JPH08512341A - 脱インク性を改良したアニオン系水性印刷インク - Google Patents

脱インク性を改良したアニオン系水性印刷インク

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JPH08512341A JP50382995A JP50382995A JPH08512341A JP H08512341 A JPH08512341 A JP H08512341A JP 50382995 A JP50382995 A JP 50382995A JP 50382995 A JP50382995 A JP 50382995A JP H08512341 A JPH08512341 A JP H08512341A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、微分散された顔料と合成ポリマー化合物系バインダー並びに、所望により、通常の添加物を含有する紙印刷、特にフレキソ印刷および/または凹板印刷用の水性印刷インクであって、(1)微分散された水性塩基性の非溶解性エマルション(コ)ポリマー、並びにそれと密に混合する(2)(1)よりも分子量の低い水性塩基性の溶解性および/または分散性(コ)ポリマー化合物の選ばれたポリマー混合物が、前記インクで印刷された故紙を伴う浮遊選別法でも、脱インク性を改良するためのバインダーとして存在し、上記ポリマー成分が、以下のようなガラス転移温度(Tg)を特徴とする印刷インクに関する:Tg(1)は、0℃と等しいかまたはそれ以下であり、Tg(2)は、0℃と等しいかまたはそれより高い。

Description

【発明の詳細な説明】 脱インク性を改良したアニオン系水性印刷インク 先行技術 本発明は、特にフレキソ印刷および/または凹版印刷に適し、かつ改良された 脱インク性を示す水性印刷インクあるいは水性インクに関する。本発明の目的は 、アニオンをベースとする水性印刷インクとして分類され得る上記の種類の印刷 インクを提供することである。 脱インクによる印刷された故紙の再状態調整(リコンディショニング)は、産 業上ますます重要となってきている。浮遊選別法による故紙の脱インクは、特に 重要である。この点に関し、新聞、雑誌、カタログ、電話帳などからの油性印刷 インクが比較的容易に脱インクされることは周知である。さらには、用いられた 印刷インクまたはバインダー系がアニオンをベースとしているとしても、水性フ レキソ印刷インクおよび凹版インクから成る印刷物は、浮遊選別法によって十分 には脱インクされないことも知られている。多くの理由から望ましいそのような バインダー系および印刷インク類は、脱インク、特に浮遊選別法を用いると非常 に小さな顔料粒子となり、それ故に印刷基材の白さが許容できないほど損なわれ る。十分な脱インク結果を達成するためには、そのような故紙印刷物を、いわゆ る洗浄法で脱インクしなければならない。しかしながら、この方法は、多くのフ ィラーや短繊維を失うこととなるため、再利用できる紙の収量が減り、また廃水 汚染が浮遊選別法の場合よりも著しく高くなるであろう。 極最近の文献を含む技術文献では、上述の問題点が確めらている。ヴェー・フ ェ 285頁の「ベシュタントザウフナーメ・デル・デインクバルカイト・フォン・ ベットルックテム・アルトパピール(Bestandsaufnahme der Deinkbarkeit von b edrcktem A1tpapier)」にも記載されている。この著者らは、これより前の研究 において既に得られた結果(すなわち水性フレキソ印刷インクを用いたフレキソ 印刷 により作製された新聞は、非常に低い脱インク係数しか得られないであろうとい うこと)を確認している(上記文献の281頁・要約およびフレキソ印刷された 新聞に関する284頁参照)。 、第55巻、第3号、1991年、89〜96頁にも同様の所説が見られる。水 性印刷インクが、通常の脱インク法における浮遊選別によって分離されないこと は、要約の導入部に記載されている。この課題を解決するために、故紙からほと んど除去されない印刷インクの2段階アルカリ−酸浮遊選別が提案された。酸浮 遊選別工程では、少なくとも1種の長鎖アルキル残基を有する4級アミン(例え ばヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロライド)が添加物として使用される 。この種の4級アンモニウム化合物は、特に生態学的な観点において、重大な欠 点を示すことが知られている。それは、魚への毒性が高く、ほとんど分解しない 。 前述の課題を克服するために、ドイツ特許出願公開第4115731号では、 脱インク可能な水性インクが提案されており、その本質的な特徴は、バインダー 成分として水希釈可能なカチオン樹脂を使用することである。分散液の形態での 水希釈可能なカチオン性アクリル樹脂が、バインダーとして好ましく使用される 。この後者の文献の実施例は、バインダーとしてアニオン性アクリル樹脂から成 る水性印刷インク(印刷基材:新聞)が、実際には、浮遊選別法で全く測定でき ないほどの脱インク性しか得られないという比較例を包含している。 本発明による教示は、実際に、特にフレキソおよび/または凹版印刷における 優れた印刷結果を難無く与えるにもかかわらず、浮遊選別法でも効果的に脱イン クできるため、高品質の2次製品となるであろう印刷物を与えるアニオンをベー スとする系並びに対応する水性印刷インクを提供する目的に由来する。 発明の目的 したがって、第一の態様では、本発明の目的物は、微分散された顔料と合成ポ リマー化合物系バインダー並びに、所望により、通常の添加物を含有する紙印刷 、特にフレキソ印刷および/または凹板印刷用の水性印刷インクである。この態 様において、本発明の教示は、 (1)微分散された水性塩基性の非溶解性エマルション(コ)ポリマー(成分1 )、並びにそれと密に混合する (2)(1)よりも分子量の低い水性塩基性の溶解性および/または分散性(コ )ポリマー化合物(成分2) の選ばれたポリマー混合物が、水性インクで印刷された故紙を伴う浮遊選別法で も、脱インク性を改良するためのバインダーとして存在し、上記ポリマー成分( 1)および(2)が、以下のようなガラス転移温度(Tg)であることを特徴と する:Tg(1)は、0℃と等しいかまたはそれ以下であり、Tg(2)は、0 ℃と等しいかまたはそれより高く、好ましくは室温よりも高い。 さらなる態様において、本発明は、浮遊選別法でも容易に脱インクできる印刷 された故紙を与えるであろう微分散された顔料(特にカーボンブラック)を含有 する水性印刷インク用のバインダーとしての上記成分(1)および(2)の選ば れたポリマー混合物の使用に関する。 本発明の教示の詳細 本発明は、水性印刷インク調製のための、各々については自体既知の特定のバ インダー種の選択が、本発明の課題の工業的な解決策を導くことがあるという認 識に由来する。1段階浮遊選別法でも効果的に脱インクされる故紙を得る印刷物 の作製に使用されている水性印刷インクは、バインダーを形成するポリマー混合 物の選択および組み合わせを特徴とする。 本発明によれば、2つの樹脂またはポリマー種を、互いに異なる多数のパラメ ーターによって、密に混合して使用する。第一成分(1)は、低いガラス転移温 度(以下、「Tg」という。)を特徴とする微分散された水性塩基性の非溶解性 エマルション(コ)ポリマーから成る。Tg(1)は、0℃またはそれ以下であ る。成分(1)としては、Tgが−10℃またはそれ以下である対応するエマル ション(コ)ポリマー化合物が好ましく、Tg値が非常に低い対応するポリマー 化合物は、特に重要である。比較実験から、脱インク係数(DEF-%)として 表される印刷された故紙の脱インク性が高くなるほど、低いTg(1)が選択さ れることが分かった。すなわち、本発明の他のパラメーターと調和させて、Tg 値を下 げた(ここでは、例えば−20℃、−25℃、−30℃および−35℃、−40 ℃以下の工程が記載されている。)エマルション(コ)ポリマーをバインダー成 分(1)として使用すれば、より優れた脱インク結果を達することができる。例 えば、ポリマー成分(1)のTgが−30〜−35℃の範囲である本発明の水性 インクを用いるときに、最適な脱インク結果が得られた。 しかしながら、水性塩基性の溶解性および/または分散性ポリマー化合物(以 下、固体樹脂ともいう。)であること並びに(1)よりも分子量が低いことを特 徴とする成分(2)は、本発明の水性インクのバインダー系の必須成分である。 このガラス転移温度Tg(2)は、基本的に(1)のTgとは異なる。本発明に よれば、Tg(2)の下限としては、0℃、特に室温かまたはそれ以上が望まれ る。好ましくは、Tg(2)は、かなり高い値の範囲にあり、特に少なくとも3 5℃、好ましくは40〜50℃またはそれ以上である。この成分(2)の特に重 要な例は、Tg(2)の値が約150℃までの範囲並びに、所望により、それ以 上でも有り得る。 本発明の教示は、本発明の水性印刷インクのバインダー成分において、非水溶 性エマルション(コ)ポリマー成分(1)の場合と、特に成分(2)の場合の両 者の各材料群の2つまたはそれ以上の特徴的な例の混合物の使用から構成される 。 本発明によれば、上記の2つのバインダー成分(1)および(2)の組み合わ せは、明らかに、本発明の種々の課題の工業的解決策であり得る。以下のことが 述べられるが、それらが全てということではない。 まず最初に、水性印刷インクは、明らかに、例えば新聞または雑誌の印刷での 使用に伴う高い工業上の要求を満たすように設計されなければならない。印刷さ れた像の外観や乾燥特性および印刷装置の支障のない操作が、与えられた高い印 刷速度で保証されなければならない。特に、例えば付着している残留印刷インク が要因となって、印刷用ローラーに問題が生じてはならない。高い操作速度で作 動している紙印刷には、特定の要求が満たされるべきであることが分かっている 。そのような要求から派生するその後の脱インク工程(特に浮遊選別法における )の課題は、上記先行技術(特にハー・ウー・シュースら著の上記文献)から周 知 であり、かつその中に詳細に記載されている。それらの課題を克服するための上 記の改善策は、2段階浮遊選別を含み、多段階脱インク工程がその課題を解決す るために提唱されている。 本発明によれば、水性印刷インク系において上記に定義されたバインダー成分 (1)および(2)の組み合わせによって、並びにその印刷インクに使用される 細かく粉砕され微分散された顔料とこのバインダー系との相互作用によって、あ る場合には矛盾している異なるパラメーター要求を、全体として満たすことが、 先ず可能となる。そのような最適化された水性アニオンをベースとするバインダ ー系の機能は、上記参照のカチオンをベースとする脱インク可能な水性インクの 機能に到達しており、非常に劣化した印刷物故紙の再利用における改良された脱 インク結果が、印刷インクとして全く支障なく使用しながら、得られる。 本発明のポリマーバインダー組成中の成分(1)と(2)の混合比は、比較的 広い範囲で変化することができる。当然、非水溶性成分(1)と水溶性または水 分散性成分(2)の両方に関して、その相互作用を考慮した、それそれの選ばれ た樹脂類に対する各混合比の最適化が可能であり、また通常は必要でもある。一 般に、成分(1)と成分(2)の混合比には、9:1〜1:2の範囲が適してい る。好ましくは、約4:1〜1:1.5の範囲を使用するが、3:1〜1:1の 範囲の混合比を使用するのが、特に都合が良いこともある。一般に、成分(1) と(2)とがほぼ等量の比も好ましい範囲に入るが、低いTg値のエマルション (コ)ポリマーが、本発明で用いられるバインダー組成中では優位なポリマー成 分であることがこの範囲から分かる。しかしながら、特別な場合には、比較的硬 い成分(2)がバインダー組成の優位な成分であってもよい。 本発明で使用するためのポリマーバインダー組成物およびその水性組成物は、 特に、現在重要な産業上の大規模なプロセスによって、容易な方法で得ることが できる。この点に関しては、例えば、欧州特許出願公開第0257567号を参 照することができるが、これには、エマルション(共)重合を、形成された水性 塩基性の非溶解性エマルション(コ)ポリマーに対する安定剤として水性塩基性 の溶解性または分散性ポリマー成分の存在下で、かなりの時間行うように変更さ れ たエマルションコポリマーの自体既知の調製が記載されている。本発明に関して は、本発明の上記の印刷インクのポリマーバインダー組成が、非水溶性ポリマー (1)を与えるためにエマルション安定化成分(2)を加えて行われるエマルシ ョン(共)重合の反応生成物であるという条件において、そのような技術を使用 することができる。所望により、更なる割合のポリマー(1)および/または( 2)を、上記プロセス工程完了後、水性塩基性の反応生成物に加えてもよい。こ のことは、第一プロセス工程のポリマー化合物に関して、等量または異なる割合 のポリマー(1)および/または(2)の使用を伴ってよい。この点で、その成 分(2)が多段階で水性インクに加工された水性印刷インクは、特に重要であり 得る。 一方では、形成された非水溶性エマルション(コ)ポリマー(1)の選択およ び決定によって、他方ではエマルションの形成および安定化を助ける成分(2) によって、本発明の教示は、互いに一部矛盾している本発明の印刷インクのバイ ンダー系の多数の材料特性に関して要求される妥協策を実現することができる。 以下に、ポリマー(1)および(2)に関して述べるが、これらが全てではない 。 非水溶性エマルション(コ)ポリマー(1)の平均分子量(数平均Mn)は、 通常、約104〜106の範囲である。約5×104〜5×105の範囲が、特に重 要であり得る。バインダー成分の調製のための出発モノマーまたはモノマー混合 物として、好ましい態様は、本発明で要求される低いTg値となるであろうその ようなモノマー類を、少なくとも主に使用する。おそらく、この材料の特徴は、 本発明のバインダー系に対し、印刷において、並びに、おそらく脱インク工程中 の故紙の再利用においても、細かく粉砕され、微分散された顔料と非常に密に接 触し続ける性質を有しているので、故紙の脱インクにおいて、顔料粒子と樹脂粒 子との間に十分な凝集が存在し、かつ確実に残存するため、浮遊選別が可能とな る。そのような成分(1)の調製用の重要なモノマー成分としては、特に、高級 の鎖長の直鎖および/または分枝鎖アルコールを有するオレフィン系不飽和カル ボン酸のエステル、特に対応する低級α,β-不飽和カルボン酸のエステルを挙げ ることができる。特に適するオレフィン系不飽和カルボン酸は、アクリル酸およ び/またはメタクリル酸、あるいはマレイン酸もしくは無水マレイン酸および/ また はフマル酸のようなジカルボン酸である。適するアルコールは、例えば、20個 までの炭素原子、特に3〜15個の炭素原子を含有する。そのようなエステルを 形成するアルコールの特に重要な例は、4〜10個の炭素原子を含有する直鎖お よび/または分枝鎖の一価アルコールである。ポリマー成分は、選ばれたホモポ リマーの形態であり、好ましくはコポリマーの形態でも有り得る。例えばn-ブ チルアクリレート、i-ブチルアクリレートおよび/または2-エチルヘキシルア クリレートを使用するとき、形成される(コ)ポリマーにおいて、例えば−20 〜−35℃の範囲の所望のより低いTg値に調節することができる。形成される コポリマーのTg値が比較的高くなるように少量のコモノマーの付随的な使用が 可能であり、好ましくもある。例えば、それによって、望ましくない接着性の制 御を達成することができる。 最も重要な態様において、エマルション状態を安定化する水性の溶解性成分( 2)は、約500〜20,000の範囲、好ましくは約1,000〜10,000 の範囲の平均分子量(数平均Mn)を特徴とする。この種の特に重要な固体樹脂 は、約1,000〜6,000の範囲のそれぞれの平均分子量を有する。 上記溶解性/分散性成分の調製用モノマーまたはモノマー混合物の選択は、こ の成分に望まれるより高いTg値によって決定される。加えて、水性塩基性条件 下でのこのポリマー成分の十分な溶解性は、保証されるべきである。この成分の ためのモノマーまたはモノマー混合物の適する自体既知の選択によって、このバ インダー成分の材料特性をかなり制御することが可能である。有用なオレフィン 系不飽和酸は、特に、アクリル酸および/またはメタクリル酸のような対応する 低級α,β-オレフィン系不飽和酸であり、さらには対応するオレフィン系不飽和 ジカルボン酸、特にマレイン酸もしくは無水マレイン酸および/またはフマル酸 でもある。コモノマーとして、ポリマー状態で所望の高いTg値(特に約40〜 150℃の範囲)となる既知の種類の化合物を使用する。その例は、前述の(メ タ)アクリル酸類の低級酸のアルキルエステルだけでなく、特に、スチレンおよ びスチレン誘導体(例えばα-メチルスチレン)のようなモノビニリデン芳香族 でもある。適するアルキルエステルの例は、対応するメチルエステルであるが、 他のアルコール残基の付随的な使用も、Tg値を適当に制御することによって可 能である。すなわち、例えば、コモノマーとして2-エチルヘキシルアクリレー トを付随的に使用する場合、Tg値が35〜60℃の範囲の固体樹脂をそのよう な成分(2)から調製することもできる。 したがって、本発明の印刷インク用の水性バインダー系の調製を、通常、成分 (2)が別個の工程で調製して水溶性塩基(例えばアンモニア)に溶解させるよ うに行う。その後、成分(1)のモノマーまたはモノマー混合物のエマルション (共)重合を、固体樹脂(2)の水性塩基性溶液中でのエマルション(共)重合 の少なくとも一部の期間内に行う。詳細については、前述の欧州特許出願公開第 0257567号を再度参照する。 さらに、本発明の脱インク可能な印刷インクは、本発明において定義したバイ ンダー系、無機および/または有機顔料並びに、場合により、さらなる通常の助 剤および添加物(例えば懸濁液あるいはエマルションの調製からの限定された量 の有機溶媒および/または添加物)に加えて、水性組成物内に入っている。水性 インクの適する組成は、例えば、以下の範囲内である。 1種またはそれ以上の微分散された無機または有機顔料 約5〜30重量%、好 ましくは約10〜20重量%。微粒子カーボンブラックは特に重要である。用い たカーボンブラックの特定の構造が比較的重要ではないことが実験より分かって いる。嵩高い構造を有するカーボンブラックは、原則として、嵩高くない対応す る顔料とほぼ同様に脱インクできる。カーボンブラックを白色化するのに用いら れた顔料に加えて、他の市販の着色顔料も使用してよい。前述のドイツ特許第4 115731号の説明を参照する; 異なるTg値を有するポリマー成分(1)および(2)から成る本発明のバイン ダー系 約5〜30重量%(固体)、好ましくは約10〜25重量%; 水 約40〜90重量%、好ましくは少なくとも約50重量%、特に約50〜8 0重量%; 1種またはそれ以上の有機溶媒 0〜約25重量%、並びに 他の添加物(例えば乳化剤、可溶化剤など) 0〜10重量%。残りについては 、 ドイツ特許第4115731号に示された紙印刷用の従来の水性インクにおける 添加物も参照される。例えば市販のポリエチレンワックス、脱泡剤、フィルム形 成剤、無機フィラー、分散剤、界面活性剤、中和剤などが挙げられる。 以下の実施例では、脱インク結果を、脱インク係数(DEF-%)で表す。こ の係数は、印刷された紙材(PM)、脱インクされた紙材(DM)および印刷さ れていない(UM)紙材の反射係数[R457nm(白色度)]から、以下の式: に従って計算される(0%は、印刷インクが除去されていないことを意味し、ま た100%は、印刷インクの定量的な除去を意味する。)。 脱インク性を評価する試験は、「PTS法010/87」 [パピールテクニ ッ 987年](詳細は、ヴェー・フェルシュターら著の前記文献、ヴォヘンブラッ ト・フュール・パピールファブリカチオン8、1992年の「べシュタントザウ フナーメ・デル・デインクバルカイト・フォン・ベットルックテム・アルトパピ ール」およびその中の引用文献2(285ページ)参照)に従って行った。 以下の説明は、以下の実施例でのガラス転移温度の決定に関する。ポリマーの ガラス転移温度は、ダイナミック法における示差熱測定によるピー・エル・サー マル・サイエンシズ(PL Thermal Sciences)社のDSC測定装置PLDSC12 000型を用い、昇温速度20℃/分で決定した(同社のインターフェイスCC 13、F1343型により制御し、プラスVソフトウェアー(Plus V Software) ・ヴァージョン5.20を用いてパーソナルコンピューターにおいて評価した。 )。 従った方法は、DIN51006の「ターミッシェ・アナリセ(Thermische An a1yse)」法およびDIN53765の「ターミッシェ・アナリセ・フォン・ポリ メレン(Thermische Ana1yse von Po1ymeren)」法であり、それらには、装置の条 件並びに試料、不活性ガスおよび機器調整の詳細が記載されている。 ガラス転移は、常に、多少広い温度範囲(例えば−20〜−30℃の間)に亙 って生じる。いわゆる中間点の温度を、ガラス転移温度Tgとして表す。昇温電 力 量の温度依存性を表すグラフにおいて、ガラス転移前後のベースラインを延長す る。そして、上・下のベースラインの延長線から等距離にある縦座標値における 曲線上のその点の横座標の値が、ガラス転移温度Tgである。 ガラス転移温度の確実に決定するためには、通常、数回の測定と計算が必要と される。 以下の実施例で評価して定めた再分散性樹脂の場合、一般に、低い方のTg値 (Tg(1))と高いTg値(Tg(2))を決定する。特別な事例は、Tg( 2)に関する、本発明の出願人のうちの一社の商品、G-クリル(Cryl)2000である 。ここでは、Tg(1)としての低い方の値に加えて、Tg(2)として0℃を 超える2つの温度を決定する。比較として使用したアニオン再分散性樹脂、ジョ ンクリル(Joncry1)90[ジョンソン(Johnson)]の場合には、Tg(1)の値が 決定できなかった。 実施例 水性印刷インクの調製を、先行技術に従い、バインダーを配合して水で希釈す るかまたは直接法における塗料により、高濃度の顔料濃厚物を介して仕上げた印 刷インクを調製することによって行う。 着色成分として、プリンテックス(Printex)140U、プリンテックス25、350、55 0[デグッサ(Degussa)]のようなカーボンブラックと有機または無機の着色顔料 の両者を用いてよい。 印刷インクの調製のための分散は、ミキサー、シリンダーミルまたはビーズミ ルを用いて通常の方法で行う。例えば、顔料圧縮ケークを用いるときのような特 定の環境下では、それを省略することができる。 添加物としては、アニオンまたは非イオン界面活性剤[例えばアルコパル(Ark opal)N9O)ヘキスト(Hoechst)]、湿潤剤および消泡剤[スルフィノール(Surfyno l)104、エアー・プロダクツ(Air Products)]、脱泡剤[Byk80、ビクヘミー(Byk chemie)、テゴ・フォーメックス(Tego Foamex)81/1488/1435、テゴ(Tego)]、 び炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウムまたは二酸化チタンのようなフィラーを用 いてよい。実施例1〜3(本発明) 以下に、先ず、それぞれの印刷インクの配合のみを与える(それぞれの数値を 加えると100重量部となる。)。実施例1 G-クリル2000 53.8アニオン分散液[ヘンケル(Henkel)] プリンテックス550 16.0 スルフィノール104 0.5 テゴ・フォーメックス1488 0.5 水 29.2 100.0実施例2 ジョンクリル80 53.0アニオン分散液(ジョンソン) プリンテックス140U 16.0 スルフィノール104 0.5 テゴ・フォーメックス1488 0.5 水 30.0 100.0実施例3 G-クリル1200 53.0アニオン分散液(ヘンケル) プリンテックス140U 16.0 スルフィノール104 0.5 テゴ・フォーメックス1488 0.5 水 30.0 100.0比較実施例4および5 実施例4 ジョンクリル90 57.5アニオン性アクリレート分散液 (ジョンソン) プリンテックス350 16.0 テゴ・フォーメックス81 0.2 スルフィノール104 1.0(エアー・プロダクツ) 水 25.3 100.0実施例5 印刷インクの調製のために、以下の配合に従って、先ず、ワニスを調製する: 水 57.4 ジョンクリル679 35.0アニオン分散液(ジョンソン) NH3(35%水溶液) 7.5 テゴ・フォーメックス81 0.1 100.0 このワニスを用いて、以下の配合に従って印刷インクを調製する: ワニス 35.1 プリンテックス140U 16.0 水 48.8 テゴ・フォーメックス1488 0.1 100.0 本発明の実施例1〜3並びに比較実施例4および5の印刷インクを用いて、印 刷基材として新聞を印刷する。脱インクにおいて得られた結果、DEF(%)お よびDM(%)を以下の表にまとめ、各バインダー種について決定されたTg( 1)およびTg(2)の値を示す。表1は、本発明の実施例1〜3が高い脱イン ク係数(DEF-%)を得ることを示している。本発明の定義に該当しない比較 実施例4および5の種類のバインダー特性は、かなり乏しい脱インク結果を得る 。 更なる研究において、上記の印刷インクを以下のポリマーバインダーを用いて 調製した:ジョンクリル8051(ジョンソン)、ルシデン(Lucidene)141、ルシデ ン605およびルシデン610[アニオン再分散性樹脂、モートン(Morton)]。 以下の表2に、ポリマー種、脱インク係数並びにTg(1)およびTg(2) の値をまとめる。 別の一連の実験では、水性塩基性の溶解性または分散性成分(2)を、低い方 のTg(2)値を有する対応する固体樹脂成分で置換するが、水性塩基性の非溶 解性樹脂成分(1)を保持することで、実施例1で使用したアニオン再分散性樹 脂、G-クリル2000(ヘンケル)を変性する。 樹脂成分(2)として本発明において用いる固体樹脂は、以下のTg(2)を 有するスチレン/α-メチルスチレン/アクリル酸/2-エチルヘキシルアクリレ ート系コポリマーである:「固体樹脂A」、Tg(2)=65℃;「固体樹脂B 」、Tg(2)=40℃。以下の表3に、ポリマー種、脱インク係数並びにTg (1)およびTg(2)の値をまとめる。 後者2つの事例における脱インクされた材料の目視評価では、漂白剤の添加し たにもかかわらず、一般に、容易に脱インクされる場合の色であるわずかな黄色 味が生じることに注意することが重要である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベック、ミヒャエル ドイツ連邦共和国デー‐40591デュッセル ドルフ、ケルナー・ラントシュトラアセ 115番 (72)発明者 フィッシャー、ヘルベルト ドイツ連邦共和国デー‐40229デュッセル ドルフ、ノイシュテッターヴェーク 29番 (72)発明者 リッター、ヴォルフガング ドイツ連邦共和国デー‐42781ハーン、ア ム・バンデンフェルト 74番 (72)発明者 シーフェルシュタイン、ルトヴィッヒ ドイツ連邦共和国デー‐40882ラティンゲ ン、アム・ハンク 15番 (72)発明者 グリープシュ、ウド ドイツ連邦共和国デー‐65529ヴァルデム ス‐ベルムバッハ、ヘッセンシュトラアセ 5番 (72)発明者 タイ、クワン‐ミン ドイツ連邦共和国デー‐60326フランクフ ルト、マインツァー・ラントシュトラアセ 258番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.微分散された顔料と合成ポリマー化合物系バインダー並びに、所望により 、通常の添加物を含有する、紙印刷、特にフレキソ印刷および/または凹板印刷 用の水性印刷インクであって、 (1)微分散された水性塩基性の非溶解性エマルション(コ)ポリマー(成分1 )、並びにそれと密に混合する (2)(1)よりも分子量の低い水性塩基性の溶解性および/または分散性(コ )ポリマー化合物(成分2) の選ばれたポリマー混合物が、前記のインクで印刷された故紙を伴う浮遊選別法 でも、脱インク性を改良するためのバインダーとして存在し、上記ポリマー成分 が、以下のようなガラス転移温度(Tg)を特徴とする印刷インク:Tg(1) は、0℃と等しいかまたはそれ以下であり、Tg(2)は、0℃と等しいかまた はそれより高い。 2.成分(1)のTgが、−10℃と等しいかまたはそれ以下、好ましくは− 20℃と等しいかまたはそれ以下、特に−25〜−30℃の範囲またはそれ以下 である請求項1に記載の印刷インク。 3.成分(2)のTgが、室温と等しいかまたはそれ以下、好ましくは少なく とも35℃、特に40℃またはそれ以上の範囲である請求項1または2に記載の 印刷インク。 4.ポリマーバインダー組成が、成分(1)と成分(2)との混合比9:1〜 1:2、好ましくは約4:1〜1:1.5で成分(1)および(2)を含有し、 3:1〜1:1の混合比が特に好ましい請求項1ないし3のいずれかに記載の印 刷インク。 5.成分(2)の平均分子量(数平均Mn)が500〜20,000の範囲、好 ましくは1,000〜6,000の範囲である請求項1ないし4のいずれかに記載 の印刷インク。 6.ポリマーバインダー組成が、場合により、更なる割合の成分(2)を加え た非水溶性ポリマー(1)を与えるために、エマルション安定化成分(2)を添 加して行うエマルション(共)重合の反応生成物である請求項1ないし5のいず れかに記載の印刷インク。 7.エマルション(コ)ポリマー(1)の平均分子量(数平均Mn)が約104 〜106の範囲、特に5×104〜5×105の範囲である請求項1ないし6のい ずれかに記載の印刷インク。 8.ポリマーバインダー組成と顔料、特にカーボンブラックの含有量が、調整 された印刷水性インク基準で、それぞれ約5〜25重量%であり、残りが水と少 量の通常の添加物から成る請求項1ないし7のいずれかに記載の印刷インク。 9.水性塩基性の非溶解性エマルション(コ)ポリマー(1)が、構成モノマ ーとして、少なくとも部分的に、好ましくは少なくとも主に、3〜15個の炭素 原子、好ましくは4〜10個の炭素原子を含有する直鎖および/または分枝鎖の アルコールを有するオレフィン系不飽和低級カルボン酸のエステルから成る請求 項1ないし8のいずれかに記載の印刷インク。 10.成分(2)が、好ましくは低級オレフィン系不飽和カルボン酸に加えて 、構成モノマーとしてスチレン、スチレン誘導体および/または低級オレフィン 系不飽和酸の低級エステルから成る請求項1ないし9のいずれかに記載の印刷イ ンク。 11.浮遊選別法でも容易に脱インクできる印刷された故紙を与えるであろう 微分散された顔料(特にカーボンブラック)を含有する水性印刷インク用のバイ ンダーとしての、 (1)微分散された水性塩基性の非溶解性エマルション(コ)ポリマー(成分1 )、並びにそれと密に混合する (2)(1)よりも分子量の低い水性塩基性の溶解性および/または分散性(コ )ポリマー化合物(成分2) の選ばれたポリマーの使用であって、以下の成分(1)および(2)のガラス転 移温度(Tg)を示すポリマーの使用:Tg(1)は、0℃と等しいかまたはそ れ以下であり、Tg(2)は、0℃と等しいかまたはそれより高く、好ましくは 少なくとも室温である。 12.分散性成分(1)を水溶性成分(2)の少なくとも一部の存在下で調製 した水性アニオン性アクリル樹脂類のバインダーを使用する請求項11に記載の 使用。 13.(コ)ポリマー成分(1)のTgが−10℃またはそれ以下、好ましく は−25℃またはそれ以下であるバインダー組成を使用する請求項11または1 2に記載の使用。 14.成分(2)のTgが35℃以上、例えば40〜150℃の範囲であるバ インダー組成を使用する請求項11ないし13のいずれかに記載の使用。
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