接する端部8を介して、弾力的な態様で第 1部分2に強固に結合される。リップ状部材7の自由端部9は、第1部分2の平 面に対して立上げられ、保持部材1の第1部分2と第2部分5との遷移部に近接 して位置する。 第1部分2にリップ状部材7を製造することから生じる矩形の凹部10は、リ ップ状部材7の固定端部8に近接する第1部分2の作動平面領域(active flat surface area)が幅方向に狭まるように、第1部分の楕円状外形3に対して配置 されている。このようにして、弱化領域11が第1部分2に 形成される。この弱化領域11は、第1部分2の長手方向に沿う力の影響で第1 部分2を曲げあるいは折畳むための曲げあるいは折畳み線を形成する。 図示の保持部材1の実施例では、第2部分5は、長手方向中心線を、第1部分 2の長手方向中心線に対してオフセットあるいはシフトした状態で第1部分2に 結合されている。このようにして、装着すべき部材上に把持するためのステップ あるいは肩部12が形成される。好ましくは、保持部材1は全体として金属製の ブランクからパンチング等で形成される。保持部材1の作用は、第3図および第 4図に詳細に示してある。 保持部材1を装着すると、センタリング用リップ4は、第1部分2を基板13 の装着開口14に対して正確に位置決めする。リップ状部材7は、最初に、その 固定端部8を介して装着開口14内に挿入される。リップ状部材7は、第1部分 2に弾力的に結合されているため、第1部分2は、保持部材1の装着の際に必要 な装着力に、比較的小さな影響を有する。 第1部分2と基板13の円筒状の装着開口14とは、幅限度内で正確な寸法に 形成されている。第1部分2の部分的に楕円の外形3は、基板13と第1部分2 との間の摩擦力が、装着時に次第に増大し、したがって第1部分2を更に装着開 口14内に挿入するためには装着力を増大することを意味する。装着力が弱化領 域11の耐えることのできる力よりも大きいと、第1部分2は図示のようにその 平面に対して分れる。更に、立上がり部材7により第1部分2に形成される横方 向 の力の影響で、この第1部分は、立上がり部材7の方向と反対の方向に分れる。 第4図は、保持部材1の装着状態で、第1部分2がその分岐部あるいは弱化領 域11とリップ状部材7の自由端部9との双方で装着開口14の壁部15を把持 することを明瞭に示す。この場合には、第1部分2が幅方向に所定の湾曲をなし 、第3図に示すように、凹部10を変形して、3つの脚部あるいは3つのポイン トで、望ましく、安定した中央位置の把持が装着開口14の壁部15上に形成さ れる。 第1部分2上に、装着開口14から第1部分2を除去するために、その第2部 分5の方向の力を作用させると、リップ状部材7の自由端部9が装着開口14の 壁部15に更に強固に係合し、これにより、リップ状部材7は第1部分2の平面 に横方向に付勢される。しかし、分岐部11により反対方向に向けて同時に力が 作用し、これにより、更に強力に基板あるいは装着開口14の壁部15を把持す る。 しかし、リップ状部材7が装着開口14のセンタリングリップ4から挿入され るピン(図示しない)等のアクセサリにより、壁部15から押出される場合には 、第1部分2を装着開口14から容易に除去することができる。これは、基板の 材料内に噛み込む歯等を装備した保持部材と異なるものである。 明らかに、第1部分2は種々の方法で弱化することができ、例えば複数のスロ ットあるいは開口等を、保持部材の横方向および長手方向の双方に設けることも できる。これにより、 装着開口の形状に対応した分岐部を形成することができる。更に、複数のリップ 状部材あるいは他の好適な部材は、装着開口内に把持した状態で取付けるために 、第1部分2の表面から突出することができる。例えば、ボウル状の膨出部(bo wl-shaped bulges)である。 装着開口14の壁部15上における弱化領域11の把持は、第1部分2がその 装着開口内の最終位置にほぼ到達したときにのみ行われる。通しメッキされた( through-metallised)装着開口14、すなわち壁部に電気導通層を設けられた装 着開口14の場合は、部分11がこの場合にまだ損傷を受けていない部分を把持 する。例えば基板に噛み込む歯を設けられた保持部材とは異なり、本発明の保持 部材は例えば接地あるいはスクリーニング(screening)あるいはコンタクト用 としてかなり好適でより信頼性が高まる。 更に、分岐部11が装着開口14の壁部15に対してリップ状部材7を押圧す ることによる力が加わることにより、使用寿命中に、温度の影響および経時変化 により発生する相互作用する部材の寸法の変化を効果的に吸収する保持作用をな す。 保持部材1の第2部分5を部材との係合状態で保持するため、例えば部材のハ ウジング材料内に強固に埋設することができる。更に、ハウジング内に把持する 状態に収容するために、それ自身は知られているラッチ手段を設けることもでき る。部材上での把持を支えるため、他の実施例では、保持部材1は第5図に示す ように、第1部分2と第2部分5との間 の遷移領域に半ボウル状の膨出部16が設けられる。 部材のハウジング上での効果的な把持は、第2部分5を平坦なピン状に形成す ることにより達成される。第2部分を例えばスロット状のハウジング開口内に挿 入した後、この部分5をその端部で四分の一回にわたって回転することができ、 これにより、ハウジング上における強固な把持が達成される。このようにして、 ステップ12はハウジングに載置され装着開口内に挿入するために第1部分2に 装着力を形成する。 ステップ12がハウジングに載置されるこの作動面領域(active surface are a)は、第6図に示すように、平坦なピン状の第2部分5を、その平面が第1部 分2の平面に対して横方向となるように配置することにより増大することができ る。この実施例では、2つのステップ18,19が形成され、これらのステップ は保持部材17の長手方向に沿ってオフセットしている。第7図は保持部材17 の側面図を示し、第1,第2部分2,5の相互の平面の位置を明瞭に示す。 塵埃あるいは腐食層を除去するために装着開口14の金属層のクリーニングを 行うときに、リップ状部材7の位置を第1部分2の長手方向中心線に対して対称 となるように移動することが有益である。これは第6図に破線20により概略的 に示す。このような保持部材を装着開口14内に挿入する際、第1部分2は、ね じを取付ける場合のように、ある程度回転される。この回転は、塵埃を金属層の 表面から掃き取り、所要の電気接触を行わせ、上述の利点を形成する。 第8図は、本発明の保持部材21の更に他の実施例を示し、 第2部分22に2つのリップ23が設けられ、これらのリップは装着状態で電気 あるいは電子部材のハウジングに係合することができる。保持部材21の第1部 分2は、上述の実施例にしたがって形成されている。 第9図は、第8図の保持部材21の側面図を示し、ここでは、リップ23が部 材のハウジング24に形成された突条25の背部を把持する。この場合には、第 2部分22は、狭い矩形のハウジング開口26内に収容される。 第10図は、第5図の保持部材1を設けられたコネクタ30の実施例を示し、 基板上に装着される。このコネクタは、例えばプラスチックから形成されるハウ ジング31を備え、このハウジング内に、導電材料で形成されたコンタクト部材 32が設けられている。図示の実施例では、コンタクト部材32は基板上に面装 着(surface-mounting attachment)するためのコンタクト端部33が設けられ る。保持部材1はコンタクト端部33間でハウジング31の両側に交互に突出す る。保持部材1の平坦なピン状の第2部分5をハウジング内に固定するため、ハ ウジングの矩形の開口内に収容され、その自由端部34を直角に折り曲げられて いる。 第11図は、第10図のXI−XI線に沿う断面図を示す。保持部材がそのス テップ12および膨出部16で把持されることが容易に理解される。 第12図は、コネクタ30を装着するための印刷基板35の一部を示す。導電 材料で形成された小さな結合面36が、コンタクト部材32の結合端部33を結 合するために、印刷 基板35上に配置されている。導電材料で形成されたトラック37が小さな結合 面36間に突出し、保持部材を導通状態に収容する通しメッキされた装着開口3 8に結合して、スクリーニングおよび接地作用をなす。必要な場合は、保持部材 は対応する装着開口に半田付けし、あるいは、導電性接着剤(electrically con ducting glue)により取付けることができる。例として、図は1の装着開口38 のみを示す。 第13図は、他のコネクタ40の実施例の上部の図を示し、このコネクタは長 いハウジング41を有し、4列のコンタクト部材42が収容されている。最も外 側の2つの列のコンタクト部材42は面装着のために結合端部43を設けられて おり、これらの端部はハウジング41の長い側壁44に対して横方向に外方に突 出する。最も内側の2つの列のコンタクト部材42は、上述の保持部材1,21 の第1部分2にしたがって形成された結合端部45を設けられる。これは、第1 3図のXIV−XIV線に沿う断面図である第14図から明らかである。 コネクタ40の最も内側の2つの列のコンタクト部材42の結合端部は、側壁 44を越えて側方に形成する必要がないため、必要な場合は、結合端部43は比 較的広く、一方、望ましくない相対結合を防止するために充分な相対距離を有し ている。これは、小形化された寸法の部材したがって例えば1mmあるいは1.2 7mmのピッチ距離を有するコネクタ40を自動組立てする場合に特に重要である 。 第15図は、第13図によるコネクタに取付けられたコン タクト部材42を示し、本発明による保持部材の第1部分にしたがう結合端部4 5と、ソケット46の形態のコンタクト端部とを設けられている。もちろん、コ ンタクト端部はプラグとして形成することができる。 最後に、第16図は、互いに対向配置されかつ印刷基板47上に装着された2 つのコネクタ40を示す。コンタクト部材42のコンタクト端部45は、この場 合に、印刷基板47の装着開口48の通しメッキされた壁部49を把持し、一方 、コンタクト部材42の最も外側の列のコンタクト端部43は、印刷基板47の 各表面上の小さなコンタクト面50を把持する。 この断面図は、コンタクト部材42の最も内側の列を好適に位置決めすること により、小さな平坦面だけが面装着技術のために喪失され、本実施例では、2つ のコネクタ40の下側に配置される平坦面は特に実質的な不都合はない。 本発明は、図示の実施例およびコネクタの用途に限定されるものでないことは 明らかである。保持部材は適宜の部材を基板上に装着するために、小さな寸法の 部材の場合のように特に小さな装着面が必要な場合に用いることができる。部材 の結合端部、例えばコネクタのコンタクト部材の結合端部がピン/ホール半田付 け装着用に形成されている場合は、各コンタクト端部は本発明の保持部材にした がう第1部分を設けることができる。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年4月24日 【補正内容】 明細書 電気及び/又は電子部材用の保持部材 本発明は、基板上に電気及び/又は電子部材を保持するため、特に印刷基板上 にコネクタを装着するための保持部材(hold-down element)に関し、基板に係 合する第1部分と装着すべき部材に係合する第2部分とを備え、この第1部分は ほぼ平坦で長い形状を有し、基板の装着開口内に把持される態様で係合する手段 を設けられ、この手段は第1部分の平面に対して立ち上げられている。 この形式の保持部材は数多くの異なる具体例が従来技術から知られている。 欧州特許出願第0,366,964号および第0,497,554号は第1の 形式の保持部材を記載しており、装着開口内に収容される第1部分に、保持フッ クあるいは保持歯を設けられ、これらの保持フックあるいは保持歯は装着された 状態で、装着開口の壁部内に噛み込むことにより、各部材を基板に固定するため に必要な力を形成する。 この形式の保持部材は、関連する保持フックあるいは保持歯が噛み込むことの できるような構造を有する基板上に、部材を装着するためにのみ用いることがで きる。例えば液晶ディスプレイの基板等のガラス基板上に装着する場合は、この ような保持部材は一般的に用いることができない。このため、実際には、基板の 装着開口内に把持する態様で係合する第2 の形式の保持部材が用いられる。この形式の保持部材は、例えば米国特許明細書 第3,954,242号および第5,145,405号に記載されている。 米国特許明細書第4,538,878号に記載の保持部材は第1の形式と第2 の形式とを組合わせたものである。 保持フックあるいは保持歯を設けられた保持部材は比較的頑丈に形成され、し たがって、装着開口内に挿入するために必要な比較的大きな力に耐えることがで きる。これらの保持部材は、例えば5から10%の比較的大きなオーダの公差で 形成される装着開口内で、充分な装着力を形成するような大きな寸法を有する必 要があることを考慮する必要がある。明らかに、比較的小さな公差で形成された 装着開口内に、比較的大きなサイズの保持部材を装着する場合には、装着力が最 も大きい。 装着開口内に把持する態様で装着される保持部材は、例えば上述の米国特許明 細書第5,145,407号に記載の保持部材のように、必要な取付ける力を形 成するために、比較的幅広に形成されるのが一般的である。 今日における電子部材の寸法減少(小形化)、例えばコンタクト部材間の1mm あるいは1.27mmのピッチ間隔を有するコネクタを形成するための観点から、 比較的薄肉の壁部を有するハウジングが設けられ、保持部材あるいは保持歯を設 けられる保持部材は、装着時に比較的大きな装着力が生じることからハウジング に損傷を与える危険があるために適していない。 幅広の保持部材は、そのサイズにより、例えばポジションロス(position los s)を生じることなく互いに隣接して装着される必要のあるコネクタ(端部と端 部とを積重ね可能)を有する場合等の互いに密に配置されるコンタクト部材間に 収容されるためには適していない。 したがって、本発明は寸法が縮小された電気あるいは電子部材(小形化された 部材)に特に好適な保持部材を提供することに基づくものである。 このため、本発明は、基板に係合するための前記手段、装着開口内に収容され る第1部分が、前記立上がり部材に対してオフセットする領域内で弱くなるよう に形成され、これにより、第1部分は保持部材を装着開口内に挿入する際に発生 する力の影響の下で、立上がり部材の反対方向に分岐し(diverge)、装着開口 内の分岐部により基板に係合することができる。 そのほぼ平坦な形状により、装着開口内に挿入すべき本発明の保持部材の第1 部分は、隣接するコンタクト部材あるいは電気回路の線路と結合するための結合 端部間に望ましくない電気結合を形成する危険を生じさせることなく、例えば小 形化されたコネクタのコンタクト部材間に延在することができる。 立上がり部材を有する第1部分は、装着開口に対し、装着されたときに充分な 機械的抵抗が形成されるようなサイズを有する必要があり、この機械的な抵抗は 所期の分岐部の範囲では弱められた領域の位置となるように装着力を形成する。 基板の材料内に噛み込む必要のある部材がないため、本発明による保持部材を装 着開口内に挿入するために必要な力はかなり小さく、これにより、上述の第1の 形式の保持部材の場合よりも、装着中における部材のハウジング上の機械的な負 荷の大きさはかなり小さいものとなる。 本発明によれば装着開口内に収容すべき上記保持部材の第1部分を選択的に弱 化することにより達成される保持部材の分岐(divergence)は、立上がり部材を 支える追加的な固定作用を行う。第1部分の分岐は装着開口の壁部に立上がり部 材を強固に保持し、これにより、装着開口の公差の差が装着力に及ぼす影響は無 視できる。 本発明の保持部材の第1部分は、この第1部分が挿入された後に、その分岐部 を介して装着開口の壁部に接触させるため、通しメッキされた(through-metall ised)装着開口の場合は、保持部材と装着開口の金属層との間を従来の保持部材 の場合よりもより信頼できる態様の電気接触が形成される。実際に、従来の場合 、装着力を提供する保持部材のこれらの部分は、装着中に装着開口の金属層上を 摺動する。これで、比較的薄い金属層の一部がかきとられ、例えば接地のための 保持部材と金属層との間に形成すべき電気結合に好ましくない効果を生じさせる 。したがって、本発明の保持部材は、対応する部材と回路の線路との電気結合の ために、電気あるいは電子部材用の結合端部として非常に適している。この形式 の電気結合は、しまり嵌めと称されている(英語の技術文献では“press− fit”)。 噛み込むことにより基板に係合する保持部材とは対照的に、本発明による保持 部材の分岐部による追加的な把持作用は、例えば温度変化による装着開口の形状 あるいは寸法の変化が、予想される使用寿命中に、正確に調和されることを意味 する。 第1部分を立上がり部分に対して反対方向に分岐することにより、装着開口に 対する保持部材の心だし作用を行うことができ、これは、基板に対する部材の正 確な位置決めが望ましい用途に特に有益である。立上がり部材に対する弱化領域 (weakened area)の位置は、第1部分が装着開口内で分岐する態様を決定する 。第1部分の長手方向に延びる弱化部は、本発明による保持部材を円筒状の装着 開口内に装着するときに、多かれ少なかれ部分的に円筒状に第1部分が分岐する ことになる。第1部分を種々の位置で好適に弱化することにより、例えば装着開 口の任意の外形にマッチさせることができる。 本発明の保持部材の好ましい実施例では、第1部分は、立上がり部材に対して 長手方向にオフセットした領域が弱化されるように形成され、したがって、第1 部分は長手方向の力の影響の下で曲げあるいは折り畳むことができる。 第1部分と立上がり部材との寸法、および、第1部分の弱化領域の位置および 寸法を好適に選択することにより、保持部材を装着開口に対して望ましい正確さ で心だしすることができる。立上がり部材および曲げあるいは折畳まれた部分が 、装着開口の長手方向に見たときに、種々の高さで基板に係合するため、三脚グ リップに類似の安定した取付け構造が得ら れる。 立上がり部材の取付けを第1部分の長手方向中心線に対して移動することによ り、装着開口内におけるスパイラル状あるいはヘリカル状のグリップとすること が可能であることが示される。これは、望ましい電気接触を形成するために、例 えば装着開口の金属層上に塵埃が存在する場合には除去することが望ましい。 本発明による第1部分の弱化は、その厚さを選択的に変更することにより、達 成することができる。操作技術的に比較的簡単な弱化は、第1部分に1または複 数の凹部を形成することにより行うことができる。 本発明の保持部材の好ましい実施例では、立上がり部分がリップ状形状に形成 され、第1部分からその平面に対して所定の角度で延び、一端が第1部分に弾力 的に結合され、立上がった自由端部は、基板の装着開口内に係合することができ 、第1部分にはリップ状部材の固定端部の近部に凹部を設けられている。 このように形成された保持部材は、最初に、リップ状部材の固定端部を介して 装着開口内に挿入される。リップ状部材は弾力的に形成されているため、この目 的のためには比較的小さな力で充分である。装着力が大きいことにより、第1部 分を装着開口内に挿入する際に、増大する摩擦力を克服するため、第1部分が分 岐しかつリップ状部材が装着開口の壁部に強固に保持されている部位にポイント が達する。装着開口から除去する方向に取外す方向に沿って、保持部材に力が形 成されると、リップ状部材は第1部分の平面に対して横方向に移動しようとし、 これにより、リップ状部材が装着開口の壁部により強力に係合するだけでなく、 第1部分をより大きく分岐し、曲げあるいは折畳み、この結果、装着開口内にお けるクランプ力を更に増大する。明らかなように、この作用により、望ましい強 固な装着力が形成される。 製造技術の観点から有益な実施例においては、リップ状部材は第1部分の材料 から、凹部がその中に配置されるように形成され、第1部分はリップ状部材の固 定された端部の近部で幅方向により狭くなるように形成されている。第1部分の 外形に好適な形状を与えることにより、装着開口内に挿入する際に、この広がる 部分で確実な制御を行うことができる。 本発明の保持部材の好ましい実施例では、第1部分はほぼ部分的に楕円状の外 形と、装着開口内に第1部分を心だし状態で挿入するのためのセンタリング用リ ップとを設けられている。センタリング用リップは、装着開口に対して第1部分 の正確な位置決めを確保し、一方、楕円状の外形は、挿入開口内に所定距離にわ たって収容されると、第1部分が分岐するポイントに達することを確保する。 本発明の保持部材の他の実施例では、ステップが第1および第2部分間の遷移 部の近部に形成され、装着すべき部材上に係合する。比較的寸法の小さな保持部 材に充分なサイズのステップあるいは肩部を形成するために、小形化された部材 に使用するため、第2部分はピン状に形成され、第1部分の長手方向中心線に対 してオフセットした長手方向中心線で第 1部分に結合される。 本発明の他の実施例では、第2部分を平坦な長い形状にし、第1および第2部 分を互いに横方向に配置されるように位置決めすることにより、ステップの平面 が更に拡大される。必要な場合には、オフセットしたステップを第1部分の長手 方向に沿い、長手方向中心線の両側で、装着開口内に挿入する際に第1部分に作 用する力ができる限り対称となるように形成することができる。 保持部材を、部材のハウジング内に強固に保持するため、第1及び/又は第2 部分は、例えばハウジングの開口内に挿入した後に90°にわたって曲げ、ある いは、第1部分に、部材のハウジングに固定するための他の手段を設けることが できる。この場合、例えば(半)ボウル状の膨出部等の特に第2部分から形成さ れた弾性リップ状部材が考慮される。 本発明による保持部材は、全体としてパンチングあるいは他の好適な機械工程 を経て、黄銅、ステンレススチール、リン、青銅、ベリリウム、銅等から形成す ることができる。接地のため、あるいは、コンタクトあるいは接続端部として、 通しメッキされた装着開口に、妥当であれば半田付け工程を追加することにより 、電気的に導通される場合は、保持部材は、錫、鉛、ニッケル、金、銀あるいは 他の好適な導電材料の層で被覆することができる。望ましい場合は、例えば特別 な形状に形成された装着開口を有する基板と共に使用するために、保持部材の第 1部分に、複数の立上がり部材とこれと共に作用する複数の弱化領域とを設ける ことができる。 本発明は、更に、上述の1または複数の実施例に対応して電気絶縁材料で形成 されたハウジングと、導電材料で形成された1または複数のコンタクト部材と、 その第2部分を介してハウジング内に収容される1または複数の保持部材とを備 える電気コネクタにも関係する。保持部材は、ハウジングの両端部、および、ハ ウジングのコンタクト部材間あるいは近部に配置することができる。 更に他の実施例では、本発明は、1または複数のコンタクト部材に本発明の保 持部材の第1部分にしたがって形成された第1部分を設けられた結合端部が設け られるコネクタが提供される。コンタクト部材がハウジング内で列状(rows)に 配置される電気コネクタの好ましい実施例では、ハウジングの側壁に近接配置さ れた1または複数の列のコンタクト部材が、面装着で取付ける(surface-mounti ng attachment)ために、対応する側壁を越えて外方に延びる結合端部を設けら れ、残りのコンタクト部材の1または複数の列に、本発明の保持部材の第1部分 にしたがって形成された第1部分を有する結合端部が設けられる。 このように形成されるコネクタでは、面装着技術のために、互いに近接して配 置され、ハウジングの外側で側方に延び、比較的小さなピッチ距離を有するコネ クタの場合に特に重要な役割をなす望ましくない相互の電気結合の増大の危険を 含む結合端部の問題が効果的に排除される。実際に、例えば4列のコンタクト部 材からなるコネクタの場合に、最も内側の2列に上述のしまり嵌め結合端部を設 け、最も外側の2列に 面装着技術による結合端部を設けることができる。これらの結合端部だけがコネ クタのハウジングから側方に突出し、これにより、望ましくない相互の電気結合 が、結合端部の全てが側方に突出するコネクタよりも、かなり減少する。更に、 本発明の実施例では、コンタクト端部は、従来技術の対応するコネクタの場合よ りも大きな表面領域を有することができ、特に、いわゆるパワーコネクタの場合 に、コンタクト部材の許容可能な電流密度に対する要求に関して重要なものであ る。 理論的に、面装着取付け用の最も内側のコンタクト部材の結合端部を製造し、 ハウジングの周部の内側に突出し、あるいは、これらの結合端部を通常のピン/ ホール結合部として形成することもできる。英語の技術文献ではこれはスルーマ ウント(through-mount)技術として知られている。しかし、これは半田付け結 合部の目視検査ができないか、あるいは、不十分である点で不都合であり、一方 、ピン/ホール結合部を半田付けすることはウエーブソルダバス(wave solder bath)を必要とし、面装着技術による結合部と組合わせることはできない。この 問題は、本発明によるしまり嵌めの場合には生じない。コネクタの限られた数の 列だけが、しまり嵌め結合端部を設けられているため、例えば印刷基板の比較的 大きな面領域が、面装着技術により2つの側部を有する組立体(two-sided asse mbly)のために残る。 本発明は更に、特に本発明による電気コネクタに使用するために導電材料から 形成されるコンタクト部材である電気あるいは電子部材に関し、本発明による保 持部材の第1部分に したがう第1部分を設けられた結合端部を備える。 本発明は、コネクタ及び/又は寸法を小さくした(小形化)コネクタの用途に 限定されるものではなく、図面に示す好ましい実施例を参照して以下に詳細に説 明する。 第1図は、本発明による保持部材の好ましい実施例の概略的な図を示す。 第2図は、第1図の保持部材の概略的な側面図を示す。 第3図は、装着状態の第1図の保持部材の一部の概略的な断面図を拡大して示 す。 第4図は、装着状態の第3図の保持部材の概略的な側面図を示す。 第5図は、第1図の保持部材の他の実施例の概略的な図を示す。 第6図は、本発明の保持部材の更に他の実施例の概略的な図を示す。 第7図は、第6図の保持部材の概略的な側面図を示す。 第8図は、本発明による保持部材の更に他の実施例の概略的な図を示す。 第9図は、電気あるいは電子部材のハウジング内に装着した状態の第8図の保 持部材の概略的な側面図を示す。 第10図は、本発明による保持部材を設けられた電気コネクタの概略的な断面 図を示す。 第11図は、第10図のXI−XI線に沿う概略的な断面図を示す。 第12図は、本発明による保持部材を装着するための装着 開口を設けた基板の一部の図を拡大して示す。 第13図は、本発明の保持部材の第1部分による結合端部を有するコンタクト 部材をもうけたコネクタの実施例の概略的な上部図を示す。 第14図は、第13図のXIV−XIV線に沿う概略的な 請求の範囲 1. 基板に係合する第1部分(2)と装着すべき部材に係合する第2部分(2 ;22)とを備え、この第1部分(2)は、基板の装着開口に把持する態様で係 合する手段を設けられたほぼ平坦で長い形状を有し、この手段は第1部分(2) の平面に対して立上げられた部材(7)を有し、特に印刷基板上にコネクタを装 着するために基板上に電気及び/又は電子部材を保持する保持部材であって、 前記第1部分(2)は、立上げられた部材(7)に対してオフセットした領域 (11)内で弱められるように形成され、これにより、第1部分(2)は、装着 開口内に保持部材(1;17;21)を挿入するときに作用する力の影響の下で 、立上げられた部材(7)と反対方向に分れ、装着開口内の分岐部により基板に 係合することが可能であることを特徴とする保持部材。 2. 前記第1部分(2)は、立上げられた部材(7)に対して長手方向にオフ セットした領域(11)内で弱められるように形成され、これにより、第1部分 (2)は、長手方向の力の影響の下で曲げあるいは折畳み可能である請求項1に 記載の保持部材。 3. 前記立上げられた部材(7)は、第1部分(2)の長手方向中心線に対し てシフトされている請求項1に記載の保持部材。 4. 前記第1部分(2)は、少なくとも1の凹部(10) を内部に設けられることにより、弱められるように形成されている請求項1に記 載の保持部材。 5. 前記立上げられた部材(7)は、リップ状であり、第1部分(2)からこ の平面に対して所定角度で延び、一端部(8)が弾力的な態様で第1部分(2) に強固に結合され、立上げられた自由端部(9)は、基板の装着開口内に係合可 能で、この第1部分(2)はリップ状部材(7)の固定端部(8)の近部に凹部 (10)を設けられている請求項4に記載の保持部材。 6. 前記リップ状部材(7)は、その内部に凹部(10)が形成されるように 第1部分(2)の材料から形成され、この第1部分(2)は、リップ状部材(7 )の固定端部(8)の近部で幅方向に狭まるように形成される請求項5に記載の 保持部材。 7. 前記第1部分(2)は、ほぼ部分的に楕円の外形(3)を設けられ、第1 部分(2)を装着開口内に心だしされた状態で挿入するためのセンタリングリッ プ(4)を設けられる請求項6に記載の保持部材。 8. 固定すべき部材上で把持するために、ステップ(12)が第1部分(2) と第2部分(5)との間の遷移部の近部に形成される請求項1に記載の保持部材 。 9. 第2部分(5)がピン状に形成され、第2部分(5)が長手方向中心線を 第1部分(2)の長手方向中心線に対してオフセットさせた状態で、この第1部 分(2)に結合されることにより、ステップ(19)が形成される請求項8に記 載の保持部材。 10. 第2部分(5)は平坦な長い形状を有し、第1(2),第2部分(5) は互いに横方向に配置される請求項9に記載の保持部材。 11. 前記第2部分(5;22)は、部材のハウジング内に保持部材を保持す るためのラッチ部材を設けられる請求項1から10のいずれか1あるいはそれ以 上に記載の保持部材。 12. 前記ラッチ部材は、第2部分(5;22)の平面に対して突出する少な くとも1のリップ(23)あるいは膨出部(16)を備える請求項11に記載の 保持部材。 13. 第1部分(2)は、複数の立上げられた部材と、これと共に作用する複 数の弱められた領域とを有する請求項1に記載の保持部材。 14. 全体が金属のブランクから形成される請求項1に記載の保持部材。 15. 導電材料で形成された1またはそれ以上のコンタクト部材(32;42 )を設けられた電気絶縁材料製のハウジング(31;41)を備え、請求項1か ら14のいずれか1あるいはそれ以上に記載の保持部材(1)が、その第2部分 (5)を介してハウジング(31;41)内に収容される電気コネクタ(30; 40)。 16. 前記保持部材(1)は、ハウジングのコンタクト部材(32)間に配置 される請求項15に記載の電気コネクタ。 17. 前記保持部材は、ハウジングの矩形の開口内に第2部分を介して収容さ れる、少なくとも1の保持部材が設けら れた請求項15に記載の電気コネクタ。 18. 結合端部を設けられた1またはそれ以上のコンタクト部材が、請求項1 から14の1またはそれ以上に記載の保持部材にしたがう第1部分を含む請求項 15に記載の電気コネクタ。 19. コンタクト部材はハウジング内で複数の列に配置され、ハウジングの側 壁に近接して配置された1または複数のコンタクト部材の列が、面装着で取付け るために、対応する側壁を越えて外方に延びる結合端部を設けられ、コンタクト 部材の残りの1または複数の列は、請求項1から14のいずれか1またはそれ以 上にしたがう保持部材にしたがう第1部分を有する結合端部を設けられる電気コ ネクタ。 20. 請求項1から14の1あるいは複数にしたがう保持部材にしたがう第1 部分を設けられた結合端部を備える、請求項15から19の1あるいは複数によ る電気コネクタに用いる特に導電材料から形成されたコンタクト部材である電気 及び/又は電子部材。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年5月9日 【補正内容】 基板35上に配置されている。導電材料で形成されたトラック37が小さな結合 面36間に突出し、保持部材を導通状態に収容する通しメッキされた装着開口3 8に結合して、スクリーニングおよび接地作用をなす。必要な場合は、保持部材 は対応する装着開口に半田付けし、あるいは、導電性接着剤(electrically con ducting glue)により取付けることができる。例として、図は1の装着開口38 のみを示す。 第13図は、他のコネクタ40の実施例の上部の図を示し、このコネクタは長 いハウジング41を有し、4列のコンタクト部材42が収容されている。最も外 側の2つの列のコンタクト部材42は面装着のために結合端部43を設けられて おり、これらの端部はハウジング41の長い側壁44に対して横方向に外方に突 出する。最も内側の2つの列のコンタクト部材42は、上述の保持部材1,21 の第1部分2にしたがって形成された結合端部45を設けられる。これは、第1 3図のXIV−XIV線に沿う断面図である第14図から明らかである。 コネクタ40の最も内側の2つの列のコンタクト部材42の結合端部は、側壁 44を越えて側方に形成する必要がないため、必要な場合は、結合端部43は比 較的広く、一方、望ましくない相対結合を防止するために充分な相対距離を有し ている。これは、小形化された寸法の部材したがって例えば1mmあるいは1.2 7mmのピッチ距離を有するコネクタ40を自動組立てする場合に特に重要である 。 第15図は、第13図によるコネクタに取付けられたコン タクト部材42を示し、本発明による保持部材の第1部分にしたがう結合端部4 5と、ソケット46の形態のコンタクト端部とを設けられている。もちろん、コ ンタクト端部はプラグとして形成することができる。 最後に、第16図は、互いに対向配置されかつ印刷基板47上に装着された2 つのコネクタ40を示す。コンタクト部材42の結合端部45は、この場合に、 印刷基板47の装着開口48の通しメッキされた壁部49を把持し、一方、コン タクト部材42の最も外側の列の結合端部43は、印刷基板47の各表面上の小 さなコンタクト面50を把持する。 この断面図は、コンタクト部材42の最も内側の列を好適に位置決めすること により、小さな平坦面だけが面装着技術のために喪失され、本実施例では、2つ のコネクタ40の下側に配置される平坦面は特に実質的な不都合はない。 本発明は、図示の実施例およびコネクタの用途に限定されるものでないことは 明らかである。保持部材は適宜の部材を基板上に装着するために、小さな寸法の 部材の場合のように特に小さな装着面が必要な場合に用いることができる。部材 の結合端部、例えばコネクタのコンタクト部材の結合端部がピン/ホール半田付 け装着用に形成されている場合は、各結合端部は本発明の保持部材の第1部分に にしたがう第1部分を設けることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 基板に係合する第1部分と装着すべき部材に係合する第2部分とを備え、 この第1部分は、基板の装着開口に把持する態様で係合する手段を設けられたほ ぼ平坦で長い形状を有し、この手段は第1部分の平面に対して立上げられた部材 を有し、特に印刷基板上にコネクタを装着するために基板上に電気及び/又は電 子部材を保持する保持部材であって、 前記第1部分は、立上げられた部材に対してオフセットした領域内で弱められ るように形成され、これにより、第1部分は、保持部材を装着開口内に挿入する ときに作用する力の影響で、立上げられた部材と反対方向に分れ、装着開口内の 分岐部により基板に係合することが可能であることを特徴とする保持部材。 2. 前記第1部分は、立上げられた部材に対して長手方向にオフセットした領 域内で弱められるように形成され、これにより、第1部分は、長手方向の力の影 響で曲げあるいあは折畳み可能である請求項1に記載の保持部材。 3. 前記立上げられた部材は、第1部分の長手方向中心線に対してシフトされ ている請求項1に記載の保持部材。 4. 前記第1部分は、少なくとも1の凹部を設けられることにより、弱められ るように形成されている請求項1に記載の保持部材。 5. 前記立上げられた部材は、リップ状であり、第1部分からこの平面に対し て所定角度で延び、一端が弾力的な態様 で第1部分に強固に結合され、自由端部が基板の装着開口内に係合可能で、この 第1部分はリップ状部材の固定端部の近部に凹部を設けられている請求項4に記 載の保持部材。 6. 前記リップ状部材は、その内部に凹部が形成されるように第1部分の材料 から形成され、この第1部分は、リップ状部材の固定端部の近部で幅方向に狭ま るように形成される請求項5に記載の保持部材。 7. 前記第1部分は、ほぼ部分的に楕円の外形を設けられ、第1部分を装着開 口内に心だしされた状態で挿入するためのセンタリングリップを設けられる請求 項6に記載の保持部材。 8. 固定すべき部材上で把持するために、ステップが第1,第2部分間の遷移 部の近部に形成される請求項1に記載の保持部材。 9. 第2部分がピン状に形成され、第2部分が長手方向中心線を第1部分の長 手方向中心線に対してオフセットさせた状態で、この第1部分に結合されること により、ステップが形成される請求項8に記載の保持部材。 10. 第2部分は平坦な長い形状を有し、第1,第2部分は互いに横方向に配 置される請求項9に記載の保持部材。 11. 前記第2部分は、部材のハウジング内に保持部材を保持するためのラッ チ部材を設けられる請求項1から10のいずれか1あるいはそれ以上に記載の保 持部材。 12. 前記ラッチ部材は、第2部分の平面に対して突出する少なくとも1のリ ップあるいは膨出部を備える請求項11に記載の保持部材。 13. 第1部分は、複数の立上げられた部材と、これと共に作用する複数の弱 められた領域とを有する請求項1に記載の保持部材。 14. 全体が金属のブランクから形成される請求項1に記載の保持部材。 15. 導電材料で形成された1またはそれ以上のコンタクト部材を設けられた 電気絶縁材料製のハウジングを備え、請求項1から14のいずれか1あるいはそ れ以上に記載の保持部材が、その第2部分を介してハウジング内に収容される電 気コネクタ。 16. 前記保持部材は、ハウジングのコンタクト部材間に配置される請求項1 5に記載の電気コネクタ。 17. 前記保持部材は、ハウジングの矩形の開口内に第2部分を介して収容さ れる、少なくとも1の保持部材が設けられた請求項15に記載の電気コネクタ。 18. 結合端部を設けられた1またはそれ以上のコンタクト部材が、請求項1 から14の1またはそれ以上に記載の保持部材にしたがう第1部分を含む請求項 15に記載の電気コネクタ。 19. コンタクト部材はハウジング内で複数の列に配置され、ハウジングの側 壁に近接して配置された1または複数のコンタクト部材の列が、面装着で取付け るために、対応する側壁を越えて外方に延びる結合端部を設けられ、コンタクト 部材の残りの1または複数の列は、請求項1から14のいずれか1またはそれ以 上にしたがう保持部材にしたがう第1部 分を有する結合端部を設けられる電気コネクタ。 20. 請求項1から14の1あるいは複数にしたがう保持部材にしたがう第1 部分を設けられた結合端部を備える、請求項15から19の1あるいは複数によ る電気コネクタに用いる特に導電材料から形成されたコンタクト部材である電気 及び/又は電子部材。
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